JPS58109579A - カラ−液晶表示素子 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ゲスト・ホスト形カラー液晶表示素子用の染料として、
分子の長軸方向及び短軸方向に於いて、可視光領域の吸
収特性が異なる染料、即ち２色性染料がある。この染ホ
・トとしては、油溶性染料の中でも、分子の形状が比較
的細長いポリアゾ染料、チアゾール系染、料、或いは耐
光性の点で良好なものとしてでトラキノン糸染料等がよ
く知られてぃΔ る。

近年になって、ゲスト・ホスト形カラー液晶表示素子の
中でも、Ｗｈｉｔｅ−Ｔａｙｌｏｒ形の所謂相転移型カ
ラー液晶表示素子゛が、低を圧躯蛸ができること、偏光
板を用いずに比較的高コントラストの表示が行なえるこ
となどの理由から注目されている。

この様な表示モードに於いても、２色性染料が！４；い
られているが、その表示コントラストは、液晶組成物の
屈折率異方性、コレステリックピッチ或いは液晶中の２
色性染料の配向秩序度（オーダパラメータ）等に強く依
存するものである。　特に１前記配向秩序度がフントラ
ストに与える影響は大きく、良好な染料−液晶混合系の
選定が、重要なポイントとなる。

更に、表示品位、色調安定性等を考慮した場合、既存の
２色性染料の中から、これらの要求を全て満足する系を
選定することが非常に重要である。

本発明は、上記の諸点に鑑みてなさｌしたもので、優れ
た表示コントラストを有するカラー液晶表示素子を提供
するにある。

この目的を達成するため、本発明は、正の誘電異方性を
有する母液晶に２色性染料を添加した液晶組成物を用い
るカラー液晶表示素子において、前記２色性染料が、１
−アミノ−アントラキノン系青色染□料と、アゾメチソ
系黄色染料とを含有していることを特徴とする。

この液晶セルのｌ！！造にあたっては、まず、ガラス板
などの絶縁基板の片面に酸イトインジウムなどの金属酸
化物からなる透明電極が印刷法や蒸着法などの適宜な手
段によって所定の形状に形成される。透明電極の表面に
、有機シリコン化合物が浸漬法、印刷法などによって塗
布され、その後約４５０〜５００℃で約１５分間焼成す
ることにより二酸化ケイ素の絶縁被膜が設けられる。さ
らにこの絶縁被膜の上に配向処理剤を塗布し、約１２０
℃で約３０分間加熱乾燥して水平配向剤膜が形成される
。この水平配向剤膜を一定方向にラビングして、液晶セ
ル基板を製作する。このようにして作製した２枚の像高
セル基板の液晶注入口（図示せず）を除いた局辺部に、
ガラ７ビーズなどのスペーサーを含有したエポキシ樹脂
などのシール材を塗布乾燥し、その後、２枚の液晶セル
基板を密接して、加圧加熱し、シール材を硬化させて液
晶セルを作製する。次に、液晶組成物を前記液晶注入口
より注入封塞して液晶セルを完成する。

前記液晶組成物は、母液晶と光学活性物質と２色性染料
との混合物から構成されているう前記母液晶としては、
正の誘電異方性を有し、分子形状がほぼ直線状の液晶、
例えばビフェニル糸化合物を主成分とするネマティック
室温液晶が用いられる。

前記光学活性物質には、コレステリック液晶またはカイ
ラルネマティック液晶が用いられる。

前記１−アミノ−アントラキノン糸青色染料としては下
記の一般構造式を有するものが用いられ、その添加率は
全染料の約７０〜９０重量％、望ましくは約７５〜８５
重量％である。

