JPH08323117A - 水質浄化装置 - Google Patents

水質浄化装置

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JPH08323117A
JPH08323117A JP7130760A JP13076095A JPH08323117A JP H08323117 A JPH08323117 A JP H08323117A JP 7130760 A JP7130760 A JP 7130760A JP 13076095 A JP13076095 A JP 13076095A JP H08323117 A JPH08323117 A JP H08323117A
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JP
Japan
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power supply
supply source
water
controller
filter
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JP7130760A
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English (en)
Inventor
Shoichi Tsuchiya
昭一 土屋
Noboru Masuda
昇 増田
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Tokico Ltd
Original Assignee
Tokico Ltd
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Publication date
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    • Y02W10/00Technologies for wastewater treatment
    • Y02W10/10Biological treatment of water, waste water, or sewage

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  • Biological Treatment Of Waste Water (AREA)
  • Filtration Of Liquid (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 夜間等において停止時間が長時間にわたるこ
とにより生じる、フィルタに担持された微生物の死滅あ
るいは増殖不良を防止することができる水質浄化装置を
提供する。 【構成】 電力供給を行う電力供給源16,28と、担
持された微生物により水を浄化させるフィルタ15と、
供給された電力で水をフィルタ15に通過させる流水手
段27と、電力供給源16,28と流水手段27との電
気的接続・遮断を切り換えるコントローラ30とを有す
るものであって、コントローラ30が、電力供給源1
6,28と流水手段27とが電気的に遮断された状態で
所定時間が経過した場合に、電力供給源16,28と流
水手段27とを所定時間電気的に接続させて、フィルタ
15に水を通過させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フィルタに水を通過さ
せることにより水を浄化させる水質浄化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】池、湖沼あるいは河川等の水を浄化させ
る水質浄化装置について、使用場所が屋外であることか
らその駆動源に太陽電池を用いるものを本出願人は開発
している。この水質浄化装置は、太陽光で電力を発生さ
せる太陽電池と充放電可能なバッテリとを有する電力供
給源と、担持された微生物により水を浄化させるフィル
タと、供給された電力で水をフィルタに通過させる流水
手段と、電力供給源と流水手段との電気的接続・遮断を
切り換えるコントローラとからなるもので、電力供給源
