JPH1198695A - 給油所における給電システム - Google Patents

給油所における給電システム

Info

Publication number
JPH1198695A
JPH1198695A JP9294808A JP29480897A JPH1198695A JP H1198695 A JPH1198695 A JP H1198695A JP 9294808 A JP9294808 A JP 9294808A JP 29480897 A JP29480897 A JP 29480897A JP H1198695 A JPH1198695 A JP H1198695A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
phase
generator
gas station
power supply
power
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9294808A
Other languages
English (en)
Inventor
Akio Hayashi
昭男 林
Takehiko Sudo
武彦 須藤
Kenji Matsubara
謙司 松原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokico System Solutions Co Ltd
Original Assignee
Tokico Technology Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokico Technology Ltd filed Critical Tokico Technology Ltd
Priority to JP9294808A priority Critical patent/JPH1198695A/ja
Publication of JPH1198695A publication Critical patent/JPH1198695A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Loading And Unloading Of Fuel Tanks Or Ships (AREA)
  • Stand-By Power Supply Arrangements (AREA)
  • Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 給油所における電気料金の経費削減を図る。 【解決手段】 給油所の適所に、タンクに貯溜された燃
料により駆動されるエンジン発電機を設け、該エンジン
発電機により発電した単相交流を給油所における単相電
気機器に供給するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、ガソリン
や軽油などの油を給油する給油所(以下、SSと略称す
る)にて採用して好適なSSにおける給電システムに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のSSでは、計量機を始め、キャノ
ピー灯(屋根の下に設置)、ヤードライト(防火塀の側
の屋外灯)、事務所内の照明器具、その他洗車機やクリ
ーナなどの周辺機器等、電気を使用する機器が設けられ
ている。そして、これら電気機器は、例えば、東京電力
等公共の商用電源から電気の供給を受けている。
【0003】昨今、SS業界では、景気の低迷に輪をか
けて規制緩和、貿易自由化に伴う関連外国会社の進出な
どに対抗するため経営体質の強化を図り、無駄の削減が
真剣に実行されている。
【0004】一方、天災や、電力会社の事故の発生によ
り商用電力の供給が断たれたときでも、給油を可能とす
ることも切望されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述のよう
に、SSでは、種々の電気機器が使用されている。これ
ら電気機器に対する電力の供給形態として、電気事業法
の関係から50KW時を境として二つのケースがある。
【0006】50KW以上の電力を消費するSSでは、
自家用電気工作物の扱いとなり受変電システム(以下、
キュービクルと言う)を配備することが義務付けられて
いる。キュービクルを設けた場合、キュービクル本体お
よび設置工事費は高額であり、大幅な設備投資が必要と
なる。又、キュービクル設置の申請手続きが厄介であ
る。さらに、定期的なメンテナンスが義務付けられてお
り管理コストがかかる等で、大幅なコストアップは避け
られない。
【0007】一方、電力消費量が50KW以下のSSの
場合は、一般電気工作物の扱いとなり通常の商用電源を
