JPH1199895A - 車両用乗員脱出支援装置 - Google Patents

車両用乗員脱出支援装置

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JPH1199895A
JPH1199895A JP9266484A JP26648497A JPH1199895A JP H1199895 A JPH1199895 A JP H1199895A JP 9266484 A JP9266484 A JP 9266484A JP 26648497 A JP26648497 A JP 26648497A JP H1199895 A JPH1199895 A JP H1199895A
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JP
Japan
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vehicle
window glass
occupant
float
wire
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JP9266484A
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English (en)
Inventor
Tatsuro Takahashi
達朗 高橋
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両水没時においても常に安定して乗員の外
部への脱出支援を行うことができる車両用乗員脱出支援
装置を提供する。 【解決手段】 本発明は、車両(1) の水没時にウインド
ウガラス(4,110) を破壊して乗員を外部に脱出させる車
両用乗員脱出支援装置において、車両が水没状態になっ
たことを検出する検出手段(10,92,130) と、この車両の
水没状態になったときに車両のウインドウガラスを破壊
する破壊手段とを備え、この破壊手段が、ウインドウガ
ラスに配設された熱線(12,30,80,112,114)と、検知手段
が水没状態を検知したとき熱線への電流の通電を所定時
間行う制御手段(10,130,30) とを有することを特徴とし
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用乗員脱出支
援装置に係わり、特に、車両の水没時にウインドウガラ
スを破壊して乗員を外部に脱出させる車両用乗員脱出支
援装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、車両が水中に落ちた場合、乗
員がウインドウガラスを開いて車両外部に脱出すること
は可能である。しかしながら、車両が水中に落ちるよう
な状況は、緊急事態であり、乗員によっては、パニック
状態となり、ウインドウガラスがパワーウインドウで作
動可能であっても作動出来ず、その結果、車両外部に脱
出できないことが想定される。また、緊急脱出用のハン
マーを設置していても、女性の場合、このハンマーによ
りウインドウガラスを割ることができない場合がある。
このような状態を解決するために、車両水没時にバネの
力により自動的にウインドウガラスを割ることにより、
乗員の外部への脱出を支援する装置が知られている。ま
た、車両水没時に火薬を用いて自動的にウインドウガラ
スを割るようにしたものも知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
乗員脱出支援装置は、バネの力や火薬を用いているた
め、バネの経年変化や車両水没時の火薬湿化等により、
装置が作動不良となる恐れがある。このため、装置の信
頼性が低く実用的でないという問題がある。そこで、本
発明は、このような従来技術の問題を解決するためにな
されたものであり、車両水没時においても常に安定して
乗員の外部への脱出支援を行うことができる車両用乗員
脱出支援装置を提供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、車両の水没時にウインドウガラスを破
壊して乗員を外部に脱出させる車両用乗員脱出支援装置
において、車両が水没状態になったことを検出する検出
手段と、この車両の水没状態になったときに車両のウイ
ンドウガラスを破壊する破壊手段とを備え、この破壊手
