JPH0733065Y2 - 空気調和機用スプラッシャー - Google Patents
空気調和機用スプラッシャーInfo
- Publication number
- JPH0733065Y2 JPH0733065Y2 JP1989116192U JP11619289U JPH0733065Y2 JP H0733065 Y2 JPH0733065 Y2 JP H0733065Y2 JP 1989116192 U JP1989116192 U JP 1989116192U JP 11619289 U JP11619289 U JP 11619289U JP H0733065 Y2 JPH0733065 Y2 JP H0733065Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- outer peripheral
- splasher
- peripheral end
- disk
- drain water
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Devices For Blowing Cold Air, Devices For Blowing Warm Air, And Means For Preventing Water Condensation In Air Conditioning Units (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、室内を冷房する空気調和機において、気化熱
により室内空気を冷却する放熱器で生じた水滴を、冷媒
を凝縮するため温度上昇する凝縮器に飛散させて、これ
を気化、蒸発させるための空気調和機のスプラッシャー
に関する。
により室内空気を冷却する放熱器で生じた水滴を、冷媒
を凝縮するため温度上昇する凝縮器に飛散させて、これ
を気化、蒸発させるための空気調和機のスプラッシャー
に関する。
従来のこの種の空気調和機のスプラッシャーとしては、
第4図、第5図に示すものが実開昭61−116923号公報所
載の空気調和機の凝縮水処理装置として、又第6図、第
7図に示すものが実公昭61−30094号公報所載のスプラ
ッシャーとして、提案されている。
第4図、第5図に示すものが実開昭61−116923号公報所
載の空気調和機の凝縮水処理装置として、又第6図、第
7図に示すものが実公昭61−30094号公報所載のスプラ
ッシャーとして、提案されている。
前者は、回転円盤1の内周部2を平板円板とし、この外
周部3を縦断面が楔状の円板とすると共に、4角錘状の
ブレード5を前記円盤3の外周部に放射状に複数突設し
たものである。
周部3を縦断面が楔状の円板とすると共に、4角錘状の
ブレード5を前記円盤3の外周部に放射状に複数突設し
たものである。
後者は、外周部付近は平板円板6とすると共に、上記平
板円板6に続く円板7の側面に回転方向に傾く放射状ブ
レード8を複数突設したものである。
板円板6に続く円板7の側面に回転方向に傾く放射状ブ
レード8を複数突設したものである。
従って、前者はドレン水の水位が低い時でも、ブレード
5で揚水し、楔状の円板の外端面から凝縮器に向かって
水を飛散させ、凝縮器の熱でこれを気化させるようにし
たものである。
5で揚水し、楔状の円板の外端面から凝縮器に向かって
水を飛散させ、凝縮器の熱でこれを気化させるようにし
たものである。
そのため、ドレン水の水位の高低に拘わらず、凝縮器の
全高にわたってドレン水を飛散させ、凝縮器の発熱を有
効に利用して、蒸発させてドレン水の水位が高まるのを
防止しようとするものである。
全高にわたってドレン水を飛散させ、凝縮器の発熱を有
効に利用して、蒸発させてドレン水の水位が高まるのを
防止しようとするものである。
これに対し、後者は、ドレン水の水位が低い間は、その
水面はブレード8に達せず、平板円板6の遠心力だけで
ドレン水を飛散させ、水位が高くなると、ブレード8が
ドレン水を揚水して飛散させるようにして、ドレン水の
気化能力を2段に切り換えされるようにしているもので
ある。
水面はブレード8に達せず、平板円板6の遠心力だけで
ドレン水を飛散させ、水位が高くなると、ブレード8が
ドレン水を揚水して飛散させるようにして、ドレン水の
気化能力を2段に切り換えされるようにしているもので
ある。
従って、前者においては、ブレード5のドレン水の飛散
能力は一定であり、高湿度でドレン水が多い時にはこれ
に対応して飛散能力を合わせておかないと、この時にド
レン水の処理ができなくなる。
能力は一定であり、高湿度でドレン水が多い時にはこれ
