JPH1199343A - 回転霧化頭型塗装装置 - Google Patents

回転霧化頭型塗装装置

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JPH1199343A
JPH1199343A JP28147997A JP28147997A JPH1199343A JP H1199343 A JPH1199343 A JP H1199343A JP 28147997 A JP28147997 A JP 28147997A JP 28147997 A JP28147997 A JP 28147997A JP H1199343 A JPH1199343 A JP H1199343A
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Hidetsugu Matsuda
英嗣 松田
Kimiyoshi Nagai
公好 永井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回転霧化頭の前面に位置した被塗物とフィー
ドチューブとの間で、火花放電が発生するのを防止す
る。 【解決手段】 フィードチューブ21を絶縁性樹脂材料
により形成し、回転霧化頭22を、霧化頭本体23、ハ
ブ部材24、絶縁筒体25の3部材から構成する。ま
た、絶縁筒体25の挿嵌筒部25Cは、回転軸6とフィ
ードチューブ21との間に挿入される。また、この挿嵌
筒部25Cは、各第2のハブ孔24Eと回転軸6との間
に十分な絶縁距離を確保する。これにより、回転霧化頭
22が被塗物に異常接近した場合でも、ハブ部材24の
各第2のハブ孔24Eを通して被塗物とフィードチュー
ブ21とが短絡するのを防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、塗料に直接高電圧
を印加する直接帯電方式の静電塗装装置に用いて好適な
回転霧化頭型塗装装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車の車体等の被塗物を塗装
する塗装装置としては、回転霧化頭型塗装装置が広く用
いられている。そして、この回転霧化頭型塗装装置は、
筒状に形成されたカバーと、該カバー内に設けられたエ
アモータと、導電性金属材料によって中空円筒状に形成
され、該エアモータの軸方向に挿通されて該エアモータ
によって回転せしめられる回転軸と、導電性金属材料に
よって筒状に形成され、該回転軸内を軸方向に伸長して
配設されたフィードチューブと、前記カバーの前側に位
置し、前記回転軸に取付けられて高速回転することによ
り該フィードチューブから供給された塗料を噴霧する回
転霧化頭とから大略構成されている。
【0003】また、回転霧化頭型塗装装置には、例えば
回転軸に高電圧を印加してフィードチューブ内を流通す
る塗料を高電圧に帯電させる直接帯電方式の静電塗装装
置がある。この回転霧化頭型静電塗装装置は、回転霧化
頭から噴霧される帯電塗料粒子をアース電位にある被塗
物に向けて形成される静電界に沿って飛行させ、該被塗
物に塗着させるものである。
【0004】一方、この回転霧化頭型静電塗装装置を用
いた場合には、回転霧化頭が被塗物に異常接近したとき
に、該回転霧化頭等に蓄えられた電荷が一気に放電して
火花が生じるという問題がある。
【0005】そこで、昨今では、回転霧化頭等を絶縁性
樹脂材料から形成し、該回転霧化頭の外周面にその全面
にわたって半導電性膜を設けたものが知られている(例
えば、特開平8−150352号公報)。この従来技術
によれば、半導電性膜によって回転霧化頭から噴霧され
る塗料に高電圧を印加するとき、回転霧化頭等の浮遊容
量を半導電性膜の各部分における抵抗によって分布容量
とし、放電エネルギを小さく抑えることができる。
【0006】ここで、上述した従来技術による回転霧化
頭型塗装装置を、図10と図11に基づいて説明する。
【0007】1は回転霧化頭型塗装装置の外形をなすカ
バーで、該カバー1は、例えばポリテトラフルオロエチ
レン(PTFE)、ポリエチレンテレフタレート(PE
T)等の絶縁性樹脂材料から円筒状に形成されている。
また、カバー1内には、後述するエアモータ5等が設け
られ、先端側には後述するシェーピングエアリング2が
取付けられている。
【0008】2はカバー1の先端側に螺着されたシェー
ピングエアリングで、該シェーピングエアリング2は、
カバー1と同様の絶縁性樹脂材料から有底の段付筒状に
形成されている。また、シェーピングエアリング2の先
端面にはシェーピングエア噴出口3,3,…が環状に列
設されている。
【0009】4は各シェーピングエア噴出口3にシェー
ピングエアを供給するためのシェーピングエア供給通路
で、該シェーピングエア供給通路4は、カバー1の内周
側に設けられたシェーピングエア通路4A、連絡通路4
B,4Bおよび各シェーピングエア噴出口3に連通する
環状のエアチャンバ4Cから大略構成されている。
【0010】5はカバー1内に設けられた導電性金属材
料からなるエアモータで、該エアモータ5は導電性金属
材料により段付筒状に形成されたモータハウジング5A
を有し、該モータハウジング5A内には後述する回転軸
6を回転駆動するエアタービン、エア軸受等(図示せ
ず)が設けられている。また、モータハウジング5Aに
は高電圧発生器(図示せず)によって高電圧が印加され
る。
【0011】6は例えば鉄材、ステンレス材、アルミニ
ウム合金等の導電性金属材料によって中空穴6Aを有す
る円筒状に形成され、エアモータ5のモータハウジング
5A内に軸方向に挿通された回転軸で、該回転軸6はモ
ータハウジング5A内に高速回転可能に支持され、微小
隙間を通して電気的に接続されている。また、回転軸6
の基端側はエアモータ5のエアタービンに嵌着され、先
端側はモータハウジング5Aから前方に突出している。
さらに、回転軸6には、その外周面の先端側に位置して
漸次縮径するテーパ面6Bが形成され、該テーパ面6B
の先端側外周には、後述する霧化頭本体9の雌ねじ部9
Gに螺着する雄ねじ部6Cが形成されている。
【0012】7は回転軸6の中空穴6A内を軸方向に伸
長して設けられたフィードチューブで、該フィードチュ
ーブ7は導電性金属材料によって2重筒状に形成され、
内筒7A内の通路には塗料が流通し、該内筒7Aと外筒
7Bとの間の通路にはシンナが流通する。また、フィー
ドチューブ7は回転霧化頭8に塗料等を供給するため、
その先端部が回転軸6から突出して該回転霧化頭8内に
