JPS581060B2 - ヨウユウスラグノシヨリソウチ - Google Patents
ヨウユウスラグノシヨリソウチInfo
- Publication number
- JPS581060B2 JPS581060B2 JP50098300A JP9830075A JPS581060B2 JP S581060 B2 JPS581060 B2 JP S581060B2 JP 50098300 A JP50098300 A JP 50098300A JP 9830075 A JP9830075 A JP 9830075A JP S581060 B2 JPS581060 B2 JP S581060B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- slag
- cooling
- molten slag
- trolley
- temperature
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C21—METALLURGY OF IRON
- C21B—MANUFACTURE OF IRON OR STEEL
- C21B3/00—General features in the manufacture of pig-iron
- C21B3/04—Recovery of by-products, e.g. slag
- C21B3/06—Treatment of liquid slag
- C21B3/08—Cooling slag
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C21—METALLURGY OF IRON
- C21B—MANUFACTURE OF IRON OR STEEL
- C21B2400/00—Treatment of slags originating from iron or steel processes
- C21B2400/02—Physical or chemical treatment of slags
- C21B2400/022—Methods of cooling or quenching molten slag
- C21B2400/024—Methods of cooling or quenching molten slag with the direct use of steam or liquid coolants, e.g. water
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C21—METALLURGY OF IRON
- C21B—MANUFACTURE OF IRON OR STEEL
- C21B2400/00—Treatment of slags originating from iron or steel processes
- C21B2400/02—Physical or chemical treatment of slags
- C21B2400/022—Methods of cooling or quenching molten slag
- C21B2400/026—Methods of cooling or quenching molten slag using air, inert gases or removable conductive bodies
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C21—METALLURGY OF IRON
- C21B—MANUFACTURE OF IRON OR STEEL
- C21B2400/00—Treatment of slags originating from iron or steel processes
- C21B2400/05—Apparatus features
- C21B2400/052—Apparatus features including rotating parts
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C21—METALLURGY OF IRON
- C21B—MANUFACTURE OF IRON OR STEEL
- C21B2400/00—Treatment of slags originating from iron or steel processes
- C21B2400/05—Apparatus features
- C21B2400/052—Apparatus features including rotating parts
- C21B2400/056—Drums whereby slag is poured on or in between
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C21—METALLURGY OF IRON
- C21B—MANUFACTURE OF IRON OR STEEL
