JPS5811877B2 - イコウカンカゴウブツ ノ セイゾウホウ - Google Patents

イコウカンカゴウブツ ノ セイゾウホウ

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JPS5811877B2
JPS5811877B2 JP881974A JP881974A JPS5811877B2 JP S5811877 B2 JPS5811877 B2 JP S5811877B2 JP 881974 A JP881974 A JP 881974A JP 881974 A JP881974 A JP 881974A JP S5811877 B2 JPS5811877 B2 JP S5811877B2
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JP
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benzodiazepine
triazolo
chloro
phenyl
thiocarboxamide
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桑田胖
多和田紘之
目黒寛司
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Takeda Pharmaceutical Co Ltd
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Takeda Chemical Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は中枢神経系抑制作用を有し、医薬などとして有
用な一般式(I) 〔式中、R1,R2は同一または異なって水素原子また
はアルキル基を示し、隣接する窒素原子とともにモルホ
リン環を形成していてもよい。
R3は水素原子を示す。
環A、Bはハロゲン原子で置換されていてもよい〕で表
わされる異項環化合物の製造法に関する。
さらに詳しくは、一般式(■) 〔式中、R1−R3および環A、Bは前記と同意義を有
する〕で表わされる化合物を硫化リンで処理して一般式
(■) 〔式中、R1−R3および環A、Bは前記と同意義を有
する〕で表わされる化合物を製造し〔工程(A)〕、つ
いでこれを還元反応に付す〔工程(B)〕ことを特徴と
する一般式(1)で表わされる異項環化合物の製造法で
ある。
前記一般式中R1,R2で示されるアルキル基としては
炭素数1〜6個程度の直鎖、分枝または環状低級アルキ
ル基が好ましく、たとえばメチル、エチル、プロピル、
イソプロピル、ブチル、イソブチル、5ec−ブチル、
tert−ブチル、ペンチル、シクロペンチル、ヘキシ
ル、シクロヘキシル、シクロプロピルメチル基などがあ
げられる。
環A、Bがハロゲン原子で置換されている場合、それら
の置換基はA、B環上の置換し得る任意の位置に、同一
または異なって1個以上適宜個置換していてよい。
A、B環に置換するハロゲン原子としてはフッ素、塩素
、臭素、ヨー素である。
本発明の工程(5)の反応は、一般式(III)の化合
物と硫化リンとを反応させることにより行われる。
本反応に用いられる硫化リンとしては、たとえば三硫化
リン、三硫化リン、上値化リンなどがあげられるが、な
かでも三硫化リンが実用上好ましい。
硫化リンの使用量は、化合物(■)1モルに対し、通常
約1〜5モル程度である。
反応は通常不活性有機溶剤中で行なわれ、かかる溶剤と
してはたとえばピリジンなどの3級アミン類、トルエン
、キシレンなどの芳香族炭化水素類あるいはこれらの混
合溶媒などが有利である。
反応は通常使用溶媒の沸点付近の温度で行なわれるが、
時にはそれ以上またはそれ以下の温度で行ってもよい。
本方法により製造される化合物(■〕はそれ自体公知の
分離精製手段、たとえば再結晶法、クロマトグラフ法な
どの手段で任意純度のものとして分離精製できる。
なお、化合物(■)はその核内に塩基性窒素原子を有す
るため無機酸(例、塩酸、臭化水素酸、硫酸、硝酸、リ
