JPS5811005A - 半透膜の処理法 - Google Patents

半透膜の処理法

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JPS5811005A
JPS5811005A JP10694081A JP10694081A JPS5811005A JP S5811005 A JPS5811005 A JP S5811005A JP 10694081 A JP10694081 A JP 10694081A JP 10694081 A JP10694081 A JP 10694081A JP S5811005 A JPS5811005 A JP S5811005A
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alcohol
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  • Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、フルフリルアルコールを必須成分とする架橋
重合体からなる半透膜の選択分離能を向上させる処理法
に関する。
従来、逆浸透法による選択的分離膜として、各種の半透
膜が提案され、この半透膜を用いて、海水やカン水の淡
水化あるいは有価物の回収などの分野に広く利用されよ
うとしている。
(Loθb)型膜の他に、各種の多孔質支持体表面上に
半透性を有する障壁層として該支持体を構成する重合体
とは異種のポリアミド、フルフリルアルコールの架橋重
合体などからなる超薄膜を設けた複合膜など多種多様の
ものがあるが、後者は酢酸セルロース膜のように、常時
、水中または湿潤状態に保存する必要がなく、シかも、
酸、アルカリまだは微生物などによる加水分解を受は難
く、支持体と障壁層とをそれぞれ独立して選ぶことによ
り、用途、目的に応じた最適な半透膜を製造することの
できるメリットがある。たとえば、ポリスルホン、塩素
化ポリ塩化ビニル、酢酸セルロースなどからなる多孔質
支持体上に障壁層としてフルフリルアルコールの架橋重
合体からなる薄膜を設けた複合膜(米国特許第3926
798号)、ポリエチレンイミン架橋重合体からなる障
壁層を設けた複合膜(特開昭52−127481号)な
どがある。
本発明者らはこのような半透性複合膜として、フイソシ
アヌレートなどを硫酸など酸の存在下重縮合して得られ
る架橋重合体を障壁層とする半透性複合膜が前記複合膜
の特長を保持すると共に、海オン形成性化合物に対して
も卓越した選択分離能を有することを見出し既に提案し
ている。
これらの半透膜は、実質上その逆浸透性能を決める薄い
緻密層あるいは障壁層をそれぞれ多孔層あるいは支持層
と呼ばれる層で支持した構造を有している。この緻密層
あるいは障壁層はその厚さが061ミクロン程度である
と言われ、この厚さが薄い程、透水性能が高くなるため
に好ましいとされているが、その場合品質は不安定にな
りがちである。たとえば、実際に逆浸透法を工業的に用
いるだめにはモジュール化が必要であり、さらに。
実用上、数+晒42の高圧条件下で運転されるだめ、半
透膜表面の欠点やわずかな機械的欠陥および半透膜の伸
び縮み等の物理的要因、および、たとえば、酢酸セルロ
ース膜にみられるような加水分解等の化学的要因による
劣化により、半透膜の選択分離性能の低下するのが一般
的である。
そのような半透膜を処理して脱塩性能を維持あるいは改
善するという試みも別になされてきた。
主に酢酸セルロース膜を対象とするものについては、特
に報告例が豊富でたとえば、特開昭48−28650号
では界面活性剤を原水に添加する方法。
特公昭52−32869号にはポリビニルアルコールに
より劣化した膜の選択分離性能を改善する方法。
さらに特公昭53−15431号には酢酸ビニルと不飽
和カルボン酸共重合体による選択分離性能の改゛善法が
提案されている。本発明者らも、先に、カルボン酸変性
ケン化酢酸エステル基を有するビニル系重合体を主成分
とする膜処理剤を提案している。
