JPH0239828A - 吹付け材用マスターバッチ組成物 - Google Patents

吹付け材用マスターバッチ組成物

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JPH0239828A
JPH0239828A JP63185451A JP18545188A JPH0239828A JP H0239828 A JPH0239828 A JP H0239828A JP 63185451 A JP63185451 A JP 63185451A JP 18545188 A JP18545188 A JP 18545188A JP H0239828 A JPH0239828 A JP H0239828A
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JP
Japan
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fiber
fibers
water
base material
spraying
Prior art date
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Pending
Application number
JP63185451A
Other languages
English (en)
Inventor
Einosuke Higashimura
東村 榮之助
Kiyoo Hoshi
星 清夫
Yuji Nakano
裕司 中野
Jiro Itoi
糸井 二郎
Isamu Kanemochi
金持 勇
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Raito Kogyo Co Ltd
Mitsubishi Rayon Engineering Co Ltd
Original Assignee
Raito Kogyo Co Ltd
Mitsubishi Rayon Engineering Co Ltd
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Publication date
Application filed by Raito Kogyo Co Ltd, Mitsubishi Rayon Engineering Co Ltd filed Critical Raito Kogyo Co Ltd
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Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は法面や平地面等の地盤面の緑化安定化のための
緑化工法に用いる吹付は材用マスターバッチ組成物に関
する。
〔従来の技術〕
法面、特に切り土法面は心土を露出していることが多く
、植生にとって不適であり、単に種子を吹付けただけで
は植物の生育を期待することはできない。そこで、単に
種子だけを吹付けるのではなく、種子と肥料、木質繊維
、粘結剤等を一緒に水に分散させたものをノズル等から
吹付ける種子吹付は工法がある。この種子吹付は工法は
浸食に極めて弱く、この改良として、これにアクリル繊
維等の合成繊維を添加してより大きな浸食防止効果を発
渾させる工法がある。
又、植物の生育を充分に行わせるために、法面に積極的
に生育基盤を造成しようとする考え方があり、この場合
の生育基盤の必須要件としては(1)表土部分が動かな
いこと、 (2)植物の発芽、生育のために充分な水分が保持され
ること、 (3)生育基盤中に酸素が適当に供給されること、の3
要件がある。これらの要件を満足させる工法の1つとし
て、種子、肥料、木質繊維、粘結剤等に土砂類、土壌改
良剤等を配合したものを水に分敗させ3cm以下の厚さ
になるように吹付けて薄層の植物生成基盤を造成する客
土種子吹付工法と、通常3〜15cm程度の客土厚の厚
層客土吹付工法とがある。この厚層客土吹付工法には浸
食に弱いという欠点があり、特に施工直後に降雨がある
と、表層のみならず吹付層全体が切り土性面から崩落す
ることが多い。この対策の1つとして、長さ5〜20m
mの繊維を均一に分散させた生育基盤材と、土砂類及び
種子のほか肥料、保水材、粘結剤、土壌改良剤等を含む
二次混合剤とを混合して吹付ける薄層及び厚層客土種子
吹付工法がある。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記の合成繊維を添加した種子吹付工法は強大な浸食防
止効果を発揮するけれども、吹付は後乾燥し易く、乾燥
した場合、保水性に乏しいため植物の生育状況が充分と
はいい難いものである。
又、上記の改良客土種子吹付工法は植物生育状況、浸食
防止等の効果に対しては種子吹付工法より効果があるが
、それでも発芽・生育性は未だ充分とはいえず、更に、
乾燥時の問題、保水性不足といった問題については上記
種子吹付工法と同様の欠点を有しており、より発芽・生
