JPH1198372A - 色調整方法 - Google Patents

色調整方法

Info

Publication number
JPH1198372A
JPH1198372A JP9253428A JP25342897A JPH1198372A JP H1198372 A JPH1198372 A JP H1198372A JP 9253428 A JP9253428 A JP 9253428A JP 25342897 A JP25342897 A JP 25342897A JP H1198372 A JPH1198372 A JP H1198372A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
color
image
brightness
output
fluorescent
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP9253428A
Other languages
English (en)
Inventor
Sukehito Arai
祐仁 荒井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP9253428A priority Critical patent/JPH1198372A/ja
Priority to US09/153,780 priority patent/US6111259A/en
Publication of JPH1198372A publication Critical patent/JPH1198372A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/46Colour picture communication systems
    • H04N1/465Conversion of monochrome to colour
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N21/00Investigating or analysing materials by the use of optical means, i.e. using sub-millimetre waves, infrared, visible or ultraviolet light
    • G01N21/62Systems in which the material investigated is excited whereby it emits light or causes a change in wavelength of the incident light
    • G01N21/63Systems in which the material investigated is excited whereby it emits light or causes a change in wavelength of the incident light optically excited
    • G01N21/64Fluorescence; Phosphorescence

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Investigating, Analyzing Materials By Fluorescence Or Luminescence (AREA)
  • Processing Of Color Television Signals (AREA)
  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
  • Color Image Communication Systems (AREA)
  • Spectrometry And Color Measurement (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、出力画像の色再現を簡単に行うこと
ができる色調整方法を提供する。 【解決手段】予めCRTモニタ14(またはカラープリ
ンタ15)に明度が一定で色相および彩度を種々変化さ
せたカラーチャートを出力し、このカラーチャート上で
目視観察による所定の蛍光波長に一致する表示色を指定
し、この時の表示色に対する色相、彩度を色変換パラメ
ータとしてデータ処理装置13に保存しておき、その
後、測定された観察試料9の蛍光像の測定データのうち
所定の蛍光波長を色変換パラメータにより色調補正して
CRTモニタ14(またはカラープリンタ15)に出力
する

