JPS581085B2 - メタノ−ルノ セイセイホウホウ - Google Patents

メタノ−ルノ セイセイホウホウ

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JPS581085B2
JPS581085B2 JP50030792A JP3079275A JPS581085B2 JP S581085 B2 JPS581085 B2 JP S581085B2 JP 50030792 A JP50030792 A JP 50030792A JP 3079275 A JP3079275 A JP 3079275A JP S581085 B2 JPS581085 B2 JP S581085B2
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梶田敏夫
村上毅
中村義正
飯野正
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Mitsubishi Gas Chemical Co Inc
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は合成時に副生ずるギ酸エステル類による影響を
防止しつつ同じく副生ずる炭化水素類により汚染されて
いないメタノールを得る方法に関する。
メタノールは一般に一酸化炭素および二酸化炭素と水素
とを固体触媒上で接触反応せしめて製造するが、この製
造法に於ては目的のメタノール以外に少量のギ酸エステ
ル類、高級アルコールおよび炭化水素類が副生ずる。
粗合成メタノールは水抽出塔および脱水塔により順次蒸
留し精製するのであるが、ここで前記副生成物の内ギ酸
エステル類および炭化水素類の存在が問題となる。
即ち副生成物中のギ酸エステル類は水の存在により加水
分解を起してギ酸を生じ、メタノールを酸性にすると共
に、沸点の関係で水抽出塔及び脱水塔(以下蒸留塔と総
称する)の底部に集積し、高い温度と相俟って底部を著
しく腐食する。
それ故通常は蒸留塔内にアルカリを添加して酸を中和し
て腐食を防止することが行なわれるのであるが、このア
ルカリは酸の中和のみに使用しそのまま廃水と共に捨て
去ることになるため、メタノール精製の際のコストを高
くする要因となっている。
一方副生成物中の炭化水素類は単なる精留および抽出蒸
留によってそれを除去することは非常に困難である。
なぜならば、本発明者らの研究によればメタノール合成
反応に於ては、触媒の種類および反応条件によってある
程度の差はあるが一般に300気圧、250℃の銅−亜
鉛一クロム系触媒による合成によっては沸点が150〜
350℃、炭素数が9〜17の飽和炭化水素類が0.0
1〜0.05重量%副生ずる。
そしてこれらの炭化水素類はメタノールに対しては20
℃において10重量%以下の溶解度を有し、しかも水に
対してほとんど溶解しない。
それ故蒸留塔に於ては下段になるほど水分量が増大する
ため炭化水素類のメタノールに対する比揮発度が高まり
完全にこの値が1を超える。
一方上段になるほど水分量は減少するが、これらの炭化
水素類は無水状態でメタノールより高沸点物となるため
比揮発度は低下し、1以下となる。
よって蒸留塔の塔頂および塔底よりの炭化水素類の排出
が抑えられ、塔の中間部に集積する傾向となる。
これに対し一般には特公昭42−2046号、米国特許
第3406100号および同第 3434937号に示される様に蒸留塔中間部の炭化水
素類の集積部分より側流を抜き出し、水を加えて相分離
して炭化水素類を上相として分離除去し、下相のメタノ
ールー水混合溶液を蒸留塔に再循環することが行なわれ