延在している。
【0013】8はシェーピングエアリング2の前側に位
置して回転軸6に取付けられたベル形の回転霧化頭で、
該回転霧化頭8は、霧化頭本体9とハブ部材10とから
大略構成されている。
【0014】ここで、霧化頭本体9は回転霧化頭8の外
形をなすもので、例えばポリエーテルスルホン(PE
S)、ポリフェニレンサルファイド(PPS)、ポリエ
ーテルイミド(PEI)、ポリエーテルエーテルケトン
(PEEK)、ポリオキシメチレン(POM)、ポリア
ミドイミド(PAI)、ポリエチレンテレフタレート
(PET)、ポリイミド(PI)等の絶縁性樹脂材料に
よって先端側に向け拡開して延びるベル状に形成されて
いる。
【0015】そして、霧化頭本体9は、前方に向け拡開
して延び内周側にハブ部材10が嵌合されたベルカップ
部9Aと、該ベルカップ部9Aから後方に延びた取付筒
部9Bと、前記ハブ部材10の後方に位置して前記ベル
カップ部9Aと取付筒部9Bとの間に内向きに突設され
た環状隔壁9Cと、前記ハブ部材10より前側に位置し
て前記ベルカップ部9Aの前面側に形成され、塗料を薄
膜化する塗料薄膜化面9Dと、前記ベルカップ部9Aの
先端側に設けられ、該塗料薄膜化面9Dによって薄膜化
された塗料を液糸として放出する塗料放出端縁9Eと、
前記取付筒部9Bの内周側に位置して回転軸6の先端部
が嵌合される取付穴9Fと、該取付穴9F内周側に設け
られ、回転軸6の雄ねじ部6Cに螺着する雌ねじ部9G
とから大略構成されている。
【0016】さらに、ベルカップ部9Aの内周側中央部
位に嵌合されたハブ部材10は、霧化頭本体9と同様の
絶縁性樹脂材料を用いて、円板部10Aと、該円板部1
0Aの外周側に立設された筒部10Bとから形成されて
いる。そして、ハブ部材10の円板部10Aと筒部10
Bとの接続部近くには、フィードチューブ7から吐出さ
れた塗料またはシンナを霧化頭本体9の塗料薄膜化面9
Dに導くための塗料流出孔となる第1のハブ孔10C,
10C,…が多数個穿設され、円板部10A中央側には
前面にシンナを供給するシンナ流出孔となる第2のハブ
孔10D,10D,…(それぞれ2個ずつ図示)が複数
個穿設されている。
【0017】そして、回転霧化頭8は、霧化頭本体9の
取付穴9F内に回転軸6の先端側を嵌合させ、この状態
で霧化頭本体9の雌ねじ部9Gと回転軸6の雄ねじ部6
Cとを螺着させることにより、該回転軸6に取付けられ
ている。また、フィードチューブ7の先端は霧化頭本体
9の環状隔壁9Cより前方まで突出している。
【0018】11は回転霧化頭8の外周面に厚膜状に塗
着された半導電性膜で、該半導電性膜11は、例えば導
電性繊維を混練したポリエステル、エポキシ樹脂、フッ
素樹脂等によって形成されている。また、半導電性膜1
1は霧化頭本体9の取付筒部9Bから塗料放出端縁9E
にかけて成膜されている。さらに、半導電性膜11のう
ち、取付筒部9B側の端部は、回転軸6と電気的に接続
できるように、該回転軸6の外面に接触または空中放電
可能な程度の微小隙間をもって離間している。そして、
半導電性膜11は、印加される高電圧に応じてその抵抗
値が107 〜109 Ωの範囲で適宜設定される。
【0019】従来技術による回転霧化頭型塗装装置は、
上述の如き構成を有するもので、次に、その作動につい
て説明する。
【0020】まず、車体等の被塗物に塗装を行なう場合
には、エアモータ5にエアを供給し、エアタービンによ
って回転軸6と一緒に回転霧化頭8を高速回転させる。
この状態で、フィードチューブ7に塗料を供給し、該フ
ィードチューブ7から回転霧化頭8に向けて塗料を供給
する。
【0021】これにより、回転霧化頭8に供給された塗
料は、ハブ部材10の各第1のハブ孔10Cを通って霧
化頭本体9の塗料薄膜化面9Dに流出して薄膜化され、
塗料放出端縁9Eから塗料粒子として放出される。ここ
で、エアモータ5のモータハウジング5Aに給電された
高電圧が、回転霧化頭8の外周面に形成された半導電性
膜11によって塗料放出端縁9Eから放出される塗料に
給電されているから、この塗料放出端縁9Eから噴霧さ
れる塗料粒子に高電圧が印加される。
【0022】この結果、噴霧された塗料は帯電塗料粒子
となり、各シェーピングエア噴出口3から噴出されるシ
ェーピングエアによって微粒化されつつ、アース側に接
続された被塗物との間に形成された静電界に沿って飛行
し、該被塗物に塗着する。
【0023】また、この塗装時には、塗装装置が被塗物
に異常接近することがあっても、回転霧化頭8を絶縁性
樹脂材料によって形成し、その外周側に半導電性膜11
を形成しているから、エアモータ5、回転霧化頭8等の
浮遊容量を半導電性膜11の各部分における抵抗によっ
て分布容量とし、放電エネルギを小さく抑えることがで
きる。このため、回転霧化頭8と被塗物との異常接近ま
たは接触等によって短絡が生じた場合でも、火花放電の
発生を防止している。
【0024】さらに、前色の塗装が終了したら、フィー
ドチューブ7から回転霧化頭8に向けてシンナを供給
し、ハブ部材10の各第1のハブ孔10Cから流出する
シンナによって塗料薄膜化面9D、塗料放出端縁9Eを
洗浄すると共に、各第2のハブ孔10Dから流出するシ
ンナによってハブ部材10の前面を洗浄する。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術による回転霧化頭型塗装装置では、回転霧化頭8
を絶縁性樹脂材料によって形成しているから、短絡事故
が発生した場合でも、該回転霧化頭8の浮遊容量が一気
に流れるのを防止し、火花放電の発生を防止している。
【0026】しかし、フィードチューブ7を金属材料か
ら形成しているから、図11に示すように、回転霧化頭
8を被塗物12に異常接近させた場合に、ハブ部材10
の第2のハブ孔10Dを通してフィードチューブ7と被
塗物12との間で短絡事故が発生することがあり、該フ
ィードチューブ7、回転軸6等からの放電エネルギによ
って火花放電13が発生するという問題がある。
【0027】そこで、ハブ部材10の第2のハブ孔10
Dを塞いで短絡事故を防止することも考えられるが、こ
の場合にはハブ部材10の前面に付着した塗料を洗浄で
きなくなるという問題がある。
【0028】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、本発明の目的は、被塗物とフィードチュ
ーブとの間で火花放電が発生するのを防止できるように
した回転霧化頭型塗装装置を提供することにある。