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、レーザ走
査型顕微鏡の出力画像に対する色調整方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、観察試料からの蛍光像を観察する
ものとして蛍光顕微鏡が知られている。かかる蛍光顕微
鏡では、観察対象の試料を、特定の波長の光を受けると
蛍光を生じる蛍光試薬で染色しておき、対物レンズを介
して該当波長の照明光を導入すし、試料より生じた蛍光
を対物レンズを介して目視観察するとともに、この観察
像を写真撮影などにより記録可能にしている。
【0003】ところが、このような観察像の写真撮影
は、蛍光像を最適な状態で撮影するための露光設定が極
めて難しいことから、良好な写真を得るのが困難で、さ
らに撮影結果は、現像してから判明するため、写真撮影
を失敗していることが後で判明するなど、作業能率が極
めて悪いという問題があった。
【0004】そこで、このような蛍光顕微鏡に代わっ
て、照明光をレーザ光に置き換えたレーザ走査型顕微鏡
の適用が考えられている。つまり、かかるレーザ走査型
顕微鏡は、点光源であるレーザビームを対物レンズを介
して試料のX軸およびY軸方向に走査しながら照射し、
試料からの蛍光像を対物レンズ、光学系を介して検出器
で検出し、2次元像の濃淡画像を得、この濃淡情報の2
次元分布をX−Y走査位置に対応させてCRTモニタや
カラープリンタなどの画像出力装置に輝度の分布として
表示することにより画像化し観察できるようにしてい
る。このようなレーザ走査型顕微鏡によれば、上述した
蛍光顕微鏡に比べ、観察像の画像化を簡単に、しかも精
度よく実現できる。
【0005】なお、レーザ走査型顕微鏡には、さらに、
検出光学系の試料と共役な位置に照明光あるいは被測定
光の回析限界以下の径を持つ絞りを設けることにより、
焦点の合っている面の情報のみを検出し、3次元像も得
られるように共焦点光学系を持たせた共焦点レーザ走査
型顕微鏡も含まれる。
【0006】このようにレーザ走査型顕微鏡は、高感
度、高解像度で2次元あるいは3次元の蛍光画像を測定
することができる高度な測定機器として取り扱われきた
が、最近の電子画像技術、情報処理技術、マルチメディ
ア技術などの急速な発展にともない、一般的な蛍光顕微
鏡と同様に、蛍光試料の観察手段として用いられるよう
になっている。
【0007】そして、このようなレーザ走査型顕微鏡を
蛍光試料の観察手段として用いるようになると、これま
で測定機器としてあまり重要視されていなかった色に関
する正確な情報が求められるようになっている。
【0008】ところが、これまでのレーザ走査型顕微鏡
は、2次元あるいは3次元の蛍光の輝度情報を得るもの
で、蛍光の色に関する情報が得られないため、蛍光の輝
度情報を単なる濃淡情報として表示するか、輝度階調ご
とに適当な色を持たせることにより、視覚では判別困難
な微妙な濃淡差を疑似カラー表示により判別し易くする
などの表示方法が用いられる程度で色に関する正確な情
報としては不十分であった。
【0009】そこで、従来、観察対象の蛍光色に極力近
づけるため、RGB三原色を簡単なルックアップテーブ
ル(LUT)を用いて操作することにより、観察対象の
色情報を再現する方法が考えられている。つまり、この
ようなLUTを用いて色情報を再現するには、予め蛍光
波長ごとの推奨値をLUTにセットしておき、観察対象
の蛍光波長に応じて色情報を再現し、また、再現された
色情報を観察者が所望する状態で表示できるように、R
GB三原色を微妙に調整できるようにもしている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな方法によっても、観察対象を表示する出力装置ごと
の特性により、例えば、蛍光試料を目視観察した場合と
色相が異なって見えたり、観察画像をCRTモニタで表
示する場合とカラープリンタより出力する場合とで色調
が異なることがほとんどで、その度に、これらの間の色
をRGB三原色のLUTの操作により一致させるように
調整することは、一定の熟練と繁雑な作業を必要とする
という問題があった。
【0011】このような色調整については、一般的なテ
レビジョンにおいても、CRTに表示した画像をプリン
タに出力したときに、いかに同じ色調で再現させるか、
特に色再現性をいかに向上するかが大きな課題になって
おり、これらの課題を解決する方法として、例えば、特
開平8−163387号公報に開示されるようにソフト
ウェアにより複雑なマトリックス演算を行うものや、特
開平5−183739号公報に開示されるように前記マ
トリックス演算を専用回路により実現するものが考えら
れている。
【0012】ところが、これらのものは、テレビジョン
のような広大な色域での色空間変換を対象とするため、
複雑なマトリックス演算をソフトウェアで行ううこと
は、処理時間に膨大な時間がかかり、また、複雑な専用
回路を特性の異なる出力装置ごとに設置する必要から、
価格的に高価なものになるという問題点があった。本発
明は、上記事情に鑑みてなされたもので、出力画像の色
