JPS58109580A - カラ−液晶表示素子 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 従来から、液晶を用いたカラー表示モードとして種々の
ものが知られている。例えは、所謂、Ｗｈｉｔｅ−Ｔα
ｙｌｏｒ型と呼ばれる液晶は、光学活性物質及び２色性
染料を含む正の誘電異方性を有するネマティック液晶を
、水平配向又は垂直配向処理された基板間に介在して構
成したものである。

この液晶の表示モードは、電圧ＯＦＦ時（無を異時）に
着色状態になり、電圧ＯＮ時（電界時）には基板面に対
し垂直な分子配向状態となって白抜けのネガ表示がなさ
れる。この表示モードは偏光板が不要で明るいカラー表
示が行なえること、視角が広くとれること等の利点を有
しているが、ネガ表示であるため表示がやや見にくいこ
と、表示品位の点でやや不利なこと等、の欠点がある。

他の表示モードとして、２色性染料を含む負の誘電異方
性を有するネマチック母晶を基板面に対し斜め配向処理
するとともに、一方の基板間の前面に偏光板を配置した
ものがある。この場合には、電圧ＯＦＦ時に分子が基板
面に対し若干傾斜した配列状態となって　やや着色した
白抜は状態となる。そして電圧ＯＮ時には、分子が基板
面に水平となる為に偏光板の曝光作用により着色状態と
なる。この表示モードは、ポジ表示であるため、表示が
見やすいという利点があるが、偏光板が必要“Ｃあるか
らコスト高になること、高温高湿下では表示素子の信頼
性が偏光板の耐久性により決定されること、電ｒＦｌＯ
ＦＦ時に分子がノλ板面に対して傾斜配列しているため
にやや着色状態となり、全体として表示コントラストが
悪くなること等の欠点がある。

或イハ、前述ノＷｈｉ　ｔｅ　−Ｔ（Ｌｙｌｏｒ型の表
示モードを逆転させたモード、すなわち２色性染料を含
む負０誘電異カ性を有するネマティック液晶を垂直配向
処理をなした基板間に介在して成るポジタイプの表示モ
ードも知られている。しかし、礪圧ＯＦＦ時の着色を低
く抑えようとすると、染料濃度を極めて低くする必要が
あり、電圧ＯＮ時における表示コントラストがあまり大
きくとれない−これは電圧ＯＮ時に誘起されるコレステ
リックピッチを大きくとれないことと相関関係があると
考えられる−　　　　′ 本発明は、ヒ記諸点に鑑みて成されたもので、動的散乱
モードにより誘起された２色性染料の分子配列の変化を
利用した表示モードを用いることにより、低い２色性染
料濃度でも電圧ＯＮ時の表示コントラストを充分高くす
ることができ、又、表示品位が高く、鮮明なポジ表示が
できるカラー液晶表示素子を提供することを目的とする
１、この目的を達成するため、本発明は、絶縁基板に垂
直配向膜が形成され、誘電異方性が負のネマチック母液
晶に２色性染料が添加されたカラー液晶表示素子におい
て、前記２色性染料が、１−アミノ−アントラキノン糸
青色染料と、アゾメチン系黄色染料とを含有しているこ
とを特徴とする。

この液晶セルの製造にあたっては、まず、ガラス板など
の絶縁基板の片面に酸化インジウムなどの金属酸化物か
らなる透明電極が印刷法や蒸着法などの適宜な手段によ
って所宇の形状に形成される。透明電極の表面に、有機
シリコン化合物が浸漬法、蒸着法、印刷法などによって
塗布されその後約４５０〜５００℃で約１５分間焼成す
ることにより二酸化ケイ素の絶縁被膜が設けられる。、
さらにこの絶縁被膜の上にシランカップリング剤などの
配向処理剤を塗布し、約１２０℃で約３０分間加熱乾燥
して垂直配向剤膜が形成される。この垂直配向剤膜を一
定方向にラビングして、液晶セル基板を製作する。この
ようにして作製した２枚の液晶セル基板の液晶注入口（
図示せず）を除いた周辺部に、ガラスピーズなどのスペ
ーサーを含有したエポキシ樹脂などのシール材を塗布乾
燥し、その後、２枚の液晶セル基板を密接して、加圧加
熱し、シール材を硬化させて液晶セルを作製する。