使用することになる。商用電源を使用した場合、現在の
東京電力の電気使用料は、三相交流が約12円/1KW
時、単相交流が約24円/1KW時である。SSでは、
単相交流の使用率がかなり高く、電気料金はかなり高額
となる。
【0008】電気事業法によると、10KW時の発電機
2台までは一般電気工作物の取扱いとなり、設置のため
の特別の手続きは不要である。灯油でエンジンを駆動し
て発電機により10KWを発電する場合には、約15円
/1KW時となり、商用電源の単相交流を使用する場合
に比べ、1KW時当たり約9円の差益が生まれる。本発
明では、上記事情に鑑みてなされたもので、発電機を災
害時のみならず、常時連続運転するようにし、SSの経
費節減に貢献し得るSSにおける給電システムを提供す
ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、給油所の適所に、タンクに貯留された燃料により駆
動されるエンジン発電機を設け、該エンジン発電機によ
り発電した単相交流を給油所における単相電気機器に供
給するようにしたものである。
【0010】これにより、SSにおける経費節減に貢献
し得る。
【0011】また、災害時においては、エンジン発電機
により三相と単相の電力を発生させ、給油所における電
気機器に供給するように構成し、災害時の救急拠点とす
るようにしたものである。
【0012】これにより、災害時にあっても、単相、三
相と性質の異なる電気機器に対して発電機単独又はトラ
ンスの組み合わせにより発生した電気を供給することが
でき、消防自動車や緊急車などの緊急車両への給油を可
能とする。また、SSを災害時の救急拠点と為し得るも
のである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第一の実施例を図
1乃至図4により説明する。図1は、本発明を適用した
SSの概略図である。図1において、略矩形のSS内の
敷地内の奥側であってかつ略中央には事務所1が設けら
れている。 SSの敷地の道路側を除く三つの側面を取
り囲むように防火塀2が設けられている。キャノピー3
は奥側が事務所1に支持されて給油エリアの上方に設け
られている(図では説明の便宜上透明に表示)。
【0014】SSの敷地の地下には販売量に対応して複
数基のタンク4が埋設されている。キャノピー3の下方
には、タンク4から配管を介して油の供給を受ける複数
台の計量機5が設けられている。
【0015】そして、事務所1内には、屋内灯6が、キ
ャノピー3の下面にはキャノピー灯7が、防火塀2の回
りには、適宜の間隔をおいてヤードライト8が設けられ
ている。さらに、事務所1の側面には洗車機9が設けら
れている。
【0016】事務所1の適所、本例では、事務所1の一
隅に、適宜の隔壁を介して防音、防火処理が施された設
置室10を設け、その設置室10の内部にタンク4から
配管を介して油の供給を受けて駆動される発電機11が
消防法に適合した状態で設けられている。
【0017】図2は、発電機11に対して接続される電
気機器を示すものである。すなわち、発電機11には、
事務所1内の屋内灯6、複数台の計量機5の表示器およ
び照明、事務所1内のテレビ、コンセント等の単相交流
100Vを使用する電気機器およびキャノピー灯7、ヤ
ードライト8等の単相交流200Vを使用する電気機器
が接続されている。
【0018】図3は、SSの電気機器と商用電源および
発電機11との電気回路を示すものである。図4は、電
力の推移とリレーの切り替え関係を示すグラフである。
これらにより、発電機11からの電気機器への電気の供
給方法を説明する。
【0019】図3において、配電盤12には、商用電源
の三相交流に接続される端子T1、三相交流を負荷に供
給する端子T2、端子T1と端子T2を接続するメイン
ブレーカーB1が設けられている。そして、端子T2に
電線W1を介して通常時運転負荷のうち三相交流の負荷
13に接続される。三相負荷13(図では3相負荷と表
示)としては、災害時に運転される計量機5を除く、例
えば、複数台の計量機5のモーター、洗車機5およびク
リーナ(図示略)等が接続される。
【0020】商用電源の単相交流に接続される端子T
3、単相交流を単相負荷に供給する端子T4、端子T3
と端子T4を接続するメインブレーカーB2が設けられ
ている。そして、端子T4に電線W2を介して通常時運
転負荷の単相負荷14、例えば、屋内灯6、キャノピー
灯7、ヤードライト8等の照明器具、複数台の計量機5
の表示器および照明、事務所1内のテレビおよびコンセ
ントが接続される。
【0021】電線W1には電線W3の一端が接続され、
その他端はスイッチ端子T5に接続されている。一方、
スイッチ端子T6には、後述する発電機11から延びる
W7の他端が接続されており、発電機11により発生さ
