JPS5810373B2 - プロモニトロアルコ−ルノ セイホウ - Google Patents
プロモニトロアルコ−ルノ セイホウInfo
- Publication number
- JPS5810373B2 JPS5810373B2 JP50078994A JP7899475A JPS5810373B2 JP S5810373 B2 JPS5810373 B2 JP S5810373B2 JP 50078994 A JP50078994 A JP 50078994A JP 7899475 A JP7899475 A JP 7899475A JP S5810373 B2 JPS5810373 B2 JP S5810373B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- diol
- reaction
- nitropropane
- bromo
- solution
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はグラム陰性画盤にグラム陽性菌に対して広範な
殺菌力をもっ2−ブロモ−2−ニトロプロパン−1・3
−ジオールを、簡易な操作により収率よくかつ高純度に
製造する方法に関する。
殺菌力をもっ2−ブロモ−2−ニトロプロパン−1・3
−ジオールを、簡易な操作により収率よくかつ高純度に
製造する方法に関する。
2−ブロモ−2−二トロプロパン−1・3−ジオールは
一般式 で表わされ、緑膿菌(Pseudomounsaeni
ginosa )に対してきわめて優れた殺菌力をもつ
ことが報告されている。
一般式 で表わされ、緑膿菌(Pseudomounsaeni
ginosa )に対してきわめて優れた殺菌力をもつ
ことが報告されている。
水晶の製法に関しては種々の方法が知られており、例え
ばホルマリンとニトロメタンを、無水アルコール中でア
ルカリアルコラードの存在下に縮合させ、生成するニト
ロアルコールのアルカリ塩を一旦分離させたのち、無極
性溶媒中でブロム化して2−ブロモ−2−ニトロプロパ
ン−1・3−ジオールを得ている。
ばホルマリンとニトロメタンを、無水アルコール中でア
ルカリアルコラードの存在下に縮合させ、生成するニト
ロアルコールのアルカリ塩を一旦分離させたのち、無極
性溶媒中でブロム化して2−ブロモ−2−ニトロプロパ
ン−1・3−ジオールを得ている。
他の方法も上記反応を多少修飾したにすぎない。
しかしこれらの方法は中間体であるニトロアルコールの
アルカリ金属塩が空気中で極めて不安定で容易に着色変
化をきたし、分離に複雑な操作を要するだけでなく、収
率及び純度の低下を免れることができない。
アルカリ金属塩が空気中で極めて不安定で容易に着色変
化をきたし、分離に複雑な操作を要するだけでなく、収
率及び純度の低下を免れることができない。
発明者はさきに水晶の製法について多くの研究を行った
結果、縮合剤としてアルカリ土類金属水酸化物を用いる
と水溶液中での反応が可能であることを見出し、中間体
が安定なアルカリ土類金属塩となるので、これを同じ反
応液中でブロム化することにより、簡易な操作をもって
収率よくブロモニトロアルコールを得ることに成功して
イル(特開昭48−72108、特開昭49−7091
1)。
結果、縮合剤としてアルカリ土類金属水酸化物を用いる
と水溶液中での反応が可能であることを見出し、中間体
が安定なアルカリ土類金属塩となるので、これを同じ反
応液中でブロム化することにより、簡易な操作をもって
収率よくブロモニトロアルコールを得ることに成功して
イル(特開昭48−72108、特開昭49−7091
1)。
発明者らはこのように縮合剤としてアルカリ土類金属水
酸化物を用いる研究に引き続き、さらに縮合剤の検討を
続げた。
酸化物を用いる研究に引き続き、さらに縮合剤の検討を
続げた。
その結果縮合剤として炭酸アルカリを一定条件下で用い
た場合に前記の方法にまさる成果が得られることを見出
し、この新知見に基づいて本発明を完成した。
た場合に前記の方法にまさる成果が得られることを見出
し、この新知見に基づいて本発明を完成した。
本発明はホルマリンとニトロメタンと炭酸アルカリを2
:1:(1,3〜1.5)のモル比となるよ。
:1:(1,3〜1.5)のモル比となるよ。
うに水溶液中に混合し、約5〜15℃で約20〜90分
開綿合反応させて2−ニトロプロパン−1・3−ジオー
ルのアルカリ金属塩を得、続いてこの反応生成物を分離
することなく反応液に上記モル比の各々に対して1の割
合の臭素をジクロールエタンに溶解した液を添加し、約
5〜15°Cで約20〜40分間ブロム化反応させ、次
にジクロールエタンを除去したのち塩析により2−ブロ
モ−2−ニトロプロパン−1・3−ジオールを得ルので
ある。
開綿合反応させて2−ニトロプロパン−1・3−ジオー
ルのアルカリ金属塩を得、続いてこの反応生成物を分離
することなく反応液に上記モル比の各々に対して1の割
