JPH1199310A - 水質浄化装置 - Google Patents
水質浄化装置Info
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- JPH1199310A JPH1199310A JP9264580A JP26458097A JPH1199310A JP H1199310 A JPH1199310 A JP H1199310A JP 9264580 A JP9264580 A JP 9264580A JP 26458097 A JP26458097 A JP 26458097A JP H1199310 A JPH1199310 A JP H1199310A
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E10/00—Energy generation through renewable energy sources
- Y02E10/50—Photovoltaic [PV] energy
Landscapes
- Filtration Of Liquid (AREA)
- Photovoltaic Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 太陽電池の発電量が小さい場合であっても、
浄化効率を高くすることができる水質浄化装置を得るこ
と。 【解決手段】 本発明は、太陽電池16と、該太陽電池
16の出力電圧により駆動されるコンプレッサ103
と、コンプレッサ103を冷却するファン105と、太
陽電池16の短絡電流Iscを検出する変流器107
と、太陽電池16の開放電圧Vocを検出する電圧検出
器108と、変流器107および電圧検出器108の各
検出結果に基づいて、コンプレッサ103(太陽電池1
6)の温度を間接的に求め、該温度が一定以上であると
きのみファン105を駆動する制御部とを有している。
浄化効率を高くすることができる水質浄化装置を得るこ
と。 【解決手段】 本発明は、太陽電池16と、該太陽電池
16の出力電圧により駆動されるコンプレッサ103
と、コンプレッサ103を冷却するファン105と、太
陽電池16の短絡電流Iscを検出する変流器107
と、太陽電池16の開放電圧Vocを検出する電圧検出
器108と、変流器107および電圧検出器108の各
検出結果に基づいて、コンプレッサ103(太陽電池1
6)の温度を間接的に求め、該温度が一定以上であると
きのみファン105を駆動する制御部とを有している。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば湖沼、池、
ダム、溜池、貯水池、河川、用水路、堀、運河、水槽等
において水を浄化する水質浄化装置に関する。
ダム、溜池、貯水池、河川、用水路、堀、運河、水槽等
において水を浄化する水質浄化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】湖沼、池、ダム、溜池、貯水池、河川、
用水路、堀、運河、水槽等の浄化対象においては、水質
汚染対策として水を浄化する水質浄化装置を設置するこ
とが行われている。図9は、従来の水質浄化装置の外観
構成を示す断面図である。この図において、符号11で
示すものが水質浄化装置である。この水質浄化装置11
は、池あるいは湖沼等の浄化対象12に浮遊されて用い
られるもので、水に浮せるためのフロート13と、フロ
ート13の下側に着脱自在に支持されて水面12a下に
配置されるフィルタカートリッジ(フィルタ)14と、
フロート13の上側に固定されて水面12a上に配置さ
れるコントロールボックス15と、該コントロールボッ
クス15の上面に配置された太陽電池16とを有してい
る。
用水路、堀、運河、水槽等の浄化対象においては、水質
汚染対策として水を浄化する水質浄化装置を設置するこ
とが行われている。図9は、従来の水質浄化装置の外観
構成を示す断面図である。この図において、符号11で
示すものが水質浄化装置である。この水質浄化装置11
は、池あるいは湖沼等の浄化対象12に浮遊されて用い
られるもので、水に浮せるためのフロート13と、フロ
ート13の下側に着脱自在に支持されて水面12a下に
配置されるフィルタカートリッジ(フィルタ)14と、
フロート13の上側に固定されて水面12a上に配置さ
れるコントロールボックス15と、該コントロールボッ
クス15の上面に配置された太陽電池16とを有してい
る。
【0003】フィルタカートリッジ14は、略円筒状を
なすもので、フロート13で水面12a下に吊られた状
態において軸線が鉛直方向に沿わされるようになってい
る。そして、このフィルタカートリッジ14は、円筒状
に形成されるとともに多数の集水孔18が全面に形成さ
れた外円筒部19と、該外円筒部19の内側に同軸状に
配置されるとともに多数の流入孔21が全面に形成され
た内円筒部22と、内円筒部22より小径の取付孔24
が形成されるとともに外円筒部19および内円筒部22
の上端面に外円筒部19と内円筒部22との間の隙間の
上方向の開口を閉塞するよう固定された有孔円板状の閉
塞部材25と、外円筒部19および内円筒部22の下端
面にこれらのすべての下方向の開口を閉塞するよう固定
された円板状の閉塞部材27とを有している。
なすもので、フロート13で水面12a下に吊られた状
態において軸線が鉛直方向に沿わされるようになってい
る。そして、このフィルタカートリッジ14は、円筒状
に形成されるとともに多数の集水孔18が全面に形成さ
れた外円筒部19と、該外円筒部19の内側に同軸状に
配置されるとともに多数の流入孔21が全面に形成され
た内円筒部22と、内円筒部22より小径の取付孔24
が形成されるとともに外円筒部19および内円筒部22
の上端面に外円筒部19と内円筒部22との間の隙間の
上方向の開口を閉塞するよう固定された有孔円板状の閉
塞部材25と、外円筒部19および内円筒部22の下端
面にこれらのすべての下方向の開口を閉塞するよう固定
された円板状の閉塞部材27とを有している。
【0004】そして、閉塞部材25,27で閉塞される
外円筒部19と内円筒部22との間の隙間には、集水孔
18および流入孔21より径大の木炭等の濾過材が充填
されしかも有機物を分解する好気性の微生物が担持され
て処理槽(実部)30が形成されている。上側の閉塞部
材25の取付孔24には、閉塞部材25,27および内
円筒部22で画成される内部空間部31内に延在する円
筒状の揚水管33が、内円筒部22と同軸をなしかつそ
の外周面が内円筒部22の内周面と所定の間隔をあけた
状態で嵌合固定されており、これにより、内部空間部3
1は処理槽30または揚水管33を介する以外での外部
への連通が不可とされている。
