JPS58116436A - 無水酢酸の精製法 - Google Patents

無水酢酸の精製法

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Publication number
JPS58116436A
JPS58116436A JP21190281A JP21190281A JPS58116436A JP S58116436 A JPS58116436 A JP S58116436A JP 21190281 A JP21190281 A JP 21190281A JP 21190281 A JP21190281 A JP 21190281A JP S58116436 A JPS58116436 A JP S58116436A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
acetic anhydride
iodide
distillation
ppm
molecular iodine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP21190281A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashige Nawata
繩田 孝成
Yasuhiko Kijima
喜嶋 安彦
Kenji Ishii
賢治 石井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Gas Chemical Co Inc
Original Assignee
Mitsubishi Gas Chemical Co Inc
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Gas Chemical Co Inc filed Critical Mitsubishi Gas Chemical Co Inc
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は無水酢醐の精製法に関する。さらに詳しくは無
水酢酸を蒸留により精製する方法において、不純物とし
て沃化物を含み、分子状沃素を実質的に含まない無水酢
酸を原料として用い、かつアルカリ金属鉛よび/またけ
アルカリ土類金属の酸化物、水酸化物、炭酸塩および重
炭酸塩の1種以上の無機金属化合物を蒸留過程に導入し
て蒸留する無水酢酸の精製法に関する。
第■族金属成分特にニッケルまたはa::つl、と沃化
物およびその他の第3成分の存在下、酢酸メチルおよび
/またはジメチルゴーテルと一酸化炭素を反応させて無
水酢酸を製造する方法が提巣されている−この触媒系の
沃化物としCは通常沃化水素、沃化アセチル、および沃
化、Jチルを使用する。この方法によって製造された無
水酢酸は比較的高純度ではあるが機素の沃化物すなわへ
沃化水素、沃化アセチル、沃化メ羊ルおよびその他の沃
化物を含むことがある。従来これらの不純物を除去する
にあたっては蒸留の段数や塔数を多くする必要があり、
工業的には不利であった。本発明は前記欠点を解消すべ
く完成されたもので、簡単な操作で高純度の無水酢酸を
得ることができる。すなわち、無水酢酸の蒸留塔に水酸
化力11等の無機金属化合物を導入して蒸留することに
より、不純物を前記金属成分とともに高沸物として蒸留
塔のボトムから除去し、蒸留塔のトップからは高純度の
無水酢酸が得られる。
本発明を実施するにあたり、対象となる無水酢酸中の不
純物は沃化水素、沃化アセチル、沃化メチルおよび/ま
たはその他の沃化物であって、分子状沃素の生成および
混入を避けることが肝要である。この点に関して製造あ
るいは精製過程の装置内に酸素が混入することを防止す
れば、無水酢酸から除去しなければならない沃素成分の
対象から分子状沃素を除外して問題を生じない。すなわ
ち、酢酸メチルおよび/またはジメチルエーテルのカル
ボニル化反応によって生成する粗無水酢酸中には沃化水
素、沃化アセチル、沃化メキルおよび/ま′たはその他
の沃化物が必然性をもった不純物として含有され、分子
状沃素は本質的には含有されない。しかしながら該無水
酢酸であっても空気と接触すると空気を溶解する。すな
わち、このように溶解空気(溶存酸素)を含む粗酢酸中
の該沃化物は、酸化されて分子状沃素を生成し、この分
子状沃素は除去しにくいものであることが見い出された
従来、知られているカルボン陵中の分子状沃素を除去す
る方法として、還元例えば次亜りん酸等の還元剤による
方法も提案されているが(特開昭48−61414)、
精製対象物が無水酢酸の場合、無水酢酸が還元され、ア
セトアルデヒド、エチリデンジアセテートを副生じ、好
ましくない。したがって、無水酢酸をアルカリ金属、ア
ルカリ土類金属の無機金属化合物を蒸留過程に導入して
蒸留するとともに製造および精製過程、特KlflI製
過程における酸素の混入防止すなわち分子状沃素の生成
防止に留意する必要がある。酸素すなわち空気の混入に
関して定常運転されている工業装置においては問題は生
じないが、スタート・アップ時および原料については空
気の混入特に溶存酸素に関して注意を!才この点に関し
本発明によれば供給原料中の溶存酸素は1000 pp
m以下、好ましくはj(][]ppm以下、さらに好ま
しくは10 ppm以下にすべきであって1 ppm以
下で特に有効である。したカーって必要に応じて、例え
ば−酸化炭素、窒素、炭酸ガス等で供給原料及び装置系
内をノくブ11ングまたはシールすることは好ましい作
業方式であるう 本発明において対象となる無水酢酸中の沃素成分の濃度
はIl!f化臨界的ではないが沃素原子基準で1011
0 ppm以下、好ましくは500 ppm以下、さら
に好ましくは190 ppm以下である。
しかしながら100 ppm以上の沃化物は通常Q)蒸
留手段で除去できることから1本発明の実施は1o o
 ppmを越えない沃化物の除去に有効であり、B O
ppm以下、特に50ppm以下で有効である。
本発明において蒸留過程に導入する無機金属化合物とし
てはアルカリ金属および/またIまアルカリ土類金属の
酸化物、水酸化物、炭酸塩および重炭酸塩が用いられる
。その一部を例示すると、KOH、K@COx 、KH
cOi、N5OH。
Na5COs 、 NaHCOg  、 Ca(OH)
z  、 CaCO5、C’5(HCOs)*  、 
Ba(OH)2 、  BaCO5、Ba(HCC7)
、。
であり、好ましくはKOH、K、CUI、KHCO,。
NaOH%Na *CO@、NaHCOsであるつ本発
明を実施するにあたり、該金属の有機酸塩類の使用はさ
またげないが、■比較的高価であること、■添加時の溶
解速度及び溶解度、■添加有機酸による製品無水酢酸の
汚染のおそれ、畔の点で前記した無機金属化合物が好ま
しい。
本発明において蒸留過程に導入される無機金属化合物の
濃度は10〜10−6重量%、好ましくは8〜101重
量%、さらに好ましくは5〜10−4重量%である。
本発明による蒸留の操作温度は40〜500℃、好まし
くは50〜250℃、さらに好ましくは60〜200℃
である。
以上、詳細に説明したように、本発明によれば粗無水酢
酸中の微量沃化物を除去することができる。以下、本発
明を実施例により説明する。
尚、本実施例において特記しないかぎり、蒸留塔内の酸
素および供給粗無水酢酸中の溶存酸素は除去し、た。ま
た蒸留塔も光をさえぎったものを使用した。
実施例 1 粗無水酢酸(I″  として分析される沃化物25 p
pm l  999 jj、水酸化力11ウム 1gを
蒸留塔のボトムに導入し加熱した。その結果トップより
得られる無水酢酸は前官ID0ffには沃素成分 1.
0 ppm以下、主留700IIには沃素成分 0.1
 ppm以下であった。
実施例 2 粗無水酢酸(沃化アセチルと沃化メチルからなる沃化物
 50 ppm )  9 Y 911を使用する以外
は実施例1と同様に行なったところ、前官100gには
沃素成分 1− Oppm以下、主留700gには沃素
成分 0−1 ppm以下であった。
実施例 3 中段から供給できる蒸留塔のボトムに粗無水酢酸・49
9g、水酸化カリウム 1flを仕込み、あらかじめ加
熱し、温度分布が安定した後、1時間轟り粗無水酢酸(
沃化水素、沃化アセ+ルおよび沃化メチルよりなる沃化
物 2.1ppm)99.9#、水酸化カリウム 0.
1gを中段より供給した。蒸留塔トップからの留出速度
が99117時、ボトムからの回収速度が1g/時にな
るように調節した、その結果、トップより得られる精製
無水酢酸中の沃素成分は10 ppb以下であった。
比較例 1 脱気していない粗無水酢酸を使用する以外は実施例1と
同様に行なったところ、留出無水酢酸は淡黄色に着色し
、沃素の分析値は約2.5ppmであった。
実施例 5 水酸化カリウムに代えて重炭酸ナトリウムを用いる以外
は実施例1と同様に行なったところ、留出液中の沃素成
分は0 + 5 ppm以下であった。
特許出願人 三菱瓦斯化学株式会社 代表者長野和吉