るが、前記した様に炭化水素類はメタノールに対して溶
解度を有しているため、一部が下相のメタノール中に含
まれたまゝ蒸留塔に再循環される結果となり、完全に除
去することはできない。
本発明者らはこれら従来法の欠点を払拭する新規な方法
について鋭意研究の結果、本発明に到達したものである
即ち本発明は粗合成メタノールを水抽出塔および脱水塔
により順次蒸留するに際し、水抽出塔および/または脱
水塔の中間部より側流として炭化水素類を含有するメタ
ノールー水混合溶液を抜き出し、これにアルカリを水と
共に加えて相分離して炭化水素類の一部を上相に分離除
去し、次いで下相のアルカリおよび残余の炭化水素類を
含むメタノールー水混合溶液をフラッシュ蒸留して留出
物として残余の炭化水素類と少量のメタノールを分離除
去し、缶出液のアルカリを含むメタノールー水混合溶液
を水抽出塔および/または脱水塔に再循環する方法であ
る。
以下本発明を、本発明の概略を示す流れ図である第1図
に基づいて更に詳細に説明する。
合成装置より抜き出した粗合成メタノールは水抽出塔1
に経路2より供給し、同じく経路3より供給した抽出水
と塔内で接触せしめて、二酸化炭素、ジメチルエーテル
等の低沸分と一部のメタノールとからなる留出物及びメ
タノール−水混合溶液からなる缶出液に分離し、各々経
路4及び5より抜き出す。
経路5より抜き出した水抽出塔の缶出液は脱水塔6に供
給し純粋なメタノールである留出物と実質的に水からな
る缶出液とに分離し、各々経路7及び8より抜き出す。
本発明は以上のメタノール蒸留の基本操作に加えて、水
抽出塔及び/又は脱水塔の中間部より側流を抜き出し、
その側流中に含まれる炭化水素類を除去する為の操作を
行なうものであるが、その側流を処理する操作方法は水
抽出塔の場合も脱水塔の場合も同様であるので、以下の
図面の説明は脱水塔の場合について行なう。
脱水塔よりは経路9より炭化水素類を含むメタノールー
水混合溶液を側流として抜き出す。
その抜き出し量は水抽出塔及び脱水塔のいずれに於ても
原料の供給量の1〜10重量%、好ましくは2〜5重量
%が適当である。
また抜き出す場所は水抽出塔に於ては原料供給段と抽出
水供給段との間が、脱水塔に於ては原料供給段と精製メ
タノール抜出し段との間である。
抜き出した側流液は熱交換器10により50℃以下に温
度調整し、更にこれに経路11よりアルカリを水と共に
添加混合した後、相分離器12に供給する。
本発明に於でアルカリとは、ナトリウム及びカリウムの
水酸化物又は炭酸塩であり、その側流液への添加量は側
流液の1〜30重量%となる量が適当である。
又同時に添加する水の量は、添加後の液中の水含量が3
0〜70重量%となる量が適当である。
相分離器に於ては、炭化水素の大半ぱ塩析効果により上
相として分離するので、経路13より抜き出す。
炭化水素類の残部とアルカリとを含むメタノールー水混
合溶液からなる下相液は経路14より抜き出し、熱交換
器15で温度調整した後フラッシュ蒸留器16に供給す
る。
フラッシュ蒸留の条件は温度70〜95℃、圧力1〜3
気圧が適当である。
フラッシュ蒸留により、供給液中に含まれていた炭化水
素類の残量は、気液平衡関係におけるアルカリの塩効果
により、略々完全に少量のメタノールとを共に留出分と
して分離する。
そしてそれを経路17より抜き出す。
缶出液は添加したアルカリの全量を含むメタノールー水
混合溶液であるが、これを経路18より抜き出し、脱水
塔の中間部に再循環し、アルカリを副生ギ酸エステル類
の加水分解に由来する酸性物質の中和に与らしめる。
再循環する場所は、水抽出塔及び脱水塔のいずれの場合
