JPS58119438A - 金属クラツド材の連続鋳造方法および装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、金属クラツド材の連続鋳造方法および装置
に関し、とくに任意なりラッド比において金属クラツド
材を大量に、連続生産することができるようにした、開
発成果を提案する。

一般に金属母材と、その少くとも片面に合体した異種金
属層とからなる金属クラツド材は、従来、圧延圧接法、
溶接肉盛法、爆着法および鋳ぐるみ法などによってつく
られるを通例とする。

圧延圧接法は、接合をすべき表面にそれぞれ研暦を施し
、ときにはさらにＮｉめつきなどを施して周Ｒを溶接す
るなど、圧延の事前処理に手間がか官む不利があって、
作業性も低く量産に適合し難いため、クラツド化による
コストメリットが減殺され勝ちで、それがかなりに償な
われるステンレスクラツド鋼でこそ普及し７ているが、
一般的な実用の域に達してはいない。

溶接肉盛法については母材の成形加工後のクラツド化に
適合し、ノズルやフランジなどの部品への応用には有利
な反面、クラッド層の組成が溶接、、。

に直接支配されるほかにも、大面積にわたる場合には、
生産性、コストの面で、必ずしも適合し難い。

爆着法は、火薬の爆発力の利用による接合を行うもので
あるところから、組合わせの種類が多く小１゜ザイズの
クラツド材の製造ニ適しているが、大面積板材の製造に
は通用できない。

次に鋳ぐるみ法は、母材もしくはクラッド層のいずねか
一方を芯材として鋳型内に設置しておき、これに母材も
しくはクラッド層を形成する他方の。

浴儒を鋳込んで複合鋼塊を製造し、これを熱間加ｌ工し
てクラツド銅とする方法であり、この方法の具体的製造
方法とし２て従来多くの方法が開示され実施もされてい
る。しかしながらこの方法の致命的欠陥は、鋳型内に溶
鋼を鋳込む際に芯材表面が酸化されたり、また芯材と溶
鋼との界面にスラグを巻込むことがあり、そのために母
材とクラッド層との層間接着性が著しく劣ることである
。そのほか、この方法ではクラツド比の精度のすぐれた
製品が得維＜、鋳ぐるみされた鋼塊総重量に対す１・・
る製品重量の割合を示す製品歩留が低い欠点がある。

上掲のように金属クラツド材の製造に関して提案された
従来法は、いずれも大量生産に適せず、従って原価高の
欠点があるほか、品質的にもすぐ・れた製品を得ること
ができない欠点がある。

これらに対してクラッド層を形成しようとする金属スト
リップを、冷却箱上に送り進めつ＼、金属ストリップに
沿う溶融金属の流下を導いて、その凝固を金属ストリッ
プとの凝着に引続いて進行−、。

させることが、第１図（ａ）　、　（ｂ）にそれぞれ両
面、片１面の各場合を示すように提案された。

図においてＳはコイルストリップ、Ｃは冷却箱、ｆは送
りローラ、ｇはガイドローラ、またｐはピンチローラで
あり、１は溶融金属を入れたタンディツシュ、ｒは溶湯
受け、Ｗはせきを示し、第１図Φ）においてｅは耐火性
無端帯　ｇ／は巻かけプーリーである。

しかるＩ／にれらの場合はいずれもストリップＳが、冷
却箱Ｃによる面接接触下に強い冷却作用を１・・受けて
溶融金属との浴着性が劣化し易い反面、冷却か弱すぎる
とストリップの溶解による漏鋼の心配があって、冷却度
合いの調整が困難なところに問題が残されている。

そこでこの発明は、かような金属ストリップの１直接冷
却に代え、無端の耐熱性反覆輪回帯を介した間接冷却に
より、常に安定した溶融金属の金属ストリップに沿う凝
着と凝固を導くようにし、安価にしかも浴着性にすぐれ
る金属クラツド材を漏鋼のうれいなく、筒い生産性の下
に連続的に製造できるようにしたものである。

すなわちこの発明は、上記した従来技術の課題に関し、
互いに間隔をおいて向い合わせに対設した無端の耐熱性
反覆輪回帯の同一周速、同一方向に移動する走行経路を
、それらの背後でそれぞれ−・強制冷却し、それらの走
行経路間にてその少くとも一方に沿う金属ス）　ＩＪツ
ブの走行とともに溶融金属を導入し、該金属ストリップ
との凝着に引続き凝固を進行させることを解決手段とす
るものであり、またこの発明は、無端に連々る走行経路
を１・・一部にわたって互いに間隔をおいて向い合わせ
に対設した耐熱性反覆輪回帯と、該走行経路をそれらの
背後からそれぞれ強制奪熱する冷却器と、上記走行経路
の相互間へその少くとも一方に沿って金属ストリップを
逐次に繰込み、同時に該金属ス１−。

