JPS58126846A - プロピオン酸アミノアルキルエステル誘導体、その製法およびそれを有効成分とする消炎、鎮痛剤 - Google Patents

プロピオン酸アミノアルキルエステル誘導体、その製法およびそれを有効成分とする消炎、鎮痛剤

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JPS58126846A
JPS58126846A JP928482A JP928482A JPS58126846A JP S58126846 A JPS58126846 A JP S58126846A JP 928482 A JP928482 A JP 928482A JP 928482 A JP928482 A JP 928482A JP S58126846 A JPS58126846 A JP S58126846A
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舛本 省三
Katsuhiro Uchida
勝啓 内田
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永原 美知子
Toshikazu Awaji
淡路 敏和
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 エステルllI導体、その製法およびそれを有効成分と
する消炎、鎮痛剤に関する。さらに詳しくは、一般式(
■): (式中、RエおよびR,はそれぞれ低級アルキル基を意
味し、塁は2または3の整数である)で示されるプロピ
オン酸アミノアルキルエステル誘導体またはその酸付加
塩、その製法およびそれを有効成分とする消炎、鎮痛剤
に関する。
前記一般式(I)で示される化合物の類縁化合物である
2−(2−フルオロ−4−ビフェニリル)プロピオン酸
(一般名:フルビプpフェン)は優れた鎮痛、消炎、解
熱作用を有する医薬品としてすでに市販されている。
本発明者らはかかるすぐれた薬理活性を有すル2−(2
− フルオロー4−ビフェニリル)プロピオン酸にM,
 N−ジアルキルアミノアルキル基を導入することによ
りより一層すぐれた医薬品となりうろことを見出し、本
発明に到達した。
本発明の一般式(1)で示される化合物およびその酸付
加塩は前記フルビプロ7エンにくらべて、消炎、鎮颯解
熱作用が増強されているのみならず、新たな薬理作用と
して鎮痙、抗不整脈作用を示し、一方胃腸障害の軽減、
毒性の低下など副作用の軽減を示す。また本発明の化合
物は吸収がすみやかであるので速効性にもすぐれる。
さらに本発明の化合物の有用な点は、経皮吸収にすぐれ
ているため外用剤として局所に投与するのに有利であり
、そのばあい主薬効の消炎、鎮痛作用が数倍にもあがる
。さらに本発明の化合物はケミカルメディエータ−直接
阻害作用、鎮痒作用、局所麻酔作用をも示す。
このように本発明の化合物は顕著な消炎、鎮痛、解熱作
用を有し、ざらに鎮痒作用、ナミ力ルメデイエーター直
接阻害作用、鎮痒作用、局所麻酔作用などを有するとと
もに安全性が高く1一般の消炎、鎮痛剤として、とりわ
け外用消炎、鎮痛剤として有用である。
前記一般式(I)においてR工、R2で示される低級ア
ルキル基としては、たとえばメチル、エチル、n−プロ
ピル、イソプロピル、n−ブチル、−eO−ブチル、イ
ソブチル、t−ブチ゛ル、アミル、ヘキシルなど炭素数
1〜6個の直鎖または分妓のアルキル基などがあげられ
る。とくに炭素数1〜3個のアルキル基が好ましい。
一般式(1)で示される化合物の酸付加塩としては、た
とえば塩酸、臭化水素酸、硫酸、硝酸などの無機酸また
はギー、酢酸、プロピオン酸、乳酸、シュウ酸、リンゴ
酸、コハク酸、マレイン酸、′タンニン酸などの有機酸
の塩があげられる。
本発明の化合物は、一般式(H): 〔式中、2は一000M (Mは水素原子またはアルカ
リ金属である) 、−aox(xはハロゲン原子である