が太陽電池およびバッテリであることから、コントロー
ラは、例えば夜間等、発電が行われず、電力供給源側の
電力が所定値を下回った場合に、該電力供給源と流水手
段とを電気的に遮断させるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記水質浄化装置にお
いては、コントローラが、夜間等、発電が行われず、電
力供給源側の電力が所定値を下回った場合に、電力供給
源と流水手段とを電気的に遮断させて流水手段への電力
供給を停止させることになるが、この停止時間が長時間
にわたると、フィルタに担持された微生物の活動により
フィルタ内の酸素が消費されて結果的に酸欠状態とな
り、微生物が死滅したり繁殖できないという問題が生
じ、この点でさらなる改善の余地があった。したがっ
て、本発明の目的は、夜間等において停止時間が長時間
にわたることにより生じる、フィルタに担持された微生
物の死滅あるいは増殖不良を防止することができる水質
浄化装置を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の請求項1記載の水質浄化装置は、電力供給
を行う電力供給源と、担持された微生物により水を浄化
させるフィルタと、供給された電力で水を前記フィルタ
に通過させる流水手段と、前記電力供給源と前記流水手
段との電気的接続・遮断を切り換えるコントローラとを
有し、前記コントローラは、前記電力供給源側の電力が
所定値以上の場合に、該電力供給源と前記流水手段とを
電気的に接続させるとともに、前記電力供給源側の電力
が前記所定値を下回った場合に、該電力供給源と前記流
水手段とを電気的に遮断させるものであって、前記コン
トローラは、前記電力供給源と前記流水手段とが電気的
に遮断された状態で所定時間が経過した場合に、前記電
力供給源と前記流水手段とを所定時間電気的に接続させ
ることを特徴としている。
【0005】本発明の請求項2記載の水質浄化装置は、
電力供給を行う電力供給源と、担持された微生物により
水を浄化させるフィルタと、供給された電力で水を前記
フィルタに通過させる流水手段と、供給された電力で前
記フィルタ内に空気を導入する空気導入手段と、前記電
力供給源と前記流水手段および前記空気導入手段との電
気的接続・遮断を切り換えるコントローラとを有し、前
記コントローラは、前記電力供給源側の電力が所定値以
上の場合に、該電力供給源と前記流水手段とを電気的に
接続させるとともに、前記電力供給源側の電力が前記所
定値を下回った場合に、該電力供給源と前記流水手段と
を電気的に遮断させるものであって、前記コントローラ
は、前記電力供給源と前記流水手段とが電気的に遮断さ
れた状態で所定時間が経過した場合に、前記電力供給源
と前記空気導入手段とを所定時間電気的に接続させるこ
とを特徴としている。
【0006】本発明の請求項3記載の水質浄化装置は、
請求項1または2記載のものに加えて、前記電力供給源
は蓄放電可能なバッテリを有しており、前記コントロー
ラは、所定の時間毎に、前記バッテリのみを放電させ、
所定の電力量の放電に要する時間から該バッテリの寿命
を判定することを特徴としている。
【0007】
【作用】本発明の請求項1記載の水質浄化装置によれ
ば、コントローラは、電力供給源と流水手段とが電気的
に遮断された状態で所定時間が経過した場合に、電力供
給源と流水手段とを所定時間電気的に接続させることに
なるため、停止状態とすべき時間が長時間にわたる場合
でも、間欠的に流水手段がフィルタに水を通過させるこ
とになる。
【0008】本発明の請求項2記載の水質浄化装置によ
れば、コントローラは、電力供給源と流水手段とが電気
的に遮断された状態で所定時間が経過した場合に、電力
供給源と空気導入手段とを所定時間電気的に接続させる
ことになるため、停止状態とすべき時間が長時間にわた
る場合でも、間欠的に空気導入手段がフィルタ内に空気
を導入させることになる。
【0009】本発明の請求項3記載の水質浄化装置によ
れば、コントローラは、所定の時間毎に、バッテリのみ
を放電させ、所定の電力量の放電に要する時間から該バ
ッテリの寿命を判定することになるため、バッテリを有
効に使用することができる。
【0010】
【実施例】本発明の第1実施例による水質浄化装置を図
1〜図5を参照して以下に説明する。まず、図1に示す
