JPS5812931B2 - 口金フイルタ−の洗浄方法 - Google Patents

口金フイルタ−の洗浄方法

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JPS5812931B2
JPS5812931B2 JP5465280A JP5465280A JPS5812931B2 JP S5812931 B2 JPS5812931 B2 JP S5812931B2 JP 5465280 A JP5465280 A JP 5465280A JP 5465280 A JP5465280 A JP 5465280A JP S5812931 B2 JPS5812931 B2 JP S5812931B2
Authority
JP
Japan
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filter
cleaning
filters
nitric acid
salt
Prior art date
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Expired
Application number
JP5465280A
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English (en)
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JPS56154510A (en
Inventor
山田勉
中島千里
藤田幸伸
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Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Publication date
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Publication of JPS56154510A publication Critical patent/JPS56154510A/ja
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  • Spinning Methods And Devices For Manufacturing Artificial Fibers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は口金フィルターの洗浄方法に関するものである
紡糸口金パック内に装着される口金フィルターとしては
、従来一般に、金網−サンド(ろ砂)−金網という三層
よりなる積層フィルターが用いられてきた。
最近では、より炉過効率を上げ、ポリマの分散性をよく
するために、金属(とくにステンレススチール)繊維の
不織布よりなるフィルターが、従来の金網フィルターに
代わって使われ始めた。
この不織布フィルターは、金属繊維がランダムにかつ密
に圧縮積層されてなるものであり、その網目は従来の金
網フィルターのそれよりもはるかに細かい。
それゆえ、ろ過効率もよく、ポリマの分散性もよいので
あるが、反面、網目空間に捕捉されたポリマ異物を取除
きにくく、従来のソルト分解法や燃焼法などでは完全に
洗浄できないという欠点を有する。
しかも、不織布フィルターは従来の金網フィルターより
も高価であるので、コストパフォーマンスを上げるため
に、使い捨てることなく再使用しなげればならない。
本発明の目的は、このように異物の除去のむずかしい口
金フィルターを、確実かつ比較的容易に洗浄して再生使
用を可能にする方法を提供することにある。
この目的を達成するために、本発明は、紡糸口金パック
を一次ソルト分解して取出した口金フィルターを、二次
ソルト分解したのち超音波で洗浄し、ついで10〜30
%硝酸浴中に(好ましくは、口金フィルターを溶液面と
ほぼ垂直に、かつ互いに重ねることなく)浸漬後水洗し
て、ふたたび超音波洗浄したのち乾燥させることを特徴
とするものである。
以下、本発明を具体的に説明する。
まず、紡糸工程で使用された紡糸口金パックを一次ソル
ト分解して、それぞれ口金フィルターを取出す。
この段階では、各口金フィルターの網目空間にはもちろ
ん、外表面にもポリマーの炭化したものや異物が付着し
ている。
この口金フィルターを複数枚いっしょに、加熱されたソ
ルト浴中に、液面とほぼ垂直に、かつ互いに重ねること
なく浸漬して、炭化物などを分解させる。
ノルト浴の温度は400〜440℃、また浸漬時間は2
時間程度が好ましい。
ソルトとしては通常どおり、硝酸ナトリウム、亜硝酸ナ
トリウム、硝酸カリウムの混合液をつかうことができる
次に、ソルト浴から引上げた口金フィルターを水槽内に
入れ、口金フィルターの面と直交するような方向から超
音波を当てて、分解された炭化物などを揺り落とすよう
にする。
超音波を当てる時間は5〜15秒でよい。
ついで、この口金フィルターを10〜30%硝酸浴中に
、溶液面とほぼ垂直に、かつ互いに重ねることなく浸漬
