JPS58123644A - 回転陽極x線管 - Google Patents
回転陽極x線管Info
- Publication number
- JPS58123644A JPS58123644A JP506982A JP506982A JPS58123644A JP S58123644 A JPS58123644 A JP S58123644A JP 506982 A JP506982 A JP 506982A JP 506982 A JP506982 A JP 506982A JP S58123644 A JPS58123644 A JP S58123644A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rotor
- temperature
- target plate
- fixed section
- bearing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J35/00—X-ray tubes
- H01J35/02—Details
- H01J35/04—Electrodes ; Mutual position thereof; Constructional adaptations therefor
- H01J35/08—Anodes; Anti cathodes
- H01J35/10—Rotary anodes; Arrangements for rotating anodes; Cooling rotary anodes
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はロータ温度上昇時にも、軸受円遊隙増大などに
よる回転音や振動の増大、軸受損傷などが生じ難いよう
にした回転陽極X線管に関する。
よる回転音や振動の増大、軸受損傷などが生じ難いよう
にした回転陽極X線管に関する。
回転陽極XM管では、XI!発生に際しターゲットで多
量の熱が発生する。この熱の大部分は放射によって外部
に放散されるが一部分は伝導によりロータ(ターゲット
を回転させる誘導電動機部)、軸受等を経て外部に伝わ
る。ターゲットとロータを連結する軸は極力細くしてロ
ータへの熱伝導量を抑制し、かつロータ外面を黒化して
ロータ自身からも放射によって熱が放散されるようにし
、軸受部の温度上昇を極力低くするように努めているが
、大容量管では発熱量が大きいので、軸受部分の温度は
、高い部分では約400〜50(1,低い部分でも10
0〜200Cになる。軸受自体の熱伝導性は低いから従
来、軸受の内外輪間に、X線発生時、大きい温度差が生
じていた。
量の熱が発生する。この熱の大部分は放射によって外部
に放散されるが一部分は伝導によりロータ(ターゲット
を回転させる誘導電動機部)、軸受等を経て外部に伝わ
る。ターゲットとロータを連結する軸は極力細くしてロ
ータへの熱伝導量を抑制し、かつロータ外面を黒化して
ロータ自身からも放射によって熱が放散されるようにし
、軸受部の温度上昇を極力低くするように努めているが
、大容量管では発熱量が大きいので、軸受部分の温度は
、高い部分では約400〜50(1,低い部分でも10
0〜200Cになる。軸受自体の熱伝導性は低いから従
来、軸受の内外輪間に、X線発生時、大きい温度差が生
じていた。
このため例えば特公昭33−8883号には、ロータと
固定部間の温度差が大きくなって、軸受各部材間に遊び
または弛みが生じたりして、振動音が大きくなり、同時
に損傷も進むのを防止するため、常時軸受各部材間に特
殊な盤状スプリングにより適当な圧力を加える発明が記
載されている。
固定部間の温度差が大きくなって、軸受各部材間に遊び
または弛みが生じたりして、振動音が大きくなり、同時
に損傷も進むのを防止するため、常時軸受各部材間に特
殊な盤状スプリングにより適当な圧力を加える発明が記
載されている。
しかし、かかる方法は高温でも弾性を失わないりングス
テン、モリブデン、タンタラム等よりなる高価な特殊合
金スプリングを用い、構造も複雑であり、必ずしも個々
の製品が全く均一ではない盤状スプリングを用いて最適
圧力となるように調整しなければならない等、実用上は
種々問題がある。
テン、モリブデン、タンタラム等よりなる高価な特殊合
金スプリングを用い、構造も複雑であり、必ずしも個々
の製品が全く均一ではない盤状スプリングを用いて最適
圧力となるように調整しなければならない等、実用上は
種々問題がある。
本発明の目的は、大きな負荷をかげた場合にも軸受に過
大な遊びや弛みが生ぜず、また低温でも隙間がなくなら
ず、軸受が長期間安定した良好な回転状態を持続できる
回転陽極X線管を提供することにある。
大な遊びや弛みが生ぜず、また低温でも隙間がなくなら
ず、軸受が長期間安定した良好な回転状態を持続できる
