JPS58113202A - 胆汁酸の精製法 - Google Patents

胆汁酸の精製法

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JPS58113202A
JPS58113202A JP20960581A JP20960581A JPS58113202A JP S58113202 A JPS58113202 A JP S58113202A JP 20960581 A JP20960581 A JP 20960581A JP 20960581 A JP20960581 A JP 20960581A JP S58113202 A JPS58113202 A JP S58113202A
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Kazuo Shimomura
和夫 下村
Akio Okamura
岡村 秋雄
Yoshinori Suzuki
良典 鈴木
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Tokyo Tanabe Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は精製胆汁酸、詳しくは純度99.84以上のケ
ノデオキシコール酸、ウルソデオキシコール酸又1/;
t3α−ヒドロキシ−7−ケドコラン酸を得るための精
製法に関する。
ケノデオキシコール酸及びウルソデオキシコール酸は胆
石溶解剤、利胆剤などの医薬品として有用であシ、3α
−ヒドロキシー7−ケドコラン酸はこれらの製造中間体
として有用である。
ケノデオキシコール酸、ウルソデオキシコール酸及び3
α−ヒドロキシ−7−ケドコラン酸は例・えはコール酸
(3q+7α、12α−トリヒドロキシ−5β−コラン
酸)を出発原料として製造し、その際それぞれの化合物
の製造・工程に由来する副生成物1例えばIJ )コー
ル酸(3α−ヒドロキシ−5β−コラン#)、  3α
、7α−ジヒドロキシ−12−ケトコラン酸および未反
応のコール酸などが残存し、それらの分離精製が非常に
困難とされてきた。
従来公知なケノデオキシコール酸又はウルソデオキシコ
ール酸の精製法を大別すると■直接再結晶する方法〔ジ
ャーナル・オブ・バイオケミストリー(ジャパン)、矛
7巻、矛501頁(1927年)、化学実験学9才10
巻、矛495頁(1943年)、プロシーディング・オ
ブ・ジャパン・アカデミ−1牙30巻、第391頁(1
954年)、〕、■アシアルエステル化して再結晶又は
カラムクロマトグラフィーを行なう方法(特公昭53−
10063号公報、同53−35946夛公報)、■ア
ルカリ塩として分離する方法(特開昭49−95955
号公報、同50−126654号公報、同51−110
553号公報)がある。しかし、■の方法では高純度の
ものが得られず、■の方法では操作が簡便でなく、シか
も低収率であ55号公報及び同51−110553号公
報にはケノデオキシコール酸をメタノール中でカルシウ
ム塩又はストロンチウム塩として分離し、水に溶解した
のち酢酸又はプロピオン酸で酸性化し、エチルアセテー
トで抽出し、抽出物を水で洗浄し。
次いで石油エーテルを加えて沈澱させ融点163−5C
のケノデオキシコール酸を得る方法が記載されている。
しかし、この方法は塩の形成に時間がかかる(−晩中放
置)こと、目的物を得るまでに塩の形成、その分離、溶
解、抽出、洗浄、高温長時間乾燥を行ない操作が煩雑で
あること、さらに粗製ケノデオキシコール酸の純度の記
載がないことなどの短所がある。また、特開昭50−1
26654号公報にはケノデオキシコール酸のアルカリ
金属塩を有機溶剤中でバーホレーション(連続的液/液
抽出)シ、酸で酸性化したのち水でケノデオキシコール
酸を沈澱させる方法が記載されている。しかし、この方
法はバーホレーションに12〜24時間を要し、tたパ
ーホレーションという特殊な装置を用いること、さらに
精製したケノデオキシコール酸の純度の記載がないなど
の点で満足すべき方法とは言い難い。
本発明方法は上舵の曳行技術を改良した粗製胆汁酸の精
製方法であり、%にケノデオキシコール酸、ウルソデオ
キシコール酸及び3α−ヒドロキシ=7−ケトコラン酸
等の広範囲の胆汁酸の精製に有効である。即ち、水に溶
けにくい有機溶剤とアルカリ水溶液との組合せによる一