合の臭素をジクロールエタンに溶解した液を添加し、約
5〜15°Cで約20〜40分間ブロム化反応させ、次
にジクロールエタンを除去したのち塩析により2−ブロ
モ−2−ニトロプロパン−1・3−ジオールを得ルので
ある。
本発明における縮合反応の反応条件はホルマリンとニト
ロメタンと炭酸アルカリのモル比を2:1:(1,3〜
1.5)とし、その反応温度は約5〜15℃であり、反
応時間は約20〜90分で必要かつ十分である。
ロメタンと炭酸アルカリのモル比を2:1:(1,3〜
1.5)とし、その反応温度は約5〜15℃であり、反
応時間は約20〜90分で必要かつ十分である。
ブロム化反応は上記モル比の各各に対して10割合の臭
素をジクロールエタンに溶解した液を添加して行う。
素をジクロールエタンに溶解した液を添加して行う。
その反応温度は約5〜15℃であり、反応時間は臭素の
滴下後約20〜40分で必要かつ十分である。
滴下後約20〜40分で必要かつ十分である。
かくして得られた反応液は分液によってジクロールエタ
ン層を除去し、水溶液を塩析したのち2−ブロモ−2−
二トロプロパン−1・3−ジオールの結晶を得る。
ン層を除去し、水溶液を塩析したのち2−ブロモ−2−
二トロプロパン−1・3−ジオールの結晶を得る。
この結晶は白色であり、赤外分光スペクトル及び元素分
析による同定によって標準2−ブロモ−2−二トロプロ
パン−1・3−ジオールと同一テすることが確認された
。
析による同定によって標準2−ブロモ−2−二トロプロ
パン−1・3−ジオールと同一テすることが確認された
。
本発明による2−ブロモ−2−二トロプロパン−1・3
−ジオールの収率ハおよそ80%であり、従来法にまさ
るともおどらぬ収率が得られた。
−ジオールの収率ハおよそ80%であり、従来法にまさ
るともおどらぬ収率が得られた。
又本発明による最終生成物の融点は124〜125℃で
あって標準2− ’7°ロモー2−二トロプロパンート
3−ジオールの融点とはy同じである。
あって標準2− ’7°ロモー2−二トロプロパンート
3−ジオールの融点とはy同じである。
これは本発明による2−ブロモ−2−二トロプロパン−
1・3−ジオールの純度が極めて高いことを示すもので
、□縮合剤として使用する炭酸アルカリの添加量が副生
物の生成の抑制に特異的な効果を有することに由来する
と考えられる。
1・3−ジオールの純度が極めて高いことを示すもので
、□縮合剤として使用する炭酸アルカリの添加量が副生
物の生成の抑制に特異的な効果を有することに由来する
と考えられる。
本発明は縮合剤として炭酸アルカリを一定の条件下で使
用することにより、優れた殺菌力をもつ2−7’ロモー
2−ニトロプロパンート3− ジオールを収率よくかつ
高純度に製造しうる効果を有す。
用することにより、優れた殺菌力をもつ2−7’ロモー
2−ニトロプロパンート3− ジオールを収率よくかつ
高純度に製造しうる効果を有す。
実施例
37%のホルマリンsi、2r(iモル)トニトロメタ
730.51 (0,5モル)及び水4001fLlよ
りなる混合液を調製し、これを0℃付近に冷却して攪拌
しつ〜炭酸ナトリウム185’を加える。
730.51 (0,5モル)及び水4001fLlよ
りなる混合液を調製し、これを0℃付近に冷却して攪拌
しつ〜炭酸ナトリウム185’を加える。
反応液の温度を10℃付近に保ったのち、さらに炭酸ナ
トリウム64.9S’(計72.9P、0.69モル)
を加え、讐を10℃付近に保って30分間攪拌すると2
−二トロプロパン−1・3−ジオールのナトリウム塩が
生成され歪。
トリウム64.9S’(計72.9P、0.69モル)
を加え、讐を10℃付近に保って30分間攪拌すると2
−二トロプロパン−1・3−ジオールのナトリウム塩が
生成され歪。
これを分離することなく反応液を引続き10℃付近に保
持し、はげしく攪拌しつ瓦ブロム80F(0,5モル)
を徐々に滴下する。
持し、はげしく攪拌しつ瓦ブロム80F(0,5モル)
を徐々に滴下する。
滴下が終ったのちも0℃付近に冷却して1時間攪拌した
のち、目的物質を酢酸エチルで抽出し、抽出液を芒硝で
乾燥したのち酢酸エチルを減圧で留去して微黄色の粗製
品を得、これを少量のエチレンクロリドに冷浸し、不純
物を除いたのち酢酸エチルとエチレンクロリドの混合液
(1:2)および活性炭をmmいて再結晶させ、無色柱
状結晶の精製2−ブロモ−2−二トロフロパン−1・3
−ジオール801を得る。
のち、目的物質を酢酸エチルで抽出し、抽出液を芒硝で
乾燥したのち酢酸エチルを減圧で留去して微黄色の粗製
品を得、これを少量のエチレンクロリドに冷浸し、不純
物を除いたのち酢酸エチルとエチレンクロリドの混合液
(1:2)および活性炭をmmいて再結晶させ、無色柱
状結晶の精製2−ブロモ−2−二トロフロパン−1・3
−ジオール801を得る。
原料ニトロメタンに対する理論収率は80%、融点は1
24〜125℃で標準品と比較して融点降下しない。
24〜125℃で標準品と比較して融点降下しない。