)または−00OR(Rは低級アルキル基である)を意
味する〕で示されるブリピオン酸誘導体(II)と一般
式Ql): Y(OH2)nNRIR201)       ’(式
中、R工、R2および鳳は前記と同じであり、Yは水酸
基、ハロゲン原子または有機スルホニル基を意味する)
で示されるジアルキルアミノアルキル誘導体(2)また
はその酸付加塩とを反応させることによって製造される
前記一般式(1)におい−て、Mで表わされるアルカリ
金属としてはすFリウム、カリウムなどが、Xで表わさ
れるハロゲン原子としては塩素、臭素、ヨウ素などが、
Rで表わされる低級アルキル基としてはメチル、エチル
、プロピルなどがあげられる。前記一般式偉)において
、Yで表わされるハロゲン原子としては塩素、臭素、ヨ
ウ素などが、有機スルトニル基としては1)−)ルイル
基、メタンスルWニル基などがあげられる。
前記製法をさらに具体的に説明する。
製法1 一般式(Ha) : (式中、Mは前記と同じである)で示されるプロピオン
酸誘導体(Ia)と前記ジアルキルアミノアルキル誘導
体儂〕とを極性壱機溶媒(たとえば・ヘキサメチルホス
ホル7處ド、ジメチルホルムアミド、グライム類など)
または非極性有機溶媒(エーテル、ベンゼン、りVロホ
ルムなど)もしくはそれらの混合溶媒中で脱水または脱
塩縮合させる。
製法2 一般式(lb) : (式中、Xは前記と同じである)で示されるプロピオン
#誘導体(Hb)と一般式(Ia) :HO(OH2)
nNRIR2(IIL)(式中、aよ、R2およびnは
前記と同じである)で示されるジアルキルアミノアルキ
ル誘導体(11)とを有機溶媒中で直接またはモノアル
キルアミン、ジアルキルアミン、ピリジンなどの脱酸剤
の存在下で縮合させる。
−法3 一般式(No): (式中、翼は前記と同じである)で示されるプロピオン
酸誘導体(璽c)と過剰の前記ジアルキルアミノアルキ
ル誘導体(la)とをエステル交換反応させる。
製法4 式(Ia) : で示されるプロピオン酸誘導体(It )  と前記ジ
アルキルアミノエステル誘導体(16)とを水と共沸す
る有機溶媒(たとえばベンゼン、トルエンなど)中で加
熱して脱水縮合させるか、または有機溶媒中において脱
水剤(たとえばジシクロへキシルカルボジイミド、l1
itOOG −N = N −000]Dt、トリフェ
ニルホスフィン、ジアルキルア之ノビリジンなど)の存
在下で脱水縮合させる。
製法5 前記プロピオン酸誘導体(1b)と前記ジアルキルアミ
ノアルキル誘導体(l&)の酸付加塩(たとえば塩−塩
、硫醗塩なと)とを後者を溶解する極性溶媒(たとえば
水、メタノール、エタノールなど)中または両者をそれ
ぞれ溶解する二相系溶媒中で激しく攪拌、加熱して縮合
させる。
前記のごとき製法は本発明の化合物の製法のほんの数例
にすぎず、その他の各種方法が採用されうるちのであり
、その1例を示せばつぎのちのがある。
製法6 一般弐I/): (式中、nは前記と同じであり、Jはへロゲン原子また
は有機スルホニル基を意味する)で示されるプロピオン
酸エステル誘導体(転)と一般式M:II)FIRo−
(ト) (式中、R工およびR8は前記と同じである)で示され
るジアルキルア主ン閲とを無水有機溶媒中において室温
下または加熱下に攪拌して縮合させる。
前記一般式(1)で示される化合物の酸付加塩は常法に
より製造することができ、たとえば前記一般式(I)で
示される化合物に、要すれば適宜の有機溶媒中で前述の
ごとき酸を作用させれば容易にえられる。
本発明の一般式(1)で示される化合物およびその酸付
加塩は消炎、鎮痛−として有用である。
本発明の化合物を消炎、鎮痛剤として用いるばあい、経
口、非経口のいずれの投与形態でも投与することができ
る。たとえば経口投与の形態としては錠剤、シロップζ
顆粒剤、散剤などがあげられ、非経口投与の形態として
は坐剤などがあげられる。また本発明の化合物のうち酸