再現を簡単に行うことができる色調整方法を提供するこ
とを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
観察試料の蛍光像を測定し、この測定データに基づいて
出力装置に画像データを出力するレーザ走査型顕微鏡に
用いられる色調整方法において、前記出力装置に明度が
一定で色相および彩度を種々変化させたカラーチャート
を出力し、このカラーチャートより目視観察による所定
の蛍光波長に一致する表示色を指定するとともに、該表
示色に対する色相、彩度を色変換パラメータとして保存
し、前記レーザ走査型顕微鏡により測定された前記観察
試料の蛍光像の測定データのうち前記所定の蛍光波長を
前記色変換パラメータにより色調補正し前記出力装置に
出力するようにしている。
【0014】請求項2記載の発明は、請求項1記載にお
いて、前記色変換パラメータは、出力装置ごとに設定さ
れるようにしている。請求項3記載の発明は、請求項1
記載において、前記レーザ走査型顕微鏡により測定され
た画像データの輝度値と前記出力装置の出力画像の明度
の関係を、少なくとも輝度値が小さい領域では所定の大
きさの明度が得られ、また、輝度値が大きい領域では、
一定の明度が得られるようにしている。
【0015】この結果、請求項1記載にの発明によれ
ば、予めカラーチャートを用いて目視観察による所定の
蛍光波長に一致する表示色に対する色相、彩度を色変換
パラメータを設定しておき、この色変換パラメータによ
り所定の蛍光波長を色調補正するようにしているので、
出力装置に対し目視観察による蛍光像に近付づけた色合
いの画像の再現を簡単に行うことができる。
【0016】請求項2記載にの発明によれば、出力装置
ごとにカラーチャートを用いた色変換パラメータの設定
が行われるので、表示特性の異なる出力装置に対して
も、ほぼ等しい色合いの蛍光像を再現できる。
【0017】請求項3記載にの発明によれば、蛍光輝度
値が小さい場合でも所定の大きさの明度が確保され、蛍
光輝度値が大きい場合も明度が一定以上大きくならない
ようにでき、出力画像の灰色表現や白っぽい色の表現を
解消できる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に従い説明する。 (第1の実施の形態)図1は、本発明の色調整方法が適
用される共焦点レーザ走査型顕微鏡の概略構成を示して
いる。
【0019】この場合、共焦点レーザ走査型顕微鏡は、
光源であるレーザ発振器1、ビームエキスパンダ2、光
路分割素子3、X方向スキャナ4、Y方向スキャナ5、
瞳投影レンズ6、結像レンズ7、対物レンズ8、試料
9、共焦点光学系10、波長選択素子11、光電変換回
路12、データ処理装置13、CRTモニタ14、カラ
ープリンタ15からなっている。
【0020】レーザ発振器1から射出したレーザ光は、
ビームエキスパンダ2、ビームスプリッタやダイクロイ
ックミラーなどの光路分割素子3を介してX方向スキャ
ナ4およびY方向スキャナ5に入射される。これらX方
向スキャナ4およびY方向スキャナ5は、ガルバノメー
タスキャナを構成するもので、これらX方向スキャナ4
およびY方向スキャナ5により入射されるレーザ光は、
2次元走査するように偏向される。
【0021】そして、Y方向スキャナ5を射出したレー
ザ光は、瞳投影レンズ6、結像レンズ7より対物レンズ
8を通って試料9上で2次元走査される。また、試料9
からの蛍光は、入射レーザ光と同じ光路を逆にたどって
光路分割素子3に達し、今度は、光路分割素子3を透過
し、ピンホールを含む共焦点光学系10、ダイクロイッ
クミラーおよび干渉フィルタからなる波長選択素子11
を介して光電変換回路12に蛍光の輝度情報として導入
される。ここでは、簡単のため、光電変換回路が1つの
場合を記述しているが、複数の波長選択素子と光電変換
回路、つまり、複数の蛍光波長を測定する場合にも適応
できる。
【0022】そして、光電変換回路12で電気信号に変
換される蛍光の輝度情報は、データ処理装置13により
各種の処理を施された後、画像データとしてCRTモニ
タ14やカラープリンタ15の出力装置に表示される。
【0023】この場合、光電変換回路12に入射される
蛍光は、波長選択素子11により単一蛍光波長だけ入射
するように構成されているので、光電変換回路12から
の出力データは、蛍光波長(色)ごとの輝度を示すもの
である。
【0024】次に、このような共焦点レーザ走査型顕微
鏡による観察画像を表示するCRTモニタ14およびカ
ラープリンタ15の出力装置の色調整について説明す
る。ところで、画像出力装置などで色の指定を行うに
は、RGB三原色の比率と濃度により表現することが一
般的であるが、この表現方法は、色調を一定に保ちなが
ら明るさを変化させるなどの制御が難しことから、ここ
では、色相(H)、彩度(S)、明度(I)による表現
方法を用いている。
【0025】まず、色変換パラメータの設定を図2示す
フローチャートが実行される。この場合、ステップ20
1で、データ処理装置13に記憶された図示しない出力
装置装置リストに基づいて画像データの出力先である出
