JPS58118746A - 歯科用インプラント及びその製造方法 - Google Patents

歯科用インプラント及びその製造方法

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JPS58118746A
JPS58118746A JP57001198A JP119882A JPS58118746A JP S58118746 A JPS58118746 A JP S58118746A JP 57001198 A JP57001198 A JP 57001198A JP 119882 A JP119882 A JP 119882A JP S58118746 A JPS58118746 A JP S58118746A
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    • C03C4/00Compositions for glass with special properties
    • C03C4/0007Compositions for glass with special properties for biologically-compatible glass

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明の第1発明は金属芯体を生体活性ガラスで被覆し
てなる歯科用インブラントの製造法に関する。
生体内の硬組織特に骨と化学的に直接結合する能力を有
する材料として生体活性ガラス及びガラスセラミクス(
本明細曹では単に生体活性ガラスと略称する。)が知ら
れている。
これらは生体内で体液と接することにより反応1−る。
具体的には生体活性ガラスの表面からそれらの構成原子
であるところのNa、Ca。
P、B、Siなどのイオンが溶は出して表面に細孔が形
成され、この細孔に生体活性ガラスから溶出したPイオ
ン、Caイオンおよび生体の遺骨作用に基づ(P 、 
Caの各イオンが沈着し、かつ結晶化して骨物質である
ところのヒドロキシアパタイトを形成する。これにより
骨と生体活性ガラスとが化学的に直接結合する。
この説明は文献J、Biomed1Mater、Res
、Symp、  。
42(Partl)117−141(1971)に詳し
い。しかしながら、生体活性ガラスは単体でインブラン
トとして使用するには力学的強度が十分でない。
これを解決する方法として使用時の荷重に耐える強度の
大きい金属芯体に生体活性ガラスを被覆することが行な
われている。均質な被覆層を得るには被覆は生体活性ガ
ラスを溶融状態にして浸漬被覆する方法が最も簡便で好
ましい。しかし、浸漬被覆法を用いるためには、金属芯
体に熱膨張傾が適合し、しかも低融性の生体活性ガラス
が望ましい。もし、芯体と生体活性ガラスの膨張’11
11.が適合しないと被覆層に亀裂が生じ、また低融性
でなければ高温の熔融状態にある生体活性ガラスが金縞
芯体に接し芯体に障害を与える恐れがありまた形成され
た被覆層が変質する恐れがあるからである。他方、金属
芯体は、■ガラス溶融液中で溶解したり、軟化してはな
らない、■万−金域芯体が生体内で露出した場合を考え
ると扮性があってはならない(生体適合性)等の理由か
ら、例えは、歯科用あるいは手術用の金属として広く使
用されている。例えばCo −Cr合金、Ni−Cr合
金、チタンあるいはチタン合金、5US316ステンレ
ススチールなどに限られ、その熱膨張4%に自由に選択
する幅は極めて狭いし、また工業的には単一種に固定し
ておいた方が製造コストが安くなる。
このように生体活性ガラスを金属芯体に被覆してインブ
ラント?製造する場合、生体活性ガラスには、生体との
反応性と熱膨張千数との両者を同時に満足し、しかも低
融性であることが要求される。
しかしながら、従来の例えば特開昭53−(7) 145394Mの発明に開示された生体活性ガラスの組
成範囲では反応性と熱膨張法との組み合わせを自由に選
ぶことができなかった、従って、特開昭53−1453
94号公報の発明では、反応性は優先的に選択せざるを
得ないので、生体活性ガラスの熱膨張率を金属芯体のそ
れと一致させることができず、そのためインブラントの
製造法として、 (1)粗い酸化した表面を有する金−基体ビ、バイオガ
ラス(生体活性ガラスのこと)の体積の温度依存性が非
直線状になる温度(Ts)において前記金属基体の全体
積膨張が該バイオガラスの全体積膨張に実質」二等しく
なるように選んだほぼ最高温度(T1 )にまで加熱す
ること; (11)温度T1にまで加熱した前記金属基体を浸漬で
きる程十分な流動性2示す前記バイオガラスを与える高
い温度である温度(T w )に加熱された溶融バイオ
ガラス?祷ること; (8) (+:++  前記金属基体の温度が実質上T、を越え
ない時間内の浸漬時間であって、浸漬の終了時にバイオ
ガラスの所望厚さの層が該金属基体の前記表面に付着す
るに要する最少時間だけ、該金属基体乞前記溶融バイオ
ガラスに浸漬すること; (tVl  上記の浸漬乞終了すること;(v)得られ
た被amをTwからほぼTsにまで急速に冷却してこの
バイオ汐”ラス最に生じた熱的、機械的応力を速やかに