に対応して飛散能力を合わせておかないと、この時にド
レン水の処理ができなくなる。
そのため、低湿度でドレン水の少ない時には、その能力
が大き過ぎ、動力を浪費しすぎる欠点がある。
が大き過ぎ、動力を浪費しすぎる欠点がある。
これに対し、後者はブレード8による飛散能力は、2段
に切り換えられるため、前述のような無駄を生じない代
りに、その切り変りを境として、ついに急にドレン水を
飛散させるときに発生する騒音が変化したり、冷凍サイ
クルの変化による冷房能力が変化し、安定した運転がで
きないという欠点があった。
に切り換えられるため、前述のような無駄を生じない代
りに、その切り変りを境として、ついに急にドレン水を
飛散させるときに発生する騒音が変化したり、冷凍サイ
クルの変化による冷房能力が変化し、安定した運転がで
きないという欠点があった。
本考案は、従来の空気調和機におけるスプラッシャーの
前述の問題点を解消し、ドレン水の量により無段階的
に、ドレン水の飛散を変化させることによって、能力に
無駄がなく、急激なドレン水飛散量の変化による騒音の
発生、冷凍サイクルの変化による急激な冷房能力の変化
が生じない空気調和機用のスプラッシャーを提供するこ
とを目的とする。
前述の問題点を解消し、ドレン水の量により無段階的
に、ドレン水の飛散を変化させることによって、能力に
無駄がなく、急激なドレン水飛散量の変化による騒音の
発生、冷凍サイクルの変化による急激な冷房能力の変化
が生じない空気調和機用のスプラッシャーを提供するこ
とを目的とする。
本考案は、前述の目的を達成するための空気調和機のス
プラッシャーの改良に関するもので、回転円板の両面
に、内周部を平面円板とし、該平面円板部から外周端と
の間を、外周端に至るに従い薄くして、縦断面が鋭角状
である環状部を形成し、該環状部に溝を形成することに
よってその溝相互の間に前記回転円板の回転方向とは逆
の方向に適宜角度傾斜する複数の円弧状のブレードを所
定の間隔を隔てて列設したことを要旨とするものであ
る。
プラッシャーの改良に関するもので、回転円板の両面
に、内周部を平面円板とし、該平面円板部から外周端と
の間を、外周端に至るに従い薄くして、縦断面が鋭角状
である環状部を形成し、該環状部に溝を形成することに
よってその溝相互の間に前記回転円板の回転方向とは逆
の方向に適宜角度傾斜する複数の円弧状のブレードを所
定の間隔を隔てて列設したことを要旨とするものであ
る。
次に、本考案の実施の一実施例を、第1図〜第3図につ
いて説明する。
いて説明する。
平板部10の一側には、2つ割の溝11を設けて周囲に締付
リング12を嵌着したボス13によって軸取付部が形成され
ており、この軸取付部を駆動用モータの回転軸に取付け
ることによって、このスプラッシャーは第1図に矢印を
もって示す反時計方向に回転される。
リング12を嵌着したボス13によって軸取付部が形成され
ており、この軸取付部を駆動用モータの回転軸に取付け
ることによって、このスプラッシャーは第1図に矢印を
もって示す反時計方向に回転される。
前記の平面部10の外周と、外周端に至るに従い肉が薄く
なる環状テーパー円板面14が形成されており、このテー
パー円板面14には回転方向とは反対の方向に傾斜する複
数の円弧状ブレードを所定の間隔を隔てて並列的に多数
刻設してある。
なる環状テーパー円板面14が形成されており、このテー
パー円板面14には回転方向とは反対の方向に傾斜する複
数の円弧状ブレードを所定の間隔を隔てて並列的に多数
刻設してある。
このブレードの外周端におけるスプラッシャーの回転方
向矢印方向の接線AYと、テーパー円板面14の外周端の接
線AXとの間の角度αは、45度以下の鋭角になっている。
向矢印方向の接線AYと、テーパー円板面14の外周端の接
線AXとの間の角度αは、45度以下の鋭角になっている。
又、その内周端の接線BZと、テーパー円板面14の中心O
と内周端Bを結ぶ中心線OBとのなす角度βは、0度に近
い角度になっている。
と内周端Bを結ぶ中心線OBとのなす角度βは、0度に近
い角度になっている。
そして、このスプラッシャーは、その外周がドレン水の
中に、常に入っている状態で回転する。
中に、常に入っている状態で回転する。
従って、スプラッシャーのテーパー円板面14に付着した
ドレン水、特にブレード間の溝15Aの中に溜まったドレ
ン水は、遠心力の作用で肉の薄い外周端に集められるの
で、外周端に止まることができず、外周端から、その接
線方向に飛散される。
ドレン水、特にブレード間の溝15Aの中に溜まったドレ
ン水は、遠心力の作用で肉の薄い外周端に集められるの