力装置を指定する。つまり、図示例では、CRTモニタ
14またはカラープリンタ15の一方を指定する。ここ
では、CRTモニタ14を指定したものとする。
【0026】次に、ステップ202で、指定したCRT
モニタ14に、図3に示すように、横軸に色相、縦軸に
彩度を取り、明度を一定にして、色相および彩度を種々
変化させたカラーチャートを表示させる。この時、表示
されるカラーチャートの明度は、最大明度の1/2程度
の値が望ましい。
【0027】次いで、ステップ203で、CRTモニタ
14に表示されたカラーチャートの表示色の中から、実
際の目視観察による所定の蛍光波長に一致する表示色を
データ処理装置13に接続されたマウスなどの入力装置
16により指定する。このカラーチャート上での表示色
の指定は、他の蛍光波長についても同様に行う。
【0028】この場合、CRTモニタ14には、カラー
チャートに並べて、試料9の実際の画像データを、カラ
ーチャート上で指定された色相・彩度のパラメータによ
り色付けして表示するようにすれば、目視観察による所
定の蛍光波長と一致しているかを比較判断することがで
きるので、色相・彩度のパラメータの選択を容易にでき
る。
【0029】そして、ステップ204で、CRTモニタ
14のカラーチャート上で指定した表示色に対応した色
相、彩度をデータ処理装置13に色変換パラメータとし
て保存する。
【0030】次に、ステップ205で、他に出力装置が
有るかを判断するが、ここでは、カラープリンタ15が
存在するので、ステップ201に戻り、今度は、カラー
プリンタ15を指定して上述したと同様にステップ20
2以降に進む。ここで、カラープリンタ15の場合は、
カラーチャートとともに適当な座標目盛りをプリントア
ウトし、各蛍光波長ごとに色相・彩度の座標を読取り、
この座標をデータ処理装置13に接続されたキーボード
などの入力装置17により入力し、データ処理装置13
により該当する色相・彩度のパラメータに変換するよう
にすればよい。
【0031】こうして、図2示すフローチャートを繰り
返し実行することにより、CRTモニタ14およびカラ
ープリンタ15に対する各蛍光波長の色調整のための色
変換パラメータを収集できる。
【0032】次に、このようにして収集されたCRTモ
ニタ14およびカラープリンタ15ごとの色変換パラメ
ータを用いて、実際の画像データをCRTモニタ14ま
たはカラープリンタ15に表示する場合を説明する。
【0033】この場合、本発明では、色相(H)、彩度
(S)、明度(I)による表現方法を用いるため、実際
にCRTモニタ14やカラープリンタ15の出力装置に
画像データを表示するには、RGB(またはCMY
(K))データに変換する必要がある。この変換には、
種々のカラーモデルによる変換方法が考えられている
が、いずれの変換方法を用いても、上述したカラーチャ
ート出力時と実際の画像データ出力時で同一であれば、
視覚的に大きな色調変化は見られないので、特に、色空
間の変換方法を限定する必要はない。
【0034】画像データ出力開始により、図4に示すフ
ローチャートが実行される。まず、ステップ401で、
出力装置のリストを表示し、ステップ402で、このリ
スト表示に基づいて画像データの出力先である出力装置
を指定する。図示例では、CRTモニタ14またはカラ
ープリンタ15の一方を指定する。ここでは、CRTモ
ニタ14を指定したものとする。
【0035】この操作により、ステップ403で、選択
された出力装置、ここではCRTモニタ14に対し保存
された各蛍光波長の色変換パラメータをデータ処理装置
13に読み出す。
【0036】次いで、ステップ404で、図1に示す共
焦点レーザ走査型顕微鏡により試料9の蛍光像を測定す
る。そして、この測定により光電変換回路12より所定
の蛍光波長の輝度情報が出力されると、データ処理装置
13にて、この時の蛍光輝度値を明度として、所定の蛍
光波長に対して色変換パラメータを用いた色調補正が行
われる。そして、ステップ405で、色調補正処理した
データを画像データとしてCRTモニタ14に出力表示
する。
【0037】この場合、データ処理装置13の色変換パ
ラメータを用いた色調補正は、他の蛍光波長の輝度情報
について同様に行われCRTモニタ14に表示される。
また、カラープリンタ15についても、同様で、光電変
換回路12より試料9の所定の蛍光波長の輝度情報が出
力されると、この時の蛍光輝度の測定値を明度として、
所定の蛍光波長に対し色変換パラメータを用いた色調補
正が行われ、画像データとしてCRTモニタ14に出力
表示される。
【0038】そして、ステップ406で、CRTモニタ
14またはカラープリンタ15への出力終了をまって処
理を終了する。従って、このようにすれば、予めCRT
モニタ14(またはカラープリンタ15)に明度が一定
で色相および彩度を種々変化させたカラーチャートを出
力し、このカラーチャート上で目視観察による所定の蛍
光波長に一致する表示色を指定し、この時の表示色に対
する色相、彩度を色変換パラメータとしてデータ処理装
置13に保存しておき、その後、測定された観察試料9