ン酸など)、有機酸(例、シュウ酸、コハク酸、マロン
酸、酒石酸、フマール酸、マレイン酸、メタンスルホン
酸、トルエンスルホン酸など)との酸付加塩として単離
することもできる。
かくして製造される化合物(■)またはその酸付加塩は
単に化合物(1)の合成中間体として有用なだけでなく
、さらにそれ自体化合物(I)と同様の中枢神経系抑制
作用、たとえば筋弛緩、抗けいれん、抗精神不安、催眠
作用などの薬理作用を有し、筋弛緩、抗けいれん、精神
安定、トランキライザー、催眠剤などの医薬としても有
用であ4本発明の工程(B)は、化合物(■)を還元反
応に付すことにより行われる。
本工程の反応は、化合物(■)と還元剤とを反応させる
ことにより行なわれ、還元剤としてはチオカルボニル基
を脱硫的に還元しメチレン基に変え得るものであればい
かなるものでもよい。
かかる還元剤としては、たとえばラネー・ニッケル、鉄
と酢酸、スズと塩酸などがあげられるが、ラネー・ニッ
ケルが実用上好ましい。
本反応は一般に溶媒を用いて行なうのが好ましい。
かかる溶剤としては水、アルコール類(例、メタノール
、エタノール、プロパツールなどの低級脂肪族アルコー
ル)、芳香族炭化水素類(例、ベンセン、キシレン)、
ハロゲン化炭化水素類(例、クロロホルム、ジクロルメ
タン)、ニーフル類(例、エーテル、テトラヒドロフラ
ン、ジオキサン)などが用いられ、なかでもアルコール
類が実用上好ましい。
反応温度は約−10°−150℃の範囲から適宜選択さ
れる。
通常室温でも反応は行なわれるが、反応促進のため、使
用溶媒の沸点付近の温度で反応を行ってもよい。
上記のようにして製造される化合vA1)はそれ自体公
知の分離精製手段、たとえば再結晶法、クロマトグラフ
法などの手段により任意純度のものとして採取できる。
さらに、化合ml)は塩基性窒素をその核内に有するた
め、化合物(II)と同様に、化合物■)の酸付加塩製
造に用いられるのと同様の無機酸あるいは有機酸を用い
て対応する酸付加塩として採取、精製することもできる
このようにして製造される目的化合ml)および化合物
■)またはそれらの酸付加塩は中枢神経系抑制作用、た
とえば筋弛緩、抗けいれん、抗精神不安、催眠作用など
の薬理作用を示し、たとえば筋弛緩剤、抗けいれん剤、
精神安定剤、トランキライザー、催眠剤などの医薬とし
て有用である。
これらを上記の医薬として用いる場合、それ自体または
適宜の薬理学的に許容される担体、賦形剤、希釈剤と混
合し、散剤、顆粒剤、錠剤、カプセル剤、坐剤、注射剤
などの形態で経[]的または非経口的に投与することが
できる。
投与量は対象疾患の種類、症状、化合物の種類により異
なるが、経口投与の場合通常成人1日あたり約05m9
〜50畦度である。
本発明の方法によりたとえば下記のような4H−5−ト
リアゾロ〔1,5−a)(]、 、4.)ベンゾジアゼ
ピン−2−カルボキサミド誘導体からそれぞれ相当する
4、H−s−トリアゾロ(1,5−a)(1,4,1ベ
ンゾジアゼピン−2−チオカルボキサミド誘導体を製造
できる。
8−クロロ−6−フェニル−4H−s−)リアゾロ(1
,5−a)(1,4)ベンゾジアゼピン−2−チオカル
ボキサミド 8−クロロ−6−フェニル−4H−s−トリアゾロ(1
,5−a)(1,4)ベンゾジアゼピン−2−(N−メ
チル)チオカルボキサミド8−クロロ−6−フェニル−
4H−s−トリアゾロ(1,5−a)(1,4)ベンゾ
ジアゼピン−2−(N−エチル)チオカルボキサミド8
−クロロ−6−フェニル−4H−s−トリアゾロ(1,
5−a)(1,4)ベンゾジアゼピン−2−(N−プロ
ピル)チオカルボギザミド8−クロロ−6−フェニル−
4H−s−トリアプロ(1,5−a)(1,4)ベンゾ
ジアゼピン−2−(N−ブチル)チオカルボキサミド8
−クロロ−6−フェニル−4H−s−1リアゾロ(1,
5−a)(1,4)ベンゾジアゼピン−2−(N、N−
ジメチル)チオカルボキサミド8−クロロ−6−フェニ
ル−4H−s −トリアヅ冶(1,5−a)(1,4)
ベンゾジアゼピン−2−(N、N−ジエチル)チオカル
ボキサミド8−クロロ−6−フェニル−4H−s−トリ
