JPS58118839A - 半導電性組成物 - Google Patents
半導電性組成物Info
- Publication number
- JPS58118839A JPS58118839A JP190982A JP190982A JPS58118839A JP S58118839 A JPS58118839 A JP S58118839A JP 190982 A JP190982 A JP 190982A JP 190982 A JP190982 A JP 190982A JP S58118839 A JPS58118839 A JP S58118839A
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- JP
- Japan
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- ethylene
- butene copolymer
- mixture
- polyethylene
- melt index
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は半導電性組成物に係り、特に押出ルミカケープ
ルの半導電層として用いるのに好適な半導電性組成物に
関するものである。
ルの半導電層として用いるのに好適な半導電性組成物に
関するものである。
従来、架橋ポリエチレンあるいはエチレンプロピレンゴ
ムを絶縁体とした電カケープルの外部および内部半導電
層としては、エチレン−酢酸ビニル共重合体をペースと
した組成物が用いられていた。しかし、エチレン−酢酸
ビニル共重合体は、耐熱性が不十分であり、また、20
0℃以上になると酢酸を発生する熱分解を起すという欠
点があり、作業性を上げるため架橋温度を250℃以上
にすると、熱分解で脱離した酢酸によって、外部じゃへ
い用金属テープが腐蝕するという問題を生ずる。
ムを絶縁体とした電カケープルの外部および内部半導電
層としては、エチレン−酢酸ビニル共重合体をペースと
した組成物が用いられていた。しかし、エチレン−酢酸
ビニル共重合体は、耐熱性が不十分であり、また、20
0℃以上になると酢酸を発生する熱分解を起すという欠
点があり、作業性を上げるため架橋温度を250℃以上
にすると、熱分解で脱離した酢酸によって、外部じゃへ
い用金属テープが腐蝕するという問題を生ずる。
仁れを改善するため1、ポリエチレンをペースとする検
討が行われているが、ポリエチレン社、結晶化度が高い
ため、導電性を付与するためのカーボンブラックを加え
ると、強じん性が失なわれて脆くなるという欠点がある
。
討が行われているが、ポリエチレン社、結晶化度が高い
ため、導電性を付与するためのカーボンブラックを加え
ると、強じん性が失なわれて脆くなるという欠点がある
。
本発明は上記に鑑みてなされたもので、その目的とする
ところは、熱分解して腐蝕性成分を発生することがなく
、また、脆性を改善できる半導電性組成物を提供するこ
とにある。
ところは、熱分解して腐蝕性成分を発生することがなく
、また、脆性を改善できる半導電性組成物を提供するこ
とにある。
本発明の特徴は、メルトインデックスが1以上のポリエ
チレンとメルトインデックスが1以上のエチレンーブテ
ン共重合エラストマとを重量比で9:1〜5:5の範囲
で混ぜたもの100重量部に対して半導電性カーボンブ
ラックを30重量部以上加えた混和物を架橋してなる半
導電性組成物とした点にある。
チレンとメルトインデックスが1以上のエチレンーブテ
ン共重合エラストマとを重量比で9:1〜5:5の範囲
で混ぜたもの100重量部に対して半導電性カーボンブ
ラックを30重量部以上加えた混和物を架橋してなる半
導電性組成物とした点にある。
ここで、ポリエチレンおよびエチレン−ブチ/共重合エ
ラストマのメルトインデッブス(以下MIと略す。)を
1以上と規定したのは、1以上でなければ、この組成物
の粘度が大きくなり過ぎて、押出しが困難になり、また
、外観不良になるためである。
ラストマのメルトインデッブス(以下MIと略す。)を
1以上と規定したのは、1以上でなければ、この組成物
の粘度が大きくなり過ぎて、押出しが困難になり、また
、外観不良になるためである。
ポリエチレンとエチレン−ブテン共重合エラストマとの
重量比9:1〜5:5と1限定したエチレン−ブチ/共
重合エラストマが重量比で10−以下だと目的とする脆
性を改善を改善することができず、また、50−以上だ
と押出時の外観が肌荒れを起す〃・らである。
重量比9:1〜5:5と1限定したエチレン−ブチ/共
重合エラストマが重量比で10−以下だと目的とする脆
性を改善を改善することができず、また、50−以上だ
と押出時の外観が肌荒れを起す〃・らである。
導電性カーボンブラックとしては、例えば、アセチレン
ブラック、ファーネスカーボンプラ・ンクが挙げられる
が、混和量が80重量部以下だと目的とする導電性が得
られないので、30重量部以上と限定した。
ブラック、ファーネスカーボンプラ・ンクが挙げられる
が、混和量が80重量部以下だと目的とする導電性が得
られないので、30重量部以上と限定した。
架橋は有機過酸化物および電離性放射線などの作用によ
り行うことができるが、操作の簡易性の点から有機過酸
化物による方法の方が望ましく、有機過酸化物としては
、ジクミルパーオキサイド、1−3−ビス(t−ブチル
パーオキシイソプロビル)ぺ/ゼンなどがあげられる。
り行うことができるが、操作の簡易性の点から有機過酸
化物による方法の方が望ましく、有機過酸化物としては