又赤外分光スペクトルより2−ブロモ−2−二トロプロ
パン−1・3−ジオールと同定された。
パン−1・3−ジオールと同定された。
実験例
本発明におする縮合剤としての炭酸アルカリの添加量の
効果を調べるため、炭酸ナトリウムの添加量を0.3モ
ルと0.5モルにして実施例と同一の方法で2−フロモ
ー2−二トロフロパン−1・3−ジオールを製し、それ
ぞれの収率と融点を調べた。
効果を調べるため、炭酸ナトリウムの添加量を0.3モ
ルと0.5モルにして実施例と同一の方法で2−フロモ
ー2−二トロフロパン−1・3−ジオールを製し、それ
ぞれの収率と融点を調べた。
これを実施例(添加量0.69モル)による最終生成物
と比較すると次表の通りである。
と比較すると次表の通りである。
この表から判るように炭酸ナトリウムの添加量を変えて
も収率は大差はないが、融点については実施例の最終生
物では標準値と近似の124〜125℃であるのに対し
、0.3モルと0.5モルの場合は標準値よりもかなり
低い。
も収率は大差はないが、融点については実施例の最終生
物では標準値と近似の124〜125℃であるのに対し
、0.3モルと0.5モルの場合は標準値よりもかなり
低い。
これは本発明による2−プロモーニトロプロパン−1・
3−ジオールの純度が極めて高いことを示すもので、縮
合剤としての炭酸アルカリの添加量が副生物の生成の抑
制に特異的な効果を有することに由来すると考えられる
。
3−ジオールの純度が極めて高いことを示すもので、縮
合剤としての炭酸アルカリの添加量が副生物の生成の抑
制に特異的な効果を有することに由来すると考えられる
。
Claims (1)
- 1 ホルマリンとニトロメタンと炭酸アルカリを2:1
:(1,3〜1.5)のモル比となるように水溶液中に
混合し、約5〜15℃で約20〜90分開綿合反応させ
て2−ニトロプロパン−1・3−ジオールのアルカリ金
属塩を得、続いてこの反応生成物を分離することなく反
応液に上記モル比の各々に対して10割合の臭素をジク
ロールエタンに溶−した液を添加し、約5〜15℃で約
20〜40分間ブロム化反応させ:次にジクロールエタ
ンを除去したのち塩析により2−ブロモ−2−二トロプ
ロパン−1・3−ジオールの結晶を得ることを特徴とす
る2−ブロモ−2−二トロプロパン−1・3−ジオール
の製法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP50078994A JPS5810373B2 (ja) | 1975-06-24 | 1975-06-24 | プロモニトロアルコ−ルノ セイホウ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP50078994A JPS5810373B2 (ja) | 1975-06-24 | 1975-06-24 | プロモニトロアルコ−ルノ セイホウ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS523011A JPS523011A (en) | 1977-01-11 |
JPS5810373B2 true JPS5810373B2 (ja) | 1983-02-25 |
Family
ID=13677438
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP50078994A Expired JPS5810373B2 (ja) | 1975-06-24 | 1975-06-24 | プロモニトロアルコ−ルノ セイホウ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5810373B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61289063A (ja) * | 1985-06-17 | 1986-12-19 | Paamakemu Asia:Kk | ジブロモニトロ化合物の製造法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3162691A (en) * | 1964-12-22 | Process fok the manufacture of |
-
1975
- 1975-06-24 JP JP50078994A patent/JPS5810373B2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3162691A (en) * | 1964-12-22 | Process fok the manufacture of |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS523011A (en) | 1977-01-11 |
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