JP2010145097A - 色ムラ検査方法、および検査用画像データ生成装置 - Google Patents

色ムラ検査方法、および検査用画像データ生成装置 Download PDF

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JP2010145097A JP2008319284A JP2008319284A JP2010145097A JP 2010145097 A JP2010145097 A JP 2010145097A JP 2008319284 A JP2008319284 A JP 2008319284A JP 2008319284 A JP2008319284 A JP 2008319284A JP 2010145097 A JP2010145097 A JP 2010145097A
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Abstract

【課題】容易に色ムラ検査を実施可能な色ムラ検査方法、および色ムラ検査方法で用いる
検査用画像データ生成装置を提供する。
【解決手段】色ムラ検査方法は、プロジェクタ2に色ムラ検査用画像を表示させる検査画
像表示工程と、プロジェクタ2のRGB/XYZ変換特性を取得する色空間変換特性取得
工程と、色ムラ検査用画像を撮像手段により撮像して、撮像画像データを取得する撮像工
程と、プロジェクタ2のRGB/XYZ変換特性に基づいて、撮像画像データの第二の色
空間形式をプロジェクタ2の第一の色空間形式に変換した変換画像データを生成する色空
間変換工程と、変換画像データをプロジェクタ2により表示させる変換画像表示工程と、
色ムラ検査用変換画像に基づいて、色ムラの検査を実施する色ムラ検査工程と、を備えた