外円筒部19と内円筒部22との間の隙間には、集水孔
18および流入孔21より径大の木炭等の濾過材が充填
されしかも有機物を分解する好気性の微生物が担持され
て処理槽(実部)30が形成されている。上側の閉塞部
材25の取付孔24には、閉塞部材25,27および内
円筒部22で画成される内部空間部31内に延在する円
筒状の揚水管33が、内円筒部22と同軸をなしかつそ
の外周面が内円筒部22の内周面と所定の間隔をあけた
状態で嵌合固定されており、これにより、内部空間部3
1は処理槽30または揚水管33を介する以外での外部
への連通が不可とされている。
【0005】揚水管33は、内部空間部31内における
閉塞部材27の若干上側位置に下端開口部34を開口さ
せており、上端開口部35を、フィルタカートリッジ1
4とフロート13との間の外部に開口する隙間に連通す
るよう閉塞部材25から上方向に開口させている。揚水
管33には、円筒状のエア排出管37が隙間をもって挿
通されており、該エア排出管37は、下端開口の排出口
38が揚水管33内において下端開口部34より若干上
側の中間所定位置に位置され、上部側が揚水管33より
上方に延出されコントロールボックス15に導かれた状
態で設けられている。
閉塞部材27の若干上側位置に下端開口部34を開口さ
せており、上端開口部35を、フィルタカートリッジ1
4とフロート13との間の外部に開口する隙間に連通す
るよう閉塞部材25から上方向に開口させている。揚水
管33には、円筒状のエア排出管37が隙間をもって挿
通されており、該エア排出管37は、下端開口の排出口
38が揚水管33内において下端開口部34より若干上
側の中間所定位置に位置され、上部側が揚水管33より
上方に延出されコントロールボックス15に導かれた状
態で設けられている。
【0006】閉塞部材27の上面位置には、円筒状のエ
ア噴出管40が先端側を該上面に沿わせて設けられてい
る。このエア噴出管40には、その内部を外部に連通さ
せるエア噴出孔41が、処理槽30の下端位置すなわち
外円筒部19と内円筒部22との間に複数形成されてい
る。このエア噴出管40は、基端側がコントロールボッ
クス15に連結されている。
ア噴出管40が先端側を該上面に沿わせて設けられてい
る。このエア噴出管40には、その内部を外部に連通さ
せるエア噴出孔41が、処理槽30の下端位置すなわち
外円筒部19と内円筒部22との間に複数形成されてい
る。このエア噴出管40は、基端側がコントロールボッ
クス15に連結されている。
【0007】ここで、図9に示す水質浄化装置11のコ
ントロールボックス15内の電気的構成を図10を参照
して説明する。図10は、図9に示すコントロールボッ
クス15内の電気的構成を示すブロック図である。この
図において、太陽電池16は、装置各部に電力を供給す
るものであり、陽光の日射量が多くなるに従って、その
出力電流が大きくなるという特性を有している。
ントロールボックス15内の電気的構成を図10を参照
して説明する。図10は、図9に示すコントロールボッ
クス15内の電気的構成を示すブロック図である。この
図において、太陽電池16は、装置各部に電力を供給す
るものであり、陽光の日射量が多くなるに従って、その
出力電流が大きくなるという特性を有している。
【0008】101は、太陽電池16に接続されたコン
デンサであり、太陽電池16の出力電流が充電される。
102は、コンデンサ101の充電電圧から交流駆動電
圧を生成する駆動回路であり、図示しないコントローラ
より供給される駆動信号Sdにより駆動される。コンプ
レッサ103は、図示しない三方弁を介して図9に示す
エア排出管37またはエア噴出管40へ圧縮空気を供給
するものであり、駆動回路102から供給される交流駆
動電圧により駆動される。また、上記三方弁は、エア排
出管37のみに圧縮空気が供給される状態またはエア噴
出管40のみに圧縮空気が供給される状態とに選択的に
切り換える。
デンサであり、太陽電池16の出力電流が充電される。
102は、コンデンサ101の充電電圧から交流駆動電
圧を生成する駆動回路であり、図示しないコントローラ
より供給される駆動信号Sdにより駆動される。コンプ
レッサ103は、図示しない三方弁を介して図9に示す
エア排出管37またはエア噴出管40へ圧縮空気を供給
するものであり、駆動回路102から供給される交流駆
動電圧により駆動される。また、上記三方弁は、エア排
出管37のみに圧縮空気が供給される状態またはエア噴
出管40のみに圧縮空気が供給される状態とに選択的に
切り換える。
【0009】104は、コンデンサ101の充電電圧を
ファン駆動電圧に変換するDC(Direct Current)/D
Cコンバータである。105は、コンプレッサ103の
近傍に設けられたファンであり、コンプレッサ103を
冷却する。このファン105は、DC/DCコンバータ
104より供給されるファン駆動電圧により駆動され
る。
ファン駆動電圧に変換するDC(Direct Current)/D
Cコンバータである。105は、コンプレッサ103の
近傍に設けられたファンであり、コンプレッサ103を
冷却する。このファン105は、DC/DCコンバータ
104より供給されるファン駆動電圧により駆動され
る。
【0010】上記構成において、図10に示す太陽電池
16の表面に太陽光が照射されると、太陽電池16から
は、出力電流が出力される。これにより、上記出力電流
は、コンデンサ101に充電され、コンデンサ101の
充電電圧が上昇する。
16の表面に太陽光が照射されると、太陽電池16から
は、出力電流が出力される。これにより、上記出力電流
は、コンデンサ101に充電され、コンデンサ101の
充電電圧が上昇する。
【0011】次に、駆動回路102に駆動信号Sdが供
給されると、駆動回路102からは、交流駆動電圧がコ
ンプレッサ103へ出力される。これにより。コンプレ
ッサ103が駆動され、図9に示すエア排出管37に所
定量の圧縮空気が供給され、該圧縮空気は、エア排出管
37のエア排出口38から噴出され、気泡となって、揚
水管33内で下から上へ移動し、よって、揚水管33内
には、同図上方へ流れる水流が生じる。これにより、揚
水管33の下端開口部34から内部空間部31内の水が
汲み上げられ、該水は上部開口部35から外部に排出さ
れる。
給されると、駆動回路102からは、交流駆動電圧がコ
ンプレッサ103へ出力される。これにより。コンプレ
ッサ103が駆動され、図9に示すエア排出管37に所
定量の圧縮空気が供給され、該圧縮空気は、エア排出管
37のエア排出口38から噴出され、気泡となって、揚
水管33内で下から上へ移動し、よって、揚水管33内
には、同図上方へ流れる水流が生じる。これにより、揚
水管33の下端開口部34から内部空間部31内の水が
