JPS581161B2 - ライタ−石の製造方法 - Google Patents
ライタ−石の製造方法Info
- Publication number
- JPS581161B2 JPS581161B2 JP54059599A JP5959979A JPS581161B2 JP S581161 B2 JPS581161 B2 JP S581161B2 JP 54059599 A JP54059599 A JP 54059599A JP 5959979 A JP5959979 A JP 5959979A JP S581161 B2 JPS581161 B2 JP S581161B2
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- JP
- Japan
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- billet
- sintering
- stone
- powder
- wire
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- Lighters Containing Fuel (AREA)
- Powder Metallurgy (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はライター石の製造方法並に該法で得られるライ
ター石に関する。
ター石に関する。
ライター石の公知製造法は、黒鉛で仕切られた多数束ね
た小管で構成される鋳型中で発火合金を鋳造するプロセ
スにより、数十センチメートルの針金を製造することか
ら成る。
た小管で構成される鋳型中で発火合金を鋳造するプロセ
スにより、数十センチメートルの針金を製造することか
ら成る。
各管には、鋳造金属の冷却後、後で行う切開及び破壊の
ための溝がつけられている。
ための溝がつけられている。
この公知方法には不都合が多数ある。
実際、操作数が多いため特別高額の費用を要するが、こ
れは各操作時の管の合計損失の他、とりわけ鋳造ルッボ
中での合金調製並に型出し操作に基づく材料の重大な損
失のためである。
れは各操作時の管の合計損失の他、とりわけ鋳造ルッボ
中での合金調製並に型出し操作に基づく材料の重大な損
失のためである。
このため、同じ鋳造法から出発し、特別の鋳型中で約6
50゜/800゜で予備加熱して折り易いよう細いゾー
ンで互いに区切られた、数珠、粗塊またはビルットを作
る発火合金鋳造法が考察されたのである。
50゜/800゜で予備加熱して折り易いよう細いゾー
ンで互いに区切られた、数珠、粗塊またはビルットを作
る発火合金鋳造法が考察されたのである。
各ビレットは更に再加熱され、プレス中で針金に引抜か
れるか或いは押出される。
れるか或いは押出される。
良質を得るには、開く前に鋳型の冷却を調節し且つ引抜
後焼入れする必要がある。
後焼入れする必要がある。
この方法は前記方法と比較して下記理由により有利であ
る。
る。
即ち得られる針金が長いこと(数メートル)、工数が減
ること及び鋳型管の損失が少ないことである。
ること及び鋳型管の損失が少ないことである。
しかしこれら諸操作はエネルギー費用が高価であり、熱
損失は4−6%に達する。
損失は4−6%に達する。
とりわけ鋳造ビレットの15%は針金向には不適当なの
で、取除き鋳造所に戻す要がある。
で、取除き鋳造所に戻す要がある。
つまり、綿密に調節してなお、得られるビレットのかな
りの部分は気泡を含み、ダイス詰りを起し易いのである
。
りの部分は気泡を含み、ダイス詰りを起し易いのである
。
このため、公知鋳造技術によらず、焼結操作によるライ
ター石の製造法を考案したのである。
ター石の製造法を考案したのである。
焼結操作は粉末治金では良く知られており、固めた粉末
を粉末の融点以下の温度で熱処理して粒子の全面的再結
晶化を行い、均一固体材料に変えることからなる。
を粉末の融点以下の温度で熱処理して粒子の全面的再結
晶化を行い、均一固体材料に変えることからなる。
鋳造操作を行わぬと、熱損失、液体金属と容器との接触
に基づく不純物、溶融金属中への気体の溶解等が避けら
れるのは明白である。
に基づく不純物、溶融金属中への気体の溶解等が避けら
れるのは明白である。
しかし焼結で直接得られる石は操作時に変形し、易い。
またこの操作時に非常に堅い一種の皮膜が出来るので品
質はあまり良くない。
質はあまり良くない。
然しなから、出願人は焼結ぬ直接でなく、先ず最初に圧
縮−加熱によってビレットまたは粗塊を製造し、ついで
それを押出し又は引抜きすることによって上述した直接
焼結の欠点が解消することを発見した。
縮−加熱によってビレットまたは粗塊を製造し、ついで
それを押出し又は引抜きすることによって上述した直接
焼結の欠点が解消することを発見した。
本発明によるプロセスは下記諸点を特徴とする。
a)石組成として定められた種々の金属成分を粉末にす
る。
る。
b)得られた種々の粉末を所望の割合で混合する。
c)その結果得られた混合物を圧縮して固化粉末の粗塊
またはビルットを作る。
またはビルットを作る。
d) c)の圧縮操作と同時或いは継続してビレット
を熱処理し、焼結処理する。
を熱処理し、焼結処理する。
e)各ビレットは、適当な手段で冷却する。
f)焼結後、場合によりビレットを再加熱し、各ビレッ
トを押出しまたは引抜きにより針金にする。
トを押出しまたは引抜きにより針金にする。
g)該針金を所望の長さで筒形に切る。
h)場合により、得られた石に仕上処理を施す。
c)及びd)に夫々記した圧縮及び焼結操作はプレスを
用いて同時に行うのが好ましい。
用いて同時に行うのが好ましい。
このときプレス中の母型はジュール効果は誘導加熱によ
り加熱される。
り加熱される。
本プロセスは付属書のダイヤグラムで図示しており、記