第1実施例の水質浄化装置11は、浄化対象である池あ
るいは湖等に浮遊されて用いられるもので、水に浮せる
ためのフロート12と、フロート12の上部に設けられ
た電源供給ユニット13と、該電源供給ユニット13の
上側に設けられた太陽電池パネル14と、フロート12
の下側に軸線方向を上下に配置して固定された円筒状の
フィルタカートリッジ(フィルタ)15とを有してい
る。
【0011】太陽電池パネル14は太陽光で電力を発生
させる太陽電池16(図2参照)が複数平面状に配列さ
れてなるものである。図1に示すように、フィルタカー
トリッジ15は、複数の孔が全面に形成された二重円筒
状の外円筒部15aおよび内円筒部15bと、これら外
円筒部15aと内円筒部15bの下端面と上端面とに固
定された円板状の閉塞部材15c,15dと、これら外
円筒部15a、内円筒部15bおよび閉塞部材15c,
15dの隙間に充填された木炭等の濾過材17とからな
っている。なお、濾過材17には、水を浄化するための
好気性の微生物が担持されている。
【0012】フィルタカートリッジ15の内側には、揚
水管21の下部が挿入されている。すなわち、この揚水
管21は、フィルタカートリッジ15の内周側の下部所
定位置からフロート12の下面近傍までフィルタカート
リッジ15と同軸をなすとともに上部がフロート12の
下面に沿うよう屈曲延在しさらにその上端部がフロート
12の側部まで延在された形状をなしており、フロート
12の側部に水面付近に開口するよう固定された排水管
22に連結されている。
【0013】揚水管21のフィルタカートリッジ15と
同軸をなす部分には電源供給ユニット13から突設され
たパイプ部材23が該揚水管21の下端部より若干上側
位置まで延在されている。パイプ部材23および揚水管
21は、図2に示すポンプ本体24を構成するものであ
り、このポンプ本体24は、駆動用として供給された直
流電力を交流電力に変換するインバータ25とこのイン
バータ25で変換された交流電力で駆動される空気圧縮
機26とともにエアリフト型のポンプ27を構成してい
る。ここで、インバータ25および空気圧縮機26は電
源供給ユニット13内に配置されている。また、ポンプ
27が、供給された電力で水をフィルタカートリッジ1
5に通過させる流水手段を構成している。
【0014】そして、ポンプ本体24は、空気圧縮機2
6から圧縮空気の供給を受け、この圧縮空気をパイプ部
材23の下端開口部から揚水管21内で泡状に噴出さ
せ、この泡の揚水管21から排出管22への移動で、揚
水管21の下端開口部からフィルタカートリッジ15の
内円筒部15bより内側の水すなわちすでに濾過材17
を通過した水を汲みあげて水面付近に排出させる。これ
により、強制的にフィルタカートリッジ15の外側の水
が濾過材17を通過してフィルタカートリッジ15の内
側に至り、浄化される。なお、このときの水の流れを図
1に矢印で示す。
【0015】電源供給ユニット13内には、太陽電池1
6に常時電気的に接続されて該太陽電池16とともに電
力供給源を構成する充放電可能なバッテリ28と、太陽
電池16およびバッテリ28とポンプ27との電気的接
続・遮断を切り換えるコントローラ30とが設けられて
いる。ここで、コントローラ30は、バッテリ28およ
び太陽電池16に電気的に接続されて電力供給を受けて
おり、バッテリ28および太陽電池16と、ポンプ27
のインバータ25との間に接続されたリレー32のON
・OFFによりこれらの電気的接続・遮断を切り換える
ように構成されている。
【0016】次に、上記コントローラ30は、図3に示
すように、基準電圧発生部35と回路群36,37とO
R回路38とで構成されている。基準電圧発生部35
は、高低二つの基準電圧を発生させるもので、高側基準
電圧は水質浄化装置11のポンプ27の運転開始を判定
する運転開始電圧、低側基準電圧は水質浄化装置11の
ポンプ27の運転停止を判定する運転停止電圧に設定さ
れている。回路群36は、コンパレータ40,41とフ
リップフロップ回路42とで構成されており、バッテリ
28の電圧が高側基準電圧以上であるとON信号のOR
回路38への出力を開始させ、バッテリ28の電圧が低
側基準電圧より低い状態になるとON信号の出力を停止
する。
【0017】回路群37は、発信器44、タイマカウン
