JPS58110722A - 緑化工法 - Google Patents

緑化工法

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JPS58110722A
JPS58110722A JP56212650A JP21265081A JPS58110722A JP S58110722 A JPS58110722 A JP S58110722A JP 56212650 A JP56212650 A JP 56212650A JP 21265081 A JP21265081 A JP 21265081A JP S58110722 A JPS58110722 A JP S58110722A
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fibers
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fiber
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growth base
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Kiyoo Hoshi
星 清夫
Einosuke Higashimura
東村 榮之助
Shiro Takahashi
四郎 高橋
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Raito Kogyo Co Ltd
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    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02DFOUNDATIONS; EXCAVATIONS; EMBANKMENTS; UNDERGROUND OR UNDERWATER STRUCTURES
    • E02D17/00Excavations; Bordering of excavations; Making embankments
    • E02D17/20Securing of slopes or inclines

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mining & Mineral Resources (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
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  • Civil Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Cultivation Of Plants (AREA)
  • Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は緑化工法に関し、さらに詳細には、混人する繊
維の混線性に鑑み混合過程に工夫を施した緑化工法に関
する。
近年自動車が普及するにつれて、これに対応するだめの
道路の整備が随所で行われているが、土地の高騰あるい
は道路の高速性確保のために山間部を突き切って道路建
設されることが多くなってきた。この場合、計画地盤高
が在来地盤高と異なるだめ主として切り取りが、必要と
なり、道路側面に切り土法面が出現することになる。切
シ土法面は心土が露出していることが多い。一般に、心
土は土壌構造が植生にとって不適であり、特に硬質上お
よび岩盤の場合には根の侵入が困難で肥料的養分も十分
でないため、単なる種子吹付工法によっては生長を期待
することができない。このため法面に生育基盤を造成す
る必要がある。生育基盤の必須要件としては、(1)表
土部分が動かないこと、(2)発芽のために十分な水分
が保持されること、(3)土中に酸素が適当に供給され
ること、の3要件がある。これらの要件を満足させる工
法の1つとして、最近、通常5〜15cIIL程度の客
土厚の厚層客土吹付工法が多く用いられているが、この
厚層客土吹付工法には侵食に弱いという欠点があり、特
に、施工直後に降雨があると表層のみならず吹付層全体