トリップに接して溶融金属を流入させる供給手段とを、
上記方法の実施に直接使用する装置の構成に欠くことが
できない事項とするものである。

この発明の装置では、耐熱性反覆輪回帯が、一対のグー
ソー間にかけ渡した巻掛は伝動系統また２゜これがテン
ションプーリーを含むものとすること、さらには該輪回
帯の片方が回転円筒胴よりなり他方は同転円胴の部分胴
周に沿って湾曲し７た走行経路を有するものとすること
が実施−ヒのぞましい。

さて第２図にこの発明に従う金属クラツド材の連に鋳造
方法を、浴融金属の鉛直流入方式で実施する場合の具体
例を示し、図中／、ｌ′は、無端に連なる走行経路２　
、．２’を互いに間隔ｄをおいて向い合わせに対設した
耐熱性反覆輪回帯、３．３’は該走行経ｌＩ′ｔ′ｔ、
ｘ、２’をそれらの背後からそれぞれ強・・。

制奪熱する冷却箱、”　Ｉ≠′は各輪回帯／、ｌ′の巻
かけ伝動系統走路を形成するガイドプーリイ、夕。

ｊ′は、テンションプーリーであり、ｔ、ｔ’は各走行
経路ノ、２′間の間隔ｄ内に、該経路コ、２′に沿って
導入してクラッド層の形成に供する金属スト。

リップ、また７はタンティッシュ、とはタンディツシュ
内の溶融金属、りは浸漬ノズル、Ｆ−１〜で７０゜７０
′は金属スｌ−ＩＪツブ乙、ｚ′と凝着し、かつこれぐ
　　らの間で凝固し７た、金属クラツド材／／の引き抜
キヲ司るピンチローラである。

図から明らか々ように各金属ストリップ乙、６′・は各
輪回体／、／′の走行経路２，２′においてそれらの背
後で冷却箱３，３′による強制奪熱をもって、間接的に
冷却された状態において、浸漬ノズルタから流下する溶
融金属ｇとの間の界面で凝着を生−じその凝固殻ど′の
成長肥厚化を経てピンチローラ１０　、１０’により、
金属クラツド材／／として引抜かれるのであり、こ＼に
耐熱性反覆輪回帯／、／′を介した冷却箱３，３′によ
る間接冷却の故に金属ストリップ乙、６′の過度冷却に
よる凝着不良や、・・。

冷却不足による溶落が、有効に防止できる。

第３図は片面クラツド材の製造に関する溶融金属の水平
流入方式の場合の例で、この発明の実施態様を模式図で
示し、この例では、金属ス）　ＩＪツブ乙だけを下側の
輪回帯／の走行経路コに沿って。

導入し、これに輪回帯／を介した冷却箱３から加わる間
接冷却と、輪回帯ｌ′に加わる冷却箱３′からの直接冷
却とによって、金属ストリップｔと走行経路２′との間
に流下する溶融金属どの金属ストリップとの凝着にはじ
でる凝固を導き、その凝固殻。

１．１“の成長によって、金属ストリップｔとの合１体
になる片面金属クラツド材を得る。

第μ図は第３図の耐熱反覆輪回帯ｌ′の代りに、回転円
筒胴／“の寸わりに形成１−た水冷溝ｊ′と、金属スト
リップｔとの間に溶融金属ｇを流入させる場合の例を示
し、図中！は水冷蛇管であり、寸た／、２は、金属スト
リップ乙の送り込みローラである。

何れの場合も、クラツド材のクラッド層の形成に供され
る金属ストリップを、その走行経路中に・・・おける移
動をも司る耐熱性反援輪回帯の肉厚を介］７て冷却箱か
ら間接冷却を行うので、そこに生じる適切な伝熱抵抗の
下に、金属ストリップの溶融金属に対する過度な温度低
下を生ぜず、またこれと反対の過熱による溶損の如き不
利を生じること々。

く、溶融金属の金属ス）　ＩＪツブとの接触面にはじ凍
る凝着を介した凝固殻の生成と成長を成就して、金属ス
トリップを両面寸たは片面で竪固に浴着した金属クラツ
ド材を安定に連続鋳造することができる。