も原料供給段またはこれより下の段である。
本発明によれば、アルカリを単に酸性物質の中和の役割
のみでなく、相分離に際しての塩析効果およびフラッシ
ュ蒸留に際しての塩効果に利用することによって、水抽
出塔及び/又は脱水塔中の幅生炭化水素類を効率良く除
去することができる。
この事は水抽出塔及び/又は脱水塔に於けるパラフィン
分布が著しく減少する故に環流比を低下させることが出
来、スチーム原単位を向上せしめ得るという利点につな
がるものであり、極めて大きな効果と言える。
実施例 I 水抽出塔底部より得られた炭化水素類3部、水997部
及びメタノール4000部からなる混合液を毎時500
0部60段の棚段塔からなる脱水塔の15段目(底部よ
り数えて、以下同じ)に供給しメタノールと水との分離
を行なった。
18段目より炭化水素3部、水7部及びメタノール90
部からなる液を毎時100部側流として抜き出し、熱交
換器で40℃に冷却し、これに毎時2部のカ性ソーダ及
び毎時150部の水を添加混合し、相分離器に供給した
そして上相液として毎時2.5部の炭化水素類を分離し
抜き出した。
炭化水素類0.5部、カ性ソーダ2部、水157部及び
メタノール90部からなる下相液を毎時249.5部相
分離器より抜き出し、熱交換器で90℃に加熱した後フ
ラッシュ蒸留器に供給し、1気圧でフラッシュ蒸留を行
なった。
これにより留出分として0.4部の炭化水素類、8.0
部のメタノール及び1.6部の水からなる蒸気を毎時1
0部分離した。
炭化水素類0.1部、カ性ソーダ2部、メタノール88
部及び水155.4部からなる缶出液は毎時245.5
部を抜き出し脱水塔の14段目に再循環した。
以上の結果、脱水塔の頂部よりは純粋なメタノールを毎
時4000部、底部よりは水を毎時1173.5部各々
得ることができた。
なお脱水塔に供給した原料のpHは3.5であり、更に
微量の副生ギ酸エステル類を含んでいたが、缶出液のp
Hは7.5であり、塔底部での腐食は認められなかった
また上記の脱水塔底部より抜き出した缶出液の中には微
量の炭化水素類、中和生成物及びカ性ソーダが含まれて
いた。
比較例 1 実施例1の、脱水塔から抜き出した側流を相分離する工
程について、熱交換器で冷却された側流への毎時2部の
カ性ソーダの添加を行わず毎時150部の水のみを添加
混合し、それ以外は全く同じ操作を行ったところ、相分
離器で上相液として分離された炭化水素類は毎時1.0
部であった。
次いで相分離器から得られた炭化水素類2,0部水15
7部及びメタノール90部からなる下相液を実施例1と
全く同じに加熱し、フラッシュ蒸留した。
その結果留出分として、0.1部の炭化水素類、8.3
部のメタノール及び1.6部の水からなる蒸気毎時10
部が得られ、缶出液毎時245.5部中の炭化水素類は
1.9部であった。
実施例 2 水抽出塔底部より得られた炭化水素類8部、水992部
及びメタノール4000部からなる混合液を毎時500
0部60段の棚段塔からなる脱水塔の15段目に供給し
、メタノールと水との分離を行なった。
16段目より炭化水素類8部、水10部及びメタノール
82部からなる液を毎時100部側流として抜き出し、
熱交換器で40℃に冷却し、これに毎時IO部のカ性ソ
ーダ及び毎時100部の水を添加混合し、相分離器に供
給した。
そして上相液として毎時7.2部の炭化水素類を分離し
た。
炭化水素類0.8部、カ性ソーダio部、水110部及
びメタノール82部からなる下相液を毎時202.8部
相分離器より抜き出し、熱交換器で85℃に加熱した後
、フラッシュ蒸留器に供給して、1気圧でフラッシュ蒸
留を行った。
これにより留出分として0.75部の炭化水素類、1.