付加塩は水に易溶であるので注射薬、点眼薬と゛しての
使用も有利な投与形態である。さらに、本発明の化合物
は外用剤としての投与形態で用いるのに最適であり、そ
のばあい抗炎症、鎮痛作用が著しく増強されるとともに
鎮痒作用、局所麻酔糊層をも発揮する。外用剤の形態と
してはパップ、軟膏、硬膏、坐剤などがあげられも前記
のごとき製剤は常法によって調製することができ、その
際使用する相体、賦形剤、溶解剤、分散剤などとしても
通常のものが使用でき、たとえば水、デンプン、乳糖、
結晶性セルロース、ステアリン酸マグネシウム、ヒトジ
キシプロピル七ルV−ス、マンニトール、カルボキシメ
チルセルロース、グリコール、エタノール、コーンオイ
ル、ビーナツツオイル、オリーブオイル、スタワラン、
とマシ油、カカオ脂、イソチルなどがあげられる。さら
に製剤の分野で通常用いられている安電剤、保存剤、乳
化剤、緩衝剤などの補薬または他の薬理学的に活性な物
質を適宜配合してもよい。
本発明の化合物は、経口剤、坐剤、注射剤などとして使
用するばあいは、慢性関節リウマチ、変形性関節症、腰
痛症、肩関節周囲炎、咽喉頭炎、急性中耳炎、症候性神
経痛、歯痛、歯根炎、歯すい炎、手術後の炎症および腫
IIm癌性痛、急性上気道炎、抜歯後の炎症および腫脹
、子宮付属器炎、痛風などの疾患における消炎、鎮痛、
解熱に有用であり、そのばあい成人投与量として50〜
300mp/日で効果が発揮される。
また外用剤の投与形態で用いるばあいは、変形性関節症
、肩関節周囲炎、鍵または腿鞘炎、V周囲炎、上腕骨上
顆炎、筋肉痛、外海性amまたは疼痛、腰痛、捻挫、打
撲、\肉ばなれ、つき指などの症状に有効である。その
ばあい成人投与量として坐剤、硬膏などについては30
〜300111g/日、クリームなどについては10〜
100Ta9/日で効果が発揮される。
つぎに実施例をあげて本発明を説明する。
実施例1 (2−(2−フルオロ−4−ビフェニリル)プロピオン
酸β−N、 N−ジエチルアミノエチルエステルおよび
その塩酸塩の製造〕 2−(2−フルオロ−4−ビフェニリル)プロピオン酸
ナトリウム2.6Fをトルエン−ヘキサメチルホスホル
アミド混合溶媒(6:1容量比) 55m1に溶解し、
これにβ−N、M−ジエチルアミノエチルクロライド1
.5.を加え、攪拌下に80〜90°0で5時間加熱反
応させた。えられた反応混合物を濾過し、炉液をエーテ
ル300鵬!で抽出し、エーテル層を飽和食塩水で1回
、水で5回洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後溶媒を
減圧留去して、淡黄色油状の目的物質3・65g(収率
98%)をえた。bp 178〜180°O10,6m
laHgこの油状物をエーテルに溶解し、これに塩化水
素ガスを水冷下に吹込み、生じた白色沈殿物覚 3.2.をえた。
前記目的物質の7り一体および塩酸塩の特性値をつぎに
示す。
フリ一体 UV :  i247nm(t −5,5X10’)、
λ275nmCt −1,5X10’)工R(サンドウ
ィッチ法):1730cm−1(w C=o )元素分
析値: 02□%a Op、MT!とシテ計算値(支)
) : 073.45  H7,65分析41jl($
): 075.25  H7,9ONMR(0/4) 
: δ: 0.95 (t、 6)! )、1.5(a、3
H)、2.45 (t、 2H)、2.50 (q、 
4)1 )、5.65 (q、 IH)、4.10(t
、2H)、7.0〜7.5 (w、 8H) 鳴#に導 Uv:フリ一体と同じ IR(D3r法)  :  1750cm−1(0=0
 )、2500〜2500 (HOIlaalt)NM
R(D20) : δ: 1.48(t、 6H)、1.8(d、3H)、
3.3 (q、 4H)、5.7 (d、 d、 2H
)、4.3’((1% IH)、4.75 (t 、 
2H)、7.2〜7.7 (wS8H) MS : 14/’e :′545 (M” −HO7)、52B