が切り十法面より崩落することが多い。この欠点を解決
する方法の1つとして、吹付材料にセメント、粘結剤等
を混入することが行われている。しかし、セメントを混
入すると、侵食防止には一応の効果を上げることができ
るものの、セメントの強アルカリ性のため種子の発芽・
生育が抑制され、強アルカリ成分が降雨により流口して
客土が中性に近くなるまで発芽・生育しないことが起る
。したがって、この間に豪雨があれば侵食され易い。た
とえ侵食されない場合にも、発芽・生育可能のpHとな
る頃には土壌硬度が高くなりすぎ植生に不適当なものと
なることが多い。そこで中和剤をセメントに混入して種
子の発芽に適当な環境を作ってやることが行われている
が、完全に中和状態となるたけの量の中和剤を投入する
と、セメントの固結力が低下し侵食が起り易くなる。
このように、中和Rを混入する方法も根本的な解決法と
はなり得ない。
他の解決方法として、植物性繊維を主体とした材料を吹
き付ける方法がある。この方法は、植物性繊維として主
に短繊維のピートモスとパーク堆肥を用いるもので、吹
付直後でも相当の侵食防止能力を有する。しかしながら
、この方法は吹き付けた生育基盤がほとんど有機質であ
るため長期間には次第に腐熟し消失する虞れがあり、ま
た材料費が高くつく欠点がある。このため、土壌、土砂
等の無機材料を一部添加することが試みられているが、
これらの材料を混入すると侵食され易く、はんの僅量し
か混入できないため実質的には解決方法となり得ない。
そこで、粘結剤を混入する方法が提案されたが、侵食防
止の効果を上げるためには相当量の粘結剤を使用しなけ
ればならず、極めて経済的に不利であることが判明した
。この改良方法として、粘結剤を混入するかわりに吹き
付けた厚層客土の表面に粘結剤を吹き付ける方法がある
が、粘結剤は乾燥するまでは効果がなく、乾燥前に降雨
があれば侵食されることになる。乾燥後も、植物が発芽
、生育して法面が保護される前に長期間降雨があると粘
結剤は水により膨潤し、粘着力が次第に低下して侵食さ
れるようになる。
また表面が乾燥すると固くなり、植物の生育に不適当な
ものとなることも生じる。これに対して、一般的に侵食
防止方法として繊維の混入による侵食防止方法が種々提
案されてきた。その繊維として、鉱滓綿、長繊維のピー
トモス、グラスファイバー、合成繊維、化学繊維、紙繊
維、鉱物繊維(石綿)、動物繊維等を用いている(たと
えば特公昭54−4167号、特公昭53−10362
号公報等)が、その分散方法については不明である。す
なわち、吹付用の混合機に繊維を投入して分散せしめる
旨の開示はあるが、侵食防止に効果のある比較的長い繊
維−実験の結果、5 in以上の長さを有する繊維が侵
食防止に効果のあることが判明した−を混合機に投入し
混練すると、混合機において直ちに繊維同志が絡み合っ
て毛玉いわゆるファイバーボールを形成し、吹付ノズル
の閉塞を生起し、吹付作業を中断させてしまう事態を生
じる。種子吹付では長さ5〜30龍の木質ファイバーを
使用して吹付を行っているが、種子吹付では吹付材の主
体は水であシ、すなわち使用水lと繊維の比は一般に2
0:1程度と圧倒的に水が多値であるため、吹付に支障
は生じない。ところが、厚層客土吹付では使用水量が標
端に少なく湿潤した固相同志の混線となり、少し長い繊
維、特に細いものを混入すると直ちにファイバーボール
を形成し他の材料と均一に混合できなくなる。
その結果、吹付作業に際しノズルおよびホース部分に詰
まりを生じ、吹付作業に著しい支障をきたすことに々す
、通常の方法によっては繊維混入客土吹付は実用化でき
ない。また、法面上からの脱落、他の材料との遊離を生
じ、流口防止の効果はほとんど期待できないのが実情で
あった。なお、これらの問題は法面のみに係るものでは
なく、平地であっても、植生困難地である砂漠、砂丘地
、強アルカリ地、強酸性地、岩盤−においては同様の問
題があった。
本発明の発明者らは、上記従来技術の欠点を克服すべく
鋭意研究を重ねた結果、ある種の振動分散装置を用いる
ことにより一定長の軽量繊維を容易に分散させることが
できることを知見し、さらに、生育基盤材の一部または
全部に対して繊維を均一に分散させてプレミックス材を
調製し、このプレミックス材を土砂、種子、肥料粘結剤
、保水剤、水等の二次混合材と共に吹付機に投入し、混