解放するとと;および (VO得られた被覆金属基体をほぼT8以下の温度にさ
らに冷却して、バイオガラス被覆層および金属基体表面
に生じた熱的、機械的応力を、両者の熱膨張が実質上直
線状であることから実質上等しい速度で解放することか
ら成る極めて工程管理、特に温度管理の難しい製法を取
らざるを得ない。
特に、金机芯体は、せいぜい直&3〜6顛長さ8〜12
葭の円錐形で、極めて小さいものであり、この熱伝導性
の良い金属基体を1250〜1550℃という高温の溶
融カラス中に浸漬スるのであるから、金属基体の温度を
上昇させずに、前記(1)でい5Ts温度まで浴融ガラ
ス被櫟層の温度を低下させることは、し、引き上げた後
、放冷すると常温に戻ったとき、カラス被覆層中に大き
な残留応力が存在し、カラスは割れてしまうか、非常に
割れ易い状態となる。
従って、本発明の目的は、低融性で、金属芯体と吟しい
か又は実質的に等しい熱膨張イ織を有し、且つ生体との
反応性を自由に選択し得る生体活性ガラス組成を見い出
し、それKより工程管理の栄な浸漬被覆法に従って歯科
用インブラントを製造する方法を提供1′るにある。
本発明者らは、まず特開昭53−145394号公報に
記載された組成からなる生体活性ガラス乞、犬の顎骨に
埋植し骨との化学的結合の強度を調べた。この結果大の
種類、同種の犬においてもその年齢、健康状態及び埋植
部位によって生体活性ガラスと骨との間の化学的結合力
に差違があることを見出した。この現象は個々の生体及
び埋植部位の遺骨能力の差によるものである。生体に埋
植された生体活性ガラスの表面からイオンか溶出する反
応により細孔が形成され、また表面反応の進行と同時に
生体の遺骨作用により新生骨が細孔内部ビ満してゆくの
であるか、この表面反応と遺骨作用の両速度が同程度で
ある場合に生体活性ガラスと骨との完全な結合が得られ
る。
したがって生体活性ガラスの反応性が埋植部位の遺骨能
力に対応できない場合に結合力か低下するのである。
したかつて、インブラントの臨床への応用に当っては対
象となる生体及び埋植部位の遺骨能力に対応した反応性
を有する生体活性ガラスを使用することが必要である。
生体活性ガラスの生体内での反応においてはその表面か
らNa、Ca、P、B、Sjなどのイオンが溶は出すの
であるが、Na、Caイオンの浴出量が多く、P + 
B + B4.など、はNa 、 Caの浴出によりガ
ラス構造が破壊されることにより徐々に浴出する。した
かつて生体活性ガラスの生体に対する反応性を評価する
ためには、生体外で体液類似の緩衝溶液の中にこれらを
保持し、王にNaイオンの溶出に原因する溶液全体のp
H変化を観察すれはよい。
本発明者らは、生体活性ガラスに7′402’l導入す
ると微量でも反応性を効果的に抑制でき、それでいてガ
ラスの熱膨張係数を実質的に変化させないことを見出し
、このことにより芯体に被櫟して用いる生体活性カラス
の反応性の範囲を広げることに成功した。また、前記の
公知ガラスでは、低融性暑実現するために多量のB20
.を導入する必要かあり、この結果反応性が過剰に増し
、骨との強度の太きい結合は達成されなかったが、本発
明によれば多量のB、 o3を導入し低融性を達成して
も几02の反応抑制効果により適当な反応性2持つ生体
活性ガラスヲ得ることができる。
本発明で使用される生体活性ガラスは本質的に以下の組
成から成る。各数値はモルパーセント(mo!%)であ
る。
5i02       35〜60 B、 0.        5〜15 Na2010〜30 Ca05〜40 Ti O20,5〜10 p、 o、         o〜15に20    
   0〜20 Li20        0〜10 Mg0O〜 5 40s +Zr0t +Nbt 01       0
〜8La203+T&20.+Y2qO〜8F2   
     0〜15 尚、不発明においてはガラスとガラスセラミクスとビ区
別する必要はなく、周知のごとくガラスを結晶化してセ
ラミクスとすることにより強度ビ高めることができるの
で、両者を合わせて単にガラスと略称している。
以下、不発明による上記組成範囲の限定理由について述
べる。
T4.0.は反応性を制御する成分であるか、10モル
%を越えて導入すると低融性とならず、0.5モル係未
満ではT4.02の反応抑制効果が有効に発揮されず適
当な反応性とならない。
B2O3、Na2O、CaOはTc O2よりははるか
に効果か小さいか反応性に影響を与え、その量が多いほ
ど反応性が増加する。したがってこれらの量が極端に多
い場合または少ない場合にはTc O2Y用いても反応
性を適当な範囲に合わせることができない。このことか
ら、B2O3の上限は15モモル係限は5モル係、Na
20の上限は30モモル係限は10モモル係CaOの上
限は40モモル係限は5モル係となる。ガラス構成酸化
物である&02は、その量が少なくなると反応性が増加
するが、効果はTi O2に比較して著しく小さい。&
02を60モモル係過とすると低融性とならず、35モ
モル係満とするとF4.02で抑制しても反応性ビ適当
な範囲に合わせることができない。K、O及びLi2O
はNa2Oと置換して反応性、低融化に対して同様の効
果を得ることができる。Li2Oが10モモル係越える
と生体との適合性を得ることができない。均0はCaO
