JPH1198843A - サイリスタ整流器の点弧位相制御回路 - Google Patents
サイリスタ整流器の点弧位相制御回路Info
- Publication number
- JPH1198843A JPH1198843A JP9255093A JP25509397A JPH1198843A JP H1198843 A JPH1198843 A JP H1198843A JP 9255093 A JP9255093 A JP 9255093A JP 25509397 A JP25509397 A JP 25509397A JP H1198843 A JPH1198843 A JP H1198843A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- detected
- voltage waveform
- phase
- peak value
- thyristor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Rectifiers (AREA)
- Control Of Direct Current Motors (AREA)
- Power Conversion In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】本発明は、交流電源が高調波などにより非対称
の波形になっても転流失敗することなく安定に動作で
き、万一転流失敗などで直流分や偶数次高調波を流出し
ても、転流位相の誤差にならない。 【解決手段】絶縁トランス１０−１〜１０−３により３
相の各線間電圧からそれぞれ交流分のみの電圧波形を検
出し、この電圧波形からピーク値検出回路１１により正
負の各ピーク値を検出し、中間点検出回路１２により正
負の各ピーク値の中間点を検出してこれをゼロクロス点
とし、このゼロクロス点を基準として点弧回路１３によ
り各サイリスタ２−１〜２−６に対する各点弧信号を生
成する。
の波形になっても転流失敗することなく安定に動作で
き、万一転流失敗などで直流分や偶数次高調波を流出し
ても、転流位相の誤差にならない。 【解決手段】絶縁トランス１０−１〜１０−３により３
相の各線間電圧からそれぞれ交流分のみの電圧波形を検
出し、この電圧波形からピーク値検出回路１１により正
負の各ピーク値を検出し、中間点検出回路１２により正
負の各ピーク値の中間点を検出してこれをゼロクロス点
とし、このゼロクロス点を基準として点弧回路１３によ
り各サイリスタ２−１〜２−６に対する各点弧信号を生
成する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば電車や産業
機械などに適用され、サイリスタレオナードなどの直流
モータの駆動回路に用いられるサイリスタ整流器の点弧
位相制御回路に関する。
機械などに適用され、サイリスタレオナードなどの直流
モータの駆動回路に用いられるサイリスタ整流器の点弧
位相制御回路に関する。
【０００２】
【従来の技術】図２はサイリスタ整流器の点弧位相制御
回路の構成図である。３相交流電源１には、複数のサイ
リスタ２−１〜２−６から構成される整流ブリッジ３が
接続され、この整流ブリッジ３の出力端子にコイル４を
介して負荷５が接続されている。
回路の構成図である。３相交流電源１には、複数のサイ
リスタ２−１〜２−６から構成される整流ブリッジ３が
接続され、この整流ブリッジ３の出力端子にコイル４を
介して負荷５が接続されている。
【０００３】又、３相交流電源１のＲＳＴの各相は、零
クロス検出回路６に接続されている。この零クロス検出
回路６は、３相交流電源１からの各線間電圧を検出し、
この線間電圧が零になる時刻すなわちゼロクロス点の時
刻を検出し、この時刻を点弧信号生成回路７に出力す
る。
クロス検出回路６に接続されている。この零クロス検出
回路６は、３相交流電源１からの各線間電圧を検出し、
この線間電圧が零になる時刻すなわちゼロクロス点の時
刻を検出し、この時刻を点弧信号生成回路７に出力す
る。
【０００４】この点弧信号生成回路７は、ゼロクロス点
の時刻に基づいて、ゼロクロス点から所定の位相の遅れ
を与えて各サイリスタ２−１〜２−６に対する各点弧信
号を出力する。
の時刻に基づいて、ゼロクロス点から所定の位相の遅れ
