JPH1199309A - 水質浄化装置 - Google Patents

水質浄化装置

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JPH1199309A
JPH1199309A JP9264579A JP26457997A JPH1199309A JP H1199309 A JPH1199309 A JP H1199309A JP 9264579 A JP9264579 A JP 9264579A JP 26457997 A JP26457997 A JP 26457997A JP H1199309 A JPH1199309 A JP H1199309A
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JP
Japan
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voltage
output
controller
air compressor
driven
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JP9264579A
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English (en)
Inventor
Shoichi Tsuchiya
昭一 土屋
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Tokico Ltd
Original Assignee
Tokico Ltd
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy

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  • Filtration Of Liquid (AREA)
  • Photovoltaic Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 運転効率を高くすることができる水質浄化装
置を得ること。 【解決手段】 本発明は、太陽電池16と、太陽電池1
6に接続されたコンデンサ45aと、4個のスイッチン
グトランジスタから各々構成され、コンデンサ45aの
電圧に基づいて、一定周期毎に極性が変化する矩形波状
の交流駆動電圧を各々生成するスイッチング回路47、
80と、太陽電池16の出力電圧、すなわち電圧Voを
検出して、検出結果を電圧検出信号Svとして出力する
電圧検出器60と、電圧検出信号Svに応じて、スイッ
チング回路47および80のスイッチング動作を制御す
るコントローラ51と、交流駆動電圧により各々駆動さ
れ圧縮空気を三方弁49へ供給する空気圧縮機81a、
81bとを有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば湖沼、池、
ダム、溜池、貯水池、河川、用水路、堀、運河、水槽等
において水を浄化する水質浄化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】湖沼、池、ダム、溜池、貯水池、河川、
用水路、堀、運河、水槽等の浄化対象においては、水質
汚染対策として水を浄化する水質浄化装置を設置するこ
とが行われている。図12は、従来の水質浄化装置の外
観構成を示す断面図である。この図において、符号11
で示すものが水質浄化装置である。この水質浄化装置1
1は、池あるいは湖沼等の浄化対象12に浮遊されて用
いられるもので、水に浮せるためのフロート13と、フ
ロート13の下側に着脱自在に支持されて水面12a下
に配置されるフィルタカートリッジ(フィルタ)14
と、フロート13の上側に固定されて水面12a上に配
置されるコントロールボックス15と、該コントロール
ボックス15の上面に配置された太陽電池16とを有し
ている。
【0003】フィルタカートリッジ14は、略円筒状を
なすもので、フロート13で水面12a下に吊られた状
態において軸線が鉛直方向に沿わされるようになってい
る。そして、このフィルタカートリッジ14は、円筒状
に形成されるとともに多数の集水孔18が全面に形成さ
れた外円筒部19と、該外円筒部19の内側に同軸状に
配置されるとともに多数の流入孔21が全面に形成され
た内円筒部22と、内円筒部22より小径の取付孔24
が形成されるとともに外円筒部19および内円筒部22
の上端面に外円筒部19と内円筒部22との間の隙間の
上方向の開口を閉塞するよう固定された有孔円板状の閉
塞部材25と、外円筒部19および内円筒部22の下端
面にこれらのすべての下方向の開口を閉塞するよう固定
された円板状の閉塞部材27とを有している。
【0004】そして、閉塞部材25,27で閉塞される
外円筒部19と内円筒部22との間の隙間には、集水孔
18および流入孔21より径大の木炭等の濾過材が充填
されしかも有機物を分解する好気性の微生物が担持され
て処理槽(実部)30が形成されている。上側の閉塞部
材25の取付孔24には、閉塞部材25,27および内
円筒部22で画成される内部空間部31内に延在する円
筒状の揚水管33が、内円筒部22と同軸をなしかつそ
の外周面が内円筒部22の内周面と所定の間隔をあけた
状態で嵌合固定されており、これにより、内部空間部3
1は処理槽30または揚水管33を介する以外での外部
への連通が不可とされている。
【0005】揚水管33は、内部空間部31内における
閉塞部材27の若干上側位置に下端開口部34を開口さ
せており、上端開口部35を、フィルタカートリッジ1
4とフロート13との間の外部に開口する隙間に連通す
るよう閉塞部材25から上方向に開口させている。揚水
管33には、円筒状のエア排出管37が隙間をもって挿
通されており、該エア排出管37は、下端開口の排出口
38が揚水管33内において下端開口部34より若干上
側の中間所定位置に位置され、上部側が揚水管33より
上方に延出されコントロールボックス15に導かれた状
態で設けられている。
【0006】閉塞部材27の上面位置には、円筒状のエ
ア噴出管40が先端側を該上面に沿わせて設けられてい
る。このエア噴出管40には、その内部を外部に連通さ
せるエア噴出孔41が、処理槽30の下端位置すなわち
外円筒部19と内円筒部22との間に複数形成されてい
る。このエア噴出管40は、基端側がコントロールボッ
クス15に連結されている。
【0007】ここで、図12に示す水質浄化装置11の
コントロールボックス15内の電気的構成を図13を参
照して説明する。図13は、図12に示すコントロール
ボックス15内の電気的構成を示すブロック図である。
この図において、太陽電池16は、装置各部に電力を供
給するものであり、陽光の日射量が多くなるに従って、
その出力電流が大きくなるという特性を有している。
【0008】45は、太陽電池16に並列接続されたコ
ンデンサであり、太陽電池16の出力電流が充電され
る。このコンデンサ45としては、後述するスイッチン
グ回路47のスイッチング動作の1サイクル内において
充放電されても、その電圧の変化がほとんど無視できる
ほどの大容量(例えば、22000μF)のものが用い
られている。
【0009】スイッチング回路47は、太陽電池16
(コンデンサ45)に接続されており、図示しない4つ
のスイッチングトランジスタから構成されている。この
スイッチング回路47は、コンデンサ45の電圧から、
一定周期で正および負方向に変化する矩形波状の交流駆
動電圧を生成する。この交流駆動電圧の周波数は、例え
ば、50Hzである。
【0010】50は、コントローラであり、スイッチン
グ回路47のスイッチングトランジスタのオン/オフを
制御する。48は、圧縮空気を吐出する空気圧縮機であ
り、スイッチング回路47から出力される交流駆動電圧
により駆動される。この空気圧縮機48は、ダイアフラ
ムが往復駆動されることにより、空気圧縮が行われる電
磁式のものである。
【0011】49は、三方弁であり、空気圧縮機48よ
り吐出される圧縮空気を、エア排出管37のみに連通さ
せる状態と、エア噴出管40のみに連通させる状態とに
選択的に切り換える。この切り換え動作は、図示しない
弁切換制御装置によりなされる。
【0012】また、この従来の水質浄化装置において
は、図12に示すフロート13より下の部分と同一構成
(以下、浄化ユニットと称する)のものが、同図に示す
水質浄化装置11に併設されており、上記浄化ユニット