段が、ウインドウガラスに配設された熱線と、検知手段
が水没状態を検知したとき熱線への通電を所定時間行う
制御手段とを有することを特徴としている。このように
構成された本発明においては、車両が水没状態になった
とき、検知手段がその水没状態を検知し、この検知によ
り、制御手段により、ウインドウガラスに配設された熱
線へ電流が所定時間通電される。この結果、ウインドガ
ラスは加熱され、通電終了後に空気又は水により急激に
冷却される。このため、ウインドウガラスに大きな温度
差が生じ、この温度差により、ウインドウガラスが破壊
される。このウインドウガラスの破損により、車両内の
乗員が外部に確実に脱出することができる。
【0005】また、本発明は、車両の水没時にウインド
ウガラスを破壊して乗員を外部に脱出させる車両用乗員
脱出支援装置において、車両が水没状態になったことを
検出する検出手段と、この車両の水没状態になったとき
に車両のウインドウガラスを破壊する破壊手段とを備
え、この破壊手段が、ウインドウガラスに配設された熱
線と、検知手段が水没状態を検知したとき熱線への電流
の通電を開始する制御手段とを有し、熱線は所定温度に
到達したときに焼き切れるような耐熱性を有することを
特徴としている。このように構成された本発明において
は、車両が水没状態になったとき、検知手段がその水没
状態を検知し、この検知により、制御手段により、ウイ
ンドウガラスに配設された熱線への電流の通電が開始さ
れる。この通電の開始により、ウインドガラスは加熱さ
れ、所定温度に到達したときに焼き切れる。この後、ウ
ウインドウガラスは空気又は水により急激に冷却され、
このため、ウインドウガラスに大きな温度差が生じ、こ
の温度差により、ウインドウガラスが破壊される。この
ウインドウガラスの破損により、車両内の乗員が外部に
確実に脱出することができる。
【0006】本発明において、上記熱線は、ループ形状
に配設されていることが好ましい。本発明において、上
記熱線は、ウインドウガラスの中心方向に伸びるように
配設されていることが好ましい。本発明において、上記
ウインドウガラスは昇降可能であり、上記制御手段は、
ウインドウガラスとバッテリーとを接続する接続手段を
有し、この接続手段が、ウインドウガラスの昇降状態に
関わらず熱線に通電可能とすることが好ましい。本発明
において、上記接続手段は、熱線とバッテリーとを連結
するワイヤであってもよい。本発明において、上記接続
手段は、ウインドウガラスを昇降させるウインドウレギ
ュレータに設けられている摺動接点であってもよい。
【0007】本発明において、上記制御手段は、ウイン
ドウガラスが所定量以上に開いているときにはウインド
ウガラスへの通電を禁止することが好ましい。本発明に
おいて、上記熱線は、ウインドウガラスの閉時において
車両ボディー内に隠れる個所に配設されていることが好
ましい。本発明において、上記熱線は、車両ボディ内に
隠れる個所に配設されていることが好ましい。本発明に
おいて、上記検出手段は、エンジンルーム内に設けられ
ていることが好ましい。本発明において、上記検出手段
は、侵入した水により押し上げられるフロートを用いた
フロートスイッチであってもよい。
【0008】本発明において、上記フロートスイッチ
は、フロート室と、このフロート室内に上下移動可能に
設けられたフロートと、フロート室の下方に形成され水
をフロート室内に導入する導入口と、上記ウインドウガ
ラスへの通電を行う接点とを有するものであってもよ
い。本発明において、上記熱線は、車両ガラスに配設さ
れたアンテナの一部と共用化されているものであっても
よい。本発明において、上記熱線は、車両ガラスに配設
されたデファッガーの一部と共用化されているものであ
ってもよい。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
添付図面を参照して説明する。先ず、図1乃至図3によ
り本発明の第1実施形態を説明する。図1はフロートス
イッチの取り付け位置を示す車両の斜視図、図2は本発
明の実施形態による車両用乗員脱出支援装置を示す概略
図、図3は熱線とバッテリーとの接続部分を示す部分正
面図である。図1に示すように、1は車両であり、この
車両1は、フロントドア2を備え、このフロントドア2
内には、ウインドウガラス4の昇降を行うウインドウレ
ギュレータ6が設けられている。また、車両1のエンジ