、ジクミルパーオキサイド、1−3−ビス(t−ブチル
パーオキシイソプロビル)ぺ/ゼンなどがあげられる。
また、本発明に係る組成物の製造は、パンバリ等の混線
装置を用いて行うが、この場合、エチレン−ブチ/共重
合エラストマはペレット状の方が取り扱いに便利であり
、そのため、エチレン含有量が75〜90モルチの範囲
のものが好ましい。
装置を用いて行うが、この場合、エチレン−ブチ/共重
合エラストマはペレット状の方が取り扱いに便利であり
、そのため、エチレン含有量が75〜90モルチの範囲
のものが好ましい。
90チ以上になると、エラストマ性が失なわれる。
次に、本発明の実施例および比較例について説明する。
第1表は本発明の半導電性組成物の実施例および比較例
の配合組成を示したものであり、単位は重量部で示しで
ある。
の配合組成を示したものであり、単位は重量部で示しで
ある。
第1表に示す各配合物を6′ゴム用ロ一ル混線機を用い
、樹脂温度150℃で10分間混練し、厚第 1
表 さ約1inのシート状成形物とし、これを180℃で1
001’4/d、10分の成形条件で架橋を行い、これ
を試料として、脆性および導電性の試験を行った。その
結果を第2表に示しである。
、樹脂温度150℃で10分間混練し、厚第 1
表 さ約1inのシート状成形物とし、これを180℃で1
001’4/d、10分の成形条件で架橋を行い、これ
を試料として、脆性および導電性の試験を行った。その
結果を第2表に示しである。
ただし、脆性は、幅1副、長さ3cpRの矩形状シート
を180℃に折り曲げて測定した。また、導電性は、幅
3菌、長さ10I:WIの矩形状シートの両端に導電性
ペイントを塗布して電極とし、長手方向の体積抵抗率を
常温で測定することによって評価した。
を180℃に折り曲げて測定した。また、導電性は、幅
3菌、長さ10I:WIの矩形状シートの両端に導電性
ペイントを塗布して電極とし、長手方向の体積抵抗率を
常温で測定することによって評価した。
押出外観は、40IIJ押出機(L/D=22、圧縮比
a5、ダイス径5m)を用い、押出温度150℃、スク
リュ回転数30回転/秒で押出して評価した。
a5、ダイス径5m)を用い、押出温度150℃、スク
リュ回転数30回転/秒で押出して評価した。
第 2 表
第2表に示すように、本発明の実施例によれば、実施例
1〜3とも脆性が改善されており、また、導電性、押出
外観も良好であるいしかしながら、比較例2はエチレン
−ブテン共重合エラストマの含有量が5重量部と少ない
ため脆性が悪く、また、比較例1.3は、それぞれポリ
エチレンのMIが1以下、エチレン−ブテン共重合エラ
ストマの含有量が60%と本発明の範囲外であるため、
脆性はよいが押出外観が悪い。また、カーボン量が少な
い比較例4は導電性が低い。
1〜3とも脆性が改善されており、また、導電性、押出
外観も良好であるいしかしながら、比較例2はエチレン
−ブテン共重合エラストマの含有量が5重量部と少ない
ため脆性が悪く、また、比較例1.3は、それぞれポリ
エチレンのMIが1以下、エチレン−ブテン共重合エラ
ストマの含有量が60%と本発明の範囲外であるため、
脆性はよいが押出外観が悪い。また、カーボン量が少な
い比較例4は導電性が低い。
なお、第2表には示してないが、熱分解時に酢酸などの
腐蝕性成分を発生することがない。
腐蝕性成分を発生することがない。
以上説明したように、本発明によれば、熱分解して腐蝕
性成分を発生することがなく、また、脆性を改善でき、
押出形型カケープルの半導電層として用いるのに好適で
あるという効果がある。
性成分を発生することがなく、また、脆性を改善でき、
押出形型カケープルの半導電層として用いるのに好適で
あるという効果がある。
57.8.2G
昭和 年 月 日
特許庁長 官島田春樹殿
1、事件の表示
昭和57年特 許願第 1909 号2発 明 の名
称 半導電性組成物 a 補正をする者 表 代 理 人〒100 補正の対象 (1)明細書の特許請求の範囲。
称 半導電性組成物 a 補正をする者 表 代 理 人〒100 補正の対象 (1)明細書の特許請求の範囲。
(り 明細書の発明の詳細な説明。
補正の内容
(1)特許請求の範囲を別紙の通りに訂正する。
(2)明細書第6頁第13行目の「トマとの〜エチレ」
を[トマとを重量比で9=1〜5:5と限定したのは、
エチレ」と訂正する。
を[トマとを重量比で9=1〜5:5と限定したのは、
エチレ」と訂正する。
(6)明細書第6頁下第6行目の「180℃」を「18
0度」と訂正する。
0度」と訂正する。
(4)明細書第6頁第5行目の「回転7秒」を「回転7
分」と訂正する。
分」と訂正する。
(5)明細書第6頁の第2表を次の通シに訂正する。
じ
0
滑
特許請求の範囲
エ メルトインデックスが1以上のポリエチレンとメル
トインデックスが1以上のエチレン−ブテン共重合エラ
ストマとを重量比で9:1〜5:5の範囲で混ぜたもの
100重量部に対して導電性カーボンブラックを60重
量部以上加えた混和物を架橋してなることを特徴とする
半導電性組成物。
トインデックスが1以上のエチレン−ブテン共重合エラ
ストマとを重量比で9:1〜5:5の範囲で混ぜたもの
100重量部に対して導電性カーボンブラックを60重
量部以上加えた混和物を架橋してなることを特徴とする
半導電性組成物。
一&、前記エチレンーブテン共重合エラストマはエチレ
ン含有量が75〜90モルチの範囲にあるものである特
許請求の範囲第1項記載の半導電性組成物。
ン含有量が75〜90モルチの範囲にあるものである特