れた三相交流の電力が供給されている。スイッチS1
は、端子T7に接続され、端子T8とメインブレーカB
3を介して接続されている。端子T8には電線W4によ
り通常時および災害時運転負荷のうちの三相負荷15が
接続される。一例として、複数の計量機5のうち通常時
および災害時共に運転される計量機5である。
【0022】スイッチS1は、通常時および災害時共に
運転される三相負荷15への電源として、商用電源又は
発電機11のいずれかを選択的に切り替えるものであ
る。スイッチS1は、通常は、スイッチ端子T5に接続
される。そして、災害時にのみスイッチ端子T6に接続
される。
【0023】電線W2には電線W5の一端が接続され、
その他端はスイッチ端子T9に接続されている。このス
イッチ端子T9に近接されてスイッチ端子T12が設け
られている。このスイッチ端子T12には後述するスコ
ットトランス17に接続されている。
【0024】次に、発電機11からの負荷に至る回路を
説明する。発電機11は、灯油を燃料として駆動され、
三相交流を発電する。そして発電機としては、単独で2
0KW時程度の出力を有するものを、発電上限値として
の最大出力が10KW未満であって10KWにより近似
した値、本実施例では9.9KWになるよう抑えた設定
で使用するようにしている。これにより、一般電気工作
物の条件を充足するとともに、電力の安定供給と耐久性
の向上を図っている。
【0025】発電機11は電線W6により端子T10に
接続されている。端子T10は、メインブレーカB4を
介して端子T11に接続されている。そして、端子T1
1には電線W7の一端が接続されている。電線W7の他
端は前述のスイッチ端子T6に接続されている。
【0026】電線W7の途中には電力検出器16が設け
られている。この電力検出器16は、発電機11に接続
された負荷の消費電力の変動を検出するものである。こ
の電力検出器16は、予め定められた値に至ったとき感
応し、リレーR1、R2、RX(必要に応じてX個設ら
れる)をオン、オフするものである。
【0027】ここで、リレーR1は、電力が9KW以下
になるとオンとなり、9.9KW以上になるとオフとな
るように、オンとオフにヒステリシスを与えた設定にな
っている。リレーR2は、電力が8KW以下になるとオ
ンとなり、9KW以上になるとオフとなるように、オン
とオフにヒステリシスを与えた設定になっている。リレ
ーRXは、電力が7KW以下になるとオンとなり、8K
W以上になるとオフとなるように、オンとオフにヒステ
リシスを与えた設定になっている。
【0028】電線W7の電力検出器16よりも下流には
電線W8の一端が接続され、電線W8の他端は前述のス
イッチ端子T12に接続されている。W8の途中には発
電機11で発電した三相交流を単相交流に変換する変換
手段としてのスコットトランス17が設けられている。
この端子T12は前述の端子T9の近傍に位置してお
り、スイッチS2によって選択的に切り替えられる。
【0029】スイッチS2は、端子T13に接続され、
端子T14とはメインブレーカーB5を介して接続され
ている。端子T14には電線W9を介して通常時および
災害時に使用する単相負荷18が接続される。ここで、
単相負荷18としては、通常時および災害時共に使用す
る計量機5の表示器および照明、屋内灯6、キャノピー
灯7およびヤードライト8等であり、これらの負荷が発
電機11に固定的に接続されるグループを構成する。設
定電力としては、9.9KW時の発電機を1台使用する
ときはこれらの合計電力量が9.9KWになるように設
定する。
【0030】スイッチS2は、通常時および災害時共に
使用する単相負荷18への電源として、商用電源又は発
電機11のうちのいずれかを選択するもので、通常は、
スイッチ端子T12に接続され、発電機11による電力
を単相負荷18に供給する。スイッチS2をスイッチ端
子T9に接続するのは発電機11が故障したときのみで
ある。
【0031】電線W2の電線W5の接続点よりも下流側
には、電線W10の一端が接続され、電線W10の他端
は3つに分岐されそれぞれが端子T15、T16、T1
7に接続されている。また、これら3つの端子に対応し
て3つの端子T18、T19、T20が設けられてい
る。そして、端子T18には単相負荷19が、端子T1
9には単相負荷20が、端子T20には単相負荷21が
それぞれ接続されている。これら、単相負荷19、単相
負荷20および単相負荷21が選択的接続グループを構
成するものである。
【0032】これらの単相負荷19、20、21は、屋
内灯、冷蔵庫、自動販売機、コーヒーメーカ、コンセン
ト等SS事務所内で使用する機器である。それぞれの機
器を適宜組み合わせて負荷の合計が約0.9KWになる
ように設定されている。
【0033】電線W9のメインブレーカB5よりも下流