【選択図】図2

Description

本発明は、画像表示装置にて表示される表示画像の色ムラを検査する色ムラ検査方法、
および色ムラ検査用の画像を生成する検査用画像データ生成装置に関する。
従来、画像を表示させる表示装置において、表示画像の色むらを検査する色ムラ検査装
置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1に記載の色ムラ検査装置は、液晶ディスプレイのガラス基板に表示され
た表示画像をカラーカメラで撮像し、撮像画像データのRGB値(赤色階調値R,緑色階
調値G、青色階調値B)を、RGB−HSI変換部により、HSI値(色相H,彩度S,
明度I)に変換する。そして、定量化部において、このHSI値から色ムラの均一性を表
す定量値を算出して、この定量値に基づいて液晶ディスプレイの色ムラの判定を実施して
いる。
特開平9−218095号公報
ところで、プロジェクタなど、画像表示サイズが大きい画像表示装置を用いる場合、表
示サイズが大きいため、カラーモードや周囲照明環境により表示画像の見え方が変化する
。このため、単に、機械的に色ムラの数値化を実施するだけでは、人間の視覚に対応した
色ムラ補正を実施できないことがあり、人間の視覚に応じた色ムラの検査が必要となる。
このような人間の視覚に基づいた色ムラの検査としては、例えば検査員が表示画像を目
視で観察し、色ムラが大きく製品として実用に耐えないものを不合格とする。一方、画像
表示装置において、色ムラがある場合、使用開始当初は色ムラが目立たなかったものが、
長期使用に伴い色ムラが強調される可能性もあり、合否の境にあるものに対しても、色ム
ラの検査が必要となる。このような合否の境にある色ムラの測定では、例えば色ムラが大
きいと感じられる部分を色彩計により測定し、この測定値を基準値と比較して合否を判断
する。しかしながら、合否の境のある画像表示装置において、色ムラが大きいと感じられ
る部分を見つけるのは困難であり、例えば検査員の目により色ムラを判断する場合、熟練
した技術が必要となるという問題がある。
本発明は上記のような問題に鑑みて、容易に色ムラ検査を実施可能な色ムラ検査方法、
および色ムラ検査方法で用いる検査用画像データ生成装置を提供することを目的とする。
本発明の色ムラ検査方法は、第一の色空間形式の画像信号が入力され、前記画像信号に
基づいた画像を表示させる画像表示装置の色ムラを検査する色ムラ検査方法であって、前
記画像表示装置に検査用画像信号を入力して、色ムラ検査用画像を表示させる検査画像表
示工程と、前記第一の色空間形式と異なる第二の色空間形式における色特性値を、前記第
一の色空間形式の色特性値に変換する際の変換特性である色空間変換特性を取得する色空
間変換特性取得工程と、前記色ムラ検査用画像を撮像手段により撮像して、前記第二の色
空間形式の撮像画像データを取得する撮像工程と、前記色空間変換特性取得工程により得
られた前記色空間変換特性に基づいて、前記撮像工程により取得された前記撮像画像デー
タの色空間形式を前記第一の色空間形式に変換して変換画像データを生成する色空間変換
工程と、前記色空間変換工程により生成された前記変換画像データを前記画像表示装置に
より表示させる変換画像表示工程と、前記変換画像表示工程により表示された画像に基づ
いて、色ムラの検査を実施する色ムラ検査工程と、を備えたことを特徴とする。
ここで、色空間形式とは、画像の色を表示させる表色系を意味し、例えば色空間形式の
例として、色特性値として、RGB三刺激値を用いて色を表現するRGB表色系、仮想の
三刺激値X,Y、Zを色特性値として用いて色を表現するXYZ表色系、輝度Lと色度u
,vを色特性値としたLuv表色系、色相H、明度V、彩度Cを色特性値としたマンセル
表色系などを例示することができる。
この発明では、画像表示装置により表示される色ムラ検査用画像を撮像手段で撮像する
。また、この画像表示装置における色空間変換特性を取得し、撮像手段にて撮像された撮
像画像データの第二の色空間形式をこの色空間変換特性に基づいて、画像表示装置に対応
した第一の色空間形式に変換して、変換画像データを生成し、画像表示装置により表示さ
せる。
上記のような処理を実施することで、画像表示装置にて表示された色ムラ検査用画像に
おいて色ムラがある場合、撮像工程でこの色ムラがある状態の表示画像が撮像されること
となる。そして、この撮像画像データの色空間形式を、第一の色空間形式に変換した変換
画像データを、再度画像表示装置から表示させることで、色ムラが重ねあわされることと
なり、より強調されて表示される。したがって、変換画像データに基づいて表示される色
ムラ検査用変換画像では、元の画像よりもさらに色ムラ部分がより強調されて表示される
ので、色ムラ検査工程において、色ムラ部分を容易に特定することができ、色ムラを精度
よく検出することができる。なお、色ムラ検査工程としては、例えば検査員が目視により
色ムラであると感じる部分を特定し、色彩計により色特性値を測定する検査を実施しても
よく、例えばカメラなどの撮像手段により、表示画像を撮像し、この撮像された画像を、
例えば所定の閾値に対して二値化するなどすることで色ムラ検査を実施するものであって
もよい。
本発明の色ムラ検査方法では、前記画像表示装置に所定のパターン画像信号を入力して
、パターン画像を表示させるパターン画像表示工程と、前記パターン画像表示工程により
表示された前記パターン画像を、色彩計を用いて測定して、表示色の色特性値を取得する
色特性取得工程と、前記色特性取得工程により取得された前記色特性値、および前記パタ
ーン画像信号の色特性値に基づいて、前記色空間変換特性を算出する色空間変換特性算出
工程と、を備え、前記色空間変換特性取得工程は、前記色空間変換特性算出工程にて算出
された前記色空間変換特性を取得することが好ましい。
画像表示装置の色空間変換特性として、例えば画像表示装置の色再現形式がsRGB(
standard RGB)などの規格に準じている場合には、この規格に準じた色空間変換特性を用
いればよいが、設定されていない場合は、画像表示装置の色空間変換特性を予め調べる必
要がある。これに対して、本発明では、上記のように、パターン画像を色彩計にて計測し
、この計測された色特性値と、パターン画像信号の色特性値とに基づいて、色空間変換特
性を算出している。このため、画像表示装置の色空間変換特性が記憶されていない場合で
も、その色特性値を容易に算出することができる。したがって、色空間変換工程において
、撮像画像データを正確な色変換特性に基づいて、画像表示装置の色空間形式(第一の色
空間形式)に変換することができる。よって、色ムラ検査工程における検査精度もより向
上させることができる。
本発明の色ムラ検査方法では、前記色空間変換工程は、前記撮像画像データに対し、人
間の視覚に対応した順応変換を実施して、前記変換画像データを生成することが好ましい
この発明では、色空間変換工程において、撮像画像データの色空間形式の色特性値を、
人間の視覚に対応した順応変換を実施して、画像表示装置の色空間形式の色特性値に変換
して変換画像データを生成する。
これにより、変換画像表示工程において、色空間変換が実施された後の撮像画像データ
を画像表示装置により表示させると、人間の視覚に対応して色ムラを強調することができ
る。例えば、輝度が低い部分の色ムラを検査する場合、通常では、色ムラ部分の特定が困
難であり、正確な色ムラの検査が実施できない場合がある。これに対して、撮像画像デー
タを順応変換により色空間変換することで、例えば撮像画像データ中の最も輝度の高い点
を基準白色点とした順応変換を実施することで、変換画像表示工程において、人間の視覚
にて色ムラを容易に知覚できる画像を表示させることができる。したがって、色ムラ検査
工程において、例えば検査員の目視により色ムラの検査を実施する場合でも、容易に色ム
ラ該当箇所を特定することができるようになり、色ムラ検出の精度を向上させることがで
きる。
本発明の色ムラ検査方法では、前記順応変換は、不完全順応変換であることが好ましい