この発明による効果は、次のように要約される。１（イ
）金属クラツド材の大量生産が可能となり、従って製造
コストが従来法より著しく安い。

（ロ）従来得られなかった高い製品歩留を維持でき、か
つクラッド接着性のすぐれた金属クラツド材を生産する
ことができる。

（ハ）　クラツド比を広い範囲で任意に変化させること
が可能である。

■　（イ）、（ロ）、（ハ）の結果ステンレスクラツド
鋼をはじめその他一般に広い用途で需要を拡大するこ・
・・とができる。

なお、この発明の適用に当っては金属ス）　ＩＪツブの
厚みは、連鋳操業を安定させるために／　ｍｍ以上ある
ことが望ましい。

また、金属クラツド材の種類やクラツド比の如何によっ
ては、金属ストリップの背面にアスベスト等の断熱材を
はさみ積極的に断熱を促進１−て鋳造する事も可能であ
る。一般に反覆輪回帯と１−では、スチールベルトの如
きが用いられる。

実施例 厚さ３．、ｆｍｍ、幅１ｏｏｏ　ｍｍの熱間圧延による
ステンレス鋼（ＳＵＳ４３０　）板を予め酸洗し７て表
面を清浄とｔ／、普通炭素鋼の溶鋼（／Ｊ≠０〜／Ｊ−
ｔＯ″Ｃ）を使用して第３図に示すようにしてクラツド
鋼素材を連続鋳造１−だ。

こ＼に走行経路は２ｍにわたり、循還水ＨＡｍ３／ｍ、
、ｚｓ　’Ｏの冷却水を通した冷却器により冷却し、ス
テンレス鋼板とこれに面するスチールベルトの間隙が／
３．ｊｍｍになるよう予め設定して、は１．・ソ全厚み
１７ｍ７ｎ、鋳造速度２　ｍ／ｍｉｎで得られたクラツ
ド鋼素材は連続鋳造後直ちに圧延を実施して厚さ八、２
　ｍｍのクラツド鋼板を製造した。

このようにしてクラッド層の密着性は極めて良好であり
、！Ｐた狭面性状にもすぐれたクラツド鋼・板を得るこ
とができた。

この発明による金属クラツド材の連続鋳造方法は、実施
例に述べたような単に鉄鋼の分野のみに限定されるもの
ではなく、銅、アルミニウムなどの非鉄金属分野にも適
用することが可能である。。

【図面の簡単な説明】

第１図（ａ）、Φ）は連続鋳造方式金属クラツド材の製
造に試用された従来例を示す断面図、第２図はこの発明
の実施態様を鉛直鋳込みの場合について示す断面図、第
３図は同じく水平鋳込みの一例を示す断面図、第を図へ
）は水平鋳込みの別例を示す断面図、第を図（′ｂ）は
要部の詳細図である。 ／、／′・・・耐熱性反覆輪回帯、２　、２’・・・走
行経路、３　、３’　、　３″′・・・冷却器、＜ｚ　
、　＋’・・・プーリー、夕、Ｓ′・・・テンションプ
ーリー、乙・・・金属ストリップ、ｇ′・・・溶融金属
、ｇ′・・・凝固殻、／ｌ・・・金属クラツド材。 特許出願人　川崎製鉄株式会社 第を図 （ｂ） −１９〔 第２図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、互いに間隔をおいて向い合わせに対設した無端の耐
   熱性反覆輪画帯の同一周速、同一方向に移動する走行経
   路を、それらの背後でそれぞれ強制冷却し、それらの走
   行経路間にてその少くとも一方に沿う金属ス）　ＩＪツ
   ブの走行とともに溶融金属を導入し、該金属ストリ・・
   ・ツブとの凝着に引続き凝固を進行させることから成る
   金属クラツド材の連続鋳造方法。 ２、無端に連なる走行経路を一部にわたって互いに間隔
   をおいて向い合わせに対設した耐熱性反覆輪画帯と、該
   走行経路をそれらの背後１゜からそれぞれ強制奪熱する
   冷却器と、上記走行経路の相互間へその少くとも一方に
   沿って金属ストリップを逐次に繰込み、同時に該金属ス
   トリップに接して溶融金属を流入させる供給手段とから
   なる金属クラツド材の連続鋳。 造装置。 ３、耐熱性反覆輪画帯が一対のプーリー間にかけ渡した
   巻掛は伝動系統よりなる２、記載の装置。 ４、耐熱性反覆輪画帯の巻掛は伝′動系統が、テ・ンシ
   ョンプーリーを含む３記載の装置。 ５、耐火性反覆輪回帯の片方が回転円筒胴よりなり、他
   方は回転円筒胴の部分胴周に沿い湾曲（〜た走行経路を
   有する３または４記載の装置。