ンルーム8内のバンパーの裏側部に、車両が水没状態に
なったことを検出する検出手段であるフロートスイッチ
10が取り付けられている。
【0010】図2及び図3に示すように、ウインドウガ
ラス4にはループ形状でガラスの中心方向に伸びる熱線
12が配設されている。この熱線12の両端子は、ウイ
ンドウレギュレータ6に設けられた摺動接点13に接触
し、さらに、摺動接点13の一方はリード線14により
バッテリー18のGND端子に接続され、摺動接点13
の他方はリード線16によりフロートスイッチ10を経
由してバッテリー18の+B端子に接続されている。こ
こで、熱線12と摺動接点13との接触構造は、後述す
る第2実施例(図4乃至図8参照)により詳細に説明す
る。図2に示すように、フロートスイッチ10は、フロ
ート室20と、このフロート室20内に上下移動可能に
設けられたフロート22と、フロート室20の下方に形
成され水をフロート室20内に導入するノズル24と、
フロート22と共にウインドウガラス12への通電を行
う接点26とから構成されている。ここで、接点26
は、通電を行わないOFF接点部26aと、通電を行う
ON接点部26b及び通電を停止するOFF接点部26
cとからなり、ON接点部26b及びフロート22は、
金属材料等の導電性材料から作られている。また、ノズ
ル24は絞りの機能を有しており、フロート22がON
接点部26aと接触して通電を行う時間が所定時間(好
ましくは約2〜3分)となるように設定されている。
【0011】次に、このように構成された第1実施形態
の動作を説明する。車両1が水没状態となる場合、最初
に車両1で一番重い部分であるエンジンルーム8の部分
が水没する。このとき、フロートスイッチ10がエンジ
ンルーム8内のバンパーの裏側部に取り付けられている
ため、いち早くこの車両1の水没状態を検出する。具体
的には以下の通りである。即ち、一番下方に位置するノ
ズル24からフロート室20内に圧力を持った水が侵入
する。これにより、この水の侵入によりフロートが上方
に押し上げられ、フロート22とON接点部26bとが
接触して両者が導通する。導通すると、バッテリー18
からリード線14,16及び摺動接点13を介して熱線
12に電流が供給され通電状態となる。熱線12が通電
状態となることにより、熱線12が発熱し、これによ
り、ウインドウガラス4の温度が上昇する。この後、フ
ロートスイッチ10のフロート室20内に水が侵入し続
け、フロート22がON接点部26bと接触している間
は通電状態が継続され、ウインドウガラス4の温度は上
昇し続ける。所定時間(好ましくは約2〜3分)経過
後、フロート22がOFF接点部26cに到達し、この
とき、フロート22は接点部26と接触し、これによ
り、熱線12への通電が停止される。このとき、熱線1
2は、所定温度(好ましくは夏場で約150℃)に到達
している。
【0012】このとき、熱線12へ供給される電圧と電
流及び熱線12の抵抗は、以下のようにして設定され
る。先ず、車載のバッテリー18の電圧は13.5Vで
一定である。2〜3分以内で150℃まで加熱するため
には、約20Aの電流を流す必要があることを確認し
た。よって、熱線12の抵抗値としては、0.7Ω(=
13.5V÷20A)となる。また、0.7Ωの抵抗で
もその長さが長いほど加熱能力は低下する。即ち、同じ
発熱量Q(=V(電圧値)×I(電流値))であっても
熱線が長ければ熱線の単位長さ当たりの発熱量は低下す
るためである。従って、熱線の長さ(又は、後述するF
Mアンテナ又はデフォッガーの発熱する所定長さ)の単
位長さ当たりの抵抗値も関係する。従って、本実施形態
では、抵抗値は熱線1m当たり8Ωと設定した。また、
電圧が一定であるため、発熱量Qは電流Iに比例(=熱
線全体の抵抗値Rに反比例)することから、加熱能力は
熱線全体の抵抗値Rに反比例すると共に熱線の単位長さ
当たりの抵抗値に比例する。従って、このような関係か
ら、丁度良い値を設定することにより、最適な制御を行
うことができる。具体的には、例えば、熱線全体の抵抗
値Rを0.7Ω、熱線の単位長さ当たりの抵抗値を8Ω
とするか、又は、熱線全体の抵抗値Rを7Ω、熱線の単
位長さ当たりの抵抗値を80Ωとすることが好ましい。
【0013】この後、ウインドウガラス4は、水又は空
気に急激に冷却され、このとき大きな温度差が生じ、こ
の温度差により、ウインドウガラス4が破壊される。ウ
インドウガラスがこのような温度差で破壊することは、
