JPS5811949Y2 - ブレ−キデイスク - Google Patents

ブレ−キデイスク

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Publication number
JPS5811949Y2
JPS5811949Y2 JP1977062675U JP6267577U JPS5811949Y2 JP S5811949 Y2 JPS5811949 Y2 JP S5811949Y2 JP 1977062675 U JP1977062675 U JP 1977062675U JP 6267577 U JP6267577 U JP 6267577U JP S5811949 Y2 JPS5811949 Y2 JP S5811949Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
brake
disc
area
disk
centrifugal force
Prior art date
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Expired
Application number
JP1977062675U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS53157277U (ja
Inventor
護 渡辺
Original Assignee
ワタナベエンジニアリング株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by ワタナベエンジニアリング株式会社 filed Critical ワタナベエンジニアリング株式会社
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Publication of JPS53157277U publication Critical patent/JPS53157277U/ja
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Publication of JPS5811949Y2 publication Critical patent/JPS5811949Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 ディスクブレーキは放熱効果を良くするために外気にさ
らされているので、雨水がブレーキテ゛イスクのブレー
キエリアに浸入し、ブレーキの効きを悪くする。
従来、熱フェードによる制動力の劣化を防止するために
、ブレーキエリアの内側から周縁部に向って横切るよう
に複数個の溝が設けられたブレーキテ゛イスクが英国特
許第982158号により公知となっており、これは溝
なしのブレーキディスクに比して水濡れに対する回復力
(ウォーターリカバリ)の促進効果もあると考えられる
しがし、この溝は、ブレーキディスクの中心側の一点か
らディスク周縁の一点に向って回転方向と反対側にわん
曲しながらブレーキエリアを横切り、遠心力方向に対す
る角度がディスク周縁に近ずくに従って大きくなる形状
であるので、ブレーキディスクの中心側からブレーキエ
リアに浸入する水を溝で防ぐことができるブレーキエリ
アの面積が小さく、シたがって、ブレーキ操作によって
ブレーキパッドがブレーキエリアに押し付けられる際に
ブレーキパッドによって溝に押し込まれる水の量が多く
なり、ブレーキ操作と実際のブレーキ動作との間に排水
のための時間が不可欠のものとなってブレーキの連応性
に欠けることになる。
また、溝内の水を流す方向に働く遠心力はディスク周縁
に近ずくに従って小さくなるので、溝内の水流が滞溜し
、溝から水があふれて、ブレーキエリアの摩擦面に再び
浸入する欠点がある。
本考案の目的は、ブレーキディスクの中心側からブレー
キエリアに浸入する水を排水用溝で防ぐことができるブ
レーキエリアの面積を大きくし、しかも排水用溝内の水
を早く遠心力により排出することによって、水濡れ時の
ブレーキの連応性を高めることができるブレーキディス
クを提供することである。
以下図面によって本考案の一実施例を説明する。
ブレーキディスク1のテ゛イスク面2には八つの半円形
の排水用溝3が連続して設けられる。
排水用溝3はブレーキディスク1の遠心力方向4に対し
て90°以下の角度αをなす。
排水用溝3の一部3Aは二つの点線の間のブレーキエリ
ア5より中心側に位置し、他部3Bはブレーキエリア5
を横切ってテ゛イスク周縁に抜けている。
排水用溝3の断面の形状はU形、U形、U形のいずれで
もよい。
ブレーキエリア5とはブレーキパッド6が摩擦接触する
部分である。
7はブレーキテ゛イスク1を車軸等の回転部分に取り付
けるための取付穴、8は車軸等の回転部分が通る中心穴
である。
なお排水用溝3は一方のディスク面2と他方のテ゛イス
ク面2とでは22.5°ずれて設けられる。
ブレーキエリア5より中心側のディスク面2に浸入した
雨水は、ブレーキテ゛イスク1の回転による遠心力によ
って矢印9の方向にディスク面2上を移動し、排水用溝
3の一部3Aに流れ込み、排水用溝3中を流れてディス
ク周縁から遠心力により矢印10の方向に排出される。
したがってブレーキエリア5より中心側のディスク面2
に浸入した雨水の殆んどはブレーキエリア5のブレーキ
パッド6との摩擦面11には入らずに排出される。
ブレーキエリア5の摩擦面11に浸入した雨水は摩擦面
11とブレーキパッド6との間に入り込んで、摩擦面1
1を滑られず、その雨水はブレーキパッド6と共に摩擦
面11に対して相対的に移動することになるので、ブレ
ーキテ゛イスク1が矢印12の方向に回転しているとす
ると、雨水は矢印13の方向に相対的に移動し、排水用
溝3の他部3Bに流れ込む。
そして排水用溝3の他部3B中を流れてディスク周縁か
ら排出される。
排水用溝3の遠心力方向4に対する角度αは、ディスク
周縁に近ずくに従って零に近ずくので、排水用溝3内の
雨水に働く遠心力はディスク周縁に近ずく程大きくなり
、雨水は早く流れ、ディスク周縁から振り飛ばされる。
このよ、うに、排水用溝3で囲まれたブレーキエリア5