側には電線W11の一端が接続され、電線W11の他端
は3つに分岐されそれぞれが端子T21、T22、T2
3に接続されている。これら3つの端子に対応して3つ
の端子T24、T25、T26が設けられている。そし
て、端子T24には単相負荷19が、端子T25には単
相負荷20が、端子T26には単相負荷21がそれぞれ
接続されている。
【0034】端子T15及び端子T18のグループと端
子T21及び端子T24のグループとの間には、これら
グループを選択的に切り替えるリレー接点RS1が設け
られている。同様に、端子T16及び端子T19のグル
ープと端子T22及び端子T25のグループの間、ま
た、端子T17及び端子T20のグループと端子T23
及び端子T26のグループの間にもリレー接点RS2、
RSXが設けられている。
【0035】これらリレー接点RS1、RS2、RSX
は、前記電力検出器16のリレーR1、R2、RXのオ
ンオフ動作に連動して作動される。通常、リレー接点R
S1、RS2、RSXは、端子T15及びT18、端子
T16及びT19、端子T17及びT20に接続されて
いる。
【0036】本実施例においては、3個のリレーを使用
したが、必要に応じて電力検出器16のリレーの数を増
減し、その増減した数と同数のリレー接点を設けてもよ
い。これにより、より精緻な制御が可能となる。
【0037】次に、本実施例の作用について図3および
図4を用いて説明する。図4は、発電機11の供給電力
の変化とリレーのオンオフの関係を示すものである。
【0038】は固定単相負荷18の消費電力の推移
を、は選択的単相負荷19、20、21による消費電
力の推移を、は+の電力変化、つまり、発電機1
1に対する全負荷の消費電力、すなわち、発電機11の
供給電力の推移を示すものである。
【0039】発電機11を駆動し、固定単相負荷18が
最大限の電力供給(9.9KW)を受けている途中で、
節電のために事務所内の屋内灯6を1KWに相当する分
だけ消したとすると、は1KW分だけ低下する。する
と、電力検出器16のリレーR1がオンとなりリレー接
点RS1が端子T21、端子T24側に接続される。こ
れにより、以前は商用電源に接続されていた選択単相負
荷19に発電機11の単相交流が供給される。このた
め、一旦低下した発電機11に対する電力負荷は、選択
単相負荷19の消費電力分(0.9KW)だけ回復し、
約9.8KWとなる(A点とB点の間参照)。
【0040】その後、キャノピー灯7を1KWに相当す
る分だけ消したとすると、は更に1KW分低下する。
すると、電力検出器16のリレーR2がオンとなりリレ
ー接点RS2が端子T22、端子T25側に接続され、
選択単相負荷20が発電機11に接続される。これによ
り、一旦低下した発電機11に対する電力負荷は、選択
単相負荷20の消費電力分(0.9KW)だけ回復し、
9.7KWとなる(B点からC点の間参照)。
【0041】その後、更に、ヤードライト8を1KWに
相当する分だけ消したとすると、は更に1KW分だけ
低下する。すると、電力検出器16のリレーRXがオン
となりリレー接点RSXが端子T23、端子T26側に
接続され、選択単相負荷21が発電機11に接続され
る。これにより、一旦低下した発電機11に対する電力
負荷は、選択単相負荷21の消費電力分(0.9KW)
だけ回復し、9.6KWとなる(C点からD点までの間
参照)。
【0042】ここで、リレーR1、R2、RXの切り替
え順序は、電力検出器16に内蔵した記憶回路により各
々のリレーの接続状態を監視しながら行うようにしてい
る。
【0043】D点からF点までの間は、消していたキャ
ノピー7灯等の固定単相負荷18を順次オンした場合の
電力の推移を示したものである。この場合は、固定単相
負荷18の接続に対応してリレー及びリレー接点により
選択単相負荷21、20、19を順次商用電源側に切り
替える。
【0044】以上の制御により、発電機11は、その発
電上限値の9.9KWに近似した電力を発電し、常時、
単相負荷に供給でき、発明の本旨が達成される。
【0045】また、災害が発生し商用電源が遮断された
時には、スイッチS1をスイッチ端子T6に接続して三
相負荷にも発電機11からの三相交流を供給する。これ
により、災害発生時であっても災害時に使用する計量機
5を運転することができる。災害時に使用する単相負荷
については、常時発電機11から電力が供給されてお
り、また、最低限度の照明も点灯でき、災害時の拠点と
しての機能も果たすことができる。
【0046】一方、発電機11が故障した時には、スイ
ッチ2をスイッチ端子T9に接続すれば、すべての単相
負荷18、19、20、21に商用電源の単相交流が供
給される。
【0047】この実施例では、電力検出器16の出力に
連動するリレーにより自動的に単相負荷を切り替えるよ
