JPS5850604Y2 - 放出形ヒユ−ズ - Google Patents

放出形ヒユ−ズ

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JPS5850604Y2
JPS5850604Y2 JP10869378U JP10869378U JPS5850604Y2 JP S5850604 Y2 JPS5850604 Y2 JP S5850604Y2 JP 10869378 U JP10869378 U JP 10869378U JP 10869378 U JP10869378 U JP 10869378U JP S5850604 Y2 JPS5850604 Y2 JP S5850604Y2
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JP
Japan
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lead wire
wire
tube
fuse
arc
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Expired
Application number
JP10869378U
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JPS5524790U (ja
Inventor
光義 長瀬
Original Assignee
株式会社高松電気製作所
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Publication date
Application filed by 株式会社高松電気製作所 filed Critical 株式会社高松電気製作所
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は放出形ヒユーズに関するものである。
放出形ヒユーズは通常消弧チューブ内に可溶体を収め、
しゃ断時のアークを消弧チューブで消弧すると共に上昇
した内部ガス圧を外部へ放出することによってしゃ断を
完了するヒユーズである。
しかし、しゃ断容量の増大に伴い、内部ガス圧も高く又
ガス量も多くなり、ガス放出の際チューブ内の電気的接
続金具等の固形物が勢いよく外部へ放出されるため、非
常に危険で人身事故へ波及するという危険性があった。
大電流しゃ断保護のみであればしゃ断容量も大きく、無
音無放出の限流ヒユーズを用いれば理想的であるが、一
般にこの種のヒユーズには小電流しゃ断保護も要求され
るため、この性能を備える限流ヒユーズとなると、いわ
ゆる全領域タイプの非常に高価なヒユーズを使用しなけ
ればならないばかりか、機器自体に欠相防止機構を備え
る必要性から限流ヒユーズにその連動をさせるべく特殊
の手段を施さねばならず、現状すでに設置されている機
器への対応が困難である。
従って、現在使用しているヒユーズを改良することによ
り目的を遠戚しようとするものである。
従来ヒユーズの問題点は、第3図に示すように消弧チュ
ーブ24に挿入され、外端にヒユーズ端子金具25を設
けた導体金具26の内端には可溶体27及び抗張力線2
8を並列状にカシメ付けし同可溶体27及び抗張力線2
8の一端には接続金具29をカシメ付けし、同接続金具
29の他端には可撓軟銅撚線よりなるリード線30の一
端をカシメ付けし、同リード線の他端にはヒユーズ端子
金具31をカシメ付けしたものが使用されていた。
ところが、上記従来の放出形ヒユーズには、リード線3
0に可撓撚線を使用している。
捲線はその各芯線間の空間で全体として膨らむため、同
一断面積の単線と撚線を比較した場合、その仕上径は単
線より撚線の方が大きくなり、従って前記リード線が大
電流しゃ断時のアーク熱及びガス圧を受は易く、このア
ーク熱及びガス圧によりリード線30が途中及び接続部
から断線し、さらに撚線自体アーク熱による影響を受は
易いこともあって飛散物が発生し、人畜に対する事故を
ひき起すという危険があった。
本考案は、上記欠点を改良すべくリード線自体を単線と
撚線と2種るいを組み合わせ、しかもその接続及び消弧
チューブ内における可溶体及び抗張力線の接続部におい
てもチューブ内径に対して極力空間を多く有するべく構
造とし、大電流しや断時のガス圧がチューブ外にスムー
ズに放出され飛散物が外部に放出されることがないよう
考慮した放出形ヒユーズを提供せんとするものである。
