JPS58106735A - 熱電子陰極およびその製造方法 - Google Patents

熱電子陰極およびその製造方法

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JPS58106735A
JPS58106735A JP57215376A JP21537682A JPS58106735A JP S58106735 A JPS58106735 A JP S58106735A JP 57215376 A JP57215376 A JP 57215376A JP 21537682 A JP21537682 A JP 21537682A JP S58106735 A JPS58106735 A JP S58106735A
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J9/00Apparatus or processes specially adapted for the manufacture, installation, removal, maintenance of electric discharge tubes, discharge lamps, or parts thereof; Recovery of material from discharge tubes or lamps
    • H01J9/02Manufacture of electrodes or electrode systems
    • H01J9/04Manufacture of electrodes or electrode systems of thermionic cathodes
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J1/00Details of electrodes, of magnetic control means, of screens, or of the mounting or spacing thereof, common to two or more basic types of discharge tubes or lamps
    • H01J1/02Main electrodes
    • H01J1/13Solid thermionic cathodes
    • H01J1/14Solid thermionic cathodes characterised by the material

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は下層上に堆積する高融点金属の多結晶質被覆層
を有する熱電子陰極を製造する方法に陶、″ する。
また、本発明はかかる方法によって作った熱電子陰極に
関する。
高融点金属は、例えばW r No 、 Ta 、 N
b 、 Re ’。
If 、 Ir 、 Os 、 Pt 、 Rh + 
Ru 、 Th 、 Ti 、 V sYbおよびzr
の如き高温度で溶融する金属である。
この権の方法はドイツ公開特許第1489890号明細
書に記載されている。
熱電子単分子層陰極のもつとも重要なタイプおよびその
作動については[バキューム(Vacuum )J潟9
.ページ858〜859(1966)に記載されている
。UHF管用の高電力陰極に関する間髄については、特
に従来使用されているメツシュ隨極につい又のドイツ′
参告特許第2416884号明細書に記載されている。
このドイツ公告明細書から、明らかではないけれども単
一電位陰極は、高周波管に用いた場合にすでに選択され
た放出システムが残留周辺条件を満すときにUHF管用
として理想的な陰極であると考えられる。
従来のトリウムメツシュ陰極(thoriated m
eshcathode )における放出および寄生イン
ピーダンスに関する問題を回避するために、電極の同軸
構造を有する電子管用の直接加熱単一電位陰極(uni
potentiatcathode )がドイツ公開特
許第278に960号明細書に記載されており、および
ドイツ公告特許第2888020号明細書には熱分解グ
ラフアイFの中空円筒体および放出層としての薄い金属
層からなる陰極が記載されている。
この薄い金属層は炭化タングステンおよびトリウムおよ
び酸化トリウムのそれぞれを含有させる必要がある。1
つの製造方法としては、タングステン+トリウムを熱分
解グラファイトの中空円筒体上にガス相から堆積する。
化学燕着(0VI))により作られたかかる層を以後「
OVD層」と称する。
しかしながら、熱分解グラファイトの担体およびこの上
に設ける電子放出部材を有する熱電子陰極は8つの問題
点があり、特に工業的用途として適当でない。
第一の問題としては担体および放出陰極部分の熱*@率
が異なることである◎例えば、熱分解グラファイトはa
1方向においてその層構造に対して10 =に−1の線
熱膨張率を有する。これに対してa一方向に対して直角
をなす〇一方向における熱膨張率は20〜80 X 1
0”−’に−1であり、タングステンの場合には4.5
 X 10−6に−”であり、トリウムの場合には12
 X 10−6に−1である。陰極が作動中に大きい温
度差を受ける場合には、放出陰極部分が支持基体から部
分的に分離する傾向がある。例えば、熱膨張率が基体お
よび放出陰極部分の膨張率の平均値であるとする基体と
放出陰極部分との間の結合層は2000にの普通作動温
度で結合を生じない。
第二の問題としては放出陰極部の結晶構造に炭素が拡散
する場合に、2000にの温度で適当な拡散バリヤーが
存在しないことである。熱分解グラファイト支持体およ
びトリウムタングステンの放出陰極部分を有する陰極に
おいて、異なる膨張率によって再び層分離を生ずる炭化
タングステンを形成する< W、aおよびWC)。紹三
の問題としては、例えばタングステン結晶の粒子境界に
沿っておよび放出表面へのトリウムの拡散通路に沿って
炭化トリウムを形成することである。この結果する必要
のある表面へのトリウムの拡散が中断されるために放出
電流密度が著しく減少する。このために、陰極の寿命が
短くなる。
しかしながら、一般に堆積OVD層の乏しい機械的安定
性および柱状構造は熱分解グラファイト支持体の存在し
ない自立陰極の製造を不可能にする。
例えば円筒状の巣−電位陰極の形状における任意に彎曲
した陰極は、一般に多結9品質材料においてのみ実現す
ることができる。単相陰極においておよび単分子層陰極
において、電子仕事関数はその都度表面の面のタイプに
影響される。異なる表面方向は著しく異なる電子放出を
生ずる。
従来の製造方法、例えば粉末冶金において、形成される
陰極は概して統計的に配向した微結晶を有する多結晶表
面から構成される。この結果、相当する望ましい配向(
0rientation )を有する殆んど僅かな微結
晶、および単分子層・被覆微結晶のそれぞれが着しく放
出するが、しかし大部分の微結晶は殆んど放出に貢献し
ない。
従って、例えば、単分子層被覆においてもつとも低い作
用機能を持ったかかる配向を有する微結晶の生長は放出
電流密度を無限に増大する。
優先的に配向した多結晶表面を有するこの種の陰極およ
びこの陰極を製造する方法はドイツ公開特許第1489
890号明細書に記載されている。
こ\に記載する「優先的に配向」とは殆んどすべての微
結晶表面が放出に貢献し、かつ該表面上の面に対する直
角およびこの位置における巨視的陰極表面に対する直角
が一定角内に存在するような上記面を有することを意味
する。上述するドイツ公開特許明細書に記載するように
優先的に配向した多結晶表面を作る二三の可能な手段は
、特に基体表向およびガス混合物の流源の堆積パラメー