タ45、停止経過判定部46および作動経過判定部47
からなり、バッテリ28の電圧が低側基準電圧より低く
なるとタイマカウンタ45がリセットされ、この状態で
の経過時間が該タイマカウンタ45により計時される。
そして、この計時時間を監視し、バッテリ28の電圧が
低側基準電圧より低い状態で所定の停止時間(この場合
50分)が経過したと停止経過判定部46において判定
されると、該停止経過判定部46からON信号をOR回
路38に出力する。
【0018】そして、タイマカウンタ45による引き続
きの計時時間により、バッテリ28の電圧が低側基準電
圧より低い状態で所定の作動時間(この場合60分)が
経過したと作動経過判定部47において判定されると、
該作動経過判定部47がタイマカウンタ45の計時時間
をリセットさせる信号をタイマカウンタ45に出力し、
この出力で前記計時時間が0となって停止経過判定部4
6からのON信号の出力が停止される。
【0019】OR回路38は、リレー32に電気的に接
続されており、回路群36,37の少なくともいずれか
一方からON信号が出力されると、リレー32にON信
号を出力し、太陽電池16およびバッテリ28と、ポン
プ27とを電気的に接続させる。
【0020】上記構成の第1実施例の水質浄化装置11
のコントローラ30による制御内容を図4に示すフロー
チャートを参照して以下に説明する。まず、高側基準電
圧すなわち運転開始電圧とバッテリ28の電圧とを比較
し(ステップA1)、バッテリ28の電圧が運転開始電
圧以上の場合にのみ、リレー32にON信号を出力して
太陽電池16およびバッテリ28と、ポンプ27とを電
気的に接続させ、該ポンプ27を運転状態とする(ステ
ップA2)。これにより、ポンプ本体24は、空気圧縮
機26から圧縮空気の供給を受け、この圧縮空気をパイ
プ部材23の下端開口部から揚水管21内で泡状に噴出
させ、この泡の揚水管21から排出管22への移動で、
揚水管21の下端開口部からフィルタカートリッジ15
の内円筒部15bより内側の水すなわちすでに濾過材1
7を通過した水を汲みあげて水面付近に排出させる。こ
れにより、強制的にフィルタカートリッジ15の外側の
水が濾過材17を通過してフィルタカートリッジ15の
内側に至り、浄化される。
【0021】続いて、バッテリ28の電圧が低側基準電
圧すなわち運転停止電圧以上であるか否かを判定し(ス
テップA3)、運転停止電圧より低い場合にのみ、リレ
ー32へのON信号の出力を停止させて、太陽電池16
およびバッテリ28と、ポンプ27とを電気的に遮断さ
せ、該ポンプ27を停止状態とする(ステップA4)と
ともに、タイマカウンタ45をリセットして計時を開始
する(ステップA5)。そして、計時開始後、停止経過
時間である50分が経過したか否かを判定し(ステップ
A7)、50分が経過するまでは停止状態を維持して
(ステップA6)、50分が経過すると、リレー32に
ON信号を出力して太陽電池16およびバッテリ28
と、ポンプ27とを電気的に接続させ、該ポンプ27を
上記と同様の運転状態とする(ステップA8)。そし
て、計時開始後、作動経過時間である60分が経過した
か否かを判定し(ステップA9)、60分が経過するま
では運転状態を維持し、60分が経過すると、ステップ
A1に戻る。
【0022】以上に述べた第1実施例の水質浄化装置
は、図5(a)で示す従来のものが昼の連続運転のみだ
ったのに対し、図5(b)に示すように、昼の連続運転
の後、夕方から夜さらに朝にかけて、間欠的に運転(5
0分停止で10分運転)され、この運転時にはフィルタ
カートリッジ15に水を通過させることができる。した
がって、停止時間が長時間にわたることにより生じる、
フィルタカートリッジ15の濾過材17に担持された微
生物の死滅あるいは増殖不良を防止することができる。
【0023】本発明の第2実施例による水質浄化装置を
図6〜図8を参照して以下に、第1実施例との相違部分
を中心に説明する。第2実施例の水質浄化装置11は、
電源供給ユニット13から、内円筒部15bの内側に沿
って下側の閉塞部材15dまで延在し、さらに該閉塞部
材15dに沿うよう屈曲して外円筒部15aまで延在す
る空気導入配管50が設けられている。この空気導入配
管50の、外円筒部15aと内円筒部15bとの間の部