しかるに、前述したような酢酸セルロースを対象とした
膜処理剤では、フルフリルアルコール系重合体からなる
半透膜の低下した選択分離能を回復するのに十分でない
しかも、一般に海水あるいは工業用水などを被処理原液
とする液体分離法においては、微生物や藻類または貝類
などが、逆浸透装置の配管内に付着、蓄積するのを防止
するために塩素を混入するのが普通である。
しかるに、一般に、半透膜特に、酢酸セルロース膜以外
の合成半透膜においては、膜の圧密化や切傷等の物理的
要因に加えて、塩素等の化学的要因によって該半透膜の
選択分離能が低下し、寿命が短かくなるのが通常である
上記のフルフリルアルコール系重合体からなる半透膜に
おいても同様の傾向を示すが、特に、きわめて高い選択
分離性能が要求される海水1段淡水化のよう々用途にお
いてはそのことが、致命傷になるのである。
本発明者らはこのようなフルフリルアルコール5− を必須成分とする架橋重合体からなる半透膜で長時間使
用により性能低下したものの選択分離能の回復法につい
て鋭意検討を進めて本発明を見出すに至ったものである
すなわち1本発明は次の構成を有する。
フルフリルアルコールを必須成分とする架橋重合体から
なる半透膜を水溶性アミン化合物を含有する水溶液に接
触させることを特徴とする半透膜の処理法。
本発明の特徴は1選択分離能の低下したフルフリルアル
コール系重合体からなる半透膜を、アミン基を有する化
合物を微量含む水溶液に短時間接触させるというきわめ
て簡単な方法で著しい選択分離能の向上効果が得られる
点にある。
本発明において、フルフリルアルコール系重合体からな
る半透膜とは、フルフリルアルコール又はそれとトリス
ヒドロキシエチルイソシアヌレート、イノシトール、ソ
ルビトールやメチロール化ポリビニルフェノールなどか
らなる反応成分系および酸触媒として硫酸、リン酸、ト
ルエンスルホ6− ン酸、好捷しくけ硫酸を含有する水溶液を塗布して加熱
重合せしめた薄膜から々る半透膜であり。
さらに具体的には、米国特許第392679号および本
発明者らが先に提案した特開昭54−107882号、
特願昭54−67458号および特願昭54−9149
8号などに開示されている反応成分系が好ましい。かか
る半透膜は1通常、ポリスルホン、ポリ塩化ビニル、ポ
リ塩化ビニリデン、硝酸セルロースまたはそれらの共重
合体、特にポリスルホンからなる多孔性支持体と一体に
なった複合膜として用いられる。
本発明において、アミン基を有する水溶性化合物として
は1通常のアルキルアミノ化合物、芳香族アミノ化合物
、脂環式アミン化合物およびその他のアミン化合物のい
ずれでも水溶性のものであれば用いることができる。壕
だ、モノアミノ化合物でもポリアミノ化合物でも、また
低分子化合物でも高分子化合物でも良い。
アルキルアミノ化合物の例としては、エチレンジアミン
、モノエタノールアミン、ジェタノールアミン、トリエ
チレンテトラミンなどが準げられる。芳香族アミン化合
物の例としては、フェニレンジアミン、ジアミノジフェ
ニルメタン、スルファニル酸、ジアミノ安息香酸などが
挙げられる。
脂環式アミノ化合物の例としては、ジアミノシクロヘキ
サンが挙げられる。その他の例としては。
スルファミノ酸、ピペラジン、アミノメチルピペリジン
などが挙げられる。また、高分子化合物としては、ポリ
エチレンイミン、フェニレンジアミン変性ポリエピクロ
ルヒドリン、ポリエチレンイミン変性ポリヨードヒドリ
ンなどが挙げられるが。
これらのアミノ化合物の中で初期効果および効果の持続
性の点からポリエチレンイミンおよびポリエチレンイミ
ン変性ポリエピハロヒドリンが最も好ましい。
これらの水溶性アミノ化合物のフルフリルアルコール系
重合体からなる半透膜の選択分離能向上効果は、必ずし
も長時間の運転を経て選択分離能が低下したいわゆる劣
化膜に限らず、製膜直後の未使用膜に対してもその効果
をみることができる。
また、上記の水溶性アミン化合物は前処理をしなくても
十分に選択分離能を回復する効果がみられるが、洗浄の
ような前処理をすることによって特に長時間運転したこ
とによって劣化したような膜に対しては9選択分離能の