タのある組合せを維持する気相からの化学的堆積である
。一般に、使用する基体は普通の陰極であり、この上に
多結晶層をOVD法によって堆積する。
この層はW 、 No 、 Ta 、 Nb 、 Re
 、 If 、 Ir 、 Os。
Pt 、 Rh # Ru 、 Th 、 Ti # 
V 、 Yb 、 Zrまたは炭素の如き純粋な高融点
金属で、かつ正しい好ましい配向を有するか、または高
放出材料、好ましくは稀土類金属の酸化物、ZrO# 
The 、 UO、UN zLaB  またはNdB、
からなる。
特に好ましい例では、多結晶タングステン被積層を表面
上に結晶相<111>を有する陰極上に形成する。陰極
の内部から拡散することによって、または気体から吸着
することによって陰極上に形成する単原子放出層はTh
 、 BaまたはO8からなると共に、優先配向(pr
eferentiaj 0rientation 。
が非配向タングステン上のかかる純粋材料および単分子
層の仕事関数(work functiop )より低
い仕事関数を生ずる。
しかし、上述する方法で作った陰極は一連の欠点を有す
る。1つの重要な欠点としては、例えばすべての普通の
陰極は先づ通常の粉末冶金方法によって作り、次いでこ
の陰極を優先的に配向したOVD層で被覆することであ
る。この場合被覆処理に加えて、好ましい配向を得るた
めに一連の表面処理を付加する必要がある。このために
、この陰極の製造方法は経費を要する。更に、陰極の設
計が基体の粉末冶金の製造方法によって著しく制限され
ることである。上述するドイツ公開特許第14fl19
890号明細書においては、トリウム線(thoria
ted wires )を<111>配向タングステン
で被覆し、これから再びメツシュ陰極を作ることが記載
されている。この方法ではトリウムタングステンの円筒
状単一電位陰極を作ることができない。−なぜならば、
相当する形に形成した基体陰極は、同時に直接的におよ
び効果的に加熱する場合には粉末冶金方法で作ることが
できないためである。長い作動時間および正常作動温度
(Th−(W)−陰極において2000℃)゛における
再結晶および結晶生長が優先配向の破壊を高め、この結
果放出を低下させるためである。不幸にして、この事は
時間経過により常にUHF管に必要とされる1 0,0
00時間の定格値より一層短くなる( Weissma
n 、  [uesearch on Theriii
onic gjeotronEmitting Sys
tems J vari&n Ass、 FinaJ 
Report(1966) Navy Delpart
lElent Burean Of 5hip8<5A
))。多くの場合、優先配向は陰極の活性比相において
常に破壊される。稀土類金属の酸化物またはZrO、T
hO、UOまたはUNの表面層のOVD堆積の場合にお
いては、更に単分子層陰極の特別利益、特に高い放出を
用し“)ることかできない欠点がある。この代りに、例
えば酸化物陰極の著しく小さいda−放出が得られるが
、この場合半導体酸化物層は電性キャリヤー空乏化およ
び低い負荷能力のような普通の問題を有する。硼化物を
堆積する場合には、通常金属支持体に対する接触層(境
界区域)を破壊する。上記ドイツ公開特許明細書に記載
されている方法はUHF管に最適な陰極について提案さ
れていない。
ドイツ公告特許@1029948および1087599
号明細書に記載されている多孔焼結体を有する陰極はタ
ングステンまたはモリブデンの如き高融点金属の層およ
びトリウムまたはトリウム化合物またはアルミン酸バリ
ウムの如き放出誘導材料を有する廟を交互に互いに重ね
合せて層状に構成し、放出表面の下側のタングステンま
たはモリブデンの被覆層を僅かに厚く形成し、層構造の
支持体をタングステン、モリブデンまたは炭素から形成
している。
かかる陰極の機能に対して重要なことは、多孔性である
ことおよび放出材料が表面に達しやすいことである。ま
た、層状に形成する目的は蓄積区域における放出材料の
均一分布を得るためである。
層は粗い粒状構造によって緊密に押圧する必要がある0
この陰極は担体上で粉末層を焼結することによって、ま
たは担体上に層を(物理的)蒸着することによって作ら
れている。
しかしながら、ドイツ公告特許明細書の上記陰極は種々
の衝撃による欠点を有する。この第一の欠点としては、
多孔性が放出材料の蒸発を着しく導びさ、このために明
らかではないがUHF%子管において用いる真空特性を
非常に悪くすることである。第二の欠点としては製造す
るために必要とされる全体の材料厚さが著しい加熱力を
必要とすることである。第三の欠点としては1例として
の物理的堆積は極めて薄い層を形成するから、陰極は粉
末冶金陰極製造の多くの欠点を包含する粉末冶金方法に
よって主として作られている。これらの欠点は、特に積
層形成および加圧焼結に生ずる幾何学形状を制限する。
更に、任意の形状における層に加える圧力を維持しない
ようにする必要があり、また焼結温度を放出材料が先だ
って蒸発しないように低く保つ必要があるから、多孔性
構造の機械的安定性が乏しいことである。また、史に多
くの処理工程を必要とする欠点がある。最後に、層構造
の目的は含浸または粉末混合の如き他の廉価な方法によ
って達成できるデスペンシング領域における放出材料の
均一分布を確実にすることである。この外に、層構造を
陰極の寿命中維持できないことである。上述するこれら
の陰極はすべて金属毛細管陰極(MK)−陰極であるが
、本発明の目的であるコンパクト ディスペンサー陰極
とは相違する〇 これに対して、本発明の目的はU)IFおよびマイクロ
波管に用いる単一電位陰極として適当であり、かつ最期
間の操作にわたって作動する大放出電流および安定な高
周波により自由に選択すべき幾何学形状を有する大面積
陰極の利益が得られる熱電子陰極を提供することである
〇 本発明の下層に堆積する高融点金属の多結晶被積層を有
する熱電子陰極の製造方法は a) 層の堆積中または堆積後反応の還元に伴ない気相
を介して輸送することによって所望の陰極幾何学により
形成する次に示す層構造を基体上に設け: (1)基材としての高融点金属および機械的構造安定化
のための少なくとも1種のドープ剤からなる支持層、5
゜ 争 (g)基材および電子放出材料としての高融点金属から
なる供給およびデスペンシング領域として陰極の作動中
作用する層または一連の層、(8)基材としての高融点
金属、および組織および構造安定化のための少なくとも
1種のドープ剤からなる多結晶被覆層、この場合好まし
い配向は陰極の作動中かかる被積層に維持する放出単分
子層からの仕事関数を最小にするように堆積パラメータ
を選択することによって調節する寡 b) 基体を取除き、および C) 支持層に加熱するための接続を設けることを特徴
とする。
層は、例えばOVD法、熱分解、スパッター。
真空凝縮またはプラズマ−スパッターの如き反応堆積に
よって設けるのが好ましい。
基材トシテハ、例えばW + No # Ta 、 l
Jb 、 Reおよび/またはCを用いるのが好ましく
、各層における基材の組成を同一または興にすることが
できる。
本発明の方法の特に好ましい例においては、堆積反応ニ
オけるガス捕捉部(gases taking” pa
rt )を陰極材料の化成処理(chemicaJ o
onversion )および関連する堆積のためにプ
ラズマを発生させることによって活性化する(いわゆる
、プラズマ−活性化OVD法−POVD)。
大きい電子数・黒密度を有する熱電子単分子層陰極を製
造するのに特に使用する本発明の方法において、少なく
とも高融点金属および単分子層を形成する高電子放出材
料からなる層構造は、例えば基体上に少な・くとも2成
分の気相から反応堆積による連続方法(cvD法)によ
