JPS5811313Y2 - 調理器用蓋 - Google Patents

調理器用蓋

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JPS5811313Y2
JPS5811313Y2 JP14320275U JP14320275U JPS5811313Y2 JP S5811313 Y2 JPS5811313 Y2 JP S5811313Y2 JP 14320275 U JP14320275 U JP 14320275U JP 14320275 U JP14320275 U JP 14320275U JP S5811313 Y2 JPS5811313 Y2 JP S5811313Y2
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JP
Japan
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lid
periphery
lid body
water
cooker
Prior art date
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Expired
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JP14320275U
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English (en)
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JPS5257956U (ja
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恵之助 宮内
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は調理器用蓋に係り、たとえば鍋、釜、フライパ
ン、湯沸器、魚焼器およびむし器などに用いるものに関
する。
近年の調理には煮炊状況を確認しつつ調理する方法があ
る。
そのため、従来の調理器に用いる蓋体には煮炊状況を透
視できるように蓋体の一部または蓋体の全体をガラス板
または合成樹脂にて形成することが知られている。
そして、使用時の透視度や、耐熱性の点などから一般に
は、蓋体の全体をガラス板にて形成したものが多く用い
られている。
しかし、蓋体の全体をガラス板にて形成すると、蓋体の
周縁部は、比較的弱く、衝撃に対する強度がとくに低い
ので、たとえば、調理器本体に着脱する際や、また保管
の際などにおいて簡単に損傷したり、欠損するおそれが
あり、そのため取扱いにとくに注意を要し、またひとた
び欠損すると、その部分で怪我をするなどの危険性を有
するので、比較的高価のものであっても実際に使用し得
なくなるおそれがあって不経済であるなどの欠点を有し
ている。
また、蓋体の全体をガラス板または合成樹脂等で形成し
たものにおいて、蓋体はその周縁部を調理器本体の開口
縁部に形成された係合段部に係合して使用するのが一般
的であるが、この場合において、蓋体の内面に耐着する
水滴は蓋体の外周縁部に向って流出し、水滴はその外周
縁部と調理器本体の開口縁部の保合段部との間に貯溜す
る。
そのため、煮炊中の圧力の高まりによって蓋体は上下に
揺動する所謂おどり現象が生ずるとともに、この現象に
伴って、開口縁部の保合段部に貯溜する水滴は調理器本
体の周囲に飛散し、周囲を汚損することが極めて多い等
の欠点を有している。
本考案は上記点に鑑みてなされたもので、中央部を上方
に膨出した透明な強化ガラス板からなる蓋本体にて煮炊
時の蒸気によって生じる水滴を、その周縁部に向って誘
導し、この蓋本体の周縁部を保護するためにその周縁部
に取付けた補強リング体にて周縁部に誘導された水滴を
調理器の周側面に伝わらないようにして下方に落下させ
、この水滴によって調理器本体の周囲を汚損することを
防止した取扱い容易な調理器用蓋を提供することを目的
とするもので゛ある。
しかして、本考案は、全体を透明の強化ガラス板にて水
滴が中央部より周縁部に向って流出するように上方に膨
出して彎曲形成された蓋本体と、この蓋本体の上記周縁
部にこの周縁部との間に空間部を形成して嵌合されこの
蓋本体の周縁部の端面部より内側で調理器の周側面と接
触しない位置より下方に突設した水滴案内片を有すると
ともに、この水滴案内片の下端部に内側に折返したリン
グ状部を有する金属製補強リング体とを備えたことを特
徴とするものである。
つぎに、本考案を添附図面に示す一実施例にもとづいて
説明する。
ソーダ石灰ガラスを主原料として形成された長大の透明
板ガラス体を、たとえば、円形、角形または楕円形の所
望の蓋体の面積および形状に切断して蓋体の生地となる
透明なガラス板1を形成し、このガラス板1を約600
〜640℃に加熱する。
そしてこれを吸引型、プレス型等の原型(図示せず)を
用いて原型に沿って彎曲成形し、上方に膨出した透視部
2と、この透視部2の外周部に形成した周縁部3とから
なる所望の形状の蓋本体4を形成する。
つぎに、上記蓋本体4に対して冷たい空気を急に吹きつ
けて均一に急冷して蓋本体4全体を強化ガラスにて形成
する。
そして、蓋本体4を前記原型から取出す。
つぎに、蓋本体4の前記透視部2の上部の中心に穿設さ
れたねじ小孔5の上部に把手6を位置させるとともに、
この把手6に対して蓋本体4の内部からねし小孔5を挿
通したねじ7をねじ込んで透視部2の上部に把手6を固
着する。
。また8は補強リング体で、この補強リング体8は
、金属にて前記蓋本体4の周縁部3に嵌合する大きさで
断面略C字型に形成されている。
そしてこの補強リング体8を前記本体4の周縁部3に嵌
合し、この補強リング体8の上下の係合端部9,10を
周縁部3の上下面部11.12の内側に弾性的に保合挟
持し、この補強リング体8にて周縁部3の上下面部11
.12および端面部13を被覆し周縁部3と補強リング
体8との間に緩衝用の空間部を形成する。
また上記補強リング体8の下方の保合端部10からリン
グ状の水滴案内片14を下方に突設し、さらにこの水滴
案内片14の下端部を内側上方に折返してリング状部1
5を形成する。
しかして、上記水滴案内片14は、調理器本体16の周
側面17と接触しない内側に位置する部分において下方
に突設されている。
このように構成されたものにおいて、蓋本体4を任意の
調理器16の開口縁部に形成された保合段部18に補強
リング体8を介して嵌着する。
この場合、補強リング体8の水滴案内片14は調理器1
6の周側面17の内側に位置し、周側面17と接触しな
い状態において嵌着される。
そして、蓋本体4の透視部2を透視して調理器16内の
