JPS5811561Y2 - 耐火性複合板 - Google Patents
耐火性複合板Info
- Publication number
- JPS5811561Y2 JPS5811561Y2 JP1978019454U JP1945478U JPS5811561Y2 JP S5811561 Y2 JPS5811561 Y2 JP S5811561Y2 JP 1978019454 U JP1978019454 U JP 1978019454U JP 1945478 U JP1945478 U JP 1945478U JP S5811561 Y2 JPS5811561 Y2 JP S5811561Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- thin metal
- core material
- claws
- board
- perforated thin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Laminated Bodies (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は耐火性複合板に関するものであり、石綿ケイ酸
カルシウム板、石綿セメント板等の無機質芯材の両面に
、多数の爪を有する穿孔金属薄板をその爪が表裏の穿孔
金属薄板の関係において千鳥状となるように基板内に刺
着して圧着積層した構成からなる。
カルシウム板、石綿セメント板等の無機質芯材の両面に
、多数の爪を有する穿孔金属薄板をその爪が表裏の穿孔
金属薄板の関係において千鳥状となるように基板内に刺
着して圧着積層した構成からなる。
従来、無機質板と金属薄板とを接着剤を用いて積層して
なる複合板は周知であるが、この複合板はそれぞれの板
の温度及び湿度の変化に伴う寸法変化率が異なるため層
間剥離をおこし易く、さらに機械的衝撃によっても剥離
しやすい欠点があった。
なる複合板は周知であるが、この複合板はそれぞれの板
の温度及び湿度の変化に伴う寸法変化率が異なるため層
間剥離をおこし易く、さらに機械的衝撃によっても剥離
しやすい欠点があった。
また特開昭50−15810号のような積層板すなわち
石膏硬化層の片面は通常のボード紙を使用し、他方面に
爪立金属薄板を接着剤を用いることなく積層した建築板
は周知である。
石膏硬化層の片面は通常のボード紙を使用し、他方面に
爪立金属薄板を接着剤を用いることなく積層した建築板
は周知である。
しかしこの建築板もまた前述のような諸欠点すなわち温
度及び湿度の変化に伴う画板の寸法変化率の差異からく
る剥離あるいは剥離しないまでもソリが発生するといっ
た欠点があり、とうてい実用に供し得ないものであった
。
度及び湿度の変化に伴う画板の寸法変化率の差異からく
る剥離あるいは剥離しないまでもソリが発生するといっ
た欠点があり、とうてい実用に供し得ないものであった
。
また曲げ強度、衝撃強さ、燃焼性、防火性能等の点にお
いても満足するものではなく、特に吸水時の強度劣化は
著るしく、また石膏硬化層への爪の食いつきも悪く接着
強度は劣るものであり、要するに吸水の恐れのある個所
あるいは衝撃の加わる場所等への使用については多くの
問題を有している。
いても満足するものではなく、特に吸水時の強度劣化は
著るしく、また石膏硬化層への爪の食いつきも悪く接着
強度は劣るものであり、要するに吸水の恐れのある個所
あるいは衝撃の加わる場所等への使用については多くの
問題を有している。
この欠点を解消すべく画板間に可撓性のシートを介在さ
せて接着積層させたものもあるが、前者の問題は多少は
解消されるにしても後者の問題は解消されない。
せて接着積層させたものもあるが、前者の問題は多少は
解消されるにしても後者の問題は解消されない。
本考案は前記従来技術の有する欠点を排除するとともに
耐火性、断熱性、不燃性及び耐久性に富む構築物の耐火
被覆及び隔壁、各種ケーブルの導管あるいはダクト等に
好適な耐火性複合板の提供を目的とするもので゛ある。
耐火性、断熱性、不燃性及び耐久性に富む構築物の耐火
被覆及び隔壁、各種ケーブルの導管あるいはダクト等に
好適な耐火性複合板の提供を目的とするもので゛ある。
本考案の構成をその一実施例として示した図面に添って
詳述すれば第1図はその斜視図また第2図は第1図のA
−A’線断面図であり、石綿セメント板からなる芯材の
両面には穿孔金属薄板2が圧着されている。
詳述すれば第1図はその斜視図また第2図は第1図のA
−A’線断面図であり、石綿セメント板からなる芯材の
両面には穿孔金属薄板2が圧着されている。
21は一定の間隔をおいて穿孔された穿孔金属薄板2の
孔22から突出する爪であり、その爪21は表・裏の穿
孔金属薄板の関係において千鳥状に刺着されている。
孔22から突出する爪であり、その爪21は表・裏の穿
孔金属薄板の関係において千鳥状に刺着されている。
すなわち、石綿セメント板1の両面は、多数の爪21を
有する穿孔金属薄板2で被覆されており、さらに芯材1
である石綿セメント板と穿孔金属薄板2とは爪21が該
芯材1内部に直角方向に刺着された状態で圧着積層され
ているので、加熱された場合あるいは吸湿した場合であ
っても画板間の寸法変化率の差から生じる伸縮の差を、
抑止してソリあるいは剥離を防止する。
有する穿孔金属薄板2で被覆されており、さらに芯材1
である石綿セメント板と穿孔金属薄板2とは爪21が該
芯材1内部に直角方向に刺着された状態で圧着積層され
ているので、加熱された場合あるいは吸湿した場合であ
っても画板間の寸法変化率の差から生じる伸縮の差を、
抑止してソリあるいは剥離を防止する。
さらにまたその伸縮方向に対して直角に刺着した爪21
が吸収して剥離を防ぎ、さらに機械的衝撃による剥離を
も防ぎ、加えて芯材1は高強度の穿孔金属薄板2により
両面が保護されているので外部からの衝撃に対しても破
