JPS5820248Y2 - 組立式検眼台 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、照明装置付の視力表を係止する組立式検眼台
に関するものである。

従来の検眼台は、安定性が悪く、その取扱いが面倒であ
ると共に、運搬、保管等が不便であった。

そこで、本考案は、従来存した如上の問題点等を解消す
べく案出されたもので、その要旨は、両端部にキャスタ
を取付けると共に、中央部に円筒部を付設してなる一対
の脚体を、十面略Ｘ字状の支杆に着脱自在にねし止めし
てなる架台と、この架台の円筒部に挿入させて起立状に
取付けできるように、一対のパイプ下端にねし棒を夫々
固定すると共に、適数の連結杆を介して一対のパイプを
連結してなる支柱と、この支柱の一対のパイプに挿入さ
せて取付けできるように、適宜棒材等を門形に屈曲して
なる支持杆本体に、照明装置付視力表を係止させる係止
杆を付設してなる支持杆とからなり、前記支柱は、パイ
プ下端のねし棒が架台の円筒部に挿通されると共にナツ
トを介して架台に固定され、前記支持杆は、支柱のパイ
プ上端部に夫々螺着させた止めねじで、その上下位置が
調節自在となるように支柱に圧止され、この支柱のパイ
プ内には、スプリング及び押圧棒が内装され、支持杆が
落下する際に生じる衝撃を緩衝するように形成したこと
に存するものである。

以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。

本考案は、移動自在となるように両端部にキャスタ７を
取付けると共に、中央部に円筒部８を付設してなる一対
の金属製脚体４を、平面略Ｘ字状の支杆５に着脱自在に
ビス６を介してねし止めしてなる架台１と、この架台１
の円筒部８に挿入させて起立状に取付けできるように、
一対の金属製のパイプ９下端にねじ棒１１を夫々固定す
ると共に、適数の連結杆１０を介して一対のパイプ９を
連結してなる支柱２と、この支柱２の一対のパイプ９に
挿入させて取付けできるように、金属製パイプを門形に
屈曲してなる支持杆本体３ａに、照明装置付視力表１８
を係止させる平面路コ字形状の係止杆１７を、支持杆本
体３ａを跨ぐように付設してなる支持杆３とからなる。

支柱２は、パイプ９下端のねじ棒１１を架台１の円筒部
８に挿通させ、ワッシャー１２を介してナツト１３にて
、起立状となるように架台１に固定される。

尚、図示例にあっては、パイプ９下端部も円筒部８内に
挿入されるようになっている。

また、パイプ９の下端はねじ棒１１にて塞がれており、
パイプ９内には、スプリング１４及び木製円柱状の押圧
棒１５が順次収容されており、パイプ９の上端部には、
止めねし１６が夫々螺着されている。

支持杆３は、その下端部から支柱２のパイプ９に挿入さ
れると共に、その上下位置が調節自在となるように止め
ねじ１６でパイプ９に匡正される。

また、支持杆３は、パイプ９内のスプリング１４により
落下するときの衝撃が緩衝され、木製の押圧棒１５によ
り衝撃音の発生が防止される。

本考案は以上のように構成されている。

従って本考案によれば、架台１は、１対の脚体４を支杆
５に着脱自在にねし止めして形成されているので、キャ
スタ７付脚体４と支杆５とに自在に分解でき、支柱２は
、ナツト１３を外すことで、架台１から自在に取外すこ
とができ、支持杆３は、止めねじ１６を緩めることで、
支柱２から自在に取外すことができるので、検眼台の組
立てや分解が極めて簡単に行えると共に、保管、運搬等
の際にその取扱いが容易で便利なものとなる。

尚、キャスタ７を取付けたので、検眼台の移動が容易に
行え、支持杆本体３ａに係止杆１７を付設したので、照
明装置付視力表１８を確実且つ容易に係止させることが
でき、しかも、支持杆３自体の上下位置の調節も、止め
ねじ１６によって確実且つ容易に行える。

また、支持杆３を適宜高さにして視力表１８による検査
が終った後、そのままでは重心が高く不安定であるので
止めねじ１６を緩めて照明装置付の視力表１８を係止さ
せた状態の支持杆３を落下させても、パイプ９内内のス
プリング１４によりその衝撃は緩衝されるので、検眼台
自体が損傷する虞れがない。

さらに架台１は、十面略Ｘ字状の支杆５によって堅牢と
なり変形することがなく安定度が増す。

尚、架台１と支柱２の連結は、パイプ９下端に固定され
たねじ棒１１を架台１の円筒部８に挿１通し、ナツト１
３を締付けて固定するので、強固に連結され、別途補強
杆等は不要となり、体裁が良好となる。

以上説明したように本考案によれば、検眼台自体の安定
性が良く、その取扱いが容易で、分解、組立が容易とな
り運搬、保管等に便利で、しかも構成が簡単で安価に提
供できる等の実用上極めて優れた効果を奏するものとな
る。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の実施例を示すもので、第１図は斜視図、
第２図は側面図、第３図は要部断面図である。 １・・・・・・架台、２・・・・・・支柱、３・・・・
・・支持杆、３ａ・・・・・・支持杆本体、４・・・・
・・脚体、５・・・・・・支杆、６・・・・・・ビス、
７・・・・・・キャスタ、８・・・・・・円筒部、９・
・・・・・パイプ、１０・・・・・・連結杆、１１・・
・・・・ねじ棒、１２・・・・・・ワッシャー、１３・
・・・・・ナツト、１４・・・・・・スプリング、１５
・・・・・・押圧棒、１６・・・・・・止めねじ、１７
・・・・・・係止杆、１８・・・・・・視力表。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 両端部にキャスタを取付けると共に、中央部に円筒部を
   付設してなる一対の脚体を、平面略Ｘ字状の支杆に着脱
   自在にねし止めしてなる架台と、この架台の円筒部に挿
   入させて起立状に取付けできるように、一対のパイプ下
   端にねし棒を夫々固定すると共に、適数の連結杆を介し
   て一対のパイプを連結してなる支柱と、この支柱の一対
   のパイプに挿入させて取付けできるように、適宜棒材等
   を門形に屈曲してなる支持杆本体に、照明装置付視力表
   を係止させる係止杆を付設してなる支持杆とからなり、
   前記支柱は、パイプ下端のねし棒が架台の円筒部に挿通
   されると共にナツトを介して架台に固定され、前記支持
   杆は、支柱のパイプ上端部に夫々螺着させた止めねじで
   、その上下位置が調節自在となるように支柱に圧止され
   、この支柱のパイプ内には、スプリング及び押圧棒が内
   装され、支持杆が落下する際に生じる衝撃を緩衝するよ
   うに形成したことを特徴とする組立式検眼台。