を与えて各サイリスタ２−１〜２−６に対する各点弧信
号を出力する。
【０００５】これにより、各サイリスタ２−１〜２−６
は、それぞれ点弧信号に従って順次点弧する。このと
き、各サイリスタ２−１〜２−６は、Ｒ相のサイリスタ
２−１、２−４、Ｓ相のサイリスタ２−２、２−５、Ｔ
相のサイリスタ２−３、２−６にとして動作するが、他
の相のサイリスタが点弧することによりそれまで点弧し
ていたサイリスタに逆方向の電圧が加わって消弧する
（転流）。
は、それぞれ点弧信号に従って順次点弧する。このと
き、各サイリスタ２−１〜２−６は、Ｒ相のサイリスタ
２−１、２−４、Ｓ相のサイリスタ２−２、２−５、Ｔ
相のサイリスタ２−３、２−６にとして動作するが、他
の相のサイリスタが点弧することによりそれまで点弧し
ていたサイリスタに逆方向の電圧が加わって消弧する
（転流）。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、３相交
流電源１に偶数次の高調波が重畳すると、例えば図３に
示すような主に４次の高調波が重畳した線間電圧が現れ
る。このような高調波の重畳した波形が線間電圧に現れ
ると上記点弧位相制御回路では、次のような問題が生じ
る。
流電源１に偶数次の高調波が重畳すると、例えば図３に
示すような主に４次の高調波が重畳した線間電圧が現れ
る。このような高調波の重畳した波形が線間電圧に現れ
ると上記点弧位相制御回路では、次のような問題が生じ
る。
【０００７】すなわち、図３に示す波形では、線間電圧
の正（＋）側と負（−）側とが非対称になっているため
に、線間電圧の波形の立ち上がり時に検出するゼロクロ
ス位相と波形の立ち下がり時に検出するゼロクロス位相
に誤差が生じる。
の正（＋）側と負（−）側とが非対称になっているため
に、線間電圧の波形の立ち上がり時に検出するゼロクロ
ス位相と波形の立ち下がり時に検出するゼロクロス位相
に誤差が生じる。
【０００８】サイリスタの点弧位相制御回路では、各サ
イリスタ２−１〜２−６の転流のための転流余裕角以上
に転流を遅らせないようにしないと転流失敗、すなわち
他のサイリスタが点弧しても、それまで点弧していたサ
イリスタが消弧しなくなってしまう。
イリスタ２−１〜２−６の転流のための転流余裕角以上
に転流を遅らせないようにしないと転流失敗、すなわち
他のサイリスタが点弧しても、それまで点弧していたサ
イリスタが消弧しなくなってしまう。
【０００９】このような転流失敗が生じると、異相のサ
イリスタ例えばＲ相のサイリスタ２−１とＳ相のサイリ
スタ２−５が同時に点弧することを招くため、正負間の
短絡による過電流を引き起こす。
イリスタ例えばＲ相のサイリスタ２−１とＳ相のサイリ
スタ２−５が同時に点弧することを招くため、正負間の
短絡による過電流を引き起こす。
【００１０】さらに、ゼロクロス点として検出した位相
に誤差が生じると、６個のサイリスタ２−１〜２−６の
動作が不均一になるため、これらサイリスタ２−１〜２
−６に流入する電流に偶数時の高調波が含まれることに
なり、各相の電源線のインピーダンスが高いとさらにゼ
ロクロス検出の誤差が発生する。
に誤差が生じると、６個のサイリスタ２−１〜２−６の
動作が不均一になるため、これらサイリスタ２−１〜２
−６に流入する電流に偶数時の高調波が含まれることに
なり、各相の電源線のインピーダンスが高いとさらにゼ
ロクロス検出の誤差が発生する。
【００１１】同様のことは、３相交流電源１に直流成分
が含まれる場合にも発生する。そこで本発明は、交流電
源が高調波などにより非対称の波形になっても転流失敗
することなく安定に動作でき、万一転流失敗などで直流
分や偶数次高調波を流出しても、転流位相の誤差になら
ないサイリスタ整流器の点弧位相制御回路を提供するこ
とを目的とする。
が含まれる場合にも発生する。そこで本発明は、交流電
源が高調波などにより非対称の波形になっても転流失敗
することなく安定に動作でき、万一転流失敗などで直流
分や偶数次高調波を流出しても、転流位相の誤差になら
ないサイリスタ整流器の点弧位相制御回路を提供するこ
とを目的とする。
【００１２】
【課題を解決するための手段】請求項１によれば、多相
交流をサイリスタの点弧位相を制御して直流に変換する
サイリスタ整流器の点弧位相制御回路において、多相交
流における交流分のみの電圧波形を検出する電圧波形検