0部の水及び9.0部のメタノールからなる蒸気を毎時
10.75部分離した。
炭化水素類0.05部、カ性ソーダ10部、水109部
及びメタノール73部からなる缶出液は毎時192.0
5部を抜き出し、脱水塔の15段目に再循環した。
以上の結果、脱水塔の頂部より純粋なメタノールを毎時
4000部、底部より水を毎時1091部各々得た。
なお脱水塔に供給した原料液のpHは3.5であり更に
微量の副生ギ酸エステル類が含まれていたが、缶出液の
pHは8.5であり、塔底部での腐食は認められなかっ
た。
また脱水塔の底部から抜き出した缶出液の中には微量の
炭化水素類、主としてギ酸ソーダからなる中和生成物及
びカ性ソーダが含まれていた。
実施例 3 合成系よりの二酸化炭素3部、ジメチルエーテル3部、
炭化水素類8部、水492部及びメタノール4000部
からなるpH3.5の液を毎時4506部40段の棚段
塔からなる水抽出塔の25段目に供給し、同じく35段
目に供給した毎時500部の水と接触せしめた。
30段目より炭化水素5部、水60部及びメタノール3
5部からなる液を毎時100部側流として抜き出し、熱
交換器で40℃に冷却し、これに毎時2部のカ性ソーダ
及び毎時100部の水を添加混合し、相分離器に供給し
た。
そして上相液として毎時3部の炭化水素類を分離した。
炭化水素類2部、カ性ソーダ2部、水160部及びメタ
ノール35部からなる下相液を毎時204部相分離器よ
り抜き出し、熱交換器で95℃に加熱した後、フラッシ
ュ蒸留器に供給してフラッシュ蒸留を行なった。
これにより留出分として炭化水素類1.5部、水2.0
部及びメタノール3.5部からなる蒸気を毎時7.0部
分離した。
炭化水素類CLS部、カ性ソーダ2部、水158部及び
メタノール31.5部からなるpH4.5の缶出液は毎
時197部抜き出し、水抽出塔の5段目に再循環した。
以上の結果水抽出塔の頂部より二酸化炭素3部、ジメチ
ルエーテル3部及びメタノール100部からなる留出物
を毎時106部、底部より炭化水素類0,5部、カ性ソ
ーダ2部、水1090部及びメタノール3896.5部
からなる缶出液を毎時4989部各々得た。
との缶出液の全量を60段の棚段塔よりなる脱水塔の1
5段目に供給し、メタノールと水の分離を行なった。
17段目より炭化水素類0.5部、水145部及びメタ
ノール85部からなる液を毎時100部側流として抜き
出し、熱交換器で40℃に冷却し、これに毎時1部のカ
性ソーダ及び毎時100部の水を添加混合し、相分離器
に供給した。
そして上相液として毎時0.3部の炭化水素類を分離し
た。
炭化水素類0.2部、カ性ソーダ1部、水114.5部
及びメタノール85部からなる下相液を毎時2 0 0
. 7部相分離器より抜き出し、熱交換器で90℃に加
熱した後、フラッシュ蒸留器に供給して、フラッシュ蒸
留を行なった。
これにより留出分として炭化水素類0.19部、水2.
0部及びメタノール8,0部からなる蒸気を毎時1 0
. 1. 9部分離した。
炭化水素類0.01部、カ性ソーダ1部、水112.5
部及びメタノール77部からなる缶出液は毎時190.
51部を抜き出し、脱水塔の14段目に再循環した。
以上の結果、脱水塔の頂部から純粋なメタノールを毎時
3888.5部、底部より微量のカ性ソーダ、ギ酸ソー
ダ、炭化水素類を含むpH7.8の水1188部を得た
なお水抽出塔及び脱水塔での腐食は起らなかった。
比較例 2 実施例3における水抽出塔から抜出した側流への毎時2
部のカ性ソーダ添加及び脱水塔から抜出した側流への毎
時1部のカ性ソーダ添加を行なわず、代って水抽出塔の
35段目に供給する毎時500部の水に毎時3部のカ性
ソーダを添加し(pH7.8)、他は実施例3と同様の
操作を行なった。
その結果水抽出塔の30段目から抜出された毎時100
部の側流中に含まれるカ性ソーダは0.08重量%であ
り、相分離器及びフラッシュ蒸留器で分離された炭化水
素はそれぞれ毎時1,5部及び0.7部にすぎなかった
分離されなかった炭化水素2.8部はフラッシュ蒸留器
の缶出液の成分として水抽出塔に再循環した。
一方脱水塔の17段目から抜出された側流毎時100部
中には炭化水素が毎時2.8部含まれていたが、カ性ソ
ーダは実質的に含まれておらず、相分離器及びフラッシ
ュ蒸留器で分離された炭化水素又はそれぞれ毎時0.8
部及び0.4部にすぎなかった。
実施例 4 水抽出塔底部より得られた炭化水素類3部、水997部
及びメタノール4000部からなる混合液を毎時500
0部60段の棚段塔からなる脱水塔の15段目に供給し
メタノールと水との分離を行なった。
18段目より炭化水素3部、水7部及びメタノール90
部からなる液を毎時100部側流として抜き出し、熱交
換器で40℃に冷却し、これに毎時5部のカ性カリ及び
毎時150部の水を添加混合し、相分離器に供給した。
そして上相液として毎時2.7部の炭化水素類を分離し
抜き出した。
炭化水素類0.3部、カ性カリ5部、水157部及びメ
タノール90部からなる下相液を毎時252.3部相分
離器より抜き出し、熱交換器で90℃に加熱した後フラ
ッシュ蒸留器に供給し、1気圧でフラッシュ蒸留を行な
った。
これにより留出分として0.2部の炭化水素類、8.5
部のメタノール及び2.0部の水からなる蒸気を毎時1
0.7部分離した。
カ性カリ5部、炭化水素類0.1部、メタノール81.