内には、図12に示すエア排出管37およびエア噴出管
40の末端部分が設けられている。
【0013】次に、上述した従来の水質浄化装置11の
動作について説明する。ここでは、図示しない弁切換制
御装置により図13に示す三方弁49がエア排出管37
側に切り換えられているものとする。まず、早朝におい
て太陽が昇ると、図12に示す太陽電池16の表面に
は、太陽光が照射され、図13に示す太陽電池16から
は、出力電流が出力され、この出力電流は、コンデンサ
45に充電される。これにより、コンデンサ45の電圧
が上昇する。
【0014】次に、コントローラ50は、スイッチング
回路47の各スイッチングトランジスタへオン信号Ss
を出力する。これにより、スイッチング動作が行われ、
スイッチング回路47からは、交流駆動電圧が空気圧縮
機48へ出力される。これにより、空気圧縮機48が駆
動され、図13に示すエア排出管37に所定量のエアが
供給され、該エアは、図12に示すエア排出管37のエ
ア排出口38から噴出され、気泡となって、揚水管33
内で下から上へ移動し、よって、揚水管33内には、同
図上方へ流れる水流が生じる。これにより、揚水管33
の下端開口部34から内部空間部31内の水が汲み上げ
られ、該水は上部開口部35から外部に排出される。
【0015】これにより、強制的にフィルタカートリッ
ジ14の側部外側の水すなわち特にアオコ等の藻類を多
く含む水面12a近傍の水が、外円筒部19の集水孔1
8から処理槽30に至り該処理槽30を半径方向内方に
通過して内円筒部22の流入孔21から内部空間部31
に至る。そして、上記処理槽30通過時に、処理槽30
を構成する濾過材に、アオコ等の藻類や有機質浮遊物
質、溶解性有機物質等が吸着されることで水が浄化され
る。ここで、濾過材に吸着された上記物質等は、該濾過
材に担持された好気性微生物により分解される。このよ
うにして、処理槽30で浄化された水が揚水管33から
外部に再び排出され、このような水の環流で浄化対象1
2が浄化される。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の水質浄化装置においては、太陽電池16の出力電力
の大きさにかかわらず負荷(空気圧縮機48)の大きさ
が一定とされているため、運転効率が低くなるという欠
点があった。本発明は、このような背景の下になされた
もので、運転効率を高くすることができる水質浄化装置
を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、太陽電池と、供給される水を浄化するフィルタと、
前記太陽電池の発電電力により駆動され、前記フィルタ
に浄化すべき水を供給する複数のポンプと、前記発電電
力に応じて、前記複数のポンプの駆動台数を制御する制
御手段とを具備することを特徴とする。また、請求項2
に記載の発明は、請求項1に記載の水質浄化装置におい
て、前記複数のポンプに対応して各々設けられ、前記太
陽電池と前記複数のポンプとの間に各々介挿された複数
のスイッチ手段を有し、前記制御手段は、前記発電電力
に応じて、前記複数のスイッチ手段をオン/オフ制御す
ることにより、前記複数のポンプの駆動台数を制御する
ことを特徴とする。また、請求項3に記載の発明は、太
陽電池と、供給される水を浄化するフィルタと、前記太
陽電池の発電電力により駆動され、前記フィルタに浄化
すべき水を供給する複数のポンプと、前記発電電力が所
定値以上となったとき、前記複数のポンプのうち所定台
数のポンプを駆動した後、前記所定台数のポンプが駆動
されている場合における前記発電電力が前記所定値以上
となったとき停止しているポンプを駆動する制御手段と
を具備することを特徴とする水質浄化装置。また、請求
項4に記載の発明は、請求項3に記載の水質浄化装置に
おいて、前記制御手段は、前記発電電力が所定値以下と
なったとき、駆動されているポンプのうち所定台数のポ
ンプを停止した後、前記所定台数のポンプが停止してい
る場合における前記発電電力が前記所定値以下となった
とき駆動されているポンプを停止することを特徴とす
る。
【0018】
【発明の実施の形態】
<第1実施形態>以下、本発明の第1実施形態による水
質浄化装置の構成について図1および図2を参照して説
明する。この第1実施形態による水質浄化装置の外観構
成は、図12に示すものと同一である。図1は、本発明
の第1実施形態による水質浄化装置の電気的構成を示す
ブロック図であり、図2は、図12に示すコントロール
ボックス15内の電気的構成を示す回路図である。
【0019】これら図1および図2において、図12お
よび図13の各部に対応する部分には同一の符号を付け
る。図1および図2においては、図13に示す空気圧縮
機48に代えて空気圧縮機81aが、また図13に示す
コンデンサ45に代えてコンデンサ45aが、図13に
示すコントローラ50に代えてコントローラ51が各々
設けられており、さらに、電圧検出器60、スイッチン
グ回路80、空気圧縮機81bが新たに設けられてい
る。
【0020】図1に示す太陽電池16は、図3に曲線A
およびBで示す電気的特性を有している。曲線Aは、太
陽電池16に照射される太陽光の日射量がワット換算で
600W/m2のときにおける太陽電池16の電圧ー電
流特性を示す特性曲線である。この曲線Aから判るよう
に、太陽電池16は、短絡電流(電圧=0V)が約2.
2Aの一定電流を出力するという、定電流的特性を有し
ている。また、上記曲線Aおよび同図に実線で示す、8
00W/m2、1000W/m2の各特性曲線から判るよ
うに、太陽電池16は、太陽光の日射量が多くなるに従
って、その出力電流が大きくなるという特性を有してい
る。他方、曲線Bは、曲線Aと同様にして太陽光の日射
量がワット換算で600W/m2のときにおける電圧ー
電力特性を示す特性曲線である。
【0021】図1に示すコンデンサ45aは、図2に示
す太陽電池16に並列接続されており、このコンデンサ
45aには、太陽電池16の出力電流IBが充電され
る。このコンデンサ45aとしては、後述するスイッチ
ングトランジスタTr1〜Tr4のスイッチング動作の1サ
イクル内において充放電されても、その電圧Voの変化
がほとんど無視できるほどの大容量(例えば、2200
0μF)のものが用いられている。
【0022】スイッチング回路47は、図2に示す太陽
電池16(コンデンサ45a)に接続されており、コン
デンサ45aの電圧Voから、一定周期で正および負方
向に変化する矩形波状の交流駆動電圧V11を生成する。
この交流駆動電圧V11の周波数は、例えば、50Hzで
ある。
【0023】また、上記スイッチング回路47は、図2
に示すスイッチングトランジスタTr1〜Tr4、およびダ
イオードD1〜D4から構成されている。上記スイッチン
グトランジスタTr1およびTr4は、スイッチングトラン
ジスタTr1のエミッタとスイッチングトランジスタTr4
のコレクタとが接続されるようにして直列接続されてい
る。このスイッチングトランジスタTr1のコレクタとエ
ミッタとの間には、ダイオードD1が介挿されている。
【0024】すなわち、スイッチングトランジスタTr1
のコレクタには、ダイオードD1のカソードが接続され
ており、他方、スイッチングトランジスタTr1のエミッ
タには、ダイオードD1のアノードが接続されている。
また、スイッチングトランジスタTr4には、上記スイッ
チングトランジスタTr1と同様にして、ダイオードD4
が並列接続されている。
【0025】また、スイッチングトランジスタTr3およ
びTr2は、スイッチングトランジスタTr3のエミッタと
スイッチングトランジスタTr2のコレクタが接続される
ようにして直列接続されている。このスイッチングトラ
ンジスタTr3およびTr2から構成される直列回路と、上
述したスイッチングトランジスタTr1およびTr4から構
成される直列回路とは、コンデンサ45aに並列接続さ
れている。
【0026】スイッチング回路80は、図2に示す太陽
電池16に接続されており、基本的な構成がスイッチン
グ回路47と同一である。すなわち、スイッチング回路
80は、スイッチングトランジスタTr1b〜Tr4b、およ
びダイオードD1b〜D4bから構成されている。また、こ
のスイッチング回路80は、コンデンサ45aの電圧V
oから、一定周期で正および負方向に変化する矩形波状
の交流駆動電圧V22を生成する。この交流駆動電圧V22
の周波数は、例えば、50Hzである。
【0027】電圧検出器60は、太陽電池16の出力電
圧、すなわち電圧Voを検出して、検出結果を電圧検出