K置換して導入できるが、5モル係を越えると適合性ヲ
得ることができない。Al2O,、ZrO及びNb2O
,はnOに置換して導入することができるが、合計で8
モル%を越えると低融性とすることができない。F2は
低融化を助けるため、また熱膨張係数を調節するために
導入するが、15モル%を越えると適当な反応性を得ら
れない。La203 、T勲0.及びF20゜が合計で
8モル%ビ越えると低融性とすることができない。F2
0.が15モル%ア越えると適当な反応性を得ることが
できない。
また、従来の生体活性ガラス(特開昭53−14539
4号)は溶融温度が高いため、浸漬法で金属芯体に被覆
しようとする金属イオンか者しくガラス中へ拡散してし
まい、生体活性ガラスの生体活性作用が損なわれた。
それに対して本発明で使用するガラス組成は、低融性で
あるので浸漬法に適しており、しかも熱膨張係数が前述
のような生体適合性の金属芯体のそれに一致するものを
選ぶことかでき、それでいて、Ti O2の添加率を変
えること傾より熱膨張係数を変えずに反応性を生体の状
態に合わせて調節することができる。
例えば7′402 ’15モル係増加させてもガラスの
熱膨張係数は0.02’X 10  ℃−1程度しか変
化せす、この程度の変化は実質上無視し得る。
従って、先に述べたガラス組成の範囲内であれば、金塊
芯体の熱膨張41数(本発明では、ガラス技術で通常用
いられる100〜300℃に於けるもの夕月いる)と実
質的に等しいガラス火選択することかできるので、本発
明は、 (1)      5iO235〜60モルチモル03
5〜15 Na20    10〜30 CaO5〜40 T、02     0.5〜10 P、O,o〜15 に200〜20 LilOO〜10 M900〜5 403 +ZrO2+Nb2O50−8La203+T
a205+Y2O30〜8F2     0〜15 からなる組成範囲から選ばれ、かつ100℃〜300℃
に於ける熱膨張係数(以下単に熱膨張係数という)が金
塊芯体のそれと等しいか又は実質的に等しい生体活性カ
ラスを、 浸漬被覆に十分な流動性を示す温度ま で加熱して溶融ガラスを得、 (2)前記溶融ガラス中に金属芯体を浸漬した後、引き
上げ、 (3)引き上げられたf6融ガラスの被覆された芯体を
放冷し、前記ガラスのガラス転移温度(Tg)でしばら
(、保持して、前記カラス被積層と金属芯体との温度を
一致させ、 (4)次いで前記カラス被積層と金属芯体とを等しい冷
却速度0.8℃/分以下で徐冷することを%徴とする歯
科用インブラントの製造法ン提供する。
金属芯体に使用される金稙としては、前述のようにステ
ンレススチール、コバルト−クロム合金、ニッケルーク
ロム合金などが使用される。これらの金属の熱膨張係数
は、既に知られているように、1,0OXIO〜1.7
0X 10−’℃−1の範囲に分布している。
金属芯体の形状としては、例えば逆円錐形逆円錐台、丸
みを帯びた逆四角錐台、などが適している。
本発明で使用する生体活性ガラスは、ガラス転移基、度
、T g、が約400〜幻%0℃の範囲にあり、約69
0−hl 100℃の範囲内で浸漬被覆するに十分な溶
融状態が得られるほど低融性であり、また熱膨張係数も
前記金属芯体のそれと一致させることかできる1、20
X10−5℃−1〜1.70X10  ℃ の範囲内に
ある。
本発明の製法では、生体活性ガラスは熱膨張係数が金属
芯体のそれと等しいか又は実質的に等しいものを選ぶ必
要があるが、ここで実質的に等しい熱膨張係数とは、金
属芯体のそれよりO,lX1o−’℃−1低いものまで
を言い、金属芯体のそれより少しでも上回った値は含ま
れない。
本発明の製法では、こうして選択されたカラスを融解し
、その融液中に金属芯体を浸漬してガラスを被覆させ、
次いで芯体を引き上げて放冷し、ガラス転移温度Tgに
て一旦しばらく保持して芯体とガラス被覆層との温度を
一致させる。本発明の製法でTgで温度を一旦保持する
理由は、芯体とガラスとの温度を一致させるためと、そ
れまでの冷却過程で発生したガラス中の応力を完全に解
放するためである。もし、このTgより冒い温度で保持
すると、   ″  →←÷ガラス被覆層が変形する欠
点かある。逆にTgより低い温度で保持すると、ガラス
が実質的に固体となり、それまでに発生した応力を解放
することができない。しかしながら、Tgより40℃ま
で低い温度範囲であれば、長時間例えば1〜24時間保
持することにより、それまでに発生した応力を解放する
ことかできるので、本発明でカラス転移温度Tgで保持
するとはTgからTgよ+)40C低い温度までの範囲
の任意の温度で保持することを意味する。
こうして、Tgで一旦保持することにより、ガラス中の
それまでに発生した応力は解放され、しかも芯体とガラ
ス層の温度か一致したので、この後、両者に温度差が生
じないようにすることと、ガラス層自身の各部位で温度
差が生じないようにするために0.8℃/分以下の速度
で徐冷する。
Tg以下の熱膨張に’)温度依存性は、はぼ直線(この
@線は100℃〜300℃間で測定した熱膨張係数で代
表されることが知られている)であり、本発明の製法で
は上記熱膨張係数の実質的に等しい金属芯体とガラスを
使用しているので、Tg以下で両者の温度を徐冷は0.