以下本考案になる放出形ヒユーズの一実施例を具体的に
図面に基づいて説明すると、第2図において、ヒユーズ
端子14に対し一体又はカシメ着等により突設した導体
金具12の端部に可溶体17と高抵抗線よりなる抗張力
線15をカシメ着している。
一方一定の電流容量を有する単線2本の重ね合せによる
第1リード線16の折り返し部16 aは前記抗張力線
15の折り返し部15 aと共に鎖状に結合接続し、同
折り返し部16 aには前記可溶体17の他端をハンダ
付等のロウ付にて接続している。
又可溶体はや・中央部を外方へ湾曲させてなるべく抗張
力線と混触しないようにすることが望ましい。
前記第一リード線16の他端には可撓軟銅撚線等よりな
る第二リード線19が圧着金具18により接続されてい
る。
そして、可溶体部及び第一リード線の主要部をクラフト
紙などよりなる円筒状の消弧チューブ11で被覆し、ヒ
ューズ端子14基部近傍において導体金具12と消弧チ
ューブ11との間に絶縁材よりなるスペーサ13を介装
して消弧チューブを固定している。
図中符号20は第二リード線の外周に被覆した軟質合成
樹脂製のチューブで、リード線の腐蝕防止及び感電防止
の役割を果たす。
21は前記第二リード線19の先端にカシメ付けたヒユ
ーズ端子金具である。
次に、本考案になる放出形ヒユーズをしゃ断器用のヒユ
ーズ筒に装着した実施態様について説明すると、図面中
1はヒユーズ筒を構成する絶縁筒、2は絶縁筒1の上端
外周に固着した上部電極金具であって、その上端部には
絶縁筒1の上端を密閉するキャップ3がねじ込み固定さ
れ、外周面の一部より上部接触刃4を突設している。
5は絶縁筒1の中央よりやや下部に固着した下部電極金
具であって、その外周面の一部には前記上部接触刃と同
一側に下部接触刃6が突設され、下端部には後記ヒユー
ズ端子金具21先端の接続部7が延出形成されている。
8は絶縁筒1の開放端部に対し摺動可能に嵌合した絶縁
材からなる弾出筒であって、その内周面の一部には前記
絶縁筒1の開放端外周縁に一体形成された環状の膨大係
止段部1aと対応する同じく環状の係止段部8aが一体
形成されている。
9は前記弾出筒8のほぼ半分くらいを覆うように、端部
を前記下部電極金具5付近において絶縁筒1に固着した
絶縁材からなる筒体、10は同筒体9の内端縁9aと前
記弾出筒8の係止段部8aの間に介装したコイルバネで
あって、弾出筒8が弾出する方向へ付勢している。
前記構成のヒユーズ筒に本考案の放出形ヒユーズを取付
けるには、まずキャップ3を外して絶縁筒1内に消弧チ
ューブ11を挿入して、ヒユーズ端子金具14を上部電
極金具2の先端とキャップ3との間に締付固定し、弾出
筒8をコイルバネ10の弾力に抗して非溶断表示位置へ
移動させた状態で、第一リード線16の先端部を係止溝
8bに係止するとともに圧着金具18を前記弾出筒8外
面に係止し、さらに前記第二リード線19をたるませた
状態でヒユーズ端子金具21を下部電極金具5の接続部
7にビス22着する。
なお、前記第二リード線19の長さは、弾出筒8が第1
図実線で示す位置から同図二点鎖線で示す弾出位置へ移
動するのを許容する長さとしている。
さて、本考案においては、抗張力線15及び可溶体17
に接続されるリード線を細長い丸線を中央で折り曲げた
二本の第1リード線16と、同第−リード線16の外端
に対し圧着金具18を介して接続された可撓軟銅撚線よ
りなる別の第二リード線19とにより形成したので、リ
ード線全体を可撓撚線とした従来の放出形ヒユーズと比
較して、同一断面積のリード線の場合その仕上径を小さ
くして大電流しゃ断時のアーク熱及びガス圧の影響を少
なくすることができ、従ってリード線16の途中及び接
続部からの断線を防止して飛散物の発生を無くすること
ができ、人畜に対する事故の危険を防止することができ
る。
又、前記構成の放出形ヒユーズの消弧チューブ11は、
絶縁筒1に挿入できるように大きさの制約を受け、この
一定内径の消弧チューブ11内で抗張力線15及び可溶
体17と第一リード線16との接続部の断面積を可及的
に小さくすることによって、前記接続部が大電流しゃ断
時に受けるアーク熱及びガス圧を小さくするのが望まし
いが、この課題を前記実施例では抗張力線15の折り返
し部15 aと第一リード線16の折り返し部16aを
掛止するとともに、可溶体17とリード線16の接続を
ハンダ付は等のろう付けによって直接接続することによ
って解決したのである。
すなわち、抗張力線15、可溶体17とリード線16の