【0029】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明による回転霧化頭型塗装装置は、絶縁性
樹脂材料によって筒状に形成されたカバーと、該カバー
内に設けられたエアモータと、導電性金属材料によって
中空円筒状に形成され、該エアモータの軸方向に挿通さ
れて該エアモータによって回転せしめられる回転軸と、
該回転軸内を軸方向に伸長して配設されたフィードチュ
ーブと、前記カバーの前側に位置して絶縁性樹脂材料に
よって形成され、前記回転軸に取付けられて高速回転す
ることにより該フィードチューブから供給された塗料を
噴霧する回転霧化頭と、該回転霧化頭の外周面に設けら
れ、前記回転軸を通して給電される高電圧を該回転霧化
頭から噴霧される塗料に印加する半導電性膜とから構成
されている。
【0030】そして、請求項1の発明が採用する手段の
特徴は、前記フィードチューブを絶縁性樹脂材料によっ
て筒状に形成し、前記回転霧化頭を、ベル形または筒形
に形成されて前側が塗料薄膜化面となり、該塗料薄膜化
面に開口した前側取付穴と前記回転軸に取付けるために
後側に開口した後側取付穴とが同軸に設けられた霧化頭
本体と、該霧化頭本体の前側取付穴の開口側に設けら
れ、フィードチューブから供給される塗料を塗料薄膜化
面に向けて流出する複数個の塗料流出孔を有するハブ部
材と、前側が前記霧化頭本体の前側取付穴に固着され、
後側が後側取付穴を通して前記回転軸とフィードチュー
ブとの間に挿入される絶縁筒体とから構成したことにあ
る。
【0031】このように構成したことにより、エアモー
タによって回転軸と一緒に回転霧化頭を高速回転させ、
この状態でフィードチューブから回転霧化頭に向けて塗
料を供給することにより、この塗料は回転霧化頭の塗料
薄膜化面で拡散されて端縁から噴霧される。このときに
は、噴霧される塗料粒子に回転霧化頭の外周面に設けら
れた半導電性膜によって高電圧が印加されるから、塗料
は帯電塗料粒子となってアース側に接続された被塗物と
の間に形成された静電界に沿って飛行し、該被塗物に塗
着する。
【0032】また、フィードチューブを絶縁性樹脂材料
から形成することにより、塗装時に回転霧化頭が被塗物
等に異常接近した場合でも、フィードチューブと被塗物
との間の短絡を防止することができる。
【0033】さらに、霧化頭本体から後方に延びる絶縁
筒体を回転軸とフィードチューブとの間に挿入されるか
ら、回転軸の先端側が絶縁筒体によって覆われ、該絶縁
筒体の軸方向長さ寸法の分だけ回転軸内面の露出部分を
回転霧化頭から離間させることができ、絶縁距離を長く
できる。従って、塗装時に回転霧化頭が被塗物等に異常
接近した場合でも、被塗物と回転軸との間で短絡事故が
発生するのを防止することができる。
【0034】請求項2の発明は、半導電性膜を、霧化頭
本体の外周に設け、かつ半導電性膜の基端側は後側取付
穴の開口部近傍まで延在させ、回転軸と電気的に接続す
る構成としたことにある。
【0035】請求項3の発明は、回転霧化頭には、後側
取付穴の開口部に半導電性膜と接続された電極板を設け
る構成としたことにある。
【0036】請求項2,3のように構成することによ
り、高電圧を回転軸と半導電性膜を通して回転霧化頭の
塗料放出部分まで給電でき、該回転霧化頭から放出され
る塗料を帯電することができる。
【0037】請求項4の発明は、霧化頭本体を前側取付
穴を大径に形成すると共に後側取付穴を小径に形成し、
絶縁筒体を前側を前側取付穴に嵌合する大径なフランジ
部として形成すると共に後側を後側取付穴に挿入される
小径な挿嵌筒部として形成したことにある。
【0038】このように構成することにより、霧化頭本
体の前側取付穴には絶縁筒体の前側に位置したフランジ
部を嵌合し、霧化頭本体の後側取付穴には絶縁筒体の後
側に位置した挿嵌筒部を挿入し、霧化頭本体に対して絶
縁筒体を取付けることができる。
【0039】請求項5の発明は、霧化頭本体の前側取付
穴の周面にはハブ部材と絶縁筒体を取付ける雌ねじ部を
形成し、ハブ部材の外周には前記霧化頭本体の雌ねじ部
に螺着される雄ねじ部を形成し、絶縁筒体の前側には前
記霧化頭本体の雌ねじ部に螺着される雄ねじ部を形成す
ることにより、ハブ部材と絶縁筒体を霧化頭本体の雌ね
じ部に対して螺合する構成としたことにある。
【0040】このように霧化頭本体の雌ねじ部に対して
ハブ部材の雄ねじ部、絶縁筒体の雄ねじ部を螺合するこ
とにより、霧化頭本体、ハブ部材、絶縁筒体から回転霧
化頭を簡単に組立てることができる。
【0041】請求項6の発明は、霧化頭本体の前側取付
穴の前側周面には雌ねじ部を形成すると共に前側取付穴
の底面には係合部を形成し、前記ハブ部材の外周には前
記霧化頭本体の雌ねじ部に螺着される雄ねじ部を形成
し、前記絶縁筒体のフランジ部の背面には前記回転霧化
頭の係合部に係合される被係合部を形成することによ
り、絶縁筒体の被係合部を霧化頭本体の係合部に係合さ
せた状態で、ハブ部材の雄ねじ部を霧化頭本体の雌ねじ
部に螺合する構成としたことにある。
【0042】請求項7の発明は、霧化頭本体の前側取付
穴の周面には雌ねじ部を形成すると共に軸方向に係合部
を形成し、ハブ部材の外周には前記霧化頭本体の雌ねじ
部に螺着される雄ねじ部を形成し、絶縁筒体の前側には
前記霧化頭本体の係合部に係合させる被係合部を形成す
ることにより、絶縁筒体の被係合部を霧化頭本体の係合
部に係合させた状態で、ハブ部材の雄ねじ部を霧化頭本
体の雌ねじ部に螺合する構成としたことにある。
【0043】この請求項6,7の発明のように構成する
ことにより、係合部と被係合部によって絶縁筒体を軸方
向、径方向に位置決めし、ハブ部材によって絶縁筒体を
霧化頭本体に固定することができる。
【0044】請求項8の発明は、霧化頭本体の前側取付
穴に形成された雌ねじ部と、ハブ部材の外周に形成され
た雄ねじ部との間には、絶縁性の接着剤を介在させたこ
とになる。
【0045】このように構成することにより、霧化頭本
体の前側取付穴に設けられた雌ねじ部と、ハブ部材の外
周に設けられた雄ねじ部との間に介在した絶縁性の接着
剤は、霧化頭本体に対してハブ部材と絶縁筒体が緩むの
を防止でき、ねじ部部分の電気的な絶縁を高めている。
【0046】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態による
回転霧化頭型塗装装置を、図1ないし図9に基づいて詳
細に説明する。なお、実施の形態では、前述した従来技
術によるカバー1、シェーピングエアリング2、エアモ