って順次に堆積し、基体を堆積後”取除き、自立OVD
陰極を得る。円筒状単一電位陰極として構成したこの陰
極は、特に高周波および/または高電力において伝送管
(transmision tube )および増幅管
に適当である。
本発明の方法により製造する熱電子陰極の材料は、例え
ばW 、 MO、Ta # Nbおよび/またはR13
および/または炭素の如き実質的に高融点金属であり、
微結晶で機械的に安定性の支持層および基層、放出材料
に富んだ一連の層および優先的に配向した被積層から構
成され、すべての層は好ましくはOVD法により気相を
介して堆積し、基体は堆積終了後取除く。
本発明の方法において良好な機械的特性およびドープ剤
により抑制された粒子生長(graingrowth 
)を有する高融点金属の極、忰で薄い粒状支持層は、先
づ気相からの反応堆積によって適当な電子放出材料およ
び基材の一連の層を交互に堆積し、各層の成分は例えば
OVD堆積においてガス流を変化させることによって制
御する。形成被積層は粒子生長および添加物による好ま
しい配向の破壊を保護する高融点金属の優先的に配向し
た柱状層である。堆積終了後、基体およびあらかじめ形
成する基体のそれぞれを、例えば層構造から取外し、所
望特性を有する自立陰極を、例えば高放出・および長寿
命の円筒状自立・直接加熱単一電位陰極の形態で得られ
る0 基体はこれに堆積する陰極材料に対して低い結合力を有
する容易にかつ正確に形成できる材料が好ましい。基体
の除去は選択的腐食により、機械的により、真空中で例
えば真空炉内にて加熱による魚発により1または適当な
ガス雰囲気、例えば水素中でバーニング−、t 7 (
burning 、off )によりまたは基体に用い
る材料によって上述する手段の組合せにより行うことが
できる。
本発明における基体は、例えばグラファイト、特に熱分
解グラファイトまたはガラス状炭素(gjassy c
arbon )本体テアリ、コノ基体ハ機械曲加工、バ
ーニング(burning )および/または機械的−
化学的マイクロ研磨によって取除く。または、基体は銅
、鉄、モリブデンまたはこれらの金属の合金から作るこ
とができ、基体はその大部分を機械的に処理し、残留部
分を真空中で(例えば真空炉内で)または適当なガス雰
囲気(例えば水素)中で加熱による蒸発によって除去す
ることができる。
本発明の方法に用いる上記基体は層材料、すなわち、陰
極の支持部を形成する材料と出来るだけ相容性でないよ
うにする。すなわち、基体が層材料から容易に取外すこ
とができるようにする。この要件はグラファイトにより
有利に満すことができる。グラファイト、例えば多結晶
質エレクトログラファイトは機械的に作業しやすく、こ
のためにIl雑な形状を容易に形成することができる。
しかし、エレクトログラフ71イトは多孔質であるから
熱分解グラファイトの薄い層をこれから作った予備成形
体上に堆積する。この層は実質的に多孔性でなく、陰極
材料の堆積用として良好な基体を形成する。
基体から完成陰極を取外す場合には、基体本体の設計に
よって種々の手段をグラファイトに対して施すことがで
きる。陰極はグラファイト本体から熱分解グラファイト
の層軸(a−軸)の方向に剥すことによりまたは圧力を
加えることにより著しく小さい力で極めて簡単に剥すこ
とができる。
グラファイト基体および例えばタングステンから形成す
る陰極の異なる熱膨張率を用いることによって陰極の安
全な取外しを達成することができる。
加熱の際、タングステンはグラファイトより著しく膨張
するから、完成陰極は特に堆積温度以上、例えば800
°Cに加熱することによって円筒状基体本体の外面が加
熱される際に離層する。グラファイトの円筒状中空体の
内面を好ましくは500°Cに加熱する場合に、望まし
い離層が常温に冷却する極めて簡単な手段で達成できる
。例えば、近づきがたい場所においてグラファイトを除
去する他の簡単な方法はバーニング−オフすることであ
る。特に純粋でかつ均一な表面はマイクロ研磨によって
得られる。
また、銅またはニッケルの基体本体は作業および取外し
やすくなる。銅基体は、最初に例えば機械作用によりグ
ラファイト部分から機械的に取除く。銅残留部分は真空
炉中で1800〜1900°Cで蒸発させることによっ
て除去することができ、またニッケル基体の場合には選
択的腐食またはマイクロ研磨により取除くことができる
。特に使用できるニッケルに対する腐食剤としては、6
88:1容量部の混合割合のHNO3,H,OおよびH
2O。
の混合物または220gのOs (NH4)g (NO
3)6および110gLtのHNO3をltの一’H,
Oに溶解した水溶液を用いることができる。鋼基体は2
00gのFee/8ヲ11のH,0に溶解した溶液中5
0゛cの操作温度で離層することができる。モリブデン
基体ハHNO,、HOIおよびH,Oの等容皺部を含有
する沸騰溶液中に浸漬することによって腐食除去するの
が好ましい。
本発明の方法によって作った熱電子陰極は自立性で、平
坦に形成し、50〜500μm、好ましくは100〜1
50μmの厚さを有する。また、これより厚い厚さをい
かなる問題なく達成することができる。
薄い自立陰極を高融点脆性金属から気相からの反応堆積
によって作ることができるために、OVD法を変形する
のが望ましい。実際上、普通の堆積においては機械的安
定性および熱安定性が低く、かつ操作条件下で微結晶生
長が著しい柱状構造を形成する。このために、支持層、
すなわち陰極支持基体を作る場合には、変形OVD法は
大きい加工熱負荷安定性(thermomechani
caz zoaa −abijitiea )を有する
極めて細い粒子構造を形成するのに好ましい。
常温への基体冷却は繰返して(3VD層生長の中断を繰
返し、再び加熱して核形成を再開始することによって僅
かな時間を消螢し、また800〜700℃の範囲の基体
温度を周期的に変化させる。
例えば、タングステンから得られる順次異なる層の特性
は連続堆積材料と比較して著しく優れている。二三の場
合、例えば「冷壁」被覆における基体の直接抵抗加熱に
おいて、また反応混合物の組成、特に基体を冷却する反
応の部分を周期的に変えることができる。WF6+ H
,からのタングステンをOVD堆積する場合には、例え
ば水素ガス流を変化させる。
極めて薄い微結晶生長を抑制する中間層を堆積すること
によって構造の安定性を可能にする。1例としてタング
ステンを作用する場合、気相からのタングステンの堆積
をWF6+H,ガス流の開閉によって繰返し中断する。
この代りに、例えば飽和器からの有機金属トリウム化合
物を含むキャリヤーガスを導入し1例えばTh0g中間
層を堆積する。
極めて高い飽和器温度で炭素を堆積することによって、
同じ効果が中間層に得られる。タングステン層の厚さは
1μmの程度であり、トリウム−および炭素−含有中間
層は非常に薄い(約0.2μm)。
あるいは、また基材を層材料の結晶格子において小さい
固溶解度を有しないドープ剤と一緒に堆積することがで
きる。例えば、層を形成する場合にタングステンを2%
ThOと共に堆積する。気相からのこの唯一において(
多成分−0VD法)、層材料中に混合物の極めて好まし
い均一分布が得られる。この結果、一方において層材料
の最大引張り強さが着しく高められ、例えば2%The
、でドープしたタングステンの場合には約2倍に増大す
る。他方において、かかる混合物は操作温度で層材料に
おける結晶生長が抑制され、この結果結晶構造の安定性
、特に約1μmおよびこれ以下の粒度および長期間にわ
たる陰極作動における好ましい配向が生ずる(かかる混
合物の結果として、本発明の陰極は普通より高められた
温度および高められた放出レベルで10 時間の寿命が
得られる)0 械的負荷能力が純粋OVD材料のそれの約8倍になる。
