JPS5810160A - 内燃機関用点火時期制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、例えばディストリビニ−夕に内蔵されるピッ
クアップ信号により決められる基本点火時期を基準とし
て、機関運転状態を検出する各種センサの信号により点
火時期補正量を算出して、実点火時期を得る内燃機関用
点火時期制御装置に関する。

従来のこの種点火時期制御装置の構成を第１図に示す、
この図において、イグナイタ（１２）は、ディストリピ
ニ−タ（１１）より出力されるピックアンプ信号（２１
）を波形整形して、機関回転数と吸気圧（Ｖｋ人中空気
量に応じた基本点火時期および、点火コイル（１３）の
通電開始時期を得る。また、イグナイタ（１２）は、上
記基本点火時期を基準として、コンピュータ（１４）が
出力する点火時期補正信号（２２）の遅角あるいは過負
情報に従って、実際に点火を行う実点火時期を得、点火
コイル（１３）に通電開始時期、および、実点火時期を
含む点火信号（２３）を出力する。

さらに、コンビエータ（１４）へは、前記基本点火時期
（第３図（１）のＡ）含む基本点火時期信号（２４）お
よび、前記実点火時期（第３図（２）のＢ）を含む実点
火時期信号（２５）を出力する。

一方、センサ（１５）は、機関の回転数、加減速、水温
、シリンダ内のノッキング、ピストンのクランク位置等
の運転状態をセンサ信号（２６）として検出し出力する
。

コンビニ−タ（１４）は、上記、基本点火時期信号（２
４）、実点火時期信号（２５）、および各種センサ信号
（２６）により、基本点火時期を準備とした点火時期補
正量を算出し、電圧等の点火時期補正信号（２２）とし
てイグナイタ（１２）へ出力する。ここで、基本点火時
期信号（２４）および実点火時期信号（２５）を使用す
るのは、コンビ二−タ（１４）が、例えば機関のシリン
ダ内の圧力、振動、音等によりノッキングを検出して、
点火時期の遅角量を決めるノックコントローラである場
合、機関からのセンサ信号（２６）に含まれる点火ノイ
ズをノッキングとして誤検出するのを防ぐため、基本点
火時期前より実点火時期後ある一定期間ノッキング検出
を行わない、いわゆるマスク期間を設けるためである。

また、点火コイル（１３）は、イグナイタ（１２）より
出力される点火信号（２３）で決められる点火時期に高
電圧を発生して、図示せぬ点火プラグを着火させる。

しかしながらこの従来の構成であると、イグナイタ（１
２）からコンビニ−タ（１４）へ基本点火時期、実点火
時期の情報を受は渡すのに、基本点火時期信号（２４）
、実点火時期信号（２５）の送出用に少なくとも２本の
信号線が必要であった。

本発明は上記問題点を解決するためになされ、第２図に
示すように本発明では、イグナイタ（１２）からコンピ
ュータ（１４）への基本点火時期、実点火時期という情
報の受は渡しを、階段状波形信号（２７）を唯一本の信
号線で送出することによ−り行い、システムとしての構
成を簡略化することを目的とするものである。

以下本発明を具体的に説明する０本発明で使用する階段
状波形信号（２７）の−例を、第４図に示す０図中、Ａ
は基本点火時期、Ｂは実点火時期を示し、電圧値が階段
状に切り換わる点を利用している。すなわち、第４図に
おいて電圧■３よりｖ２に切り換わる点を実点火時期と
している。

ここで、イグナイタ（１２）において第４図で示した信
号（２７）を作成する回路の一例を第５図（１）に、そ
の入出力信号波形を同図（２）に示す、第５図（１）に
おいて、基本点火時期を含んだ基本点火時期信号（１０
１）は、トランジスタＴｒ、　　（１）のベース端子に
供給され、Ｔｒ。

（１）のエミッタ端子は、グランドへ接続される。

また、Ｔｒ、　　（１）のコレクタ端子は、抵抗Ｒ１を
介して、電源へ接続されると共に、抵抗Ｒ２を介して、
Ｔｒ、　　（２）のコレクタ端子に接続される。実点火
時期を含んだ実点火時期信号（１０２＞は、Ｔｒ、　　
（２）のベース端子に接続され、Ｔｒ。

