JP2019163451A - ルーフィング防水膜のためのアスファルトコーティング、アスファルトコーティングを含む防水膜、およびアスファルトコーティングを作製するための方法 - Google Patents
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Abstract
Description
的老化性能を向上させるためにアスファルトコーティングに含まれる。しかし、膜の通常膜温度感受性および長期的老化性能が向上される一方で、熱可塑性エラストマーの添加は、コーティングの粘度の上昇ももたらし、このことにより、エラストマー含有コーティングを用いた防水膜の作製に、より高い温度およびより長い時間が必要となる。さらに、そのようなエラストマー含有アスファルトコーティングは、特に長期的老化性能において、高められた耐熱性要件を満たすことができない。
与するアスファルトコーティングを含む防水膜を提供することも望ましい。そのようなアスファルトコーティングおよびそれを含む防水膜を作製するための方法も歓迎されるであろう。アスファルト組成物のさらなる有益な特徴および特性は、以降の詳細な記述および例から明らかとなる。
、高温にさらされた場合に膜がその寸法サイズおよび形状を維持する能力である。耐熱性の試験は、アスファルトコーティングのサンプルを、異なる温度の対流オーブン中に垂直に吊り下げ、アスファルトコーティングに何らかの液滴落下が発生する温度を観察することによって行われる。耐熱性は、GB/T 328.11‐2007に従う試験方法によ
って特定される。本明細書で考慮されるアスファルトコーティング組成物の必要とされる耐熱性(特定の温度における)が、約2ミリメートル(mm)以下であることが有利であり、例えば約1mm未満などである。
8.14‐2007に従う。アスファルトコーティングのサンプルは、一定温度の冷凍庫中で1時間(±5分間)コンディショニングされ、次に、特定の直径のマンドレル上に、通常は10秒間未満の時間にわたって屈曲される。次に、サンプルは、クラッキングの徴候について視覚的に観察される。サンプルが何らのクラッキングの徴候も示さない場合、クラッキングの徴候が視認可能となるまで、より低い温度で試験が継続される。クラッキングが発生する温度が、低温可撓性温度である。本明細書で考慮されるアスファルトコーティングに対する代表的な低温可撓性温度は、約−25℃以下などの約−20℃以下である。
008に従う試験方法によって特定される。本明細書で考慮されるアスファルトコーティング組成物に対する代表的な汚れ指標は、約2以下、好ましくは、ゼロである。
ることが好ましい。代表的実施形態では、アスファルトコーティング中のアスファルトの含有量は、アスファルトコーティングの総重量に対して、約30から約80重量%、または約30から約70重量%、または約35から約65重量%、またはさらには、約35から約60重量%である。
AN(登録商標)ポリオレフィンを含み、これは、ポリエチレンのホモポリマーを含み、
米国ニュージャージー州モーリスタウンに位置するハネウェルインターナショナル社(Honeywell International Inc.)から市販されている。より詳細には、TITAN(登録商標)8594、7437、8570、および8903のうちの1つ以上が、低MWポリエチレンとしての使用に適している。低MWポリエチレンとして用いるための好ましいHoneywell TITAN(登録商標)ポリエチレンとしては、TITAN(登録商標
)7437、8570、8903、および8594が挙げられる。
知られるいかなる材料であってもよい。適切な分離材としては、限定されないが、例えば、微砂、ポリエチレンフィルム、鉱物粒子、アルミニウム箔などが挙げられる。
以下は、低分子量ポリエチレンで改質され、向上された耐油汚れ性および耐熱性を有するアスファルト組成物の例であり、各成分は重量パーセントで示される。これらの例は、単に例示の目的で提供されるものであり、いかなる形であっても、アスファルト組成物の様々な実施形態を限定することを意図するものではない。
####‐YYYY)。
サンプルアスファルトコーティングの各々を、すべての原料成分を以下の順番で容器中に投入することによって作製し、第一に、アスファルトを190℃に加熱し、第二に、加熱されたアスファルトにSBSを添加して、2000rpmの速度で1時間にわたって一緒にせん断混合し、第三に、加熱されたアスファルト‐SBS材料にGTRを添加して、約1.5時間から2時間にわたって2000rpmの速度で一緒にせん断混合し、第四に、アスファルト‐SBS‐GTR混合物にHoneywell TITAN(登録商標)
8903ポリエチレンを添加して、0.5時間にわたって2000rpmで混合し、第五に、アスファルト‐SBS‐GTR‐TITAN(登録商標)8903混合物にタルクを添加して、さらに0.5時間にわたって2000rpmでせん断混合を継続する。
有する官能化ポリエチレンである。
アスファルト系防水膜の人工風化老化のための試験方法は、GB/T 18244‐2
000に従う。アスファルトコーティングのサンプルを、約(70±1)℃の一定温度に維持した熱風老化試験ボックス内に配置し、老化時間のカウントを開始して、168時間もしくはそれ以上などの規定の老化時間まで行った。老化サンプルを取り出し、(23±2)℃の標準温度に24時間置き、次に、低温可撓性の試験を再度行い、その外観を記録した。