基材に殆んど溶解しないドープ剤はOVDごとに層の高
周波シリーズによって同時にまたは交互に細かく分散し
て堆積するから、過剰の種生長が繰返し中断される。特
に、外来材料を含むこれらのドープ剤のために通常の操
作温度での粒子生長は著しく抑制され、このために機械
的安定性が長時間にわたって確立される。
上述するようにThe、をタングステンに混合した混合
物のほかに、基材として例えばWの安定性がタングステ
ンにおいて小さい固溶解度を有する少なくとも他の材料
(例えばスカン、ジウム、イツトリウム)によって得る
ことができ、その融点は2000に以上である。これら
の材料には特にzr 、 zro  、Ru # UO
s ’3C2OBおよびy、o、を包2 含し、またこれらの材料は層材料と同時に気相から有利
に堆積することができる。
同様に、非可溶性の材料成分を細い混合物に交互にまた
は同時に堆積する他の高融点基材に適用する。
支持層の構造安定化は、一般に放出材料と同じにしない
小皺の混合物によって得ることができる。
陰極寿命を長くし、かつ放出を高めるために、放出材料
の大きいドープ濃度を含有する特別の層を必要とする。
このために、放出材料の大きいドープ濃度の蓄積および
ディスペンサ一層を構造安定化ベースに設ける。このデ
ィスペンサー領域は層の高周波シリーズから構成するの
が有利であり、放出材料の層を基材の層と交互に堆積し
、この場合にかかる層を(3VDキヤリヤ一層に機械的
に十分に安定で、かつ結合しやすくし、同時にディスペ
ンサー領域において好ましくは10〜20重it%の大
きい平均放出濃度を有するようにする。
本発明におけるかかる一連の層はパラメータの時間、特
に反応におけるガス捕捉部の装置及び/または基体温度
を変化させて気相から反応堆積により形成することがで
きる。
OVDパラメータの一時的変化は、好ましくは周期的に
、特に放出材料を堆積する最適パラメータと基材の(3
VDの最適パラメータとの間で交互に生ずる。一般にガ
ス流激に応じて変化させるが、二三の場合にはまた基体
温度を高めまたは低くするように修正する必要がある〇 電子放出材料はスカンジウム族(Sc 、 Y 、 L
a +ムC,ランタニド、アクチニド)から選択するの
が好ましく、金属、酸化物または硼化物および/または
炭化物の状態で気相からの好ましくはW。
MO、Nb 、 Ta 、 Reの如き基材と共に堆積
する。
本発明においては、特に次に示す材料の組合せ:Tl1
hO,十W 、 Tいho、 + Nb 、 ThB、
 + Re 。
Y7’Y@0g + Taが放出材料十基材として作用
し、また放出材料としてsc、o、 s YBOBまた
はLa、O,が基材としてのモリブデンまたはタングス
テンと共同して堆積する。好ましい組合せはOe 、 
amおよびBuの酸化物とタングステンまたはモリブデ
ンである。ThB、は、例えばアルゴンをキャリヤーガ
スとして使用し800℃、またはこれ以上の基体温度で
構造安定化タングステン支持体下層上のレニウム層上で
Th(BH,)4を熱分解することによって得るのが好
ましい。□ 放出材料を酸化物状態で堆積する場合には、更に陰極特
性の改良を得ることができ、この場合原子状態でエミッ
ターから解放される活性剤成分、好ましくは硼素または
炭素および拡散増強成分をOVD法で堆積する。放出材
料についての拡散を促進または増強する成分としてはP
t e Os * Ru 。
Rh 、 Re 、 IrまたはPdを0.1〜1重緻
%の濃度で使用するのが好ましい。
本発明の陰極の製造においては200〜600℃の温度
を用いるのが好ましい。特に、次に示す揮発性出発化合
物をNo 、 W 、 Re 、 Pt金属、稀土類金
属、トリウムおよびアクチニドを堆積するのに用いるこ
とができる: 1、金属ハロゲン化物蓼還元剤としてH3を有する弗化
物が好ましい。金属MO、W 、 Reは400〜14
00℃、好ましくは500〜800℃、特に好ましくは
500〜600℃の温度で堆積する。
2、金属カルボニルM(00)n + 00基の1部を
H。
ハロゲ:/ # No 、 PF8で置換する。Mo 
、 W 、 Reおよびpt金金属800〜600℃の
温度で堆゛稙する。
8金属トリフルオ四ホスフアン M(PFa )n +
 弗IIをH、Ot* Brp J sアルキルおよび
アリールで全部または1部分置換し、PF8基をCo 
、 H。
C1、Br 、 J 、 Co = No テ置換t 
ルo コノ基ハ金属カルボニルと物理的および化学的に
類似する。MO* W # Reおよびpt金金属堆積
は200〜600℃の温度で行うことができる。
4、メタロセン M(06H5)ntこれらは金属有機
サンドウィッチ化合物に属する。(0,H5)基はH。
ハロゲン、 Co 、 No 、 PF、およびPR,
で部分的に置換できる。MO* W s Pt金属は熱
分解により堆積できる。H8を反応成分とする場合には
、反応温度を著しく低くする。
5、金属−β−ジケトネート8アセチルアセトネー) 
M(aa)nおよびLLI −)リフルオロアセチルア
セトネー) M(tfa)nおよび1,1.1,5,5
.5−へキサフルオロア七チルアセトネー) M(hf
a)n二これらの化合物から白金族の金属、およびSc
、o8およびY、08を含むランタニドの酸化物および
Thegを含むアクチニドの酸化物を堆積する。
堆積温度はアセチルアセトネートの場合には400〜6
00℃および弗素化アセチルアセトネートの場合には2
r10℃である。
6、金属アルフレート M(OR)n: 80,0. 
# Y、O,およびThe、を含むランタニドおよびア
クチニドの酸化物の堆積は400〜600℃の温度で行
うことができる。またこれらの酸化物は、例えばMgA
j、O,の場合と同様に堆積することができる。
タングステン、トリウムおよびThe、のそれぞれはW
F、 + H,およびTh−ジケトネート、特にTh−
アセチルアセトネート、好ましくはTh−)リフルオリ
アセチルアセトネートまたはTh−ヘキサフルオルアセ
チルア七トネートから、またはTh−へブタフルオロジ
メチル−オクタジオンまたはTh−ジピバロイルメタン
から反応堆積により気相から400〜650℃の温度で
交互にまたは同時に生長するのが好ましく、金属有機T
h出発材料は飽和器に粉末状態で在存させ、この飽和器
は関連する融点以下の温度に加熱し、これに不活性ガス
、特にアルゴンをキャリヤーガスとして流す。
一般に、ディスペンシング領域の層構造を構成し、基材
の層厚さを約i〜10μmおよび放出材料の層厚さを約
0.1〜1μmにする。本発明の方法の好適例において
は、一連の層の状態の放出材料を含むディスペンシング
領域をao〜800μm。
特に100μm厚さを有する構造安定化ドープドOVD
キャリヤ一層上にCVD法により設け、電子放出材料あ
るいは安定化ドープ剤の小皺混合物を含む高融点金属の
層を高濃度の電子放出材料を有するかかる層と交互に堆
積し、この層を値かに薄くシ、層間隔を粒度の程度にす
る。特に、個々の層の厚さは5重量%までの放出材料濃
度の場合には0.5〜10 μmとし、5〜fiO重J
l1%ノ放出材料濃度の場合には0.1〜2μmとする
。放出材料の平均濃度は15〜20重ll11%が好ま
しい。
次に、優先的に配向した被一層を放出を増大にする供給
領域に設ける。この被覆層はエミッター単分子−被覆層
についての仕事関数がエミッター−ベース組合せの仕事
関数より低くなるように選択するベースと同じ材料また
は異なる材料からなるようにできる。一般に、被覆層は
エミッター被膜と被覆層との間に高い双極子モーメント
を介して相当する仕事関数を減少する大きい仕事関数を
有する金属から構成する。電子−正エミッター皮膜は材
