JPS5811232Y2 - 配膳車 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、調理場から料理を受波のまま搬送する配膳
車に関するものであって、特に各棚枠を片持ちに形成し
て受波の挿入取出しを容易にするとともに、配膳車自体
を分解自在として収納に便利としたものである。

この考案を図面について説明すると、１は脚柱であって
、角筒等の金属筒を以って垂直部２に連なる水平部３を
有するＬ状体に作られ、水平部３の下端には脚軸４，４
が附設されている。

次に５は連繋杆であって、同じく金属筒を逆行状に屈曲
して作られ、上記脚柱１の２個を１組としてボルト６・
・・・・・で取り外し可能に相互に接続することができ
る。

脚柱１の垂直部には脚柱を貫く小孔７・・・・・・が上
下に一定間隔に設けられ、これら小孔７・・・・・・に
一端を貫挿してそれぞれ水平部３に平行して突出する数
個の横杆８・・・・・・を螺着固定できるようになって
いる。

つまり、対向する小孔７の一方をネジ孔として横杆８・
・・・・・の一端ネジ部分を、小孔７・・・・・・に各
螺入するか、あるいは第３図のように小孔をネジ孔とせ
ず単なる透孔に形成して横杆を挿通し、外部に突出する
横杆の一端ネジ部の一端にナツトを螺合して固定する。

次に９は上記横杆８・・・・・・の水平に対応する２本
−組を両側杆１０，１０で連繋し、かつ両側杆間に数個
の直杆１２・・・・・・をかけ渡して形成した棚枠であ
って、両側杆１０．１０は所要の受波ａを側方に脱出し
ないように受支保持すべき嵌合縁１０’としてアングル
状に形成されている。

この両側杆１０．１０は前記両脚柱１，１に設けた等高
に位置する横杆８，８に串通して固定するものであり、
横杆８の他端との固定は予め横杆の他端面に穿掘して設
は雌ネジ孔にボルト１１を螺挿し、このボルト頭部を外
側に当る側杆１０に圧接させて固定する。

この棚枠９を形成する両側杆１０，１０、横杆８，８、
直杆１２・・・・・・のうち、両側杆１０．１０を連繋
して受波ａを支持すべき直杆１２・・・・・・はその前
後端に位置するものを中間に在るものより取付高さを若
干高くして受波ａの前後方向に対するストッパーの役を
させるように形成する。

この考案１よ上記の構造を有し、従来の門形のものに比
べて各棚枠が脚柱１による片持支持であるため受波の挿
入、取出しを側方からも行うことができ取扱究極めて容
易である。

しかも全体は組立分解自在であり、かつ脚柱１、連繋杆
５等は金属筒を軽量に作られている。

この場合、この考案においては特に横杆８・・・・・・
の脚柱１に対する取付は、一端を脚柱１に貫通して小孔
７，７にわたり螺着固定したため、横杆８は片持ちであ
りながら、充分の荷重に耐え、固定部が変形するような
おそれがなく、かつ数置の組立、分解を行っても、この
部分の強度が落ちることがなく極めて能率がよい。

【図面の簡単な説明】

第１図は前面図、第２図は側面図、第３図は要部の縦断
前面図である。 図中の符号 １は脚柱、２は垂直部、３は水平部、４は
脚軸、５は連繋杆、６はボルト、７は小孔、８は横杆、
９は棚枠、１０は両側杆、１０′は嵌合縁、ａは受波で
ある。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 一体の金属筒を以って、垂直部２に連なる水平部３を有
   し、かつ下端に脚軸４，４を設けて形成したＬ状の脚柱
   １の２個一組を、同じく金属筒を以って曲成した逆行状
   の連繋杆５で取外し可能に接続して並立するとともに、
   各脚柱１，１には水平部３に平行して一方に突出する数
   個の横杆８・・・・・・を、それぞれ一端を垂直部２に
   貫挿して螺着取付し、かつ両脚柱１，１の横杆８，８の
   各取付端ならびに各他端を相互に水平に連繋して予め上
   面が受波ａを受支保持する嵌合縁１０’に形成された両
   側杆１０゜１０を架設し、さらにこれら両側杆１０．１
   ０にわたって横杆８，８に沿う数個の直杆１２・・・・
   ・・を配設して、数段の棚枠９・・・・・・を構成して
   なる配膳車。