うにしたが、別段これに限定するわけではなく、単相負
荷を複数のグループにわけ、必要に応じて手動スイッチ
を介して発電機11に接続するようにしても良い。この
場合、他のグループは商用電源から電力を得るようにす
ればよい。
【0048】次に図5および図6により第二の実施例に
ついて述べる。図5は、SSの電気機器と商用電源およ
び発電機11との電気回路を示すものである。図6は、
電流の推移とリレーの切替え関係を示すグラフである。
この実施例は、単相負荷の電力の使用量が増加した場
合、商用電源により不足分の電力をアシスト(補うこ
と)するようにしたものである。
【0049】図5において、配電盤25には、三相交流
に接続される端子T31、三相交流を負荷に供給する端
子T32、両端子を接続するメインブレーカーB10が
設けられている。端子T32には電線W20を介して通
常時運転負荷のうち三相交流の負荷26に接続される。
三相負荷26としては、災害時に運転される計量機5を
除く、例えば、複数台の計量機5のモーター、洗車機9
およびクリーナ(図示略)等が接続される。
【0050】商用電源の単相交流に接続される端子T3
3と、端子T34、および両端子を接続するメインブレ
ーカーB11が設けられている。端子T34には、電線
W21の一端が接続されその他端は端子T39に接続さ
れている。電線W20のメインブレーカーB10よりも
下流側には、電線W22の一端が接続され、その他端は
端子T35に接続されている。
【0051】電線W21のメインブレーカーB11より
下流には電線W23の一端が接続され、その他端は整流
回路27に接続されている。この整流回路27は、商用
電源から供給される単相交流を一旦直流に変換する。整
流回路27には3つの電線W24、電線W25、電線W
26が設けられている。
【0052】電線W24には定電流回路28、リレー接
点R4、ダイオードD1が設けられている。電線W25
には定電流回路29、リレー接点R5、ダイオードD2
が設けられている。電線W26には定電流回路30、リ
レー接点R6、ダイオードD3が設けられている。そし
て、3つの電線W24、電線W25、電線W26の他端
は、電線W27に接続されている。電線W27の他端は
後述する充放電制御回路33に接続されている。
【0053】発電機11にはアースが設けられており、
電線W28を介して整流回路31に設けられている。整
流回路31は、発電機11が発生した三相交流を直流に
変換するもので、これに接続された電線W29の途中に
は逆流防止のダイオード32が設けられている。電線W
29の他端は電線W27と並列に充放電制御回路33に
接続されている。充放電制御回路33にはバッテリ34
が接続されている。
【0054】この充放電制御回路33は、負荷の消費電
力が低くくて余剰になるときはバッテリ34に蓄電し、
消費電力が多いときは負荷に供給する。
【0055】充放電制御回路33には電線W30を介し
て電流検出器35が接続されている。電流検出器35に
は、3個のリレーR4、R5、R6が設けられており、
それぞれに予め定められた電流に至った時に感応しオ
ン、オフされる。
【0056】電流検出器35には電線W31が接続さ
れ、これには電線W32および電線W33が接続されて
いる。電線W32の途中には直流を三相交流に変換する
三相インバータ36が設けられ、その先端には端子T3
8が接続されている。
【0057】S3はスイッチで、スイッチ端子T35と
スイッチ端子T38を選択的に切り替える。スイッチS
3は端子T36、メインブレーカB13、端子T37、
電線W37を介して通常時および災害時運転負荷の三相
負荷38が接続されている。三相負荷38は、一例とし
て、複数の計量機5のうち通常時および災害時共に運転
される計量機5である。
【0058】通常は、スイッチS3はスイッチ端子T3
5に接続されており、二相負荷38に対して商用電源が
供給されている。そして、災害時には、スイッチS3は
端子T38に接続され、発電機11から三相交流が供給
される。
【0059】単相インバータ37は電線W33を介して
スイッチ端子T40に接続されている。スイッチS4は
前述のスイッチ端子T39又はスイッチ端子T40に選
択的に接続され、単相負荷に対して、商用電源又は発電
機を切り替えるものである。
【0060】スイッチの基端は端子T41に接続され、
メインブレーカB14を介して端子T42に接続されて
いる。端子T42には、電線W35を介して通常時およ
び災害時運転負荷の単相負荷39が接続されている。
又、電線W35から分岐された電線W36は通常時運転
負荷の単相負荷40に接続されている。
【0061】次に図5および図6を用いて他の実施例に
ついて説明する。通常時は、三相負荷には、商用電源が