許請求の範囲第1項記載の半導電性組成物。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 メルトインデックスが1以上のポリエチレンとメルトイ
ンデックスが1以上のエチレン−ブテン共重合エジスト
マとを重量比で9:l〜5:5の範囲で混ぜたもの10
0重量部に対して導電性カーボンブラックを30重量部
以上加えた混和物を架橋してなることを特徴とする半導
電性組成物。 前記エチレン−ブテン共重合エラストiはエチレン含有
量が75〜90モル−の範囲にあるものである特許請求
の範囲第1項記載の半導電性組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP190982A JPS58118839A (ja) | 1982-01-08 | 1982-01-08 | 半導電性組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP190982A JPS58118839A (ja) | 1982-01-08 | 1982-01-08 | 半導電性組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58118839A true JPS58118839A (ja) | 1983-07-15 |
Family
ID=11514701
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP190982A Pending JPS58118839A (ja) | 1982-01-08 | 1982-01-08 | 半導電性組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58118839A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5966436A (ja) * | 1982-10-08 | 1984-04-14 | Furukawa Electric Co Ltd:The | 半導電性樹脂組成物 |
EP0921530A1 (en) * | 1997-12-02 | 1999-06-09 | Union Carbide Chemicals & Plastics Technology Corporation | Cable semiconducting shield |
EP2532011A2 (en) * | 2010-02-01 | 2012-12-12 | General Cable Technologies Corporation | Vulcanizable copolymer semiconductive shield compositions |
EP2660284A1 (en) * | 2012-05-04 | 2013-11-06 | Université Catholique De Louvain | Electroconductive nanocomposite |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS559677A (en) * | 1978-04-07 | 1980-01-23 | Raychem Ltd | Cross linked polymer composition |
JPS5645933A (en) * | 1979-09-25 | 1981-04-25 | Mitsubishi Petrochem Co Ltd | Electrically conductive resin composition |
JPS57199108A (en) * | 1981-06-01 | 1982-12-07 | Showa Electric Wire & Cable Co | Crosslinked polyethylene insulated power cable |
-
1982
- 1982-01-08 JP JP190982A patent/JPS58118839A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS559677A (en) * | 1978-04-07 | 1980-01-23 | Raychem Ltd | Cross linked polymer composition |
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Cited By (7)
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EP2532011A4 (en) * | 2010-02-01 | 2015-01-07 | Gen Cable Technologies Corp | SEMICONDUCTOR SHIELDING COMPOSITIONS BASED ON VULCANIZABLE COPOLYMER |
EP2660284A1 (en) * | 2012-05-04 | 2013-11-06 | Université Catholique De Louvain | Electroconductive nanocomposite |
WO2013164488A1 (en) | 2012-05-04 | 2013-11-07 | Universite Catholique De Louvain | Electroconductive nanocomposite |
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