汲み上げられ、該水は上部開口部35から外部に排出さ
れる。
【0012】これにより、強制的にフィルタカートリッ
ジ14の側部外側の水すなわち特にアオコ等の藻類を多
く含む水面12a近傍の水が、外円筒部19の集水孔1
8から処理槽30に至り該処理槽30を半径方向内方に
通過して内円筒部22の流入孔21から内部空間部31
に至る。そして、上記処理槽30通過時に、処理槽30
を構成する濾過材に、アオコ等の藻類や有機質浮遊物
質、溶解性有機物質等が吸着されることで水が浄化され
る。ここで、濾過材に吸着された上記物質等は、該濾過
材に担持された好気性微生物により分解される。このよ
うにして、処理槽30で浄化された水が揚水管33から
外部に再び排出され、このような水の環流で浄化対象1
2が浄化される。
ジ14の側部外側の水すなわち特にアオコ等の藻類を多
く含む水面12a近傍の水が、外円筒部19の集水孔1
8から処理槽30に至り該処理槽30を半径方向内方に
通過して内円筒部22の流入孔21から内部空間部31
に至る。そして、上記処理槽30通過時に、処理槽30
を構成する濾過材に、アオコ等の藻類や有機質浮遊物
質、溶解性有機物質等が吸着されることで水が浄化され
る。ここで、濾過材に吸着された上記物質等は、該濾過
材に担持された好気性微生物により分解される。このよ
うにして、処理槽30で浄化された水が揚水管33から
外部に再び排出され、このような水の環流で浄化対象1
2が浄化される。
【0013】また、上述した動作と並行して、DC/D
Cコンバータ104からファン駆動電圧がファン105
へ供給され、ファン105が駆動される。これにより、
コンプレッサ103が冷却される。
Cコンバータ104からファン駆動電圧がファン105
へ供給され、ファン105が駆動される。これにより、
コンプレッサ103が冷却される。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の水質
浄化装置において、太陽電池16に対する日射量が少な
い場合、言い換えれば、太陽電池16の発電量が小さい
場合、太陽電池16の出力電圧が低くなる。従って、こ
の場合には、コンデンサ101からDC/DCコンバー
タ104へ供給される電流が大きくなる一方、駆動回路
102およびコンプレッサ103へ供給される電流が小
さくなる。すなわち、従来の水質浄化装置においては、
太陽電池16の発電量が小さい場合、太陽電池16の消
費電力のほとんどがファン105により消費されてしま
うため、浄化効率が低下するという欠点があった。本発
明はこのような背景の下になされたもので、太陽電池の
発電量が小さい場合であっても、浄化効率を高くするこ
とができる水質浄化装置を提供することを目的とする。
浄化装置において、太陽電池16に対する日射量が少な
い場合、言い換えれば、太陽電池16の発電量が小さい
場合、太陽電池16の出力電圧が低くなる。従って、こ
の場合には、コンデンサ101からDC/DCコンバー
タ104へ供給される電流が大きくなる一方、駆動回路
102およびコンプレッサ103へ供給される電流が小
さくなる。すなわち、従来の水質浄化装置においては、
太陽電池16の発電量が小さい場合、太陽電池16の消
費電力のほとんどがファン105により消費されてしま
うため、浄化効率が低下するという欠点があった。本発
明はこのような背景の下になされたもので、太陽電池の
発電量が小さい場合であっても、浄化効率を高くするこ
とができる水質浄化装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、太陽電池と、供給される水を浄化するフィルタと、
前記太陽電池の出力電圧に基づいて駆動され、前記フィ
ルタに洗浄すべき水を供給するための圧縮空気を生成す
る圧縮空気生成手段と、前記太陽電池の出力電圧に基づ
いて駆動され、前記圧縮空気生成手段を冷却する冷却手
段と、前記圧縮空気生成手段の温度を検出する温度検出
手段と、前記温度検出手段の検出結果に基づいて、前記
圧縮空気生成手段の温度がしきい値以上であるか否かを
判断する判断手段と、前記判断手段により、前記圧縮空
気生成手段の温度が前記しきい値以上であると判断され
たとき前記冷却手段を駆動する一方、前記圧縮空気生成
手段の温度が前記しきい値未満であると判断されたとき
前記冷却手段を停止する制御手段とを具備することを特
徴とする。また、請求項2に記載の発明は、請求項1に
記載の水質浄化装置において、前記温度検出手段は、前
記太陽電池の短絡電流を検出する短絡電流検出手段と、
前記太陽電池の開放電圧を検出する開放電圧検出手段
と、前記短絡電流検出手段の検出結果および前記開放電
圧検出手段の検出結果に基づいて前記圧縮空気生成手段
の温度を決定する温度決定手段とから構成されているこ
とを特徴とする。また、請求項3に記載の発明は、請求
項2に記載の水質浄化装置において、前記短絡電流検出
手段の検出結果および前記開放電圧検出手段の検出結果
に基づいて、前記太陽電池の汚れおよび異常を検出する
太陽電池状態検出手段とを具備することを特徴とする。
また、請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の水質
浄化装置において、前記太陽電池状態検出手段は、前記
温度検出手段の検出結果が極端に高温または低温である
とき、太陽電池の汚れおよび異常を検出することを特徴
とする。また、請求項5に記載の発明は、請求項3また
は4に記載の水質浄化装置において、前記太陽電池状態
検出手段の検出結果を報知する報知手段を具備すること
を特徴とする。
は、太陽電池と、供給される水を浄化するフィルタと、
前記太陽電池の出力電圧に基づいて駆動され、前記フィ
ルタに洗浄すべき水を供給するための圧縮空気を生成す
る圧縮空気生成手段と、前記太陽電池の出力電圧に基づ
いて駆動され、前記圧縮空気生成手段を冷却する冷却手
段と、前記圧縮空気生成手段の温度を検出する温度検出
手段と、前記温度検出手段の検出結果に基づいて、前記
圧縮空気生成手段の温度がしきい値以上であるか否かを
判断する判断手段と、前記判断手段により、前記圧縮空
気生成手段の温度が前記しきい値以上であると判断され
たとき前記冷却手段を駆動する一方、前記圧縮空気生成
手段の温度が前記しきい値未満であると判断されたとき
前記冷却手段を停止する制御手段とを具備することを特
徴とする。また、請求項2に記載の発明は、請求項1に
記載の水質浄化装置において、前記温度検出手段は、前
記太陽電池の短絡電流を検出する短絡電流検出手段と、
前記太陽電池の開放電圧を検出する開放電圧検出手段
と、前記短絡電流検出手段の検出結果および前記開放電
圧検出手段の検出結果に基づいて前記圧縮空気生成手段
の温度を決定する温度決定手段とから構成されているこ