 (M” −HOI −0H3)、271 (M + 
HOI −N (tt)P、)、199 (M −HO
I −0000H20H2N(It)2)実施例2 C2−(2−フルオty−4−ビフェニリル)プロピオ
ン酸β−N、N−ジメチルアミノエチルエステルおよび
その塩酸塩の製造〕 ジクロロメタン50m/に2−(2−フルオロ−4−ビ
フェニリル)プロピオン酸クロライド5.25.を加え
、5〜10°0に冷却したのちβ−N、N−ジメチルア
ミノエタノール2.2.を加え、2時間加熱還流した。
反応終了後冷却し、有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水
溶液、飽和食塩水で洗浄し、ついで溶媒を減圧留去して
、淡黄色油状の目的物質6.2.C収率98≦)をえた
。bp 152 ’a10.4HaHgこの油状物をク
ロロホルム3o膳lに溶解し、水冷下に塩化水素ガスを
吹込み、これにエーテル20mzを加え、生じた白色沈
殿物を枦取し、エタノール−エーテル混合溶媒から再結
晶して、目重物質の塩酸塩5.8.(収率82%)をえ
た。
ap131〜133°CJ 前記目的物質のフリ一体および塩酸塩の特性値をつぎに
示す。
フリ一体 υV:λ247mMm(ε−5,5X10’)、λ27
5nm(ε= 1.5 X 10’)工R1(サンドウ
ィッチ法) : 1730om−1(0=O)元素分析
値二〇□9 H2202NIFとして計算値(イ): 
072.35  H7,05分Irm(%) : 07
2.42  H7,51墳酸塩 UV : 7り一体と同じ 工R(lGr法) : 1730cm−1(シー0 )
 、2300〜25QQcm−”(HO/ sa/l)
NMR(D、Q) : 61.8(d、3H)、3.2(亀6H)、5−7 (
As &z 2H)、4.6(qs IH)、4.8 
((L、 11.粗)、7.2〜7.7(w、8H) MS : M/e : 515 (M” −HOz )、199 
(M” −Hot −0000&、OH,2−N(m)
2) 実施例3 (2−(2−yルオリ−4−ビフェニリル)プロピオン
酸β−11、I−シイツブルビルアミノエチルエステル
およびその塩酸塩の製造〕 出発物質として2−(2−フルオロ−4−ビフェニリル
)プロピオン酸り田ライド5.25.とβ−N、 N−
ジイソプロピルアtノエタノール3.6fとを使用した
ほかは実施例2と同様にして淡黄油状の目的物質6.9
. (収率93%)をえたo bp 172°O10,
4111LH。
この油状物を実施例2と同様に塩化水素ガスで処理し、
再結晶して塩酸塩6.6g (収率間、5%)をえた。
mp126〜128°0 前記目的物質の7り一体および塩酸塩の特性値をつぎに
示す。
フリ一体 υV:λ247閣跪(ε−5,5X10’)、λ27−
(ε司、3X10’)工m1(サンドウィッチ法) !
 1730cm−1(v a −o )元素分析値”2
3H3゜08M1として計算値帳):074.56  
H8,14分析値(6): 074.81  H8,4
01i*塩 Uv:フリ一体と同じ 工R(KBr法) ’ 1730om−” (M O=
 O) 、2300〜2500 am−1([0/ a
a7t) MMR(D20) : δ: 1.6(11,12H)、1−8 (d、 3H
)、3.68 (d、(1,2H)、4.1 (W、 
2H)、4−5 (qN IH)、4.8 (d、 d
、 2H)、7.2〜7.7 (w、 81() MS : Ve : 371 (’M” −110/ )、556
(M”−Hol−oH3)。
199 (M ” −HO7−0000H20Hp、N
 (iao P r ) 2)実施例4 (2−(2−フルオロ−4−ビフェニリル)プロピオン
!!r−H,N−ジメチルアミノプロピルエステルおよ
びその塩II塩の製造〕 2−(2−フルオa−4−ビフェニリル)ブレビオン!