回復率が良くなるとともに持続性が増す効果が得られる
こうした前処理(膜洗浄)は一般に知られている方法で
良い。たとえば、微生物や有機物のような汚れが考えら
れる場合には界面活性剤や酵素洗剤などによる方法が用
いられる。まだ、難溶性金属塩や無機性コロイドのよう
な汚れが考えられる場合には、クエン酸アンモニウムや
、エチレンジアミン4酢酸2ナトリウム塩などが有効で
ある。
本発明による選択分離能回復効果は必ずしも一度しか効
力を発揮しないとは限らず、その効力が衰えあるいは無
くなった時点で再度その効果を発揮することが可能であ
る。
さらに9本発明の効果は、単膜だけでなく工業用途上実
際の使用形態であるモジュールに対しても単膜と同様の
効力を発揮することは言うまでも9− ない。また、そのモジュールの形状は管状型であっても
スパイラル型であってもあるいは中空糸型であっても良
く、特にその形状は問わない。
本発明の方法においてアミノ化合物の水溶液中の濃度は
、  1 ppmから1係程度の範囲で良いが。
好ましくは’I Oppmから11000pp程度が用
いられる。また、該アミノ化合物の溶媒は脱塩水が好ま
しいが、被処理原液に直接添加して用いても良い。また
、操作圧力は1 kg/an2〜100鞄/−2の範囲
で使用できるが通常は5〜7 (] kg/an2の範
囲が好ましい。該アミノ化合物水溶液との接触時間は接
触直後から選択分離能向上の効果がみられ、一方、あま
り長時間接触してもその効果は変化しなくなるので通常
は10分から5時間和度の範囲が採用される。また、極
く微量のアミン化合物をほぼ連続的あるいは間けつ的に
添加しても同様の効果が得られる。
上記の水溶性アミン化合物によるフルフリルアルコール
系半透膜の選択分離能向上効果の程度はアミノ化合物の
種類あるいは、前処理の有無などによって若干の差はあ
るが、溶質透過率が2/3から1/3程度に改善される
顕著な効果を示す。
本発明の効果がもたらされる理由については十分明らか
ではない。しかしながら効果はきわめて大きく、透過水
の水質の改善あるいは濃縮効率の向」二のみならず、そ
のことから派生する経済性への富力などその工業的意義
はきわめて大きいのである。
以下実施例により9本発明をさらに詳細に説明する。
実施例1 米国特許第3.926.798号によって作ったスルポ
ン化ポリフルフリルアルコール系の半透性複合膜条件で
運転(以下食塩水条件と略す)したところ。
食塩の排除率は994%、透過水量は0.29 mVr
n2・日、1  であった。この膜を食塩水条件で逆浸
透性能の連続試験を実施したところ、  2000時間
後に食塩の排除率は986チに低下し、透過水量も0.
33m5/m2・日になった。
この被処理原液中に、各種のアミン化合物の各々01チ
を添加して2時間処理した後、再び食塩水条件で運転し
た結果を表1に示す。
表1 実施例2 2Dan x 30anの大きさの長方形のポリエステ
ル繊維からなるタフタ(タテ糸、ヨコ糸トモ150デニ
ールのマルチフィラメント、織密度タテ90本/インチ
、ヨコ6フ本/インチ、厚さ160μ)をガラス板」二
に固定し、その−Lにポリスルホン(ユニオン・カーバ
イド社製のU(1θl p −3,500)の15重量
%ジメチルホルムアミド(DMF)溶液を200μの厚
みで室温(15〜30 ’c )でキャストシ、直ちに
室温のドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム05重量
係を含む水溶液中に浸漬して5分間放置後純水で1時間
洗浄することによって繊維補強ポリスルホン支持体(以
下FR−PS支持体と略す)を作成する。このPR−P
S支持体(厚さ200μ)の純水透過係数は圧力1kg
/an2゜温度25°Cで測定して0.01−0.02
067cm2−sea、 a tmである。トリスヒド
ロキシエチルイソシアヌレート(以下THEICと略す
)1重量係、フルフリルアルコール(以下FAと略す)
2重量%(THE工C/FAモル比=1<S/84)、
硫酸2重量俤、ドデンル硫酸ソーダ1重量係、およびイ
ソプロピルアルコール20重量%を含有する水溶液を調
