JPS58104809A - 吸着コンベヤの遮断帯装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は紙工機の吸着コンベヤの空吸引損失を防止する
ために付設する遮断帯装置に関するものである。

吸着コンベヤは板状物の搬送に適しているので板紙や段
ボール紙を加工する紙工機の給紙装置及び送紙装置とし
て使用される。吸着コンベヤはサクシヨシボックスとそ
のサクションボックスの開口面に沿って走行する有孔ベ
ルトからなり、搬送する紙材をベルト孔を通してサクシ
ョンボックスの負圧によりベルトに吸着する。サクショ
ンボックスに負圧をかけた時、ベルト上の紙材がサクシ
ョンボックス上のすべてのベルト孔１１１わないと、空
吸引が生じ、エネルギの空費だけでなく、残りのベルト
孔の吸引力も低下する。このため、サクションボックス
ヲ細分割してその上の紙材の有無に合わせて負圧かける
ことも行われているが、負圧の切替えのために複雑な装
置が必要に々る上に、分割したとはいえサクションボッ
クスを瞬時に所足の負圧をかけることは不可能であり、
早目に負圧をかけることによる空吸引損失は免れること
ができない。これらの問題を解決するため、本願の発明
者は、先に、吸着ベルトの上方に薄くて柔軟な非通気性
ないし難通気性の遮断帯Ｐゆるくかけて吸着ベルトの空
吸引を防止する装置（実開昭５６−９６０４２号）を提
案した。その装置を良好に作動させるためには、遮断帯
のたるみ具合を搬送する紙の厚さ等に合わせて調整しな
ければならないが、紙の厚さが変るたびにたるみ具合を
調整することは非常に厄介である上に、調整自体も容易
ではなく、ともすると、遮断帯が先端側に強く引かれて
たるみが先端部にたまり、後端部が吸□、・。

着ベルトの表面から離れて空吸引を生じたり、たまった
たるみが加工ロールに食い込ま九たシするという問題が
あった。

本発明の課題は遮断帯のたるみを調整する必要防止 かない吸着コンベヤの空吸引装置を提供して上記問題を
解決することにある。前記課題全達成するため本発明の
要旨とするところに、無端遮断帯の支枠に弾性を利用す
る加圧体を設け、その加圧体により遮断帯後端部をサク
ションボックス後端部上の吸着ベルトに押圧し、遮断帯
が先端側へ引かれて先端部にたるみがたまらないように
したことにある。

本発明の装置を図面に示す実施例に基づいて説明する。

第１図ないし第３図に示ように、吸着コンベヤーは加工
ロール２に原紙３を供給する紙工機の給紙装置として使
用される。吸着コンベヤーの有孔ベルト４の上面走行部
は前後の案内輪５．６とその間にや己設されたサクショ
ンボックスの上面に沿って走行する。コンベヤの作動中
、サクションボックス７：１．には常に負圧をかけ、搬
送する原、：、・１ 紙３をベルト孔ｉ・を介してベルト４に吸着する。

遮断帯装置１０の支枠１１を紙工機又は吸着コ　　　コ
ンベヤ１の機枠９に取付け、その支枠の後端部にアーム
２１ｆ：固定する。そのアームにＬ字形プラケット１２
の中央部を揺動自在にピン１３を介して軸着する。ブラ
ケット１２の下端部にピン１４を介して加圧ロール１５
を回転自在に取付ける。

ブラケット１２の上端部に取付けたピン１６と支枠１１
に立てたピン１７の間にばね１８をかけ、加圧ロール１
５を下方に弾性的に押圧するう支枠１１に複数のピン１
９を渡して案内体とする。ブラケット１２のピン１４と
支枠１１のピン１９を抜き差しすることによシ、布製又
は合成樹脂フィルム製の薄くて柔軟な無端の非通気性な
いし難通気性の遮断帯２０を簡単に支枠１」、の内部の
加圧ロール１５とピン１９にはめることができる。

次に、本発明の装置の動作を説明する。吸着コンベヤ１
のベルト４の走行中、サクションボックスには常に負圧
がかけられる。原紙３が吸着コンベヤ１に送り込まれる
前は、遮断帯２０の下面がサクションボックス７の上面
のベルト孔８を完全に覆うため、遮断帯２０はベルト４
に強く吸着しベルト４と共に走行する。ベルト４がサク
ションボックス７の前端を過ぎると、ａ＠帯２０はベル
ト４から解放されるため、遮断帯２ｏのたるみは先端に
集まり、遮断帯２０の後端部は前方へ引かれるが、遮断
帯２０の後端部は加圧ロール１５にかけられ、加圧ロー
ル１５はサクションボックスの後端の直上に位置するの
で、遮断帯２ｏの後端部はサクションボックスの後端よ
りも前へ引き出されることはない。加圧ロール１５の中
心がそれを支持するブラケット１２の揺動中心エリも低
いと、ｓ！ｆＩ帯２０全２０へ引く力は加圧ロール１５
を浮上させる作用をするが、加圧ロール１５はばね１８
により下方に弾圧されているので、浮上することはない
。このように、原紙を搬送しない時、サクションボック
ス７上のすべてのベルト孔８は遮断帯２０により完全に
覆われ、空吸引が発生する余地は全くない。又、加圧ロ
ール１５が遮断帯２０の前方への寄りを制限するため、
先端に集まるたるみは比較的に少なく、従来のように、
たるみが加工ロール２に食い込まれたシする程にはなら
ない。