出手段と、この電圧波形検出手段により検出された電圧
波形の正負のピーク値を検出するピーク値検出手段と、
このピーク値検出手段により検出された正のピーク値と
負のピーク値との中間点を検出する中間点検出手段と、
この中間点検出手段により検出された中間点を基準とし
てサイリスタの点弧信号を生成する点弧手段と、を備え
たサイリスタ整流器の点弧位相制御回路である。
交流をサイリスタの点弧位相を制御して直流に変換する
サイリスタ整流器の点弧位相制御回路において、多相交
流における交流分のみの電圧波形を検出する電圧波形検
出手段と、この電圧波形検出手段により検出された電圧
波形の正負のピーク値を検出するピーク値検出手段と、
このピーク値検出手段により検出された正のピーク値と
負のピーク値との中間点を検出する中間点検出手段と、
この中間点検出手段により検出された中間点を基準とし
てサイリスタの点弧信号を生成する点弧手段と、を備え
たサイリスタ整流器の点弧位相制御回路である。
【００１３】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。なお、図２と同一部分に
は同一符号を付してその詳しい説明は省略する。図１は
サイリスタ整流器の点弧位相制御回路の構成図である。
いて図面を参照して説明する。なお、図２と同一部分に
は同一符号を付してその詳しい説明は省略する。図１は
サイリスタ整流器の点弧位相制御回路の構成図である。
【００１４】３相交流電源のＲＳＴの各相には、それぞ
れ絶縁トランス１０−１〜１０−３が接続されている。
これら絶縁トランス１０−１〜１０−３は、３相の各線
間電圧からそれぞれ交流分のみの電圧波形を検出する電
圧波形検出手段としての機能を有している。
れ絶縁トランス１０−１〜１０−３が接続されている。
これら絶縁トランス１０−１〜１０−３は、３相の各線
間電圧からそれぞれ交流分のみの電圧波形を検出する電
圧波形検出手段としての機能を有している。
【００１５】ピーク値検出回路１１は、各絶縁トランス
１０−１〜１０−３により検出された電圧波形を入力
し、この電圧波形の正負の各ピーク値を検出する機能を
有している。
１０−１〜１０−３により検出された電圧波形を入力
し、この電圧波形の正負の各ピーク値を検出する機能を
有している。
【００１６】中間点検出回路１２は、ピーク値検出回路
１１により検出された電圧波形の正負の各ピーク値を入
力し、例えば正のピーク値が現れてから負のピークが現
れるまでの時間的な中間点をゼロクロス点として検出す
る機能を有している。
１１により検出された電圧波形の正負の各ピーク値を入
力し、例えば正のピーク値が現れてから負のピークが現
れるまでの時間的な中間点をゼロクロス点として検出す
る機能を有している。
【００１７】点弧回路１３は、中間点検出回路１２によ
り検出されたゼロクロス点を入力し、このゼロクロス点
を基準として各サイリスタ２−１〜２−６に対する各点
弧信号を生成する機能を有している。
り検出されたゼロクロス点を入力し、このゼロクロス点
を基準として各サイリスタ２−１〜２−６に対する各点
弧信号を生成する機能を有している。
【００１８】次に上記の如く構成された装置の作用につ
いて説明する。各絶縁トランス１０−１〜１０−３は、
３相の各線間電圧からそれぞれ交流分のみの電圧波形を
検出する。すなわち、絶縁トランス１０−１〜１０−３
により電圧波形を検出するので、電圧波形に含まれる直
流分は、トランスの２次側に現れないので、交流分のみ
の電圧波形が検出される。
いて説明する。各絶縁トランス１０−１〜１０−３は、
３相の各線間電圧からそれぞれ交流分のみの電圧波形を
検出する。すなわち、絶縁トランス１０−１〜１０−３
により電圧波形を検出するので、電圧波形に含まれる直
流分は、トランスの２次側に現れないので、交流分のみ
の電圧波形が検出される。
【００１９】ピーク値検出回路１１は、各絶縁トランス
１０−１〜１０−３により検出された電圧波形を入力
し、この電圧波形の正負の各ピーク値を検出する。この
場合、ピーク値検出回路１１は、各絶縁トランス１０−
１〜１０−３により検出された電圧波形が上下非対称の
電圧波形であって、その電圧波形の正負の各ピーク値を
検出する。
１０−１〜１０−３により検出された電圧波形を入力
し、この電圧波形の正負の各ピーク値を検出する。この
