JPS58110245A - 壁用合成樹脂シ−ト - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は壁用合成樹脂シートに関するものであり、更に
詳しくは遮光性模様ケ透明中間層の上に設けてなる立体
感のすぐれた壁用合成樹脂シートに関するものである。

従来、深みを有する壁用合成樹脂シートは知られている
。代表的なものとしては不透明な合成樹脂着色小片ケ透
明合成樹脂層中に埋め込んだものがある。かかる壁用合
成樹脂シートにおいては前記小片間の透明合成樹脂層が
透視しうるため立体感がすぐれているが、自由な意匠ン
形成するには制約ケ有するものである。或いは印刷によ
Ｉ】立体感Ｙ付与する方法も知られている。例えば陰影
ン写真的な方法でとり出して製作した印刷版ケ使って印
刷する方法や艶の差を利用して奥行感ン出す方法である
。しかしながらこれらの方法によっても得られる立体感
は凝似的かものであって、充分とは言えないものである
。

本発明はＪ″ノ上ような従来の技術の欠点ケ解消するも
のであって、特許請求の範囲（１）に記載するととく難
燃性基材シートの表面に遮光性合成樹脂層が積層され、
遮光性合成樹脂層の表面に透明合成樹脂中間層が積層さ
れ、透明台成樹脂中間層の表面には遮光性インキを用い
て構成される遮光性模様が設けられていることン特徴と
する壁用命成樹脂シートに関するものである。

以下に本発明について詳細に説明する。

難燃性基材シートとしては通常の難燃性壁用シートの基
材シートとして使用されるものであればいずれも使用で
きるが、−例としては、アスベスト紙、ガラス繊維の織
布若しくは不織布、紙を難燃性薬剤で処理したもの、ポ
リ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ボリクラール若し
くはレーヨン等の難燃性繊維からなる織布、不織布若し
くはそれらの線維ン抄紙してなるもの等ケ挙げろことが
できる。

以上のような難燃性基材シートの表面に積層される遮光
性合成樹脂層としては任意の合成樹脂シート、特に遮光
性顔料全多量に充填した合成樹脂シートの単独若しくは
複合体が例示でき、かかる合成樹脂シートとしては熱可
塑性合成樹脂シートのうち可撓性ン有し、接着・印刷・
エリプロピレン、ポリカーボネート等のシート若しくは
熱硬化性合成樹脂であるウレタンのシートが例示でき、
カレンダー法、押出法、インフレーション法等により製
造してなるものが使用できる。或いは以上の合成樹脂シ
ートの製造時に予め発泡剤を練り込んでおき発泡させて
なる合成樹脂発泡ジートン甲いてもよく、かかる合成樹
脂発泡ジ−トン用いるとクッション性があＩ］、凹凸加
工にも向く。

以上のような合成樹脂シートは前記の難燃性基材シート
の表面に接着剤使用いた貼合法若しくは熱融胃性により
積層される。熱融着性は合成樹脂シートの製造直後に行
なうと熱経済的に見て好ましい。

遮光性合成樹脂層としては以上の合成樹脂シート以外に
も、合成樹脂塗料ヶ甲いて塗装してなるもの若しくは発
泡体であってもよい。

以上のような遮光性合成樹脂層の遮光性は、実質上壁面
の色彩を隠蔽するものであればよく、白色紙及び黒色紙
を接するようにして並べ、その上に遮光性合成樹脂層ケ
置いたときに少なくとも白色紙及び黒色紙の境界が区別
できない程度であればよい。チタン白等の遮光性顔料ケ
遮光性合成樹脂層に含有させることにより遮光性ケ付与
することができる。

又、以上のような遮光性合成樹脂層の表面、即ち後述す
る透明合成樹脂中間層ケ積層する側の面は任意に着色す
ることができ、遮光性合成樹脂層の製造時に着色剤ケ予
め含有する樹脂組成物若しくは塗料使用いるか、或いは
一旦製造した遮光性合成樹脂層の表面に塗装若しくは印
刷により着色してもよい。