アゾロ(1,5−a)(1,4)ベンゾジアゼピン−2
−(N、N−ジプロピル)チオカルボキサミド 8−クロロ−6−フェニル−4H−s−)リアゾロ(1
,5−a)(1,4)ベンゾジアゼピン−2−(N、N
−ジブチル)チオカルボキサミド8−クロロ−6−フェ
ニル−4H−s−トリアゾ狛(1,5−a)(1,4)
ベンゾジアゼピン−2−(N−メチル−N−イソプロピ
ル)チオカルボキサミド 4−(8−クロロ−6−フェニル−4H−s−トリアゾ
ロ(1,5−a)(1,4)ベンゾジアゼピン−2−イ
ル)チオカルボニルモルホリン8−クロロ−6−(2−
クロロフェニル)−4H−5−トリアゾロ(1,5−a
)(1,4)ベンゾジアゼピン−2−チオカルボキサミ
ド 8−クロロ−6−(2−クロロフェニル)−4H−5−
トリアゾロ(1,5−a)(1,4)ベンゾジアゼピン
−2−(N−エチル)チオカルボキサミド 8−クロロ−6−(2−クロロフェニル)−4H−6−
トリアゾロ(1,5−a)(1,4)ベンゾジアゼピン
−2−(N、N−ジメチル)チオカルボキサミド 8−クロロ−6−(2−クロロフェニル)−4H−5−
トリアソ狛(1,5−a)(1、4)ベンゾジアゼピン
−2−(N、N−ジエチル)チオカルボキサミド ローフェニル−4H−s −トリアゾロ〔1,5−a)
(1,4)ベンゾシアセビン−2−チオカルボキサミド ローフェニル−4H−s−トリアゾロ〔1,5−a)(
1,4)ベンゾジアゼピン−2−(N。
N−ジエチル)チオカルボキサミド ロー(2−クロロフェニル)−4H−8−)リアゾロ(
1,5−a)(1,4)ベンゾジアゼピン−2−チオカ
ルボキサミド ロー(2−クロロフェニル) −4H−s−トリアゾロ
(1,5−a)(1,4)ベンゾジアゼピン−2−(N
、N−ジエチル)チオカルボキサミド 前記のような2−チオカルボキサミド誘導体を脱硫還元
しそれぞれ相当するつぎのような4H−5−トリアゾロ
(1,5−a)(1,4)ベンゾジアゼピンの2−(置
換)アミノメチル誘導体を製造できる。
2−アミノメチル−8−クロロ−6−フェニル−4H−
s−トリアゾロ(1,5−a )(L4)ベンゾジアゼ
ピン 8−クロロ−2−メチルアミノメチル−6−フェニル−
4H−s −トリアゾロ(1,5−a)(1,4)ベン
ゾジアゼピン 8−クロロ−2−エチルアミノメチル−6−フェニル−
4H−s−トリアゾロ(1,5−a)(1,4)ベンゾ
ジアゼピン 8−10ロー6−フェニル−2−プロピルアミノメチル
−4H−s−トリアゾロ(1,5−a:](1,41)
ベンゾジアゼピン 2−ブチルアミノメチル−8−クロロ−6−フェニル−
4H−s −トリアゾロ(1,5−a)(1,4)ベン
ゾジアゼピン 8−クロロ−2−(N、N−ジメチル)アミノメチル−
6−フェニル−4H−s−トリアゾロ(L5−a)(L
4)ベンゾジアゼピン 8−クロロ−2−(N、N−ジエチル)アミノメチル−
6−フェニル−4H−s−ト’)アブ口(1,5−a)
(1,4)ベンゾジアゼピン8−クロロ−6−フェニル
−2−(N、N−ジプロピル)アミノメチル−4H−s
−トリアゾロ(1,5−a)(1,4)ベンゾジアゼピ
ン2−(N、N−ジブチル)アミノメチル−8−クロロ
−6−フェニル−4H−s−ト’J7ゾロ(1,5−a
)(1,4)ベンゾジアゼピン8−クロロ−2−(N−
メチル−N−イソプロピル)アミノメチル−6−フェニ
ル−4H−s−トリアゾロ(1,5−a)(1,4)ベ
ンゾジアゼピン 8−クロロ−2−モルホリノメチル−6−フェニル−4
H−s−トリアゾロ(1,5−a)(1゜4〕ベンゾジ
アゼピン 2−アミノメチル−8−クロロ−6−(2−クロロフェ
ニル)−4H−s−)リアゾロ〔1,5−a)(1,4
)ベンゾジアゼピン 8−クロロ−6−(2−クロロフェニル)−2−エチル
アミノメチル−4H−s−トリアゾロ(1,5−a)(
1,4)ベンゾジアゼピン8−クロロ−6−(2−クロ
ロフェニル)−2−ジメチルアミノメチル−4H−s−
)リアゾロ(1,5−a)(1,4)ベンゾジアゼピン
8−クロロ−6−(2−クロロフェニル)−2−ジエチ
ルアミノメチル−4H−s −トリアゾロ(1,5−a