場合、ピーク値検出回路１１は、各絶縁トランス１０−
１〜１０−３により検出された電圧波形が上下非対称の
電圧波形であって、その電圧波形の正負の各ピーク値を
検出する。
【００２０】中間点検出回路１２は、ピーク値検出回路
１１により検出された電圧波形の正負の各ピーク値を入
力し、これらピーク値の中間点、例えば正のピーク値が
現れてから次に負のピーク値が現れるまでの時間の２分
の１の時間をゼロクロス点として検出する。
１１により検出された電圧波形の正負の各ピーク値を入
力し、これらピーク値の中間点、例えば正のピーク値が
現れてから次に負のピーク値が現れるまでの時間の２分
の１の時間をゼロクロス点として検出する。
【００２１】点弧回路１３は、中間点検出回路１２によ
り検出されたゼロクロス点を入力し、このゼロクロス点
を基準として各サイリスタ２−１〜２−６に対する各点
弧信号を生成する。
り検出されたゼロクロス点を入力し、このゼロクロス点
を基準として各サイリスタ２−１〜２−６に対する各点
弧信号を生成する。
【００２２】これにより、各サイリスタ２−１〜２−６
は、それぞれ点弧信号に従って順次点弧する。このと
き、各サイリスタ２−１〜２−６は、Ｒ相のサイリスタ
２−１、２−４、Ｓ相のサイリスタ２−２、２−５、Ｔ
相のサイリスタ２−３、２−６にとして動作するが、他
の相のサイリスタが点弧することによりそれまで点弧し
ていたサイリスタに逆方向の電圧が加わって消弧する。
は、それぞれ点弧信号に従って順次点弧する。このと
き、各サイリスタ２−１〜２−６は、Ｒ相のサイリスタ
２−１、２−４、Ｓ相のサイリスタ２−２、２−５、Ｔ
相のサイリスタ２−３、２−６にとして動作するが、他
の相のサイリスタが点弧することによりそれまで点弧し
ていたサイリスタに逆方向の電圧が加わって消弧する。
【００２３】このように上記一実施の形態においては、
絶縁トランス１０−１〜１０−３により３相の各線間電
圧からそれぞれ交流分のみの電圧波形を検出してこの電
圧波形から正負の各ピーク値を検出し、これら正負の各
ピーク値の中間点を検出してこれをゼロクロス点とし
て、このゼロクロス点を基準として各サイリスタ２−１
〜２−６に対する各点弧信号を生成するので、絶縁トラ
ンス１０−１〜１０−３により検出される電圧波形には
交流分のみの電圧波形であり、かつ電圧波形が上下非対
称の電圧波形であってもその正負の各ピーク値の中間点
をゼロクロス点とすることから、正確にゼロクロス点を
検出でき、３相交流電源１が高調波などにより非対称の
波形になっても転流失敗することなく安定に動作でき
る。
絶縁トランス１０−１〜１０−３により３相の各線間電
圧からそれぞれ交流分のみの電圧波形を検出してこの電
圧波形から正負の各ピーク値を検出し、これら正負の各
ピーク値の中間点を検出してこれをゼロクロス点とし
て、このゼロクロス点を基準として各サイリスタ２−１
〜２−６に対する各点弧信号を生成するので、絶縁トラ
ンス１０−１〜１０−３により検出される電圧波形には
交流分のみの電圧波形であり、かつ電圧波形が上下非対
称の電圧波形であってもその正負の各ピーク値の中間点
をゼロクロス点とすることから、正確にゼロクロス点を
検出でき、３相交流電源１が高調波などにより非対称の
波形になっても転流失敗することなく安定に動作でき
る。
【００２４】万一、各サイリスタ２−１〜２−６が転流
失敗などでそれぞれ動作が不均一になり、直流分や偶数
次高調波を流出しても、その電流により発生する電圧が
含まれても転流位相の誤差にならない。
失敗などでそれぞれ動作が不均一になり、直流分や偶数
次高調波を流出しても、その電流により発生する電圧が
含まれても転流位相の誤差にならない。
【００２５】なお、本発明は、上記一実施の形態に限定
されるものでなく次の通り変形してもよい。例えば、交
流電源としては３相交流電源１に限らず、多相の交流電
源にも適用できる。この場合、整流ブリッジ３としては
サイリスタの個数を相数に応じて増減するものとなる。
又、ゼロクロス点の検出は、負のピーク値が現れてから
次に正のピーク値が現れるまでの時間の２分の１の時間
をゼロクロス点として検出してもよい。
されるものでなく次の通り変形してもよい。例えば、交
流電源としては３相交流電源１に限らず、多相の交流電
源にも適用できる。この場合、整流ブリッジ３としては