信号Svとしてコントローラ51へ出力する。コントロ
ーラ51は、スイッチング回路47のスイッチングトラ
ンジスタTr1〜Tr4のオン/オフを制御し、具体的に
は、ベースB1およびB2と、ベースB3およびB4とへ一
定時間間隔でオン信号Ssを各々供給する。これと同様
にして、コントローラ51は、スイッチング回路80の
スイッチングトランジスタTr1b〜Tr4bのオン/オフを
制御し、具体的には、ベースB1bおよびB2bと、ベース
B3bおよびB4bとへ一定時間間隔でオン信号Ssを各々
供給する。
【0028】また、コントローラ51は、入力される電
圧検出信号Svに基づいて、スイッチング回路47およ
びスイッチング回路80に対するスイッチング制御を行
う。すなわち、コントローラ51は、電圧検出信号Sv
より得られる出力電圧(電圧Vo)が12V未満のと
き、いずれのスイッチング回路に対するスイッチング制
御を行わない。また、コントローラ51は、電圧検出信
号Svより得られる出力電圧(電圧Vo)が12V以上
50V未満のとき、スイッチング回路47に対してのみ
スイッチング制御を行う一方、出力電圧(電圧Vo)が
50V以上のとき、スイッチング回路47およびスイッ
チング回路80の双方に対してスイッチング制御を行
う。
【0029】空気圧縮機81aは、その基本的な構成が
図13に示す空気圧縮機48と同一とされているが、容
量が空気圧縮機48の2分の1とされている。この空気
圧縮機81aは、スイッチングトランジスタTr1のエミ
ッタとスイッチングトランジスタTr3のエミッタとの間
の電位差、すなわち、上述した交流駆動電圧V11により
駆動される。
【0030】ここで、上述した太陽電池16の負荷特
性、すなわち、太陽電池16に負荷を接続した場合の、
日射量(ワット換算)と出力電力との関係について図4
を参照して説明する。図4において、負荷曲線Dは、負
荷として1台の空気圧縮機81aまたは空気圧縮機81
bを太陽電池16に接続した場合の負荷特性を表す。以
下、1台の空気圧縮機81aまたは空気圧縮機81bを
負荷とした場合の運転を1台運転と称する。
【0031】一方、負荷曲線Eは、負荷として2台の空
気圧縮機81aおよび空気圧縮機81bを並列接続した
場合の負荷特性を表す。以下、空気圧縮機81aおよび
空気圧縮機81bを負荷とする運転を2台運転と称す
る。
【0032】この図からわかるように、日射量がワット
換算で400W/m2より小の場合には、1台運転のほ
うが2台運転より多くの出力が得られる。他方、日射量
がワット換算で400W/m2以上の場合には、2台運
転のほうが1台運転より多くの出力が得られる。
【0033】さらに、ワット換算の日射量と太陽電池1
6の出力電圧(電圧Vo)との関係を図5に示す。この
図に示す曲線Fは、日射量がワット換算で400W/m
2(図4参照)のとき、出力電圧(電圧Vo)が50
[V]であることを表している。
【0034】次に、上述した第1実施形態による水質浄
化装置の動作について図6に示すフローチャートを参照
して説明する。図2において、太陽電池16に太陽光が
照射されると、太陽電池16からは、出力電流が出力さ
れ、この出力電流は、コンデンサ45に充電される。こ
れにより、コンデンサ45の電圧Voが上昇する。ま
た、この電圧Voは、電圧検出器60により検出され、
電圧検出器60からは、電圧Voに対応する電圧検出信
号Svがコントローラ51へ出力される。
【0035】これにより、コントローラ51は、図6に
示すステップSA1へ進み、電圧検出信号Svより得ら
れる太陽電池16の出力電圧(電圧Vo)が12[V]
以上であるか否かを判断する。今、電圧Voが12
[V]より小であるものとすると、コントローラ51
は、ステップSA1の判断結果を「NO」としてステッ
プSA3へ進む。
【0036】ステップSA3では、コントローラ51
は、スイッチング回路47およびスイッチング回路80
に供給すべきオン信号Ssの出力を停止した後、ステッ
プSA1へ戻り、上述した判断を繰り返す。従って、今
の場合、空気圧縮機81aおよび空気圧縮機81bは、
共に全停止状態とされている。ここで、電圧Voが12
[V]より小であるときに全停止する理由は、12
[V]より小の電圧Voでは、空気圧縮機81aからエ
アが吐出されないからである。
【0037】また、太陽電池16の出力電圧(電圧V
o)が12[V]以上になったものとすると、コントロ
ーラ51は、ステップSA1の判断結果を「YES」と
してステップSA2へ進む。ステップSA2では、コン
トローラ51は、太陽電池16の出力電圧(電圧Vo)
が50[V]以上であるか否かを判断する。今、太陽電
池16の出力電圧(電圧Vo)が12[V]以上50
[V]未満であるものとすると、コントローラ51は、
ステップSA2の判断結果を「NO」としてステップS
A4へ進む。
【0038】ステップSA4では、コントローラ51
は、スイッチング回路47のみへオン信号Ssを出力し
た後、ステップSA1へ戻る。これにより、スイッチン
グ回路47のスイッチングトランジスタTr1〜Tr4のベ
ースB1〜B4には、オン信号Ssが供給される。これに
より、スイッチング動作が行われ、スイッチング回路4
7からは、交流駆動電圧V11が空気圧縮機81aへ出力
される。
【0039】これにより、空気圧縮機81aが駆動さ
れ、図1に示すエア排出管37に所定量のエアが供給さ
れ、該エアは、図12に示すエア排出管37のエア排出
口38から噴出される。以下、前述した動作を経て、処
理槽30で浄化された水が揚水管33から外部に再び排
出され、このような水の環流で浄化対象12が浄化され
る。
【0040】また、太陽光の照射量が増加することによ
り、太陽電池16の出力電圧(電圧Vo)が50[V]
以上になったとすると、図2に示すコントローラ51
は、ステップSA2の判断結果を「YES」として、ス
テップSA5へ進む。
【0041】ステップSA5では、コントローラ51
は、スイッチング回路47およびスイッチング回路80
へ共にオン信号Ssを出力した後、ステップSA1へ戻
る。これにより、スイッチング回路47のスイッチング
トランジスタTr1〜Tr4のベースB1〜B4には、オン信
号Ssが供給されるとともに、スイッチング回路80の
スイッチングトランジスタTr1b〜Tr4bのベースB1b〜
B4bには、オン信号Ssが供給される。これにより、ス
イッチング動作が行われ、スイッチング回路47から
は、交流駆動電圧V11が空気圧縮機81aへ出力される
とともに、スイッチング回路80からは、交流駆動電圧
V22が空気圧縮機81bへ出力される。
【0042】これにより、空気圧縮機81aおよび空気
圧縮機81bが共に駆動され、図1に示すエア排出管3
7に所定量のエアが供給され、該エアは、図12に示す
エア排出管37のエア排出口38から噴出される。以
下、前述した動作を経て、処理槽30で浄化された水が
揚水管33から外部に再び排出され、このような水の環
流で浄化対象12が浄化される。
【0043】<第2実施形態>図7は、本発明の第2実
施形態による水質浄化装置の構成を示すブロック図であ
る。この図においては、図1の各部に対応する部分には
同一の符号を付けその説明を省略する。図7において
は、太陽電池116、コンデンサ145a、スイッチン
グ回路147、コントローラ151、電圧検出器16
0、空気圧縮機181a、空気圧縮機181b、エア排
出管137、三方弁149およびエア噴出管140が新
たに設けられている。これら各装置は、太陽電池16、
コンデンサ45a、スイッチング回路47、コントロー
ラ151、電圧検出器60、空気圧縮機81a、空気圧
縮機81b、エア排出管37、三方弁49およびエア噴
出管40に各々対応している。
【0044】また、太陽電池116は、太陽電池16に
並列接続されている。コントローラ151は、第1実施
形態において説明したように、電圧検出信号Svより得
られるコンデンサ45aの電圧が12[V]以上50
[V]より小のとき、スイッチング回路47へオン信号
Ssを出力する。また、コントローラ51は、上記電圧
が50[V]以上のとき、スイッチング回路47および
スイッチング回路80へ共にオン信号Ssを出力する。
すなわち、コンデンサ45aの電圧が12[V]以上5
0[V]より小であるとき、空気圧縮機81aが駆動さ
れる一方、上記電圧が50[V]以上であるとき空気圧
縮機81aおよび空気圧縮機81bが共に駆動される。
【0045】また、コントローラ151は、電圧検出信
号Svより得られるコンデンサ145aの電圧が60