の蛍光像の測定データのうち所定の蛍光波長を色変換パ
ラメータにより色調補正してCRTモニタ14(または
カラープリンタ15)に出力するようにしたので、CR
Tモニタ14(またはカラープリンタ15)に対し目視
観察による蛍光像に近付づけた色合いの画像の再現を簡
単に行うことができ、色に関する正確な情報を含めて精
度の高い蛍光観察を行うことができる。
【0039】また、カラーチャートを用いた色変換パラ
メータの設定は、CRTモニタ14およびカラープリン
タ15ごとに別々に行われるので、CRTモニタ14ま
たはカラープリンタ15が用いられた場合でも、ほぼ等
しい色合いの蛍光像を再現できるようになり、CRTモ
ニタ14またはカラープリンタ15のいずれの出力画像
を用いても、精度の高い蛍光観察を実現できる。
【0040】なお、上述した実施の形態では、出力装置
としてCRTモニタ14およびカラープリンタ15を接
続した場合を述べたが、さらに複数台のCRTモニタや
カラープリンタを接続した場合にも適用することができ
る。 (第2の実施の形態)第1の実施の形態では、観察対象
を表示する出力装置が異なっても均一な色再現を得られ
る場合を述べたが、色相、彩度を指定した後に、蛍光輝
度の測定値をそのまま明度として図5(a)に示すよう
に直線的に割り当てると、蛍光輝度の低い部分は、明度
も低くなって灰色に、逆に、蛍光輝度の高い部分は、明
度も高くなって白っぽい色で表現されてしまう。このこ
とは、光電変換回路12の感度を比較的低く設定して蛍
光輝度の測定を行った場合、得られる画像全体が灰色っ
ぽくくすんだ画像となり、同様に感度を高く設定した場
合は、画像全体が白みかかってしまうなど、実際に目視
により観察した蛍光顕微鏡画像とは異なるものになる。
【0041】そこで、この第2の実施の形態では、図5
(b)に示すように蛍光輝度値と明度の関係を蛍光輝度
の測定値が小さい領域では、所定の大きさの明度が得ら
れ、また、蛍光輝度の測定値が大きい領域では、一定の
大きさの明度が得られるようにして、これら蛍光輝度と
明度の関係を持って光電変換回路12の感度を補正する
ようにする。
【0042】このようにすれば、光電変換回路12の感
度を比較的低く設定して蛍光輝度の測定を行った場合
も、所定の大きさの明度が確保できるので、灰色表現が
解消され、また、光電変換回路12の感度を高く設定し
た場合も、明度が一定以上大きくならないので、白っぽ
い色の表現が解消され、これにより、目視による観察に
より得られる蛍光顕微鏡画像にほぼ等しい蛍光像の色合
いを再現できる。
【0043】また、カラープリンタ15の場合、CRT
モニタ14の場合に比べ、色域が狭いことから、カラー
プリンタ15の場合には、図5(c)に示すように蛍光
輝度に対する明度の範囲を狭くすることにより、カラー
プリンタ15の出力画像をCRTモニタ14の出力画像
に近付けることも可能になる。
【0044】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、予
めカラーチャートを用いて目視観察による所定の蛍光波
長に一致する表示色に対する色相、彩度を色変換パラメ
ータを設定しておき、この色変換パラメータにより所定
の蛍光波長を色調補正するようにしているので、出力装
置に対し目視観察による蛍光像に近付づけた色合いの画
像の再現を簡単に行うことができ、色に関する正確な情
報を含めて精度の高い蛍光観察を行うことができる。
【0045】出力装置ごとにカラーチャートを用いた色
変換パラメータの設定が行われるので、表示特性の異な
る出力装置に対しても、ほぼ等しい色合いの蛍光像を再
現できるので、出力装置を変更した場合でも精度の高い
蛍光観察を実現できる。
【0046】蛍光輝度値が小さい場合でも所定の大きさ
の明度が確保され、蛍光輝度値が大きい場合も明度が一
定以上大きくならないようにできるので、出力画像の灰
色表現や白っぽい色の表現を解消でき、目視観察より得
られる蛍光顕微鏡画像にほぼ等しい蛍光像の色合いを再
現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の色調整方法が適用
される共焦点レーザ走査型顕微鏡の概略構成を示す図。
【図2】第1の実施の形態での色変換パラメータの設定
を説明するためのフローチャート。
【図3】第1の実施の形態の色変換パラメータの設定に
用いられるカラーチャートを示す図。
【図4】第1の実施の形態での画像データの出力を説明
するためのフローチャート。
【図5】本発明の第2の実施の形態を説明するための
図。
【符号の説明】
1…レーザ発振器、 2…ビームエキスパンダ、 3…光路分割素子、 4…X方向スキャナ、 5…Y方向スキャナ、 6…瞳投影レンズ、 7…結像レンズ、 8…対物レンズ、 9…試料、 10…共焦点光学系、 11…波長選択素子、 12…光電変換回路、 13…データ処理装置、 14…CRTモニタ、 15…カラープリンタ、 16、17…入力装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04N 9/64 H04N 1/46 Z