育性に優れ浸食防止効果、保水性に優れた吹付材料が要
望されている。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の目的は緑化工法としての種子吹付工法、薄層及
び厚層客土種子吹付工法に使用可能で、より発芽・生育
性に優れ浸食防止効果、保水性に優れた吹付材料を提供
することにある。
即ち、本発明の要旨は植物性繊維を主体とする生育基盤
材と、長さが5〜60胴の繊維Aとからなる緑化工法に
用いる吹付は材用マスターバッチ組成物であって、前記
繊維Aが生育基盤材と繊維Aとの合計重量に対して3〜
25%になるように生育基盤材に対して均一な分散状態
で配合され、かつ、前記繊維Aの少なくとも一部が吸水
率20g/g以上の吸水性繊維であり、該吸水性繊維が
生育基盤材と繊維Aとの合計重量に対して3〜25%で
あることを特徴とする緑化工法に用いる吹付は材用マス
ターバッチ組成物にある。
本発明で用いる植物性繊維を主体とする生育基盤材とし
てはピートモスやパーク堆肥、パルプスラッジが好適に
用いられる。このピートモスやパーク堆肥、バルブスラ
ッジ等の木質繊維としては必ずしも5M以上という比較
的長めのものを用いなくてもよい。
本発明における繊維Aは少なくともその一部が吸水率2
0g/g以上の吸水性繊維である必要があり、かつその
繊維長は5〜60mmである必要がある。吸水性繊維と
は水膨潤性であって、かつ吸水しても繊維としての機能
を維持できるものであり、アクリル繊維の部分加水分解
物やポバール部分アセタール化繊維を例示でき、日本エ
クスラン工業■社製のランシール■Fを好ましい吸水性
繊維として例示できる。吸水性繊維の吸水率は20g/
g以上である必要があり、LOOg/g以上であること
が好ましい。吸水率が20g/g未満であると、それだ
け保水性が不充分となるので好ましくない。また、吸水
性繊維の生育基盤材と繊維への合計重量に対する割合が
3%未満であると本発明の吹付は剤の採水性が不充分と
なるので好ましくない。又25%を超える量にしても上
記目的に対する効果はそれ以上さ程改善されず、高価に
つくという問題が生ずるので好ましくない。繊維Aはそ
の全部が吸水性繊維であってもよいが繊維Aが生育基盤
材と繊維Aとの合計全重量に対して3〜25%であって
、吸水性繊維が生育基盤材と繊維Aとの合計重量に対し
て3〜25%であるという条件を満足している限りは他
の繊維との混合物であってもよい。この繊維としては鉱
滓綿、グラスファイバー、鉱物繊維、金属繊維、紙繊維
、動物繊維、合成繊維、化学繊維等を挙げることができ
る。この中でも、侵食防止効果の点、また本発明に適し
た繊維長にそろえたものを得易(、安価であるという点
で合成繊維が好ましい。合成繊維としてはアクリル繊維
、ポリエチレン繊維、ポリアミド繊維、ポリエステル繊
維、レイヨン等を例示でき、この中では安価で、かつ対
候性に優れるという点からアクリル繊維であることが好
ましい。繊維Aとしてはその繊度が3〜50dであるこ
とが好ましく、3d未満であると強度に問題が生じる場
合があり、50dを超えた太い繊維では繊維同士のから
みあいが不充分となるので好ましくない。繊維Aの全組
成物重量に対する割合は3〜25%である必要があり、
下限未満であると浸食防止効果がそれだけ小さ(なり、
上限を超えても浸食防止効果のそれ以上の向上は見られ
ず、その分高価につくので好ましくない。繊維Aの繊維
長が5[l1111未満であると浸食防止効果が小さく
 、60mmを超えると該マスターバッチ組成物と二次
混合剤との混合が困難となるので好ましくない。本発明
の組成物を客土種子吹付材用として用いる場合は30m
m以下であることが好ましい。
本発明のマスターバッチ組成物には肥料等を含有してい
てもよく、更に該マスターバッチ組成物を吹付は工法施
工現場で製造する場合は該組成物に種子を添加してあっ
てもよい。
本発明のマスターバッチ組成物は、例えば、植物繊維を
主体とする生育基盤材を混合しながら、繊維Aを分散状
態に保ちながらこれに供給して均一に混合することによ
り製造でき、また、生育基盤材を均一に広げた上に分散
した繊維Aを薄(重ねて、これを集合させることによっ
ても製造できる。混合器としてはリボン式プレンダー、
バーカー機等を例示でき、繊維Aの分散にはロータリー
パイブレーク−をスクリーントラフに直接取り付けた直
撃型振動スクリーンを例示できる。
本発明のマスターバッチ組成物は施工現場において種子
吹付は用二次混合剤あるいはこれに土砂等を添加した客
土種子吹付は用二次混合剤と共に吹付は機に投入され、
混練され、泥状となって、目的とする法面や平地面に圧
縮空気により吹付け、あるいは散布機により散布される
〔実施例〕
以下に本発明を実施例を用いて更に詳しく説明する。
実施例1 ピートモス20部と部分水溶性尿素−アルデヒド縮合物
緩効性肥料11部をリボン式ブレンダーで混合してこれ
をベルトコンベアの上に拡げ、その上から部分加水分解
アクリル繊維(日本エクスラン工業■社製、商品名ラン
シールOF、5d X20m)11部をロータリーバイ