形の形状であり、(100±1)mm×(50±1)mmのサイズである3つのサンプルを、所望される試験温度(本発明では90℃)のオーブン中に、(120±2)分間配置した。それらを取り出した後、コーティング層の流動または液滴落下を観察し、コーティング層と基材層との間のずれを測定する。
(150±1)mm×(25±1)mmの長方形であるアスファルトコーティングのサンプルを、冷凍庫中でコンディショニングし、冷却流体中に浸漬した。サンプルが所望される温度に到達すると、その温度を1時間±5分間維持し、その後、サンプルを、特定の直径のマンドレル上に、通常は10秒間未満の時間にわたって屈曲させた。次に、サンプルを、クラッキングの徴候について視覚的に観察した。サンプルにクラッキングが観察されるまで、さらにより低い温度で試験を繰り返した。各サンプルにおいて、クラッキングの徴候が視覚的に観察された最も低い温度を、低温可撓性温度として記録した。
ルトコーティング膜(50×50mmサイズ)のサンプルを、オーブン中、1kgのおもりと5層のろ紙との間に配置し、所望される温度まで加熱し、次に、約5時間水平に置き、標準試験条件(23±2)℃に1時間置き、その後、各サンプルについて、透過したろ紙の層の数を観察し、報告する。
Claims (10)
- ルーフィング防水膜のためのアスファルトコーティングであって、すべてアスファルトコーティングの総重量に対して、
約30から約88重量パーセント(重量%)のアスファルト、
約0.1から約15重量%の低分子量(MW)ポリエチレンであって、2000乃至8000ダルトンの数平均分子量を有し、酸化されている、低分子量(MW)ポリエチレン、
約1から約30重量%の熱可塑性エラストマー、
約5から約48重量%の無機充填剤、及び
約1から約20重量%の軟化剤、
を含む、アスファルトコーティング。 - 前記低分子量(MW)ポリエチレンが、官能化高密度ポリエチレンを含む、請求項1に記載のアスファルトコーティング。
- 前記低分子量(MW)ポリエチレンが、10乃至40の酸価を有する、請求項1に記載のアスファルトコーティング。
- アスファルトコーティングの総重量に対して約1から約7重量%の前記低分子量(MW)ポリエチレンを含む、請求項1に記載のアスファルトコーティング。
- アスファルトコーティングの総重量に対して約15から約30重量%の前記熱可塑性エラストマーを含む、請求項1に記載のアスファルトコーティング。
- 前記熱可塑性エラストマーが、約8重量%未満の合成ゴムおよび1つ以上のその他の熱可塑性エラストマー、ならびに約10から約12重量%の粉砕タイヤゴム(GTR)および1つ以上のその他の熱可塑性エラストマーを含む、請求項1に記載のアスファルトコーティング。
- 基材、及び
アスファルトコーティング基材を形成するために前記基材上にコーティングされたアスファルトコーティング、
を含むルーフィング用途に用いるための防水膜であって、
前記アスファルトコーティングは、すべてアスファルトコーティングの総重量に対して、
約30から約88重量パーセント(重量%)のアスファルト、
約0.1から約15重量%の低分子量(MW)ポリエチレンであって、2000乃至8000ダルトンの数平均分子量を有し、酸化されている、低分子量(MW)ポリエチレン、
約1から約30重量%の熱可塑性エラストマー、
約5から約48重量%の無機充填剤、及び
約1から約20重量%の軟化剤、
を含む、防水膜。 - 前記アスファルトコーティング基材上を覆う分離材をさらに含む、請求項7に記載の防水膜。
- 防水膜のためのアスファルトコーティングを作製するための方法であって、
アスファルトを少なくとも約180℃に加熱する工程、
前記アスファルトに熱可塑性エラストマーを添加し、一緒に混合して、加熱されたアスファルト‐エラストマー混合物を形成する工程、
前記加熱されたアスファルト‐エラストマー混合物に低分子量(MW)ポリエチレンを添加し、混合して、アスファルト‐エラストマー‐ポリエチレン混合物を形成する工程、及び
前記アスファルト‐エラストマー‐ポリエチレン混合物に無機充填剤を添加し、混合を継続して前記アスファルトコーティングを形成する工程、
を含み、
前記低分子量(MW)ポリエチレンが、2000乃至8000ダルトンの数平均分子量を有し、酸化されている、
方法。 - 前記熱可塑性エラストマーを添加し、混合して前記加熱されたアスファルト‐エラストマー混合物を作製した後、および前記低分子量(MW)ポリエチレンを添加する前に、第二の熱可塑性エラストマーを、前記加熱されたアスファルト‐エラストマー材料に添加し、混合することをさらに含む、請求項9に記載の方法。
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CN113914379A (zh) * | 2021-11-23 | 2022-01-11 | 雨中情防水技术集团股份有限公司 | 一种适用于地下侧墙的涂-卷复合防水系统构造 |
CN115635755A (zh) * | 2022-10-24 | 2023-01-24 | 潍坊博源新型防水材料有限公司 | 一种聚合物改性沥青防水卷材制备方法 |
WO2024016796A1 (zh) * | 2022-07-21 | 2024-01-25 | 北京宇阳泽丽防水材料有限责任公司 | 一种高粘抗滑水性橡胶沥青防水涂料及其制备方法 |
CN117701050A (zh) * | 2024-02-05 | 2024-03-15 | 北京希柯节能环保科技有限公司 | 一种乙烯裂解炉炉管外壁使用的复合结晶膜浆料 |
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