ータ5、回転軸6等は変わるところがないので、同一の
符号を付し、その説明を省略するものとする。
【0047】まず、図1ないし図3に基づいて、第1の
実施の形態による回転霧化頭型塗装装置について説明す
る。
【0048】21は回転軸6の中空穴6A内を軸方向に
伸長して設けられた実施の形態によるフィードチューブ
で、該フィードチューブ21は、従来技術で述べたフィ
ードチューブ7とほぼ同様に、2重筒体により構成さ
れ、内筒21A内の通路には塗料が流通し、該内筒21
Aと外筒21Bとの間の通路にはシンナが流通する。ま
た、前記内筒21A内には塗料弁の弁体21Cが設けら
れている。しかし、実施の形態によるフィードチューブ
21は、例えばポリエーテルスルホン(PES)、ポリ
フェニレンサルファイド(PPS)、ポリエーテルイミ
ド(PEI)、ポリエーテルエーテルケトン(PEE
K)、ポリオキシメチレン(POM)、ポリアミドイミ
ド(PAI)、ポリエチレンテレフタレート(PE
T)、ポリイミドの形態によるフィードチューブ21
は、例えばポリエーテルスルホン(PES)、ポリフェ
ニレンサルファイド(PPS)、ポリエーテルイミド
(PEI)、ポリエーテルエーテルケトン(PEE
K)、ポリオキシメチレン(POM)、ポリアミドイミ
ド(PAI)、ポリエチレンテレフタレート(PE
T)、ポリイミド(PI)等の絶縁性樹脂材料から形成
されている点で従来技術によるものとは相違している。
【0049】22はシェーピングエアリング2の先端側
に位置して回転軸6に取付けられた本発明の実施の形態
によるベル形の回転霧化頭を示し、該回転霧化頭22
は、後述する霧化頭本体23、ハブ部材24、絶縁筒体
25の3部材から構成されている。
【0050】23は従来技術による霧化頭本体9に代え
て用いられる霧化頭本体で、該霧化頭本体23は、従来
技術による霧化頭本体9または本実施の形態によるフィ
ードチューブ21と同様の絶縁性樹脂材料を用いて、前
方に向け拡開したベル状に形成されている。
【0051】ここで、霧化頭本体23は、図2に示す如
く、前方に向けて拡開して延びるベルカップ部23A
と、該ベルカップ部23Aから後方に延びた取付筒部2
3Bと、前記ベルカップ部23Aの前面側に形成された
塗料薄膜化面23Cと、前記ベルカップ部23Aの先端
側に位置して形成され、該塗料薄膜化面23Cによって
薄膜化された塗料を液糸として放出する塗料放出端縁2
3Dと、塗料薄膜化面23Cに開口した大径な前側取付
穴23Eと、回転軸6に取付けるために、該前側取付穴
23Eと同軸に形成され後面側に開口した小径な後側取
付穴23Fと、該後側取付穴23Fと前側取付穴23E
との間に位置して形成された前側取付穴23Eの底面2
3Gと、前側取付穴23Eに形成された前側雌ねじ部2
3Hと、後側取付穴23Fに形成された後側雌ねじ部2
3Jとから大略構成されている。
【0052】24はハブ部材で、該ハブ部材24は、従
来技術による霧化頭本体9または本実施の形態によるフ
ィードチューブ21と同様の絶縁性樹脂材料を用いて、
円板部24Aと、該円板部24Aの外周側に立設された
筒部24Bと、該筒部24Bの外周面に位置し、前側取
付穴23Eの前側雌ねじ部23Hに螺着される雄ねじ部
24Cとから形成されている。そして、ハブ部材24の
円板部24Aと筒部24Bとの接続部近くには、フィー
ドチューブ21から吐出された塗料またはシンナを霧化
頭本体23の塗料薄膜化面23Cに導くための塗料流出
孔となる第1のハブ孔24D,24D,…が多数個穿設
され、円板部24A中央側には前面にシンナを供給する
シンナ流出孔となる第2のハブ孔24E,24E,…
(それぞれ2個ずつ図示)が複数個穿設されている。
【0053】25は絶縁筒体で、該絶縁筒体25は従来
技術による回転霧化頭9または本実施の形態によるフィ
ードチューブ21と同様の絶縁性樹脂材料によって形成
されている。そして、絶縁筒体25は、前記霧化頭本体
23の前側取付穴23E内に位置し、底面23Gとハブ
部材24との間で軸方向に挟持される大径なフランジ部
25Aと、該フランジ部25Aの外周面に形成され、前
記前側雌ねじ部23Hに螺着される雄ねじ部25Bと、
フランジ部25Aから軸方向に突出して形成され、後側
取付穴23F内を通して前記霧化頭本体23の取付筒部
23Bと同軸に配置された回転軸6とフィードチューブ
21との間に挿入される挿嵌筒部25Cとから構成され
ている。また、前記挿嵌筒部25Cは、図2に示すよう
に、特に回転軸6の中空穴6A内に挿嵌され、挿嵌筒部
25Cはフランジ部25Aから軸方向寸法Lだけ突出し
ている。
【0054】26は回転霧化頭22に設けられ、例えば
導電性繊維を混練したポリエステル、エポキシ樹脂、フ
ッ素樹脂等によって形成された実施の形態による半導電
性膜で、該半導電性膜26は、霧化頭本体23のベルカ
ップ部23A外周面に位置し、取付筒部23Bの後端、
即ち後側取付穴23Fの開口部から塗料放出端縁23D
にかけて成膜され、該半導電性膜26は、取付筒部23
Bを回転軸6に回転霧化頭22を取付けたときに該回転
軸6に接触するようになっている。そして、半導電性膜
26は、従来技術で述べた半導電性膜11と同様に、印
加される高電圧に応じてその抵抗値が107 〜109 Ω
の範囲で適宜設定される。
【0055】ここで、上述した如くに構成される霧化頭
本体23、ハブ部材24、絶縁筒体25は、次のように
組立てることにより回転霧化頭22を構成している。
【0056】即ち、絶縁筒体25は、その挿嵌筒部25
Cを霧化頭本体23の前面側から前側取付穴23E側に
挿入し、後側取付穴23Fを通して挿嵌筒部25Cを突
出させた状態で、フランジ部25Aが底面23Gに当接
するまで、雄ねじ部25Bを前側雌ねじ部23Hにねじ
込む。さらに、ハブ部材24は、霧化頭本体23の前側
雌ねじ部23Hに螺着されたフランジ部25Aに当接す
るまで、雄ねじ部24Cを前側雌ねじ部23Hにねじ込
み、前側取付穴23Eを閉塞する。これにより、ハブ部
材24と絶縁筒体25を霧化頭本体23に対して螺合で
き、回転霧化頭22を構成することができる。
【0057】なお、27は絶縁性の接着剤で、該接着剤
27は、図3に示すように、霧化頭本体23の前側雌ね
じ部23Hとハブ部材24の雄ねじ部24Cとの間、前
記前側雌ねじ部23Hと絶縁筒体25の雄ねじ部25B
との間に介在されている。そして、接着剤27は、霧化
頭本体23に対してハブ部材24と絶縁筒体25が緩む
のを防止すると共に、ねじ止め部分を電気的に絶縁して
いる。