合の後裸地に吹付け/散布することにより、均一分布さ
れた繊維の絡みによって吹付/散布材全体を対象裸地に
安定に保持することができることを知見して本発明を成
すに到った。
すなわち、本発明によれば、繊維を機械的に分散させ、
この分散状態にある繊維を、植物性繊維を主体とする、
吹付材中の生育基盤材の全使用量の一部または全部に対
して均一に分散させてプレミックス材を作成し、その後
このプレミックス材を、少なくとも土砂類を含む二次混
合材ならびにゝ。
前記一部使用時における生育基盤材の残部と混練し、そ
の混練物を対象裸地に吹付けることを特徴とする法面緑
化工法が提供される。
本発明に用いることができる繊維としては、鉱滓綿、グ
ラスファイバー、鉱物繊維、金属繊維、ピートモス、紙
繊維、動物繊維、合成繊維、化学繊維等を挙げることが
できる。このうち、鉱滓綿およびグラスファイバーは吹
付混合物に分散、混練される際折れ易く、絡み合いも弱
いために侵食防止効果は比較的小さい。鉱物繊維は繊維
長をそろえたものは得に<<、また高価でもある。金属
繊維にはこのような欠点は少いが絡み合いが弱く、腐食
しやすいのが難点である。ピートモスは本発明に適した
繊維長にそろえたものは入手し難く高価であり、腐食性
を有するのが難点である。紙繊維は湿潤強度が弱く、侵
食され易い欠点がある。
動物繊維は本発明に適する繊維長にそろえたものは高価
であり、腐食性を有する難点がある。合成繊維および化
学繊維については、本発明に適した繊維長にそろえたも
のを得易く、また比較的安価でもある。しかし、ナイロ
ン、ビニロン、ポリプロピレン、ポリエチレン等の繊維
は耐候性に劣り、ポリエステルは土壌菌に侵され易い。
アクリル繊維には以上の欠点がなく、本発明に用いる繊
維としては最も好ましい。しかしながら、アクリル繊維
に限らず、同様の形状と性状を有する繊維であればいか
なる繊維であっても使用することができる。化学繊維は
腐食性を有する点で好ましくない。
本発明に用いる繊維の繊度は、10d(デニール)以下
では、細すぎて強度の点で問題があり、50d以上では
、太すぎて絡み合いが弱く、また経済的にも不利である
。したがって繊維の繊度としてはlO〜50dが好まし
く、15〜30dが特に好ましい。クリンプは強いと分
散しにくいので弱い方がよい。特に、繊度が15d〜3
0dの場合には、クリングなくても吹付混合物は裸地で
うまく絡み合って安定することができるので、分散の容
易さを考慮に入れればクリンプは無い方が好ましい。
本発明に用いる繊維の長さは重要な因子である。
すなわち、繊維長が511未満の場合には、侵食防止効
果は比較的小さく、吹付/散布材中に土壌や土砂を多量
に混入させることはできない。繊維長が20間を超える
場合には、分散がやや困難になφ1分散させ得た場合に
も侵食防止効果は改良されず、経済的に不利である。す
なわち、繊維混入の効果は、吹付/散布材中に存在する
本数に依存するからである。したがって好ましい繊維長
としては、繊度にもよるが、一般に5〜20龍であり。
特に好ましい繊維長は10〜15關である。
次に、本発明に用いるグレミノクス材の製造方法の例を
図面を参照しながら説明する。
第1の方法は第1図および第2図に示されるもので、工
場内であるいは場合により現場付近で、植物性素材たと
えばピートモスおよび/またはパーク堆肥を主体とする
生育基盤材■をホンパーHを介して混合機Mに投入して
所定の速度で攪拌する。混合機Mとしては、たとえばリ
ボン式ブレンダーが好適である。一方、混合機Mの上方
に設けた分散機りから所定量の繊維Fを分散状態で混合
機Mに供給し、所定量の繊維Fが生育基盤材M中に均一
に分散されたマスターバッチ組成物を製造するO 第2の方法は、第3図に示されるように、まず工場内で
あるいは場合により現場付近で植物性素材たとえばピー
トモスおよびまたはパーク堆肥を主体とする生育基盤材
をホンパートI、に投入し、生育基盤材V、を比較的運
搬速度の遅いベルトコンベアC上に少量ずつ供給する。
生育基盤材の供給量は繊維材の供給量と所望の繊維混入
率によって決定すれる。次いで、ベルトコンベアC−F
の生育基盤材V0の上に分散機I)1から繊維を分散状
態で供給し、生育基盤材V、の表面に繊維が均一に分散
された繊維層F、を形成する。このようにして、繊維の