)(1,4)ベンゾジアゼピン2−アミノメチル−6−
フェニル−4H−s−トリアゾロ(1,5−a)(1,
4,1ベンゾジアゼピン 2−ジエチルアミノメチル−6−フェニル−4H−5−
トリアゾロ(1,5−a)(1,4)ベンゾジアゼピン 2−アミノメチル−6−(2−クロロフェニルニー4H
−s −トリアゾロ(1、5−a)(1,4:)ベンゾ
ジアゼピン 6−(2−クロロフェニル)−2−ジエチルアミンメチ
ル−4H−s−トリアゾロ(1,5−a)(1,4)ベ
ンゾジアゼピン 実施例 1 (1) 8−70ロー6−フェニル−5−)’J7ゾ
D(1,5−a)(1,4)ベンゾジアゼピン−2−(
N、N−ジメチル)カルボキサミド194■、方面化リ
ン2227n11トルエン4rrt11ピリジン2ml
の混液をかき混ぜながら1時間加熱還流後、減圧下に溶
媒を留去。
水を加え、酢酸エチルで抽出。
酢酸エチル層は水洗、乾燥(Na2S04)後溶媒を留
去すると粗8−クロロ−6−フェニル−5−t−リアゾ
ロ(1,5−a)(1,4)ベンゾジアゼピン−2−(
N。
N−ジメチル)チオカルボキサミドが得られる〔氷晶の
塩酸塩は黄色プリズム晶(メタノールから再結晶)融点
182−187°C〕 (損 これの全量(約190〜)をエタノール4mlに
溶解。
ラネー・ニッケル2m1(湿潤状態)を加えよく振り混
ぜ90℃の浴中で少時加熱。
冷接ラネー・ニッケルを涙去、p液を減圧下に濃縮。
水を加え、酢酸エチルで抽出。酢酸エチル層は水洗後溶
媒を留去すると粗8−クロロー2−ジメチルアミノメチ
ル−6−フェニル−4H−5−トリアゾロ(1,5−a
)(1,,4)ベンゾジアゼピンが得られる。
含水エタノールから再結晶すると無色プリズム晶。
融点135−136℃。
元素分析 C1,H78CIN5 計算値 C64,86,N5,16.N19.91実験
値 C65,09,H4,90,N19.89これを少
量のアセトンに溶解、シュウ酸(二水塩)130771
5;Jを加えるとシュウ酸塩の結晶が析出する。
エタノールから再結晶すると無色プリズム晶になる。
融点163−165°C元素分析 C,、H18CIN
5・3/2 (COOH)2計算値 C54,27,H
4,35,N14.39実験値 C54,38,H4°
36.N14.37実施例 2 8−クロロ−N、N−ジメチル−6−フェニル−4H−
s −トリアゾロ(1、s−a:)(1,4)ベンゾジ
アゼピン−2−(N、N−ジメチル)カルボキサミド1
94m9、方面化リン222m9、トルエン4ml、ピ
リジン2mlの混液を1.5時間加熱還流後、減圧下に
溶媒を留去。
水を加え、酢酸エチルで抽出。
酢酸エチル層は水洗後溶媒を留去。残留物を少量のアセ
トンに溶解、20%塩酸含有エタノールを加え析出物を
戸数。
アセトンで洗浄すると8−クロロ−6−フェニル−4H
−s−トリアゾロ(1,5−a)(1,4)ベンゾジア
ゼピン−2−(N、N−ジメチル)チオカルボキサミド
塩酸塩の結晶が得られる。
メタノールから再結晶すると黄色プリズム晶になる。
融点182−187℃。
元素分析 C1,H16CIN、5−HCI計算値 C
54,55、H4,10、N13.74実験値 C54
,32,H4,06,N16.84実施例 3 前記実施例2で製した8−クロロ−6−フェニル−4H
−s−)リアゾロ(i、5−a)(1゜4〕ベンゾジア
ゼピン−2−(N、N−ジメチル)チオカルボキサミド
塩酸塩190■にエタノール4m11ラネー・ニッケル
2m1(湿潤状態)を加え90℃の浴中で少時加温後、
実施例1記載と同様に処理すると8−クロロ−2−ジメ
チルアミンメチル−6−フェニル−4H−s−1リアゾ
ロ〔1゜5−a)(1,4)ベンゾジアゼピンの結晶が
得られる。
含水エタノールから再結晶すると無色プリズム晶。
融点135−136℃。氷晶は実施例1で製造されたも
のと同一である。
実施例 4 4−(8−クロロ−6−フェニル−4H−s−トリアゾ
ロ(1,5−a)(1,4)ベンゾジアゼピン−2−イ
ル)カルボニルモルホリン1.4g、方面化リン1.5
gのピリジン−トルエン(1:2)21ml溶液をかき
混ぜながら1時間加熱還流後、溶媒を留去。