整し、この水溶液に水で濡れたFR−PS支持体を15
゛Cで5分間浸漬する。次いでFR−PS支持体を取出
して長辺の両端を2au幅の鉄板(150g/枚)には
さんで20゛0で1分間つるして垂直に保持した後その
ままの状態で熱風乾燥器に入れ、130°Cで3分間乾
燥し、さらに引続き、150°Cで5分間熱15− 処理を行なう。次いでこの膜をガラス板−トに固定し、
その膜表面上にケン化度100モル係1重合度1.50
0のポリビニールアルコール(日本合成化学社製のNM
−14)の1重量係水溶液を室温下(20°C)でドク
ターナイフを用いて50μの厚みでコーティングし、熱
風乾燥器に入れ、2分間熱処理を行なう。得られた複合
膜の表面にはポリビニルアルコール薄膜による干渉しま
が認められた。また、複合膜の各層の厚さを電子顕微鏡
観察により測定したところ、障壁層が30mμ、保護膜
層が04〜0.5μであった。
この膜の逆浸透性能を食塩水条件で測定したところ食塩
の排除率は99.8%、透過水量は0.35m5/m2
・日であった。
この膜を用いて、3.5重量%の海水を用い、前処理工
程で添加した塩素を除去するために10 ppmの重亜
硫酸す) IJウムを添加する以外は実施例1と同一の
条件(以下海水条件と呼ぶ)で海水淡水化試験を実施し
だところ、初期値は塩排除率99.8係、透過水量は0
.34mVm2・日であったが14− 5、000時間の運転後には、塩排除率98.9%まで
低下し、透過水量も0.38 m37m2・日まで変化
した。その時の食塩水条件下での逆浸透性能は食塩排除
率が98.8%、透過水量が0.39 m3/rn2・
日であった。
この膜を用いて、各種のアミン化合物の各々した後0食
塩水条件で食塩の逆浸透性能を測定した結果を表2に示
す。
表2 実施例2の選択分離能の低下した膜を用いて供給食塩水
原液中に4,4 −ジアミノジフェニルメタン(以下D
DMと略す)の各々1,10,1100DDの1100
pp添加系ではDDMの一部は溶解しきれず固体の1′
=1浮遊していた。
表  6 なお、DDMを10 ppm添加した系でも10時間後
には食塩排除率が99.5%まで上昇した。
実施例4 イノシトール1i1ft%+ フルフリルアルコール2
重量係、硫酸1重量係、ドデシル硫酸ソーダ1重量係お
よびイソプロピルアルコール20 it t %を含有
する水溶液を調製し、室温で15分間熟成後、実施例2
のPR−PS支持体を使用して実施例2と同様に製膜し
た。この膜の食塩条件下での逆浸透性能は食塩の排除率
99.6%、透過水量0.30 m3/rn2・日であ
った。この膜を用いて5重量係ε の7−カプロラクタム水溶液で8.00.0時間運転後
再び食塩水条件下で逆浸透性能を測定すると1食塩の排
除率は985係にまで低下し、また透過水量は0.51
S m″/ m2・日になっていた。
この膜を用いて、供給食塩水原液中にポリエチレンイミ
ン(日本触媒化学工業(株)社製[F −1000J)
の1100ppを添加して2時間処理した後、再び1食
塩水条件下で逆浸透性能を測定したところ食塩排除率は
99′5%に向上した。一方、透過水量は0.29 m
’77m2・日になった。
実施例5 実施例4の選択分離能の低下した膜を、まず。
01重量係のスルファニル酸水溶液で逆浸透性能17− 測定条件と同一条件で1時間処理した後1食塩水条件で
逆浸透性能を測定したところ1食塩排除率は990係ま
で向上した。一方、透過水量は033mVm2・日のま
まであった。次に、さらに、この膜を50 ppmのポ
リエチレンイミン水溶液を供給原液とする以外は、逆浸
透性能測定条件と同一条件で2時間処理した後、再び1
食塩水条件で逆浸透性能を測定したところ9食塩排除率
はさらに993チにまで向上した。一方、透過水量は0
.29mVm2−日と若干低下した。
実施例6 実施例2の方法で作っだ半透性複合膜を使って4インチ
のスパイラル型モジュール(膜面積ニア、 Om2)を
作った。このモジュールの5.5重t%食塩水、56k
g/(2)2,25°O,pH6,5,供給原液量10