般的な2相抽出法であシ、操作が簡便かつ短時間で分離
精#!を行ない、しかも高純度、高収事で目的の精製胆
汁酸が得られる点で工業的精製法として優゛れている。
純度60〜96優の上記精製胆汁酸を水に溶はニくイ有
機溶剤9例えばn−ブチルアルコール。
汽−ブチルアルコール、180〜ブチルアルコール。
n−アミルアルコールr 、mo−アミルアルコール。
tert−7ミルアルコール、n−ヘキシルアルコール
2−エチルヘキシルアルコール又はn−オクチルアルコ
ールの単独おるいは混合溶媒に溶解する。
好ましくは気−ブチルアルコール、  tert−アミ
ルアルコール、n−ヘキシルアルコール、2−エチルヘ
キシルアルコール又はn−オクチルアルコールが用いら
れる。必要に応じて水に不溶な、しかも胆汁酸を溶解し
な“溶剤・例えは°7 ”−村7゜シクρヘキサン、戸
油エーテル、ベンゼン等ヲ添加してもよい。この溶液中
に粗製胆汁酸1モルに対して0.05〜0.60倍モル
量のアルカVt含有する水溶液を加えて室温下で5〜1
0分間攪拌したのち液が2層に分離するまで放置してか
ら有機溶液層を分取する。この操作を粗製胆汁酸の純度
によって1〜3回行なう。胆汁酸の純度が85チ未満の
場合3回、それ以上の場合1〜2回行なうのが適当であ
る。この操作によって主にコール酸。
3α、7α−ジヒドロキシ−12−ケトコラン酸などが
水溶液層へ除かれる。有機溶剤とアルカリ水溶液の量は
1:1〜1 : 2.5 (v/v)が好ましく、使用
するアルカリとしては水酸化ナトリウム、水酸化カリウ
ム、水酸化リチウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリ
ウム、炭酸カリウム、炭酸水素カリウム等が挙げられ、
なかでも水酸化す) IJウムが好ましい。次いで9分
取した有機溶液に粗製胆汁酸1モルに対して0.8〜1
.5倍モル量の前記と同様のアルカリ水溶液した水溶液
を加えて5〜10分間攪拌したのち、液が2層に分離す
るまで放置してから水浴液層を分取する。この操作で主
にリトコール酸が有機溶液中へ除かれる。有Il溶液と
アルカリ水溶液の量は前記と同様に1=1〜1:2、5
 (V/V)が好ましい。分散した水溶液中に微量の有
機溶媒が残存するときは必要に応じて蒸留によシそれを
留去する。引1続き水溶液中へ稀塩酸。
稀硫酸等の酸を加え酸性化すると目的胆汁酸が99.8
%以上の純度で得られる。
以下に本発明の精製法を実施例をもって説明する。ただ
し、実施例中の純度はガスクロマトグラフィー(日立1
63型ガメクロマトグラフイーを使用)によシ、内部標
準にコラン酸を用いて測定した。また薄層クロマトグラ
フィー(TLC)は。
薄層板はシリカゲルH,(メルク社製)凱展開溶媒ハ酢
酸エチル:シクμヘキサン:氷酢酸(50:13:3)
の溶媒を用いた。
実施例 1 純度94%の粗ケノデオキシコール酸30096、21
に溶解した溶液を加え室温下で5分間攪拌した。液が2
層に分離するまで静置してから下層の水溶液を除去した
。再び上層の有機溶液中へ水量11 酸化ナトリウム1.569(0,05倍モル)を含有す
る水溶液を加えて前記と同様の操作を行ったのち有機溶
液を分取し、水6.2Jで洗浄した。次いで有機溶液中
へ水酸化ナトリウム31.29(1,0倍モル)を含有
する水6.2 J i加え室温下、  10分間攪拌し
た。液が2層に分離してから下層の水溶液を分取し、液
量が約5.61!になるまで減圧濃縮して微量残存する
有機溶媒を留去した。この水浴液中へ0.1規定硫酸を
滴下して酸性化したところ無定形固体が沈澱した。この
沈澱物を31の酢酸エチルで結晶化し、結晶t−F取し
、乾燥してTLOで1スポツトのケノデオキシコール酸
255f(回収率85%)を得た。純度99.9チ。融
点 20C 実施例 2 純f 95 %の粗つルンデオキシコール$300ft
sec−ブチルアルコール3jとシクロヘキサン1.2
/の混合溶剤に溶解し、実施例1と同様の操作を行なっ
てTLCでlスポットのウルンデオキシコール酸255
fC回収率851)を得た。純度99.8%。融点20
3〜204C。
ただし1本実施例では無定形固体を酢酸エチルで結晶化
を行なうことなく上記の収量、純度、融点を得た。
実施例 3 純[96%の3α−ヒドロキシ−7−ケドコラン酸30
りをtert〜アミルアルコール300rtrlトシク
ロヘキサン120 mlの混合溶剤に浴解し、この浴液