して、まだ網目空間にこびりついている炭化物や異物を
溶解させる。
浸漬時間は2時間程度が好ましい。
温度は常温でよい。水洗した後、ふたたび先と同様にし
て超音波洗浄をし、溶解し残った炭化物やポリマ中の添
加物(酸化チタン等)などの滓を揺り落とす。
最後に水槽から引上げ、乾燥させれば口金フィルターの
洗浄は完了する。
本発明の洗浄方法において最も重要なのは、次の三点で
ある。
(1)従来法のように、ソルト分解単独、超音波洗浄単
独あるいは硝酸溶解単独に頼ることなく、これらの方法
を有効に組合わせ、かつそのうち最も効率のよい順序を
見出し、規定し得たこと。
(二次ソルト分解−超音波洗浄−硝酸浴浸漬−水洗−超
音波洗浄) (2)上記(1)項とも関連するが、溶液洗浄の後には
必ず超音波洗浄を組合わせて、溶液洗浄の効果をより高
めるようにしたこと。
(二次ソルト分解−超音波洗浄、硝酸浴浸漬−超音波洗
浄)(3)溶液洗浄それ自身の効果を最大限にあげるた
めに、好ましくは口金フィルターを溶液面とほぼ垂直に
、かつ互いに重ねることなく浸漬するようにしたこと。
この第(3)項について、詳しく説明する。
従来は、ソルト浴や硝酸浴に、口金フィルターを液面に
平行にかつ互いに重ね合わせて浸漬するのが一般的であ
った。
それでも金網フィルターなら、ほぼ所期の洗浄効果があ
った。
しかし、従来の金網フィルターよりもはるかに網目の密
な不織布フィルターにおいては、このように液面に平行
に、かつ互いに重ね合わせて浸漬したのでは、洗浄効果
があがらないことがわかった。
これは、不織布フィルターの網目が密なため、液面と平
行にかつ互いに重ね合わせて浸漬したのでは、処理液が
不織布フィルターの内部空間にまで十分浸透できないこ
とに原因があると考えられる。
そこで、本発明者らは、処理後を十分浸透させるにはど
うしたら最も有効かを考え、「液面とほぼ垂直に、かつ
互いに重ねることなく」浸漬すればよいことを見出した
のである。
本発明の洗浄方法は、網目の密な不織布フィルターに対
して最も有効適切であるが、もちろん、従来の金網フィ
ルターや、ステンレススチール微粒子の焼結フィルター
などにも十分適用できる。
以下、実施例により本発明の効果を説明する。
〔実施例〕
ステンレススチール繊維よりなる不織布フィルター(P
過孔径10μ)を、従来の金網フィルターに代えて紡糸
口金パックに装着し、ナイロン6ポリマを溶融紡糸した
このとき、洗浄効果の相違をみるために、欠の不織布フ
ィルターを用いた。
A本発明方法により洗浄された再生フィルター、B対照
用としての新品フィルター、C対照用としての再生フィ
ルター(本発明方法とプロセスは同一であるが、液面と
平行にかつ互いに重ね合わせて浴中に浸漬したもの)、
D対照用としての再生フィルター(100℃に加熱した
30%硝酸浴中に垂直に10分間浸漬後、水洗して超音
波洗浄したもの)、およびE対照用としての再生フィル
ター(二次ソルト分解後、ただちに30%硝酸浴中に垂
直に2時間浸漬し、水洗後超音波洗浄したもの)。
上記各フィルターの空気流動抵抗(注)、および紡糸機
に取付けたときのポリマろ過圧力・圧力上昇度を次表に
示す。
上の表から明らかなように、本発明の洗浄方法によって
再生されたフィルターAは、新品フィルターBに比べて
空気流動抵抗も、ポリマろ過圧力・圧力上昇度も遜色な
く、十分使用できる。
これに対し、液面に平行においた再生フィルターC、二
次ソルト分解を省略した再生フィルターD1 および超
音波洗浄を一回省略した再生フィルターEでは、いずれ
も空気流動抵抗が高く、再生使用は不可能であった。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 紡糸口金パックを一次ソルト分解して取出した口金
    フィルターを、二次ソルト分解したのち超音波で洗浄し
    、ついで10〜30係硝酸浴中に浸漬後水洗して、ふた
    たび超音波洗浄したのち乾燥させることを特徴とする口
    金フィルターの洗浄方法。 2 特許請求の範囲第1項記載の口金フィルターの洗浄
    方法において、二次ソルト浴中および10〜30%硝酸
    浴中に口金フィルターを、溶液面とほぼ垂直に、かつ互
    いに重ねることなく浸漬することを特徴とする口金フイ
    ルターの洗浄方法。
JP5465280A 1980-04-24 1980-04-24 口金フイルタ−の洗浄方法 Expired JPS5812931B2 (ja)

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JPS56154510A JPS56154510A (en) 1981-11-30
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JPS591712A (ja) * 1982-06-23 1984-01-07 Toray Ind Inc ポリエステル繊維の溶融紡糸方法
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