発明者らにより確認されている。このように、車両が水
没状態となった場合、自動的にウインドガラスが破壊さ
れるため、車両の乗員は、このような緊急事態時におい
て、破壊されたウインドウガラスの部分から容易に外部
に脱出可能となる。また、本実施形態によれば、バネや
火薬を使用せず、熱線を使用してウインドウガラスを破
壊するようにしているため、常に安定して作動させるこ
とができ、確実に脱出支援を行うことができる。
【0014】次に図4乃至図8により本発明の第2実施
形態を説明する。この第2実施形態は、第1実施形態と
比較して熱線の配置が異なっているのみである。また、
この第2実施形態により、熱線とウインドウレギュレー
タとの接触部分の構造を詳細に説明する。図4は2実施
形態による熱線及びウインドウレギュレータを示す部分
正面図、図5は第2実施形態によるウインドウレギュレ
ータの近傍を示す拡大正面図、図6は図4を上方ら見た
部分平面図、図7は図5のA−A線に沿う断面図、図8
は第2実施形態によるウインドウレギュレータの下方近
傍を示す部分斜視図である。図4に示すように、フロン
トドア2にウインドウガラス4が設けられ、このウイン
ドウガラス4の下方部4aは、ウインドウガラス4の閉
時においてドア内に隠れる個所となっている。このウイ
ンドウガラス4の下方部4aに、熱線30が前後方向に
伸びるループ形状に配設されている。この熱線30の両
端子30a(図6参照)は、カプラー32を介してリー
ド線34,36の一端に接続されている。なお、このカ
プラー32は、ウインドウガラス4をドア2に組み付け
た後に結線できるように設けられている。
【0015】一方、図5及び図7に示すように、38
は、ウインドウレギュレータであり、このウインドウレ
ギュレータ38の内側面には、絶縁体40を介してレギ
ュレータ側摺動接点42が所定距離B(例えば、ウイン
ドウレギュレータ38の上端位置から下方に約40cm
の距離)だけ設けられている。また、リード線34,3
6の他端はリード線側摺動接点44となっており、この
リード線側摺動接点44は、ウインドウガラス4に取り
付けられたキャリヤプレート46の前面に絶縁体48を
介して設けられ、レギュレータ側摺動接点42と摺動接
触するようになっている。図5に示すように、50はウ
インドウガラス昇降用のワイヤであり、このワイヤ50
は、上側ベースプレート52に取り付けられたプーリ5
4、下側ベースプレート56に取り付けられたプーリ5
8及びワイヤ駆動機構60に掛けられている。ここで、
ワイヤ駆動機構60は、モータ62と、このモータ62
の出力軸に結合されたウオームギヤ64と、このウオー
ムギヤ64と噛み合うギヤ66とこのギヤ66と一体的
に設けられたアウタチューブ68とから構成されてい
る。また、ワイヤ50には、ブラケット70が固定され
ており、このブラケット70により、ワイヤ50がキャ
リヤプレート42及びウインドウガラス4に取り付けら
れている。さらに、ワイヤ50は、アウタチューブ68
にクロスするように掛けられており、モータ62が正回
転することにより、ワイヤ50は時計方向に移動し、ウ
インドウガラス4が開状態となる。また、モータ62が
逆回転することにより、ワイヤ50は反時計方向に移動
し、ウインドウガラス4が閉状態となる。なお、このと
き、ワイヤ50の移動により、ブラケット70、キャリ
ヤプレート46、リード線側摺動接点44、リード線3
4,36、及び熱線30が配設されたウインドウガラス
4が一体となって、ウインドレギュレータ38の内側面
に沿って上下移動する。
【0016】さらに、図5及び図8に示すように、ウイ
ンドウレギュレータ38の摺動接点42の下端側は、リ
ード線72,74に接続されており、これらのリード線
72は図2に示すようにバッテリー18の+GND端子
に接続され、リーソ線74は図2に示すようにフロート
スイッチ10を介してバッテリー18の+B端子に接続
されている。次に、第2実施形態の動作を説明する。基
本動作は第1実施形態と同様である。即ち、車両1が水
没状態となる場合、フロートスイッチ10がこの車両1
の水没状態を検出する。ドア2が閉じられている場合に
は、バッテリー18からリード線72,74、ウインド
ウレギュレータ38の摺動接点42、リード線34,3
8の摺動接点44及びリード線34,38を介して熱線
30に電流が供給され通電状態となる。