接続に別途接続金具を使用しなくても済むので、接続部
の断面積を小さくしてしゃ断時のアーク熱及びガス圧の
影響を少なくでき、しかも接続金具がしゃ断時に固形物
となって飛び出すようなことはなくなるのである。
なお、前記実施例では、第一リード線16の折り返し部
16 aを細くしたが、このようにするものとすれば、
より一層抗張力線15、可溶体17と第一リード線16
の接続部の断載積を小さくしてしゃ断時のアーク熱及び
ガス圧の影響を少なくすることができるものとなる。
このように本考案実施例においては、抗張力線15の折
り返し部15 aに第一リード線16の折り返し部16
aを掛止するとともに、可溶体17と第一リード線1
6とをハンダ付は等のろう付けにより直接接続したので
、抗張力線15及び可溶体17とリード線16との接続
に別途接続金具を使用しなくてもよく、このため接続部
の断面積を小さくすることができ、従って大電流しゃ断
時にアーク熱及びガス圧により前記接続金具等が固形物
となって外部へ飛び出すのを防止して人畜に対する事故
の危険を無くすることができる。
なお、前記実施例では第一リード線16と第二リード線
19の接続部(圧着金具18)を弾出筒8の外周部に位
置させたが、この接続部の位置は消弧チューブ11の外
部であれば任意の位置でよい。
ただし、消弧チューブ11に近づけ過ぎると接続部がし
ゃ断時にガス圧を受は易くなるので望ましくない。
以上詳述したように本考案は、一端をヒユーズ端子部で
密閉し、他端を開口して同端子部に可溶体17と抗張力
線15の一端を接続し、同可溶体17と抗張力線15の
他端には単線からなる第一り−ド線16を直接接続し、
同第−リード線の一部を除き消弧チューブ11にて被覆
するとともにこの消弧チューブ11の他端から外部へ導
出した第一リード線16には、可撓撚線からなる第二リ
ード線19を接続したことにより、従来と異なり消弧チ
ューブ11内のリード線16の仕上及び接続部の断面積
を小さくして大電流しゃ断時のアーク熱及びガス圧の影
響を少なくすることができる。
従って、リード線16.19の途中及び接続部からの断
線を防止して飛散物の発生を無くすことができるととも
に、大電流しゃ断時にアーク熱により接続金具等が固形
物となってガス圧により飛び出すのを防止することがで
き、人畜に対する事故の危険を防止することができる効
果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例ヒユーズをしゃ断器のヒユーズ筒
に取付けた一実施例を示す縦断面図、第2図は放出形ヒ
ユーズのみを示す一部省略拡大縦断面図、第3図は従来
の放出形ヒユーズの一例を示す縦断面図である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一端をヒユーズ端子部で密閉し、他端を開口して同端子
    部に可溶体17と抗張力線15の一端を接続し、同可溶
    体17と抗張力線15の他端には単線からなる第一リー
    ド線16を直接接続し、同第−リード線の一部を除き消
    弧チューブ11にて被覆するとともにこの消弧チューブ
    11の他端から外部へ導出した第一リード線16には、
    可撓撚線からなる第二リード線19を接続したことを特
    徴とする放出形ヒユーズ。
JP10869378U 1978-08-08 1978-08-08 放出形ヒユ−ズ Expired JPS5850604Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10869378U JPS5850604Y2 (ja) 1978-08-08 1978-08-08 放出形ヒユ−ズ

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JP10869378U JPS5850604Y2 (ja) 1978-08-08 1978-08-08 放出形ヒユ−ズ

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Publication Number Publication Date
JPS5524790U JPS5524790U (ja) 1980-02-18
JPS5850604Y2 true JPS5850604Y2 (ja) 1983-11-17

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