供給されている。単相負荷39および40には発電機1
1から単相交流が供給される。発電機11は最大発電能
力を9.9KWに設定しており、単相負荷の消費電力が
9.9KW以下のときは、単相負荷には、発電機11で
発生した電力がダイレクトに供給される。また、バッテ
リの電力容量が少ないときは、フル充電するまで発電機
11からバッテリに供給される。フル充電後は、ダイレ
クトに単相負荷に供給される。
【0062】単相負荷39、40の消費電力が9.9K
Wをわずかでも上回ったことを電流検出器35が検出し
たときには、リレーR4がONし、リレー接点R4が閉
じ、定電流回路28が作動する。これにより、商用電源
から供給され整流された単相交流が単相インバーター3
7により再び単相交流に変換され単相負荷39、40に
供給される(GからHまでの間)。
【0063】単相負荷の消費電力がさらに高まり、電流
検出器35に予め設定された電力相当の電流値に到達し
たときには、リレーR5あるいはリレーRZがONし、
リレー接点R5あるいはリレー接点RZが閉じ、定電流
回路29あるいは定電流回路30が作動する。これによ
り、商用電源から供給され整流された単相交流を単相イ
ンバーター37により再び単相交流に変換されて単相負
荷39、40に供給される(H点からJ点までの間)。
【0064】逆に、消費電力が減少したときにはリレー
R4、R5、RZが順次OFFとなり、商用電源からの
電力供給が断たれる(J点からL点までの間)。この実
施例においては、リレー及びリレー接点を3個設けた
が、個数を増やせば、より精緻な電流制御が可能とな
り、発電機11を10KW未満でより近似した値での電
力供給ができる。
【0065】また、災害が発生し商用電源が遮断された
時には、スイッチS3をスイッチ端子T38に接続し
て、発電機11からの直流電力を三相インバーター36
で三相交流に変換して三相負荷にも供給する。これによ
り、災害発生時であっても災害時に使用する計量機5を
運転することができる。災害時に使用する単相負荷につ
いては、常時発電機11から電力が供給されており、最
低限度の照明も点灯でき、災害時の拠点としての機能も
果たすことができる。
【0066】一方、発電機11が故障した時には、スイ
ッチ4をスイッチ端子T39に接続すれば、すべての単
相負荷39、40に商用電源の単相交流が供給される。
【0067】前記実施例においては、燃料として灯油を
使用したが、灯油よりも安価な燃料であれば、その燃料
も使用可能である。
【0068】
【発明の効果】以上述べたごとく、請求項1の発明によ
れば、給油所の適所に、タンクに貯留された燃料により
駆動されるエンジン発電機を設け、該エンジン発電機に
より発電された単相交流を給油所の単相電気機器に供給
するようにしたので、これにより、SSにおける経費節
減に貢献し得る。また、9.9KWの発電能力を有する
発電機2台までなら一般電気工作物の取り扱いとなるた
め、電力消費量が50KWを超え69.8KW以下のS
Sでは、最大限発電機2台使用することで、キュービク
ルを設けることなく、商用電源と発電機との組み合わせ
による給電ができるため、キュービクルの設備投資費及
びメンテナンス費などの経費の削減モ為しうる。
【0069】請求項2の発明は、給油所の適所に、タン
クに貯留された燃料により駆動されるエンジン発電機を
設けると共に、給油所の単相電気機器を、恒常的に発電
機に接続される固定接続グループと、常時は商用電源に
接続され所定条件充足時に発電機に接続される選択的接
続グループとに別け、しかも、固定接続グループの消費
電力が所定値を下回った際、選択的接続グループ内の単
相電気機器のうちの少なくとも一の単相電気機器を発電
機に接続する制御回路を設けたもので、また、請求項3
の発明では、給油所の適所に、タンクに貯留された燃料
により駆動されるエンジン発電機を設けると共に、給油
所の単相電気機器を発電機の単相電源側に接続し、しか
も、単相電気機器の電気使用量が発電機の発電上限値を
上回った際、商用電源により不足分の単相交流を供給す
る制御回路を設けたものである。
【0070】これにより、発電機に接続される単相負荷
の使用状況に即応して単相負荷に対して電力を供給で
き、常時発電上限値に近似した電力値を維持することが
可能なため、最大限の経費節減を為しうる。
【0071】また、請求項4の発明は、給油所の適所
に、タンクに貯留された燃料により駆動されるエンジン
発電機を設け、該エンジン発電機により単相交流及び三
相交流を発生させる如くし、給油所への商用電源の供給
が遮断された時、エンジン発電機で発生した単相交流及
び三相交流を給油所の電気機器に供給するようにしたも
のである。
【0072】これにより、災害時にあっても、単相、三
相と性質の異なる電気機器に対して発電機により発生し