8℃/分以下で行なうが、これにより芯体とガラス層に
温度差が生じないので、一定の温度差?持って冷却する
特開昭53−145394号公報に記載された製法に比
べ、温度管理が極めて簡単である。
なお、生体活生ガラスの被覆層の厚さは常温状態で0.
2〜1.5℃位あればよい。−1−4!;!I−Q−以
上のように本発明によれは、生体活性ガラスの反応性と
熱膨張セ丈との組み合せを自由に決定できるので、反応
性を優先させても金属芯体に対して熱膨張IJ ’!’
合致させることかでき、そのため熱膨炒墳の等しいか又
はほぼ等しい金属芯体と生体活性ガラスとの組み合わせ
を選ぶことにより、工程管理、特に温度管理の極めて楽
な方法により歯科用インプラントヶ製造することができ
る。
次いで実施例により本発明乞具体的に説明する。
実施例1 金属芯体として直径3.5 wn、 、長さ8.5罰の
歯科用Ni −Cr合金(三金工業社製、商品名サニリ
ウム、熱膨張係数: 1.36 X10−5℃−1)を
使用した。複機用生体活性ガラスA(ff−1参照)は
、熱膨張係数=1.36 X 10−s℃−’をもち適
当な生体反応性をそなえている。
このカラスを溶融後、1 (160℃まで放冷し、ただ
ちに上記芯体ン浸漬し、約20秒保持した後引き上げ、
510℃に調節した徐冷炉中に移し、1時間保持した。
その後、0.5℃/分の冷却速度で保冷した。
得られた歯科用インブラントは厚さ0.5Uの被覆層を
持ち、割れも見られず、耐衝撃性も十分であった。
実施例2 金属芯体は、頂径4記長さ10藺の歯科用Co −Cr
合金(三金工業社製、サンコリラム、熱膨張係数:1.
43X10=℃−1)を使用した。庄体活性ガラスB(
表−1参照)は、熱膨張係数1.42X10  ℃−1
、で、これ乞熔解温度1250℃で熔解し、] (+ 
10℃まで放冷後、芯体を浸漬し、30秒保持した後、
引き上げて、480℃の徐冷炉中に2時間保持した。次
いで0.5℃/分の冷却速度で徐冷し、本発明のインブ
ラントを製造した。
実施例3 今風芯体は直径4.5g長さl l、 5 Nbの5U
S316ステンレススチール(手術用として使われてお
り、熱膨張係数:1.65×10−5℃−1である)を
使用した。生体活生カラスC(表−1r′照)は、熱膨
張係数1.60 X 10 =’C−’で、これ乞熔解
温度1200℃で熔解し、950℃まで放冷後、芯体を
浸漬し、30秒保持後、引き上げて450℃の徐冷炉中
に2時間保持した。次いで05℃/分の冷却速度で徐冷
し、本発明の歯科用インブラントを製造した。金属芯体
−ガラスの結合強度は十分で、割れも全く見られなかっ
たし、耐衝撃性も十分であった。
表  −1 SiO246,7モルチ   48.2モル%   4
2.6モル係B20.       5.6     
   4.9       4.6P、 o52.5 
      2.5       2.3CaO21,
110,517,1 Na20      23.6      24,4 
     23.7Ti02        0.5 
      0.5       1.5CaF2  
              9.0       8
.2熱膨張係数(’C−’)  1.36X10−ゝ 
 142刈0イ  1.60X10−’熔解温度(’C
)  1300   1250   1200’rg 
  (’C)   51.0      480   
   450また本発明の第2発明は、複l−複機歯科
用インプラント  ゛   に1Thjる。
天然歯か脱落した場合、歯槽骨に人工的な歯根(インブ
ラント)を埋植し、このインブラントに人工歯冠乞装着
スることにより人工歯を取付ける方法が以前から研究さ
れている。
しかし、インブラントは強度的な観点から金属のような
機械的強度の大きい材料で作らなければならず、従って
インブラントは単に機械的な結合力で歯槽骨と結合させ
ているにすぎず、十分に固定されないとか、埋積後、使
用中に歯槽骨に炎症を引き起こし脱落するなどの欠点を
有するので実用化されなかった。
最近、骨と直接化学的に結合する生体活性ガラスまたは
ガラスセラミック(以下、単に生体活性ガラスと言う)
が開発され(%開昭53−145394号公報参照)、
これ暑被櫃したインブラントが提案されている。かかる
生体活性カラスと骨と結合する機構は、当該ガラス中の
原子が体液の作用でイオンとなつて浴出し、溶出したイ
オンは骨との境界付近に沈着し、場合によって、骨中の
無機化合物と同じ化合物が生成することにより、生体活
性ガラスは骨と直接、強固に結合すると言う。
しかし、イオンが溶出するに従い、生体活性ガラスの表
面の性質が変化し、反応層と呼ぶことのできる初めのガ
ラスとは性質の違ったNを形成し、本発明者らの研究に