- C21B2400/00—Treatment of slags originating from iron or steel processes
- C21B2400/05—Apparatus features
- C21B2400/066—Receptacle features where the slag is treated
- C21B2400/072—Tanks to collect the slag, e.g. water tank
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C21—METALLURGY OF IRON
- C21B—MANUFACTURE OF IRON OR STEEL
- C21B2400/00—Treatment of slags originating from iron or steel processes
- C21B2400/08—Treatment of slags originating from iron or steel processes with energy recovery
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P10/00—Technologies related to metal processing
- Y02P10/25—Process efficiency
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Metallurgy (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)
- Manufacture Of Iron (AREA)
- Furnace Details (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は鉱石の精錬工程で発生する溶融スラグの処理
装置に関する。
装置に関する。
従来、鉱石の精錬工程で発生する溶融スラグはこれをピ
ット中に流し込んで放冷、散水した後取り出すドライピ
ット方式か、高速水流上に落下させて水滓をつくりスラ
リーとした後水分を除く方式か、或いは溶融畠に放流し
散水、凝固させる方式などにより冷却、処理しており、
冷却スラグは高炉セメント、珪カル肥料、道路舗装材な
どに利用されている。
ット中に流し込んで放冷、散水した後取り出すドライピ
ット方式か、高速水流上に落下させて水滓をつくりスラ
リーとした後水分を除く方式か、或いは溶融畠に放流し
散水、凝固させる方式などにより冷却、処理しており、
冷却スラグは高炉セメント、珪カル肥料、道路舗装材な
どに利用されている。
これに対し近年連続的な冷却、処理手段として回転可能
なドーナツ型の円盤の平面部に、円盤を低速で回転させ
ながら或いは停止した状態で溶融スラグを流下拡散させ
、円盤の回転に従って冷却、攪拌、破砕作業を行ないつ
つ凝固させるという方法が提案されている。
なドーナツ型の円盤の平面部に、円盤を低速で回転させ
ながら或いは停止した状態で溶融スラグを流下拡散させ
、円盤の回転に従って冷却、攪拌、破砕作業を行ないつ
つ凝固させるという方法が提案されている。
この提案方法は連続的に溶融スラグを処理できるととも
に冷却時間も短縮でき、また破砕作業も同時に行なえる
など前記従来法に較べて有利な点が多い。
に冷却時間も短縮でき、また破砕作業も同時に行なえる
など前記従来法に較べて有利な点が多い。
しかしながら上記した通りドーナツ型の円盤上に溶融ス
ラグを流下拡散させるために円盤自体が溶融スラグによ
り熱的、化学的損傷を受けやすく、長期間の処理操業を
行ない得るかどうかははなはだ疑問であり、損傷個所の
修理などのためにしばしば操業をストップせざるを得な
いものと考えられる。
ラグを流下拡散させるために円盤自体が溶融スラグによ
り熱的、化学的損傷を受けやすく、長期間の処理操業を
行ない得るかどうかははなはだ疑問であり、損傷個所の
修理などのためにしばしば操業をストップせざるを得な
いものと考えられる。
これを克服せんとして上記提案方法では円盤の平面部に
固結スラグなどで敷滓を形成しているが、これによって
上記問題を必ずしも克服できるとは云い難い。
固結スラグなどで敷滓を形成しているが、これによって
上記問題を必ずしも克服できるとは云い難い。
したがってこの発明はこのような問題に対処できる有用
な処理装置を提供することを1つの目的としている。
な処理装置を提供することを1つの目的としている。
一方鉱石の精錬工程で発生する溶融スラグは高温かつ多
量であり、その持ち去る熱量も莫大である。
量であり、その持ち去る熱量も莫大である。
一例として高炉滓についてみれば、高炉より発生する溶
融スラグ量は通常銑鉄1に対し0.28〜0.35の割
合といわれており、日産10,000トンの高炉では1
日の出滓量は約3,000トンになる。
融スラグ量は通常銑鉄1に対し0.28〜0.35の割
合といわれており、日産10,000トンの高炉では1
日の出滓量は約3,000トンになる。
溶融スラグの温度を1,500℃、比熱0.28Kca