次に以上のような遮光性合成樹脂層の表面に積層される
透明合成樹脂中間層について説明すると、かかる透明合
成樹脂中間層としては無色透明若しくは有色透明であっ
て厚みとしては通常０１〜ｊ、　Ｑ　Ｉｌｌ程度が好ま
しい。かかる透明合成樹脂中間層は透明合成樹脂シート
の接着、熱融雪等による貼着若しくは透明合成樹脂塗料
使用いて塗布形成することができる。透明合成樹脂シー
トとしては前記した合成樹脂シートのうち透明若しくは
有色透明なもの？用いることができ、又、透明合成樹脂
塗料としては塗布後、乾燥若しくは加熱セットした後、
透明になるものを用いることができ、透明合成樹脂塗料
としては前記した遮光性合成樹脂層との接着性ン考慮し
て選択したベヒクル使用い、透明性塗料・透明性顔料の
着色剤、可塑剤、安定剤、界面活性剤、ワックス・グリ
ース、乾燥剤、補助乾燥剤、硬化剤、乳化剤、増粘剤、
充填剤、分散剤、溶剤及び希釈剤ケ適宜添加し、混練し
てなるもの使用いる。又、ベヒクルとしてはエチルセル
ロース、エチルヒドロキシエチルセルロース、セ、ルロ
ースアセテートブロビオネート、ニトロセルロース、酢
酸セルロース等のセルロース誘導体、ポリスチレン、ポ
リαメチルスチレンなどのスチレン樹脂及びスチレン共
重合樹脂、ポリメタクリル酸メチル、ポリメタクリル酸
エチル、ポリアクリル酸エチル、ポリアクリル酸ブチル
などの、アクリル又はメタクリル樹脂の単独又は共重合
樹脂、ロジン、ロジン変性マレイン酸樹脂、ロジン変性
フェノール樹脂、重金ロジンなどのロジンエステル樹脂
、ポリ酢酸ビニル樹脂、クマロン樹脂、ビニルトルエン
樹脂、塩化ビニル樹脂、ポリエステル樹脂、ポリウレタ
ン樹脂、ブチラール樹脂、ポリアミド樹脂、塩化ビニル
−酢酸ビニル共重合樹脂等のうちから１種又は２種以上
選択して使用することができる。

次に透明合成樹脂層間層の表面に設ける遮光性模様につ
いて説明すると、かかる遮光性模様は遮光性インキ使用
いて印刷形成するこンができる。御光性インキとしては
通常のインキに遮光性の顔料を多量に添加してなるもの
若しくは着色剤ケ遮光性のυ色剤で置換したものが使用
できる１、遮光性インキのベヒクルとしては前記透明合
成樹脂中間層との接着性ケ考慮して、前記した透明合成
樹脂塗料のベヒクルとして挙げたもののうちから選択し
て使用することができ、例えばチタン白等？添加して遮
光性とし、これらの他、更に、染料・顔料の着色剤、可
塑剤、安定剤、界面活性剤、ワックス・グリース、乾燥
剤、補助乾燥剤、硬化剤、乳化剤、増粘剤、充填剤、分
散剤、溶剤及び希釈剤ケ適宜添加し、混練してなるもの
を用いる。又、以上のような遮光性インキ使用いて前記
した透明合成樹脂中間層の表面に遮光性模様ケ設けるに
は公知の印刷方法使用いて印刷して設けることができ、
公知の印刷方法の例としてグラビア印刷、グラビアオフ
セット印刷、平版オフセット印刷、ダイリソ印刷、凸版
印刷、凹版印刷、ジェットプリント、シルクスクリーン
印刷、静電印刷等ケ挙げることができる。又、印刷７以
上のような被印刷体に印刷機使用いて直接に印刷する方
法の他、予め剥離性の基体シートに印刷して転写紙ヶ作
製し、転写紙ケ甲いて通常は加熱転写方法によＩ）転写
する等の転写印刷方法によってもよい。