次に、液晶組成物を前記液晶注入口より注入封塞して液
晶セルを完成する。

本発明で使用される液晶組成物は、母液晶と光学活性物
質とイオン性物質と２色性染料との混合物で構成されて
いる。

前記母液晶は、誘電異方性が負のネマティック液晶、例
えばシクロヘキサンカルボン酸エステル誘導体を主成分
としたものが用いられる。

前記光学活性物質としては、コレステリック又はカイラ
ルネマティック液晶が用いられ、その添加量はセルギャ
ップの設定に応じて、液晶組成物のフレステリックピッ
チが適当な値となるように調整される。

前記イオン性物質としては、例えば４級アンモニウム塩
などが用いられ、液晶組成物の比抵抗がｌＸｌ０’〜ｌ
Ｘｌ０ＩＯΩＩＭｐなるように添加される。

前記１−アミノ−アントラキノン系青色染料としては、
例えは下記の一般構造式を有するものが用いられ、その
添加率は全染料中の約７０〜９０重量％、望ましくは約
７５〜８５重にチである。

■１−アミノーアントラキノン系青色染料ＯＣ Ｃ，Ｄ：Ｈ又はＯＨ基 Ｅ：Ｈ，−ＮＨ２又は−ＮＨ−Ｒ３ 前記アゾメチン系黄色染料としては、例えば下記の一般
構造式を有するものが用いられ、その添加率は全染料中
の約１０〜３０恵鼠チ、望ましくは約１５〜２５車世−
である。

■アゾメチン系黄色染料 一般式 （”４１　ＲｌＩは炭素数１０以下のアルコキシ基）前
記染料のうち次に示すものは特に好適である。

■１−アミノー４−ヒドロキシアントラキノン糸青色染
料 一般式 一般式 ■アゾメチン系黄色染料 一般式 本発明では、１−アミノ−アントラキノン系青色染料と
アゾメチン系黄色染料とを、電圧ＯＦＦλｍａ、ｘ 時に於ける吸光度（Ａｂｓ、　　　）が０．２以下、好
適には０．１８以下となる様なトータル濃度で混合され
る。このように吸光度を０．２以下におさえて表示コン
トラストを良好に１−るには、全染料濃度が約０．２〜
１．５重量％、好ましくは０．３〜１．０重量％の範囲
に規制するとよい。

次に本発明の実施例について説明する。

実施例１ ガラス基板上に所定パターンの透明導電膜を形成し、シ
ランカップリング剤により垂直配向処理した該基板間に
第１（′ηに示す液晶組成物を封入し反射型表示枢子を
作成した（セルギャップ：２０μｍ）。

この様にして作製した表示素子は電圧ＯＦＦ時には着色
がほとんどなく、電圧ＯＮ時（３２Ｈｚ。

矩形波ｘｏＶ）には表示コントラストの高いポジ表示が
得られた。又、色調、鮮明度の点でも良好な結果が得ら
れた。

実施例２〜７ 実施例１と同様にして表示菓子を作製した、各液晶組成
物を第２図に示す。

本発明は前述のような構成になっており、優れた表示コ
ントラストを有するカラー液晶表示素子を提供すること
ができる。

【図面の簡単な説明】 第１図および第２図は、本発明の実施例に係る液ｒ−組
成物の組成図表である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 （１）　　絶縁基板に垂直配回膜が形成され、誘電異方
   性が負のネマチック母液晶に２色性染料が添加されたカ
   ラー液晶表示素子において、前記２色性染料が、１−ア
   ミノ−アントラキノン系青色染料と、アゾメチン系黄色
   染料とを含有していることを特徴とするカラー液晶表示
   素子。 （２、特許請求の範囲第（１）項記載において、前記１
   −アミノ−アントラキノン系青色染料が、下記の一般構
   造式を有する１−アミノ−アントラキノン系青色染料で
   あることを特徴とするカラー液晶表示素子。 一般式 ％式％ （ （３）　　特許請求の範囲第（１）項記載に１ついて、
   前記アゾメチン系黄色染料が下記の一般＠命式を有して
   いることを特徴とするカラー液晶表示素子。 一般式 （Ｒ４、Ｒｓは炭素数１０以下のアルコキシ基）（４）
   特許請求の範囲第（１１珀記載において、前記液晶組成
   物中における２色性染料の濃度が約０．２〜１．５重量
   ％であることを特徴とするカラー液晶表示素子。