l/kg℃とすると1日当りの損失熱量は約1,26x
l09Ka1、時間当りの損失熱量は52.5X106
Kcalで、これを重油量に換算すれば5,300kg
/時間となるから、いかに多量の熱量を放散しているか
が判る。
l/kg℃とすると1日当りの損失熱量は約1,26x
l09Ka1、時間当りの損失熱量は52.5X106
Kcalで、これを重油量に換算すれば5,300kg
/時間となるから、いかに多量の熱量を放散しているか
が判る。
そこで近年において、高温かつ多量の溶融スラグから熱
を回収し、これを有効利用しようとする二、三の試みが
なされている。
を回収し、これを有効利用しようとする二、三の試みが
なされている。
これらの熱回収方法はいずれも溶融スラグを微粒子化し
、この微粒子を空気と熱交換させ上記スラグの保有熱を
高温空気として回収するものである。
、この微粒子を空気と熱交換させ上記スラグの保有熱を
高温空気として回収するものである。
しかしながら得られる高温空気は物体の乾燥はともかく
、ガスタービン発電の燃焼用ガスとして使用するときな
どでは一旦圧縮して高圧ガスとした後供給しなければい
けないなど利用に際し余計な工程が必要で、回収熱を直
接利用するという面では不利がある。
、ガスタービン発電の燃焼用ガスとして使用するときな
どでは一旦圧縮して高圧ガスとした後供給しなければい
けないなど利用に際し余計な工程が必要で、回収熱を直
接利用するという面では不利がある。
したがってこの発明のもう1つの目的は、溶融スラグの
保有熱を高温空気として回収するのではなく、溶融スラ
グの輻射熱で水を蒸気に変換させて蒸気として回収利用
せんとするもので、この回収を有効に実施できる装置を
提供することにある。
保有熱を高温空気として回収するのではなく、溶融スラ
グの輻射熱で水を蒸気に変換させて蒸気として回収利用
せんとするもので、この回収を有効に実施できる装置を
提供することにある。
以下この発明の実施例を図面にもとづいて説明する。
1例として、冷却用移動台車を環状に連設するとともに
、ドーナツ状に構成した処理装置を第1図乃至第3図に
示す。
、ドーナツ状に構成した処理装置を第1図乃至第3図に
示す。
第1図乃至第3図において、1(11,12,13,1
4,15,1e,17 , 1s )は溶融スラグ受け
窪み部2を形成してなる複数個の冷却用移動台車で、べ
一ス3上にレール4および車輪5を介して環状に連設さ
れている。
4,15,1e,17 , 1s )は溶融スラグ受け
窪み部2を形成してなる複数個の冷却用移動台車で、べ
一ス3上にレール4および車輪5を介して環状に連設さ
れている。
6はベース3に設けられた補助台車で、冷却用移動台車
1とともに側方へ移動できるように車輪7を介してレー
ル8上に設置されている。
1とともに側方へ移動できるように車輪7を介してレー
ル8上に設置されている。
9は鉱石の精錬工程で発生する高温の溶融スラグを前記
窪み部2に搬入する搬入機、10はベース3上を通過し
た冷却スラグを搬出する搬出機で、両者は冷却用移動台
車1の上方で補助台車6の左右両側の位置に移動可能に
配設されていた。
窪み部2に搬入する搬入機、10はベース3上を通過し
た冷却スラグを搬出する搬出機で、両者は冷却用移動台
車1の上方で補助台車6の左右両側の位置に移動可能に
配設されていた。
また11および12はそれぞれ前記窪み部2内の溶融ス
ラグを任意の個所で攪拌する攪拌機である。
ラグを任意の個所で攪拌する攪拌機である。
鉱石の精錬工程で発生する高温の溶融スラグは搬入機9
により冷却用移動台車11の窪み部2に搬入される。
により冷却用移動台車11の窪み部2に搬入される。
この窪み部が所定のスラグ層厚になれば、次に冷却用移
動台車1の第1図矢印方向の回転により搬入機9の位置
に移動してくる第2の冷却用移動台車18に同様に搬入
させ、以下順次回じ操作を操り返す。
動台車1の第1図矢印方向の回転により搬入機9の位置
に移動してくる第2の冷却用移動台車18に同様に搬入
させ、以下順次回じ操作を操り返す。
溶融スラグ受け窪み部2に搬入された溶融スラグは冷却
用移動台車1の回転移動に伴なってべ−ス3上で冷却さ
れる。
用移動台車1の回転移動に伴なってべ−ス3上で冷却さ
れる。
この冷却を効果的に行なわせ、かつ搬出作業を容易にす
るために表面層の固結スラグを攪拌機11および12で
破砕攪拌する。
るために表面層の固結スラグを攪拌機11および12で
破砕攪拌する。
詳述すれば、スラグ自身熱伝導率が小さいため、冷却に
際し表面が早く冷却されて固形層ができるが、内部はま
だ溶融状態で高温であるという性質をもっている。
際し表面が早く冷却されて固形層ができるが、内部はま
だ溶融状態で高温であるという性質をもっている。
しかし、輻射で熱を回収する場合、次式からもわかるよ
うに、輻射熱量Qは、で与えられる。
うに、輻射熱量Qは、で与えられる。
ここで、φHCは形態係数、F:伝熱面積、THは高温
部の温度、Twは低温部の温度である。
部の温度、Twは低温部の温度である。
(1)式から吸収熱量を大きくするには、THを大きく
する必要があるので、このため冷却過程でスラグ表面固