料に影響されるばかりか、その微結晶表面配向に影響を
受ける。更に、かかる下側双極子フィールドを強くし放
出を増大する手段を非組織表2面の代りに適当に配向し
た多結晶表向層に設ける。
好ましい配向は良く配向した表面上に任意に気相から堆
積することによって得ることができる。タングステン上
のトリウム単分子層の場合には、<111>はタングス
テンに対して正しい優先配向である@しかし、設けられ
た表面層は他の条件を満す必要がある。1つの重要な条
件は極めて細い結晶にすることである。この事は次のよ
うにして生成することができる。
多くの普通の放出材料は被覆層を有する陰極(ベース)
の支持基フレームを構成する高融点材料において小さい
溶解度を有しており、内部から陰極表面にわたる放出材
料の拡散が粒子境界(grain boundarie
s )に沿って生ずる。蒸発から生ずる放出材料の損失
を補償する表面へのディスペンシングを確実にするため
に、およびかかるディスペンシングにより十分な表面被
覆を確実にするために1表面積当りの粒子境界数をあま
り小さくしないようにし、表面に沿う拡散通路をあまり
長くしないようにする。
一般に、この条件は適度に高い操作温度で普通の陰極に
よって達成される。しかし、一般に高い放出を含む高温
一度では、放出材料の放散が表面拡散に比較して著しく
増加し、この′ために十分な単分子層被覆がもはや得ら
れなくなる。放出の減少は平均粒径に臨界的に影響し、
平均粒度が小さくなるに伴って高くなる。Th−(W)
陰極の場合、匁1μmの平均タングステン粒径は使用温
度範囲を〉2400Kまで増大することを意味する。こ
の小さい安定粒度はCVD法によって、パラメータを正
しく選択することによって作ることができる。また、勿
論かかる表面構造は長い熱負荷に対して安定に維持する
他の条件を満すことができる。
例えば、陰極の作動中粒度が再結晶によりあまりに大き
くなる場合には、この事は最終的に放出電流を減少させ
、このために単原子被覆の劣化により寿命を短くする。
また、同じ安定性の条件を組織に適用し、すなわち、表
面における調節された優先配向を維持する必要がある。
かかる再結晶は気相から同時に堆積する被覆層材料の結
晶格子に溶解しない物質を添加することによる支持層の
機械的安定化に類似して防止する。
被覆層または基材としてタングステンを用いる場合には
、Th、ThO、Zr、ZrO,、UO,、Y。
Sc 、 Y、O,、So、08およびRuでのドープ
剤がWにおいて小さい固溶解度のため(適当である。
2000にの作動温度を推定する場合(すなわち、ドー
プ剤の融点を高くする必要がある)および簡単な取扱が
要求される場合、The、 、 ZrO,、Y、08゜
So、O,およびRuを好ましいCVDドープ剤として
残留する。特に、Th 、 Yま、たはSCがエミッタ
−単分子層を形成する場合には、またドープ剤を放出材
料と同じにすることができる。
同時に、微結晶生長を防止すると、ドープ剤を施さない
構造の安定化が多くの場合において陰極の活性比相にお
いて破壊される。純粋材料の場合、高作動温度での組織
の破壊は優先的配向の大部分が犠牲になって大部分の微
結晶が著しく生長することによって生じ、また微結晶生
長が非配向ペースから出発する。
これにより、普通の陰極より高い放出を同時に意味する
優先的に配向した被覆層を有する陰極を作ることができ
、この陰極はまた著しく長い寿命を有する。
このために1本発明によるOVD法によって製造された
かかる陰極の異なる部分(層)は巣なる要件を満す必要
があり、この結果これらの要件に従って構成する必要が
ある。。多くの場合、基体上に容易に除去しうる分離中
間層を付加的に設けるのが好ましい。極めて細く粒状化
するドープ基層は熱負荷の下で陰極構造の機械的安定化
のために作用し、基体の存在しない自立OVD構造を形
成することができる。最後に、ディスペンシング部にお
いて、特に放出材料の蓄積が大きくなる。この領域にお
ける機械的特性および粒度構造は、放出材料の高いドー
プ濃度を約10〜80重量%に有利に達成する限り臨界
的でない。
これに対して優先的に配向した被覆層は表面双極子層か
ら極めて小さい電子仕事関数および更にその微結晶構造
によって単原子エミッター皮膜を有する良好な被覆を達
成する。更に、小さい(分)不溶性ドープ剤のために組
織安定化される。  ゛また、基体の外面の被覆の外に
適当な中空体の内部被覆を行うことができる。次に、層
を逆の順(1nvertad 5equence )に
設けることができ、すなわち、先づ優先的に配向した被
覆層を堆積し、る。
本発明の熱電子陰極は大きい面積および高い放出電流、
安定な高周波作動および自由に選定できる幾何学形状を
有し、かつ長い寿命を有する利点を有する。しかも、ま
たメツシュ陰極の場合のように時間を消費する手作業工
程がなく、低い製造コストで自動的に多盪生産すること
ができる。
OVD法を用いることによって、既知の高融点で、かつ
極めて取扱い難い陰極材料、例えば高価で取扱い麺いタ
ングステンの機械加工を回避すると共に、殆んど任意の
層構造を作るこ・とができる。
特に、本発明においては一つの連続プロセス状態におけ
る反応堆積によってすべての材料層を有する全陰極を製
造できる利点を有する。
本発明の他の例では、層構造を設け、このために上述す
る8層(1)、(2)および(8)を同一にする。これ
により、1つの単一層は層(1)。
(2)および(8)の機能を果す。この単一層は適当な
組織、高いエミッターおよび高いドープ濃度を有すると
同時に、最終的に分散したドープ剤により熱負荷の下で
組織的に安定化され、マイクロ構造的に安定化され、か
つ機械的に安定化される。
本発明の方法により製造した陰極は長い寿命、高い放出
濃度および高い機械的安定性の特性を有する。
次に本発明の例を添付図面により説明する。
例  1 第1図に示す堆積装置は気相から物質を堆積するのに適
した反応堆積チャンバーの内部に取付ける。この堆積装
置は一般に知られており、それぞれのマスフロー調節器
、反応チャンバーおよび排出システムを具えたガス供給
システムから構成さレテいる。基体として作用する熱分
解グラファイト情中空円筒体1は内径12m 、長さ9
5■および壁厚約200μ雪を有しており、この円筒体
1はその全長をタングステン線の加熱コイル8で包囲し
、熱分解材料製のカバープレート2の端部で保持した。
基体1の熱分解グラファイトは内面、すなわち、結晶C
−軸線に円筒体表面の面に対して直角の方向に平行に積
層した。また、グラファイト円筒体1の加熱は円筒体に
電流を直接に通して行った。
□ OVD法において、陰極番は基体lの円筒体内向上に陰
極の層を順次に生長させて形成した。すなわち陰極の最
終表面層を最初に堆積し、後で陰極の最終内部支持層を
堆積した◇ 上記例において、円筒体基体lを550〜600°Cの
温度に加熱し、反応ガスを約50ミリバールの圧力で供
給した。
第2図は中空円筒体基体1の断面で、陰極の生長層を示
している。基体表面に対しく111>方向に好ましい配
向を有する微結晶(粒度lμ票およびこれ以下)W層7
を結晶フレームを安定化するために1%The、でドー
プし、基体上に堆積させた(厚さ5μm)。このために
WF、を8θ〜50cj/分の流量で、H8を400〜
500cj/分の流量でおよびトリウム−アセチルアセ
トネート飽和器rを100c11/分で混合物として基
体上に約8〜5分間通した。水素は金属化合物に対する
還元ガスとして作用させた。トリウム−アセチルアセト
ネートは160°Cの温度に保つ飽和容器中で粉末状で
あり、これにムrをキャリヤーガスとして通した。反応
ガスは約180°Cの温度に加熱した混合チャンバーで
混合し、ノズルを通して基体表面上に通した。