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 観察試料の蛍光像を測定し、この測定デ
    ータに基づいて出力装置に画像データを出力するレーザ
    走査型顕微鏡に用いられる色調整方法において、 前記出力装置に明度が一定で色相および彩度を種々変化
    させたカラーチャートを出力し、このカラーチャートよ
    り目視観察による所定の蛍光波長に一致する表示色を指
    定するとともに、該表示色に対する色相、彩度を色変換
    パラメータとして保存し、 前記レーザ走査型顕微鏡により測定された前記観察試料
    の蛍光像の測定データのうち前記所定の蛍光波長を前記
    色変換パラメータにより色調補正し前記出力装置に出力
    するようにしたことを特徴とする色調整方法。
  2. 【請求項2】 前記色変換パラメータは、出力装置ごと
    に設定されることを特徴とする請求項1記載の色調整方
    法。
  3. 【請求項3】 前記レーザ走査型顕微鏡により測定され
    た画像データの輝度値と前記出力装置の出力画像の明度
    の関係を、少なくとも輝度値が小さい領域では所定の大
    きさの明度が得られ、また、輝度値が大きい領域では、
    一定の明度が得られるようにしたことを特徴とする請求
    項1記載の色調整方法。
JP9253428A 1997-09-18 1997-09-18 色調整方法 Withdrawn JPH1198372A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9253428A JPH1198372A (ja) 1997-09-18 1997-09-18 色調整方法
US09/153,780 US6111259A (en) 1997-09-18 1998-09-15 Color adjusting method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9253428A JPH1198372A (ja) 1997-09-18 1997-09-18 色調整方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1198372A true JPH1198372A (ja) 1999-04-09