均一分布を持つマスターバッチ組成物が調製される。
繊維混入の効果は吹付混合物中に存在する繊維の本数に
依存するため、本発明の効果を発揮させるためには組成
物中の繊維の混入率は3〜25wt%必要である。特に
好ましくは8〜20Wtチである。
マスターバッチ組成物の製造に用いる好ましい分散機の
一例を第4図に示す。第4図の分散機りはロータリーバ
イブレータ(以下RVモータトイう)1をスクリーント
ラフ2に直接取付けた直撃形振動スクリーンであって、
スクリーン3はウレタンゴム系等の可撓性の網により形
成されている。
スクリーン3の網目は6〜12mmが好ましい。網の張
り方は少しゆるめて二次振動を与えること力;できるよ
うにするのが好ましい。−次振動のみによるときは、繊
維同志が絡み合って良好な分散状態が得られないからで
ある。スクリーン3の一端には繊維を投入するホンノ々
−4が設置され、スクリーン3の他端下部には繊維搬出
口5が形成される0繊維搬出口5の下方には出口5力1
ら落下する繊維を受ける混合機Mあるいはベルトコンベ
アCが設けられる。
分散機りのホン・(−4に繊維Fを投入し、モータlを
駆動させていると、ホンノく−4力為らの繊維1−が振
動によりスクリーン3の網目を通ってトラフ2内に分散
状態で落下する。トラフ内に落下した繊維Fは単繊維に
よく捌けてお凱振動で前方に分散したまま移動して、繊
維搬出口5カ・ら下方の混合機M内あるいはベルトコン
ベアC上の生育基盤材V上に分散状態を保ちながら落下
する。そして、上記第1の方法によるときは、混合機M
中で攪拌中の生育基盤材と直ちに混合されて、繊維Fを
分散状態で高濃度に含有する組成物(マスターハンチ組
成物)が調整される。第2の方法による場合には、生育
基盤材V上に繊維層を形成して、分散した繊維Fを高濃
度に含有するマスターバッチ組成物が調整される。第4
図に示す分散機を用いるかわりに、二次振動により繊維
を分散させることができる他の分散機、たとえば、第2
図に示すように、ホッパーからの繊維を直接生育基盤材
上に分散させる構成のものを用いることもできる。
第2の方法を実施する場合には、たとえば、第3、図に
示すライン配置とすることができる。この場合には、ベ
ルトコンベアCの移動路に沿って複数の生育基盤材用ホ
ッパーH,、H2および複数の分散機り、 、 D2が
設けられる。このライン構成によれば、ホッパーH1か
らパーク堆肥、ピートモス等から成る生育基盤材が所定
量ベルトコンベアC上に供給されて生育基盤材層■1が
形成された後、分散機DIより所定量の繊維が供給され
て生育基盤材■1−トに繊維層F1が形成される。同様
に、ホッパーH2からパーク堆肥、ピートモス等から成
る生育基盤材が所定量繊維層F、上に供給されて生育基
盤材層v2が形成され、分散機D2から所定量の繊維が
供給されて繊維層F2が形成される。このようにして、
パーク堆肥、ピートモスを主体とする生育基盤材と繊維
の交互積層物(第5図)を得ることができ、繊維をよセ
均一に分散させたマスターバッチ組成物を調製すること
ができる。
なお、ベルトコンベアを使用せずに、予め生育基盤材を
敷いた上に分散機を移動させて繊維を分散させる構成と
してもよい。
本発明において「繊維を均一に分散させる」とは、上記
したように、(1)生育基盤材中に繊維を均一に混合分
散させること、(2)繊維を生育基盤材にうすく均一に
分散させ、サンドイッチ状にして、全体として均一に分
散させることを含むものである。
生育基盤材としては、ピートモスおよび/またはパーク
堆肥のほか、土砂、保水剤、肥料、土壌改良剤を含むも
のであってもよい。ただし、土砂類を多量に含む場合に
は、重量が大きくなり運搬上の問題が生じる。
マスターバッチ組成物中の繊維濃度すなわち繊維混入率
の調節はRVモータによって行ってもよく、スクリーン
の網目の大きさまたは形状、ポツパーの底面積、あるい
は分散機の使用台数を変えることによって行っても°よ
い。また、パーク堆肥等の生育基盤材をベルトコンベア
で搬送するときの搬送速度、ベルトコンベア上への生育
基盤材の供給量によって行うこともできる。しかしなが
ら、繊維をサンドイッチ状に分散させる場合には、一定
面積の生育基盤材に対しては一定量以上の繊維を分散さ
せても均一に混ぜ合せることができないので、多量の繊
維を混入させる必要のある場合には、薄く延ばした生育
