JPS5810435B2 - チヤクシヨクホソウヨウケツゴウザイソセイブツ - Google Patents

チヤクシヨクホソウヨウケツゴウザイソセイブツ

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Publication number
JPS5810435B2
JPS5810435B2 JP13538674A JP13538674A JPS5810435B2 JP S5810435 B2 JPS5810435 B2 JP S5810435B2 JP 13538674 A JP13538674 A JP 13538674A JP 13538674 A JP13538674 A JP 13538674A JP S5810435 B2 JPS5810435 B2 JP S5810435B2
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JP
Japan
Prior art keywords
resin
polymer
plasticizer
mixture
weight
Prior art date
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Expired
Application number
JP13538674A
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English (en)
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JPS5160229A (ja
Inventor
今村敏英
鈴木正
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Kosan Co Ltd
Original Assignee
Fuji Kosan Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Kosan Co Ltd filed Critical Fuji Kosan Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は結合材組成物、特に道路などの着色舗装用結合
材組成物に関する。
着色舗装材は、その多様で豊富な色彩と美観とを利用し
て、交通工学上及び都市実親上の観点から現に都市広場
、路面標識などに利用され始めている。
現在使用されている着色舗装材は白色系骨材と石粉及び
顔料、そしてこれらの接着剤である結合材とから成って
おり、現在量も多く用いられている工法としては、15
0〜160℃に加熱した骨材類と、160〜170℃に
加熱溶融した結合材とを加熱混合し、道路上に敷きなら
す、加熱混合式1法と呼ばれている方法がある。
このような着色舗装材の構成要素中、最も重要なものは
いうまでもなく結合材である。
着色舗装材用結合材として要求される性質は一般性状か
ら見て軟化点、針入度指数が高く、常温及び低温におけ
る伸度に優れていることである。
すなわち、針入度指数、軟化点が高ければ、夏期におけ
る路面上の変形を防止し、常温における伸度が大きなも
のほど、岩石と結合材との接着性に優れており、低温伸
度が大きい物は低温において岩石との接着性が良好であ
り、そして冬期低温における路面上のヒビ割れを防止す
る。
元来このような着色舗装材用の結合材は■熱可塑性樹脂
、例えば各種石油樹脂、クマロン、インデン樹脂、天然
ロジン、スチレン重合体など(以下単に樹脂と呼ぶ)、
■樹脂の針入度ないし軟化点の調整のための分子量20
0以上の石油系可塑剤、例えば、[石油精製時ζこおい
て、潤滑油製造時に副生ずる芳香族性のものなどを、■
軟化点や針入度指数を向上させるためのポリマー類、例
えばスチレンブタジェン共重合物、アタクチックポリプ
ロピレン、ポリブタジェン、酢酸ビニルエチレン共重合
物すどと(以下ポリマーと呼ぶ)混合、調製した組成物
である。
結合材が上記の性能を発揮するためには、樹脂、可塑剤
、ポリマー、三者の相溶性が最も大切である。
樹脂と可塑剤との相溶性が極端に悪ければ、不透明な白
濁を生じ、粘着性、接着性に欠け、したがって常温及び
低温における伸度の改善が見受けられず結合材として使
用できない。
以上は極端な例であるが相溶性が増加するにつれ透明度
が増し、粘着、接着性も増え、伸度が上昇する。