よれはこの層は、骨との結合が児成するにつれて形成速
度は小さくなるが、ガラスの反応性が高いと長期間のう
ちにはイオンの溶出が徐々にではあるが着実に進み、反
応層の厚みが増加し、やがて、芯体と生体活性ガラスと
の境界部まで反応か進行する。困ったことに、この反応
層は一般に元の生体活性ガラスやもちろん芯体よりも機
械的強度が弱く、もろいことが判明した。特に、反応層
が芯体との境界にまで進行した場合には、芯体と生体活
性ガラス層との結合力か弱まり咬合時の圧力によって最
悪の場合、インブラントが歯槽骨から脱落する結果に至
ることが判明した。従って、芯体との境界に至る前に反
応層の進行が停止することか望ましく、それも急に停止
するのではなく、徐々に停止することが望ましい。その
ため、芯体との境界付近は反応性が多少あり、反応層の
形成速度が非常に遅い生体活性ガラスであることが望ま
しい。
従って、本発明の目的は、初期反応性が高く、そのため
歯槽骨に埋植後の定着が早く、しかも骨との結合強度が
高く、それでいて長期間経過後も安定して歯伽骨内に保
持することのできる歯科用インブラントを提供するにあ
る。
本発明者らは、この目的のため生体活性ガラスの複層被
覆に着目したが、一方ガラスの被覆法として最も簡便な
浴融浸漬法を採用しようとすると、内層のカラスと外層
のガラスとの熱膨張係数を一致させる必要かある。もし
、一致させないと、被覆した後常温まで冷(27) / 却したとき、被覆ガラス層に大きな残留応力が残り、割
れてしまうか、又は極端に割れ易い状態となる。ところ
か、従来の特開昭53−145394号公報に開示され
たガラスでは、生体との反応性乞決定すると、熱膨張4
fllは一義的に決定され、そのため反応性が異なり、
しかも熱膨張姪1モが一致するガラスの組み合わせを捜
すことは非常に困難である。また、ガラスの特性として
組成の異なるガラス同士は結合強度か弱い。更にまた浸
漬被扱法では芯体の損傷防止、作業性及び等エネルキー
の観点から被覆に使用するガラスは、低融性であること
か望ましい。
本発明者らは、研究を進めた結果、 5i02      35〜60モルチBモル、   
  ’  O〜15 Na20     1(1−30 Ca05〜40 p2o、       o〜]5 埒OO〜20 (28) Li20             Q〜10IvIg
OO〜5 La20. +Ta20. +Y2O30〜8F2  
            0〜15なる組成の一部公知
の生体活性ガラスに7”j02乞添加すると、熱膨張係
数(温度1oo℃がら300℃の2点間で測定したもの
)が実質的に変化せずに反応性のみが低下し得ること、
更に外層(骨と接する層)f)几o2の含有率は、初期
反応性を良くし、骨との結合強度を高めるため0〜2%
か適当であり、また内層(芯体と接する層)の几o2の
含有率は、芯体との境界付近の反応性ビ低減し、かつ低
融性を確保するために5〜10モル係モル当であること
を見い出し、本発明暑成すに至った。
従って、第2発明は機械的強度の大きい芯体及び複層ガ
ラス被積層からなる歯科用インブラントに於いて、外層
が 84.02      35〜60モルチBモル、  
      0〜15 NIL20         10〜30C805〜4
0 7′40t           O〜 2P205 
         0〜15Kt0         
   0〜20Li 10           0〜
10Mg 0          0〜5 La203 +Ta204 + Y2O30〜8F、 
              O〜15かもなる組成範
囲から選ばれた生体活性カラスであり、内層が、外層に
使用したガラス組成に単にTi Ozl追加して几02
の含有率を5〜10モルチモルたガラスであること?特
徴とする複層被櫟爾科用インプラントタ提伊する。
本発明に於いて、機械的強度の大きい芯体とは、生体適
合性のあるコバルト−クロム合金、ステンレススチール
、ニッケルークロム合金、′t′、「どの金属、アルミ
ナなどのセラミックが使用される。芯体の形状は、歯の
部位に応じて例えはほぼ逆円錐形、逆円錐台、逆数角錐
台などに近いものが使用される。
他方、外層を形成する生体活性ガラスは、上述のとおり
であるが、ここに於いて7′402は反応性を抑、制す
る成分であり、2モル%乞超えると抑制し過ぎてインブ
ラントの初期定着性及び骨との結合強度を悪化させる。
ベースとなるガラス組成については、B2O5、Na2
O、CaOは7′402よりはるかに効果が小さいが反
応性に影響を与え、その量か多いほど反応性が増加する
。したがって、これらの量が極端に多い場合には、反応
性か増すか、逆に余りに反応性が過剰で、かえって極端
にもろい反応層が形成され、結合強度が低下する。また