サイリスタの個数を相数に応じて増減するものとなる。
又、ゼロクロス点の検出は、負のピーク値が現れてから
次に正のピーク値が現れるまでの時間の２分の１の時間
をゼロクロス点として検出してもよい。
【００２６】
【発明の効果】以上詳記したように本発明の請求項１に
よれば、多相交流をサイリスタの点弧位相を制御して直
流に変換するサイリスタ整流器の点弧位相制御回路にお
いて、多相交流における交流分のみの電圧波形を検出す
る電圧波形検出手段と、この電圧波形検出手段により検
出された電圧波形の正負のピーク値を検出するピーク値
検出手段と、このピーク値検出手段により検出された正
のピーク値と負のピーク値との中間点を検出する中間点
検出手段と、この中間点検出手段により検出された中間
点を基準としてサイリスタの点弧信号を生成する点弧手
段とを備え、３相の各線間電圧からそれぞれ交流分のみ
の電圧波形を検出して、この電圧波形から正負の各ピー
ク値を検出し、これら正負の各ピーク値の中間点を検出
してこれをゼロクロス点とし、このゼロクロス点を基準
として各サイリスタに対する各点弧信号を生成するの
で、交流電源が高調波などにより非対称の波形になって
も転流失敗することなく安定に動作でき、万一転流失敗
などで直流分や偶数次高調波を流出しても、転流位相の
誤差にならないサイリスタ整流器の点弧位相制御回路を
提供できる。
よれば、多相交流をサイリスタの点弧位相を制御して直
流に変換するサイリスタ整流器の点弧位相制御回路にお
いて、多相交流における交流分のみの電圧波形を検出す
る電圧波形検出手段と、この電圧波形検出手段により検
出された電圧波形の正負のピーク値を検出するピーク値
検出手段と、このピーク値検出手段により検出された正
のピーク値と負のピーク値との中間点を検出する中間点
検出手段と、この中間点検出手段により検出された中間
点を基準としてサイリスタの点弧信号を生成する点弧手
段とを備え、３相の各線間電圧からそれぞれ交流分のみ
の電圧波形を検出して、この電圧波形から正負の各ピー
ク値を検出し、これら正負の各ピーク値の中間点を検出
してこれをゼロクロス点とし、このゼロクロス点を基準
として各サイリスタに対する各点弧信号を生成するの
で、交流電源が高調波などにより非対称の波形になって
も転流失敗することなく安定に動作でき、万一転流失敗
などで直流分や偶数次高調波を流出しても、転流位相の
誤差にならないサイリスタ整流器の点弧位相制御回路を
提供できる。
【図１】本発明に係わるサイリスタ整流器の点弧位相制
御回路の一実施の形態を示す構成図。
御回路の一実施の形態を示す構成図。
【図２】従来のサイリスタ整流器の点弧位相制御回路の
構成図。
構成図。
【図３】高調波が重畳した線間電圧の波形図。
１…３相交流電源、 ２−１〜２−６…サイリスタ、 ３…整流ブリッジ、 １０−１〜１０−３…絶縁トランス、 １１…ピーク値検出回路、 １２…中間点検出回路、 １３…点弧回路。
Claims (1)
- 【請求項１】 多相交流をサイリスタの点弧位相を制御
して直流に変換するサイリスタ整流器の点弧位相制御回
路において、 前記多相交流における交流分のみの電圧波形を検出する
電圧波形検出手段と、 この電圧波形検出手段により検出された電圧波形の正負
のピーク値を検出するピーク値検出手段と、 このピーク値検出手段により検出された正のピーク値と
負のピーク値との中間点を検出する中間点検出手段と、 この中間検出手段により検出された中間点を基準として
前記サイリスタの点弧信号を生成する点弧手段と、を具
備したことを特徴とするサイリスタ整流器の点弧位相制
御回路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9255093A JPH1198843A (ja) | 1997-09-19 | 1997-09-19 | サイリスタ整流器の点弧位相制御回路 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9255093A JPH1198843A (ja) | 1997-09-19 | 1997-09-19 | サイリスタ整流器の点弧位相制御回路 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1198843A true JPH1198843A (ja) | 1999-04-09 |