樹脂−可塑剤混合物中に更に低温特性や感温特性を改善
する目的でポリマーを添加するが、ポリマーと樹脂−可
塑剤混合物との相溶性が悪い場合、その添加効果が少な
く、120〜180℃の高温になると低温ないし常温で
の不溶解部分が溶解し、高温粘度が高くなりすぎるとと
もに糸曳き現象を生じ施工の際困難を伴う。
以上のことから樹脂−可塑剤−ポリマーの相溶性のよい
ことが必要な条件であることが分かった。
その相溶性を測定する尺度として内容成分それぞれの溶
解パラメーター差によって示すことができることが分か
った。
溶解パラメーターを求める正確で確実な一つの手段とし
て以下の方法がある。
溶解パラメーター=10d−1,5d:比重炭化水素樹
脂の溶媒システム、パウル0パワース、ペーパース ア
メリカン ケミカル ソサイエテイデイビジョンオブオ
ーガニツク コーテインダス アンド プラスチックス
ケミストリー(Solvent systems f
or hydrocarbonresins+Pawl
O,Powers、PAPER8AME−RICAN
CHEMICAL 5OCIETY、DIV、ofO
RGANICC0ATINGS AND PLAS
TIC−8CHM、)VOL、31゜ No、2PP 、 469〜(1971)参照。
当然相互の溶解パラメーター差の少ないものはど相溶性
は良好である。
表1に樹脂と可塑剤との溶解パラメーター差と25℃伸
度及びその溶解状態の関係を示す。
試料として、溶解パラメーター7.6の可塑剤(アラビ
ア産原油を原料とする分子量570の水素化精製油)に
対し、溶解パラメーター範囲9.6〜7.9の樹脂6種
類(石油系の芳香族、脂肪族樹脂)をブレンドし、25
℃における針入度を80/100としたものである。
その結果樹脂と可塑剤との溶解パラメーター差が1.3
以上のもの同士を混合した場合、白濁し、伸度は3cm
以下であった。
伸度が150cm以上のものは0.9以下のもの同士を
混合する必要があることが分かった。
表1の試験(1〜6)における樹脂はそれぞれ下記のと
おりのものである。
試験番号 1:インデン、クマロン混合重合物(クマロンインデン
樹脂) 2ニジシクロペンタジ工ン重合物 3:芳香族系不飽和炭化水素混合物の共重合物4ニジク
ロペンタジ工ン重合物 5:鎖状不飽和炭化水素重合物 6:鎖状不飽和炭化水素重合物 可塑剤の溶解パラメーターニア、6 各針入度:80/100 舗装用結合材として低温特性を良好なものとするための
一つの手段としてポリマーを添加する方法があり、そし
てポリマーは均一に溶解するものほど添加効果は太きい
一般に均一に溶解している物同士を比べれば、同一添加
量ならば分子量が大きくなるほどその効果も大きくなる
が、均一な溶解が困難となり、分子量106以上では均
一な混合はほとんど不可能である。
またポリマーを溶質と考え、可塑剤−樹脂混合物を溶媒
と考えた場合、溶質と溶媒の溶解パラメ−ター差1.0
以上では均一な混合が不可能で、層分離を生ずる。
そのために、どのポリマーでも添加すればよいというの
ではなく、添加しても余り効果が見受けられなかったり
、かえって弊害を生ずることさえある。
ポリマーを溶質と考え、樹脂−可塑剤混合物を溶媒と考
えると、ポリマーが同一品ならば氷点降下法で測定した
溶媒の分尺量の小さいものほど、ポリマーの分散性のよ
いことが経験的に分かった。
同時に溶媒、溶質の溶解パラメーター差が1.0以上の
ものは層分離を生じ、0.7〜0.3付近では400倍
顕微鏡で観察した結果、溶質が膨潤し、フィラメント状
となり、0.3以下では、はゞ完全に溶解していること
が分かった。
そこで本発明者らは氷点降下法による溶質の分子量と溶
質、溶媒の溶解パラメーター差を乗じた数値が、500
以上のものは低温伸度に効果がなく、問題を生じること
を明らかにすることができた。
300以下のものは低温伸度も良好で、施工性に関係の
ある高温粘度にも影響を及ぼさないことが分かった。
その結果を表2に示す。
表2の試験(1〜6)における可塑剤及び樹脂は下記の
とおりのものである。
試験番号 可 塑 剤 樹 脂1 : ベ
ネゼエラ産未精 芳香族系不飽和炭製潤滑油留分
化水素混合物の重 合物 2 : アラビア産プロパ 〃 ン脱瀝未精製油 3 : アラビア産水素化 シクロペンタジエ精製油
ン重合物 4 : 〃 〃
5 : ベネゼエラ産水素 鎖状不飽和物の重化精製潤
滑油 合物 6 : アラビア産水素化 精製潤滑油 ″ 使用ポリマー:スチレン−ブタジェン共重合物溶解パラ