基盤材上に繊維を分散させ、多層とすることにより行う
このようにして調製されたマスターバッチ組成物は、吹
付現場において、少なくとも土砂あるいは土壌、種子類
を含む二次混合材と共に吹付機に投入され、混線後泥状
となって目的とする法面に圧縮空気により吹き付けられ
る。又は散布機により散布される。
二次混合材としては、土砂類および種子のほか、肥料、
保水材、粘結剤、土壌改良剤等を含むものであってもよ
い。マスターバッチ組成物を二次混合材と混練するに際
し、ピートモス、パーク堆肥等の生育基盤材をさらに混
合させてもよい。この場合には、マスターバッチ組成物
に含有させる生育基盤材の量は、少くとも繊維分散に必
要な量とし、吹付材全体として必要な生育基盤材の残部
を二次混合材中に含有させることもできる。マスターバ
ッチ組成物を現場で製造し、あるいは短時間の間に吹付
材と混練し吹付けを行うような場合には、種子はマスタ
ーバッチ組成物の方に配合させてもよい。
混線、吹付作業において、材料中の繊維は前もってマス
ターバッチ組成物の中で全体的には均一に分散された状
態にあるためファイバーポールを形成することなく吹付
材中に均一に分布し、ノズル等の詰まりを生じることも
ない。吹付けの厚さは通常5cIrL程度、厚くて15
cmである。このようにして吹き付けられた厚層客土中
では、繊維が均一に分散し、他の役人材料の均一混合物
を含むように絡み合い、植物の根糸をはりめぐらせたの
と同様の効果を発揮して法面上に安定な植生基盤を形成
する。
ところで、先に述べたように、本発明に係る客土は、生
育基盤材にピートモスおよびパーク堆肥を含んでいる。
しかし、前述の通り、これらは高価であると共に長期間
に腐熟し消失する虞れがある。その解決法として、本発
明は土砂または土壌等の土砂類を添加している。しかし
ながら、本発明では、単に土砂類を添加するのではなく
して、繊維を分散させ、かつこの繊維が吹付材全体とし
ての絡みを発揮するので、降雨による侵食および流口を
確実に防止できるのである。
本発明に用いる肥料としては、速効性の通常の化学肥料
を用い、肥料の3要素であるN、  P、 Kを混合し
た高度化成を用いる。その際、急峻な法面や、高速道路
の法面では追肥が困難であるので、追肥をしなくとも植
生が安定するまでの施工後3年間肥効を保持する超緩効
性肥料を添加することが好ましい。特に重要なN分とし
ては特公昭56−1332号に開示されている尿素樹脂
微小中空球が好ましい。P分としてはく溶性燐酸分の含
有lの多いものが好ましく、たとえば溶成燐肥、BM熔
燐、熔過燐、苦土重焼燐、骨粉等が好ましい。
K分としては珪酸カリが好ましい。
次に1本発明の流出防止効果を、本発明方法により作成
されたプレミックス材を用いた客土と、プレミックス材
を用いない客土(以下ブランクという)を用いた人工降
雨試験の結果によって示す。
各実験例において、供試体の調製および人工降雨試験は
次のようにして行った。
砂(利恨用産川砂、比重:2.60、FM:1.90、
最大粒径: 2.511 %単容重:1450#/d、
表乾状態)、ピートモス(カナダ産、有機又は植物性繊
維、繊維長:5〜7IIiI以下)、パーク堆肥(商品
名:フジミバーク、富士見工業■製樹皮細砕物)および
本発明方法により調製したプレミックス材〔組成:ビー
トモス−45wt% 、繊維10wt% (品番:V−
178,三菱レイヨン■製アクリル繊維、繊維度:15
d、繊維長:10mm、クリンプなし〕をミキサーによ
り1分間混合後、粘結剤(商品名:クリコートC−71
O1栗田工業■製エマルジヨン型樹脂)を水に希釈して
上記混合物に注水し、ミキサーにより1分間混練した。
各供試体の材量配合量は第1表に示す通りである。
なお、同表において、ピートモスおよびパーク堆肥の配
合量は、プレミックス材に含まれていたものを算出し、
プレミックス材以外に用いたピートモスおよびパーク堆
肥の使用量に加算したものである。
上記方法により作成した客土混合物を、幅400朋×長
さ500龍×高さ501mの木箱(容積:1゜t)に詰
め込み、突き棒(鉄製、7φ×12clIL12、6 
館)を用いて人力にて突き固めた後、3日間室内に放置
して本発明による客土の供試体とした。
ブランクについては、本発明によるプレミックス材を使
用しないほかは、上記本発明の供試体の場合と全く同じ