とを特徴とする。また、請求項3に記載の発明は、請求
項2に記載の水質浄化装置において、前記短絡電流検出
手段の検出結果および前記開放電圧検出手段の検出結果
に基づいて、前記太陽電池の汚れおよび異常を検出する
太陽電池状態検出手段とを具備することを特徴とする。
また、請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の水質
浄化装置において、前記太陽電池状態検出手段は、前記
温度検出手段の検出結果が極端に高温または低温である
とき、太陽電池の汚れおよび異常を検出することを特徴
とする。また、請求項5に記載の発明は、請求項3また
は4に記載の水質浄化装置において、前記太陽電池状態
検出手段の検出結果を報知する報知手段を具備すること
を特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態について説明する。図1は本発明の一実施形態に
よる水質浄化装置の電気的構成を示すブロック図であ
る。この図において、図10の各部に対応する部分には
同一の符号を付けその説明を省略する。図1において
は、第1のリレー106、変流器107、電圧検出器1
08および第2のリレー109が新たに設けられてい
る。また、以下に説明する一実施形態による水質浄化装
置の外観構成は、図9に示すものと同一である。
施形態について説明する。図1は本発明の一実施形態に
よる水質浄化装置の電気的構成を示すブロック図であ
る。この図において、図10の各部に対応する部分には
同一の符号を付けその説明を省略する。図1において
は、第1のリレー106、変流器107、電圧検出器1
08および第2のリレー109が新たに設けられてい
る。また、以下に説明する一実施形態による水質浄化装
置の外観構成は、図9に示すものと同一である。
【0017】図1に示す第1のリレー106は、1入力
2出力型のリレーであり、入力接点a、出力接点b、出
力接点c、入力接点aに可動自在に取り付けられ出力接
点b側または出力接点c側に切り替えられる可動片dか
ら構成されている。この第1のリレー106の入力接点
aは、太陽電池16に接続されており、出力接点cは接
地されている。また、第1のリレー106は、図示しな
い制御部により切り替え制御される。
2出力型のリレーであり、入力接点a、出力接点b、出
力接点c、入力接点aに可動自在に取り付けられ出力接
点b側または出力接点c側に切り替えられる可動片dか
ら構成されている。この第1のリレー106の入力接点
aは、太陽電池16に接続されており、出力接点cは接
地されている。また、第1のリレー106は、図示しな
い制御部により切り替え制御される。
【0018】変流器107は、第1のリレー106の出
力接点cと接地との間に設けられている。この変流器1
07は、太陽電池16の短絡電流Isc(図4参照)を
検出するものであり、検出結果を短絡電流信号Sscと
して出力する。電圧検出器108は、第1のリレー10
6の出力接点bと接地との間に介挿されており、太陽電
池16の開放電圧Voc(図5参照)を検出し、検出結
果を開放電圧信号Soc(図6参照)として出力する。
第2のリレー109は、DC/DCコンバータ104と
コンデンサ101の一端との間に介挿されており、図示
しない制御部によりオン/オフ制御される。
力接点cと接地との間に設けられている。この変流器1
07は、太陽電池16の短絡電流Isc(図4参照)を
検出するものであり、検出結果を短絡電流信号Sscと
して出力する。電圧検出器108は、第1のリレー10
6の出力接点bと接地との間に介挿されており、太陽電
池16の開放電圧Voc(図5参照)を検出し、検出結
果を開放電圧信号Soc(図6参照)として出力する。
第2のリレー109は、DC/DCコンバータ104と
コンデンサ101の一端との間に介挿されており、図示
しない制御部によりオン/オフ制御される。
【0019】次に、上述した太陽電池16の諸特性につ
いて図2〜図5を参照して説明する。図2は、太陽電池
16に対する太陽光の照射照度(日射量)と、開放電圧
Vocおよび短絡電流Iscとの関係を示す図である。
この図からわかるように、開放電圧Vocは、日射量が
ゼロのとき12(V)であり、日射量が増加するに従っ
て、非線形的に増加する。一方、短絡電流Iscは、日
射量に比例して変化する。
いて図2〜図5を参照して説明する。図2は、太陽電池
16に対する太陽光の照射照度(日射量)と、開放電圧
Vocおよび短絡電流Iscとの関係を示す図である。
この図からわかるように、開放電圧Vocは、日射量が
ゼロのとき12(V)であり、日射量が増加するに従っ
て、非線形的に増加する。一方、短絡電流Iscは、日
射量に比例して変化する。
【0020】図3は、太陽電池16の温度と、開放電圧
Vocおよび短絡電流Iscとの関係を示す図である。
この図からわかるように、開放電圧Vocは、太陽電池
16の温度に反比例して変化する。一方、短絡電流Is
cは、太陽電池16の温度に関係なく一定値である。こ
こで、以下の説明においては、太陽電池16の温度を後
述するコンプレッサ103の温度とみなす。これは、太
陽電池16の温度から間接的にコンプレッサ103の温
度を推測することができるからである。
Vocおよび短絡電流Iscとの関係を示す図である。
この図からわかるように、開放電圧Vocは、太陽電池
16の温度に反比例して変化する。一方、短絡電流Is
cは、太陽電池16の温度に関係なく一定値である。こ
こで、以下の説明においては、太陽電池16の温度を後
述するコンプレッサ103の温度とみなす。これは、太
陽電池16の温度から間接的にコンプレッサ103の温
度を推測することができるからである。
【0021】図4は、太陽電池16に対する日射量と、
短絡電流Iscとの関係を示す図である。この図からわ
かるように、短絡電流Iscは日射量に比例して変化す
る。
短絡電流Iscとの関係を示す図である。この図からわ
かるように、短絡電流Iscは日射量に比例して変化す
る。
【0022】図5は、太陽電池16に対する日射量と、
開放電圧Vocとの関係を示す図である。この図からわ
かるように、開放電圧Vocは、日射量に比例して変化
し、かつ温度に依存してその傾きが変化する。
開放電圧Vocとの関係を示す図である。この図からわ
かるように、開放電圧Vocは、日射量に比例して変化
し、かつ温度に依存してその傾きが変化する。
【0023】図7は、上述した一実施形態による水質浄
化装置における温度検出部の構成を示すブロック図であ
る。この図において、111は、図1に示す開放電圧信
号Socに対してオフセット調整を行うオフセット調整
器であり、このオフセット調整器111からは、図6に