本発明は本質的には以上のようにしてなるが、更に本発
明の要旨ケ変更しない範囲で次のような態様？採ること
が出来る。

（９＋透明合成樹脂中間層及び遮光性模様ケ含む前面に
透明合成樹脂層ン設けてなる態様。透明合成樹脂層ケ設
けることにより表面の耐摩耗性が向上し、かつ汚れにく
くなるか、汚れても汚れの除去若しくは拭き取Ｉ］が容
易になる。

父、耐水性も向上させることが出来、浴室、厨房等のい
わゆる水廻りにも使用できる。特に熱硬化性、紫外線硬
化性若しくは電子線硬化性塗料を甲いて透明合成樹脂層
ケ設けるときは前記した耐摩性、耐汚染性、汚れの除去
の容易性、耐水性等が向上し好ましい、１（ｂ）遮光性
合成樹脂層と透明合成樹脂中間層との間及び／又は遮光
性模様と前記（ａｔの透明合成樹脂層との間に通常のイ
ンキ使用いて任意の模様ケ設けてなる態様。或いは前記
と同様な箇所に浸透性のインキ若しくは昇華性のインキ
使用いて直接若しくは転写紙使用いて間接に任意の模様
ケ設けてなる態様。かかる任意の模様ン設けてなる態様
において遮光性模様の一部若しくは全部に模様の外形ケ
はり同じくする通常のインキにより構成されてなる模様
Ｙ形成してなる場合には遮光性模様が透明合成樹脂中間
層上に浮かんで見えるため通常のインキや透明性インキ
使用いて構成された模様であっても浮かんで見える効果
がある。

（ｃｌ遮光性合成樹脂基材シート及び／又は遮光性模様
の色は任意であるが白色及び白色に近い淡色が好ましく
、白色若しくは白色に近い淡色使用いると立体感が強調
される。

（６１前記（ａ）の透明合成樹脂層は鏡面である方が立
体感が強調され好ましいが、適宜なエンボス手段使用い
てエンボスされていてもよい。又、エンボスの一方法と
して用いられている、発泡抑制剤若しくは発泡促進剤ケ
含むインキ組成物！用いて発泡シートにエンボスを施こ
すケミカルエンボス方法ケ、遮光性合成樹脂層として合
成樹脂発泡シート等使用いる際に応用してもよい。

（ｅ）遮光性合成樹脂層及び／又は透明合成樹脂中間層
はバール光沢顔料Ｙ含んでなるもの？用いてもよく、パ
ール光沢顔料としてはバール粉、雲母片等使用いること
ができる。かかるパール顔料ヶ含んでなるものを甲いる
と立体感が強調される。

本発明において立体感がすぐれている理由ン説明すると
、透明合成樹脂層に浸入し、遮光性模様にさえぎられる
ことなく遮光性合成樹脂層の表面に達した光線は該表面
で反射して視認されるが、透明合成樹脂層に浸入し、遮
光性模様に当たった光線は該模様表面で反射して視認さ
れると同時に遮光性模様に相当する影ｙｙｍ光性合成樹
脂層の表面に形成し、該影がやはり視認され、光路差に
よって立体感が視認できるものである。

本発明は以上のような構成ケ有するため、遮光性模様は
印刷により形成することができるため自由な意匠？形成
することが容易であり、擬似的でなくリアルな立体感ケ
有するものであり、又、かかる構成の壁用合成樹脂シー
トは製造の各工程は従来の工程？そのま＼使用して行な
える利点？有し、大験生産に向くものである。