壊せずひいては板金体としても極めて高い耐久性を発揮
する。
が吸収して剥離を防ぎ、さらに機械的衝撃による剥離を
も防ぎ、加えて芯材1は高強度の穿孔金属薄板2により
両面が保護されているので外部からの衝撃に対しても破
壊せずひいては板金体としても極めて高い耐久性を発揮
する。
また、穿孔金属薄板2の孔から突出する爪21は表・裏
の穿孔金属薄板の関係において千鳥状に刺着されている
ため、爪を板の厚み方向において同一軸線上刺着させた
場合に起り易い芯材1の該軸線部の割れを抑えることが
できる。
の穿孔金属薄板の関係において千鳥状に刺着されている
ため、爪を板の厚み方向において同一軸線上刺着させた
場合に起り易い芯材1の該軸線部の割れを抑えることが
できる。
加えて、圧縮、積層に際しては接着剤を全く使用してい
ないので全体としても不燃性に富むものである。
ないので全体としても不燃性に富むものである。
本考案において、穿孔金属薄板の厚みは0゜3〜l 、
Q mm程度が好ましく、厚すぎる場合は板金体として
の重量が大きくなり作業性が劣りかつ芯材の断熱効果を
半減させてしまい、また薄すぎる場合は、爪の強度が弱
すぎ圧着の際に座屈してしまい芯材へ刺着させることが
困難となるしさらに板金体としての耐火性も低下する。
Q mm程度が好ましく、厚すぎる場合は板金体として
の重量が大きくなり作業性が劣りかつ芯材の断熱効果を
半減させてしまい、また薄すぎる場合は、爪の強度が弱
すぎ圧着の際に座屈してしまい芯材へ刺着させることが
困難となるしさらに板金体としての耐火性も低下する。
穿孔金属薄板に突出させる爪の本数及び爪の長さおよび
角度は、芯材とする無機質板の材料、厚み、比重等に応
じて適宜変更しうるものである。
角度は、芯材とする無機質板の材料、厚み、比重等に応
じて適宜変更しうるものである。
ちなみに穿孔金属薄板と芯材との積層は穿孔金属薄板の
爪が芯材に容易に刺着される状態において圧着する必要
があり、この点からして芯材が硬化する前であってかつ
その芯材が形状を自己保持する状態時になされるのが好
ましい。
爪が芯材に容易に刺着される状態において圧着する必要
があり、この点からして芯材が硬化する前であってかつ
その芯材が形状を自己保持する状態時になされるのが好
ましい。
上述の如く、本願考案による耐火性複合板は無機質芯材
と穿孔金属薄板とを該薄板から突出させた爪を該芯材に
刺着させることにより積層したものであるから、層間の
結合が強固で加熱、吸湿あるいは機械的衝撃によって剥
離することがなく、加えて芯材の耐火性、断熱性と金属
薄板の耐久性とが相まって全体としても耐火性、断熱性
及び不燃性でありかつ耐久性に富むものである。
と穿孔金属薄板とを該薄板から突出させた爪を該芯材に
刺着させることにより積層したものであるから、層間の
結合が強固で加熱、吸湿あるいは機械的衝撃によって剥
離することがなく、加えて芯材の耐火性、断熱性と金属
薄板の耐久性とが相まって全体としても耐火性、断熱性
及び不燃性でありかつ耐久性に富むものである。
第1図は本考案による耐火性複合板の一実施例を示す斜
視図、第2図は第1図のA−A’線断面図である。 1・・・・・・芯材、2・・・・・・穿孔金属薄板、2
1・・・・・・爪。
視図、第2図は第1図のA−A’線断面図である。 1・・・・・・芯材、2・・・・・・穿孔金属薄板、2
1・・・・・・爪。
Claims (1)
- 石綿ケイ酸カルシウム板、石綿セメント板等の無機質芯
材の両面に、多数の爪を有する穿孔金属薄板をその爪が
表裏の穿孔金属薄板の関係において千鳥状となるように
基板内に刺着して圧着積層してなることを特徴とする耐
火性複合板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1978019454U JPS5811561Y2 (ja) | 1978-02-17 | 1978-02-17 | 耐火性複合板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1978019454U JPS5811561Y2 (ja) | 1978-02-17 | 1978-02-17 | 耐火性複合板 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS54124060U JPS54124060U (ja) | 1979-08-30 |
JPS5811561Y2 true JPS5811561Y2 (ja) | 1983-03-04 |
Family
ID=28848581
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1978019454U Expired JPS5811561Y2 (ja) | 1978-02-17 | 1978-02-17 | 耐火性複合板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5811561Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5015810A (ja) * | 1973-06-11 | 1975-02-19 |
-
1978
- 1978-02-17 JP JP1978019454U patent/JPS5811561Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5015810A (ja) * | 1973-06-11 | 1975-02-19 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS54124060U (ja) | 1979-08-30 |
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