煮炊状況を確認しつつその状況に応じて適宜の調理を行
い、また、最適の状況で煮上りを確認することができる
上記の場合において、透視部2は上方に膨出して彎曲し
ているので、煮炊時の水蒸気は透視部2の内側に当るほ
ぼ同時的に水滴となってその傾斜面に沿って低い側の周
縁部3側に流れ落ち、その水滴は、水滴案内片14に案
内されて流下され調理器16の係合段部18側に流出す
ることなく、水滴案内片14の下端部の内側に折返した
リング状部15からそのまま調理器16内に落下し、そ
の水蒸気によって蓋本体4は曇るようなことがない。
つぎに、前記実施例では把手6はねし止めした場合につ
いて説明したが、これに限らず、たとえば接着剤で接着
固定するようにしてもよい。
しかして、本実施例において、透明のガラス板とは完全
な透明度を有することを要せず、調理器本体内を透視で
きる程度の透明度を有すればよく、したがって、たとえ
ば、半透明のようなものであってもよい。
本考案によれば、全体を透明な強化ガラス板にて水滴が
中央部より周縁部に向って流出するように上方に膨出し
て彎曲形成した蓋本体の周縁部に補強リング体を一体的
に取付けたので、蓋本体の破損しやすい周縁部の上下面
部および端面部は補強リング体によって被覆されて確実
に保護することができ、また蓋本体の周縁部には補強リ
ング体との間に空間部を形成したので、蓋本体の周縁部
は調理器やその他の部材に直接当ることがなく対衝撃性
が増大し、とくに調理器に着脱する際や、保管および洗
浄の際などの衝撃は緩衝され欠損、損傷のおそれがなく
、また強化ガラス板と金属などとの接触による不快音の
発生もなく、シたがって強化ガラスからなる蓋本体の損
傷し易い部分である周縁部は確実に保護されて安全であ
るとともにその取扱いも容易である。
また、補強リング体の周縁部より内側で調理器の周側面
と接触しない位置より下方には水滴案内片を突設したの
で、この水滴案内片を有する蓋を調理器に用いた場合に
は、煮炊時に生じる水滴は蓋本体の中央部より周縁部側
に向って流出するとともにさらに周縁部がら調理器の保
合段部に伝わることなく保合段部に伝わることを遮断し
た水滴案内片の内側面にそって流下し水滴案内片の下端
部のリング状部がらそのまま調理器内に確実に誘導落下
され、しかも水滴案内片と調理器の周側面とは接触しな
いので毛細管現象によって流下した水滴案内片の外側面
を伝い上って補強リング体の周縁部と調理器の開口縁部
に形成された係合段部との間に貯溜するようなおそれは
なく、シたがって、調理器内の圧力が高まって蓋本体が
上下に揺動することがあっても水滴が調理器の周囲に飛
散しないので煮炊時に生じる水滴によって周囲を汚損す
るようなおそれがない。
また水滴案内片の下端部にリング状部を内側に折返して
形成したので、リング状部が調理器の周側面に接触する
ことがなく、水滴案内片の内側面を流下する水滴が水滴
案内片の外側面に伝い上ることをより確実に防止するこ
とができ、そして、このリング状部によって水滴案内片
が補強されて変形することを防止できるとともに、水滴
案内片の下端部がエッヂにならないので取扱い上、手を
切るなどの危険性がないがら安全であり、さらに薄い材
料を用いることにより蓋本体の周縁部に対する補強リン
グ体の取付けが容易であるとともに水滴案内片のリング
状部の折返し形成が容易である。
したがって、調理し易く衛生的で実用性の高い調理1器
用蓋を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の一実施例を示すもので、第1図は調理器用
蓋の一部を切欠いた正面図、第2図は同上使用状態の一
部を拡大断面図である。 1・・・・・・透明な強化ガラス板、3・・・・・・周
縁部、4・・・・・・蓋本体、8・・・・・・補強リン
グ体、14・・・・・・水滴案内片、15・・・・・・
リング状部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 全体を透明の強化ガラス板にて水滴が中央部より周縁部
    に向って流出するように上方に膨出して彎曲形成された
    蓋本体と、この蓋本体の上記周縁部にこの周縁部との間
    に空間部を形成して嵌合され蓋本体の周縁部の端面部よ
    り内側で調理器の周側面と接触しない位置より下方に突
    設した水滴案内片を有するとともに、この水滴案内片の
    下端部に内側に折返したリング状部を有する金属製補強
    リング体とを備えたことを特徴とする調理器用蓋。
JP14320275U 1975-09-08 1975-10-21 調理器用蓋 Expired JPS5811313Y2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14320275U JPS5811313Y2 (ja) 1975-10-21 1975-10-21 調理器用蓋
US05/683,497 US4053295A (en) 1975-09-08 1976-05-05 Method of making a cooking utensil lid

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14320275U JPS5811313Y2 (ja) 1975-10-21 1975-10-21 調理器用蓋

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5257956U JPS5257956U (ja) 1977-04-26
JPS5811313Y2 true JPS5811313Y2 (ja) 1983-03-03

Family

ID=28622949

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14320275U Expired JPS5811313Y2 (ja) 1975-09-08 1975-10-21 調理器用蓋

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JP (1) JPS5811313Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS571862Y2 (ja) * 1979-04-04 1982-01-12

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Publication number Publication date
JPS5257956U (ja) 1977-04-26

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