（２）のエミッタ端子はグランドへ接続される。

なお、出力信号（２７）↓嘘、Ｔｒ、１のコレクタ端子
よりとり出される。

次に、第５図（１）の回路動作について説明する。基本
点火時期を含んだ信号（１０１）（基本点火時期は立ち
下がり時点）が、“Ｈ″　（高レベル）状態にある時は
、Ｔｒ、（１）がＯＮするため、出力信号（２７）は、
“Ｌ″　（低し・ベル）状態となる。信号（１０１）が
“Ｌ”状態にあり、か、つ、実点火時期を含んだ信号（
１・０２）（実点火時期は立ち下がり時点）も１Ｌ″状
態にある時は、Ｔｒ、　　（１）　、Ｔｒ、　　（２）
共にＯＦＦするため、出力信号（２７）は、電源電圧が
出力される“Ｈ３状態となる。また、信号（１０１）が
１Ｌ”状態で、かつ、信号（１０２）が“Ｈ”状態にあ
る時は、Ｔｒ、（１）がＯＦＦ、Ｔｒ、（２）がＯＮす
るため、出力信号（２７）は、電源電圧を抵抗Ｒ１、Ｒ
２で分割した電圧が出力される。

このようにして、基本点火時期、実点火時期を含んだ信
号（２７）が作成され、コンビエータ（１４）に一本の
信号線を介して送出される。

次に、コンビエータ（１４）において、信号（２７）よ
り、基本点火時期、実点火時期を識別する回路例を第６
図（１）に、その入出力信号波形を同図（２）に示す、
入力信号（２７）は、コンパレータ　ＣＯＭＰ　（１）
　、ＧＯＭＰ　（２）の非反転入力にそれぞれ供給され
る。一端が電源に接統されている抵抗Ｒ３の他端は、Ｃ
ＯＭＰ　（１）の反転入力に接続されると共に、抵抗Ｒ
４の一端に接続され、他端は、ＣＯＭＰ　（２）の反転
入力に接続されると共に、抵抗Ｒ５を介してグランドに
接続される。基本点火時期信号（１０１’）はＣＯＭＰ
　（２）の出力端子より、ま′た、実点火時期信号（１
０２’）は、ＣＯＭＰ　（１）の出力端子よりとり出さ
れる。この回路動作について説明すると、電源電圧は、
抵抗Ｒ３、Ｒ４、Ｒ５で抵抗分割され、端子（１０５）
、（１０６）には、第６図（２）のＶ２Ｏ３、Ｖ２Ｏ３
で示される設定電圧が与えられる。これらの電圧値と、
入力信号（２７）とを比較し、その大、小によって、出
力信号（１０１’）、（１０２’）を得る。

第７図は上記階段状波形信号（２７）の他の信号例を示
すものであり、この場合も、３種類の電圧値の切り換わ
り点を利用して、基本点火時期、実点火時期を得ている
。

なお、上述した実施例では電圧値の変化する階段状波形
信号を挙げたが、電流値の変化する階段状波信号を利用
してもよい。

このように従来の構成では、イグナイタ（１２）ちから
コンピュータ（１４）へ、基本点火時期、実点火時期の
情報を受は渡すのに、少なくとも２本必要であった信号
線が本発明による構成では、唯一本ですむため、システ
ムとしての構成が簡略となる。その結果、コストダウン
につながると共に、実車装着の際、従来に比し、信号線
の占めるスペースも減少し、配線も容易となるという効
果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の内燃期間用点火時期制御装置の構成図、
第２図は本発明の一実施例を示す構成図、第３図は、従
来の構成において使用されている基本点火時期信号およ
び実点火時期信号の信号波形図、第４図は第２図に示す
装置において使用される階段状波形信号を示す図、第５
図は第２図中のイグナイタにおける階段状波形信号を出
力する回路の電気回路図、第６図は第２図中のコンビ３
−タにおける階段状波形信号を入力する回路の電気回路
図、第７図は階段状波形信号の他の例を示す図である。 １１・・・信号発生器をなすディストリビユータ、１２
・・・イグナイタ、１３・・・点火コイル、１４・・・
コンビエータ、１５・・・センサ。 弁理人弁珊士　岡　部　　隆゛

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 機関回転数、および吸気圧または吸入空気量に応じて定
   められる基本点火時期信号を発生する信号発生器と、こ
   の基本点火時期信号を補正する補正信号を機関の運転状
   態を検出して算出するコンビ二一夕と、前記基本点火時
   期信号と補正信号とにより点火信号を発生するイグナイ
   タとを備える内燃機関用点火時期制御装置において、−
   前記イグナイタからコンビエータに前記基本点火時期信
   号と実際の点火時期を示す実点火時期信号とを段階状波
   形信号により唯一本の信号線で送出し点火時期制御に用
   いるようにした内燃機関用点火時期制御装置。