メーター:8.6 各針入度:80/100 以上の結果から、樹脂−可塑剤混合物の分子量に、添加
ポリマーと樹脂−可塑剤混合物との溶解パラメーター差
を乗じた値が500以下になるようにした熱可塑性樹脂
20〜80重量部に、平均分子量200以上の石油系可
塑剤20〜80重量部及びポリイソブチレン、ポリブタ
ジェン、ポリスチレン−ブタジェン共重合物、アククチ
ツクポリプロピレンあるいは酢酸ビニル−エチレン共重
合物などのポリマー0.1〜5重量部を添加して、均一
に混合したものから成る組成物が着色舗装用結合材とし
て優秀であることを見いだし、本発明に到達したのであ
る。
下記表3に、上記ポリマーと可塑剤、樹脂とを用いて均
一に混合して得た組成物、着色舗装用結合材の例と、そ
の性能を示す。
表3において C5系樹脂とは、シクロペンタジェン重合物を、C9系
樹脂とは、芳香族系不飽和炭化水素混合物の重合物を、 可塑剤とは、アラビア産減圧蒸留残渣油を税源した後、
水素化精製して得られるものを それぞれ示すものである。
上記の結果から見られるように、本発明におけるポリマ
ーはいずれも有効な性能を本発明着色舗装用結合材組成
物に与える。
多くの実験の中から以下の実施例について記す。
実施例 1 上記可塑剤(1)は、アラビア産芳香族系潤滑油留分、 樹脂(2)は、芳香族系不飽和炭化水素混合物の重合物
、 ポリマー(3)は、スチレン−ブタジェン共重合物であ
る。
以上を均一に溶解させ、結合材とした時の性状は以上の
とおりであった。
実施例 2 上記可塑剤(1)は、アラビア産減圧蒸留残渣とn−ペ
ンタンとの混合物からアメファルテンを沈澱分離させた
後、n−ペンタンを蒸留分離した後に得られるマルテン
、 樹脂(2)は、ジシクロペンタジェン重合物、ポリマー
(3)は、スチレン−ブタジェン共重合物である。
以上を均一に溶解させ結合材としたときの性状を以下に
記す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 熱可塑性樹脂20〜80重量部に石油系可塑剤(平
    均分子量200以上)20〜80重量部、を添加し、更
    にポリイソブチレン、ポリブタジェン、ポリスチレン−
    ブタジェン共重合物、アタクチックポリプロピレン、酢
    酸ビニル−エチレン共重合物などから成る群から選ばれ
    たポリマー0.1〜5重量部を添加し、これらを均一に
    混合したものから成り、その樹脂−可塑剤混合物の分子
    量に添加ポリマーと樹脂−可塑剤混合物の溶解パラメー
    ター差を乗じた数値が500以下であることを特徴とす
    る着色舗装用結合材組成物。
JP13538674A 1974-11-25 1974-11-25 チヤクシヨクホソウヨウケツゴウザイソセイブツ Expired JPS5810435B2 (ja)

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JP13538674A JPS5810435B2 (ja) 1974-11-25 1974-11-25 チヤクシヨクホソウヨウケツゴウザイソセイブツ

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JPS5160229A JPS5160229A (ja) 1976-05-26
JPS5810435B2 true JPS5810435B2 (ja) 1983-02-25

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JP13538674A Expired JPS5810435B2 (ja) 1974-11-25 1974-11-25 チヤクシヨクホソウヨウケツゴウザイソセイブツ

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3005361B2 (ja) * 1992-04-28 2000-01-31 日石三菱株式会社 バインダー組成物
JP3635147B2 (ja) * 1995-04-26 2005-04-06 宇部興産株式会社 道路舗装用樹脂組成物

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JPS5160229A (ja) 1976-05-26

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