実施例１ ８０Ｐβの難燃紙に、下記組成■の白色のポリ塩化ビニ
ルゾルケバ−コーティングにより０．３へ厚になるよう
に塗布した後、１８０℃の熱風炉で１．５分間加熱し７
てゲル化して第一層ケ形成し、更にその上に下記組成■
の透明ポリ塩化ビニルゾルンパーコーティングにより塗
布し、１８０℃の熱風炉で１５分間加熱ゲル化し、第２
層ケ形成して壁紙用シートペースヶ作製した。

ポリ塩化ビニルゾル■白色 ＰｖＣペーストレジン（日本ゼオン製、ゼオン１２１）
　　　５０部（日本ゼオン製、ゼオン１０３ＺＸ）２０
部ジオクチルフタレート　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　３５部炭酸カルシウム　　　　　　　　　　
　　　　　　　２０部酸化チタン　　　　　　　　　　
　　　　　　　　１０部安定剤　　　　　　　　　４部 ポリ塩化ビニルゾル■透明 ＰＶＯペーヌトレジン（日本ゼオン製、ゼオン１２１）
　　　５０部（日本ゼオン製、ゼオン１　［１３２Ｘ）
２０部ジオクチルフタレート　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　２５部安定剤（アデカアーガス製、アザ
カサイザー０−１３０Ｐ）２部＃　（勝因工業製、マー
クＦＬ−２１’）　　　　　　　　３部上記壁用シート
ペース表面に下記組成の白色インキ■を印刷し、更に下
記組成の着色インキＯｙｒ用いて、白色インキで印刷し
た部分ケ覆うように印刷ン行なった。得られた壁用シー
トは、青色模様が白色模様の上に乗っており、白色模−
１１一 様が浮んでシ、えるため、青色模様も浮んで見えるもの
であった。

白色インキＯ ポリ塩化ビニル樹脂　　　　　　　　　　　１０重量部
（ユニオンカーバイド社製ＶＹＨＩ（）アクリル樹脂　
　　　　　　　　　　　　　　５重量部（三菱レーヨン
製ダイヤナール８０） チタン白　　　　　　　　　　　　　　　　　３５重量
部溶　剤　　　　　　　　　　　　６０重量部（ＭＥＫ
／）ルエン−３／１） 着色インキＯ ポリ塩化ビニル樹脂　　　　　　　　　　　１０重量部
（ユニオンカーバイド社製ＶＹＨＨ） アクリル樹脂　　　　　　　　　　　　　　　５重量部
（三菱レーヨン製ダイヤナール８０） 顔　　料　　　　　　　　　　　　　　　１０〜２０重
量部溶　　剤　　　　　　　　　　　　　　６５〜７５
１ｉ！量部（メチルエチルケトン／トルエン＝３７１）
実施例２ ４０Ｐβのガラス不織布の基材シート上に、バーコーテ
ィングにより０．２％厚となるように１２− １８０℃の熱風炉で２分間加熱ゲル化して第一層ケ形成
し、更にその上に０．３％、　４６　ＰＨＨの透明塩ビ
ジートン、熱ラミネートし第二層を形成した（温度２０
０℃、線圧６初物）。

更に第２層の表面に実施例１で用いた白色インキ■ケ用
いて印刷ン行なったところ、印刷模様が浮き出した立体
感のすぐれた壁用シートが得られた。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 ＋１１難燃性基材シートの表面に遮光性合成樹脂層が積
   層され、遮光性合成樹脂層の表面に透明合成樹脂中間層
   が積層され、透明合成樹脂中間層の表面には遮光性イン
   キを用いて構成される遮光性模様が設けられていること
   を特徴とする壁用合成樹脂シート。 （２）遮光性合成樹脂層及び／又は遮光性模様が白色遮
   光性顔料を主体とする着色剤により着色されていること
   ン特徴とする特許請求の範囲第（１）項記載の壁用合成
   樹脂シート。 （３）遮光性合成樹脂層及び／又は透明合成樹脂中間層
   はバール光沢顔料ケ含むことケ特徴とする特許請求の範
   囲＠（１）項若しくけ第（２）項記載の壁用合成樹脂シ
   ート。