!2.4gとγ−M、M−ジメチルアミツブロバノール
1.2gをクロロホルム50m1に溶解し、水冷下攪拌
しながらジシクロへキシルカルボジイミド2gを少量づ
つ加え、そののち30分間攪拌した。反応終了後溶媒を
減圧留去し、えられた残渣に酢酸エチル10a4を加え
、生じた白色沈殿物を炉別した。炉液を0.1M塩酸水
5mtで抽出し、さらに水5xalで21g1抽出し、
抽出液を合し、炭酸水素ナトリウム水溶液でアルカリ性
としたのちエーテルで抽出した。エーテル層を飽和食塩
水、ついで水で洗浄し、無水硫拳ナトリウムで脱水乾燥
後溶媒を減圧留去して、淡黄色油状の目的物質2.5.
 (収率77%)をえた。hp 139 qolo −
5gmvmHyこの油状物を実施例1のばあいと同様に
処理して白色微細針状晶の塩酸塩をえた。mp146〜
148°0前記目的物質のフリ一体および塩酸塩の特性
値をつぎに示す。
フリ一体 UV : 1248m Max (t−5,5810’
、1275m(t =1.5X10’)IR(?ンドウ
ィツチ法) ! 1730am−’ (y o=o )
元素分析値;02゜Hu 02 ”として計算値(%)
s 072.85  H7,28分析値■I 072.
49  H7,02MMR(001,): δ: 1.44(d、l)、1.7(m、2H)、2.
05(1,61)、2.15 (T、四)、S−6(q
llH)、4.05 (t、四)、7.0〜7.5 (
m、 aH) M51  : 塩酸塩 工RにKBr法) ; 17300m  (ν0;0)
、2400〜2700 cm  (HO/ ga/l 
)実施例5 〔抗カラゲニン浮腫作用〕 本発明の化合物およびフルビプロ7エン(以下、FFと
いう)について抗カラゲニン浮豚作用を調べた。本発明
の化合物としてはつぎのちのを用いた(実施例5〜11
において同様)。
化合物41 : 2−(2−フルオロ−4−ビフェニリ
ル)プロピオン酸β−M、 N−ジエチルアミノエチル
エステル塩酸塩 化IA2 ; 2−(2−フルオロ−4−ビフェニリル
)プロピオン酸β−N、 N−ジメチルアミノエチルエ
ステル塩酸塩化合物A3 : 2−(2−フルオリ−4
−ビフェニリル)プロピオン酸β−M、H−シイツブp
ビルアミノエチルエステル塩酸壌 体重150〜160gのgtl−ウィスター系ラットを
3時間給食させ、被検薬を経口投与し、その1時間後に
1 w/’v%カラゲエン生理食塩液を0.1m/m後
左足踏皮下に注入した。結果を第1表に水弟1表から明
らかなように、本発明の化合物A1〜3はいずれもIP
よりカラゲニン浮輪抑制作用が強い。
実施例6 〔摘出平滑筋における鎮痙作用〕 モルモツ)、ラット、ウサギの回腸およびラットの子宮
を摘出し、常法にしたがってマグヌス法でそれぞれBI
LO/収縮(Bad/  濃度5 X 10−’9/2
         2 ml)、アセチルコリン収縮(アセチルコリン濃度10
  tp/ ml )および自動運動に対する化合物A
1〜5.1/Psプスコパン、パバベリン塩酸壌の抑制
作用を調べた。結果を第2表に示す。
第2表から明らかなごとく、本発明の化合物ム1〜3の
平滑筋のB aO/ g収縮、アセチルコリン収縮、自
動運動に対する抑制作用はFFよりすぐれ、プスコパン
およびパバベリンと同等であった。
実施例7・ 〔局所投与による紫外線紅斑抑制作用〕化合物A1〜3
(ただしフリ一体)およびIFFをそれぞれ用いて、ア
ルコール系基剤の軟膏を調製した。体重400〜450
.の雄性ハートレイ系モルモットの側腹部の毛を試験前
日に電気バリカンと電気カミソリで注意して除毛し、除
毛部位の直径4omの円内に前記軟膏を約60m、塗布
し、塗布後動物がなめないようにカバーを施し、1時間
後に軟膏をしめった脱脂綿でふきとり、人口太陽灯で紫
外線を照射し、被検薬の紫外線紙85表 注二軟膏中における被検薬濃度(重量%)第3表から明
らかなごとく、本発明の化合物A1〜3は局所投与によ
り紫外線紅斑に対してIPより強い抑制作用を示した。
また本発明の軟膏では皮膚刺激作−用がほとんど認めら
れなかった0 実施例8 〔抗ヒスタミンおよび抗七四トニン作用〕モルモット摘
出同腸およびラット摘出回腸を使用して、常法によって