に水酸化ナトリウム465哩(0,15倍モル)をばて
洗浄した。次いで、この有機溶液へ水酸化ナトリウム3
.1?(1,0倍モル)を含有する水浴液62oivを
加えて10分間攪拌した。静置後、水溶液を′+取し、
液量が約58Qm/になるまで減圧濃縮して残存する有
41溶媒を留去したのち、01規定塩酸を除々に滴下し
たところ無定形固一体が沈澱した。これt−F取し、乾
燥してTLCで1スポツトの3α−ヒトーロキシー7−
ケトコラン酸249(回収率80%)t−得た。純度9
9,8チ。融点203〜204C 実施例 4 純度65%の粗ケノデオキシコール酸300fを2−エ
チルヘキシルアルコール3tKm解し。
水酸化ナトリウム12.48f(0,4倍モル)を含有
する水溶液6.27t−加え室温下で7分間攪拌し。
静置後下層の水溶液を除去し有機溶液層を分取した。さ
らに、この有機溶液を水酸化ナトリウム3゜129(0
,1倍モル)及ヒ1.56 f (0,05倍モル)を
含有する水溶液6.21で順次抽出し、有機溶液層を分
取して水6.21で洗浄した。次いで。
有機溶液へ水酸化ナトリウム37.4 f (1,2倍
モル)を含有する水溶液6.21’を加え10分間攪拌
し、静置後下層の水溶液を分取し、液量が約5.61に
なるまで減圧I&縮したのち、0.1規定硫llを滴下
したところ無定形固体が沈澱した。この沈澱物1に1.
61の酢酸エチルで結晶化し、結晶t−F取し、乾燥し
てTLCで1スポツトのケノデオキシコール11132
f(回収率44%)を得た。純度99.8%、融点12
0C。
実施例 5 純&80%の粗ケノデオキシコール1l1300ftn
−オクチル7Nコール31!に溶解し、実施例4と同様
の操作を行ないケノデオキシコール酸204f(回収率
641)t−得た。純度99.9%。
融点120??。
出願人 東京田辺製薬株式会社 代理人 久高将信 外−名 手 続 補 正 書(方式) %式% 1、事件の表示 特 願  昭56−209,605号 2発明の名称 胆汁酸の精製法 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 東京田辺製薬株式会社 4、代理人

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)  粗製胆汁酸を水に溶けにくい有機溶剤に溶解
    し、この溶液にアルカリ水溶液を加えて攪拌したのち有
    機溶液層を分取し1次いで分取した有機溶液にアルカリ
    水溶液を加えて攪拌したのち水溶液層を分取し2分取し
    た水溶液と酸とt接触させて胆汁酸を沈澱させることを
    特徴とする胆汁酸の精製法。
  2. (2)精製胆汁酸がケノデオキシコール酸、ウルソデオ
    キシコール酸又はa4−ヒトpキシー7−ケドコラン酸
    である%i請求の範囲yr(t)項記載の精製法。
  3. (3)精製胆汁酸の純度が99.84以上である特許請
    求の範囲矛(1)項記載の精製法。
  4. (4)  水に溶けにくい有機溶剤が就−ブチルアルコ
    ール、  tert−アミルアルコール、n−へキシル
    アルコール、2−エチルへキシルアル=r = ル又f
    l n −オクチルアルコールである特許請求の範囲矛
    (llt記載の精製法。
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Cited By (4)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS606699A (ja) * 1983-06-27 1985-01-14 Tokyo Tanabe Co Ltd 胆汁酸の精製方法
KR20030002854A (ko) * 2001-06-29 2003-01-09 조안순 발전수단이 구비된 손전등
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US3965131A (en) * 1974-01-25 1976-06-22 Schering Aktiengesellschaft Process for the purification of crude chenodeoxycholic acid

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