、極端に少ないと反応性がなくなってしまう2このため
B、03の上限は15モル%、Na2Oの上限は30モ
モル下限は10モモル、CaOの上1藺け4()モルC
〆1T Il+、’け5干ルcl 、L−frろ。ガラ
ス構成酸化物である5tO2は、60モルIiI!Iを
越えると低@性とならず、35モモル未満とするとTi
 02でも抑制できない程に反応性が過剰になる。F2
0及びI、i20はNa2Oと置換して反応性、低融化
に対して同様の効果を得ることができる。Li2Oが1
0モル%乞越えると生体との適合性yenることかでき
ない。
MgOはCaOに置換して導入できるが、5モル%を越
えると適合性ビ得ることができない。
F2は低融化を助けるために導入してもよいが、15モ
ル%を越えると適当な反応性を得られない。1at03
 、’ra2o、及びY、03  が合計で8モル%を
越えると低融性とすることができない。P、05  が
15モル係超過では適当な反応性を得ることができない
内層のガラス組成は、上記外層で使用したガラス組成に
ただTi−02”l追加してTi O2の含有率を5〜
lOモルチとしたものである。
本発明に従えは、7’j02’a”追加してもガラスの
熱膨張係数か実質的に変化せず、単に生体との反応性か
低下するだけであり、しかもこの範囲内であれば反応層
の進行が芯体との境(33) 外削で徐々に停止され、長期間経過後にもインブラント
の薗惜骨との結合が良好に保たれる。なお、ここで熱膨
張係数か実質的に変4ろしないとは、内層のガラスの熱
膨張係数と外層ガラスのそれとの差か±0.05X 1
0−タ℃以内であることを意味する、これは内層と外層
ガラスの境界付近では、成分の相互拡散により、幅を持
った境界層を形成し、上記程度の熱膨張係数の違いによ
る応力発止は、吸収されてしまうからである。
本発明のインブラントでは、ガラスの内層と外層との間
に中間層を設けてもよく、この場合中間層のガラス組成
は、外層のガラス組成に対して内層の7’j O2追加
量よりも少ない追加量のTi Otを追加した組成とす
る。例えは外層(F4.02含有率Oモル%)、中間層
(同3モル%)、内層(同7モルチ)とする。
カラス被板層の厚さは、内J曽:100〜100011
m 、外# : 100〜500 Am 、全体で20
0〜1500μm か適当である。
いずれのガラスに於いても溶融は、ガラス技術に於いて
公知の方法で行なうことができ、所定の組成に従い各成
分の原料として酸化物、炭酸塩、硝酸塩、フッ化物等乞
使用し、所定の割合で混合し、混合粉砕して調@原刺と
なし、これg1000〜1300℃に加熱した電気炉中
の白金るつぼに投入し、溶融清澄後、かくはんし、均一
化する。
こうして得られた溶融ガラスに芯体ヲ授漬した後、引き
上げて徐冷することにより内層を被覆し、必要に応じて
研磨して整形する。
次いで被覆された芯体Z外層となる溶融カラス中に浸漬
し、前回と同朴;の操作を繰り返す。
こうして、本発明の第2発明のインブラントが製造され
る。
従って、内層は再加熱されるので芯体と実質的に同一の
熱膨張係数を有するガラス組成でなけれはならない。(
なお、ここで実質的に同一とは芯体のそれより0.1×
10 ℃低いものまで意味するが、少しでも上回ったも
のは意味しない。)ところか好都合なことに本発明で使
用する内層のガラス組成の範囲内で、芯体特に使用上値
ましい金属芯体の熱膨張係数に実質的に一致するガラス
を選択することかできる。
従って、本発明の第3発明は、 (1)金属芯体乞、該芯体と東質的に同一の熱膨張係数
2有する前述の内層カラスの融液中に浸漬し、 (2)  肖該芯体を引き十げ、 (3)被覆された芯体を、被覆したガラスのガラス転移
温度(Tg)まで冷却し、 (4)冷却された被覆芯体を同温度でガラス被覆層と芯
体とか同一の温度になるまで保持し、 (5)次いで0.8℃/分以下の速度で徐冷し、(6)
必要に応じて常温にて研磨整形し、(7)再び、被覆芯
体を、外層乞形成するガラス融液中に浸漬し、 (8)以)、811記(2)〜(6)の工程と同様に処
理することにより本発明の歯科用インブラントを製造す
る方法を 提供する。
この方法では、芯体と内層のガラスが実質的に等しい熱
膨張係数を有する組み合わせを使用するので、第(3)
工程で、芯体とガラス被覆層との温度を一致させる必要
がある。
本発明の製法でTgで温度ビ一旦保持する理由は、芯体
とガラスとの温度を一致させるためと、それまでの冷却
過程で発生したガラス中の応力を完全に解放てるためで
ある。もし、このTgより高い温度で保持すると、その
十−H納酬会秒モカラス複機屑の形状保持(例えば〜み
を一定にすること)が難しくなる。逆にTgより低い温