マグヌス法でそれぞれヒスタミン2塩酸塩5x10  
(p/hpおよびセpト二ン・タレアチニン酸塩2X1
0  imlによる収縮に対する化合物A1〜2および
IPの抑制作用を調べた。結果を第4表に示す。
第   4   表 第4表から明らかなごとく、本発明の化合物A1〜2は
IPより125倍強い抗ヒスタミン作用および400〜
500倍強い抗セロトニン作用を示した。
実施例9 〔局所麻酔作用〕 体fK 350〜400すのハートレイ系雄性モルモツ
トのマツ毛を切り落し、1/4注射針のマンドリン線で
角膜に1g重の刺激を与え、正常に角膜反射をすること
を確か峠たのちに、被検薬を生理食塩液に溶解した溶液
を0.1117点眼した。点眼後一定の時間間隔で前記
と同様な刺激を加えて麻酔作用の有無を観察し、麻酔持
続時間を測走した。結果を第5表に示す。
第5表 第5表から明らかなごとく、l!′Pはまったく局所麻
酔作用を示さなかったが、本発明の化合物ム1〜3はプ
ロピオン酸塩と同等以上の局所麻酔作用を示し、とくに
化合物III&1〜2はプロピオン酸塩より10倍以上
強い作用を示した。
実施例10 〔胃腸障害〕 体重550〜360.の8/c −8,D、系雄性ラッ
トを1日絶食させ、被検薬を5wΔ%アラビアゴム水溶
液に溶解した溶液を1n//100F体重の割合で強制
的に経口投与した。投与6時間後に胃と腸の粘膜におけ
る障害をそれぞれ0,1.2.3.4.5点の6段階評
価で採点し、総和を障害係数とした。結果を第6表に示
す。
第   6   表 第6表から明らかなごとく、大発明の化合物屋1〜3は
いずれも障害係数がνPよりも小さく、胃腸障害が弱い
のが認められた。
実施例11 〔急性毒性〕 510eddy系雄性マウスを1群6〜10匹で使用し
、被検薬を経口投ザし、14日目の死亡数から経口投与
におけるLD、。値を求めた。結果を第7表に示す。
第   7   表 第7表から明らかなごとく、本発明の化合物A1〜3の
急性毒性はいずれもypの約1/1.7であった。
実施例12 2−(2−フルオロ−4−ビフェニリル)プロピオン酸
β−N、N−ジエチルアミノエチk x X f ル5
0mpをアエロジル200の3°0IIl、lと混合し
て粉末化し、これにアビセル101の455、無水リン
酸水素カルシウム″35m p 、No G 50 !
>の6りおよびステアリン酸カルシウム4町を混合した
のち、打錠して錠剤をえた。
実施例15 ポリエチレングリコール(1000)の1010l2と
ポリエチレングリコール(4000)の338町とを混
合し、約70〜80°0にて加温溶融させたのち2−(
2−フルオロ−4−ビフェニリル)プロピオン酸β−1
,M−ジメチルアミノエチルエステル塩酸塩50wrp
を加え溶解し、ついで1.5oo用コンテナーに注入し
、冷却固化させて半開をえた。
実施例14 2−(2−フルオロ−4−ビフェニリル)プロピオン酸
β−N、 トジエチルアミノエチルエステル塩酸塩50
町、ステアリン酸カルシウム51E1gSアビセル10
1の30鵬f1 リン酸水素カルシウム80町および乳
糖325鳳、を混合し、スラッグマシンによりコアを作
−したのち、粉砕、整粒し、ついでコーティング剤(T
o−51)を−用いて被覆したのち20〜40メツシユ
に整粒して顆粒剤をえた。
また前記においてコーティング剤で被覆したものを40
〜100メツシユのスクリーンを使用して整粒して細粒
剤をえた。
実施例15 2−(2−フルオロ−4−ビフェニリル)プロピオン酸
β−M、M−ジエチルアミノエチルエステル50rm 
pをポリエチレングリコール(400)の50mFに溶
解し、これをR,l’、シーラ社製カプセル(サイズ:
32pound A )に100町相当量充てんして経
口用軟カプセルをえた。
実施例16 2−(2−フルオロ−4−ビフェニリル)プロピオン酸
β−N、 M−ジエチル7之ノエチルエステル5Cbo
y1ポリエチレングリコール(400)の260すおよ
びR,P、シーラ社製カプセル(サイズ=856sup
pos1tory A )を用いたほかは実施例15と
同様に七て半開用軟カプセルをえた。
実施例17 下記処方のパップ剤を調製した。
成     分         使用量2−て2−フ
ルオロ−4−ビフェニリル)プロピオン酸β−H,M−