号は夫々下記のことを示す。
号は夫々下記のことを示す。
B:粉砕による粉末化
M:混合
C:圧縮
F:焼結
CF:熱間圧縮による圧縮−焼結
RF:冷却
RE:ビレットの再加熱
EX:押出しまたは引抜き
T:筒切り
FN:仕上
この場合、プレス母型は約400乃至800゜に加熱し
、使用圧力は2乃至10トン/cm2である。
、使用圧力は2乃至10トン/cm2である。
粉末の酸化を避けるため夫々a), b)、c)及びd
)に記した粉末化及び/又は圧縮及び/又は焼結の諸操
作は、真空、減圧または不活性雰囲気下で行う。
)に記した粉末化及び/又は圧縮及び/又は焼結の諸操
作は、真空、減圧または不活性雰囲気下で行う。
一般にb)に記した操作過程で得られる混合物は、約5
0乃至85%のミツシュメタル、鉄粉及び他の種々の粉
末例えばニッケル、マグネシウム、カドミウム、アンチ
モン、亜鉛、けい素−アルミニウムまたはけい素鉄及び
場合によりジルコニウムを約1乃至5%の割合で含有し
ている。
0乃至85%のミツシュメタル、鉄粉及び他の種々の粉
末例えばニッケル、マグネシウム、カドミウム、アンチ
モン、亜鉛、けい素−アルミニウムまたはけい素鉄及び
場合によりジルコニウムを約1乃至5%の割合で含有し
ている。
ライター石は、上記の如く、ミツシュメタルーセリウム
と鉄の合金で、ミツシュメタルは稀土類混合物であり、
一般に特別発火性に富むセリウムを約50%含有してい
る。
と鉄の合金で、ミツシュメタルは稀土類混合物であり、
一般に特別発火性に富むセリウムを約50%含有してい
る。
ミツシュメタルは0.100kg乃至1kgの小鋳塊と
して製造され、それを所定の粒度分布の粉末にする。
して製造され、それを所定の粒度分布の粉末にする。
粉末化技術は多数ある。
一般にここで使用する技術は機械的粉砕である。
(棒、ハンマー又は類似物)得られる粉末の酸化防止の
ため、例えば不活性気体の注入により、調節された雰囲
気下で粉砕する。
ため、例えば不活性気体の注入により、調節された雰囲
気下で粉砕する。
粉末化ミツシュメタルを同様に調節された雰囲気下で混
合機に移し、その中に他の混合用粉末を、例えば粒径l
ミリメートル以下で導入する。
合機に移し、その中に他の混合用粉末を、例えば粒径l
ミリメートル以下で導入する。
この粉末の調製は勿論非常に重要である。
何故ならビレットどの品質は上記粉末混合物の粒の細か
さと均一性の作用に基づくからである。
さと均一性の作用に基づくからである。
上述した如く、粉末特にフエローセリウム粉が空気によ
り酸化並に発火する重大な危険のため、大部分の操作は
真空下または調節された雰囲気でj行われる。
り酸化並に発火する重大な危険のため、大部分の操作は
真空下または調節された雰囲気でj行われる。
粉末を低温圧縮後焼結することは可能である。
しかしながら、特にほとんど無孔の製品を得るには機械
的または水力プレスにて熱間圧縮するのが有利であり、
このとき上述の如く、母型は加熱しておくのである。
的または水力プレスにて熱間圧縮するのが有利であり、
このとき上述の如く、母型は加熱しておくのである。
粉末のプレスは調節された雰囲気下で特殊供給装置また
は回転皿で連続的に行われプレスへの出入は篩を通して
為される。
は回転皿で連続的に行われプレスへの出入は篩を通して
為される。
プレスの母型には既知の装置、押抜具または突き棒及び
ボルスタが装備されている。
ボルスタが装備されている。
しかし工業的製造用には多数の母型がされるのは勿論で
ある。
ある。
得られるビレットは一般に直径30乃至60ミリメート
ル、長さ80乃至120ミリメートルで、ボルスタから
引上げ後、十部押抜具により冷却用特殊油浴の方へ追出
される。
ル、長さ80乃至120ミリメートルで、ボルスタから
引上げ後、十部押抜具により冷却用特殊油浴の方へ追出
される。
粉末粒子が正確に再結晶するためには圧力(2乃至10
トン/cm2)が非常に重要である。
トン/cm2)が非常に重要である。
しかし、必要ならば、調節された雰囲気下でビレットを
熱処理することにより適当な粒度分布に再調整すること
は可能である。
熱処理することにより適当な粒度分布に再調整すること
は可能である。
斯く得られたライター石の仕上処理は困難ではなく、鋳
造ビレットの引抜後の処理とほとんど同一である。
造ビレットの引抜後の処理とほとんど同一である。
本発明は、新規製品として、本発明のプロセスで直接得
られる石及びより一般的な方法で、混合、圧縮、焼結し
た金属粉からの粗塊またはビレットを押出しまたは引抜
きで製造した針金を筒切りして得られることを特徴とす
るライター石に関する。
られる石及びより一般的な方法で、混合、圧縮、焼結し
た金属粉からの粗塊またはビレットを押出しまたは引抜
きで製造した針金を筒切りして得られることを特徴とす
るライター石に関する。
添付の図面は本発明の製造方法のダイヤグラムであって
、記号は各々下記の意義を示す。 B:粉砕による粉末化、M:混合、C:圧縮、F:焼結
、CF:熱間圧縮による圧縮−焼結、RF:冷却、RE
:ビレットの再加熱、EX:押出しまたは引抜き、T:
筒切り、FN:仕上。
、記号は各々下記の意義を示す。 B:粉砕による粉末化、M:混合、C:圧縮、F:焼結
、CF:熱間圧縮による圧縮−焼結、RF:冷却、RE
:ビレットの再加熱、EX:押出しまたは引抜き、T:
筒切り、FN:仕上。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 下記の工程の組合せから成るライター石の製造方法
。 a)石組成として定められた種々の金属成分を粉砕する
工程(B); b)得られた種々の粉末を所望の割合で混合する工程(
M): C)得られた混合物を圧縮して固化粉末の粗塊或いはビ
レットを作る工程(C); d) c)に記した圧縮操作と同時或いはそれに引続い