度で保持すると、ガラスか実質的に固体となり、それま
でに発生した応力を解放することかできない。しかしな
から、Tgより40℃まで低い温度範囲であ才1ば、長
時間例えは1〜24時間保持することにより、それまで
に発生した応力を解放1−ることかできるので、本発明
でカラス転移温度Tgで保持するとはTgからTgより
40℃低い温度までの範囲の任意の温度で保持すること
を意味する。
こうして、Tgで一旦保持することにより、ガラス中の
それまでに発生した応力は解放され、しかも芯体とガラ
ス層の温度が一致したので、この後、両者に温度差が生
じないようにすることと、カラス層自身の各部位で温度
差が生じないようにするために0.8℃/分以下の速度
で徐冷する。
’rg以下の熱膨張の温度依存性は、はは直線(この直
線は100℃〜300℃間で測定した熱膨張係数で代表
されることが如られている)であり、本発明の製法では
上記熱膨張係数の実質的に等しい金属芯体とガラスを使
用しているので、Tg以下で両者の温度を等冷は08℃
/分以下で行なうか、これにより芯体とガラス層に温度
差が生じないので一定前記ガラス(alの融液(108
0℃)に金桐芯体を浸漬し、引き上げて放冷し、535
℃の恒温炉に入れて1時間保持して芯体と被楕ガラス(
al層との温度とを一致させた後、0.5℃/分の速度
で常温まで徐冷した。
次いで内層(alか被櫟された芯体を、前記ガラス(A
)の融液(1010℃)中に浸漬し、引き上げて放冷し
、525℃の恒温炉中に入れて1時間保持して芯体、ガ
ラスtan及びガラスCA1層の温度を一致させた後、
0.5℃/分の速度で常温まで徐冷し、前記インブラン
トを製造した。
こうして得られた本発明のインブラントは、ガラス被覆
層にひび割れが見られず、表面をダイヤモンド砥石で研
削しても、ひび割れは生じなかった。
このインブラントを爾槽骨に埋植し、完全な結合を砕認
した後、人工歯冠のような上部構造を装着する。
実施例2 第2図は不実施例で製造したインブラントの断−1図で
ある。P2は上面にくほみを有するIII否逆円鉗形の
上面直径4.5 WxX長さ10筋tの金属芯体(Ni
 −Cr合金で三金工業社製の商品名サニリウム、熱膨
張係数1.36 X 10−”C−’ )である。この
くほみに人工歯eまたはそれを装着するためのボストコ
アが嵌合接着される。Bは厚さ100μm の生体活性
カラス、bは厚さ400μmの生体活性ガラスである。
各々のガラス組成を次に示す。
第  2  表 前記カラス(blの融成(1070℃)に金属芯体を浸
漬し、引き上げて放冷し、530℃の恒温炉に入れて1
時間保持して芯体と被覆ガラス(b)JfIiとの温度
とを一致させた後、0.5℃/分の、速度で常温まで徐
冷した。
次いで内層fblが被覆された芯体を、前記ガラスFB
+の融液(1000℃)中に浸漬し、引き上げて放冷し
、520℃の恒温炉中に入れて1時間保持して芯体、ガ
ラス(b)層及びガラスfB1層の温度を一致させた後
、05℃/分の速度で常温まで徐冷し、前記インブラン
トを製造した。
こうして得られた本発明のインブラントは、ガラス被模
層にひび割れが見られず、表面をダイヤモンド砥石で研
削しても、ひび割れは生じなかった。
実施例3 芯体は、実施例2で使用したものと全く同じものであり
、ここでは外層は厚さ250μm の生体活性ガラス、
内層は厚さ250μmの缶体活性ガラスで各ガラスの組
成は次のとおりである。
第  3  表 前記内層のガラスの融液(980℃)に金属芯体を浸漬
し、引き上げて放冷し、500℃の恒温炉に入れて1時
間保持して芯体と被覆内層カラス層との温度とを一致さ
セた後、01.5℃/分の速度で常温まで徐冷した。
次いで内層のカラスが被梳された芯体を、前記外層のガ
ラスの融液(950℃)中に浸漬し、引き上けて放冷し
、490℃の恒温炉中に入れて1時間保持して芯体、内
層ガラス層及び外層カラス層の温度を一致させた後、0
.5℃/分の速度で常温まで徐冷し、前記インブラント
を製造した。
こうして得られた本発明のインブラントは、カラス被覆
層にひび割れも見られず、表面をダイヤモンド砥石で研
削しても、ひび割れは生じなかった。
参考例 第4表に示す4神の組成から成るガラスは、従来のもの
より比較的多量のB20.をはほ同じ割合だけ導入し、
5LO2、Na、、O、CaOもほぼ同割合としつつ、
Ti O2の童を変えて、熱膨張係数及び反応性を調べ
た。
第4表 第4表から分るよ5にこれらの組成からなる生体活性ガ
ラスは熱膨張率が等しく、しかも第3図に示したごと<
T4.02の量を変えることで反応性を変化させること
に成功している。第3図は、第4衣に示した4棹の組成
からなるカラスを生体類似緩衝溶液中に保持した場合の
、溶液のpH変化の様子を示したグラフである。縦軸が