[V]以上80[V]より小であるとき、スイッチング
回路147へオン信号Ssを出力する。また、コントロ
ーラ151は、上記電圧が80[V]以上であるとき、
スイッチング回路147およびスイッチング回路180
へ共にオン信号Ssを出力する。すなわち、コンデンサ
145aの電圧が60[V]以上80[V]より小であ
るとき、空気圧縮機181aが駆動される一方、上記電
圧が80[V]以上であるとき、空気圧縮機181aお
よび空気圧縮機181bが共に駆動される。
【0046】上記構成において、太陽電池16および太
陽電池116に太陽光が照射されると、コンデンサ45
aおよびコンデンサ145aの各電圧が上昇する。そし
て、コンデンサ45aの電圧が12[V]以上になる
と、空気圧縮機81aが駆動され、1台運転が行われ、
さらに上記電圧が50[V]以上になると空気圧縮機8
1aおよび空気圧縮機81bが共に駆動され、2台運転
が行われる。
【0047】そして、さらに太陽光が強くなり、コンデ
ンサ145aの電圧が60[V]以上になると、空気圧
縮機181aが駆動される。このときには、空気圧縮機
81a、空気圧縮機81bおよび空気圧縮機181aが
駆動されており、3台運転が行われている。
【0048】さらに、コンデンサ145aの電圧が80
[V]以上になると、空気圧縮機181bが駆動され
る。このときには、空気圧縮機81a、空気圧縮機81
b、空気圧縮機181aおよび空気圧縮機181bが駆
動されており、4台運転が行われる。
【0049】以上説明したように、本発明の第2実施形
態による水質浄化装置によれば、コントローラ51、コ
ントローラ151においてオン信号Ssを出力するとき
の、電圧の設定を各々異ならせているので、太陽光の強
さに対応させて浄化効率を向上させることができるとい
う効果が得られる。
【0050】なお、上述した第2実施形態による水質浄
化装置においては、コントローラ51、コントローラ1
51における電圧の設定値が任意に変更される。
【0051】<第3実施形態>図8は、本発明の第3実
施形態による水質浄化装置の構成を示すブロック図であ
る。この図において、図1の各部に対応する部分には同
一の符号を付けその説明を省略する。図8においては、
図1に示すエア排出管37、三方弁49およびエア噴出
管40以外の各部が新たに設けられている。図8に示す
2001〜2005は、図1に示す太陽電池16と同一構
成とされている太陽電池であり、各々並列接続されてい
る。201は、太陽電池2001〜2005に並列接続さ
れたコンデンサであり、このコンデンサ201には、太
陽電池2001〜2005の出力電流が充電される。この
コンデンサ201としては、後述するスイッチング回路
203のスイッチング動作の1サイクル内において充放
電されても、その電圧Voの変化がほとんど無視できる
ほどの大容量のものが用いられている。
【0052】202は、太陽電池2001〜2005の出
力電圧、すなわちコンデンサ201の電圧Voを検出す
る電圧検出器であり、検出結果を電圧検出信号Svとし
て出力する。
【0053】スイッチング回路203は、コンデンサ2
01に接続されており、図示しない4つのスイッチング
トランジスタから構成されている。このスイッチング回
路203は、図2に示すスイッチング回路47と同一構
成とされている。すなわち、このスイッチング回路20
3は、コンデンサ201の電圧Voから、一定周期で正
および負方向に変化する矩形波状の交流駆動電圧を生成
する。この交流駆動電圧の周波数は、例えば、50Hz
である。
【0054】204は、コントローラであり、スイッチ
ング回路203のスイッチングトランジスタのオン/オ
フを制御すべく、スイッチング回路203へオン信号S
sを出力する。また、コントローラ204は、電圧検出
信号Svより得られるコンデンサ201の電圧Voに応
じて、後述するスイッチ2051〜2055へオン信号S
1〜S5を各々出力する。このコントローラ204の動作
の詳細については後述する。
【0055】スイッチ2051〜2055は、各一端がス
イッチング回路203の出力端に各々接続されており、
オン信号S1〜S5によりオン/オフ制御される。空気圧
縮機2061〜2065は、図1に示す空気圧縮機81a
と同一構成である複数の空気圧縮機であり、これら空気
圧縮機2061〜2065の各吐出口から吐出されるエア
は、三方弁49の端部へ供給される。これら空気圧縮機
2061〜2065の各入力端は、スイッチ2051〜2
055の各他端に各々接続されている。
【0056】次に、上述した第3実施形態による水質浄
化装置の動作を図9に示すフローチャートを参照して説
明する。図8において、太陽電池2001〜2005に太
陽光が照射されると、太陽電池2001〜2005から
は、出力電流が出力され、この出力電流は、コンデンサ
201に充電される。これにより、コンデンサ201の
電圧Voが上昇する。また、この電圧Voは、電圧検出
器202により検出され、電圧検出器202からは、電
圧Voに対応する電圧検出信号Svがコントローラ20
4へ出力される。
【0057】これにより、コントローラ204は、スイ
ッチング回路203へオン信号Ssを出力した後、図9
に示すステップSB1へ進む。これにより、スイッチン
グ回路203がスイッチング制御され、スイッチング回
路203からは、交流駆動電圧が出力される。今の場
合、スイッチ2051〜2055は、全てオフとされてい
るものとし、従って、空気圧縮機2061〜2065は、
全て停止している。
【0058】図9に示すステップSB1において、コン
トローラ204は、オン信号S1をスイッチ2051へ出
力した後、ステップSB2へ進む。これにより、スイッ
チ2051がオンとされ、空気圧縮機2061には、スイ
ッチ2051を介して交流駆動電圧が供給される。この
結果、空気圧縮機2061が駆動され、空気圧縮機20
61から吐出されたエアは、三方弁49へ供給される。
また、スイッチ2051がオンとされたとき、太陽電池
2001〜2005の出力電圧、言い換えれば、コンデン
サ201の電圧Voは、低下する。この電圧Voが低下
する割合は、太陽電池2001〜2005に対する太陽光
の照射量に比例する。
【0059】ステップSB2では、コントローラ204
は、電圧検出信号Svより得られる、コンデンサ201
の電圧Voが60[V]以上であるか否かを判断し、同
判断結果が「NO」の場合、ステップSB1へ戻り、一
方、同判断結果が「YES」の場合、ステップSB3へ
戻る。
【0060】今、コンデンサ201の電圧Voが60
[V]以上であるものとすると、コントローラ204
は、ステップSB3へ進み、オン信号S2をスイッチ2
052へ出力した後、ステップSB4へ進む。これによ
り、スイッチ2052がオンとされ、空気圧縮機2062
が駆動される。すなわち、今の場合には、空気圧縮機2
061および2062が2台運転されている。
【0061】ステップSB4では、コントローラ204
は、コンデンサ201の電圧Voが55[V]以下であ
るか否かを判断し、同判断結果が「YES」の場合、ス
テップSB5へ進み、オン信号S2の出力を停止する。
これにより、空気圧縮機2062が停止される。今の場
合、コンデンサ201の電圧Voが55[V]より大で
あって、かつ60[V]より小であるものとすると、コ
ントローラ204は、ステップSB4の判断結果を「N
O」としてステップSB6へ進む。
【0062】ステップSB6では、コントローラ204
は、コンデンサ201の電圧Voが60[V]以上であ
るか否かを判断し、今の場合、同判断結果を「NO」と
してステップSB4へ戻り、上記判断を繰り返す。
【0063】そして、今、太陽電池2001〜2005に
対する太陽光の照射量が増加して、コンデンサ201の
電圧Voが60[V]以上になったとすると、コントロ
ーラ204は、ステップSB6の判断結果を「YES」
として、ステップSB7へ進む。ステップSB7では、
コントローラ204は、オン信号S3をスイッチ2053
へ出力した後、ステップSB8へ進む。これにより、ス
イッチ2053がオンとされ、空気圧縮機2063が駆動
される。今の場合には、空気圧縮機2061、2062お
よび2063が3台運転されている。
【0064】ステップSB8では、コントローラ204
は、コンデンサ201の電圧Voが55[V]以下であ
るか否かを判断し、同判断結果が「NO」の場合、ステ
ップSB9へ進み、オン信号S3の出力を停止する。こ
れにより、空気圧縮機2063が停止される。今の場