【0058】そして、第1の実施の形態による回転霧化
頭22は、霧化頭本体23の取付筒部23Bを回転軸6
のテーパ面6Bの外周に挿嵌し、この状態で霧化頭本体
23の後側雌ねじ部23Jと回転軸6の雄ねじ部6Cと
を螺着させることにより、該回転軸6に取付けられてい
る。この際、絶縁筒体25の挿嵌筒部25Cによって回
転軸6の中空穴6Aを内側から覆うことにより、該挿嵌
筒部25Cの軸方向寸法Lの分だけハブ部材24の第2
のハブ孔24Eから回転軸6が露出した部分までの距離
を長くし、十分な絶縁距離を確保している。なお、フィ
ードチューブ21の先端は、絶縁筒体25のフランジ部
25Aより前方に突出している。
【0059】本発明の実施の形態による回転霧化頭型塗
装装置は、上述の如き構成を有するもので、その基本的
動作については従来技術によるものと格別差異はない。
【0060】然るに、第1の実施の形態では、フィード
チューブ21を絶縁性樹脂材料によって形成しているか
ら、塗装時に回転霧化頭22が被塗物に異常接近した場
合でも、従来技術で述べたように、ハブ部材24の各第
2のハブ孔24Eを通して被塗物とフィードチューブ2
1とが短絡するのを防止することができる。
【0061】また、実施の形態による回転霧化頭22
は、絶縁筒体25の挿嵌筒部25Cを回転軸6とフィー
ドチューブ21との間に挿入し、特に挿嵌筒部25Cが
回転軸6の中空穴6A内に挿嵌するようにしたから、該
挿嵌筒部25Cにより、回転軸6の中空穴6Aが露出し
た部分をハブ部材24の第2のハブ孔24Eから離間さ
せることができ、このハブ孔24Eと回転軸6の先端部
との間に十分な絶縁距離を確保し、被塗物との短絡を防
止することができる。
【0062】また、第1の実施の形態による回転霧化頭
22は、霧化頭本体23、ハブ部材24、絶縁筒体25
の3部材から構成し、各部材はねじ止めによって組立て
られている。これにより、個々の部材形状を簡単な構造
とすることができ、各部材を射出成型等の手段によって
容易に製造できる。さらに、この3部材は、螺合するこ
とにより容易に製造できるから、回転霧化頭22は簡単
に組立てることが可能で、従来技術による回転霧化頭8
に比べ、生産性を高め、コスト低減を図ることができ
る。
【0063】さらに、図3に示す如く、霧化頭本体23
の前側雌ねじ部23Hとハブ部材24の雄ねじ部24C
との間、前記前側雌ねじ部23Hと絶縁筒体25の雄ね
じ部25Bとの間には、絶縁性の接着剤27を気泡を除
去して介在させているから、ねじ止め部分を強固にする
と共に絶縁性を高めている。これにより、塗装時に回転
霧化頭22が被塗物に異常接近した場合でも、ねじ止部
分による隙間を通して被塗物と回転軸6とが短絡するの
を防止することができる。
【0064】かくして、第1の実施の形態によれば、フ
ィードチューブ21を絶縁性の樹脂材料により形成し、
絶縁筒体25の挿嵌筒部25Cを、回転軸6とフィード
チューブ21との間に挿入したから、塗装時に回転霧化
頭22が被塗物に異常接近した場合でも、被塗物とフィ
ードチューブ21との間、被塗物と回転軸6との間で短
絡事故が発生するのを防止することができ、安全性と信
頼性を高めることができる。
【0065】次に、図4と図5に基づいて、本発明によ
る第2の実施の形態について述べる。なお、第2の実施
の形態では、霧化頭本体に形成した前側取付穴の前側周
面には雌ねじ部を形成すると共に、前側取付穴の底面に
は係合部を形成し、ハブ部材の外周には霧化頭本体の雌
ねじ部に螺着される雄ねじ部を形成し、絶縁筒体のフラ
ンジ部の背面には回転霧化頭の係合部に係合される被係
合部を形成したことにある。
【0066】31は第2の実施の形態に適用されるベル
形の回転霧化頭を示し、該回転霧化頭31は、後述する
霧化頭本体32、ハブ部材33、絶縁筒体34の3部材
から構成されている。
【0067】32は絶縁性樹脂材料によって前方に向け
拡開したカップ状に形成された霧化頭本体で、該霧化頭
本体32は、第1の実施の形態で述べた霧化頭本体23
と同様の絶縁樹脂材料を用いて形成されている。
【0068】ここで、霧化頭本体32は、前方に向けて
拡開して延びるベルカップ部32Aと、該ベルカップ部
32Aから後方に延びた取付筒部32Bと、前記ベルカ
ップ部32Aの前面側に形成された塗料薄膜化面32C
と、前記ベルカップ部32Aの先端側に位置して形成さ
れ、該塗料薄膜化面32Cによって薄膜化された塗料を
液糸として放出する塗料放出端縁32Dと、塗料薄膜化
面32Cに開口した大径な前側取付穴32Eと、回転軸
6に取付けるために、該前側取付穴32Eと同軸に形成
され後面側に開口した小径な後側取付穴32Fと、該後
側取付穴32Fと前側取付穴32Eとの間に位置して形
成された前側取付穴32Eの底面32Gと、前側取付穴
32Eの内周面にうち前側部分に形成された前側雌ねじ
部32Hと、該前側雌ねじ部32Hの後側に位置して前
側取付穴32Eの内周面に形成されたフランジ嵌合部3
2Jと、後側取付穴32Fに形成された後側雌ねじ部3
2Kと、底面32Gに例えば90度毎に4個の係合穴と
して形成された係合部32Lとから大略構成されてい
る。
【0069】33はハブ部材で、該ハブ部材33は、第
1の実施の形態で述べたハブ部材24と同様の絶縁性樹
脂材料を用いて、円板部33Aと、該円板部33Aの外
周側に立設された筒部33Bと、該筒部33Bの外周面
に位置し、前側取付穴32Eの前側雌ねじ部32Hに螺
着される雄ねじ部33Cとから形成されている。そし
て、円板部33Aには、その外側に多数個の第1のハブ
孔33Dが穿設されると共に、中央側に複数個の第2の
ハブ孔33Eが穿設されている。
【0070】34は霧化頭本体32とハブ部材33と同
様の絶縁樹脂材料により形成された絶縁筒体で、該絶縁
筒体34は、前記霧化頭本体32のフランジ嵌合部32
J内に嵌合され、ハブ部材33との間で軸方向に挟持さ
れた大径なフランジ部34Aと、前記霧化頭本体32の
係合部32Lに係合すべく、該フランジ部34Aの背面
に、例えば90度毎に4個の係合突起として形成された
被係合部34Bと、前記フランジ部34Aから軸方向に
突出して形成された挿嵌筒部34Cとから構成されてい
る。そして、該挿嵌筒部34Cは、後側取付穴32F内
を通して前記霧化頭本体32の後側取付穴32Fと同軸
に配置され前記回転軸6とフィードチューブ21との間
に挿入される。なお、挿嵌筒部34Cは、フランジ部3
4Aから軸方向寸法Lだけ後方に向けて突出している。
【0071】35は回転霧化頭31の外周に設けられた