【0017】熱線30が通電状態となることにより、熱
線30が発熱し、これにより、ウインドウガラス4の温
度が上昇する。この後、所定時間経過後、熱線30への
通電が停止される。この後、ウインドウガラス4は、水
又は空気に急激に冷却され、このときの温度差により、
ウインドウガラス4が破壊される。このようして、ウイ
ンドウガラス4が閉状態で車両が水没状態となった場
合、自動的にウインドガラスが破壊されるため、車両の
乗員は、このような緊急事態時において、破壊されたウ
インドウガラスの部分から容易に外部に脱出可能とな
る。次に、ウインドウガラス4が開状態の場合を説明す
る。先ず、ウインドウガラス4の開き量が少し、即ち、
所定量より少ない量だけ開いている場合を説明する。こ
の場合は、乗員がウインドウガラス4の開口部から容易
に脱出できないような開状態であり、このとき、リード
側摺動接点44は、レギュレータ側摺動接点42と接触
状態にある。このため、この状態では、上記した閉状態
と同様に動作し、熱線34を所定時間通電して温度を上
昇させその後に冷却し、これらの温度差によりウインド
ウガラス4を破壊する。
【0018】ウインドウガラスが所定量以上即ち乗員が
ウインドウガラス4の開口部から容易に脱出できる程度
に開いている状態では、リード側摺動接点44は、レギ
ュレータ側摺動接点42の所定距離Bより下方に位置
し、そのため、レギュレータ側摺動接点42と非接触状
態となる。このため、この状態では、熱線30は通電さ
れず、ウインドガラス4は破壊されない。このように、
この第2実施形態では、レギュレータ側摺動接点42を
所定距離Bだけ設けるようにして、ウインドウガラス4
が所定量以上に開いているときには、ウインドウガラス
4への通電を禁止し、ウインドウガラス4を破壊しない
ようにしている。また、第2実施形態では、熱線30が
ウインドウガラス4の閉時においてドア2内の隠れる個
所に配設されているため、この熱線30が外から見え
ず、見栄えがよい。
【0019】次に、図9により本発明の第3実施形態を
説明する。図9は本発明の第3実施形態による車両用乗
員脱出支援装置を示す概略図である。この実施形態で
は、熱線80が、ウインドウガラス4の下方部、即ち、
ウインドウガラス4の閉時においてドア2内の隠れる個
所にループ形状に配設されている。この熱線80は、上
記第1及び第2実施形態とは異なり、所定温度(好まし
くは150℃)で焼き切れるような耐熱性を持つヒュー
ズ等により構成されている。この熱線80の両端部は、
カプラー82を介してフレキシブルワイヤー84に接続
されている。このフレキシブルワイヤー84の下端側
は、ブラケット86によりドア2のインナパネルに取り
付けられている。フレキシブルワイヤー84の下端部
は、それぞれリード線88,90に接続され、リード線
88はバッテリー18のGND端子に接続され、リード
線90はフロートスイッチ92を介してバッテリー18
の+B端子に接続されている。
【0020】フロートスイッチ92は、図2に示すもの
と異なる構造を有なり、フロート室94と、フロート9
6と、フロート室94の下方に設けられた開口部98
と、フロート室94の上方に設けられた固定接点100
と可動接点102とから構成されている。可動接点10
2はリード線90に接続され、固定接点100はバッテ
リー18の+B端子に接続されている。次にこの第3実
施例の動作を説明する。この実施形態では、ウインドウ
ガラス4がウインドレイギュレータに沿って昇降して開
閉されるとき、熱線80がフレキシブルワイヤー84に
接続しているため、ウインドウガラス4の昇降状態に関
係なく、バッテリー18から電流を供給して通電させる
ことができる。また、熱線80が所定温度で焼き切れる
ような耐熱性を持つものであるため、フロートスイッチ
92は通電のためのON動作のみを行うようになってい
る。即ち、車両1が水没状態となる場合、フロートスイ
ッチ92の一番下方に位置する開口部98から多量の水
が侵入する。これにより、フロート96が急激に上方に
押し上げられ、可動接点102が上方に湾曲し固定接点
100と接触して両者が導通する。導通すると、バッテ
リー18からリード線88,90及びフレキシブルワイ
ヤー94を介して熱線80に電流が供給され通電状態と
なる。また、フロートスイッチ92は、車両が転倒(ロ
ールオーバー)した際も、車両と同時にこのフロートス
イッチ92も逆さ向きとなり、これにより、ON動作す