合、コンデンサ201の電圧Voが55[V]より大で
あって、かつ60[V]より小であるものとすると、コ
ントローラ204は、ステップSB8の判断結果を「N
O」としてステップSB10へ進む。
【0065】ステップSB10では、コントローラ20
4は、コンデンサ201の電圧Voが60[V]以上で
あるか否かを判断し、今の場合、同判断結果を「NO」
としてステップSB8へ戻り、上記判断を繰り返す。
【0066】そして、今、コンデンサ201の電圧Vo
が60[V]以上になったとすると、コントローラ20
4は、ステップSB10の判断結果を「YES」とし
て、ステップSB11へ進む。ステップSB11では、
コントローラ204は、オン信号S4をスイッチ2054
へ出力した後、ステップSB12へ進む。これにより、
スイッチ2054がオンとされ、空気圧縮機2064が駆
動される。今の場合には、空気圧縮機2061、206
2、2063および2064が4台運転されている。
【0067】ステップSB12では、コントローラ20
4は、コンデンサ201の電圧Voが55[V]以下で
あるか否かを判断し、同判断結果が「NO」の場合、ス
テップSB13へ進み、オン信号S4の出力を停止す
る。これにより、空気圧縮機2064が停止される。今
の場合、コンデンサ201の電圧Voが55[V]より
大であって、かつ60[V]より小であるものとする
と、コントローラ204は、ステップSB12の判断結
果を「NO」としてステップSB14へ進む。
【0068】ステップSB14では、コントローラ20
4は、コンデンサ201の電圧Voが60[V]以上で
あるか否かを判断し、今の場合、同判断結果を「NO」
としてステップSB12へ戻り、上記判断を繰り返す。
【0069】そして、今、コンデンサ201の電圧Vo
が60[V]以上になったとすると、コントローラ20
4は、ステップSB14の判断結果を「YES」とし
て、ステップSB15へ進む。ステップSB15では、
コントローラ204は、オン信号S5をスイッチ2055
へ出力した後、ステップSB16へ進む。これにより、
スイッチ2055がオンとされ、空気圧縮機2065が駆
動される。今の場合には、空気圧縮機2061、206
2、2063、2064および2065が全台運転されてい
る。
【0070】ステップSB16では、コントローラ20
4は、コンデンサ201の電圧Voが55[V]以下で
あるか否かを判断し、同判断結果が「NO」の場合、同
判断を繰り返す。そして、今、太陽電池2001〜20
05に対する太陽光の照射量が減少することにより、コ
ンデンサ201の電圧Voが55[V]以下になったと
すると、コントローラ204は、ステップSB16の判
断結果を「YES」として、ステップSB17へ進む。
ステップSB17では、コントローラ204は、オン信
号S5の出力を停止した後、ステップSB1へ戻り、上
述した動作を繰り返す。これにより、スイッチ2055
がオフとされ、空気圧縮機2065が停止される。以上
説明したように、上述した第3実施形態による水質浄化
装置によれば、太陽電池2001〜2005から最大値電
力近傍の電力が得られる電圧(図3参照)のときに、す
なわちコンデンサ201の電圧Voが55[V](図3
参照)より大のときに空気圧縮機2061〜2065が駆
動されるので、電力効率を高くすることができる。
【0071】<第4実施形態>図10は、本発明の第4
実施形態による水質浄化装置の構成を示すブロック図で
ある。3001〜3005は、図1に示す太陽電池16と
同一構成とされている太陽電池であり、各々並列接続さ
れている。3011〜3015は、太陽電池3001〜3
005の出力端と接地との間に各々介挿されたコンデン
サであり、太陽電池3001〜3005の出力電流が充電
される。これらのコンデンサ3011〜3015として
は、後述するスイッチング回路3021〜3025のスイ
ッチング動作の1サイクル内において充放電されても、
その電圧Voの変化がほとんど無視できるほどの大容量
のものが用いられている。
【0072】スイッチング回路3021は、コンデンサ
3011に接続されており、図示しない4つのスイッチ
ングトランジスタから構成されている。このスイッチン
グ回路3021は、図2に示すスイッチング回路47と
同一構成とされている。すなわち、このスイッチング回
路3021は、コンデンサ3011の電圧Voから、一定
周期で正および負方向に変化する矩形波状の交流駆動電
圧V1を生成する。この交流駆動電圧V1の周波数は、例
えば、50Hzである。
【0073】3031は、電圧比較部400(図11参
照)を有するコントローラであり、スイッチング回路3
021のスイッチングトランジスタのオン/オフを制御
すべく、スイッチング回路3021へオン信号Sc1を出
力する。ここで、図11を参照して上記電圧比較部40
0の構成について説明する。この電圧比較部400は、
コンデンサ3011の電圧Voと基準電圧VREFとを比較
するものである。電圧比較部400において、401
は、抵抗R1およびコンデンサC1からなる遅延回路で
あり、入力端子Tiに入力される電圧Vo(図10参
照)を、時定数R1・C1分の遅延がかかった出力電圧
Vdとして出力する。この遅延回路401における時定
数R1・C1(以下、第1の時定数と称する)は、例え
ば、1分に設定されている。
【0074】R3は、コンデンサC1に並列に接続され
た抵抗である。402は、遅延回路401の出力電圧V
dと基準電圧VREF(例えば、60[V])とを比較する
比較器である。この比較器402のプラス入力端子に
は、遅延回路401の出力電圧が印加される一方、マイ
ナス入力端子には、基準電圧VREFが印加される。
【0075】R2は、比較器402のプラス入力端子と
出力端子TOとの間に介挿された帰還抵抗である。この
帰還抵抗R2の抵抗値は、出力端子TOから信号Scが
出力されたとき、比較器402のプラス入力端子に入力
される、遅延回路401の出力電圧を5[V]上昇させ
る値とされている。すなわち、比較器402は、出力電
圧Vdが基準電圧VREFより大であるとき、信号Scを出
力端子Toへ出力する一方、出力電圧Vdが基準電圧VRE
F以下であるとき、いずれの信号も出力端子Toへ出力し
ない。また、比較器402は、信号Scを出力した後、
(出力電圧Vd)+(5[V])の合計電圧が基準電圧
VREF以下となったとき、信号Scの出力を停止する。
【0076】また、図10に示すコントローラ3031
は、比較器402(図11参照)の出力端子Toから信
号Scが出力されたときオン信号Sc1を出力する一方、
上記出力端子Toからいずれの信号も出力されないとき
オン信号Sc1を出力しない。
【0077】3041は、図1に示す空気圧縮機81a
と同一構成とされた空気圧縮機であり、スイッチング回
路3021から供給される交流駆動電圧V1により駆動さ
れる。3051は、空気圧縮機3041の吐出口から吐出
されるエアが供給される三方弁、図1に示す三方弁49
に対応している。
【0078】3061は、その一端が三方弁3051の一
方の出力端に接続されたエア排出管であり、図1に示す
エア排出管37に対応している。3071は、その一端
が三方弁3051の他方の出力端に接続されたエア噴出
管であり、図1に示すエア噴出管40に対応している。
すなわち、図10において、エア排出管3061および
エア噴出管3071の各他端部以降の構成(図示略)
は、図1に示すエア排出管37およびエア噴出管40の
各他端部以降の構成(図1参照)と同一である。
【0079】3022〜3025は、スイッチング回路3
021(コンデンサ3011)に対して各々並列接続され
たスイッチング回路であり、スイッチング回路3021
と同一構成とされている。すなわち、これらスイッチン
グ回路3022〜3025は、コンデンサ3012〜30
15の電圧Voから、一定周期で正および負方向に各々
変化する矩形波状の交流駆動電圧V2〜V5を各々生成す
る。これら交流駆動電圧V2〜V5の各周波数は、例え
ば、50Hzである。
【0080】3032〜3035は、スイッチング回路3
022〜3025に対応して各々設けられたコントローラ
であり、スイッチング回路3022〜3025の各スイッ
チングトランジスタのオン/オフを制御すべく、スイッ
チング回路3022〜3025へオン信号Sc2〜Sc5を各
々出力する。
【0081】また、これらコントローラ3032〜30
35は、コントローラ3031と同一構成とされており、
図11に示す電圧比較部400を各々有している。ただ