160°Cの飽和器の温度は正確に維持した。なぜなら
ば、+150°C以下ではTh(AOAO)、蒸気圧は
被筒するために余りに小さくおよび+170°Cではか
かる化合物の早期分解が飽和器に生じたためである。陰
極の優先的に配向した外層の生長後、電子放出材料に富
んだディスペンサ一層6を堆積した。このために、WF
  を約15c++!/分、H2を150cj/分およ
びアルゴンを約85cd/分の流量に調節した。場合に
おいては、約20%The。
の混合物を有するW層はCO8の如き酸化ガスで形成で
きる。約100分の堆積時間後、層は約40μ亀の厚さ
になった。普通のトリウムタングステン陰極における4
炭は必要ではなくなった。なぜならば炭素がThe、o
H,,08から十分に堆積したためである。ディスペン
サ一部の堆m &i Th(The、 )層およびW層
を交互に堆積させた。この場合、特にWF、の流量を1
0〜60cd/分にお上びArのft*を85〜80%
clIl/分に変えた。一般にH8の流量はWF、の1
0倍にし、W層は1分間でおよUTh層は約5分間でそ
れぞれ約4μ粛および1μm、の厚さを有していた。次
に、陰極支持部5を約50〜100μ冒の厚さで形成し
た。このために初めの流量を500°Cの温度で調節し
、またディスペンサー領域の順次層のパラメータを高速
度で切替え、Wについての持続時間を20秒とし、Th
について約1分にした。次いで上層として約10μ亀の
純粋W層を付加的に堆積した。
種々のパラメータ調整はすみやかに切替えて行うために
、一般にガス流調節器のコンピュータ制御を使用するの
が望ましい。
また、特に、グラファイト管内に均一厚さの層を得るた
めに、すべての流量な高周波調節するのが有利である。
これらの堆積処理後、基体および陰極を徐々に常温に冷
却した。2種類の材料の異なる熱膨張によりおよびタン
グステンの熱分解グラファイトの弱い結合のために、ト
リウムタングステン陰極番は500℃以上に冷却した際
に中空円筒体基体lより約10μ票直径が収縮し、陰極
が中空円筒体基体から分離した。間1i110の形成に
よってトリラムタングステン陰極はいかなる困難を生ず
ることなく円筒体基体から引出すことができた。基体の
円筒体内面は極めて平滑な均一表面を有する熱分解グラ
ファイトからなり、完成陰極の外部表面は後研磨処理を
施さずに堆積層における不規則性による影響を受けない
優れた表面の品質を有していた。
完成管状陰極本体を櫨々の短い片に、例えばレーザビー
ムでその長軸に対して垂直に切断して形成した。これら
の各片は管の陰極を形成する。
例  2 第8a図は平面陰極の層構造の断面を示しており、また
この図は円筒状陰極の円筒表面と同様である。上層7は
約1〜2μ霧の平均粒度を有する<111>優先的に配
向した多結晶W層である。
この層は約10μ電の厚さを有し、約1%の細く分散し
たThe、でドープした。この層7の下側には約50μ
層厚さのディスペンサー領域6を設け、この領域6は1
%トリウムタングステンを有する2μ讃厚さの個々の層
9および約20−40%(原子) The、および同程
度に高められた炭素を有するOJμ富厚さの中間層8か
らなる。この高連続層構造は安定化および1−2μ説の
粒度を保持する作用をする。
ディスペンサー領域6および支持部5はペースBを形成
する。上記中間層以外は、一般に1%のThe、を有す
るWからなる。1 % Thesの代りに1 % Zr
Oまたは1%sc、O,を熱負荷のために機械的および
構造的安定化のために用いた。すべての層5〜9はMO
またはグラファイトの基体上に気相から堆積して作った
。被着後、基体を除去した。第8b図は第8a図の層構
造の完成状態として陰極断面のThe、−およびC濃度
のプロフィルを示している。第4図はOVD堆積の開始
後、時間の関数として上記陰極構造を形成するのに必要
な変化、すなわちWF6−およびムr−流量φ、11お
よび12の変化状態を示している。lrはトリウムアセ
チルアセトネートTh(0,H,O,)、に対するキャ
リヤー、ガス左して用い、このガスは160 ’Cの温
度に加熱する飽和器を通した後飽和した。反応器には他
のガスとしてHlを流し、この流量はWF。
および観測窓に対するフラッシュガスとじ゛て用いるN
、の流量の約10倍にした。基体温度は観測窓を貫通す
る放射温度計を介して測定し、約500”Cの温度で一
定に維持した。反応器の平均圧力は10〜100ミリバ
ール、好ましくは40ミリバールの範囲にした。反応器
自体的180 ’Cの温度を有していた。弗素化トリウ
ムアセチルアセトネ−) ハTh(0,H,O,)、 
J:す’rh−c v D ニ対しテ最適であった。大
きい蒸気圧の他の有機金属化合物としては、例えばTh
−ジピバロイルメタンまたはTh−へブタフルオ!ジメ
チルオクタンジオンが適当であった。放出材料としてT
hesは稀土類金属、好ましくはOeO,、sm、O,
、Eu、O,m Y、O,で着しく変化させないで置換
することができ、また機械的−熱的安定化のためのWの
ドープ剤としてThe、またはSC,O,につぃてzr
ogを用いることができる。
例  8 例1に記載する装置において、先ず約2μ寓厚さの純粋
タングステン層15を500℃および冷反応器(流量Q
(ムr)−o )で第5図に示すように基体1上に1分
間堆積し、すべての他のプロセスパラメータは例1の層
5におけると同様にした。次いでWF、流を止め、基体
温度をsoo”cに調節した。約60cj/分の流量の
ReF、および600cj/分の流量のH8のガス混合
物を基体上に通し、5μ諷厚さのRe層7を次の反応式
によ1す8分間にわたり通常の優先配向で堆積した。
ReF、十8H,→R6+6HF Re堆檀は、2分後かかるガスの供給を完全に遮断する
まで、ReF、およびHlのガス流を徐々に減少させな
がら止めた。ガス供給を除々に減少すると同時に基体温
度を400°Cに調節し、Th(BH,)4をキャリヤ
ーガスとしてのムrによって基体に輸送した。ムr流量
は約90d1分にした。’rh(BH,)。
を飽和器内に粉末状態で入れ、約190℃に加熱した。
堆積中の反応器温度は200〜210℃にした。熱分解
により80μ雪厚さのThB、層6を約40分間におい
てRe層7上に堆積した。しかる後400〜800″C
の基体温度およびReF、に対して60cj/分の流量
、Th(BH4)*キャリャーガxムrニ対シて90e
+J/分の流量およびHlに対して90〜600cj/
分の流量を連続的に変化させ、ReおよびThB4の転
移層14を5〜1o分間に5μ罵の厚さに生長させた。
次いで、Th(BH4)4キヤリヤーガスの供給を止め
、loμ翼の厚さのRe層18を層7についてのプロセ
スパラメータで6分間にわたり堆積した。終了後、1%
The、でドープした100μ濶厚さのタングステン層
5を層5について例1に記載したプロセスパラメータ夕
を用いaoo’cの基体温度で♀5分間にわたり堆積し
た。
この層5は陰極の支持層を構成する。
被覆完成後、基体および陰極を常温に除々に冷却し、全
陳極は基体1から収縮緩和し、間隙16が例1に記載す
るように形成した。
第6図はこの例による完成陰極を示している。
OVD装置で形成した円筒状陰極体4を長軸に対して垂
直なレーザビームによって数個の片にカットした。これ
らの片4の1つのエツジ17上にり・ングステンまたは
モリブデンの同じ直径の円盤18をスポット溶接で取付
けた。この円盤18はタングステンまたはモリブデンか
ら形成し、フィラメント電流の供給として作用し、かつ
中心に設けるピン19がら構成し、このためにその長軸
は円筒体軸と一致する。円盤18から離れた円筒体表面
部のエツジ2o(接触区域)上には、再びフィラメント
電流を流す(drainaa )。最後に、陰極を0.