るようになっている。
【0021】この後、ウインドウガラス4は所定温度ま
で上昇し、その状態で熱線80が焼き切れ、結果的に通
電が停止されることになる。ウインドウガラス4は、水
又は空気に急激に冷却され、このときの温度差により、
ウインドウガラス4が破壊される。このように、車両が
水没状態となった場合、自動的にウインドガラスが破壊
されるため、車両の乗員は、このような緊急事態時にお
いて、破壊されたウインドウガラスの部分から容易に外
部に脱出可能となる。次に図10及び図11により本発
明の第4実施形態を説明する。図10は本発明の第4実
施形態によるリヤウインドウガラス及びFMアンテナを
示す正面図である。図11は、この第4実施形態及び後
述する第5実施形態で用いられるフロートスイッチを示
す斜視図(11a)、固定接点の斜視図(11b)及び
可動接点の斜視図(11c)である。この実施形態は、
熱線をリヤウインドガラスに配設されたアンテナの一部
と共用するようにしたものである。即ち、図10に示す
ように、本実施形態においては、車両のリヤウインドウ
110の内側面に、FMアンテナ112及び水滴や霜を
取り除くためのヒータとして機能するデフォッガー11
4が配設されている。このFMアンテナ112の中央部
には、給電点116が接続されている。また、FMアン
テナ112の左方端部側には、リード線118,120
がFMアンテナ112の所定距離部分112aを跨ぐよ
うに接続されている。これらのリード線118,120
は後述する図11に示すフロートスイッチの+B端子及
びGND端子に接続されている。ここで、FMアンテナ
112の所定距離部分112aは、上述した第3実施形
態の熱線と同様に、所定温度(好ましくは150℃)で
焼き切れるような耐熱性を持つように構成されている。
また、このFMアンテナ112の所定距離部分112a
の長さは、所定時間内に所定温度まで上昇して、その温
度で焼き切れるような長さに設定されている。
【0022】図11に示すように、フロートスイッチ1
30は、フロート室132と、フロート134と、フロ
ート室132の下方に設けられた開口部136と、フロ
ート室132の上方に設けられた固定接点138,14
0と可動接点142,144とから構成されている。可
動接点142は、その一端がリード線120に接続され
他端がフロート134の上昇により固定接点138と接
触し、この固定接点138は、バッテリー19のGND
端子に接続されている。一方、可動接点144は、その
一端がリード線118に接続され他端がフロート134
の上昇により固定接点140と接触し、この固定接点1
38は、バッテリー19の+B端子に接続されている。
次に第4実施形態の動作を説明する。この実施形態にお
けるフロートスイッチ130は、図2及び図9に示すフ
ロートスイッチのようにバッテリー18のGND端子が
常時接続されたタイプではなく、バッテリー18の+B
端子及びGND端子の両者が共に車両水没時にフロート
スイッチ130によりON動作してリード線118,1
20と接続するように構成されている。これは、GND
端子に常時接続したのでは、FMアンテナ112がアー
スされてしまいアンテナとしての本来の機能が維持でき
なくなるからである。よって、この実施形態では、車両
1が水没状態となる場合、フロートスイッチ130のフ
ロート134がフロート室132内に侵入した水により
急激に上方に押し上げられ、可動接点142,144が
それぞれ固定接点138,140とそれぞれ接触して導
通する。導通すると、バッテリー18からフロートスイ
ッチ130、及びリード線118,120を介して熱線
としての機能を有するFMアンテナ112の所定距離部
分112aに電流が供給され通電状態となるこの後、リ
ヤウインドウガラス110は所定温度まで上昇し、その
状態でFMアンテナ112の所定距離部分112aが焼
き切れ、結果的に通電が停止されることになる。リヤウ
インドウガラス110は、水又は空気に急激に冷却さ
れ、このときの温度差により、リヤウインドウガラス1
10が破壊される。
【0023】このように、車両が水没状態となった場
合、自動的にリヤウインドウガラス110が破壊される
ため、車両の乗員は、このような緊急事態時において、
破壊されたリヤウインドウガラス110の部分から容易
に外部に脱出可能となる。次に図12及び図11により
本発明の第5実施形態を説明する。図12は本発明の第
