JPS5812007B2 - ジユ−サ− - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はフィルター下部に略円筒状のつぼ部を有する分
離篭を備えたジューサーに関するもので、つぼ部に付着
する粕を取り除くようにしたものである。

分離篭のフィルター下部に略円筒状のっぽ部を有するジ
ューサーにおいては、絞り率が向上し、ジュース中に含
まれる粕の量が少ないという長所を持つが、反面つぼ部
に粕が付着して、付着した粕が投入口外壁に接触して接
触音を発生する。

又、つぼ部に付着した粕により分離篭にアンバランスが
生じ振動が発生する。

この振動により振動音を発生したり、カッターで投入口
底部を削ったり、分離篭で容器の一部をすったりすると
いう問題がある。

本発明はこれらの欠点を防ぐため、つぼ部の付着粕を取
り除くようにしてつぼ部を有する分離篭の長所をそのま
ま発揮するようにして実用化をはかったものである。

以下本発明の一実施例について説明する。

図において、１は電動機で、本体２に緩衝ゴム３を介し
てビス４により取り付けられているみ５は電動機１の軸
で、その上端に回転台６が螺着されている。

７は円錐状のフィルタ一部で、その下部には略円筒状の
つぼ部８が設けてあり、このフィルタ一部７とつぼ部８
とで分離篭９を形成している。

なおつぼ部８′の側壁には複数の小孔を設けてもよく図
に示すように孔なしであってもよい。

１０はフィルタ一部７に設けられた多数の小孔、１１は
つぼ部８にのぞんだ投入口１６の外壁に突出して分離篭
９のつぼ部８の側壁に対向して設けられた突出体で、つ
ぼ部８の側壁との間には一定の間隔を設けている。

１２は分離篭９の内底部に設けた切削用のカッターで、
分離篭９とともに分離篭台１３に固着され、分離篭台１
３は回転台６に嵌合し、上記分離篭９に回転伝達がなさ
れる。

１４は容器で、下端は本体２上に装着し、上端は開口さ
れ、この開口部に容器蓋１５が装着されている。

そしてこの容器蓋１５には前記した投入口１６が一体に
形成されている。

投入口１６の下面はカッター１２の上面と少しの間隙を
設けである。

１７は分離篭９の周囲に設けたワラパーで、容器１４に
固着され、容器１４の内部をジュース受部１８と粕受部
１９とに分けている。

この粕受部１９の下部には、ジュース受部１８から通じ
るジュースの流出口部２０が一体に形成され、流出部蓋
２１が着脱自在に装着されている。

２２は材料の押込棒である。

２３は流出口部２０の下方に着脱自在に載置されるジュ
ース受容器で、把手２４が一体に形成されている。

２５は裏板２６に取付けられた脚である。

次に本実施例の操作及びその作動を説明する。

スイッチを入れ電動機１を回転させると、その回転は回
転台６を介して分離篭台１３に伝達され、カッター１２
及び分離篭９は高速回転する。

この状態で材料を投入口１６内に入れ、押込棒２２で材
料をカッター１２に押しつけると、材料はカッター１２
により細かく粉砕され、遠心力によりつぼ部８に衝突し
順次つぼ部８の側壁を上昇し、フィルタ一部７によりジ
ュースと粕に分離される。

つまりジュースはフィルタ一部７の多数の小孔１０を通
り、小孔１０より小さい固形分・繊維分とともにジュー
ス受部１８を経てジュース流出口部２０より落下し、ジ
ュース受容器２３にたまる。

−吉相はフィルタ一部７の上面に沿って上昇し、粕受部
１９にたまる。

ところがカッター１２により細かく粉砕された材料がつ
ぼ部８に衝突し、大部分はつぼ部８の側壁を上昇するが
、一部は水分のみが上昇して粕としてつぼ部８に付着す
る。

そこで、投入口外壁に設けられた突出体１１によりつぼ
部８に付着している粕は取り除かれフィルタ一部７へ導
かれるものである。

第２図、第３図に示した実施例では、投入口１６の外壁
に設けた突出体１１はリブ状であり、垂直に１つ設けて
いるものであり、これにより分離篭９のつぼ部８に付着
した粕を取り去るものである。

