JPS5810999Y2 - 短絡保護ヒュ−ズ - Google Patents
短絡保護ヒュ−ズInfo
- Publication number
- JPS5810999Y2 JPS5810999Y2 JP10388576U JP10388576U JPS5810999Y2 JP S5810999 Y2 JPS5810999 Y2 JP S5810999Y2 JP 10388576 U JP10388576 U JP 10388576U JP 10388576 U JP10388576 U JP 10388576U JP S5810999 Y2 JPS5810999 Y2 JP S5810999Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wire
- insertion port
- main body
- heat
- sensitive material
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Thermally Actuated Switches (AREA)
- Fuses (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は大気汚染等によるヒユーズの劣化に対し、影
響されない耐候性を有する新規な短絡保護ヒユーズにお
いて、特に電線に対する接続作業を安全に且つ確実に行
なえるようにしたものである。
響されない耐候性を有する新規な短絡保護ヒユーズにお
いて、特に電線に対する接続作業を安全に且つ確実に行
なえるようにしたものである。
従来、配電線の低圧線路には、変圧器二次測成るいは需
要家引込口分岐個所等にケツチと称するヒユーズが低圧
保護の目的で使用されているが、これらは最近のように
空気汚染が激しいと可溶体である鉛合金に劣化が起り、
この結果としてヒユーズ特性の変化、成るいは定格電流
以下での溶断等、本来の保護機能から大きく逸脱した状
態になる結果、外気に影響されない耐候性を有するヒユ
ーズの開発が近年望まれている。
要家引込口分岐個所等にケツチと称するヒユーズが低圧
保護の目的で使用されているが、これらは最近のように
空気汚染が激しいと可溶体である鉛合金に劣化が起り、
この結果としてヒユーズ特性の変化、成るいは定格電流
以下での溶断等、本来の保護機能から大きく逸脱した状
態になる結果、外気に影響されない耐候性を有するヒユ
ーズの開発が近年望まれている。
又、これと同時に上記ケツチなるものは、引込線等電線
と接続する場合、ネジによる締付構造の為、風及び振動
等によって締付個所が緩るみ電線の脱落、成るいはヒー
トアップ等を招わく外、作業性についても非能率的であ
った。
と接続する場合、ネジによる締付構造の為、風及び振動
等によって締付個所が緩るみ電線の脱落、成るいはヒー
トアップ等を招わく外、作業性についても非能率的であ
った。
本案は上記の点に鑑みこれらを一掃することを目的とし
たもので、突き合わせ接続部を中央附近に有するパイプ
状通電部から戒る主体の内部に成る一定温度に達すると
急激に膨張する銀化合物等から成る感熱材を密閉封入し
、且つ、上記接続部を感熱材の作動時に溶融して離間容
易な状態となる低融点合金で関着する外、電線を圧着し
て接続する主体の両端の電線接続部の端部をその先端を
外方に拡開するラッパ状にして電線挿入口を形成し、該
挿入口には電線挿入時電線と挿入口間でアーク放電が発
生しないよう絶縁物を設けた構造を特徴とするものであ
る。
たもので、突き合わせ接続部を中央附近に有するパイプ
状通電部から戒る主体の内部に成る一定温度に達すると
急激に膨張する銀化合物等から成る感熱材を密閉封入し
、且つ、上記接続部を感熱材の作動時に溶融して離間容
易な状態となる低融点合金で関着する外、電線を圧着し
て接続する主体の両端の電線接続部の端部をその先端を
外方に拡開するラッパ状にして電線挿入口を形成し、該
挿入口には電線挿入時電線と挿入口間でアーク放電が発
生しないよう絶縁物を設けた構造を特徴とするものであ
る。
以下、図面について本案の実施例を説明すると、第１図
において１は銅、又は銅合金成るいはアルミ製よりなる
突き合わせ接続部２をその中央附近に有するパイプ状通
電部からなる主体であり、その中央には抵抗熱によって
パイプ通電部の温度が一定温度に達した時、これを感知
して分解状態に変化し急激に膨張する銀化合物例えば、
蓚酸銀Ａｇ２Ｃ２０４、成るいは過酸化銀Ａｇ２０２と
、金属酸化物及び金属過酸化物の混合体等から成る感熱
材４を収納してその両端に銅など同質のふさぎ栓３，３
を施して密閉封入している。
において１は銅、又は銅合金成るいはアルミ製よりなる
突き合わせ接続部２をその中央附近に有するパイプ状通
電部からなる主体であり、その中央には抵抗熱によって
パイプ通電部の温度が一定温度に達した時、これを感知
して分解状態に変化し急激に膨張する銀化合物例えば、
蓚酸銀Ａｇ２Ｃ２０４、成るいは過酸化銀Ａｇ２０２と
、金属酸化物及び金属過酸化物の混合体等から成る感熱
材４を収納してその両端に銅など同質のふさぎ栓３，３
を施して密閉封入している。
又、第３図に示すように接続部２は一般に金属を接合す
る場合に使用する鉛、ビスマス、錫等の合金よりなる低
融点半田などの低融点合金１０によって固着するのであ
るが、本案の構造においては通電部である主体１を流れ
る電流が定格値を越えて過電流状態となり温度上昇し成
る一定値（例えば蓚酸銀の場合１７５℃）に達すると上
記したように感熱材４が急激に膨張し、そのエネルギー
を利用して接合部を分離して電路を遮断するものであり
、上記状態にあるときには低融点合金１０は溶融状態と
なり単に突き合わせ状態のみの接合力で保持されること
が必要であり、これに合致した温度のもの例えば感熱材
４の反応温度１７５℃以下の融点をもつ融点が１４３℃
の低融点半田を採用している。
る場合に使用する鉛、ビスマス、錫等の合金よりなる低
融点半田などの低融点合金１０によって固着するのであ
るが、本案の構造においては通電部である主体１を流れ