し、コントローラ3032〜3035の各電圧比較部40
0においては、時定数R1・C1が互いに異なるように
構成されている。
【0082】すなわち、コントローラ3032の電圧比
較部400における時定数R1・C1は(以下、第2の
時定数と称する)は、例えば、2分に設定されており、
コントローラ3033の電圧比較部400における時定
数R1・C1(以下、第3の時定数と称する)は、例え
ば、3分に設定されている。また、コントローラ303
4の電圧比較部400における時定数R1・C1(以
下、第4の時定数と称する)は、例えば、4分に設定さ
れており、コントローラ3035の電圧比較部400に
おける時定数R1・C1(以下、第5の時定数と称す
る)は、例えば、5分に設定されている。つまり、第1
〜第5の時定数は、1分間隔をおいて1〜5分に設定さ
れている。
【0083】3042〜3045は、スイッチング回路3
022〜3025に各々対応して設けられた空気圧縮機で
あり、空気圧縮機3041と同一構成とされている。ま
た、これら空気圧縮機3042〜3045は、スイッチン
グ回路3022〜3025から各々供給される交流駆動電
圧V2〜V5により各々駆動される。3052〜3055
は、空気圧縮機3042〜3045に各々対応して設けら
れた三方弁である。3062〜3065は、各一端が三方
弁3052〜3055の各一方の出力端に各々接続された
エア排出管である。3072〜3075は、各一端が三方
弁3052〜3055の各他方の出力端に各々接続された
エア噴出管である。
【0084】また、図10において、エア排出管306
2〜3065およびエア噴出管3072〜3075の各他端
部以降の各構成(図示略)は、図1に示すエア排出管3
7およびエア噴出管40の各他端部以降の構成(図1参
照)と同一である。
【0085】次に、上述した第4実施形態による水質浄
化装置の動作について説明する。図10において、太陽
電池3001〜3005に太陽光が照射されると、太陽電
池3001〜3005からは、出力電流が出力され、この
出力電流は、コンデンサ3011〜3015に各々充電さ
れる。これにより、太陽電池3001〜3005の出力電
圧、言い換えれば、コンデンサ3011〜3015の電圧
Voが上昇し、この電圧Voは、図11に示す電圧比較
部400の入力端子Tiに印加される。
【0086】そして、電圧Voは、遅延回路401によ
り第1の時定数(1分)分の遅延がかけられて、出力電
圧Vdとして比較器402のプラス入力端子に印加さ
れ、比較器402は、出力電圧Vdと基準電圧VREF(=
60[V])とを比較する。今、コンデンサ3011〜
3015の電圧Vo(出力電圧Vd)が60[V]より小
であるものとすると、比較器402の出力端子Toから
は、いずれの信号も出力されない。
【0087】これにより、図10に示すコントローラ3
031からは、オン信号Sc1が出力されない。これと同
様にして、コントローラ3032〜3035からも、オン
信号Sc2〜Sc5が出力されない。従って、電圧Voが6
0[V]より小である間は、空気圧縮機3041〜30
45が全停止している。
【0088】そして、今、太陽電池3001〜3005に
対する太陽光の照射量が増加して、電圧Voが60
[V]以上になったとすると、この時点(以下、第1の
基準時点と称する)から第1の時定数(1分)経過した
時点において、コントローラ3031の遅延回路401
の出力電圧Vdが60[V]以上となる。これにより、
比較器402の出力端子Toからは、信号Scが出力さ
れ、スイッチング回路3021からは、オン信号Sc1が
スイッチング回路3021へ出力される。
【0089】これにより、スイッチング回路3021よ
り交流駆動電圧V1が出力され、空気圧縮機3041が駆
動されるとともに、電圧Voが低下する。今の場合、上
記電圧Voが、例えば、57[V]まで低下したものと
する。また、信号Scが出力されると、コンパレータ4
02のプラス入力端子に入力されている電圧は、5
[V]上昇する。つまり、上記プラス入力端子に入力さ
れている電圧は、遅延回路401の出力電圧より5
[V]高い電圧であり、見かけ上、基準電圧VREFは、
60[V]から55[V]とされる。従って、今の場
合、電圧Vo(=57[V])が60[V]以下まで低
下しているにもかからわず、電圧Voが55[V](見
かけ上の基準電圧VREF)以上であるため、コンパレー
タ402からは、信号Scが出力され続ける。ただし、
第1の基準時点を経過した後に電圧Voが55[V]以
下になった場合には、コンパレータ402は、信号Sc
の出力を停止する。
【0090】ここで、空気圧縮機3041が駆動される
ことにより、太陽電池3001〜3005の出力電圧(電
圧Vo)が57[V]に低下したことにより、コントロ
ーラ3031〜3035における各遅延回路401(図1
1参照)の各出力電圧Vdは、各々57[V]とされ
る。従って、今の場合には、コントローラ3032〜3
035における各比較器402の出力端子Toから信号S
cが出力されないため、オン信号Sc2〜Sc5が出力され
ない。従って、今の場合、空気圧縮機3041〜3045
のうち、空気圧縮機3041のみが駆動されており、他
の空気圧縮機3042〜3045が駆動されていない。す
なわち、今の場合、太陽電池3001〜3005は、1台
の空気圧縮機3041のみを駆動できる電力しか発電し
ていないのである。
【0091】一方、空気圧縮機3041が駆動されるこ
とによっても、太陽電池3001〜3005の出力電圧
(電圧Vo)が60[V]以上である状態が持続する場
合には、、上述した第1の基準時点から第2の時定数
(2分)経過すると、コントローラ3032の遅延回路
401の出力電圧Vdが60[V]以上となる。これに
より、コントローラ3032の出力端子Toからは、信号
Scが出力され、コントローラ3032からは、オン信
号Sc2がスイッチング回路3022へ出力される。これ
により、スイッチング回路3022より交流駆動電圧V2
が出力され、空気圧縮機3042が、第1の基準時点か
ら2分経過した後に、言い換えれば、空気圧縮機304
1が駆動された時点から1分経過した後に駆動される。
ただし、第1の基準時点から2分経過した後に電圧Vo
が55[V]以下となった場合には、この時点から電圧
Voが60[V]以上に回復するまで信号Scの出力が
停止される。
【0092】そして、太陽電池3001〜3005の発電
量が増加して、コントローラ3032の遅延回路401
(図11参照)の出力電圧Vdが57[V]から60
[V]以上になったとすると、比較器402の出力端子
Toからは、信号Scが出力され、さらにコントローラ
3032からは、オン信号Sc2が出力される。これによ
り、空気圧縮機3042が駆動される。今の場合、空気
圧縮機3042が駆動されたことにより、太陽電池30
01〜3005の出力電圧(電圧Vo)が、例えば、57
[V]まで低下したものとする。従って、今の場合に
は、スイッチング回路3023〜3025における各比較
器402の出力端子Toから信号Scが出力されないた
め、オン信号Sc3〜Sc5が出力されない。従って、今の
場合、空気圧縮機3041〜3045のうち、空気圧縮機
3041、3042が駆動されており、他の空気圧縮機3
043〜3045が駆動されていない。すなわち、今の場
合、太陽電池3001〜3005は、2台の空気圧縮機3
041、3042を駆動することができる電力しか発電し
ていないのである。
【0093】一方、空気圧縮機3041および3042が
共に駆動されることによっても、太陽電池3001〜3
005の出力電圧(電圧Vo)が60[V]以上である状
態が持続する場合には、第1の基準時点から第3の時定
数(3分)経過すると、コントローラ3033の遅延回
路401の出力電圧Vdが60[V]以上となる。これ
により、コントローラ3033の出力端子Toからは信号
Scが出力され、コントローラ3033からはオン信号
Sc3がスイッチング回路3023へ出力される。これに
より、スイッチング回路3023より交流駆動電圧V3が
出力され、空気圧縮機3043が、第1の基準時点から
3分経過した後に、言い換えれば、空気圧縮機3042
が駆動された時点から1分経過した後に駆動される。た
だし、第1の基準時点から3分経過した後に電圧Voが
55[V]以下となった場合には、この時点から電圧V
oが60[V]以上に回復するまで信号Scの出力が停
止される。
【0094】そして、太陽電池3001〜3005の発電