で、外周端に止まることができず、外周端から、その接
線方向に飛散される。
しかし、このテーパー円板面14には円弧状のブレード15
が形成されているため、この円弧状のブレード15の壁面
とは直角方向の力P1、P2を受けることとなる。
が形成されているため、この円弧状のブレード15の壁面
とは直角方向の力P1、P2を受けることとなる。
この力P1は、ドレン水が少ない場合、P2は多くなった場
合を示している。
合を示している。
P1は、角度αが45度以下であるため、中心線OAに対して
45度以下の角度となり、大部分のドレン水を下方に向か
って押し戻そうと作用することとなり、テーパー円板面
14の外周端に到達するドレン水の量は少ない。
45度以下の角度となり、大部分のドレン水を下方に向か
って押し戻そうと作用することとなり、テーパー円板面
14の外周端に到達するドレン水の量は少ない。
これに対し、角度βが0度に近いため、P2は中心線OBに
対して直角に近い角度となり、ドレン水の量がここまで
増えた時には、P2の力と遠心力でドレン水の大部分がテ
ーパー円板面14の外周端に到達する。
対して直角に近い角度となり、ドレン水の量がここまで
増えた時には、P2の力と遠心力でドレン水の大部分がテ
ーパー円板面14の外周端に到達する。
このようにして、ドレン水がテーパー円板面14の外周端
に至る量は、ドレン水の水位に応じるものであるが、P1
からP2に至る間の角度は、円弧状のブレード15であるた
め、連続的にその量は変化するものである。
に至る量は、ドレン水の水位に応じるものであるが、P1
からP2に至る間の角度は、円弧状のブレード15であるた
め、連続的にその量は変化するものである。
本考案は叙上のように、ドレン水の量に応じて外周端面
に到達する量を増減して、肉の薄い外周端面でこれを遠
心力により飛散させるものである。
に到達する量を増減して、肉の薄い外周端面でこれを遠
心力により飛散させるものである。
従って、ドレン水の水位に応じ、これを凝縮器に吹きつ
ける量を無段階的に、且つ自動的に調節することができ
るので、その量の急激な変化による騒音の急激な増加、
冷凍サイクルの急激な変化による冷房能力の急激な変化
を生じることがない。
ける量を無段階的に、且つ自動的に調節することができ
るので、その量の急激な変化による騒音の急激な増加、
冷凍サイクルの急激な変化による冷房能力の急激な変化
を生じることがない。
又、高湿度で多量のドレン水を処理する能力を常にスプ
ラッシャーに保持させておかなければならないための無
駄を無くすことができ、ドレン水の量に応じた作動がで
きるものである。
ラッシャーに保持させておかなければならないための無
駄を無くすことができ、ドレン水の量に応じた作動がで
きるものである。
【図面の簡単な説明】 第1図、第2図は本考案のスプラッシャーの一実施例を
示す側面図と断面図、第3図はその作動の状態を示す説
明図、第4図と第5図は従来のスプラッシャーのそれぞ
れ断面図と側面図、第6図と第7図はそれぞれ従来のス
プラッシャーの実施態様を示す断面図と側面図である。 10……平板部、14……テーパー円板面 15……ブレード、15A……溝
示す側面図と断面図、第3図はその作動の状態を示す説
明図、第4図と第5図は従来のスプラッシャーのそれぞ
れ断面図と側面図、第6図と第7図はそれぞれ従来のス
プラッシャーの実施態様を示す断面図と側面図である。 10……平板部、14……テーパー円板面 15……ブレード、15A……溝
Claims (2)
- 【請求項1】回転円板の両面に、内周部を平面円板と
し、該平面円板部から外周端との間を、外周端に至るに
従い薄くして、縦断面が鋭角状である環状部を形成し、
該環状部に溝を形成することによってその溝相互の間に
前記回転円板の回転方向とは逆の方向に適宜角度傾斜す
る複数の円弧状のブレードを所定の間隔を隔てて列設し
たことを特徴とする空気調和機用スプラッシャー。 - 【請求項2】回転軸への取付部を有し、円盤の外周端面
が肉厚となるように外周側の円盤面がテーパー面に形成
され、このテーパー面には、外周端面側では回転方向に
対して鋭角をなし、中心に近づくにつれ中心を通る放射
線との角度が狭く、且つ外周端面に至るに従い浅くまる
渦巻状の溝を形成したことを特徴とする空気調和機用ス