示す開放電圧信号Socが出力される。
化装置における温度検出部の構成を示すブロック図であ
る。この図において、111は、図1に示す開放電圧信
号Socに対してオフセット調整を行うオフセット調整
器であり、このオフセット調整器111からは、図6に
示す開放電圧信号Socが出力される。
【0024】112は、オフセット調整器111の出力
信号を増幅するアンプであり、そのゲインは、通常ゼロ
とされている。110は、図1に示す短絡電流信号Ss
cを増幅するアンプである。このアンプ110のゲイン
は、図6に示す例えば、20℃における開放電圧信号S
ocの特性と、増幅後の短絡電流信号Sscの特性とが
等しくなるように設定されている。113は、比較器で
あり、アンプ110より入力される短絡電流信号Ssc
のレベルと、アンプ112より入力される開放電圧信号
Socのレベルと比較する。
信号を増幅するアンプであり、そのゲインは、通常ゼロ
とされている。110は、図1に示す短絡電流信号Ss
cを増幅するアンプである。このアンプ110のゲイン
は、図6に示す例えば、20℃における開放電圧信号S
ocの特性と、増幅後の短絡電流信号Sscの特性とが
等しくなるように設定されている。113は、比較器で
あり、アンプ110より入力される短絡電流信号Ssc
のレベルと、アンプ112より入力される開放電圧信号
Socのレベルと比較する。
【0025】次に、上述した一実施形態による水質浄化
装置の動作について説明する。図1において、今、図示
しない制御部により第1のリレー106の可動片dが出
力接点b側に接とされており、かつ第2のリレー109
がオンとされているものとする。この状態において、太
陽電池16の表面に太陽光が照射されると、太陽電池1
6からは、出力電流が出力される。これにより、上記出
力電流は、コンデンサ101に充電され、コンデンサ1
01の充電電圧が上昇する。
装置の動作について説明する。図1において、今、図示
しない制御部により第1のリレー106の可動片dが出
力接点b側に接とされており、かつ第2のリレー109
がオンとされているものとする。この状態において、太
陽電池16の表面に太陽光が照射されると、太陽電池1
6からは、出力電流が出力される。これにより、上記出
力電流は、コンデンサ101に充電され、コンデンサ1
01の充電電圧が上昇する。
【0026】次に、制御部から駆動回路102に駆動信
号Sdが供給されると、駆動回路102からは、交流駆
動電圧がコンプレッサ103へ出力される。これにより
コンプレッサ103が駆動され、前述した動作を経て浄
化対象12(図1参照)が浄化される。
号Sdが供給されると、駆動回路102からは、交流駆
動電圧がコンプレッサ103へ出力される。これにより
コンプレッサ103が駆動され、前述した動作を経て浄
化対象12(図1参照)が浄化される。
【0027】また、上述した動作と並行して、DC/D
Cコンバータ104からファン駆動電圧がファン105
へ供給され、ファン105が駆動される。これにより、
コンプレッサ103が冷却される。
Cコンバータ104からファン駆動電圧がファン105
へ供給され、ファン105が駆動される。これにより、
コンプレッサ103が冷却される。
【0028】そして、今、制御部により第1のリレー1
06の可動片dが出力接点b側から出力接点c側へ接と
されると、太陽電池16からは、短絡電流Iscが第1
のリレー106を介して接地へ流れる。この短絡電流I
scは変流器107に検出され、変流器107からは、
検出結果たる短絡電流信号Sscが図7に示すアンプ1
10へ出力される。これにより、短絡電流信号Ssc
は、アンプ110により増幅された後、比較器113に
入力される。このとき、比較器113に入力された短絡
電流信号Sscは、図6に示す20℃における開放電圧
信号Socの特性と同一特性とされている。
06の可動片dが出力接点b側から出力接点c側へ接と
されると、太陽電池16からは、短絡電流Iscが第1
のリレー106を介して接地へ流れる。この短絡電流I
scは変流器107に検出され、変流器107からは、
検出結果たる短絡電流信号Sscが図7に示すアンプ1
10へ出力される。これにより、短絡電流信号Ssc
は、アンプ110により増幅された後、比較器113に
入力される。このとき、比較器113に入力された短絡
電流信号Sscは、図6に示す20℃における開放電圧
信号Socの特性と同一特性とされている。
【0029】次に、制御部は、第1のリレー106の可
動片dが出力接点c側から出力接点b側へ接とするとと
もに、第2のリレー109をオフにする。次いで、制御
部は、駆動信号Sdの出力を停止する。これにより、フ
ァン105、駆動回路102およびコンプレッサ103
が停止する。
動片dが出力接点c側から出力接点b側へ接とするとと
もに、第2のリレー109をオフにする。次いで、制御
部は、駆動信号Sdの出力を停止する。これにより、フ
ァン105、駆動回路102およびコンプレッサ103
が停止する。
【0030】この状態において、第1のリレー106の
出力接点bと接地との間の電圧は、太陽電池16の開放
電圧Vocである。この開放電圧Vocは、電圧検出器
108により検出され、電圧検出器108からは、検出
結果たる開放電圧信号Socが図7に示すオフセット調
整器111へ出力される。
出力接点bと接地との間の電圧は、太陽電池16の開放
電圧Vocである。この開放電圧Vocは、電圧検出器
108により検出され、電圧検出器108からは、検出
結果たる開放電圧信号Socが図7に示すオフセット調
整器111へ出力される。
【0031】これにより、開放電圧信号Socは、オフ
セット調整器111によりオフセット調整された後、ア
ンプ112を経由して比較器113へ入力される。今、
比較器113に入力された開放電圧信号Socのレベル
は、先に入力された短絡電流信号Sscのレベル(図6
参照)より低いものとする。従って、図7に示す比較器
113は、開放電圧信号Socのレベルが短絡電流信号
Sscのレベルに比して小さいという比較結果を得る。
セット調整器111によりオフセット調整された後、ア
ンプ112を経由して比較器113へ入力される。今、
比較器113に入力された開放電圧信号Socのレベル
は、先に入力された短絡電流信号Sscのレベル(図6
参照)より低いものとする。従って、図7に示す比較器
113は、開放電圧信号Socのレベルが短絡電流信号
Sscのレベルに比して小さいという比較結果を得る。
【0032】これにより、制御部は、上記比較結果か
ら、コンプレッサ103(太陽電池16)の温度が20
℃以上であり、かつファン105を駆動すべきと判断し
た後、第2のリレー109をオンにするとともに、駆動
回路102へ駆動信号Sdを供給する。この結果、駆動