また第４図、第５図に示した実施例では、投入口１６の
外壁に設けた突出体１１はリブ状であり、分離篭９の回
転方向に対し突出体１１の上端を進ませ下端を遅らせて
傾斜をつけて設けて、分離篭９のつぼ部８に付着した粕
を突出体１１により取り去り、その粕を上方にはね上げ
て突出体１１上に粕が付着するのを防ぐものであり、効
率よく粕の除去が行なえるものである。

さらに第６図、第７図に示した実施例では、投入口１６
の外壁に設けた突出体１１はリブ状であり、複数個間隔
をおいて上下方向に設けて、分離篭９のつば部８に付着
した粕を複数個の突出体１１により取り去り、突出体１
１上に粕が付着するのを防ぐものであり、この場合軸は
突出体１１の数に応じて細かぐ分けられ、粕の除去がス
ムーズに行なえる。

第８図、第９図に示した実施例では、投入口１６の外壁
に複数個のリブ状の突出体１１を分離篭９の回転方向に
対し、投入口上端側の突出体を進ませ、下端側の突出体
を遅らせて間隔をおいて設け、分離箔９のつぼ部８に付
着した粕をつぼ部８の下部から順次効率良く取り去り、
しかも突出体１１上に粕が付着するのを防ぐものである
。

第１０図、第１１図に示した実施例では、投入口１６の
外壁に半球形の突起状の突出体１１を設け、分離篭９の
つぼ部８に付着した粕を取り去るものである。

この場合半球形の突起状であるため突出体１１上に粕は
付着せず極めて実用的である。

このように本発明は、投入口の外壁に突出体を設けるこ
とにより、分離篭のっぽ部に付着する粕を取り除き、つ
ぼ部への粕の付着により生ずるアンバランスをなくして
振動の発生を防止できるとともに、つぼ部に付着した粕
が投入口外壁に接触して発生する接触音も防止できる。

このようにつぼ部を有する分離篭を備えたジューサーの
効果はそのまま備え、実用上の問題を解決したものであ
り、その効果はきわめて大きいものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例におけるジューサーの縦断面
図、第２図は同ジューサーの要部における一実施例を示
す要部断面図、第３図は第２図のＡ−Ａ断面図、第４図
は第２図の実施例を示す要部断面図、第５図は第４図の
Ａ−Ａ断面図、第６図は第３の実施例を示す要部断面図
、第７図は第６図のＡ−Ａ断面図、第８図は第４の実施
例を示す要部断面図、第９図は第８図のＡ−Ａ断面図、
第１０図は第５の実施例を示す要部断面図、第１１図は
第１０図のＡ−Ａ断面図である。 ７・・・・・・フィルタ一部、８・・・・・・つぼ部、
９・・・・・・分離篭、１１・・・・・・突出体、１２
・・・・・・カッター、１６・・・・・・投入口。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 多数の小孔を有する円錐状のフィルタ一部と、その
   下部に設けた略円筒状のっぽ部とからなる分離篭と、こ
   の分離篭の内底部に設けたカッターと、このカッター上
   面と少しの間隙を有してカッターに対向して設けた投入
   口とを備え、前記つぼ部における投入口外壁に突出体を
   設け、この突出体を前記つぼ部の側壁に対向させたこと
   を特徴とするジューサー。 ２ 分離篭の回転方向に対し、投入口外壁に設けたリブ
   状の突出体の上端を進ませ、下端を遅らせたことを特徴
   とする特許請求の範囲第１項記載のジューサー。 ３ 投入口外壁に設けた突出体を、複数個にしたことを
   特徴とする特許請求の範囲第１項又は第２項記載のジュ
   ーサー。 ４ 投入口外壁に設けた突出体を複数個で構成し、分離
   篭の回転方向に対し投入口上端側の突出体を進ませ、下
   端側の突出体を遅らせたことを特徴とする特許請求の範
   囲第１項又は第２項記載のジューサー。 ５ 投入口の外壁に半球形の突起状の突出体を設けたこ
   とを特徴とする特許請求の範囲第１項又は第４項記載の
   ジューサー。