1/分、水の回収率15係の運転条件下での逆浸透性能
は食塩排除率が997%、透過水量が0、28 m−7
m2−日であツタ。
このモジュールを用いてろ、5係の海水に前処理工程で
添加した塩素を除去するために20 ppmの=18− 重亜硫酸す) IJウムを添加した液を供給原液とする
以外は上記と同一の運転条件で海水淡水化試験を実施し
たところ、初期値は塩の排除率が998%。
透過水量が0.25mVm2・日であったが、 5,0
00時間の運転後には塩の排除率が987%に低下し、
さらに透過水量も0.20mV1112・日に低下した
。その時の同一条件での6.5重量係食塩水での逆浸透
性能は食塩排除率が98.6%、透過水量が0.26m
Vm2・日であった。
このモジュールを0.1重量係のスルファニル酸水溶液
で41cg74++2の圧力で操作する以外は逆浸透性
能測定条件と同一条件で1時間運転し9次に。
1100ppのポリエチレンイミン水溶液を用いて上記
と同一条件で2時間運転した後、再び、3.5重量係の
食塩水で逆浸透性能を測定したところ9食塩の排除率は
996%にまで向上した。一方、透過水量は0.27 
m3//l112.日であった。
実施例7 実施例乙の選択分離能の低下したモジュールを0.1重
量係のドデシル硫酸ナトリウム水溶液を用い、 5kg
/an2の圧力で操作する以外は実施例乙の運転条件と
同一条件で1日間処理した後、さらに1100ppのポ
リエチレンイミン水溶液を用いる以外は上記と同様の操
作条件で2時間運転した後。
6.5係の海水に戻して逆浸透性能を測定したところ、
塩の排除率は997%まで向上した。一方、透過水量は
0.22m’/m2・日であった。このモジュールを膜
処理剤を用いる前と同一の運転条件で運転を継続したと
ころ、 1,000時間後には、塩排除率が992係に
まで低下した。一方、透過水量は0.24m3/m2・
日であった。そこで、今度は、このモジュールを05重
量係のシュウ酸水溶液を用い、 3 略42の圧力で操
作する以外は逆浸透運転条件と同一の条件で1時間処理
した後、0.1%のスルファニル酸水溶液を用い3kg
/LB2の圧力で1時間運転した後、1100ppのポ
リエチレンイミン水溶液を用い。
561116/an2の圧力で1時間処理した。しかる
後。
再び、6,5重量係の海水を用いて逆浸透性能を評価し
たところ、塩排除率は998チまで向上し、透過水量は
0.24mVm2・日となった。このモジュールをその
まま運転を継続したところ、700時間後も塩排除率は
996チであった。なお透過水量もほとんど変化しなか
った。
3 o ppmのポリエチレンイミン水溶液で3 kg
/an2の操作圧力を使用する以外は食塩水条件と同一
の操作条件で1時間運転した後1食塩水条件で逆浸透性
能を測定したところ1食塩の排除率が998係に向上し
た。なお、透過水量は0.27 m’/m2・日になっ
た。
特許出願人  東 し 株 式 会 社21−

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)  フルフリルアルコールを必須成分とする架橋
    重合体からなる半透膜を水溶性アミン化合物を含有する
    水溶液に接触させることを特徴とする半透膜の処理法。
  2. (2)架橋重合体からなる半透膜がフルフリルア/l/
     :I−/l/ 単独重合体、またはフルフリルアルコ
    ールとポリヒドロキシ化合物とからなる共重合体からな
    る薄膜であることを特徴とする特許請求の範囲第1項記
    載の半透膜の処理法。
  3. (3)該半透膜が、多孔性支持体と一体となって半透性
    複合膜を形成していることを特徴とする特許請求の範囲
    第1項記載の半透膜の処理法。
JP10694081A 1981-07-10 1981-07-10 半透膜の処理法 Granted JPS5811005A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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