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 il+  無水酢酸を蒸留により精製する方法において
    、不純物として沃化物を含み、分子状沃素を実質的に含
    まない無水酢酸を原料として用い、かつアルカ11金属
    および/またはアルカリ土類金属の酸化物、水酸化物、
    炭酸塩、および重炭酸塩の1種以上の無機金属化合物を
    蒸留過程に導入して蒸留することを特徴とする無水酢酸
    の精製法 (21該無水酢酸が溶存酸素を実質的に含まない特許請
    求の範囲第1項に記載の方法
JP21190281A 1981-12-28 1981-12-28 無水酢酸の精製法 Pending JPS58116436A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5227520A (en) * 1991-10-02 1993-07-13 Bp Chemicals Limited Process for the purification of carboxylic acids and/or their anyhdrides
US5387713A (en) * 1991-01-05 1995-02-07 Bp Chemicals Limited Process for purification of carboxylic acids
US5653853A (en) * 1993-05-31 1997-08-05 Daicel Chemical Industries, Ltd. Method of removing iodine compounds from crude acetic anhydride

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5387713A (en) * 1991-01-05 1995-02-07 Bp Chemicals Limited Process for purification of carboxylic acids
US5227520A (en) * 1991-10-02 1993-07-13 Bp Chemicals Limited Process for the purification of carboxylic acids and/or their anyhdrides
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