Family
ID=17274027
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9255093A Withdrawn JPH1198843A (ja) | 1997-09-19 | 1997-09-19 | サイリスタ整流器の点弧位相制御回路 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1198843A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007060857A (ja) * | 2005-08-26 | 2007-03-08 | Shindengen Electric Mfg Co Ltd | 三相交流発電機バッテリ充電装置 |
| CN100388625C (zh) * | 2005-02-06 | 2008-05-14 | 南宁微控技术有限公司 | 一种获取可控硅过零同步信号及触发控制方法 |
-
1997
- 1997-09-19 JP JP9255093A patent/JPH1198843A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN100388625C (zh) * | 2005-02-06 | 2008-05-14 | 南宁微控技术有限公司 | 一种获取可控硅过零同步信号及触发控制方法 |
| JP2007060857A (ja) * | 2005-08-26 | 2007-03-08 | Shindengen Electric Mfg Co Ltd | 三相交流発電機バッテリ充電装置 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| EP0769221B1 (en) | Load-commutated synchronous motor drive | |
| JP2721915B2 (ja) | 整流回路装置 | |
| JP4693214B2 (ja) | インバータ装置 | |
| JPH1198843A (ja) | サイリスタ整流器の点弧位相制御回路 | |
| JPH1066333A (ja) | トランスレス型三相コンバータ装置 | |
| JPH0823680A (ja) | インバータ | |
| JPH1132485A (ja) | サイリスタ整流器の制御装置 | |
| JPS6035892B2 (ja) | 電力変換装置 | |
| JP2618931B2 (ja) | 電力変換装置 | |
| JPS58139695A (ja) | 電力制御装置 | |
| JPH0816258A (ja) | 交流電力制御装置 | |
| JPH0777486B2 (ja) | 多重電圧型インバータ装置 | |
| JP2641852B2 (ja) | 周波数変換装置 | |
| SU964917A2 (ru) | Преобразователь посто нного напр жени в трехфазное переменное | |
| JPH0542375A (ja) | コンデンサ式スポツト溶接機の充電制御回路 | |
| JP2003230280A (ja) | 電力変換装置 | |
| JPH1052045A (ja) | 電源装置 | |
| JPH01114916A (ja) | 電源装置 | |
| JPH08251941A (ja) | 三相４線式出力を有するインバータ装置 | |
| SU600462A2 (ru) | Устройство дл сравнени двух переменных напр жений | |
| JPH06245510A (ja) | コンバータ出力変圧器の偏磁補正制御装置 | |
| JP2510115B2 (ja) | ３相整流回路 | |
| JPS61285069A (ja) | 三相制御整流器の位相制御回路 | |
| JPH1141936A (ja) | サイリスタ変換器の点弧制御装置 | |
| JPS5961476A (ja) | 電源装置 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20041207 |