形層内部の溶融スラグを攪拌し、常に表面温度を高める
ことが肝要である。
する必要があるので、このため冷却過程でスラグ表面固
形層内部の溶融スラグを攪拌し、常に表面温度を高める
ことが肝要である。
ここでいう攪拌機はこの目的のために設けられたもので
ある。
ある。
このようにして冷却されたスラグは搬出機10の位置ま
で回転移動したときに外部に搬出される。
で回転移動したときに外部に搬出される。
第4図はこの搬出操作の一例を示したもので、搬出機1
0により冷却スラグを傾斜板13にかき取る。
0により冷却スラグを傾斜板13にかき取る。
この際かき取りを容易にするためにあらかじめ冷却用移
動台車1の外周土手14を傾斜させておくのがよく、ま
たベース3上にスラグが落下しないように冷却用移動台
車1に当接してスラグ受け台15を設けておく。
動台車1の外周土手14を傾斜させておくのがよく、ま
たベース3上にスラグが落下しないように冷却用移動台
車1に当接してスラグ受け台15を設けておく。
傾斜板13にかき取られたスラグは必要に応じて回転供
給機16を介してコンベヤー17により冷却用水槽18
に投入されて常温までさらに冷却される。
給機16を介してコンベヤー17により冷却用水槽18
に投入されて常温までさらに冷却される。
なおまたこのような完全な冷却を必要とするときはその
他あらかじめベース3上で搬出機10の手前に第5図に
示すような2つの隔壁で仕切った強制冷却室を設け、散
水もしくは空気噴射により常温まで冷却し、その後に搬
出機10により前記方法で外部へかき取るようにするこ
ともできる。
他あらかじめベース3上で搬出機10の手前に第5図に
示すような2つの隔壁で仕切った強制冷却室を設け、散
水もしくは空気噴射により常温まで冷却し、その後に搬
出機10により前記方法で外部へかき取るようにするこ
ともできる。
一方冷却スラグがかき取られて空となった冷却用移動台
車1は補助台車6の位置まで移動すると、高温の溶融ス
ラグによる炉材の損傷を防ぐためにステコン玉石などを
敷きつめられて、また適宜清掃されて再び搬入機9の位
置まで帰還する。
車1は補助台車6の位置まで移動すると、高温の溶融ス
ラグによる炉材の損傷を防ぐためにステコン玉石などを
敷きつめられて、また適宜清掃されて再び搬入機9の位
置まで帰還する。
この作業を容易にするために冷却用移動台車1の上方で
補助台車6の左右両側の位置に第5図に示すような2つ
の隔壁を設けて作業室19を形成して溶融スラグの搬入
側および冷却スラグの搬出側との熱的伝達を遮断しても
よい。
補助台車6の左右両側の位置に第5図に示すような2つ
の隔壁を設けて作業室19を形成して溶融スラグの搬入
側および冷却スラグの搬出側との熱的伝達を遮断しても
よい。
しかしながら冷却用移動台車1の炉材の損傷がすでに著
るしく、相当の修理が必要であるときなどは、この移動
台車1を補助台車6にのせて側方へ移動させる。
るしく、相当の修理が必要であるときなどは、この移動
台車1を補助台車6にのせて側方へ移動させる。
この移動は第2図に示されるように補助台車6を車輪7
を介してレール8上を滑らせることによりすみやかに行
なうことができ、修理の間代りの新たな冷却用移動台車
1を補助台車6に設置して元の位置に戻せばこの装置の
連続的操業になんら支障を与えることはない。
を介してレール8上を滑らせることによりすみやかに行
なうことができ、修理の間代りの新たな冷却用移動台車
1を補助台車6に設置して元の位置に戻せばこの装置の
連続的操業になんら支障を与えることはない。
上記の交換をより迅速に行なうために代替用の補助台車
6を冷却用移動台車1とともにいくつか用意しておけば
よい。
6を冷却用移動台車1とともにいくつか用意しておけば
よい。
この発明の最大の特徴は上記方法で修理の必要なあるい
は継続使用の不可能な冷却用移動台車1を迅速にとり出
して常に安全な操業を継続して行なえるようにした処に
ある。
は継続使用の不可能な冷却用移動台車1を迅速にとり出
して常に安全な操業を継続して行なえるようにした処に
ある。
第5図乃至第8図は他の実施例を示したもので、ベース
3上の冷却用移動台車1の上方をドーナツ型炉体20で
被覆し、前記作業室19が上記炉体20の天井からおろ
された2枚の隔壁21.22により仕切られて形成され
ており、溶融スラグの搬入側および冷却スラグの搬出側
との熱的伝達並びに上記搬入側と搬出側相互の熱的伝達
が遮断されている。
3上の冷却用移動台車1の上方をドーナツ型炉体20で
被覆し、前記作業室19が上記炉体20の天井からおろ
された2枚の隔壁21.22により仕切られて形成され
ており、溶融スラグの搬入側および冷却スラグの搬出側
との熱的伝達並びに上記搬入側と搬出側相互の熱的伝達
が遮断されている。
この作業室19の位置における上記炉体20の外側部の
高さは冷却用移動台車1を補助台車6とともに側方へ引
き出し得るように他の位置より低《形成されている(第
8図参照)。
高さは冷却用移動台車1を補助台車6とともに側方へ引
き出し得るように他の位置より低《形成されている(第
8図参照)。
また上記炉体20を設けたことにより、搬入機9、搬出