分には、図示せぬ複数の孔が設けられている。
【0024】この空気導入配管50は、図7に示すよう
に、空気圧縮機26に連結されており、該空気圧縮機2
6から供給される空気を図示せぬ前記孔からフィルタカ
ートリッジ15の濾過材17に向け噴出させることにな
り、これにより空気導入手段を、インバータ25および
空気圧縮機26とともに構成している。なお、空気圧縮
機26とポンプ本体24との間には、その連通遮断を切
り換える電磁式の開閉弁51が、空気圧縮機26と空気
導入配管50との間には、その連通遮断を切り換える電
磁式の開閉弁52が、それぞれ設けられており、これら
開閉弁51,52は、コントローラ30に接続され該コ
ントローラ30からの切換信号で開閉が制御されるよう
になっている。
【0025】上記構成の第2実施例の水質浄化装置11
のコントローラ30による制御内容を図8に示すフロー
チャートを参照して以下に説明する。まず、高側基準電
圧すなわち運転開始電圧とバッテリ28の電圧とを比較
し(ステップB1)、バッテリ28の電圧が運転開始電
圧以上の場合にのみ、リレー32にON信号を出力して
太陽電池16およびバッテリ28と、空気圧縮機26と
を電気的に接続させ、該空気圧縮機26を運転状態とす
るとともに、開閉弁51を開状態、開閉弁52を閉状態
とする(ステップB2)。これにより、ポンプ本体24
が、空気圧縮機26から圧縮空気の供給を受けることに
なり、よって、第1実施例と同様に、強制的にフィルタ
カートリッジ15の外側の水が濾過材17を通過して浄
化される。
【0026】続いて、バッテリ28の電圧が低側基準電
圧すなわち運転停止電圧以上であるか否かを判定し(ス
テップB3)、運転停止電圧より低い場合にのみ、リレ
ー32へのON信号の出力を停止させて、太陽電池16
およびバッテリ28と、空気圧縮機26とを電気的に遮
断させ、該空気圧縮機26を停止状態とする(ステップ
B4)とともに、タイマカウンタ45をリセットして計
時を開始する(ステップB5)。
【0027】そして、計時開始後、停止経過時間である
50分が経過したか否かを判定し(ステップB7)、5
0分が経過するまでは停止状態を維持し(ステップB
6)、50分が経過すると、リレー32にON信号を出
力して太陽電池16およびバッテリ28と、空気圧縮機
26とを電気的に接続させ、該空気圧縮機26を上記と
同様の運転状態とするとともに、開閉弁52を開状態、
開閉弁51を閉状態とする(ステップB8)。これによ
り、空気導入配管50の前記孔から空気がフィルタカー
トリッジ15内に噴出される。この空気の上昇により濾
過材17が振動させられて洗浄が行われるとともに大量
の空気が濾過材17に導入されることになる。そして、
計時開始後、作動経過時間である60分が経過したか否
かを判定し(ステップB9)、60分が経過するまでは
運転状態を維持し、60分が経過すると、リレー32へ
のON信号の出力を停止させポンプ27を停止させて
(ステップB10)、ステップB1に戻る。
【0028】以上に述べた第1実施例の水質浄化装置
は、図5(c)に示すように、昼の浄化のための連続運
転の後、夕方から夜さらに朝にかけて、間欠的にフィル
タカートリッジ15の洗浄のための運転(50分停止で
10分運転)がなされ、この運転時にはフィルタカート
リッジ15に空気が噴出させられることになる。したが
って、さらに効果的に、濾過材17に担持された微生物
の死滅あるいは増殖不良を防止することができるととも
に、濾過材17の洗浄をも行うことができる。
【0029】本発明の第3実施例による水質浄化装置を
図9〜図13を参照して以下に、第1実施例および第2
実施例との相違部分を中心に説明する。第3実施例の水
質浄化装置11は、太陽電池16とバッテリ28との間
にこれらの電気的接続・遮断を切り換えるスイッチ55
が設けられており、バッテリ28とインバータ25とは
バイパスダイオード56を介して常時電気的に接続され
ている。なお、太陽電池16と、スイッチ55およびイ
ンバータ25との間にダイオード59が設けられてい
る。また、周囲の温度を検出する温度センサ57と、外
部に対し表示を行う表示灯58とが設けられている。
【0030】コントローラ30には、太陽電池16の出
力電圧をデジタル信号に変換するA/D変換器60と、