ジエチルアミノエチルエステル           
      20゜ホウ酸             
 50゜グリセリン             78o
ポリエチレングリコール(6万)        99
.5゜チモール           o、51八ツカ
油           0.Fstエチルアルコール
             反−l全   量    
          約i、 ooo。
らこれに予め6号篩で篩過したホウ酸粉末を少量づつ投
入し均質となるまで攪拌練合し、はぼ室温になるまで放
置冷却した。乳鉢中でチモールを粉砕し、これにエチル
アルコールおよびハツカ油を加えて溶解したものを前記
混合切に加えて全体が均質になるまで攪拌してパップ剤
をえた。このものは加温゛−後連やかにりンシ布に伸ば
し、患部に貼付することによって供される。
実施例18 2−(2−7st t a−4−ビフェニリル)プロピ
オン酸β−4トジイソプロピルアミノエチルエステルk
M#塩を水に溶解後凍結乾燥して粉末化し、これを5鵬
!容量の注射用アンプルに注入密封するか、バイアル瓶
に注入し封栓して注射剤をえた。このものは注射用ブド
ウ糖、生理食塩水または蒸溜水5鳳lを添加、溶解して
使用に供される。
実施例19 下記の処方のゲルクリームを調製した。
成       分         使用量2−(2
−フルオロ−4−ビフェニリル)プロピオン酸β−鳥ト
ジエチルアミノ エチルエステル                  
 10゜ミリスチンイソプロピル          
100gエタノール                
50゜ポリオキシエチレンモノステアレート   10
9カーボボール940            15 
ヤシ油脂肪酸ジェタノールアミド     30゜精製
水            適量 全   量               10口0.
2−(2−フルオロ−4−ビフェニリル)プロピオン酸
β−H,M−ジエチルアミノエチルエステルをミリスチ
ンイソプロピルに溶解し、これにエタノール、カーボボ
ール940(水500a/に膨潤させたもの)およびポ
リオキシエチレンモノステアレート(水100m/に溶
解したもの)を添加して均質になるまで充分攪拌したの
ちヤシ油脂肪酸ジェタノールアミド(水100!11/
と混和したもの)および残量の水を加えて全体が均質に
なるまで攪拌してゲルクリームをえた。
特許出願人 科研薬化工株式会社 手続補正帯(自発) 昭和57年4月27日 特許庁長官 島 1)春 樹    殿■事件の表示 昭和 57年特許願第 9284    号2発明の名
称 プロピオン酸アミノアルキルエステル誘導体、その製法
およびそれを有効成分とする消炎、tan剤3補正をす
る者 事件との関係  特許出願人 4代理人 〒540 5補正の対象 (リ 明細書の「発明の詳細な説明」の−6補正の内容 0) 明細書11′rL下から5行の「アミ/エステ制
を「アミノアルキルjと補正する。
(2)  rtiJ17頁9行(D Uat4 Jを「
aat4コと補正する。
(8ン 同18頁2行、19頁下から2行、21頁1o
行および25頁5行にそれぞれUV・Jとあるのをいず
れもr Iv/s Jと補正する。
以  上 中

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1一般式(I): (式中1Rおよび−は低級アルキル基を意味し、nは2
    tたは3の整数である)で示されるプ田ピオン酸アミノ
    アルキルエステル111m+体またはその酸付加塩。 2R工およびR2がそれぞれ炭素数1〜3個のフルキル
    基である特許請求の範囲第1項記載の化合物。 5 2−(2−フルオa−4−ビフェニリル)プロピオ
    ン酸β−M、M−f)エチルT<7エチルエステルまた
    はその酸付加塩である特許請求の範囲第2項記への化合
    物。 4 2−(2−フルわh4−ビフェニリル)プロピオン
    酸β−M、 N−ジメチルアtノエチルエスデルまたは
    その酸付加塩である特許請求の範囲第2項記載の化合物
    。 5一般式(I) : 〔式中、2は−00014(Mは水素原子またはアルカ