原紙３は吸着コンベヤ１の後方に配置された装置、例え
ばキツカーフィーダによりゲート２２の下から一枚づつ
吸着コンベヤ１に供給され、ベルト４と遮断帯２０の間
に入る。原紙３が入ると、加圧ロール１５は原紙３の厚
さだけ上がり原紙３を加圧する。原紙３はそれが覆うベ
ルト孔８の吸引作用を受けてベルト４に密着し、ベルト
４と共に前進する。原紙の搬送中、原紙の前方又は後方
のサクションボックス７上のベルト孔８は遮断帯２０に
覆われるため、空９吸引は全く発生しない。

原紙がサクションボックス７の長さと同程度であると、
遮断帯２０挨吸引作用を全く受けないか受けても極くわ
ずかな吸引作用しか受けない期間が周期的にあられれる
。その期間中、遮断帯２０は厚紙との摩擦接触により回
わされるため、スリップすることもあるが、印刷直後の
原紙を除き、スリップによる支障は全くない、！゛原紙
厚くなると、遮断帯２℃のたるみもそれｑ（７大きくな
るが、加圧ロール１５がたるみの加工−−ル２への食い
込みを未然に防止する。したがって、原紙の厚さに応じ
て遮断帯２０のたるみを調節する必要は全くない。

第４図の実施例は、加圧体として加圧ロールの代りにば
ね２５を使用するものであり、うす巻きばね２５に遮断
帯２０をかけ、そのばねケアーム２１に直接取付けたも
のである。うす巻きばね２５は自己の弾力で遮断帯２０
の後端部をサクションボックス７の後端部上のベルト４
又は原紙３に押圧し、加圧ばね２５を前方へ又は上方へ
押す力に対して強く抵抗する。うす巻きばね２５０作用
効果は前実施例の加圧ロールと実質的に同じである。

第５図の実施例は、加圧ロール１５とうず巻きばね２５
を併用したものであり、遮断帯２０はブラケット１２に
取付けた加圧ばね２５にかけられる。加圧ロール１５は
遮断帯２０をサクションボックス７の後端部上のベルト
４に押圧し、うす巻きばね１５は遮断帯２０のたるみを
制限する。

上記のとおり、本発明の装置は、原紙の厚さに（Ｊ’・ は関係なく、加圧体が遮断帯後端部の前方移動と浮上を
阻止して先端のたるみを制限するため、遮　　　”新帝
のたるみ具合の調整をしなくても遮断帯のたるみに基〈
トラブルは起こらない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の装置を備えた紙工機の部分
断面図、第２図及び第３図は第１図の■−［！及び１１
１１−１１１１１に沿う断面図、第４図及び第５図はそ
れぞれ他の実施例の第１図に相当する図である。 １：吸着コンベヤ、７；サクションボックス、８：機枠
、１０：遮断帯装置、１１：支枠、１２ニブラケツト、
１５：加圧ロール（加圧体）、１８、ばね、１９：ピン
（加圧体）、２０：遮断帯、２５：うす巻きばね（加圧
体） 出願人　　松　尾　正　治

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）機枠に遮断帯装置の支枠を取付け、前記支枠の後端
   部に加圧体をその前方に案内体をそれぞれ着脱自在に取
   付け、前記加圧体と前記案内体に無端の非通気性ないし
   難通気性の遮断体を回転自在にかけてその下面を吸着コ
   ンベヤのサクションボックス上の有孔ベルトに沿わせ、
   前記加圧体を前記吸着コンベヤのサクションボックス後
   端部に対して弾性的に押圧することにより前記遮断帯の
   後端部の浮上りと前端部のたるみを規制したことを特徴
   としてなる吸着コンベヤの遮断装置。 ２）支枠の後端部にうす巻きばねからなる加圧体を設け
   たことを特徴としてなる特許請求の範囲第１項記載の吸
   着コンベヤの遮断帯装置。 ３）支枠の後端部にブラケットヲ揺動自在に取付け、前
   記ブラケットにロールとうす巻きばねの一方又は両方か
   らなる加圧体を取付け、前記ブラケットと前記支枠の間
   にばねを介在させて前記加圧体を下方に弾圧したことを
   特徴としてなる特許請求の範囲第１項記載の吸着ベルト
   コンベヤの遮断帯装置。