た電気を供給することができ、消防自動車や緊急車など
の緊急車両への給油を可能とする。また、SSを災害時
の救急拠点と為しうるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したSSの概略斜視図を示すもの
である。
【図2】発電機に対して接続される電気機器を示す概略
レイアウト図である。
【図3】本発明の実施例を示す電気回路の配線図であ
る。
【図4】実施例における電力の変遷を示すグラフであ
る。
【図5】本発明の他の実施例を示す電気回路の配線図で
ある。
【図6】他の実施例の電流の変遷を示すグラフである。
【符号の説明】
1 事務所 4 タンク 5 計量機 6 屋内
灯 7 キャノピー灯 8 ヤードライト 9 洗車機 10 設置室 11 発電機 12 25 配電盤 13 26 3相負荷(通常時運転負荷) 14 40 単相負荷(通常時運転負荷) 15 38 3相負荷(通常時及び災害時運転負荷) 18 19 20 21 39 単相負荷(通常時及び
災害時運転負荷)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給油所の適所に、タンクに貯留された燃
    料により駆動されるエンジン発電機を設け、該エンジン
    発電機により発電された単相交流を給油所の単相電気機
    器に供給することを特徴とする給油所における給電シス
    テム。
  2. 【請求項2】 給油所の適所に、タンクに貯留された燃
    料により駆動されるエンジン発電機を設けると共に、給
    油所の単相電気機器を、恒常的に発電機に接続される固
    定接続グループと、常時は商用電源に接続され所定条件
    充足時に発電機に接続される選択的接続グループとに別
    け、しかも、固定接続グループの消費電力が所定値を下
    回った際、選択的接続グループ内の単相電気機器のうち
    の少なくとも一の単相電気機器を発電機に接続する制御
    回路を設けたことを特徴とする給油所における給電シス
    テム。
  3. 【請求項3】 給油所の適所に、タンクに貯留された燃
    料により駆動されるエンジン発電機を設けると共に、給
    油所の単相電気機器を発電機の単相電源側に接続し、し
    かも、単相電気機器の電気使用量が発電機の発電上限値
    を上回った際、商用電源により不足分の単相交流を供給
    する制御回路を設けたことを特徴とする給油所における
    給電システム。
  4. 【請求項4】 給油所の適所に、タンクに貯留された燃
    料により駆動されるエンジン発電機を設け、該エンジン
    発電機により単相交流及び三相交流を発生させる如く
    し、給油所への商用電源の供給が遮断された時、エンジ
    ン発電機で発生した単相交流及び三相交流を給油所の電
    気機器に供給することを特徴とする給油所における給電
    システム。
JP9294808A 1997-09-19 1997-09-19 給油所における給電システム Pending JPH1198695A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9294808A JPH1198695A (ja) 1997-09-19 1997-09-19 給油所における給電システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9294808A JPH1198695A (ja) 1997-09-19 1997-09-19 給油所における給電システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1198695A true JPH1198695A (ja) 1999-04-09

Family

ID=17812532

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9294808A Pending JPH1198695A (ja) 1997-09-19 1997-09-19 給油所における給電システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1198695A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007261289A (ja) * 2006-03-27 2007-10-11 Nippon Oil Corp 燃料供給システム
JP2007261589A (ja) * 2006-03-27 2007-10-11 Nippon Oil Corp 燃料供給システム