    リ金属である)、−ooxBはハpゲン原子である)ま
    たは−00OR(lは低級アルキル基である)を意味す
    る)で示されるプロピオン酸誘導体と一般式(2)富 Y(OH,)、MR工〜           (2)
    (式中、R工および−はそれぞれ低級アルキル基を意味
    し、nは2會たは3の整数であり、Yは水酸基、ハpゲ
    ン原子または有機スルホニル基を意味する)で示される
    ジアルキルアミノアルキル誘導体重たはその酸付加塩と
    を反応させることを特−黴とする一般式(I)・寞(式
    中、R□、R2および工は前記と同じである)で示され
    るプロピオン際アミノアルキルエステル誘導体またはそ
    の酸付加塩の製法。 6一般式〇)における2が一000Mであるプロピオン
    酸誘導体と一般式側)のジアルキルアミノアルキル誘導
    体とを反応させる特許請求の範囲第5項記載のIil法
    。 7一般式値)における2が−00にであるプロピオン酸
    誘導体と一般式側)におけるYが水酸基であるジアルキ
    ルアミノアルキル基導体またはその酸付加塩とを反応さ
    せる特許請求の範囲第5項記載の製法。 8一般式(1)における2が0OORであるプロピオン
    酸誘導体と一般式(2)におけるYが水酸基であるジア
    ルキルアミノアルキルS導体とを反応させる特許請求の
    範囲第5項記載の製法。 9一般式〇)における2が一〇00Hであるプロピオン
    ms導体と一般式(至)におけるYが水酸基であ為ジア
    ルキルアミノアルキル誘導体とを反応させる特許請求の
    範囲第5項記載の製法。 1〇  一般式(I): (式中、R工およびR2は低級アルキル基を意味し、鳳
    は2または3の整数である)で示されるプロピオン酸ア
    ミノアルキルエステル誘導体またはその酸相tIJ埴を
    有効成分として含有する消炎、鎮痛剤・ 11  有効成分が、一般式(1)における蔑□および
    l、。 がそれfれ炭素数1〜3個のアルキル基であるプルピオ
    ン酸ア鷹ノアルキルエステル誘導体またはその酸付加塩
    である特許請求の範囲第10項記載の消炎、鎮痛剤。 12  有効を分が2−(2−フルオロ−4−ビフェニ
    リル)プロピオン酸β−N、 17−ジメチルアミノエ
    チルエステルまたはその酸付加塩筒である特許請求の範
    囲第11項記載の消炎、鎮痛剤。 16  有効成分が2−(2−yルオロー4−ビフェニ
    リル)プロピオン酸β−N、 H−ジメチルアミノエチ
    ルエステルまたはその酸付加塩である特許請求の範囲第
    11項記載の消炎、鎮痛剤。 14  外用剤の投与形態である特許請求の範囲第10
    項、第11項、第1線または第13項記載の消炎、鎮痛
    剤。
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AU2006347391B2 (en) * 2006-08-15 2013-03-07 Techfields Biochem Co. Ltd Positively charged water-soluble prodrugs of aryl- and heteroarylpropionic acids with very fast skin penetration rate
CN101547898B (zh) * 2006-12-10 2014-09-24 于崇曦 β-内酰胺类抗生素的透皮给药系统
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JP5795343B2 (ja) * 2013-01-23 2015-10-14 チョンシー ユー β−ラクタム抗生物質の経皮送達システム
JP5940036B2 (ja) * 2013-10-08 2016-06-29 テックフィールズ バイオケム カンパニー リミテッド 非常に速い皮膚透過率を有するアリール−及びヘテロアリールプロピオン酸の正荷電水溶性プロドラッグ
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