回転陽極X線管を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明においては、軸受内輪
に嵌合する軸状固定部に軸方向に延在す□る加熱手段を
設け、また同時にロータ温度検知手段を設け、これら両
手段を連動させ、ロータ温度の上昇程度に応じて、ロー
タ内面に対向する固定部温度を上昇させて、ロータと固
定部間に過大な温度差が生じないように前記加熱手段を
制御するようにした。これは軸受材料や、潤滑材には、
従来の回転陽極X線管の軸受の外輪が加熱されていた程
度の温度ならば、耐熱性にまだ比較的余裕があり、軸受
の損傷、短寿命は、主として内外輪間の極端に大きい温
度差に伴う遊び、弛み、振動、衝撃、又はその対策によ
る部材間相互の過大圧力、摩擦等に起因していたのであ
るから、固定部を専ら冷却して極力管内の熱を管外に放
散させるという従来の行き方を止め、ロータ温度と固定
部温度とを常に適当にバランスさせることとしたのであ
る。この様にすれば、ロータと共に軸受外輪が温度上昇
して膨張した時には固定部と共に内輪も温度上昇して大
きくなり、又、一対の軸受間距離も内外輪に対し同時に
ほぼ同様に変化するようにできるかも、結局ロータの温
度が変化しても従来の如く軸受各部材間の遊隙が極端に
変化するのを防止できるようになる。
に嵌合する軸状固定部に軸方向に延在す□る加熱手段を
設け、また同時にロータ温度検知手段を設け、これら両
手段を連動させ、ロータ温度の上昇程度に応じて、ロー
タ内面に対向する固定部温度を上昇させて、ロータと固
定部間に過大な温度差が生じないように前記加熱手段を
制御するようにした。これは軸受材料や、潤滑材には、
従来の回転陽極X線管の軸受の外輪が加熱されていた程
度の温度ならば、耐熱性にまだ比較的余裕があり、軸受
の損傷、短寿命は、主として内外輪間の極端に大きい温
度差に伴う遊び、弛み、振動、衝撃、又はその対策によ
る部材間相互の過大圧力、摩擦等に起因していたのであ
るから、固定部を専ら冷却して極力管内の熱を管外に放
散させるという従来の行き方を止め、ロータ温度と固定
部温度とを常に適当にバランスさせることとしたのであ
る。この様にすれば、ロータと共に軸受外輪が温度上昇
して膨張した時には固定部と共に内輪も温度上昇して大
きくなり、又、一対の軸受間距離も内外輪に対し同時に
ほぼ同様に変化するようにできるかも、結局ロータの温
度が変化しても従来の如く軸受各部材間の遊隙が極端に
変化するのを防止できるようになる。
第1図は本発明一実施例を示し、1はガラスパルプ、2
は陰極、3はターゲツト板、4はロータ、5.5′は軸
受、6は固定部、7はロータ温度検知器、8は温度制御
器J9はヒータである。陰陽極間に印加された高電圧に
より陰極2から放出された高速電子流はターゲツト板3
に衝突してX線を発生する。多量のX線を発生させる場
合の発熱はターゲツト板が赤熱する程になるが、この熱
は大部分熱放射によってガラスパルプを通って管外部に
放散される。しかし、その熱の一部はターゲツト板を支
持する細い軸を介してロータ4に伝わり、ロータ温度を
上昇させる。ロータ4の外表面も熱放射量を大きくする
ため黒化しである。ロータ4の内側には一対の軸受5,
5′が設置されており、固定部6に対しロータ4を回転
自在に支持する。
は陰極、3はターゲツト板、4はロータ、5.5′は軸
受、6は固定部、7はロータ温度検知器、8は温度制御
器J9はヒータである。陰陽極間に印加された高電圧に
より陰極2から放出された高速電子流はターゲツト板3
に衝突してX線を発生する。多量のX線を発生させる場
合の発熱はターゲツト板が赤熱する程になるが、この熱
は大部分熱放射によってガラスパルプを通って管外部に
放散される。しかし、その熱の一部はターゲツト板を支
持する細い軸を介してロータ4に伝わり、ロータ温度を
上昇させる。ロータ4の外表面も熱放射量を大きくする
ため黒化しである。ロータ4の内側には一対の軸受5,
5′が設置されており、固定部6に対しロータ4を回転
自在に支持する。
X線発生時にはターゲツト板3からの熱伝導によってロ
ータ4の温度が上昇する。これを温度検知器7が検知し
、検知した値を温度制御器8に伝え、゛温度制御器は固
定部6に設けたヒータ9を加熱してロータ側と固定部側
の間にほとんど温度差がないようにする。ヒータ9は固
定部6の内部に軸方向に延在するから固定部は軸方向に
も膨張し、軸受の各部材間相互状態は半径方向のみなら
ず軸方向にも補正される。ロータ温度はX線発生の多少
によって変化するが、上記固実部の温度調整は、X線発
生状態すなわちロータ温度に即応して連続的または断続
的に行なわれるようにしておく。第1図に示した実施例
では、ヒータ9は固定部6の内部に装着されているが、
ヒータ9の取付は、目的に沿う限りこの実施例と興な−
た装着法によっても差支えない。
ータ4の温度が上昇する。これを温度検知器7が検知し