回路102、コンプレッサ103およびファン105が
共に駆動され、コンプレッサ103がファン105によ
り冷却される。
ら、コンプレッサ103(太陽電池16)の温度が20
℃以上であり、かつファン105を駆動すべきと判断し
た後、第2のリレー109をオンにするとともに、駆動
回路102へ駆動信号Sdを供給する。この結果、駆動
回路102、コンプレッサ103およびファン105が
共に駆動され、コンプレッサ103がファン105によ
り冷却される。
【0033】一方、図6に示す開放電圧信号Socのレ
ベルが短絡電流信号Sscのレベルより大きい場合、制
御部は、コンプレッサ103(太陽電池16)の温度が
20℃未満であり、かつファン105を停止すべきと判
断した後、駆動回路102へ駆動信号Sdを供給する。
これにより、駆動回路102およびコンプレッサ103
のみが駆動され、ファン105が停止した状態のままと
される。
ベルが短絡電流信号Sscのレベルより大きい場合、制
御部は、コンプレッサ103(太陽電池16)の温度が
20℃未満であり、かつファン105を停止すべきと判
断した後、駆動回路102へ駆動信号Sdを供給する。
これにより、駆動回路102およびコンプレッサ103
のみが駆動され、ファン105が停止した状態のままと
される。
【0034】以上説明したように、本発明の一実施形態
による水質浄化装置によれば、コンプレッサ103(太
陽電池16)の温度により、ファン105の駆動を制御
するようにしたので、太陽電池16の発電量が小さい場
合にファン105が停止される。従って、一実施形態に
よる水質浄化装置によれば、太陽電池16の発電量が小
さい場合であっも、太陽電池16の出力電流のすべてが
駆動回路102へ供給されるので、浄化効率を高めるこ
とができる。
による水質浄化装置によれば、コンプレッサ103(太
陽電池16)の温度により、ファン105の駆動を制御
するようにしたので、太陽電池16の発電量が小さい場
合にファン105が停止される。従って、一実施形態に
よる水質浄化装置によれば、太陽電池16の発電量が小
さい場合であっも、太陽電池16の出力電流のすべてが
駆動回路102へ供給されるので、浄化効率を高めるこ
とができる。
【0035】以上図面を参照して本発明の一実施形態に
よる水質浄化装置について説明してきたが、具体的な構
成は上述した一実施形態に限定されるものではなく、本
発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても本
発明に含まれる。例えば、一実施形態による水質浄化装
置においては、開放電圧信号Socおよび短絡電流信号
Sscに基づいて、コンプレッサ103(太陽電池1
6)の温度に応じて、ファン105の駆動を制御する例
について説明したが、これに限定されることなく、太陽
電池16に対する日射量に応じて、ファン105を駆動
するようにしてもよい。
よる水質浄化装置について説明してきたが、具体的な構
成は上述した一実施形態に限定されるものではなく、本
発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても本
発明に含まれる。例えば、一実施形態による水質浄化装
置においては、開放電圧信号Socおよび短絡電流信号
Sscに基づいて、コンプレッサ103(太陽電池1
6)の温度に応じて、ファン105の駆動を制御する例
について説明したが、これに限定されることなく、太陽
電池16に対する日射量に応じて、ファン105を駆動
するようにしてもよい。
【0036】次に、上述した一実施形態による水質浄化
装置の変形例について図8を参照しつつ説明する。この
変形例において、上述した制御部(図示略)には、図4
に示す短絡電流Iscと日射量との対応関係を表す短絡
電流−日射量変換テーブルが予め格納されている。ま
た、制御部には、図8に示す開放電圧信号Socと日射
量との関係を表す開放電圧−日射量変換テーブルが予め
格納されている。図8に示す開放電圧−日射量変換テー
ブルは、前述した図6に示すものと同一である。
装置の変形例について図8を参照しつつ説明する。この
変形例において、上述した制御部(図示略)には、図4
に示す短絡電流Iscと日射量との対応関係を表す短絡
電流−日射量変換テーブルが予め格納されている。ま
た、制御部には、図8に示す開放電圧信号Socと日射
量との関係を表す開放電圧−日射量変換テーブルが予め
格納されている。図8に示す開放電圧−日射量変換テー
ブルは、前述した図6に示すものと同一である。
【0037】上記構成において、今、図1に示す太陽電
池16の表面が汚れているものとし、かつこの状態で太
陽電池16に太陽光が照射されているものとする。従っ
て、この状態においては、太陽電池16に対する実質的
な日射量が、太陽電池16が汚れていない場合に比して
少ない。このことから、今、太陽電池16の短絡電流I
scおよび開放電圧Vocは、太陽電池16が汚れてい
ない場合に比して、共に小さい。
池16の表面が汚れているものとし、かつこの状態で太
陽電池16に太陽光が照射されているものとする。従っ
て、この状態においては、太陽電池16に対する実質的
な日射量が、太陽電池16が汚れていない場合に比して
少ない。このことから、今、太陽電池16の短絡電流I
scおよび開放電圧Vocは、太陽電池16が汚れてい
ない場合に比して、共に小さい。
【0038】そして、今、制御部により第1のリレー1
06の可動片dが出力接点b側から出力接点c側へ接と
されると、太陽電池16からは、短絡電流Iscが第1
のリレー106を介して接地へ流れる。これにより、前
述した動作と同様にして、変流器107からは、検出結
果たる短絡電流信号Sscが制御部へ入力される。制御
部は、入力された短絡電流信号Sscから短絡電流Is
cを得た後、この値を保持する。
06の可動片dが出力接点b側から出力接点c側へ接と
されると、太陽電池16からは、短絡電流Iscが第1
のリレー106を介して接地へ流れる。これにより、前
述した動作と同様にして、変流器107からは、検出結
果たる短絡電流信号Sscが制御部へ入力される。制御
部は、入力された短絡電流信号Sscから短絡電流Is
cを得た後、この値を保持する。
【0039】次に、制御部は、第1のリレー106の可
動片dが出力接点c側から出力接点b側へ接とするとと
もに、第2のリレー109をオフにする。次いで、制御
部は、駆動信号Sdの出力を停止する。これにより、フ
ァン105、駆動回路102およびコンプレッサ103
が停止する。
動片dが出力接点c側から出力接点b側へ接とするとと
もに、第2のリレー109をオフにする。次いで、制御
部は、駆動信号Sdの出力を停止する。これにより、フ
ァン105、駆動回路102およびコンプレッサ103