量が増加して、コントローラ3033の遅延回路401
(図11参照)の出力電圧Vdが57[V]から60
[V]以上になったとすると、比較器402の出力端子
Toからは、信号Scが出力され、さらにコントローラ
3033からは、オン信号Sc3が出力される。これによ
り、空気圧縮機3043が駆動される。今の場合、空気
圧縮機3043が駆動されたことにより、太陽電池30
01〜3005の出力電圧(電圧Vo)が、例えば、57
[V]まで低下したものとする。従って、今の場合に
は、スイッチング回路3024、3025における各比較
器402の出力端子Toから信号Scが出力されないた
め、オン信号Sc4、Sc5が出力されない。従って、今の
場合、空気圧縮機3041〜3045のうち、空気圧縮機
3041、3042および3043が駆動されており、他
の空気圧縮機3044、3045が駆動されていない。す
なわち、今の場合、太陽電池3001〜3005は、3台
の空気圧縮機3041、3042および3043を駆動す
ることができる電力しか発電していないのである。
【0095】一方、空気圧縮機3041、3042および
3043が共に駆動されることによっても、太陽電池3
001〜3005の出力電圧(電圧Vo)が60[V]以
上である状態が持続する場合には、第1の基準時点から
第4の時定数(4分)経過すると、コントローラ303
4の遅延回路401の出力電圧Vdが60[V]以上とな
る。これにより、コントローラ3034の出力端子Toか
らは、信号Scが出力され、コントローラ3034から
は、オン信号Sc4がスイッチング回路3024へ出力さ
れる。これにより、スイッチング回路3024より交流
駆動電圧V4が出力され、空気圧縮機3044が、第1の
基準時点から4分経過した後に、言い換えれば、空気圧
縮機3043が駆動された時点から1分経過した後に駆
動される。ただし、第1の基準時点から4分経過した後
に電圧Voが55[V]以下となった場合には、この時
点から電圧Voが60[V]以上に回復するまで信号S
cの出力が停止される。
【0096】そして、太陽電池3001〜3005の発電
量が増加して、コントローラ3034の遅延回路401
(図11参照)の出力電圧Vdが57[V]から60
[V]以上になったとすると、比較器402の出力端子
Toからは、信号Scが出力され、さらにコントローラ
3034からは、オン信号Sc4が出力される。これによ
り、空気圧縮機3044が駆動される。今の場合、空気
圧縮機3044が駆動されたことにより、太陽電池30
01〜3005の出力電圧(電圧Vo)が、例えば、57
[V]まで低下したものとする。従って、今の場合に
は、スイッチング回路3025における各比較器402
の出力端子Toから信号Scが出力されないため、オン
信号Sc5が出力されない。従って、今の場合、空気圧縮
機3041〜3045のうち、空気圧縮機3041、30
42、3043および3044が駆動されており、他の空
気圧縮機3045が駆動されていない。すなわち、今の
場合、太陽電池3001〜3005は、4台の空気圧縮機
3041、3042、3043および3044を駆動するこ
とができる電力しか発電していないのである。
【0097】一方、空気圧縮機3041、3042、30
43および3044が共に駆動されることによっても、太
陽電池3001〜3005の出力電圧(電圧Vo)が60
[V]以上である状態が持続する場合には、第1の基準
時点から第5の時定数(5分)経過すると、コントロー
ラ3035の遅延回路401の出力電圧Vdが60[V]
以上となる。これにより、コントローラ3035の出力
端子Toからは、信号Scが出力され、コントローラ3
035からは、オン信号Sc5がスイッチング回路3025
へ出力される。これにより、スイッチング回路3025
より交流駆動電圧V5が出力され、空気圧縮機3045
が、第1の基準時点から5分経過した後に、言い換えれ
ば、空気圧縮機3044が駆動されてから、1分経過し
た後に駆動される。ただし、第1の基準時点から5分経
過した後に電圧Voが55[V]以下となった場合に
は、この時点から電圧Voが60[V]以上に回復する
まで信号Scの出力が停止される。
【0098】そして、太陽電池3001〜3005の発電
量が増加して、コントローラ3035の遅延回路401
(図11参照)の出力電圧Vdが57[V]から60
[V]以上になったとすると、比較器402の出力端子
Toからは、信号Scが出力され、さらにコントローラ
3035からは、オン信号Sc5が出力される。これによ
り、空気圧縮機3045が駆動される。従って、今の場
合、空気圧縮機3041〜3045の全てが駆動されてお
り、太陽電池3001〜3005は、5台の空気圧縮機3
041〜3045を駆動することができる電力を発電して
いないのである。
【0099】以上説明したように、上述した第4実施形
態による水質浄化装置によれば、太陽電池3001〜3
005の発電量に応じて、空気圧縮機3041〜3045
が順次駆動されるのである。一方、コンデンサ3011
〜3015の各電圧Voが常に60[V]という条件下に
おいては、電圧Voが60[V]以上となった時点から
1分後に空気圧縮機3041が、2分後に空気圧縮機3
042が、3分後に空気圧縮機3043が、4分後に空気
圧縮機3044が、5分後に空気圧縮機3045が順次駆
動されるのである。従って、上述した第4実施形態によ
る水質浄化装置によれば、空気圧縮機3041〜3045
が太陽電池3001〜3005の発電電力に応じて適正台
数駆動されるので、5台の空気圧縮機3041〜3045
が同時に駆動されることがなく、従って、過負荷となら
ないという効果が得られる。
【0100】そして、今、太陽電池3001〜3005に
対する太陽光の照射量が減少して、コンデンサ3011
〜3015の電圧Voが55[V]より小になったとする
と、この時点(以下、第2の基準時点と称する)から第
1の時定数(1分)経過した後に、コントローラ303
1の遅延回路401の出力電圧Vdが55[V]より小と
なる。これにより、コントローラ3031の比較器40
2の出力端子Toからの信号Scの出力が停止すること
により、コントローラ3031からのオン信号Sc1の出
力が停止する。この結果、空気圧縮機3041が停止す
る。これにより、コンデンサ3011〜3015の電圧V
oが上昇する。このとき、上昇後の電圧Voが、空気圧縮
機3042〜3045を駆動するのに十分な値であるもの
とすると、空気圧縮機3041のみが停止される一方、
空気圧縮機3042〜3045は駆動され続ける。
【0101】一方、空気圧縮機3041が停止されるこ
とによっても、コンデンサ3011〜3015の電圧Vo
が55[V]より小である状態が持続する場合には、第
2の基準時点から第2の時定数(2分)経過すると、コ
ントローラ3032の遅延回路401の出力電圧Vdが5
5[V]より小となる。これにより、コントローラ30
32の出力端子Toからの信号Scの出力が停止すること
により、コントローラ3032からのオン信号Sc2の出
力が停止する。この結果、空気圧縮機3042が、第2
の基準時点から2分経過した後に、言い換えれば、空気
圧縮機3041が停止してから1分経過後に停止する。
これにより、コンデンサ3011〜3015の電圧Voが
上昇する。このとき、上昇後の電圧Voが、空気圧縮機
3043〜3045を駆動するのに十分な値であるものと
すると、空気圧縮機3041および3042が共に停止さ
れる一方、空気圧縮機3043〜3045は駆動され続け
る。
【0102】一方、空気圧縮機3042が停止されるこ
とによっても、コンデンサ3011〜3015の電圧Vo
が55[V]より小である状態が持続する場合には、第
2の基準時点から第3の時定数(3分)経過すると、コ
ントローラ3033の遅延回路401の出力電圧Vdが5
5[V]より小となる。これにより、コントローラ30
32の出力端子Toからの信号Scの出力が停止すること
により、コントローラ3033からのオン信号Sc3の出
力が停止する。この結果、空気圧縮機3043が、第2
の基準時点から3分経過した後に、言い換えれば、空気
圧縮機3042が停止してから1分経過後に停止する。
これにより、コンデンサ3011〜3015の電圧Voが
上昇する。このとき、上昇後の電圧Voが、空気圧縮機
3044、3045を駆動するのに十分な値であるものと
すると、空気圧縮機3041〜3043が停止される一
方、空気圧縮機3044、3045は駆動され続ける。
【0103】一方、空気圧縮機3043が停止されるこ
