JPS58121237A - フエノ−ル類の酸化方法 - Google Patents
フエノ−ル類の酸化方法Info
- Publication number
- JPS58121237A JPS58121237A JP226882A JP226882A JPS58121237A JP S58121237 A JPS58121237 A JP S58121237A JP 226882 A JP226882 A JP 226882A JP 226882 A JP226882 A JP 226882A JP S58121237 A JPS58121237 A JP S58121237A
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- benzoquinone
- carbonate
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は2,6−ジ−ターシャリ−ブチルフェノールを
分子状酸素にて酸化して2.6−ジ−ターシャリ−ブチ
ル−1,4−ベンゾキノンを製造する方法の改良に関す
る。
分子状酸素にて酸化して2.6−ジ−ターシャリ−ブチ
ル−1,4−ベンゾキノンを製造する方法の改良に関す
る。
2.6−ジ−ターシャリ−ブチル−1,4−ベンゾキノ
ンは重合禁止剤、酸化防止剤等に有用な化合物である。
ンは重合禁止剤、酸化防止剤等に有用な化合物である。
従来、2.6ジーt−ブチルフェノールをNa OH。
KOHなどの塩基を用いて自動酸化する試みは数多く行
なわれているが、その多くはテトラ−t−ブチルジフェ
ノキノンを得るものであり、2.6−ジーt−ブチル−
1,4−ベンゾキノンを効率よく得る方法は知られてい
ない。
なわれているが、その多くはテトラ−t−ブチルジフェ
ノキノンを得るものであり、2.6−ジーt−ブチル−
1,4−ベンゾキノンを効率よく得る方法は知られてい
ない。
2.6−ジーt−ブチルフェノールから、分子状酸素に
よって2.6−ジーt−ブチル−1,4ベンゾキノンを
得た例としてはRecl 、Trav、Chim、Pa
y−Bas。
よって2.6−ジーt−ブチル−1,4ベンゾキノンを
得た例としてはRecl 、Trav、Chim、Pa
y−Bas。
第86巻第520〜526頁、O6S、、第57巻、第
78〜80頁、新実験化学講座(丸首1976年発行)
第15巻第743頁等の方法があるが、これらはいずれ
も特殊なコバルト錯体やカリウム−t−ブトキシド等の
高価な試薬を用いるものであり、工業的な製造法として
必ずしも適当なものであるとは言い難い。
78〜80頁、新実験化学講座(丸首1976年発行)
第15巻第743頁等の方法があるが、これらはいずれ
も特殊なコバルト錯体やカリウム−t−ブトキシド等の
高価な試薬を用いるものであり、工業的な製造法として
必ずしも適当なものであるとは言い難い。
そこで、本発明者らは該反応を経済的に有利に実施し得
る方法について種々検討を重ねた結果本発明の方法を完
成するに至った。
る方法について種々検討を重ねた結果本発明の方法を完
成するに至った。
即ち、本発明は、2.6−ジーターシャリーブチルフェ
ノールをジγルキルスルホキシド、ジアルキルホルムア
ミド、ピリジンまたはへキサメチルホスホリックトリア
ミドの少くとも1種を溶媒としてアルカリ金属の水酸化
物または炭酸塩の存在下に分子状酸素にて酸化すること
を特徴とする2゜6−ジ−ターシャリ−ブチル−1,4
−ベンゾキノンの製造法を提供せんとするものである。
ノールをジγルキルスルホキシド、ジアルキルホルムア
ミド、ピリジンまたはへキサメチルホスホリックトリア
ミドの少くとも1種を溶媒としてアルカリ金属の水酸化
物または炭酸塩の存在下に分子状酸素にて酸化すること
を特徴とする2゜6−ジ−ターシャリ−ブチル−1,4
−ベンゾキノンの製造法を提供せんとするものである。
本発明の方法に於いては触媒として安価で入手の容易な
アルカリ金属の水酸化物または炭酸塩、例えば苛性ソー
ダ、苛性カリ、炭酸ソーダ、炭酸カリを用いるもので、
前述のコバルト錯体やカリウム−ターシャリ−ブトキサ
イド等を用いる方法と較べ、経済的に有利な実施を可能
とする。
アルカリ金属の水酸化物または炭酸塩、例えば苛性ソー
ダ、苛性カリ、炭酸ソーダ、炭酸カリを用いるもので、
前述のコバルト錯体やカリウム−ターシャリ−ブトキサ
イド等を用いる方法と較べ、経済的に有利な実施を可能
とする。
溶媒はアブロティツクで配位能力の高いジアルキルスル
ホキシド、例えばDMSO等、ジアルキルスルホキシド
、例えばDMF等、ピリジンまたはへキサメチルホスホ
リックトリアミドが用いられる。
ホキシド、例えばDMSO等、ジアルキルスルホキシド
、例えばDMF等、ピリジンまたはへキサメチルホスホ
リックトリアミドが用いられる。
触媒及び溶媒の使用量については必ずしも厳密な制限は
ないが、基準となる目安を示せば触媒の使用量について
は原料に対して25重量%以上、好ましくは50〜10
0重量%の範囲また、溶媒の使用量につ・いては原料1
部に対して30〜100重量部の範囲がそれぞれ適当と
言える。反応温度は一25〜50℃、好ましくは10〜
30℃程度の室温で行われ、また、圧力は常圧〜50気
圧程度の酸素加圧下で行われる。反応時間は他の反応条
件により一律には規定し難いが、通常は3−0分〜2時
間程度で充分である。
ないが、基準となる目安を示せば触媒の使用量について
は原料に対して25重量%以上、好ましくは50〜10
0重量%の範囲また、溶媒の使用量につ・いては原料1
部に対して30〜100重量部の範囲がそれぞれ適当と
言える。反応温度は一25〜50℃、好ましくは10〜
30℃程度の室温で行われ、また、圧力は常圧〜50気
圧程度の酸素加圧下で行われる。反応時間は他の反応条
件により一律には規定し難いが、通常は3−0分〜2時
間程度で充分である。
以下、本発明の方法について代表的な例を示し体
更に具俟的に説明するが、これらは単なる例示であり本
発明の方法はこれらのみに限定されないと(、とは言う
までもない。
発明の方法はこれらのみに限定されないと(、とは言う
までもない。
実施例 l。
反応器に2.6−シータージヤリープチルフエノル2.