半導電性膜で、該半導電性膜35は、霧化頭本体32の
ベルカップ部32A外周面に位置し、取付筒部32Bの
後端、即ち後側取付穴32Fの開口部から塗料放出端縁
32Dにかけて成膜され、該半導電性膜35は、取付筒
部32Bを回転軸6に回転霧化頭31を取付けたときに
該回転軸6に接触するようになっている。
【0072】なお、36は絶縁性の接着剤で、該接着剤
36は、図5に示すように、霧化頭本体32の前側雌ね
じ部32Hとハブ部材33の雄ねじ部33Cとの間、前
側取付穴32Eと絶縁筒体34のフランジ部34Aとの
間、底面32Gとフランジ部34Aとの間に介在されて
いる。そして、接着剤36は、霧化頭本体32に対して
ハブ部材33と絶縁筒体34が緩むのを防止すると共
に、3部材の接合部分を電気的に絶縁している。
【0073】ここで、第2の実施の形態では、上述した
如くに構成される霧化頭本体32、ハブ部材33、絶縁
筒体34は、次のように組立てることにより回転霧化頭
31を構成している。
【0074】即ち、絶縁筒体34は、挿嵌筒部34Cを
霧化頭本体32の前面側から挿入し、フランジ部34A
をフランジ嵌合部32Jに嵌合させて底面32Gに当接
させると共に、被係合部34Bを係合部32Lにそれぞ
れ係合させることにより、該絶縁筒体34を霧化頭本体
32に対して軸方向、径方向の位置決めを行うことがで
きる。
【0075】さらに、ハブ部材33は、霧化頭本体32
の前側取付穴32E内に位置したフランジ部34Aに当
接するまで、雄ねじ部33Cを前側雌ねじ部32Hにね
じ込み、前側取付穴32Eを閉塞する。これにより、ハ
ブ部材33を霧化頭本体32に対して螺合できると共
に、絶縁筒体34を霧化頭本体32に固定でき、回転霧
化頭31を構成することができる。
【0076】しかも、第2の実施の形態では、絶縁筒体
34のフランジ部34Aを底面32Gに当接させること
により軸方向の位置決めを行い、絶縁筒体34の被係合
部34Bを霧化頭本体32の係合部32Lに係合させる
ことにより径方向への位置決めを行っているから、絶縁
筒体34を霧化頭本体32に対して簡単に固定すること
ができる。
【0077】しかも、霧化頭本体32に対してハブ部材
33は螺着するときには、周り止めした絶縁筒体34に
対してハブ部材33を当接しつつねじ込むようになり、
該ハブ部材33は霧化頭本体32に対して強固に固着す
ることができる。
【0078】次に、図6と図7に基づいて、本発明によ
る第3の実施の形態について述べる。なお、第3の実施
の形態では、霧化頭本体をカップ状に形成すると共に、
前側取付穴と後側取付穴とを一本の取付穴としたことに
ある。
【0079】41は第3の実施の形態に適用されるカッ
プ形の回転霧化頭を示し、該回転霧化頭41は、後述す
る霧化頭本体42、ハブ部材43、絶縁筒体44の3部
材から構成されている。
【0080】42は絶縁性樹脂材料によって前方に向け
拡開したカップ状に形成された霧化頭本体で、霧化頭本
体42は、第1の実施の形態で述べた霧化頭本体23と
同様の絶縁性樹脂材料を用いて、ベルカップ部42A、
取付筒部42B、塗料薄膜化面42C、塗料放出端縁4
2Dが形成されているものの、この実施の形態では、前
記塗料薄膜化面42Cから後面側に向けて穿設した取付
穴42Eと、該取付穴42Eの周面に例えば90度毎に
4本、前側から軸方向の途中まで形成された溝状の係合
部42Fと、前記取付穴42Eの周面に形成された雌ね
じ部42Gとが設けられている。
【0081】43はハブ部材で、該ハブ部材43は、第
1の実施の形態で述べたハブ部材24と同様の絶縁性樹
脂材料を用いて、円板部43Aと、該円板部43Aの外
周側に立設された筒部43Bと、該筒部43Bの外周面
に位置し、前側取付穴42Eの雌ねじ部42Gに螺着さ
れる雄ねじ部43Cとから形成されている。そして、円
板部43Aには、その外側に多数個の第1のハブ孔43
Dが穿設されると共に、中央側に複数個の第2のハブ孔
43Eが穿設されている。
【0082】44は霧化頭本体42とハブ部材43と同
様の絶縁樹脂材料により形成された絶縁筒体で、該絶縁
筒体44は、図7に示すように、霧化頭本体42の取付
穴42E内に位置した大径なフランジ部44Aと、該フ
ランジ部44Aの外周面に位置し例えば90度毎に4個
形成され、前記取付穴42Eの係合部42Fに係合すべ
く軸方向に延びる凸状の被係合部44Bと、前記フラン
ジ部44Aから軸方向に突出して形成された挿嵌筒部4
4Cとから構成され、該挿嵌筒部44Cは、取付穴42
E内を通して前記霧化頭本体42の取付筒部42Bと同
軸に配置され前記回転軸6とフィードチューブ21との
間に挿入される。なお、挿嵌筒部44Cは、フランジ部
44Aから軸方向寸法Lだけ突出している。
【0083】45は回転霧化頭41の外周に設けられた
半導電性膜で、該半導電性膜45は、霧化頭本体42の
ベルカップ部42A外周面に位置し、取付筒部42Bの
後端、即ち取付穴42Eの後側開口部から塗料放出端縁
42Dにかけて成膜され、該半導電性膜45は、取付筒
部42Bを回転軸6に回転霧化頭41を取付けたときに
該回転軸6に接触するようになっている。
【0084】ここで、第3の実施の形態では、上述した
如くに構成される霧化頭本体42、ハブ部材43、絶縁
筒体44は、次のように組立てることにより回転霧化頭
41を構成している。
【0085】即ち、絶縁筒体44は、その挿嵌筒部44
Cを霧化頭本体42の前面側から、被係合部44Bを係
合部42Fに係合させた状態で、取付穴42E側に挿入
し、係合部42Fの底部まで被係合部44Bを挿入す
る。これにより、絶縁筒体44を霧化頭本体42に対し
て軸方向、径方向に位置決めすることができる。
【0086】さらに、ハブ部材43は、霧化頭本体42
の取付穴42E内に位置したフランジ部44Aに当接す
るまで、雄ねじ部43Cを雌ねじ部42Gにねじ込み、
取付穴42Eを閉塞する。これにより、ハブ部材43を
霧化頭本体42に対して螺合できると共に、絶縁筒体4
4を霧化頭本体42に固定でき、回転霧化頭41を構成
することができる。
【0087】しかも、第3の実施の形態では、霧化頭本
体42の軸方向に貫通した取付穴42Eを形成したか
ら、第1の実施の形態のように、径寸法の異なる前側取
付穴23Eと後側取付穴23Fを形成した霧化頭本体2
3に比べて簡単に形成することができる。
【0088】また、霧化頭本体42の係合部42Fに絶
縁筒体44の被係合部44Bを係合させることにより、
該絶縁筒体44は霧化頭本体42に対して軸方向、径方