■１−アミノーアントラキノン系青色染料一般式 Ｃ，Ｄ：Ｈ又はＯＨ基 Ｅ：Ｈ，−ＮＨ，又は−Ｎｌ−］−１（。

前記アゾメチン系黄色染料としては下記の一般構造式を
有するものが用いられ、その添加率は約１０重関係から
３０重量％、望ましくは１５〜２５重ｔチである。

■アゾメチン系黄色染料 一般式 （Ｒ３，Ｒ４は炭素数１０以下のアルコキシ基）前記染
料のうち特に好ましい染料は下記のものである。

■１−アミノー４−ヒト・ロキシアトラキノン系青色染
料 一般式 一般式 Ｂ：　Ｏｏ　　ａｔ ■アゾメチン黄色染料 一般式 （Ｒ３，Ｒ４は炭素数１０以下のアルコキシ基）なお、
液晶組成物中における全２色性染料の濃度は約１．２〜
２．４重量−１望ましくは約１．５〜２．２重量チであ
る。

本発明に係る表示モードに於いては、表示コントラスト
は、殉述した様に、コレステリックピッチにも太き（依
存する。即ちコレステリックピッチを小さくすれば、染
料による光吸収が強く起こり、表示コントラストは向上
するが、次式の様に、コレステリック−ネマティック転
移電圧（Ｖｃ）は、コレステリックピッチの逆数に比例
するのであまり小さな値をとることはできない Ｐ：コレステリックピッチ ｄ：セルギャップ に：弾性足載 Δξ：瀦電異方性 駆動電圧３〜５ｖを仮定した場合、コレステリックピッ
チ（Ｐ）とセルギャップｒｄ）との比が次の関係を渭足
することが望ましい。

従ってコレステリックピッチがこの範囲になるように光
学活性物質の種類及び添加量を調整する必要がある。

次に本発明の実施例について説明する。

実施例１ ガラス基板上に酸化インジウム系透明電極を所定パター
ンで形成し、該基板を重ね合わせることにより、セルギ
ャップ１０μｍの液晶セルを構成した。なお、配向層と
しては、二酸化ケイ素層にシラン化合物を処理し、上下
の基板に於いて互いに反対方向にラビング処理した。そ
して第１図に示す液晶組成物をつくり、上記のセルに注
入封止した。

こうして作製したカラー液晶表示素子を、室温に於いて
印加電圧５Ｖ（３２Ｈ２矩形波）で駆動したところ良好
な表示コントラストならびに色調鮮明度の点で良好な結
果が得られた。

実施例２〜７ 実施例１と同様にしてカラー液晶表示素子を作製した。

各液晶組成物を第２図に示す。

本発明は前述のような１！　ａになっており、優れた表
示コントラストを有するカラー液晶表示素子を提供する
。

【図面の簡単な説明】

４１１　ＩＸｌおよび第２図は、本発明の実施例に係る
液晶組成図表である−

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 （１）　　正の誘電異方性を有する母液晶に２色性染料
   を添加した液晶組成物を用いるカラー液晶表示素子にお
   いて、前記２色性染料が、１−アミノ−アントラキノン
   系青色染料と、アゾメチ、ン糸黄色染料を含有している
   ことを特徴とするカラー欣晶表示累子。 （２、特許請求の範囲第（１）項記載において、口（ｆ
   紀１−アミノアントラキノン糸青色染料が、下記の一般
   ｌ＃造式を有していることを特徴とするカラー液晶表示
   素子。 一般式 ％式％ （３）　　特許請求の範囲第（１）項記載において、前
   記アゾメチン系黄色染料が下記の一般構造式を有してい
   ることを特徴とするカラー液晶表示素子。 一般式 （Ｒｓ　−Ｒ４は炭素数１０以下のアルコキシ基）（４
   ）　　特許請求の範囲第（１）項記載において、αｒ１
   紀液晶組成物中の２色性染料ｆＤ度が約１．２〜２．４
   重量％であることを特徴とするカラー液晶表示栄子。 （５）　　特１ｆｌ−閥求の範囲第（１）項記載におい
   て、コレステリックピッチ（Ｐ）とセルギャップ（ｄ）
   の比が（ｄ／Ｐ）が約θ′８〜１．２であることを特徴
   とするカラー液晶表示素子。