5部及び水155部からなる缶出液は毎時24.1.6
部を抜き出し脱水塔の15段目に再循環した。
以上の結果、脱水塔の頂部よりは純粋なメタノールを毎
時4000部、底部よりは水を毎時1145部各々得る
ことができた。
4なお脱水塔に供給した原料のpHは3.5であり、更
に微量の副生ギ酸エステル類を含んでいたが、缶出液の
pHは8.0であり、塔底部での腐食は認められなかっ
た。
また上記の脱水塔底部より抜き出した缶出液の中には微
量の炭化水素類、中和生成物及びカ性カリが含まれてい
た。
実施例 5 水抽出塔底部より得られた炭化水素類8部、水997部
及びメタノール4000部からなる混合液を毎時500
5部60段の棚段塔からなる脱水塔の15段目に供給し
メタノールと水との分離を行なった。
16段目より炭化水素8部、水10部及びメタノール8
2部からなる液を毎時100部側流として抜き出し、熱
交換器で40℃に冷却し、これに毎時15部の炭酸ソー
ダ(Na2CO3)及び毎時100部の水を添加混合し
、相分離器に供給した。
そして上相液として毎時7.5部の炭化水素類を分離し
抜き出した。
炭化水素類0.5部、炭酸ソーダ15部、水110部及
びメタノール82部からなる下相液を毎時207.5部
相分離器より抜き出し、熱交換器で85℃に加熱した後
フラッシュ蒸留器に供給し、1気圧でフラッシュ蒸留を
行なった。
これにより留出分として0.4部の炭化水素類、9.0
部のメタノール及び1.0部の水からなる蒸気を毎時1
0.4部分離した。
炭化水素類0.1部、炭酸ソーダ15部、メタノール7
3部及び水110部からなる缶出液は毎時198.1部
を抜き出し脱水塔の15段目に再循環した。
以上の結果、脱水塔の頂部よりは純粋なメタノールを毎
時4000部、底部よりは水を毎時1096部各々得る
ことができた。
なお脱水塔に供給した原料のpHは3.5であり、更に
微量の副生ギ酸エステル類を含んでいたが、缶出液のp
Hは8.7であり、塔底部での腐食は認められなかった
また上記の脱水塔底部より抜き出した缶出液の中には微
量の炭化水素類、中和生成物及び炭酸ソーダが含まれて
いた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の概略を示す流れ図であり、1は水抽出
塔、6は脱水塔、10,10’,15及び15′は熱交
換器、12及び12′は相分離器、16及び16′はフ
ラッシュ蒸留器を各々表わす。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 粗合成メタノールを水抽出塔及び脱水塔により順次
    蒸留するに際し、水抽出塔及び/又は脱水塔の中間部よ
    り側流として炭化水素類を含有するメタノール−水混合
    溶液を抜き出しこれにアルカリを水と共に加えて相分離
    して炭化水素類の一部を上相に分離除去し、次いで下相
    のアルカリ及び残余の炭化水素類を含むメタノール−水
    混合溶液をフラッシュ蒸留して留出物として残余の炭化
    水素と少量のメタノールを分離除去し、缶出液のアルカ
    リを含むメタノールー水混合溶液を水抽出塔及び/又は
    脱水塔に再循環することを特徴とするメタノールの精製
    方法。
JP50030792A 1975-03-14 1975-03-14 メタノ−ルノ セイセイホウホウ Expired JPS581085B2 (ja)

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