バッテリ28の出力電圧をデジタル信号に変換するA/
D変換器61と、温度センサ57からの出力信号をデジ
タル信号に変換するA/D変換器62と、これらA/D
変換器60,61,62からのデジタル信号が入力され
るマイコン63と、バッテリ28の電圧を温度に応じて
補正するための温度補償データ等が記憶されたROM6
4と、マイコン63からの指令によりスイッチ55の開
閉を行うドライバ65とが設けられている。なお、図示
は略すが、空気圧縮機26には第1実施例と同様にポン
プ本体24が、または第2実施例と同様にポンプ本体2
4および空気導入配管50が接続されることになる。
【0031】第3実施例のコントローラ30内のマイコ
ン63の制御内容について図10〜図12に示すフロー
チャートを参照して以下に説明する。まず、現在のバッ
テリ28の電圧が過大であるか否かを、A/D変換器6
1のデジタル信号と、所定の基準電圧EB1と比較するこ
とにより判定し(ステップC1)、基準電圧EB1以上で
あれば過電圧と判定してドライバ65を介してスイッチ
55を開かせるとともにインバータ25を運転して(ス
テップC3)、ステップC1に戻る。また、基準電圧E
B1未満であれば過電圧でないと判定してドライバ65を
介してスイッチ55を閉じ(ステップC2)、インバー
タ25が運転中か否かを判定する(ステップC4)。イ
ンバータ25が運転中であれば、バッテリ28の電圧が
適正であるか否かを、上記基準電圧EB1より低い所定の
基準電圧EB4と比較することにより判定し(ステップC
5)、基準電圧EB4以上であれば適正電圧と判定して運
転を継続させるべくステップC1に戻り、基準電圧EB4
未満であれば電圧不足と判定してインバータ25を停止
させて(ステップC6)、ステップC1に戻る。
【0032】一方、上記ステップC4でインバータ25
が運転していなければ、バッテリ28の電圧が充電完了
に近いと予測される基準電圧EB2に達したか否かを判定
し(ステップS7)、基準電圧EB2未満の場合、充電を
継続させるべくステップC1へ戻り、基準電圧EB2以上
の場合、ドライバ65を介してスイッチ55を開きバッ
テリ28を開放状態とした後、バッテリ28の電圧が安
定するまでのセトリングタイムT1の間そのまま待機す
る(ステップC8)。続いて、バッテリ28の電圧が、
真の充電完了レベルの基準電圧EB3に達したか否かを判
定し(ステップC9)、基準電圧EB3未満の場合、スイ
ッチ55を閉じるとともに所定の補充電時間T2の間充
電を持続させて(ステップC10)、ステップC1へ戻
り、基準電圧EB3以上の場合、充電が完了したと判定す
る。なお、ステップC7からステップC10までの制御
は、バッテリ28の特性上、充電電流が流れるとバッテ
リ28の電圧が上昇し、この上昇の程度が電流量によっ
て異なるためである。すなわち、充電電力の発生源が太
陽電池16であるため、天候により充電電流量が大幅に
変動してしまうことになり、よって、バッテリ28の開
放電圧を測定し、バッテリ28に一定量の電力が蓄えら
れていたことを判定するようにしたのである。
【0033】充電が完了したと判定すると、続いて寿命
判定時期か否かを、交換時または前回判定時からの時間
が所定の基準時間(例えば1週間または1カ月)に達し
たか否かにより判定する(ステップC11)。そして、
基準時間に達せず寿命判定時期でないと判定した場合、
インバータ25を運転して(ステップC12)、ステッ
プC1に戻る。一方、寿命判定時期であると判定した場
合、太陽電池16の電圧が0になるまですなわち発電し
なくなるまで待機し(ステップC13)、その後、イン
バータ25を運転すると同時に、マイコン63の内部タ
イマで計時を開始する(ステップC14)。そして、バ
ッテリ28の電圧が基準電圧EB4未満になった時点(ス
テップC15)で、インバータ25を停止するとともに
内部タイマによる計時を停止させる(ステップC1
6)。ここで、太陽電池16の電圧が0になった後に、
インバータ25を運転することにより、バッテリ28は
太陽電池16の影響を受けず一定電流を放電することが
できることになる。
【0034】そして、このバッテリ28のみによる電圧
B3からEB4への電力量の放電に要する時間TM1か
ら、バッテリ28の容量すなわち寿命を判定する。すな