の摩擦面11の面積が大きく、シかも、排水用溝3内の
水が早く排出されるので、ブレーキ操作前に既に摩擦面
11上の雨水の量を少なくすることができ、ブレーキ操
作時に、摩擦面11上の少ない量の雨水を直ちに排水用
溝3に逃がすことができ、したがって、水濡れ時のブレ
ーキの遠心性を高めることができる。
排水用溝3の形状は半円形に限らず、半楕円形、半穴角
形など、遠心力方向4に対する角度αが90゜以下で、
ディスク周縁に近ずくに従って小さくなる形状であれば
よい。
また排水用溝3には塗装等の防錆表面処理を施してもよ
い。
ブレーキディスク1にはブレーキエリア5が取付穴7の
ごく近くまで位置するものがあるが、このようなブレー
キディスク1では、排水用溝3の全部がブレーキエリア
5内及びその外側のテ゛イスク面2に位置し、ブレーキ
エリア5より中心側に位置する部分はなくなる。
この場合は排水用溝3はブレーキエリア5の全部を横切
らないが、大部分を横切るので、全部を横切る場合と同
様の効果を得ることができる 以上説明したように、本考案のブレーキディスクは、ブ
レーキディクスの中心側の一点からテ゛イスク周縁の二
点に向って間隔を開きながら延び、ブレーキディスクの
遠心力方向に対して90’以下の角度をなすと共に、デ
ィスク周縁に近ずくに従って遠心力方向に対する角度が
小さくなるように、ブレーキエリアの少なくとも大部分
を横切ってディスク周縁の前記二点に抜ける排水用溝を
、デ゛イスク面に複数個設けたことを特徴とするもので
あるから、排水用溝によって囲まれ、ブレーキテ゛イス
クの中心側からブレーキエリアに浸入する水を防ぐこと
ができるブレーキエリアの面積が大きくなり、しかも排
水用溝内の水にはテ゛イスク周縁に近ずくに従って遠心
力が大きく作用して、排出が早くなる。
したがって、水濡れ時のブレーキの連応性を高めること
ができる。
ブレーキディスクはその厚さが所定寸法まで摩耗した時
には取り換えるよう規定されているが、本考案における
排水用溝の深さを摩耗許容厚さに合致させることによっ
て、排水用溝がテ゛イスク面の摩耗により消えた時が、
ブレーキディスクの取換え時期となるので、取換え時期
を一目で知ることができる。
また排気用溝の断面の形状を■形又は台形とすれば、排
水用溝の幅を見ることによって、テ゛イスク面の摩耗度
合を知ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の正面図、第2図はそのブレ
ーキパッドと摩擦接触する部分の断面図である。 1・・・・・・ブレーキテ゛イスク、2・・・・・・デ
ィスク面、3・・・・・・排水用溝、4・・・・・・遠
心力方向、5・・・・・・ブレーキエリア、6・・・・
・・ブレーキパッド、α・・・・・・角度。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ブレーキディスクの中心側の一点がらディスク周縁の二
    点に向って間隔を開きながら延び、ブレーキディスクの
    遠心力方向に対して90°以下の角度をなすと共に、テ
    ゛イスク周縁に近ずくに従って遠心力方向に対する角度
    が小さくなるように、ブレーキエリアの少なくとも大部
    分を横切ってディスク周縁の前記二点に抜ける排水用溝
    を、ディスク面に複数個設けたことを特徴とするブレー
    キテ゛イスク。
JP1977062675U 1977-05-18 1977-05-18 ブレ−キデイスク Expired JPS5811949Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1977062675U JPS5811949Y2 (ja) 1977-05-18 1977-05-18 ブレ−キデイスク

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1977062675U JPS5811949Y2 (ja) 1977-05-18 1977-05-18 ブレ−キデイスク

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Publication Number Publication Date
JPS53157277U JPS53157277U (ja) 1978-12-09
JPS5811949Y2 true JPS5811949Y2 (ja) 1983-03-07

Family

ID=28965144

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JP1977062675U Expired JPS5811949Y2 (ja) 1977-05-18 1977-05-18 ブレ−キデイスク

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE69811661T2 (de) * 1998-09-11 2004-03-18 Brembo S.P.A., Curno Hochleistungsbremsscheibe mit Nuten zur Entwässerung und zur optischen Verschleisskontrolle

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB982158A (en) * 1961-09-12 1965-02-03 Celestino Benini Improvements in friction elements for brakes

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GB982158A (en) * 1961-09-12 1965-02-03 Celestino Benini Improvements in friction elements for brakes

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JPS53157277U (ja) 1978-12-09

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