とによっても、コンデンサ3011〜3015の電圧Vo
が55[V]より小である状態が持続する場合には、第
2の基準時点から第4の時定数(4分)経過すると、コ
ントローラ3034の遅延回路401の出力電圧Vdが5
5[V]より小となる。これにより、コントローラ30
34の出力端子Toからの信号Scの出力が停止すること
により、コントローラ3034からのオン信号Sc4の出
力が停止する。この結果、空気圧縮機3044が、第2
の基準時点から4分経過した後に、言い換えれば、空気
圧縮機3043が停止してから1分後に停止する。これ
により、コンデンサ3011〜3015の電圧Voが上昇
する。このとき、上昇後の電圧Voが、空気圧縮機30
45を駆動するのに十分な値であるものとすると、空気
圧縮機3041〜3044が共に停止される一方、空気圧
縮機3045は駆動され続ける。
【0104】一方、空気圧縮機3044が停止されるこ
とによっても、コンデンサ3011〜3015の電圧Vo
が55[V]より小である状態が持続する場合には、第
2の基準時点から第5の時定数(5分)経過すると、コ
ントローラ3035の遅延回路401の出力電圧Vdが5
5[V]より小となる。これにより、コントローラ30
35の出力端子Toからの信号Scの出力が停止すること
により、コントローラ3035からのオン信号Sc5の出
力が停止する。この結果、空気圧縮機3045が、第2
の基準時点から5分経過した後に、言い換えれば、空気
圧縮機3045が停止してから1分後に停止する。そし
て、太陽電池3001〜3005に対する太陽光の照射量
がさらに減少して、コンデンサ3011〜3015の電圧
Voが55[V]より小になったとすると、コントロー
ラ3035の比較器402の出力端子Toからの信号Sc
の出力が停止することにより、コントローラ3035か
らのオン信号Sc5の出力が停止する。この結果、空気圧
縮機3051が停止する。
【0105】このように、上述した第4実施形態による
水質浄化装置によれば、太陽電池3001〜3005の発
電量に応じて、空気圧縮機3041〜3045が順次停止
されるのである。また、上述した第4実施形態による水
質浄化装置によれば、コンデンサ3011〜3015の電
圧Voが常に55[V]より小という条件下において
は、電圧Voが55[V]より小となった時点から1分
後に空気圧縮機3041が、2分後に空気圧縮機3042
が、3分後に空気圧縮機3043が、4分後に空気圧縮
機3044が、5分後に空気圧縮機3045が順次停止さ
れるのである。従って、上述した第4実施形態による水
質浄化装置によれば、空気圧縮機3041〜3045が太
陽電池3001〜3005の発電電力の低下に対応して、
適正台数づつ停止されるので、停止時における振動等の
発生を低減することができるという効果が得られる。ま
た、上述した第4実施形態による水質浄化装置によれ
ば、図11に示す遅延回路401の時定数C1・R1を可
変することにより、空気圧縮機3041〜3045の起動
・停止順序を容易に変更することができるという効果が
得られる。
【0106】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
太陽電池の発電電力に応じて、複数のポンプの駆動台数
を制御しているので、太陽電池の発電量に対応した負荷
量で効率の高い運転をすることができるという効果が得
られる。従って、本発明によれば、高効率によって運転
時間が長くなるためフィルタに多くの水が流れることか
ら、浄化効率が向上するという効果が得られる。また、
請求項3に記載の発明によれば、制御手段により複数の
ポンプが発電電力に応じて適正台数駆動されるので、複
数のポンプが同時に駆動されることがなく、従って、過
負荷とならないという効果が得られる。また、請求項4
に記載の発明によれば、制御手段により、複数のポンプ
が発電電力の低下に対応して、適正台数づつ停止される
ので、停止時における振動等の発生を低減することがで
きるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態による水質浄化装置の
電気的構成を示すブロック図である。
【図2】 同第1実施形態による水質浄化装置の電気的
構成を示す回路図である。
【図3】 図2に示す太陽電池16の電気的特性および
空気圧縮機81a、81bの負荷特性を示す特性図であ
る。
【図4】 図2に示す太陽電池16における日射量と出
力電力との関係を表す特性図である。
【図5】 図2に示す太陽電池16における日射量と出
力電圧との関係を表す特性図である。
【図6】 本発明の第1実施形態による水質浄化装置の
動作を説明するフローチャートである。
【図7】 同第2実施形態による水質浄化装置の電気的
構成を示すブロック図である。
【図8】 同第3実施形態による水質浄化装置の電気的
構成を示すブロック図である。
【図9】 同第3実施形態による水質浄化装置の動作を
説明するフローチャートである。
【図10】 同第4実施形態による水質浄化装置の電気
的構成を示すブロック図である。
【図11】 図10に示すコントローラ3031に内蔵
された電圧比較部400の構成を示す回路図である。
【図12】 従来の水質浄化装置の外観構成を示す側断
面図である。
【図13】 従来の水質浄化装置の電気的構成を示すブ
ロック図である。
【符号の説明】
16 太陽電池 45a コンデンサ 47 スイッチング回路 51 コントローラ 60 電圧検出器 81a 空気圧縮機 81b 空気圧縮機 116 太陽電池 145a コンデンサ 147 スイッチング回路 151 コントローラ 160 電圧検出器 181a 空気圧縮機 181b 空気圧縮機 2001〜2005 太陽電池 201 コンデンサ 202 電圧検出器 203 スイッチング回路 204 コントローラ 2051〜2055 スイッチ 2061〜2065 空気圧縮機 3001〜3005 太陽電池 3011〜3015 コンデンサ 3021〜3025 スイッチング回路 3031〜3035 コントローラ 3041〜3045 空気圧縮機 400 電圧比較部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 太陽電池と、 供給される水を浄化するフィルタと、 前記太陽電池の発電電力により駆動され、前記フィルタ
    に浄化すべき水を供給する複数のポンプと、 前記発電電力に応じて、前記複数のポンプの駆動台数を
    制御する制御手段とを具備することを特徴とする水質浄
    化装置。
  2. 【請求項2】 前記複数のポンプに対応して各々設けら
    れ、前記太陽電池と前記複数のポンプとの間に各々介挿
    された複数のスイッチ手段を有し、 前記制御手段は、前記発電電力に応じて、前記複数のス
    イッチ手段をオン/オフ制御することにより、前記複数
    のポンプの駆動台数を制御することを特徴とする請求項
    1に記載の水質浄化装置。
  3. 【請求項3】 太陽電池と、 供給される水を浄化するフィルタと、 前記太陽電池の発電電力により駆動され、前記フィルタ
    に浄化すべき水を供給する複数のポンプと、 前記発電電力が所定値以上となったとき、前記複数のポ
    ンプのうち所定台数のポンプを駆動した後、前記所定台
    数のポンプが駆動されている場合における前記発電電力
    が前記所定値以上となったとき停止しているポンプを駆
    動する制御手段と、 を具備することを特徴とする水質浄化装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、前記発電電力が所定値
    以下となったとき、駆動されているポンプのうち所定台
    数のポンプを停止した後、前記所定台数のポンプが停止
    している場合における前記発電電力が前記所定値以下と
    なったとき駆動されているポンプを停止することを特徴
    とする請求項3に記載の水質浄化装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015182009A (ja) * 2014-03-24 2015-10-22 協和機電工業株式会社 太陽光発電を利用した飲用水製造システム
CN113339179A (zh) * 2021-06-30 2021-09-03 中山市乐喜电子科技有限公司 一种电控用水终端内部电源供电系统

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