1j HO+10g7 x o シアン化カリウA+1
0σ水酸化カリウムの溶液中で約80秒間腐食し、この
結果タングステンの一番外側の層15を除去した。必要
に応じて、また(優、先約配向した) 16層7を除去
した。陰極の゛作動中、Thの実質的に単原子の電子放
出層を露出ThB、層の表面上に(またはRe層上に)
 Thの拡散によって形成した。
例  4 本発明の方法の讐の例を第7お、−よび8FI!Jにつ
いて説明する。基体をニッケルの中空円筒体21で形成
し、この円筒体は流れの方向に向って閉鎖し、中央の電
流供給ピンおよび電流ドレイン(current dr
ain )を介し、かつ円筒体表面を通って加熱するか
、またはWコイル22を介して電気的に間接的に加熱す
る。円筒状陰極体4はその外面上に堆積する。t7s1
層5として1%The、でドープしたタングステンを例
1の内層5と同様にして形成し、基体上に80μ寓厚さ
の層を600℃。
20分間で形成した。同様に16F、の供給を開始し、
この流量を2分後ReF 、が予じめWF6と同量に供
給されるまでWF6の流量が減少すると同じ割合に高め
、同時に基体温度を600〜SOO℃に高め、Th(0
5H,0,)、で飽和したArキーY!j−Y−4スの
供給を中断した。
10μm厚さの純粋Re層を最終パラメータを設定して
6分間において生長した。次いで、基体温度を2分間に
おいて400°Cに下け、同時にReF、およびH2の
供給を徐々に0に減少させ、同時にTh(BH,)4で
飽和したムrキャリヤーガスの供給を0から90cd1
分の流量に増加させ、この結果ThB、の堆積を開始し
た。Th(BH,)、で飽和したムrの供給を40分間
にわたり継続して、80μm・厚さ+7) ThB4層
6を生長させた。一連の層の形成の終了した際に、純粋
Reの堆積をRe層18とTfiB。
層6との間に接続を形成する場合における時間を正確に
逆にして再び開始し、次いで5μ粛厚さの16層7をT
h84層6上に8分間にわたり堆積させた。次いで、基
体21を選択腐食により陰極4から取除き、最終堆積R
e層7はThB4層6を腐食溶液による作用から保護し
た。特にニッケルに対する腐食剤としては6:8:1容
量部の混合比のINO,、、JIIjlOおよびH80
,の混合物または220ノのoe (NH3)、 (N
o、 )、および110 ml (D)INO,を11
のH,Oに溶解した水溶液を用いた。次いで、陽極体の
接触および必要に応じ16層7の除去を例2に記載する
ように行った。中央導体19およびドレイン20を介し
て陰極基体を直接加熱する場合にはHlのみを陰極の下
から腐食除、去する。陰極は、例えばMO供給ビンおよ
び腐食処理中腐食に耐えつるMOカバープレートを用い
て挿入することができる。上述するように処理して正し
く優先的配向が与えられ、Re層を陰極表面に残留させ
た。
例  5 本例においては層7を全陰極体上に延在する以外は、配
置を例1と同様にした。基体1を650°Cの温度に加
熱し、反応チャンバー内の全圧を50トルにした。顕微
鏡組織安定化のために2%Thegでドープした基1体
表面に対して<111>に優先配向した細く粒状化した
W層を150μm厚さになるまでPy〇−円筒体の内側
に気相から反応堆積した。供給ガスに対する相当する流
量は、wy6の場合20cd/分、H2の場合150c
J/分、  およびTh−ジカトネート(Th −Di
catonate )例えばTh(fod)4で飽和し
たAr ノ場合100 ctl/分とし、飽和器を有機
金属化合物の融点以下の温度に維持した。この例におい
て、ドープ剤としてThe、は放出材料として作用し、
同時に陰極の顕微鏡組織および機械的安定化を確実にし
た。
また、本発明は上述する。独自の利点を有する陰極を提
供し、順次に形成する層はパラメータを変化させること
により形成でき、また本発明の陰極は堆積後幕体から取
除くことによってメツシュ陰・極における孔の存在しな
い連続する大表面を有する自立状に形成した単一電位陰
極であって、従来におけるように基体との相互作用を回
避することができた。自立構造は、特に構造安定化(5
tructure−stab土lizing ) (不
溶性)添加剤を同時に堆積することにより得ることがで
き、またこの添加剤は優先的に配向した被覆層の組織安
定化を生成し、かつ正確に調節された好ましい配向によ
り高い電子放出を長い作動時間にわたって達成すること
ができる。
特にディスペンシングおよび蓄積領域における放出材料
の高いドープ剤濃度は、任意の基体形状について粉末冶
金法で実現できなかった高放出および長寿命に貢献し、
この外に出来る限り微細である1μ説またはこれ以下の
平均粒径を有する被覆層の結晶構造(crystall
ine 5tructure )は表面に対する粒子境
界拡散により放出材料の良好なディスペンシングが得ら
れ、高い温度での良好な単原子表面被覆および低い脱着
速度を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の陰極を製造するのに用いる堆積装置の
縦断面図、 !@2図は例1で形成した陰極を有する第1図の堆積装
置の断面図、 第8a図は例2により形成したTh+W−(3VD陰極
の断面図、 第3b図は第3a図の層構造の完成状態の陰極断面のT
he!l−およびC−濃度プロフィルを示す線図、 #!1図は第8a図に示す陰極構造を得るWF、−およ
びlr−ガス流量の時間に対する変化を示す曲線1為 第5図は例aで形成した陰極を有する第1図の装置の断
面図、 ′a6図は例8で形成した内部導体および直接加熱のだ
−めの環状接触を有する完成陰極を示す斜視図1 第7図は外側上に被覆した例4で形成した陰極基体の縦
断面図、および 第8図は第7図に示す基体の1部を拡大して示した説明
用線図である。 1.21・・・円筒体基体 2・・・カバープレート8
・・・加熱コイル 4・・・陰極(または陰極体) 5〜9・・・層      10,16・・・間隙17
・・・エツジ     18・・・円盤19・・・中央
電流供給ピン(中央導体)20・・・ドレイン    
22・・・コイル。 特許出願人  エヌ・ぺ−・フィリップス・フルーイラ
ンペン7アプリケン

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 t 下層に堆積する高融点金属の多結晶被覆層を有する
    熱電子陰極において、 (1)  基材としての高融点金属および機械的構造安
    定化のための少なくとも1種のドープ剤からなる支持層
    、 (2)電子放出材料に対するディスペンサー領域として
    陰極の作動中作用し、基材としての高融点金属および電
    子放出材料の供給からなる層または一連の層、および (8)  基材としての高融点金属および組織−および
    構造−安定化のための少なくとも1種のドープ剤からな
    り、被覆層におけるエミッター単分子層の仕事関数を最
    小になるように配向した多結晶被覆層または優先的に配
    向した多結晶被覆層から構成したことを特徴とする熱電
    子陰極。 息 下層に堆積する高融点金属の多結晶被覆層を有する
    熱電子陰極を製造する方法において、a)層の堆積中ま
    たは堆積後反応の還元に伴ない気相を介して輸送するこ
    とによって所望の陰極幾何学により形成する次に示す層
    構造を基体上に設け: (1)基材としての高融点金属および機械的構造安定化
    のための少なくとも1種のドープ剤からなる支持層、 (2)基材および電子放出材料としての高融点金属から
    なるディスペンサーおよび供給領域として陰極の作動中
    作用する一層または一連の層、 (8)基材としての高融点金属、および組織および構造
    安定化のための少なくとも1種のドープ剤からなる多結
    晶被覆層または好ましく配向′した多結晶被覆層、この
    場合好ましい配向は陰極の作動中かかる被覆層に維持す
    る放出分子層からの仕事間数を最小にするように堆積パ
    ラメータを選択するように調節する書 b)基体を取除き、および C)支持層に加熱するための接続を設けることを特徴と
    する熱電子陰極の製造方法& 層をCIVD法、熱分解
    、スパッター、真空凝縮またはプラズマ・スパッターの
    反応堆積により設ける特許請求の範囲第8項記載の熱電
    子陰極の製造方法。 4  W * Mo lTa r Nb 、 Reおよ
    び/または0を基材として用い、各層における基材の成
    分を同一にまたは異にする特許請求の範囲第8または8
    項記載の熱電子陰極の製造方法。 五 堆積反応におけるガス捕捉部を陰極材−の化成処理
    および関連する堆積のためにプラズマを発生させること
    により活性化する特許請求の範囲第S、Sまたは4項記
    載の熱電子陰極の製造方法。 a 軽量で正確に形成しうる材料の形成体を基体として
    用い、この材料は該基体に堆積する材料に対して結合力
    が乏しく、容易に分離できるようにする特許請求の範囲
    第3項記載“°の熱電子陰極の製造方法O t 基体を選択的腐食、機械的によって、真空中でまた