が停止する。
【0040】この状態において、第1のリレー106の
出力接点bと接地との間の電圧、すなわち、開放電圧V
ocは、電圧検出器108により検出され、電圧検出器
108からは、検出結果たる開放電圧信号Socが制御
部へ入力される。これにより、制御部は、開放電圧信号
Socのレベルを保持する。
出力接点bと接地との間の電圧、すなわち、開放電圧V
ocは、電圧検出器108により検出され、電圧検出器
108からは、検出結果たる開放電圧信号Socが制御
部へ入力される。これにより、制御部は、開放電圧信号
Socのレベルを保持する。
【0041】次に、制御部は、保持されている短絡電流
Iscの値と、短絡電流−日射量変換テーブル(図4参
照)とから、太陽電池16に対する日射量を求める。次
いで、制御部は、求めた日射量および保持されている開
放電圧信号Socのレベル、開放電圧−日射量変換テー
ブル(図8参照)とから、太陽電池16の温度を求め
る。次に、制御部は、上記求められた温度が太陽電池1
6の汚れにより図8に示す30℃以上の異常領域内の温
度であるため、太陽電池16が汚れているものと判断し
た後、図示しない報知器を駆動することにより上記判断
結果を作業員に対して報知する。これにより、作業者
は、太陽電池16の表面を清掃する。
Iscの値と、短絡電流−日射量変換テーブル(図4参
照)とから、太陽電池16に対する日射量を求める。次
いで、制御部は、求めた日射量および保持されている開
放電圧信号Socのレベル、開放電圧−日射量変換テー
ブル(図8参照)とから、太陽電池16の温度を求め
る。次に、制御部は、上記求められた温度が太陽電池1
6の汚れにより図8に示す30℃以上の異常領域内の温
度であるため、太陽電池16が汚れているものと判断し
た後、図示しない報知器を駆動することにより上記判断
結果を作業員に対して報知する。これにより、作業者
は、太陽電池16の表面を清掃する。
【0042】また、図1においては、2つの太陽電池1
6が共に並列接続されているものとし、かつ一方の太陽
電池16が故障しており、さらに一方の太陽電池16の
出力電流がゼロであるものとする。この状態において
は、2つの太陽電池16の短絡電流Iscが、一方の太
陽電池16が故障していない場合の短絡電流Iscの半
分であり、かつ開放電圧Vocは、太陽電池16が故障
してない場合の開放電圧Vocと同値である。
6が共に並列接続されているものとし、かつ一方の太陽
電池16が故障しており、さらに一方の太陽電池16の
出力電流がゼロであるものとする。この状態において
は、2つの太陽電池16の短絡電流Iscが、一方の太
陽電池16が故障していない場合の短絡電流Iscの半
分であり、かつ開放電圧Vocは、太陽電池16が故障
してない場合の開放電圧Vocと同値である。
【0043】そして、今、制御部により第1のリレー1
06の可動片dが出力接点b側から出力接点c側へ接と
されると、前述した動作を経て、制御部には、短絡電流
信号Sscが入力される。これにより、制御部は、入力
された短絡電流信号Sscから短絡電流Iscを得た
後、この値を保持する。この短絡電流Iscは、上述し
たように太陽電池16が故障していない場合の短絡電流
Iscの半分である。
06の可動片dが出力接点b側から出力接点c側へ接と
されると、前述した動作を経て、制御部には、短絡電流
信号Sscが入力される。これにより、制御部は、入力
された短絡電流信号Sscから短絡電流Iscを得た
後、この値を保持する。この短絡電流Iscは、上述し
たように太陽電池16が故障していない場合の短絡電流
Iscの半分である。
【0044】次に、制御部は、第1のリレー106の可
動片dが出力接点c側から出力接点b側へ接とするとと
もに、第2のリレー109をオフにする。これにより、
上述した動作を経て、制御部には、開放電圧信号Soc
が入力され、制御部は、開放電圧信号Socのレベルを
保持する。
動片dが出力接点c側から出力接点b側へ接とするとと
もに、第2のリレー109をオフにする。これにより、
上述した動作を経て、制御部には、開放電圧信号Soc
が入力され、制御部は、開放電圧信号Socのレベルを
保持する。
【0045】次に、制御部は、保持されている短絡電流
Iscの値と、短絡電流−日射量変換テーブル(図4参
照)とから、太陽電池16に対する日射量を求める。こ
の求められた日射量は、太陽電池16が故障していない
場合の日射量に比して、半分である。次いで、制御部
は、求めた日射量および保持されている開放電圧信号S
ocのレベル、開放電圧−日射量変換テーブル(図8参
照)とから、太陽電池16の温度を求める。
Iscの値と、短絡電流−日射量変換テーブル(図4参
照)とから、太陽電池16に対する日射量を求める。こ
の求められた日射量は、太陽電池16が故障していない
場合の日射量に比して、半分である。次いで、制御部
は、求めた日射量および保持されている開放電圧信号S
ocのレベル、開放電圧−日射量変換テーブル(図8参
照)とから、太陽電池16の温度を求める。
【0046】次に、制御部は、上記求められた温度が図
8に示す0℃以下の異常領域内の温度であるため、太陽
電池16が故障しているものと判断した後、図示しない
報知器を駆動することにより上記判断結果を作業員に対
して報知する。これにより、作業者は、太陽電池16を
修理する。
8に示す0℃以下の異常領域内の温度であるため、太陽
電池16が故障しているものと判断した後、図示しない
報知器を駆動することにより上記判断結果を作業員に対
して報知する。これにより、作業者は、太陽電池16を
修理する。
【0047】以上説明したように、一実施形態による水
質浄化装置の変形例によれば、太陽電池16の温度に基
づいて太陽電池16の汚れおよび異常を検出することが
できる。従って、この変形例によれば、特別な検出装置
を必要とすることなく、太陽電池16の汚れおよび異常
を検出することができる。また、この変形例によれば、
太陽電池16に汚れおよび異常が発生している旨が報知
器により報知されるので、迅速に障害を復旧させること
ができる。
質浄化装置の変形例によれば、太陽電池16の温度に基
づいて太陽電池16の汚れおよび異常を検出することが
できる。従って、この変形例によれば、特別な検出装置
を必要とすることなく、太陽電池16の汚れおよび異常
を検出することができる。また、この変形例によれば、
太陽電池16に汚れおよび異常が発生している旨が報知
器により報知されるので、迅速に障害を復旧させること
ができる。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1、2に記
載の発明によれば、圧縮空気生成手段の温度がしきい値
以上であるときのみ、冷却手段が駆動されるので、太陽