プラッシャー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989116192U JPH0733065Y2 (ja) | 1989-10-04 | 1989-10-04 | 空気調和機用スプラッシャー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989116192U JPH0733065Y2 (ja) | 1989-10-04 | 1989-10-04 | 空気調和機用スプラッシャー |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0372223U JPH0372223U (ja) | 1991-07-22 |
JPH0733065Y2 true JPH0733065Y2 (ja) | 1995-07-31 |
Family
ID=31664489
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989116192U Expired - Lifetime JPH0733065Y2 (ja) | 1989-10-04 | 1989-10-04 | 空気調和機用スプラッシャー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0733065Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20190001154U (ko) * | 2017-11-07 | 2019-05-15 | 대양기전 주식회사 | 개인용 에어컨 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7129351B2 (ja) * | 2019-01-30 | 2022-09-01 | 株式会社コロナ | ミスト発生装置 |
-
1989
- 1989-10-04 JP JP1989116192U patent/JPH0733065Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20190001154U (ko) * | 2017-11-07 | 2019-05-15 | 대양기전 주식회사 | 개인용 에어컨 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0372223U (ja) | 1991-07-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6158954A (en) | Cross-flow fan and an air-conditioner using it | |
US8100664B2 (en) | Impeller for a cooling fan | |
US7997871B2 (en) | Impeller for a cooling fan | |
JPH0733065Y2 (ja) | 空気調和機用スプラッシャー | |
CN101852259A (zh) | 鼓式制动器 | |
US4066383A (en) | Surface aeration impeller | |
JPH0336822Y2 (ja) | ||
JPH078135Y2 (ja) | 回転研摩砥石 | |
JP2002340366A (ja) | 一体型空気調和機 | |
US4066382A (en) | Surface aeration impeller | |
JPS6229601Y2 (ja) | ||
EP0947708B1 (en) | A cross-flow fan and an air-conditioner using it | |
CN215112980U (zh) | 一种可防止热能散失的除湿转轮 | |
JP2005030261A (ja) | 排水ポンプ | |
US2887854A (en) | Room air conditioner condensate disposal means | |
KR200247712Y1 (ko) | 브레이크디스크방열장치 | |
JPH0213865Y2 (ja) | ||
JPH0740717Y2 (ja) | 遠心送風機の羽根車 | |
JPS5811949Y2 (ja) | ブレ−キデイスク | |
KR900000932Y1 (ko) | 냉각탑의 냉각수 산포장치 | |
JPH0336437A (ja) | ドレン水飛散装置 | |
JPH11344034A (ja) | 含油軸受装置 | |
KR100239664B1 (ko) | 공기조화기의 실외기팬 슬링거링의 비산구조 | |
JPS6291732A (ja) | 空気調和機のドレン水処理装置 | |
JPS5914139Y2 (ja) | 遠心投射装置の羽根車 |