方法で作成した。ブランク供試体材料の配合量は第1表
に示す通りである。
第  1  表 なお、供試体には、肥料、種子は省略されている。
上記のようにして作成された各供試体を45°の傾斜を
つけて設置し、有効降水均等分布範囲を約0.5W?と
するために単ノズルを供試体面から1.75mの高さに
設定した試験装置を用いて150m、@/hrの割合で
降水を行った。客土の流出土量は、5分、10分、15
分毎に測定した。測定結果を第2表に示す。
第  2  表 測定結果から明らかなように、降水時間1o分以内では
、本発明力゛法による供試体の場合には客土の流出率は
いずれも1%以下であって、ブランクと比較すると極め
て高い耐侵食性のあることが判明した。また、降水時間
10〜15分では、ブランクの供試体層1および&3が
それぞれ11分、13分後に崩落したのに対し、本発明
による供試体では崩落は全く見られず、客土の流出もわ
ずかであった。本発明による供試体については、ピート
モスおよびパーク堆肥の配合量を減らし、砂の使用量を
極端に増加させた場合(供試体A2. A4)にも、崩
落が見られないのみならず、客土の流出も極くわずかで
あった。供試体層5では、ピートモス、パーク堆肥の植
物繊維と本発明で使用される合成繊維の絡み合いによる
相乗効果が認められた。
このように、本発明により提供される客土は、繊維が客
土中に均一に分布されているため、著しく優れた耐侵食
性を有し、しかも高価なピートモスおよび比較的高価な
パーク堆肥に一部を代えて客土中の土砂、土壌配合量を
増加させてもその効果を維持することができる。したが
って、廉価な土砂、土壌を多用することができ、経済的
でしかも耐食性にすぐれた厚層客土吹付を実現すること
ができる。また、本発明は、予め繊維を濃縮状態で均一
に分布させたマスターバッチとしてのプレミックス材を
作成しておくことにより、吹付機による他材料との混線
の際にも、ファイバーボールを形成することなく均質な
吹付材を調製することができるので、吹付ノズル等の詰
まりを防ぐことができ、円滑な吹付作業を行うことがで
きる。
本発明のプレミックス材の適用例としては、法面緑化工
における生育基盤の造成、砂漠、砂丘地での生育基盤造
成、強酸性地、強アルカリ地、岩盤等での生育基盤造成
を挙げることができる。法面緑化工に使用される場合に
は、降雨による流出の防止効果に優れ、有効な生育基盤
を形成することができ、砂漠、砂丘地の生育基盤造成に
使用される場合には、風による侵蝕に対しても有効であ
り、砂の飛散を防止することができる。また、このよう
にして形成された生育基盤では、さし木、植栽を行うこ
ともできる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本発明に使用されるプレミックス
材の製造方法の例を示す模式図、第4図はプレミックス
材製造に使用する分散機の一例を示す斜視図、第5図は
プレミックス材の製造時の層構成の一例を示す断面図で
ある。 M・・・混合機     c・・・ベルトコンベアH,
H,、I(□・・・ホッパー D、D、、D2・・・分
散機V、 V、、 V、・・・生育基盤材 F、F、、
F2・・・繊維l・・・RVモータ   2・・・スク
リーントラフ3・・・スクリーン   4・・・ホッパ
ー5・・・繊維搬出口 特許出願人 ライト工業株式会社 三菱レイヨン・エンジニアリング株式会社日東化学工業
株式会社 手続補正書 昭和57年1 月18ル 牛’Ili’l庁長官 島田春樹 殿 +、 11flIの表示 2発明の名称  緑化工法  kl−1/>lp。 3 補j1をする者 」1咋1との関係 特許出願人 4  代  理  人   〒136 (: 補J1:により増加する発明の数  なし7 補
正の対象 A、明細書の特許請求の範囲の欄を次の通り訂正する。 1(1)繊維を機械的に分散させ、この分散状態にある
繊維を、植物性繊維を主体とする、吹付材中の生育基盤
材の全使用量の一部または全部に対して均一に分散させ
てプレミックス材を作製し、その後このプレミックス材
を、少なくとも土砂類を含む二次混合材ならびに前記一
部使用時における生育基盤材の残部と混練し、その混練
物を対象裸地に吹付けることを特徴とする緑化工法。」
I3.明細書の発明の詳細な説明の欄について、そj’