溶液のpHであり、横軸は対数で表わした処理時間(h
r)である。こ9図に示されるように、7′402の割
合が最も少ない組成(1)のガラスは最も筒いpHにな
り、几0.の割合が第も多い組成(4)のガラスはpH
の上昇が最も小さくなっている。従ってTi O2の割
合を多くするほど、pHの上昇を少なくできる、すなわ
ち生体との反応性を小さくできる。
以上のとおり、第2及び第3発明によれは、初期定着性
かよく骨との結合強度が高く、そわでいて1し1υ(間
のイψ用にもmlえる生体活性ガラス被後インブラント
か得られ、しかもその製法上も温度管理か楽で、ガラス
複機層にひび割れかなく、しかも大きな残留応力が残ら
ないのでガラス層は容易にはひび割れを起こすことがな
く研磨、研削加工に十分耐えることができる。
それぞれを示す歯科用インブラントの断面図である。第
3図は第4表に示した各組成から成るガラスの緩衝溶液
中のpH変化の様子を表わすグラフである。
〔主要部分の符号の説明〕
P・・・・・・・・・・・・・芯体 a、b・・・・・・・・・・・・・生体活性ガラス内層
A、B・・・・・・・・・・・・ 生体活性ガラス外層
(49)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、(11&j02      35〜60 モルチB
    20g       5〜15 Na20     10−30 Ca0     5〜40 7402      0、5〜10 P20s       O〜15 に20      0〜20 Li2Q       Q〜10 Mg0O〜 5 M2 o3 +ZrO2+Nb、0.     0− 
    8La203 +’ra2o、 十y2o、o〜8F2
           0〜15 からなる組成範囲から選ばれ、かつ100℃〜300℃
    に於ける熱膨張係数が金属芯体のそれと等しいか又は実
    質的に等しい生体活性ガラスを、 授償被覆に十分な流動性を示す温度ま で加熱して溶融ガラス2得、 (2)前記溶融ガラス中に金属芯体乞浸漬した後、引き
    上げ、 (3)  引き上けられた溶融ガラスの被覆された芯体
    を放冷し、前記カラスのガラス転移温度(Tg)に一旦
    保持して、前記ガラス被覆層と金属芯体との温度を一致
    させ、(4)次いで前記ガラス被覆層と金属芯体とを等
    しい冷却速度0.8℃/分以下で徐冷することを特徴と
    する歯科用インブラントの製造法。 2、芯体及び複層ガラス被覆層からなる歯科用インブラ
    ントに於いて、外層が、 Sも02     35〜60モルチ B、 O,O〜15 Na20     10−30 CaO5〜40 几02      0〜2 P2O,0〜15 に20             0〜20Li20 
                 0〜101101vI〜5 Lay 03 +Ta205 +Y20B      
    、  O〜8F2               0〜
    15からなる組成範囲から選ばれた生体活性ガラスであ
    り、内層が外層に使用したガラス組成に単に几02を追
    加してTi O2の含有率を5〜10モルチとした生体
    活性ガラスであることを特徴とする複層被覆歯科用イン
    ブラント。 3、(11金属芯体を、該芯体と実質的に同一の熱膨張
    係数を有する下記内層ガラスの融液中に浸漬し、 (2)当該芯体2引き上げ、 (3)被覆された芯体を、被覆したガラスのガラス転移
    温度(Tg )まで冷却し、(4)冷却された被覆芯体
    を同温度でガラス被覆層と芯体が同一の温度になるまで
    保持し、 (3) (5)  次いで、0.8℃/分以下の速度で徐冷し、 (6)必要に応じて常温にて研削整形し、(7)再び、
    複極芯体を下記外層カラスの融液中に浸漬、し、 (8)以下、前記(2)〜(6)の工程と同様に処理す
    ることを特徴とする、 金属芯体と複層ガラス被覆層からなり、外層が、 S4.02   35〜60モル係 B2O5O〜15 N820   10〜30 CaO5〜40 几02     0〜2 P2O30〜15 に20    0〜20 Li20      Q〜10 Mg00〜5 La203 +Ta20H十Y203    0〜8F
    2      0〜15 (4) からなる組成範囲から選ばれた生体活性カラスであり、
    内層が外層で使用したガラス組成に7′40 tを追加
    して7′402の含有率を5〜10モルチとした生体活
    性ガラスである複層被覆歯科用インブラントの製造方法
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