機10,攪拌機11.12をそれぞれ炉体20内に挿入
するべき開口22,23,24,25を炉体20の外側
面に設けている。
機10,攪拌機11.12をそれぞれ炉体20内に挿入
するべき開口22,23,24,25を炉体20の外側
面に設けている。
26は溶融スラグ受け窪み部2に搬入された高温の溶融
スラグからの輻射熱で管内の導水を蒸気に変換させるた
めにドーナツ型炉体20の内壁に沿って配設された数本
の輻射伝熱管である(第7図および第8図参照)。
スラグからの輻射熱で管内の導水を蒸気に変換させるた
めにドーナツ型炉体20の内壁に沿って配設された数本
の輻射伝熱管である(第7図および第8図参照)。
この例では溶融スラグの搬入、冷却、攪拌、冷却スラグ
の搬出並びに冷却用移動台車1の側方への移動などに関
しては前記例と同様である。
の搬出並びに冷却用移動台車1の側方への移動などに関
しては前記例と同様である。
しかしながらドーナツ型炉体20を設けてこの内壁に沿
って数本の輻射伝熱管26を配設しているから、冷却用
移動台車1の回転移動に伴なって窪み部2内の溶融スラ
グが冷却される一方輻射伝熱管26内の導水が溶融スラ
グの輻射熱を吸収して昇温され高温の蒸気に変換される
。
って数本の輻射伝熱管26を配設しているから、冷却用
移動台車1の回転移動に伴なって窪み部2内の溶融スラ
グが冷却される一方輻射伝熱管26内の導水が溶融スラ
グの輻射熱を吸収して昇温され高温の蒸気に変換される
。
この蒸気は任意の手段で外部へ取り出すことができ、蒸
気タービン発電用などに有効に利用できる。
気タービン発電用などに有効に利用できる。
なお、上記実施例では、環状のドーナツ形を用いたが、
これに限らず角形などのエンドレス状であってもよいこ
とは勿論である。
これに限らず角形などのエンドレス状であってもよいこ
とは勿論である。
この点を明らかにするために上記装置(ドーナツ型炉体
の有効直径20m、炉巾4m)を日産10.000トン
の高炉(スラグ発生量3,000トン/日、125トン
/時間)に連設して、発生する約1,500℃の溶融ス
ラグを約700℃(強制冷却前)まで冷却するときの回
収熱および蒸気量をみる。
の有効直径20m、炉巾4m)を日産10.000トン
の高炉(スラグ発生量3,000トン/日、125トン
/時間)に連設して、発生する約1,500℃の溶融ス
ラグを約700℃(強制冷却前)まで冷却するときの回
収熱および蒸気量をみる。
試算によれば回収熱は約31X106Kcal/時間で
、50気圧、350℃の蒸気が約42.7トン/時間得
られることが判った。
、50気圧、350℃の蒸気が約42.7トン/時間得
られることが判った。
この蒸気をたとえば蒸気タービン発電に利用すれば年間
相当の電気代を節約できることは明らかである。
相当の電気代を節約できることは明らかである。
以上詳述した通り、この発明ではベースに冷却用移動台
車を複数個エンドレス状に連設し、かつ上記ベースに冷
却用移動台車とともに側方へ移動できる少なくとも1個
の補助台車を設けているから、たとえ冷却用移動台車に
損傷が生じても簡単かつ迅速に取り換えることができ、
溶融スラグの連続的な冷却処理操業になんら支障をきた
さない。
車を複数個エンドレス状に連設し、かつ上記ベースに冷
却用移動台車とともに側方へ移動できる少なくとも1個
の補助台車を設けているから、たとえ冷却用移動台車に
損傷が生じても簡単かつ迅速に取り換えることができ、
溶融スラグの連続的な冷却処理操業になんら支障をきた
さない。
また上記冷却用移動台車に搬入する溶融スラグの搬入機
と、ベース上を通過した冷却スラグの搬出機とを互いに
近接して設けているために搬入作業と搬出作業とを接近
した状態で行なうことができるからこれらの作業能率も
よい。
と、ベース上を通過した冷却スラグの搬出機とを互いに
近接して設けているために搬入作業と搬出作業とを接近
した状態で行なうことができるからこれらの作業能率も
よい。
而して上記の冷却用移動台車をドーナツ型の炉体で被覆
し、かつこの炉体内に輻射伝熱管を配設して溶融スラグ
の副射熱で上記輻射伝熱管内の導水を蒸気に変換させて
いるから、溶融スラグの冷却と同時にその保有熱を効率
よくかつ連続的に蒸気として回収することができ、得ら
れる高圧、高温の蒸気はそのまま蒸気タービン発電用蒸
気として有効に利用できる。
し、かつこの炉体内に輻射伝熱管を配設して溶融スラグ
の副射熱で上記輻射伝熱管内の導水を蒸気に変換させて
いるから、溶融スラグの冷却と同時にその保有熱を効率
よくかつ連続的に蒸気として回収することができ、得ら
れる高圧、高温の蒸気はそのまま蒸気タービン発電用蒸
気として有効に利用できる。
しかもこの熱回収に関しては、一般に高炉から排出され
る溶融スラグはバッチ方式であるが、上記の処理装置に
おいては待ち時間の間でも冷却用移動台車を継続して回
転移動させることにより輻射伝熱管には常に均一な熱供
給ができる。
る溶融スラグはバッチ方式であるが、上記の処理装置に
おいては待ち時間の間でも冷却用移動台車を継続して回
転移動させることにより輻射伝熱管には常に均一な熱供
給ができる。
その他上記の通りこの発明では冷却用移動台車を環状に