    は適当なガス雰囲気中での加熱により蒸発することによ
    って、バーニング−オフすることによって、またはこれ
    らの手段の組合せによって除去する特許請求の範囲第S
    〜6項のいずれか一つの項記載の熱電子陰極の製造方法
    。 & グラファイト、特に熱分解グラファイトまたはガラ
    ス状炭素の成形体を基体として用い、これを機械的処理
    、バーニング−オフおよび/または機械的−化学的マイ
    クロ研磨によって除去する特許請求の範囲第6またはマ
    項記載の熱電子陰極の製造方法。 甑 銅、ニッケル、鉄、モリブデンまたは大部分のこれ
    らの金属からなる合金の成形体を基体として用い、これ
    を選択的腐食によって、または大部分を機械的に行い、
    残部を真空中でまたは適当なガス雰囲気中での加熱によ
    り蒸発することによって除去する特許請求の範囲第6ま
    たは1項記載の熱電子陰極の製造方法。 la  熱分解グラファイトの層で被覆したエレクトロ
    グラファイト成形体を基体とし不用いる特許請求の範囲
    第6項記載の熱電子陰極の製造方法。 IL  支持層の形成において、基体を常温に冷却し、
    再び加熱して核形成を再び開始することによって、また
    は基体の温度を800〜700℃の範囲で周期的に変化
    させることによってOVD層生長を繰返し中断させる特
    許請求の範囲第S〜6項のいずれか一つの項記載の熱電
    子陰極の製造方法。 IL  支持層の形成において極めて薄い微結晶生長抑
    制中間層を堆積する特許請求の範囲第2〜b項のいずれ
    か一つの項記載の熱電子陰極の製造方法。 1& 支持層(支持部)の形成において、基材を該基材
    の結晶格子において不さい固溶解度を有するドープ剤の
    小皺の混合物と一緒に堆積する特許請求の範囲第S−6
    項のいずれか一つの項記載の熱電子陰極の製造方法。 14  タングステンを基材として堆積し、The@ 
    tZr 、 ZrO、UO,、Y、08. Sc、O,
    * Ru 。 Yおよび/またはScを約0.5〜2重量1%、特に約
    1lliIlt%の濃度で構造安定化ドープ剤としてタ
    ングステンと同時にまたは交互にOVD法で堆積する特
    許請求の範囲第8〜5項のいずれか一つの項記載の熱電
    子陰極の製造方法。 l& 高濃度の電子放出材料を含有するディスペンシン
    グおよび供給領域の形成において、スカンジウム族(S
    C+ Y r La a AC+ 7 > タニド、ア
    クチニド)から選択し、高融点金属と交互にまたは同時
    に金属、酸化物、硼化物および/または炭化物の状態で
    堆積する特許請求の範囲tss−i項のいずれか一つの
    項記載の熱電子陰極の製造方法。 11L  電子放出材料および高融点金属の次の材料の
    組合セ:’ Th/rrhO,+ W 、 TイhO,
    + Nb 。 ThB 十Re 、 Y/YsO,+ Ta 、 Y、
    O,十Wb 。 y、o8+wまたはMo 、 Sc、O,+ Wまたは
    No 。 La、o8十WまたはMOを選択し、(3VD法で堆積
    する特許請求の範囲第S〜6項のいずれか一つの項記載
    の熱電子陰極の製造方法O1′1.  電子放出材料と
    してランタニド酸化物、好ましくはOeO,# am、
    O,およびEu、O,を基材としてまたは被覆材料とし
    てWまたはMOと組合せて堆積する特許請求の範囲第S
     −S項のいずれか一つの項記載の熱電子陰極の製造方
    法。 1&  Th(BH4)4を熱分解し、キャリヤーガス
    として使用するアルゴンで、800℃またはこれ以上の
    基体温度で下側の構造安定化タングステン支持層を有す
    るルテニウムのOVD層上に輸送して’1’hB、を堆
    積する特許請求の範囲第16項記載の熱電子陰極の製造
    方法°。 11L  電子放出材料を酸化物の形態で活性剤、好ま
    しくは硼素または炭素と共に、および拡散増強成分、好
    ましくはpt 、 lr 、O8、Ru 。 RhまたはPdと共に0.1〜1重量%の濃度で堆積す
    る特許請求の範囲第S −S項および第15項のいずれ
    か一つの項記載の熱電子陰極の製造方法。 Sa  反応堆積および熱分解のそれぞれを200〜6
    00°C1好ましくは400〜550℃の基体温度で行
    い、電子放出材料に対する出発材料としてこれらの温度
    ですでに揮発する相当する有機金属化合物を用、い、所
    望の層構造をガス成分および/または残留する堆積パラ
    ゛゛メータを繰返し変化させて得る特許請求の範囲第2
    〜b項記載の熱電子陰極の製造方法。 IL  タングステンおよびトリウムまたはThe。 のそれぞれをWF、 + H,およびTh−ジケトネー
    ト、特にTh−γセチルアセトネート、好ましくはTh
    −)リフルオロアセチルアセトネートまたはTh−へキ
    サフルオロアセチルアセトネートから交互にまたは同時
    に気相から生長させるか、またはTh−へブタフルオロ
    ジメチルオフ、タンジオンまたはTh−ジピバロイルメ
    タンを400〜650℃の温度で気相から反応堆積によ
    り生長させ、この場合有機金属Th出発化合物を飽和器
    に粉末状態で存在させ、該飽和器は関連する化合物の融
    点以下の温度に加熱し、これに不活性ガス、特にアルゴ
    ンをキャリヤーガスとして通す特許請求の範囲第16項
    記載の熱電子陰極の製造方法。 111L  一連の層の形態の放出材料を含有する分散
    領域を80〜800μm、特に100μmの厚さの構造
    安定化ドープドOVDキャリヤ一層上にOVD法で設け
    、電子放出材料の少量混合物、必要に応じて安定化ドー
    プ剤を有する尚融点金属の層を僅かに薄い高混合物濃度
    を有する層と交互に堆積させ、層間隔を粒度の程度にし
    、個々の層の厚さを6重置%までの放出材料の濃度で特
    に0.5〜10μmとし、特に5〜50重蓋%の放出材
    料の濃度で0.1〜2μmとし、放出材料の平均濃度を
    好ましくは15〜20重i1%とする特許請求の範囲第
    S −S項のいずれか一つの項記載の熱電子陰極の製造
    方法。 ル 優先的に配向した多結晶被覆層を設け、結晶優先的
    配向をOVD堆積法のパラメータ、特に反応および/ま
    たは基体温度におけるガス捕捉部の装置を、所宥i!奪
    へへ槻埼僕冬姉嘩部η算鴬啼〜所定温度において被覆層
    上の電子放出材料の実質的に単原子被膜からの電子放出
    電流密度が最大になりかつ仕事関数が最小になるように
    調節し、被覆層を溶解しない同時堆積ドープ剤により長
    い温度負荷に対して組織安定化する特許請求の範囲第3
    〜6項のいずれか一つの項記載の熱電子陰極の製造方法
    。 S4 WsEte、osまたはWbを表面被積層として
    設け、表面上の単〜原子層としてタングステンおよびト
    リウムの場合には、タングステンの<111>配向を優
    先的配向により調節し、組織安定化成分としてThe、
     、 Zr0g。 y、o、 、 Sc、08および/また幡ルテニウムを
    0.5〜2%の洟度で同時に堆積する特許請求の範囲第
    2〜5項および第1項のいずれが一つの項記載の熱電子
    陰極の製造方法〇超 被積層の厚さを2〜20μmとし
    、基体温度を調節して平均粒径を≦1μmとする特許請
    求の範囲第8〜s 、 ggおよびjIS項のいずれか
    一つの項記載の熱電子陰極の製造方法。 Sa  放出材料およびキャリヤー材料の構造安定化ド
    ープおよび被覆層材料を特徴とする特許請求の範囲第1
    6項記載の熱電子陰極の製造方法。 れ 基体を特にグラファイトの中空体、好ましくは管体
    とし、気相からの反応堆積を中空体の内部に施し、被覆
    プロセスを反復進行させ、好ましい配向被覆層を最初に
    堆積し、最後にキャリヤ一層を堆積する特許請求の範囲
    第8〜26項のいずれか一つの項記載の熱電子陰□ 極の製造方法。 8& 中空体を熱分解グラファイトから作り、陰極材料
    を熱分解グラファイトの線熱膨張率より大きいlIi熱
    膨張率を有しく被覆の方向において)、このために常温
    に冷却した際に陰極が熱分解グラファイトの基体より著
    しく収縮して基体から分嶋し、陰極を中空体から引出す
    特許請求の範囲第37項記載の熱電子陰極の製造方法。 C1,全陰極を気相から堆積する非中断(?!!続)製
    造プロセスで作る特許請求の範凹第8〜■項のいずれか
    一つの項記載の熱電子陰極の製造方法。 δα 層構造を設け、8層(1)、(2)および(8)
    を特徴とする特許請求の範囲第8〜89項のいずれか一
    つの項記載の熱電子陰極の製造方法◇
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