Family

ID=17251268

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9253428A Withdrawn JPH1198372A (ja) 1997-09-18 1997-09-18 色調整方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6111259A (ja)
JP (1) JPH1198372A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011252951A (ja) * 2010-05-31 2011-12-15 Nikon Corp 表示プログラム、表示装置、及び顕微鏡システム
US8358338B2 (en) 2008-06-16 2013-01-22 Olympus Corporation Image data processing apparatus, its storage medium and its method
US8526689B2 (en) 2007-02-14 2013-09-03 Pola Chemical Industries Inc Method of supporting the differentiation of corneocytes
JP5594290B2 (ja) * 2009-08-24 2014-09-24 日本電気株式会社 画像ダイナミックレンジ圧縮システム、方法及びプログラム
EP3674805A1 (en) 2018-12-28 2020-07-01 Canon Kabushiki Kaisha Toner
JP2020118690A (ja) * 2019-01-24 2020-08-06 カール・ツアイス・メディテック・アーゲー 顕微鏡検査方法

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19842153C2 (de) * 1998-09-15 2003-07-31 Leica Microsystems Fluoreszenzmikroskop
US6917036B2 (en) * 2002-02-08 2005-07-12 Ionalytics Corporation FAIMS with non-destructive detection of selectively transmitted ions
EP2564755B1 (en) * 2010-04-28 2017-07-05 Olympus Corporation Image processing device and fluoroscopy device
US9036888B2 (en) 2012-04-30 2015-05-19 General Electric Company Systems and methods for performing quality review scoring of biomarkers and image analysis methods for biological tissue
US8737709B2 (en) 2012-04-30 2014-05-27 General Electric Company Systems and methods for performing correlation analysis on clinical outcome and characteristics of biological tissue
EP2845138A1 (en) * 2012-04-30 2015-03-11 General Electric Company Systems and methods for analyzing biomarker co-localization in a biological tissue

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05183739A (ja) * 1991-12-26 1993-07-23 Toppan Printing Co Ltd モニタ色調整装置
US5866911A (en) * 1994-07-15 1999-02-02 Baer; Stephen C. Method and apparatus for improving resolution in scanned optical system
JPH08163387A (ja) * 1994-12-12 1996-06-21 Nikon Corp カラー画像記録装置およびカラー画像記録システム
US6043506A (en) * 1997-08-13 2000-03-28 Bio-Rad Laboratories, Inc. Multi parameter scanner

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8526689B2 (en) 2007-02-14 2013-09-03 Pola Chemical Industries Inc Method of supporting the differentiation of corneocytes
US8358338B2 (en) 2008-06-16 2013-01-22 Olympus Corporation Image data processing apparatus, its storage medium and its method
JP5594290B2 (ja) * 2009-08-24 2014-09-24 日本電気株式会社 画像ダイナミックレンジ圧縮システム、方法及びプログラム
US9002127B2 (en) 2009-08-24 2015-04-07 Nec Corporation Image dynamic range compression system, method and program
JP2011252951A (ja) * 2010-05-31 2011-12-15 Nikon Corp 表示プログラム、表示装置、及び顕微鏡システム
EP3674805A1 (en) 2018-12-28 2020-07-01 Canon Kabushiki Kaisha Toner
JP2020118690A (ja) * 2019-01-24 2020-08-06 カール・ツアイス・メディテック・アーゲー 顕微鏡検査方法

Also Published As

Publication number Publication date
US6111259A (en) 2000-08-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5699440A (en) Method and system for testing the performance of at least one electro-optical test device
CN100596206C (zh) 投影仪颜色校正方法
US4884130A (en) Method of describing a color in a triaxial planar vector color space
US7884968B2 (en) System for capturing graphical images using hyperspectral illumination
US9690088B2 (en) Magnifying observation apparatus, magnified image observing method and computer-readable recording medium
JPH1198372A (ja) 色調整方法
US7630538B2 (en) Confocal scanning microscope
CN115460386B (zh) 一种利用黑白相机获取彩色图像的方法及系统
US6590612B1 (en) Optical system and method for composing color images from chromatically non-compensated optics
Wüller et al. Standardization of image quality analysis–ISO 19264
JP4229573B2 (ja) 共焦点走査型顕微鏡、共焦点走査型顕微鏡における画像表示方法および画像表示処理をするための処理プログラムを記録した記録媒体
JPH05344326A (ja) 画像処理方法および装置
Awamura et al. Color laser microscope
JP2004029537A (ja) 顕微鏡、三次元画像生成方法、三次元画像を生成する制御をコンピュータに行わせるプログラム、及びそのプログラムを記録した記録媒体
JP2004145153A (ja) 光量飽和表示機能付共焦点顕微鏡
JPH09307700A (ja) 撮像装置
JP2018132390A (ja) 膜厚測定方法および膜厚測定装置
JPH10503072A (ja) 電子画像装置の色補正に使用する装置
JPH07131742A (ja) 投射型ディスプレイの画像補正装置
GB1566263A (en) Measuring optical characteristic
JP2010145097A (ja) 色ムラ検査方法、および検査用画像データ生成装置
JP2006195076A (ja) 走査型光学装置
JPH11510980A (ja) ホワイトバランスをとる方法
SU1125594A1 (ru) Электронно-копировальный прибор
KR0158405B1 (ko) 색순도 측정장치

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20041207