JPS5810850Y2 - 錠 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、錠に関するものである。

錠は、シリンダ錠、南京錠等鍵を用いるものが、取扱い
が簡単であるため一般に普及している。

。しかしながら、これらの錠は、鍵が小型であるため紛
失しやすく、スペアキーを作っておく必要があると共に
、鍵を紛失してしまえば新しい錠と取り替えしなければ
ならない。

同様に、自転車の錠も、鍵を紛失すれば直ぐには乗れな
く、またダイヤル式のものも含めて暗い所での操作がし
にくい等の欠点があった。

本考案は、前述のような問題点を解決するため、鍵のい
らない錠を提供するものである。

以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。

第１図は、自転車に装着した本考案の実施例を示してい
る。

この錠は、取付金具１を備えた外筒体２と、この内側に
固着され、一端から他端に迷路３が穿設された丸い内筒
体４と、取付金具１′を備えた支持部材５と、この支持
部材５に挿通し先端部が前記内筒体４に摺動自在に挿入
される操作棒６から成るものである。

前記錠は、外筒体２が取付金具１によって自転車のフォ
ークＡに固定され、スポークＢを挾んで対するフォーク
Ａ′に、支持部材５が取付金具１′によって固定されて
いる。

前記操作棒６は、先端部に迷路３に係合する突片７（第
２図参照）が、反対側端部につまみ８がそれぞれ設けら
れ、スポークＢの間を通過して内筒体４内に挿入される
もので（第１図鎖線参照）、突片７が迷路３に係止され
て施錠状態になるものである。

前記迷路３は、第３図及び第４図に示す実施例のように
、内筒体４に穿設され随所に行き止まり９．９’、９“
が設けられており、また、この内筒体４が、第１図及び
第２図に示すように、連結片１０を介して外筒体２の内
側に固着されているので外側がらは見えない。

このため、前記錠は、迷路３を予め知っている所有者が
迷路３を通過させて操作棒６を奥まで挿入しておけば、
迷路３を知らない他人が、この操作棒６を抜こうとして
も行い止まり９．９’、９“に突片７が入り込んで進ま
ず盗難防止になるものである。

前記錠は、内筒体４の迷路３を第３図及び第４図に示す
実施例のほか幾通りにも設けることができ多数供給可能
である。

本考案に係る錠は、以上のような構成であり、円筒体内
面の迷路と、これに係合する操作棒の組み合せから成る
ものであって、施錠する場合は、操作棒６の突片７を迷
路３の入口に嵌め込み、前記左右に摺動させながら進路
を探り奥へ挿入させ、解錠する場合は、操作棒６のつま
み８を持ち上述と逆方向に摺動させながら迷路３を通過
させるようにするものである。

上述のように、この錠は、鍵がいらないので鍵の保管に
気を配る必要がなく、また、錠孔やダイヤルがないので
夜間暗い所でも容易に操作でき、更に、門扉等かんぬき
と兼用できて有利である等の効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は、自転車に装着した本考案の実施例を示す平面
図、第２図は同上の要部拡大縦断面図、第３図及び第４
図は迷路を示す正面図である。 Ａ、Ａ’・・・・・・フォーク、Ｂ・・・・・・スポー
クｊ、１’・・・・・取付金具、２・・・・・・外筒体
、３・・・・・・迷路、４・・・・・・内筒体、５・・
・・・・支持部材、６・・・・・・操作棒、７・・・・
・・突片、８・・・・・・つまみ、９ 、ｇ／、 ９／
／、・・・・・行き止まり、１０・・・・・・連結片。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 取付金具を備え、筒内面の一端から他端側に迷路を設け
   た円筒体と、取付金具を備えた支持部材と、この支持部
   材に挿通し先端部が前記円筒体に摺動自在に挿通する操
   作棒から戒り、この操作棒の先端部に前記迷路に係合す
   る突片を設けたことを特徴とする錠。