5実施形態によるリヤウインドウガラス及びデフォッガ
ーを示す正面図である。この実施形態は、熱線をリヤウ
インドガラスに配設されたデフォッガーの一部と共用す
るようにしたものである。即ち、図12に示すように、
本実施形態においては、車両のリヤウインドウ110の
内側面に、水滴や霜を取り除くためのヒータとして機能
するデフォッガー114が配設されている。このデフォ
ッガー114の右側は+B端子にまた左側はGND端子
にそれぞれ接続されている。さらに、デフォッガー11
4の下方部には、リード線118,120がデフォッガ
ー114の所定距離部分114aを跨ぐように接続され
ている。これらのリード線118,120は図11に示
すフロートスイッチの+B端子及びGND端子に接続さ
れている。ここで、デフォッガー114の所定距離部分
114aは、第3及び第4実施形態の熱線と同様に、所
定温度(好ましくは150℃)で焼き切れるような耐熱
性を持つように構成されている。また、このデフォッガ
ー114の所定距離部分114aの長さは、所定時間内
に所定温度まで上昇して、その温度で焼き切れるような
長さに設定されている。フロートスイッチ130は、同
様な理由により、図11に示された第4実施形態と同じ
ものが使用される。
【0024】次に第5実施形態の動作を説明する。この
実施形態において、バッテリー18の+B端子に接続さ
れるリード線118を右側(高電位側)に接続し、GN
D端子に接続されるリード線120を左側(低電位側)
に接続したのは、デフォッガー114使用時に本乗員脱
出支援装置を確実に作動させるためである。即ち、反対
に接続すると、デフォッガー114使用時に、フロート
スイッチ13がON動作すると所定距離部分114a
で、デフォッガー114による通電電流と乗員脱出支援
装置による通電電流が互いに打ち消し合い、乗員脱出支
援装置が作動しなくなるからである。この第5実施形態
においても、第4実施形態と同様にして、熱線としての
機能を有するデフォッガー114の所定距離部分114
aに電流が供給され通電状態となり、この後、リヤウイ
ンドウガラス110は所定温度まで上昇し、その状態で
所定距離部分114aが焼き切れ、結果的に通電が停止
される。リヤウインドウガラス110は、水又は空気に
急激に冷却され、このときの温度差により、リヤウイン
ドウガラス110が破壊される。
【0025】このように、車両が水没状態となった場
合、自動的にリヤウインドウガラス110が破壊される
ため、車両の乗員は、このような緊急事態時において、
破壊されたリヤウインドウガラス110の部分から容易
に外部に脱出可能となる。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の車両用乗
員脱出支援装置によれば、車両水没時においても常に安
定して乗員の外部への脱出支援を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態によるフロートスイッ
チの取り付け位置を示す車両の斜視図
【図2】 本発明の第1実施形態による車両用乗員脱出
支援装置を示す概略図
【図3】 本発明の第1実施形態による熱線とバッテリ
ーとの接続部分を示す部分正面図
【図4】 本発明の2実施形態による熱線及びウインド
ウレギュレータを示す部分正面図
【図5】 本発明の第2実施形態によるウインドウレギ
ュレータの近傍を示す拡大正面図
【図6】 図4を上方ら見た部分平面図
【図7】 図5のA−A線に沿う断面図
【図8】 本発明の第2実施形態によるウインドウレギ
ュレータの下方近傍を示す部分斜視図
【図9】 本発明の第3実施形態による車両用乗員脱出
支援装置を示す概略図
【図10】 本発明の第4実施形態によるリヤウインド
ウガラス及びFMアンテナを示す正面図
【図11】 本発明の第4実施形態及び第5実施形態で
用いられるフロートスイッチを示す斜視図(11a)、
固定接点の斜視図(11b)及び可動接点の斜視図(1
1c)
【図12】 本発明の第5実施形態によるリヤウインド
ウガラス及びデフォッガーを示す正面図
【符号の説明】
1 車両 2 ドア 4 ウインドウガラス 6,38 ウインドウレギュレータ 8 エンジンルーム8 10,92,130 フロートスイッチ 12,30,80 熱線 13,42,44 摺動接点 18 バッテリー 84 フレキシブルワイヤー 110 リヤウインドウ 112 FMアンテナ 114 デフォッガー