、検知した値を温度制御器8に伝え、゛温度制御器は固
定部6に設けたヒータ9を加熱してロータ側と固定部側
の間にほとんど温度差がないようにする。ヒータ9は固
定部6の内部に軸方向に延在するから固定部は軸方向に
も膨張し、軸受の各部材間相互状態は半径方向のみなら
ず軸方向にも補正される。ロータ温度はX線発生の多少
によって変化するが、上記固実部の温度調整は、X線発
生状態すなわちロータ温度に即応して連続的または断続
的に行なわれるようにしておく。第1図に示した実施例
では、ヒータ9は固定部6の内部に装着されているが、
ヒータ9の取付は、目的に沿う限りこの実施例と興な−
た装着法によっても差支えない。
以上説明したように本発明によれば1.XH管動作状態
が変化しても、回転陽極を支持する軸受の各部材間の遊
隙その他の相互状態をほぼ所定状態に保持することがで
き、回転音や振動を小さく、軸受寿命を長くすることが
できる。
が変化しても、回転陽極を支持する軸受の各部材間の遊
隙その他の相互状態をほぼ所定状態に保持することがで
き、回転音や振動を小さく、軸受寿命を長くすることが
できる。
第1図は本発明の一実施例図である。
1・・・ガラスパルプ、2・・・陰極、3・・・ターゲ
ツト板、4・・・ロータ、5,5′・・・軸受、6・・
・固定部、7・・・温度検知器、8・・・温度制御器、
9・・・ヒータ。
ツト板、4・・・ロータ、5,5′・・・軸受、6・・
・固定部、7・・・温度検知器、8・・・温度制御器、
9・・・ヒータ。
代理人 弁理士 薄 1)利 幸
第 1 図
手続補正書(方式)
事件の表示
昭和57年特許願第 5LlUυ 号
補正をする者
乳 −L31つ゛株式会社 日 夏 製 作 所7B−
考 三 1) 勝 茂代 理 人
考 三 1) 勝 茂代 理 人
Claims (1)
- ターゲツト板とターゲツト板を回転させるかさ形ロータ
を備えた回転陽極を、ロータ内部に隷林零取付けた一対
の軸受を介して、ロータと同心で軸受自彬緯に嵌合する
整テ固定部に回転自在に支持させた回転陽極X線管にお
いて、固定部に軸方向に延在する加熱手段と、ロータ温
度検知手段とを設け、これら両手段の連動制御作用によ
って、ロータ温度とロータ内に在ってロータ内面に対向
する固定部温度との温度差を減少させ、ロータ温度変化
に対し軸受各部材間相互状態がほぼ所定状態に保持され
るようにしたことを特徴とする回転陽極X線管。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP506982A JPS58123644A (ja) | 1982-01-18 | 1982-01-18 | 回転陽極x線管 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP506982A JPS58123644A (ja) | 1982-01-18 | 1982-01-18 | 回転陽極x線管 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58123644A true JPS58123644A (ja) | 1983-07-22 |
JPH0368502B2 JPH0368502B2 (ja) | 1991-10-28 |
Family
ID=11601092
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP506982A Granted JPS58123644A (ja) | 1982-01-18 | 1982-01-18 | 回転陽極x線管 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58123644A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60195847A (ja) * | 1984-02-21 | 1985-10-04 | アールシーエー トムソン ライセンシング コーポレイシヨン | カラ−映像管 |
-
1982
- 1982-01-18 JP JP506982A patent/JPS58123644A/ja active Granted
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60195847A (ja) * | 1984-02-21 | 1985-10-04 | アールシーエー トムソン ライセンシング コーポレイシヨン | カラ−映像管 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0368502B2 (ja) | 1991-10-28 |
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