向の位置決めを行うことができる。しかも、ハブ部材4
3を霧化頭本体42の取付穴42E内にねじ込むことに
より、絶縁筒体44を霧化頭本体42に簡単に固定する
ことができる。
【0089】なお、実施の形態では、半導電性膜26を
塗料放出端縁23Dから後側取付穴23Fの開口部近傍
まで形成したが、図8に示す第1の変形例のように、後
側取付穴23Fの開口部に銅材等の導電性金属材料から
円環状に形成された電極板となる電極リング28を設け
てもよく、該電極リング28により、回転軸6と半導電
性膜26との電気的な接続を強固にできる。また、電極
リング28は、第3の実施の形態に用いてもよいことは
勿論である。
【0090】また、実施の形態では、ハブ部材24(3
3,43)を、円板部24A(33A,43A)の外周
側に立設された筒部24B(33B,43B)からなる
形状としたが、図9に示す第2の変形例のように、ハブ
部材24′のように、筒部24Bをなくした円板状に形
成してもよい。なお、この変形例では、第1の実施の形
態と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省
略すると共に、ハブ部材24にダッシュ(′)を付して
いる。
【0091】また、実施の形態では、フィードチューブ
21を内筒21Aと外筒21Bとから2重筒状に形成し
た場合を例示したが、フィードチューブは単筒型フィー
ドチューブ、または複数本のフィードチューブを束ねて
形成した束状フィードチューブとして形成し、これら単
筒型フィードチューブ、束状フィードチューブを回転軸
6内に挿入する構成としてもよい。
【0092】また、第2の実施の形態では、霧化頭本体
32の底面32Gに係合穴となる係合部32Lを形成
し、絶縁筒体34のフランジ部34Aの側面に、該係合
部32Lに係合する係合突起となる被係合部34Bを形
成したが、本発明はこれに限らず、凹凸を逆にして、霧
化頭本体32側に凸状の係合部を形成し、絶縁筒体34
側に凹状の被係合部を形成してもよい。
【0093】さらに、第3の実施の形態では、霧化頭本
体42の取付穴42Eの周面に溝状の係合部42Fを形
成し、絶縁筒体44のフランジ部44Aの外周に、該係
合部42Fに係合する凸状の被係合部44Bを形成した
が、本発明はこれに限らず、凹凸を逆にして、霧化頭本
体42側に凸状の係合部を形成し、絶縁筒体44側に溝
状の被係合部を形成してもよく、さらにスプライン結合
としてもよい。
【0094】
【発明の効果】以上詳述した如く、請求項1の発明によ
れば、フィードチューブを絶縁性樹脂材料から形成する
構成としているから、塗装時に回転霧化頭が被塗物等に
異常接近した場合でも、フィードチューブと被塗物との
間の短絡を防止することができる。この結果、短絡事故
による火花放電の発生を防止でき、当該回転霧化頭型塗
装装置に対する安全性と信頼性を高めることができる。
【0095】また、回転霧化頭を、霧化頭本体、ハブ部
材、絶縁筒体の3部材から構成し、該絶縁筒体を回転軸
とフィードチューブとの間に挿入するようにしたから、
絶縁筒体の挿入された軸方向長さ寸法の分だけ回転軸内
面の露出部分を回転霧化頭から離間することができ、被
塗物に対する絶縁距離を長くすることができる。これに
よっても、被塗物と回転軸との間の短絡事故を防止で
き、安全性を高めることができる。
【0096】請求項2の発明では、半導電性膜を前記霧
化頭本体の外周に設け、かつ半導電性膜の基端側は、前
記後側取付穴の開口部近傍まで延在させ、前記回転軸と
電気的に接続する構成としたから、高電圧を回転軸と半
導電性膜を通して回転霧化頭の塗料を放出する部分まで
供給し、回転霧化頭から噴霧される塗料粒子を帯電する
ことができる。
【0097】請求項3の発明では、回転霧化頭には後側
取付穴の開口部に半導電性膜と接続された電極板を設け
ことにより、回転軸と半導電性膜との電気的な接続を強
固にでき、半導電性膜に高電圧を印加することができ
る。
【0098】請求項4の発明では、霧化頭本体は前側取
付穴を大径に形成すると共に後側取付穴を小径に形成
し、絶縁筒体は前側を前記前側取付穴に嵌合する大径な
フランジ部として形成すると共に後側を前記後側取付穴
に挿入される挿嵌筒部として形成したから、絶縁筒体を
霧化頭本体に対して取付けることができる。
【0099】請求項5の発明は、絶縁筒体の前側に形成
した雄ねじ部とハブ部材の外周に形成した雄ねじ部を、
霧化頭本体の前側取付穴の周面に形成した雌ねじ部に螺
着する構成としたから、霧化頭本体の雌ねじ部に対して
ハブ部材と絶縁筒体を螺合することにより、回転霧化頭
を簡単に組立てることができ、コスト低減を図ることが
できる。
【0100】請求項6の発明では、霧化頭本体の前側取
付穴の前側周面には雌ねじ部を形成すると共に前側取付
穴の底面には係合部を形成し、ハブ部材の外周には前記
霧化頭本体の雌ねじ部に螺着される雄ねじ部を形成し、
絶縁筒体のフランジ部の背面には前記霧化頭本体の係合
部に係合させる被係合部を形成することにより、絶縁筒
体の被係合部を霧化頭本体の係合部に係合させた状態
で、ハブ部材の雄ねじ部を霧化頭本体の雌ねじ部に螺合
する構成としたから、絶縁筒体を霧化頭本体に対して軸
方向、径方向に位置決めし、ハブ部材によって絶縁筒体
を霧化頭本体に簡単に固定することができ、コスト低減
を図ることができる。
【0101】請求項7の発明では、霧化頭本体の前側取
付穴の周面には雌ねじ部を形成すると共に軸方向に係合
部を形成し、ハブ部材の外周には前記霧化頭本体の雌ね
じ部に螺着される雄ねじ部を形成し、絶縁筒体の前側に
は前記霧化頭本体の係合部に係合させる被係合部を形成
することにより、絶縁筒体の被係合部を霧化頭本体の係
合部に係合させた状態で、ハブ部材の雄ねじ部を霧化頭
本体の雌ねじ部に螺合する構成としたから、絶縁筒体を
霧化頭本体に対して軸方向、径方向に位置決めし、ハブ
部材によって絶縁筒体を霧化頭本体に簡単に固定するこ
とができ、コスト低減を図ることができる。
【0102】請求項8の発明では、霧化頭本体の前側取
付穴の内周に設けられた雌ねじ部と、ハブ部材の外周に
設けられた雄ねじ部との間には、絶縁性の接着剤を介在
させたから、霧化頭本体に対して絶縁筒体が緩むのを防
止すると共に、ねじ止め部分の絶縁強度を高めることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による回転霧化頭型
塗装装置の要部を示す縦断面図である。
【図2】第1の実施の形態に適用される回転霧化頭を示