連設し、またこれを被覆する炉体もドーナツ型としてい
るために装置全体がコンパクトなものとなり、輻射伝熱
管を配設して発電用蒸気を回収するときはドーナツ型炉
体の内方の空地を発電設置場所に使用でき、結局高炉な
どから発生する溶融スラグの排出口附近に発電装置を集
中設置できるという利点もある。
連設し、またこれを被覆する炉体もドーナツ型としてい
るために装置全体がコンパクトなものとなり、輻射伝熱
管を配設して発電用蒸気を回収するときはドーナツ型炉
体の内方の空地を発電設置場所に使用でき、結局高炉な
どから発生する溶融スラグの排出口附近に発電装置を集
中設置できるという利点もある。
第1図はこの発明の一実施例を示す処理装置の平面図、
第2図は第1図■一■線断面図、第3図は第1図■−■
線断面図、第4図は第1図IV−IV線断面図を含む冷
却スラグの搬出操作を示す説明図、第5図は他の実施例
を示す一部切欠平面図、第6図は第5図の炉体および冷
却用移動台車の一部を示す切欠斜視図、第7図は第5図
■−■線断而図。 第8図は第5図の■−■線断面図である。1,11,1
2,13,14,15,16,17,18……冷却用移
動台車、2……溶融スラグ受け窪み部、3……ベース、
6……補助台車、9……搬入機、10……搬出機、20
……ドーナツ型炉体、26……輻射伝熱管。
第2図は第1図■一■線断面図、第3図は第1図■−■
線断面図、第4図は第1図IV−IV線断面図を含む冷
却スラグの搬出操作を示す説明図、第5図は他の実施例
を示す一部切欠平面図、第6図は第5図の炉体および冷
却用移動台車の一部を示す切欠斜視図、第7図は第5図
■−■線断而図。 第8図は第5図の■−■線断面図である。1,11,1
2,13,14,15,16,17,18……冷却用移
動台車、2……溶融スラグ受け窪み部、3……ベース、
6……補助台車、9……搬入機、10……搬出機、20
……ドーナツ型炉体、26……輻射伝熱管。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 ベース上に溶融スラグ受け窪み部をもつ冷却用移動
台車を複数個エンドレス状に連設し、その上方を囲んで
高温スラグからの輻射熱を吸収する輻射伝熱管で構成さ
れたケーシング装置と、上記窪み部に高温の溶融スラグ
を搬入する搬入機と、上記ケーシング内部を移動台車を
通過させることにより、冷却されたスラグを外部に搬出
する搬出機と、溶融スラグおよび冷却により固形化した
高温のスラグを冷却途中で攪拌する複数個の攪拌装置と
、上記ベース内で冷却用移動台車を側方へ搬出できる少
なくとも1個の台車抽出装置を具備してなる溶融スラグ
の処理装置。 2 特許請求の範囲1に記載の処理装置において、抽出
部手前で、隔壁で仕切った強制冷却室を上記ベース内に
設けた散水または空気噴射により常温近くまでスラグま
たは移動台車を冷却するようにしたことを特徴とする溶
融スラグの処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP50098300A JPS581060B2 (ja) | 1975-08-12 | 1975-08-12 | ヨウユウスラグノシヨリソウチ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP50098300A JPS581060B2 (ja) | 1975-08-12 | 1975-08-12 | ヨウユウスラグノシヨリソウチ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5221295A JPS5221295A (en) | 1977-02-17 |
JPS581060B2 true JPS581060B2 (ja) | 1983-01-10 |
Family
ID=14216057
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP50098300A Expired JPS581060B2 (ja) | 1975-08-12 | 1975-08-12 | ヨウユウスラグノシヨリソウチ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS581060B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0114613Y2 (ja) * | 1983-02-23 | 1989-04-28 | ||
WO1993004994A1 (en) * | 1991-09-06 | 1993-03-18 | Kabushiki Kaisha Kobe Seiko Sho | Vessel for molten slag, and method and device for making hard aggregate from waste using said vessel |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5239595A (en) * | 1975-09-25 | 1977-03-26 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | Apparatus to treat continuously fused slag |