Lぞn次の通り訂正する0 (1)第11頁下から1行: 「マスターバッチ組成物」を1プレミツクス材」とする
。 (2)第12頁12行: [マスターバッチ組成物」を「プレミックス材」とする
。 (3)第12頁下から3行: [マスターバッチ組成物4を1プレミツクス材」とする
。 (4)第12頁下から2行: 1分散機D」を(分散機」とする0 (5)第13A111行: 1出口5」を1搬出II 5 Jとする0(6)第13
貞14行: [分散機D1を1分散機1とrる。 (7)第14頁4行: [組成物」を1グレミソクス材jとする。。 (8)第14貞7〜8行: [マスターバッチ組成物]を1プレミ、クス材]とする
。 0)第15頁9〜10行 [マスターバンチ組成物1を1グレミソクス材]とする
。 (10第16頁5行 [マスターバッチ組成物」を1プレミツクス材」とする
。 0])第16頁下から2〜1行 「マスターバッチ組成物」を「プレミックス材」とする
。 02  第17頁7行: [マスターバッチ組成物」を「プレミックス材」とする
。 0;涜 第17頁10行: 1マスタ一バツチ組成物」を「プレミックス材」とする
。 0尋 第17頁13〜14行: 1マスタ一バツチ組成物」を「プレミックス材」とする
。 0→ 第17頁16行: 1マスタ一バツチ組成物」を「プレミックス材」とする
。 (16第17頁下から2行: [7スター パッチ組成物Jを「プレミックス材」とす
る。 (17)第18頁下から3行〜2行間:次の文を挿入す
る。 [なお、上記の記載において、本発明に係るプレミック
ス制の裸地への適用方去としての1吹付け」には、特記
さnない場合にも、「散布」を含むものである。」 以上

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)繊維を機械的に分散させ、この分散状態にある繊
    維を、植物性繊維を主体とする、吹付材中の生育基盤材
    の全使用量の一部または全部に対して均一に分散させて
    プレミックス材を作成し、その後このプレミックス材を
    、少なくとも土砂類を含む二次混合材ならびに前記一部
    使用時における生育基盤材の残部と混練し、その混線物
    を対象裸地に吹付けることを特徴とする緑化工法。 (2)  プレミックス材および/または二次混合材は
    さらに肥効成分を含む特許請求の範囲第1項記載の緑化
    工法。 (3)肥効成分は尿素樹脂微小中空球から成ることを特
    徴とする特許請求の範囲第2項記載の緑化工法。 (4)繊維は5〜20IIKの長さを有することを特徴
    とする特許請求の範囲第1項記載の緑化工法。 (5)繊維はアクリル繊維であることを特徴とする特許
    請求の範囲第1項記載の緑化工法。 (6)繊維は10〜50dの繊度を有するものであるこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の緑化工法。 (力 植物性繊維は主としてパーク堆肥および/または
    ピートモスであることを特徴とする特許請求の範囲第1
    項記載の緑化工法。 (8)機械的分散手段として、振動する架台に可撓性ス
    クリーンを緩みをもって張設したものを用い、そのスク
    リーンを通して分散させることを特徴とする特許請求の
    範囲第1項記載の緑化工法。 (9)繊維の生育基盤材に対ブる分散を、生育基盤材層
    上に繊維を分散させて層状とし、それらの層を複数交互
    に積層することを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
    の緑化工法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0971938A (ja) * 1995-09-01 1997-03-18 Raito Kogyo Co Ltd 植生基材及びその吹付工法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0971938A (ja) * 1995-09-01 1997-03-18 Raito Kogyo Co Ltd 植生基材及びその吹付工法

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