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の水没時にウインドウガラスを破壊
    して乗員を外部に脱出させる車両用乗員脱出支援装置に
    おいて、 車両が水没状態になったことを検出する検出手段と、 この車両の水没状態になったときに車両のウインドウガ
    ラスを破壊する破壊手段とを備え、 この破壊手段が、ウインドウガラスに配設された熱線
    と、上記検知手段が水没状態を検知したとき上記熱線へ
    の通電を所定時間行う制御手段とを有することを特徴と
    する車両用乗員脱出支援装置。
  2. 【請求項2】 上記熱線は、ループ形状に配設されてい
    ることを特徴とする請求項1記載の車両用乗員脱出支援
    装置。
  3. 【請求項3】 上記熱線は、上記ウインドウガラスの中
    心方向に伸びるように配設されていることを特徴とする
    請求項1記載の車両用乗員脱出支援装置。
  4. 【請求項4】 上記ウインドウガラスは昇降可能であ
    り、上記制御手段は、上記ウインドウガラスとバッテリ
    ーとを接続する接続手段を有し、この接続手段が、ウイ
    ンドウガラスの昇降状態に関わらず上記熱線に通電可能
    とすることを特徴とする請求項1記載の車両用乗員脱出
    支援装置。
  5. 【請求項5】 上記接続手段は、上記熱線と上記バッテ
    リーとを連結するワイヤであることを特徴とする請求項
    4記載の車両用乗員脱出支援装置。
  6. 【請求項6】 上記接続手段は、上記ウインドウガラス
    を昇降させるウインドウレギュレータに設けられている
    摺動接点であることを特徴とする請求項4記載の車両用
    乗員脱出支援装置。
  7. 【請求項7】 上記制御手段は、ウインドウガラスが所
    定量以上に開いているときには上記ウインドウガラスへ
    の通電を禁止することを特徴とする請求項6記載の車両
    用乗員脱出支援装置。
  8. 【請求項8】 上記熱線は、上記ウインドウガラスの閉
    時において車両ボディー内に隠れる個所に配設されてい
    ることを特徴とする請求項4記載の車両用乗員脱出支援
    装置。
  9. 【請求項9】 上記熱線は、車両ボディ内に隠れる個所
    に配設されていることを特徴とする請求項1記載の車両
    用乗員脱出支援装置。
  10. 【請求項10】 上記検出手段は、エンジンルーム内に
    設けられていることを特徴とする請求項1記載の車両用
    乗員脱出支援装置。
  11. 【請求項11】 上記検出手段は、侵入した水により押
    し上げられるフロートを用いたフロートスイッチである
    ことを特徴とする請求項1記載の車両用乗員脱出支援装
    置。
  12. 【請求項12】 上記フロートスイッチは、フロート室
    と、このフロート室内に上下移動可能に設けられたフロ
    ートと、フロート室の下方に形成され水をフロート室内
    に導入する導入口と、上記ウインドウガラスへの通電を
    行う接点とを有することを特徴とする請求項11記載の
    車両用乗員脱出支援装置。
  13. 【請求項13】 上記熱線は、車両ガラスに配設された
    アンテナの一部と共用化されていることを特徴とする請
    求項1記載の車両用乗員脱出支援装置。
  14. 【請求項14】 上記熱線は、車両ガラスに配設された
    デファッガーの一部と共用化されていることを特徴とす
    る請求項1記載の車両用乗員脱出支援装置。
  15. 【請求項15】 車両の水没時にウインドウガラスを破
    壊して乗員を外部に脱出させる車両用乗員脱出支援装置
    において、 車両が水没状態になったことを検出する検出手段と、 この車両の水没状態になったときに車両のウインドウガ
    ラスを破壊する破壊手段とを備え、 この破壊手段が、ウインドウガラスに配設された熱線
    と、上記検知手段が水没状態を検知したとき上記熱線へ
    の電流の通電を開始する制御手段とを有し、上記熱線は
    所定温度に到達したときに焼き切れるような耐熱性を有
    することを特徴とする請求項1記載の車両用乗員脱出支
    援装置。
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