る電流が定格値を越えて過電流状態となり温度上昇し成
る一定値（例えば蓚酸銀の場合１７５℃）に達すると上
記したように感熱材４が急激に膨張し、そのエネルギー
を利用して接合部を分離して電路を遮断するものであり
、上記状態にあるときには低融点合金１０は溶融状態と
なり単に突き合わせ状態のみの接合力で保持されること
が必要であり、これに合致した温度のもの例えば感熱材
４の反応温度１７５℃以下の融点をもつ融点が１４３℃
の低融点半田を採用している。
ｌａ、ｌａは主体１の一部に形成された電線接続部であ
り、第２図の拡大図で示したように端部にはその先端を
外方に拡開するラッパ状の電線挿入口６を形威し、引込
線等電線９の挿入を容易にする外、更に挿入口６に絶縁
物７を全面に設けて活線接続時、電線９が挿入口６に接
近、成るいは接触した時、両者間で発生するアーク放電
を防止している。
り、第２図の拡大図で示したように端部にはその先端を
外方に拡開するラッパ状の電線挿入口６を形威し、引込
線等電線９の挿入を容易にする外、更に挿入口６に絶縁
物７を全面に設けて活線接続時、電線９が挿入口６に接
近、成るいは接触した時、両者間で発生するアーク放電
を防止している。
即ち、電線９を挿入する場合、電線９の先端はまず絶縁
物７に接触した後、電線接続部１ａ内に自然に挿入され
圧着かしめ接続される為、アーク放電を発生することも
なく挿入口６がアークチップによって荒らされず、安全
に且つ確実に接続されるものである。
物７に接触した後、電線接続部１ａ内に自然に挿入され
圧着かしめ接続される為、アーク放電を発生することも
なく挿入口６がアークチップによって荒らされず、安全
に且つ確実に接続されるものである。
５はかしめ部を示す。第１図及び第４図で示すように８
，８はヒユーズの主要部である主体１の外周を絶縁被覆
する絶縁カバーであり、ヒユーズ動作時主体１と共に分
離するよう嵌め合わせになっている。
，８はヒユーズの主要部である主体１の外周を絶縁被覆
する絶縁カバーであり、ヒユーズ動作時主体１と共に分
離するよう嵌め合わせになっている。
本案は以上の構造から成り、ヒユーズ本来の定められた
電流時間特性を決める要素となる銀化合物からなる感熱
材は外部のパイプ状の通電体からなる主体及び絶縁カバ
ーによって完全に外気から遮断されており、特性変化の
懸念は全くない。
電流時間特性を決める要素となる銀化合物からなる感熱
材は外部のパイプ状の通電体からなる主体及び絶縁カバ
ーによって完全に外気から遮断されており、特性変化の
懸念は全くない。
又、電線は圧着接続にて行なうもので確実に而も簡単に
出来る為、作業性の向上が計れる外、電線挿入時に発生
するアーク放電についても対処した結果云わゆる活線状
態における作業においても安全に行なえる利点を有する
ものである。
出来る為、作業性の向上が計れる外、電線挿入時に発生
するアーク放電についても対処した結果云わゆる活線状
態における作業においても安全に行なえる利点を有する
ものである。
第１図はこの考案の実施例を示す縦断面図、第２図は挿
入口の一部を破断した拡大断面図、第３図は第１図にお
ける持続部の拡大図、第４図は作動時の離間状態を示す
断面図である。 １・・・・・・主体、２・・・・・・接続部、４・・・
・・・感熱材、６・・・・・・電線挿入口、７・・・・
・・絶縁物、９・・・・・・電線、１０・・・・・・低
融点合金。
入口の一部を破断した拡大断面図、第３図は第１図にお
ける持続部の拡大図、第４図は作動時の離間状態を示す
断面図である。 １・・・・・・主体、２・・・・・・接続部、４・・・
・・・感熱材、６・・・・・・電線挿入口、７・・・・
・・絶縁物、９・・・・・・電線、１０・・・・・・低
融点合金。
Claims (1)
- 突き合わせ接続部２を中央附近に有するパイプ状通電部
からなる主体１の内部に成る一定温度に達すると急激に
膨張する銀化合物等から成る感熱材４を密閉封入し、且
つ、上記接続部２を、感熱材４の作動時に溶融して離間
容易な状態となる低融点合金１０で固着する外、電線を
圧着して接続する上記主体１の両端の電線接続部１ａの
端部をその先端を外方に拡開するラッパ状にして電線挿
入口６を形成し、該挿入口６には電線挿入時、電線９と
挿入口６間でアーク放電が発生しないよう絶縁物７を全
面に設けたことを特徴とする短絡保護ヒユーズ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10388576U JPS5810999Y2 (ja) | 1976-08-03 | 1976-08-03 | 短絡保護ヒュ−ズ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10388576U JPS5810999Y2 (ja) | 1976-08-03 | 1976-08-03 | 短絡保護ヒュ−ズ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5265248U JPS5265248U (ja) | 1977-05-14 |
| JPS5810999Y2 true JPS5810999Y2 (ja) | 1983-03-01 |
Family
ID=28585251
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10388576U Expired JPS5810999Y2 (ja) | 1976-08-03 | 1976-08-03 | 短絡保護ヒュ−ズ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5810999Y2 (ja) |
-
1976
- 1976-08-03 JP JP10388576U patent/JPS5810999Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5265248U (ja) | 1977-05-14 |
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