水を加えクロロホルムで抽出、クロロホルム層は水洗、
Na2SO4乾燥後溶媒を留去すると4−(8−クロc
r−6−フェニル−4H−s −トリアゾロ(1,5−
a)(1,4)ベンゾジアゼピン−2−イル)チオカル
ボニルモルホリンが得られる。
これを少量のアセトンに溶解20%エタノール性塩化水
素を加えると二塩酸塩の結晶が得られる。
本塩酸塩はアセトンから再結晶すると黄色プリズム晶に
なる。
融点161°−164℃。
元素分析 C2,H18CIN、0・2HC1計算値
C54,26,H4,34、N15.07実験値 C5
4,28,H4,I5 、N15.10実施例 5 実施例4で製造した4−(8−クロロ−6−フェニル−
4H−s−トリアゾロ(1,5−a:)(1゜4〕ベン
ゾジアゼピン−2−イル)チオカルボニルモルホリン(
二塩酸塩)1.3.9にエタノール20yul、ラネー
・ニッケル6m1(湿潤状態)を加え5分間還流後、不
溶物をろ去、ろ液を濃縮。
残留物に飽和炭酸水素ナトリウム水を加え、これを酢酸
エチルで抽出、酢酸エチル層は水洗、Na2SO4乾燥
後溶媒を留去すると8−クロロ−2−モルホリノメチル
−6−フェニル−4H−s −トリアゾロ(1,5−a
)(1,4)ベンゾジアゼピンが得られる。
本市は少量のアセトンに溶解。シュウ酸((COOH)
2・2H20〕のアセトン溶液を加えるとシュウ酸塩〔
3/2(COOH)2塩〕が得られ、メタノールから再
結晶すると無色プリズム晶になる。
融点225°〜227℃。元素分析 C21H20CI
N5O・3/2(COOH)2計算値 C54,50、
H4,38,Nl 3.24実験値 C54,49,H
4,22,N13.30前記実施例と同様の方法により
相当する4H−s −トリアゾロ(1,5−a)(1,
4)ベンゾジアゼピン−2−カルボキサミドから、つぎ
のような4H−s −トリアゾロ(1,5−a)(]、
]]]4〕ベンゾジアゼピンー2−チオカルボキサが製
造できる。
8−クロロ−6−フェニル−4H−s−トリアゾロ(1
,5−a)(1,4〕ベンゾジアゼピン−2−(N−メ
チル)チオカルボキサミド、本市はアセトンから再結晶
するとアセトン付加体〔Cl8H14CIN、S・(C
1(3)2CO:淡黄色板状晶、融点138−140°
C〕を与える。
上記で製造された2−チオカルボキサミド体から前記実
施例と同様の本発明記載の方法によりそれぞれ相当する
つぎのような4H−s−トリアゾロ(1,5−a)(1
,4)ベンゾジアゼピンの2−アミノメチル体を製造で
きる。
8−クロロ−2−メチルアミノメチル−6−フェニル−
4H−s −トリアゾロ(1,5−a)(1゜4〕ベン
ゾジアゼヒン、シュウ酸塩〔Cl8H16CIN5・(
COOH)2) :無色針状晶(メタノールから再結晶
)融点215−216℃。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式 〔式中、R1,R2は同一または異なって水素原子また
    はアルキル基を示し、隣接する窒素原子とともにモルホ
    リン環を形成していてもよい。 R3は水素原子を示す。 環A、Bはハロゲン原子で置換されていてもよい〕で表
    わされる化合物を環元反応に付すことを特徴とする一般
    式 〔式中、R1−R3および環A、Bは前記と同意義を有
    する〕で表わされる異項環化合物の製造法。 2 一般式 〔式中、R1,R2は同一または異なって水素原子また
    はアルキル基を示し、隣接する窒素原子とともにモルホ
    リン環を形成していてもよい。 R3は水素原子を示す。 環A、Bはハロゲン原子で置換されていてもよい〕で表
    わされる化合物を硫化リンで処理して一般式 〔式中、R1−R3および環A、Bは前記と同意義を有
    する〕で表わされる化合物を製造し、ついでこれを還元
    反応に付すことを特徴とする一般式〔式中、R1−R3
    および環A、Bは前記と同意義を有する〕で表わされる
    異項環化合物の製造法。
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