JPS5811735Y2 - 梱包装置

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【考案の詳細な説明】本考案は冷蔵庫等の物品の梱包装置に関し、詳しくは、
物品を支持する基台と、基台を覆う覆体との挿着作業を
容易に行う構造に係る。

以下１本考案の実施例を説明する。

第１図、第２図において、１は冷蔵庫等の物品２を支持
する基台で、ダンボール等の板状体を用いて構成する。

３は基台１０周縁から上方に向けて立設した補強壁で、
具体的には、基台１の周縁をまず上方に折曲して上方折
曲部５を形成し１次いで、上方折曲部５の上方を逆に折
り返し下方折曲部６を形成し。

さらに、折曲部６の端部を基台１内底面に沿わせる如く
折曲６ａする。

７は補強壁３に隣り合う壁で、この壁７の横方向の端部
には、上記上、下方折曲部５，６間に介在せしめる折込
み部４が形成されている。

８は下方折曲部６．折曲部６ａに接して設けた発泡ポリ
スチロール等の緩衝材で、物品２の底部および側部が支
持される。

９は物品２を基台１で支持した後、基台１を覆うように
設ける覆体で、開口端９ａは補強壁３０列側面に沿って
挿着される。

１０は補強壁３の上方折曲部５の一部を切起こして形成
したガイド部である。

１１は補強壁３の上端面に形成した傾斜部で、基台１の
内側から列側の方向において下方に傾斜している。

ガイド部１０は傾斜部１１の最高位置にて立設されてい
る。

上記構成によれば、覆体９の開口端９ａと、基台１の補
強壁３との間に若干の横方向の位置ずれ。

あるいは双方に変形等があっても、傾斜部１１があるた
め、開口端９ａはスムースにその挿着方向に移動し、正
確な挿着が威される。

また傾斜部１１に開口端９ａが当接しても、傾斜部１１
で開口端９ａは摺り、開口端９ａ自身が変形したりする
ことはない。

また、補強壁３は、基台１０周縁を折曲して形成でき、
傾斜部１１の部分では、切断部分は生じず、この部分か
らの水の侵入等はありえない。

また傾斜部１１の最高位置にガイド部１０が立設してあ
り、ガイド部１０にて、案内された開口端９ａが傾斜部
１１に沿って挿着されることになり１機械等にて自動的
に梱包作業を行わせる上で梱包の正確さの点において有
利である。

以上のように本考案の梱包装置によれば、補強壁が基台
を利用して一体に形成されるので別部品を設けるものと
比較して、コスト、組立作業２強度の面で有利であり、
しかも補強壁を覆体の内側にすることで水の浸入、外表
面の凹凸をなくすことができる。

さらに補強壁により物品の梱包を正確かつ迅速に行うこ
とができ、特に自動化された場合にはその効果も頗る優
れたものとなる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の実施例における梱包装置の一部を示す
斜視図、第２図は第１図ｎ−ｖ線断面図である。１・・・基台、２・・・物品、３・・・補強壁、５．６
・・・上−下方折曲部、９・・・覆体、１０・・・ガイ
ド部、１１・・・傾斜部。

【実用新案登録請求の範囲】