JPS55155183A (en) * | 1979-05-18 | 1980-12-03 | Kawasaki Heavy Ind Ltd | Continuous treating equipment for molten slag |
WO2013122074A1 (ja) * | 2012-02-17 | 2013-08-22 | Jfeスチール株式会社 | 凝固スラグ製造装置、コンクリート用粗骨材の製造装置、凝固スラグ製造方法およびコンクリート用粗骨材の製造方法 |
EP4256090A1 (en) * | 2020-12-02 | 2023-10-11 | White Black Slag Technology S.R.L. | An improved cooling apparatus |
-
1975
- 1975-08-12 JP JP50098300A patent/JPS581060B2/ja not_active Expired
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0114613Y2 (ja) * | 1983-02-23 | 1989-04-28 | ||
WO1993004994A1 (en) * | 1991-09-06 | 1993-03-18 | Kabushiki Kaisha Kobe Seiko Sho | Vessel for molten slag, and method and device for making hard aggregate from waste using said vessel |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5221295A (en) | 1977-02-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP2616559B1 (en) | Dry granulation of metallurgical slag | |
CN101871025B (zh) | 冶金熔渣干式处理装置及其处理方法 | |
RU2311464C2 (ru) | Аппарат для получения расплавленного чугуна путем горячего прессования измельченного непосредственно восстановленного железа и прокаленных добавок и способ применения этого аппарата | |
JPH0224791B2 (ja) | ||
US3460818A (en) | Apparatus for treatment of particulate material on moving support | |
JP2009227495A (ja) | スラグ処理方法 | |
WO2006012781A1 (fr) | Procede et systeme pour traiter une poudre ultra-fine de scorie d'acier | |
CN212426080U (zh) | 一种高温钢渣底吹风冷破碎余热回收装置 | |
JPS581060B2 (ja) | ヨウユウスラグノシヨリソウチ | |
CN101880737A (zh) | 一种连续式热态钢渣余热回收系统及其方法 | |
JP5611454B2 (ja) | ガラス状スラグの製造方法及び装置 | |
JP2009227494A (ja) | スラグ処理方法 | |
JPS5855095B2 (ja) | 溶融滓の処理方法及び装置 | |
JP4006022B2 (ja) | 高温ブリケット状海綿鉄を冷却する方法および装置 | |
CN201825962U (zh) | 冶金熔渣干式处理装置 | |
KR900000782B1 (ko) | 사용한 주물사의 열재생시스템 | |
JPS62501337A (ja) | 冶金溶解物 | |
JP2521564B2 (ja) | 鋼滓類の冷却処理方法 | |
KR100530084B1 (ko) | 스테인레스강 정련로의 슬래그 재활용 설비 및 방법 | |
KR102201227B1 (ko) | 단위 고형화를 통한 슬래그 처리 시스템 | |
US2326218A (en) | Process of reclaiming foundry sand | |
JP2002105518A (ja) | 回転炉床式の金属還元炉及び酸化金属の還元方法 | |
JP2521545B2 (ja) | 鋼滓の処理方法及び装置 | |
JP3110198B2 (ja) | 水冷破砕された製鋼スラグの排出装置 | |
JPH0277532A (ja) | 溶融スラグ連続処理方法及びその装置 |