電池の発電量が小さい場合であっても、浄化効率を高く
することができるという効果が得られる。また、請求項
3、4に記載の発明によれば、特別な検出装置を必要と
することなく、太陽電池の汚れおよび異常を検出するこ
とができるという効果が得られる。さらに、請求項5に
記載の発明によれば、報知手段が設けられているので、
太陽電池に発生した障害を迅速に復旧させることができ
るという効果が得られる。
載の発明によれば、圧縮空気生成手段の温度がしきい値
以上であるときのみ、冷却手段が駆動されるので、太陽
電池の発電量が小さい場合であっても、浄化効率を高く
することができるという効果が得られる。また、請求項
3、4に記載の発明によれば、特別な検出装置を必要と
することなく、太陽電池の汚れおよび異常を検出するこ
とができるという効果が得られる。さらに、請求項5に
記載の発明によれば、報知手段が設けられているので、
太陽電池に発生した障害を迅速に復旧させることができ
るという効果が得られる。
【図1】 本発明の一実施形態による水質浄化装置の電
気的構成を示すブロック図である。
気的構成を示すブロック図である。
【図2】 図1に示す太陽電池16における照射照度
と、開放電圧Vocおよび短絡電流Iscとの関係を示
す図である。
と、開放電圧Vocおよび短絡電流Iscとの関係を示
す図である。
【図3】 図1に示す太陽電池16の温度と、開放電圧
Vocおよび短絡電流Iscとの関係を示す図である。
Vocおよび短絡電流Iscとの関係を示す図である。
【図4】 図1に示す太陽電池16に対する太陽光の照
射量と、短絡電流Iscとの関係を示す図である。
射量と、短絡電流Iscとの関係を示す図である。
【図5】 図1に示す太陽電池16に対する太陽光の照
射量と、開放電圧Vocとの関係を示す図である。
射量と、開放電圧Vocとの関係を示す図である。
【図6】 図1に示す太陽電池16に対する太陽光の照
射量と、開放電圧信号Socとの関係を示す図である。
射量と、開放電圧信号Socとの関係を示す図である。
【図7】 本発明の一実施形態による水質浄化装置にお
ける温度検出部の構成を示すブロック図である。
ける温度検出部の構成を示すブロック図である。
【図8】 本発明の一実施形態による水質浄化装置の変
形例の動作を説明する図である。
形例の動作を説明する図である。
【図9】 従来の水質浄化装置の外観構成を示す側断面
図である。
図である。
【図10】 従来の水質浄化装置の電気的構成を示すブ
ロック図である。
ロック図である。
16 太陽電池 101 コンデンサ 102 駆動回路 103 コンプレッサ 104 DC/DCコンバータ 105 ファン 106 第1のリレー 107 変流器 108 電圧検出器 109 第2のリレー 110 アンプ 111 オフセット調整器 112 アンプ 113 比較器
Claims (5)
- 【請求項1】 太陽電池と、 供給される水を浄化するフィルタと、 前記太陽電池の出力電圧に基づいて駆動され、前記フィ
ルタに洗浄すべき水を供給するための圧縮空気を生成す
る圧縮空気生成手段と、 前記太陽電池の出力電圧に基づいて駆動され、前記圧縮
空気生成手段を冷却する冷却手段と、 前記圧縮空気生成手段の温度を検出する温度検出手段
と、 前記温度検出手段の検出結果に基づいて、前記圧縮空気
生成手段の温度がしきい値以上であるか否かを判断する
判断手段と、 前記判断手段により、前記圧縮空気生成手段の温度が前
記しきい値以上であると判断されたとき前記冷却手段を
駆動する一方、前記圧縮空気生成手段の温度が前記しき
い値未満であると判断されたとき前記冷却手段を停止す
る制御手段とを具備することを特徴とする水質浄化装
置。 - 【請求項2】 前記温度検出手段は、 前記太陽電池の短絡電流を検出する短絡電流検出手段
と、 前記太陽電池の開放電圧を検出する開放電圧検出手段
と、 前記短絡電流検出手段の検出結果および前記開放電圧検
出手段の検出結果に基づいて前記圧縮空気生成手段の温
度を決定する温度決定手段とから構成されていることを
特徴とする請求項1に記載の水質浄化装置。 - 【請求項3】 前記短絡電流検出手段の検出結果および
前記開放電圧検出手段の検出結果に基づいて、前記太陽
電池の汚れおよび異常を検出する太陽電池状態検出手段
とを具備することを特徴とする請求項2に記載の水質浄
化装置。 - 【請求項4】 前記太陽電池状態検出手段は、前記温度
検出手段の検出結果が極端に高温または低温であると
き、太陽電池の汚れおよび異常を検出することを特徴と
する請求項3に記載の水質浄化装置。 - 【請求項5】 前記太陽電池状態検出手段の検出結果を
報知する報知手段を具備することを特徴とする請求項3
または4に記載の水質浄化装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9264580A JPH1199310A (ja) | 1997-09-29 | 1997-09-29 | 水質浄化装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9264580A JPH1199310A (ja) | 1997-09-29 | 1997-09-29 | 水質浄化装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1199310A true JPH1199310A (ja) | 1999-04-13 |
Family
ID=17405272
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9264580A Pending JPH1199310A (ja) | 1997-09-29 | 1997-09-29 | 水質浄化装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1199310A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001257377A (ja) * | 2000-03-13 | 2001-09-21 | Omron Corp | 融雪制御装置および太陽光発電システム |
-
1997
- 1997-09-29 JP JP9264580A patent/JPH1199310A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001257377A (ja) * | 2000-03-13 | 2001-09-21 | Omron Corp | 融雪制御装置および太陽光発電システム |
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