わち、ROM64に予め記憶されている、バッテリ28
が定格容量を持っている時(新品時)の、電圧EB3から
B4への電力量の放電に要する時間TM2を読み出し、
これと測定した時間TM1とを比較する。そして、時間
TM1が時間TM2の所定のx%以下となったか否かを
判定し(ステップC17)、時間TM1が時間TM2の
x%以下となった場合、バッテリ28が寿命であると判
定して表示灯58を点灯状態として(ステップC1
8)、ステップC1に戻り、そうでない場合は表示灯5
8を消灯状態として(ステップC19)、ステップC1
に戻る。
【0035】以上により、第3実施例では、バッテリ2
8の寿命をその容量により判定することができるため、
バッテリ28を有効に使用することができる。よって、
バッテリ28のコストが低減できる上、メンテナンスの
回数も低減でき、さらにバッテリ28の製造時および廃
棄時の環境への影響をも少なくできる。
【0036】ところで、バッテリ28は、その性能が温
度により大きく影響されることになり、よってバッテリ
28の電圧も温度により変化する。したがって、温度変
化に対し基準電圧EB1,EB2,EB3,EB4を補正する必
要がある。このため、上記制御に対し、一定時間おきに
タイマ割り込みを起動し、周囲温度を温度センサ57に
より検出して(ステップC20)、この周囲温度に基づ
き、温度に対応した各判定値をROM64から読み出
し、これらを基準電圧EB1,EB2,EB3,EB4として記
憶し(ステップC21)、タイマ割り込みを終了する。
これにより、常時周囲温度に対応した適正な判定を行う
ことができる。
【0037】ここで、図13に示すように、バッテリ2
8の充放電回数(サイクル数)と容量との関係は、充放
電を繰り返すごとに容量が変化する。本実施例において
は、一般に採用されるのと同様、容量が60%となると
寿命と判定する。
【0038】なお、説明は略したが、第3実施例におい
ても、バッテリ28の電圧が基準電圧EB4より低い状態
の維持時間を計時して、第1実施例または第2実施例と
同様、所定時間毎に、空気圧縮機26を所定時間作動さ
せることになる。
【0039】また、空気圧縮機26が交流駆動であるた
め、インバータ25を用いているが、空気圧縮機26が
直流駆動のものであれば、DC/DCコンバータあるい
は単純にスイッチ等の開閉機構を用いることもできる。
さらに、バッテリ28の寿命を水質浄化装置11に設け
られた表示灯58の点灯で報知しているが、池あるいは
河川の岸に管理室等がある場合等においては、無線や通
信ケーブルを用いて信号を管理室に送り、管理室側に設
けられた報知手段で報知させることも可能である。
【0040】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の請求項1
記載の水質浄化装置によれば、コントローラは、電力供
給源と流水手段とが電気的に遮断された状態で所定時間
が経過した場合に、電力供給源と流水手段とを所定時間
電気的に接続させることになるため、停止状態とすべき
時間が長時間にわたる場合でも、間欠的に流水手段がフ
ィルタに水を通過させることになる。したがって、夜間
等において停止時間が長時間にわたることにより生じ
る、フィルタに担持された微生物の死滅あるいは増殖不
良を防止することができる。
【0041】本発明の請求項2記載の水質浄化装置によ
れば、コントローラは、電力供給源と流水手段とが電気
的に遮断された状態で所定時間が経過した場合に、電力
供給源と空気導入手段とを所定時間電気的に接続させる
ことになるため、停止状態とすべき時間が長時間にわた
る場合でも、間欠的に空気導入手段がフィルタ内に空気
を導入させることになる。したがって、さらに効果的
に、フィルタに担持された微生物の死滅あるいは増殖不
良を防止することができるとともに、フィルタの洗浄を
も行うことができる。
【0042】本発明の請求項3記載の水質浄化装置によ
れば、コントローラは、所定の時間毎に、バッテリのみ
を放電させ、所定の電力量の放電に要する時間から該バ
ッテリの寿命を判定することになるため、バッテリを有
効に使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例による水質浄化装置を示す
側断面図である。