71重量部、苛性力IJ1.94重量部及びジメチルス
ルホキシド50容量部を入れ、常温、常圧にて酸素を1
時間当り6000容量部の割合で導通しつつ攪拌下に2
時間反応させた。反応中背性カリは反応液に殆んど溶解
せず、見かけ上不均−系にて進行する。反応開始後発熱
を生じて液温は上昇し、反応液の色は黄色から緑褐色に
変化した。
71重量部、苛性力IJ1.94重量部及びジメチルス
ルホキシド50容量部を入れ、常温、常圧にて酸素を1
時間当り6000容量部の割合で導通しつつ攪拌下に2
時間反応させた。反応中背性カリは反応液に殆んど溶解
せず、見かけ上不均−系にて進行する。反応開始後発熱
を生じて液温は上昇し、反応液の色は黄色から緑褐色に
変化した。
反応終了後反応液をガスクロマトグラフィーレこて分析
した結果、原料2,6−ジ−ターシャ1ノーブチルフェ
/−ルはほぼ100%反応し、2.6−ジ−ターシャリ
−ブチル−1,4−ペンゾキノンカ(68係の収率で得
られた。他に、副生物として3.5.3′、5′−テト
ラ−ターシャリ−ブチル−4,4′−ビフェノール、2
.6−ジ−ターシャリ−ブチル−P−フェノキノン及び
同定できない高分子量の化合物の生成が認められた。
した結果、原料2,6−ジ−ターシャ1ノーブチルフェ
/−ルはほぼ100%反応し、2.6−ジ−ターシャリ
−ブチル−1,4−ペンゾキノンカ(68係の収率で得
られた。他に、副生物として3.5.3′、5′−テト
ラ−ターシャリ−ブチル−4,4′−ビフェノール、2
.6−ジ−ターシャリ−ブチル−P−フェノキノン及び
同定できない高分子量の化合物の生成が認められた。
実施例 2
触媒及び溶媒の種類を変えた他は実施例1と同様にして
反応させた結果を以下に示す。
反応させた結果を以下に示す。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 2.6−ジ−ターシャリ−ブチルフェノールをジアルキ
ルスルホキシド、ジアルキルホルムアミド。 ピリジンまたはへキサメチルホスホリックトリアミドの
少くとも1種を溶媒としてアルカリ金属の水酸化物また
は炭酸塩の存在下に分子状酸素にて酸化することを特徴
とする2、6−ジ−ターシャリ−ブチル−1,4−ベン
ゾキノンの製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP226882A JPS58121237A (ja) | 1982-01-12 | 1982-01-12 | フエノ−ル類の酸化方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP226882A JPS58121237A (ja) | 1982-01-12 | 1982-01-12 | フエノ−ル類の酸化方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58121237A true JPS58121237A (ja) | 1983-07-19 |
JPS628422B2 JPS628422B2 (ja) | 1987-02-23 |
Family
ID=11524620
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP226882A Granted JPS58121237A (ja) | 1982-01-12 | 1982-01-12 | フエノ−ル類の酸化方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58121237A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5590024B2 (ja) * | 2009-02-26 | 2014-09-17 | ダイキン工業株式会社 | 温暖化係数の低いハイドロフルオロプロペンを含む冷媒組成物 |
CN107185571A (zh) * | 2017-05-18 | 2017-09-22 | 南京工业大学 | 钴催化剂及其制备方法和在催化合成2,3,5‑三甲基苯醌中的应用 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113329891B (zh) | 2019-02-05 | 2024-02-09 | 住友橡胶工业株式会社 | 橡胶组合物和轮胎 |
-
1982
- 1982-01-12 JP JP226882A patent/JPS58121237A/ja active Granted
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5590024B2 (ja) * | 2009-02-26 | 2014-09-17 | ダイキン工業株式会社 | 温暖化係数の低いハイドロフルオロプロペンを含む冷媒組成物 |
US9303198B2 (en) | 2009-02-26 | 2016-04-05 | Daikin Industries, Ltd. | Hydrofluoropropene refrigerant composition comprising phthalates |
CN107185571A (zh) * | 2017-05-18 | 2017-09-22 | 南京工业大学 | 钴催化剂及其制备方法和在催化合成2,3,5‑三甲基苯醌中的应用 |
CN107185571B (zh) * | 2017-05-18 | 2019-12-24 | 南京工业大学 | 钴催化剂及其制备方法和在催化合成2,3,5-三甲基苯醌中的应用 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS628422B2 (ja) | 1987-02-23 |
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