JP2010536316A (ja) * 2007-08-10 2010-11-25 アメリカン パワー コンバージョン コーポレイション 無停電電源装置に選択的な電力を供給するよう構成された入力および出力電力モジュール
KR20190080176A (ko) * 2017-12-28 2019-07-08 한국가스공사 삼중발전 시스템을 포함하는 cng 충전소 및 cng 충전소의 운영 방법
JP7136504B1 (ja) * 2021-10-26 2022-09-13 株式会社加藤電気エレクト 非常時電源供給装置および電力分配装置

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007261289A (ja) * 2006-03-27 2007-10-11 Nippon Oil Corp 燃料供給システム
JP2007261589A (ja) * 2006-03-27 2007-10-11 Nippon Oil Corp 燃料供給システム
JP4536027B2 (ja) * 2006-03-27 2010-09-01 新日本石油株式会社 燃料供給システム
JP2010536316A (ja) * 2007-08-10 2010-11-25 アメリカン パワー コンバージョン コーポレイション 無停電電源装置に選択的な電力を供給するよう構成された入力および出力電力モジュール
KR20190080176A (ko) * 2017-12-28 2019-07-08 한국가스공사 삼중발전 시스템을 포함하는 cng 충전소 및 cng 충전소의 운영 방법
JP7136504B1 (ja) * 2021-10-26 2022-09-13 株式会社加藤電気エレクト 非常時電源供給装置および電力分配装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11316471B2 (en) Manual transfer switch for onsite energy generation and storage systems
US20070179720A1 (en) Method for converting direct voltage into three-phase alternating voltage
JP3469678B2 (ja) 直流電源システム
US7034414B1 (en) Mobile AC-to-DC power conversion system
Hirose DC power demonstrations in Japan
JP2019092389A (ja) 電源切替装置及び電源切替システム
JP6121949B2 (ja) 太陽光発電向け蓄電システム
JPH1198695A (ja) 給油所における給電システム
US20230133091A1 (en) Patch panel for programming a split bus electrical panel for partial or full backup with pv and battery systems
CN104052084A (zh) 用于大型用电场所的110千伏变电站微网系统
JPH0919066A (ja) 分散形電源装置
JP2019134660A (ja) 電気自動車充電装置
JP2013215060A (ja) 分電盤、パワーコンディショナ、配電システムおよび配電方法
JP2951141B2 (ja) 単相3線式線路における不平衡の改善方法及びそれに用いる電力供給装置
JP2003250230A (ja) 移動電源用連結装置
CN210007409U (zh) 一种箱式变电站及微网连接结构
JP3278272B2 (ja) 非常用電源装置
JPH08317552A (ja) 太陽電池発電システム
JP2020010522A (ja) 系統連系システム、系統連系ユニット、系統連系方法及び系統連系システムの設置方法
CN113746194B (zh) 一种双柔直单元分送输电系统及其电气连接方法
CN218498858U (zh) 一种供电电路及轨道车辆
CN104065064A (zh) 110千伏变电站微网控制方法
CN214337142U (zh) 一种新型交直流低压综合配电箱
JP6752467B1 (ja) 直流電源供給装置
KR102551447B1 (ko) 배터리 기반 3상4선식 전력공급장치

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050413

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050419

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050816