【図2】本発明の第1実施例による水質浄化装置の制御
系のブロック図である。
【図3】本発明の第1実施例による水質浄化装置のコン
トローラの構成を示す回路図である。
【図4】本発明の第1実施例による水質浄化装置のコン
トローラの制御内容を示すフローチャートである。
【図5】水質浄化装置の運転状態を示すタイムチャート
であって、(a)は従来の水質浄化装置、(b)は第1
実施例の水質浄化装置、(c)は第2実施例の水質浄化
装置を示すものである。
【図6】本発明の第2実施例による水質浄化装置を示す
側断面図である。
【図7】本発明の第2実施例による水質浄化装置の制御
系のブロック図である。
【図8】本発明の第2実施例による水質浄化装置のコン
トローラの制御内容を示すフローチャートである。
【図9】本発明の第2実施例による水質浄化装置の制御
系のブロック図である。
【図10】本発明の第3実施例による水質浄化装置のコ
ントローラの一の制御内容を示すフローチャートの一部
である。
【図11】本発明の第3実施例による水質浄化装置のコ
ントローラの一の制御内容を示すフローチャートの他の
一部である。
【図12】本発明の第3実施例による水質浄化装置のコ
ントローラの他の制御内容を示すフローチャートであ
る。
【図13】バッテリの充放電サイクル数(横軸)と容量
(縦軸)との関係を示す特性線図である。
【符号の説明】
11 水質浄化装置 15 フィルタカートリッジ(フィルタ) 16 太陽電池(電力供給源) 24 ポンプ本体(流水手段) 25 インバータ(流水手段,空気導入手段) 26 空気圧縮機(流水手段,空気導入手段) 27 ポンプ(流水手段) 28 バッテリ(電力供給源) 30 コントローラ 50 空気導入配管(空気導入手段)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電力供給を行う電力供給源と、 担持された微生物により水を浄化させるフィルタと、 供給された電力で水を前記フィルタに通過させる流水手
    段と、 前記電力供給源と前記流水手段との電気的接続・遮断を
    切り換えるコントローラとを有し、 前記コントローラは、前記電力供給源側の電力が所定値
    以上の場合に、該電力供給源と前記流水手段とを電気的
    に接続させるとともに、前記電力供給源側の電力が前記
    所定値を下回った場合に、該電力供給源と前記流水手段
    とを電気的に遮断させる水質浄化装置であって、 前記コントローラは、前記電力供給源と前記流水手段と
    が電気的に遮断された状態で所定時間が経過した場合
    に、前記電力供給源と前記流水手段とを所定時間電気的
    に接続させることを特徴とする水質浄化装置。
  2. 【請求項2】 電力供給を行う電力供給源と、 担持された微生物により水を浄化させるフィルタと、 供給された電力で水を前記フィルタに通過させる流水手
    段と、 供給された電力で前記フィルタ内に空気を導入する空気
    導入手段と、 前記電力供給源と前記流水手段および前記空気導入手段
    との電気的接続・遮断を切り換えるコントローラとを有
    し、 前記コントローラは、前記電力供給源側の電力が所定値
    以上の場合に、該電力供給源と前記流水手段とを電気的
    に接続させるとともに、前記電力供給源側の電力が前記
    所定値を下回った場合に、該電力供給源と前記流水手段
    とを電気的に遮断させる水質浄化装置であって、 前記コントローラは、前記電力供給源と前記流水手段と
    が電気的に遮断された状態で所定時間が経過した場合
    に、前記電力供給源と前記空気導入手段とを所定時間電
    気的に接続させることを特徴とする水質浄化装置。
  3. 【請求項3】 前記電力供給源は蓄放電可能なバッテリ
    を有しており、前記コントローラは、所定の時間毎に、
    前記バッテリのみを放電させ、所定の電力量の放電に要
    する時間から該バッテリの寿命を判定することを特徴と
    する請求項1または2記載の水質浄化装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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