す縦断面図である。
【図3】図2中のa部を拡大して示す要部拡大縦断面図
である。
【図4】本発明の第2の実施の形態に適用される回転霧
化頭を示す縦断面図である。
【図5】図4中のb部を拡大して示す要部拡大縦断面図
である。
【図6】本発明の第3の実施の形態に適用される回転霧
化頭を示す縦断面図である。
【図7】図6中の絶縁筒体を示す斜視図である。
【図8】本発明の第1の変形例による回転霧化頭を示す
縦断面図である。
【図9】本発明の第2の変形例による回転霧化頭を示す
縦断面図である。
【図10】従来技術による回転霧化頭型塗装装置の要部
を示す縦断面図である。
【図11】被塗物とフィードチューブとの間で火花放電
が生じた状態を図10中の矢示c部を拡大して示す要部
拡大縦断面図である。
【符号の説明】
1 カバー 5 エアモータ 6 回転軸 6A 中空穴 21 フィードチューブ 22,31,41 回転霧化頭 23,32,42 霧化頭本体 23A,32A,42A ベルカップ部 23B,32B,42B 取付筒部 23C,32C,42C 塗料薄膜化面 23D,32D,42D 塗料放出端縁 23E,32E 前側取付穴 23F,32F 後側取付穴 23G,32G 底部 23H,32H 前側雌ねじ部 23J,32K 後側雌ねじ部 24,33,43,24′ ハブ部材 24C,25B,33C,43C,24C′ 雄ねじ部 24D,43D,33D,24D′ 第1のハブ孔 24E,43E,33E,24E′ 第2のハブ孔 25,34,44 絶縁筒体 25A,34A,44A フランジ部 25C,34C,44C 挿嵌筒部 26,35,45 半導電性膜 27,36 絶縁性の接着剤 28 電極リング(電極板) 32J フランジ嵌合部 32L,42F 係合部 34B,44B 被係合部 42E 取付穴 42G 雌ねじ部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁性樹脂材料によって筒状に形成され
    たカバーと、該カバー内に設けられたエアモータと、導
    電性金属材料によって中空円筒状に形成され、該エアモ
    ータの軸方向に挿通されて該エアモータによって回転せ
    しめられる回転軸と、該回転軸内を軸方向に伸長して配
    設されたフィードチューブと、前記カバーの前側に位置
    して絶縁性樹脂材料によって形成され、前記回転軸に取
    付けられて高速回転することにより該フィードチューブ
    から供給された塗料を噴霧する回転霧化頭と、該回転霧
    化頭の外周面に設けられ、前記回転軸を通して給電され
    る高電圧を該回転霧化頭から噴霧される塗料に印加する
    半導電性膜とからなる回転霧化頭型塗装装置において、 前記フィードチューブは絶縁性樹脂材料によって筒状に
    形成し、 前記回転霧化頭は、 ベル形または筒形に形成されて前側が塗料薄膜化面とな
    り、該塗料薄膜化面に開口した前側取付穴と前記回転軸
    に取付けるために後側に開口した後側取付穴とが同軸に
    設けられた霧化頭本体と、 該霧化頭本体の前側取付穴の開口側に設けられ、フィー
    ドチューブから供給される塗料を塗料薄膜化面に向けて
    流出する複数個の塗料流出孔を有するハブ部材と、 前側が前記霧化頭本体の前側取付穴に固着され、後側が
    後側取付穴を通して前記回転軸とフィードチューブとの
    間に挿入される絶縁筒体とから構成したことを特徴とす
    る回転霧化頭型塗装装置。
  2. 【請求項2】 前記半導電性膜は、前記霧化頭本体の外
    周に設け、かつ半導電性膜の基端側は前記後側取付穴の
    開口部近傍まで延在させ、前記回転軸と電気的に接続す
    る構成としてなる請求項1記載の回転霧化頭型塗装装
    置。
  3. 【請求項3】 前記回転霧化頭には、後側取付穴の開口
    部に半導電性膜と接続された電極板を設ける構成として
    なる請求項1または2記載の回転霧化頭型塗装装置。
  4. 【請求項4】 前記霧化頭本体は前側取付穴を大径に形
    成すると共に前記後側取付穴を小径に形成し、前記絶縁
    筒体は前側を前記前側取付穴に嵌合する大径なフランジ
    部として形成すると共に後側を前記後側取付穴に挿入さ
    れる小径な挿嵌筒部として形成してなる請求項1,2ま
    たは3記載の回転霧化頭型塗装装置。
  5. 【請求項5】 前記霧化頭本体の前側取付穴の周面には
    ハブ部材と絶縁筒体を取付ける雌ねじ部を形成し、前記
    ハブ部材の外周には前記霧化頭本体の雌ねじ部に螺着さ
    れる雄ねじ部を形成し、前記絶縁筒体の前側には前記霧
    化頭本体の雌ねじ部に螺着される雄ねじ部を形成するこ
    とにより、ハブ部材と絶縁筒体を霧化頭本体の雌ねじ部
    に対して螺合する構成としてなる請求項1,2,3また
    は4記載の回転霧化頭型塗装装置。
  6. 【請求項6】 前記霧化頭本体の前側取付穴の前側周面
    には雌ねじ部を形成すると共に前側取付穴の底面には係
    合部を形成し、前記ハブ部材の外周には前記霧化頭本体
    の雌ねじ部に螺着される雄ねじ部を形成し、前記絶縁筒
    体のフランジ部の背面には前記回転霧化頭の係合部に係
    合される被係合部を形成することにより、絶縁筒体の被
    係合部を霧化頭本体の係合部に係合させた状態で、ハブ
    部材の雄ねじ部を霧化頭本体の雌ねじ部に螺合する構成
    としてなる請求項4記載の回転霧化頭型塗装装置。
  7. 【請求項7】 前記霧化頭本体の前側取付穴の周面には
    雌ねじ部を形成すると共に軸方向に係合部を形成し、前
    記ハブ部材の外周には前記霧化頭本体の雌ねじ部に螺着
    される雄ねじ部を形成し、前記絶縁筒体の前側には前記
    霧化頭本体の係合部に係合させる被係合部を形成するこ
    とにより、絶縁筒体の被係合部を霧化頭本体の係合部に
    係合させた状態で、ハブ部材の雄ねじ部を霧化頭本体の
    雌ねじ部に螺合する構成としてなる請求項1,2,3ま
    たは4記載の回転霧化頭型塗装装置。
  8. 【請求項8】 前記霧化頭本体の前側取付穴に形成され
    た雌ねじ部と、前記ハブ部材の外周に形成された雄ねじ
    部との間には、絶縁性の接着剤を介在させてなる請求項
    5,6または7記載の回転霧化頭型塗装装置。
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