ブレータ−をスクリーントラフに取り付けた網目10+
mの振動スクリーンを介して分散させながら落とすこと
によりマスターバッチ組成物42部を製造した。このマ
スターバッチ組成物全量をパーク堆肥〔富士見工業■製
樹皮細砕物、商品名フジミバーク〕260部、砂[利根
用産川砂、比重2.60. F M : 12.90 
、最大粒径2.5胴、単容量1450kg/ボ] 13
50部、種子〔ケンタラキー31−フエスク (K31
F) ) 0.3部に水を添加してミキサーで混合して
泥状にしたものを温室内に5cmになるように吹付け、
吹付は直後に潅水した以外は潅水せずに発芽状況を観察
し、観察終了後(20日後)に充分潅水してしおれかけ
ていた芝草〔ケンタラキー31−フエスク (K31F
))の復元状況を観察した。その発芽状況の結果を第1
図に示す。第1図から明らかなように、該客土の保水性
が大きく改善された結果、発芽、生育とも良好であった
。又、20日後の′潅水で、しおれかけていた芝草は全
て復元した。
比較例1 部分加水分解アクリル繊維11部の代りにアクリル繊維
(5d X20nrm) 11部を用いた以外は同様に
してマスターバッチ組成物を製造し、これを実施例1と
同様にして二次混合剤と混合して温室内に5 cmにな
るように吹付け、発芽状況を観察した。
その結果を実施例1の結果とともに第1図に示すが、発
芽率も低く、13日日目全部が枯死し、′潅水による復
元はなかった。
比較例2.3 比較例1のマスターバッチ組成物に更に吸水性樹脂(三
洋化成工業■社製、商品名ミズエース)2部(比較例2
)及び5部(比較例3)を添加したマスターバッチを用
いた以外は比較例1と同様にして発芽状況を観察した。
比較例2では13日目頃に全てが枯死し、20日口の潅
水で復元はなかった。比較例3のものは発芽率は低く、
相当しおれたものの、一応20日迄枯死せずにもったが
、潅水しても復元することはなかった。
実施例2 実施例1の吸水性繊維(部分加水分解アクリル繊維)1
1部の代りに同様の吸水性繊維15部を用いた以外は実
施例1と同様にした。その発芽状況を第1図に示すが、
発芽状況もよく、20日後の潅水により、しおれかけて
いた芝草は充分に復元した。
実施例3 実施例1で用いたマスターバッチ組成物と二次混合剤を
同様の比率で用い、屋外の法面(傾斜45°)に厚さ5
crnになるように吹付け、吹付は直後に潅水した以外
は無潅水で放置し、1ケ月後の浸食飛散防止状況、芝草
の生育状況を観察した。
その結果、降雨による浸食の形跡は全く認められず、自
然の降雨のみで充分潅水され、芝草の生育状況も良好で
あった。
実施例4 実施例3で用いた吸水性繊維11部の代りにアクリル繊
維(5d X30mm)  7部と同様の吸水性繊維(
5d X51m+n) 15部とを用いた以外は実施例
3と同様にした。芝草の発芽・生育状況は全く順調で、
降雨による浸食の形跡は全く認められなかった。
〔発明の効果〕
以上述べたように、本発明のマスターハツチ組成物は、
種子吹付工法、薄層及び厚層客土種子吹付工法等の緑化
工法に使用することができ、その場合、保水性に優れ、
施工後長期間にわたって潅水を行わなくても、生育に支
障がなく、少々の乾燥状態でもその後の降雨により容易
に復元するという効果を有し、゛潅水の不便な急斜面や
山岳地帯でも自然の降雨で種子の発芽生育が良好に行わ
れ、又、施工直後の降雨でも浸食のおそれがないという
優れた効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例1.2及び比較例1〜3の発芽状況を示
す図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 植物性繊維を主体とする生育基盤材と、長さが5〜60
    mmの繊維Aとからなる緑化工法に用いる吹付け材用マ
    スターバッチ組成物であって、前記繊維Aが生育基盤材
    と繊維Aとの合計重量に対して3〜25%になるように
    生育基盤材に対して均一な分散状態で配合され、かつ、
    前記繊維Aの少なくとも一部が吸水率20g/g以上の
    吸水性繊維であり、該吸水性繊維が生育基盤材と繊維A
    との合計重量に対して3〜25%であることを特徴とす
    る緑化工法に用いる吹付け材用マスターバッチ組成物。
JP63185451A 1988-07-27 1988-07-27 吹付け材用マスターバッチ組成物 Pending JPH0239828A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020002030A (ko) * 2000-06-29 2002-01-09 허 태 학 야생화 뗏장 및 야생화 뗏장을 이용한 야생화 식생군락조성방법
JP2007111036A (ja) * 2005-09-26 2007-05-10 Sumika Agrotech Co Ltd 植物育苗用資材及びその利用

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