てビレットを熱処理して焼結処理する工程(F); e)各ビレットを適当な手段で冷却する工程(RF); f)焼結後、ビレットを再加熱し、各ビレットを針金に
するため押出しまたは引抜きを行う工程(RE−EX)
; g)該針金を所望の長さに筒切りする工程。 (T);および h)得られた石を仕上処理する工程(FN)。 2 c)及びd)に各々記した圧縮及び焼結操作を、加
熱した母型のプレスを用いて同時に行う(CF)ことを
特徴とする特許請求の範囲第1項記載の方法。 3 プレスの母型を約400゜乃至800゜の間に加熱
し、圧力が2乃至10トン/cm2であることを特徴と
する特許請求の範囲第2項記載の方法。 4 a).b).c)及びd)に各々記した粉末化及/
又は焼結を、真空下または減圧或いは不活性雰囲気下で
行うことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の方法
。 5 b)に記した操作過程で得られる混合物が約50
乃至85%のミツシュメタル、鉄粉及びニッケル、マグ
ネシウム、カドミウム、マンガン、アンチモン、亜鉛、
けい素、アルミニウムまたはけい素鉄及びジルコニウム
の粉末を約1乃至5%の割合で含有することを特徴とす
る特許請求の範囲第1項記載の方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP54059599A JPS581161B2 (ja) | 1979-05-15 | 1979-05-15 | ライタ−石の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP54059599A JPS581161B2 (ja) | 1979-05-15 | 1979-05-15 | ライタ−石の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS55152106A JPS55152106A (en) | 1980-11-27 |
JPS581161B2 true JPS581161B2 (ja) | 1983-01-10 |
Family
ID=13117866
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP54059599A Expired JPS581161B2 (ja) | 1979-05-15 | 1979-05-15 | ライタ−石の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS581161B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN1090546C (zh) * | 1998-04-29 | 2002-09-11 | 三德金属工业株式会社 | 打火机用引火合金的制造方法 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB1405749A (en) * | 1971-06-22 | 1975-09-10 | Davy Int Ltd | Extrusion of powder billets |
US3922769A (en) * | 1974-06-07 | 1975-12-02 | Gte Sylvania Inc | Method for making composite wire |
US3955933A (en) * | 1972-02-29 | 1976-05-11 | The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Navy | Magnesium-boron particulate composites |
JPS5233641A (en) * | 1975-09-09 | 1977-03-14 | Shiono Koryo Kk | Process for preparation of 4-substituted-alpha -methyl-glycidic acid salts |
-
1979
- 1979-05-15 JP JP54059599A patent/JPS581161B2/ja not_active Expired
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB1405749A (en) * | 1971-06-22 | 1975-09-10 | Davy Int Ltd | Extrusion of powder billets |
US3955933A (en) * | 1972-02-29 | 1976-05-11 | The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Navy | Magnesium-boron particulate composites |
US3922769A (en) * | 1974-06-07 | 1975-12-02 | Gte Sylvania Inc | Method for making composite wire |
JPS5233641A (en) * | 1975-09-09 | 1977-03-14 | Shiono Koryo Kk | Process for preparation of 4-substituted-alpha -methyl-glycidic acid salts |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS55152106A (en) | 1980-11-27 |
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