一般に人間の視覚では、完全順応変換により画像を知覚することはなく、完全順応変換
と順応なしの変換との間の色彩で知覚される。したがって、完全順応変換により撮像画像
データを画像表示装置の色空間形式に変換した場合、通常、人間の視覚では知覚できない
色ムラをも検出してしまう場合があり、正常に画像を表示している画像表示装置であって
も色ムラがあるとして、検査段階で不良とされてしまう場合がある。これに対して、この
発明では、完全順応変換と順応なしの変換との中間である不完全順応変換により、撮像画
像データを表示画像装置の色空間形式に変換することにより、変換画像表示工程において
、人間の知覚により近い色彩の画像を表現することができる。したがって、色ムラ検査工
程において、人間の視覚に対応した適切な色ムラ検査を実施することができる。
本発明の色ムラ検査方法では、前記画像表示装置に所定のパターン画像信号を入力して
、パターン画像を表示させるパターン画像表示工程と、前記画像表示装置により表示され
る前記パターン画像を前記撮像手段により撮像して、撮像パターン画像データを取得する
パターン画像撮像工程と、前記パターン画像撮像工程により取得された撮像パターン画像
データの色特性値を取得する撮像色特性取得工程と、前記撮像色特性取得工程により取得
された前記撮像画像データの色特性値、および前記パターン画像信号の色特性値に基づい
て、前記撮像手段における色空間変換特性である撮像色空間変換特性を算出する撮像色空
間変換特性算出工程と、を備え、前記色空間変換工程は、前記撮像色空間変換特性算出工
程において算出された前記撮像色空間変換特性と、前記色空間変換特性取得工程により取
得された前記色空間変換特性に基づいて、前記変換画像データを生成することが好ましい
撮像手段の色空間特性と画像表示装置の色空間特性が同じである場合でも、例えば撮像
手段で撮影した画像がRGB形式であり、画像表示装置の表示形式がRGB形式であった
場合、これらのRGB形式は基本的に完全に一致することがない。これに対して、上述の
ように、撮像色空間変換特性算出工程において、撮像色空間特性を算出し、色空間変換工
程において、この撮像色空間特性と色空間特性とに基づいて、撮像画像データを画像表示
装置の色空間形式に変換することで、より正確に色ムラを強調させることができ、より精
度のよい色ムラ検査を実施することができる。
本発明の検査用画像データ生成装置は、画像表示装置により表示された色ムラ検査用画
像を撮像して撮像画像データを取得する撮像手段と、前記第一の色空間形式と異なる第二
の色空間形式における色特性値を、前記第一の色空間形式の色特性値に変換する際の変換
特性である色空間変換特性を取得する色空間変換特性取得手段と、前記色空間変換特性に
基づいて、前記撮像工程により取得された前記撮像画像データの色空間形式を前記第一の
色空間形式に変換して変換画像データを生成する色空間変換手段と、前記変換画像データ
を前記画像表示装置に出力する撮像画像出力手段と、を具備したことを特徴とする。
この発明によれば、上記発明と同様に、撮像手段により取得された第二の色空間形式の
撮像画像データを画像表示装置に対応する第一の色空間形式に変換した上で、画像表示装
置により表示させるため、撮像画像データに取り込まれた色ムラ部分がさらに強調されて
表示される。このため、このような検査用画像データでは、色ムラ部分を容易に特定する
ことができるので、色ムラ検査の精度をより良好にすることができる。
〔第一の実施の形態〕
〔色ムラ検査システムの構成〕
本発明に係る第一の実施の形態の色ムラ検査システムを、図面を参照して説明する。
図1は、本発明に係る第一の実施の形態の色ムラ検査システムの概略構成を示す図であ
る。図2は、第一の実施の形態の色ムラ検査システムの構成を示すブロック図である。
図1および図2において、1は色ムラ検査システム1であり、この色ムラ検査システム
1は、色ムラの検査対象となる画像表示装置としてのプロジェクタ2の色ムラを検査する
ための検査用画像を表示させるシステムである。
そして、この色ムラ検査システム1は、プロジェクタ2と、スクリーン3と、画像信号
源4と、検査用画像データ生成装置を構成する撮像手段としてのカメラ5と、色彩計6と
、検査用画像データ生成装置を構成するデータ処理装置10とを備えて構成されている。
なお、第一の実施の形態では、プロジェクタ2により表示される画像の色空間形式である
RGB表色系が本発明の第一の色空間形式に対応し、カメラ5により得られる撮像画像の
色空間形式であるXYZ表色系が、本発明の第二の色空間形式に対応する。
プロジェクタ2は、画像信号源4やデータ処理装置10から供給される入力画像信号(
RGB表色系:第一の色空間形式)に基づいて、画像光を生成し、この画像光をスクリー
ン3に向かって射出する光学エンジンを備えている。具体的には、光学エンジンは、図示
は省略するが、光束を射出する照明光学系と、照明光学系から射出される光束を例えばR
GBの各色光に分離する分離光学系と、分離された各色光を画像信号に基づいて変調させ
る液晶パネルを有する光変調光学系、各色光を合成して画像光を生成する光合成光学系、
生成された画像光を射出する投射光学系、および液晶パネルを画像信号に応じて制御する
駆動回路を備えている。そして、この光学エンジンの駆動回路は、画像信号源4やデータ
処理装置10から入力される画像信号に基づいて液晶パネルを制御し、画像信号に応じた
画像光を生成してスクリーン3に対して投射する。
なお、本実施の形態において、画像表示装置として、入力画像信号に応じた画像光をス
クリーン3に投射して画像を表示するプロジェクタ2を例示するが、これに限定されない
。例えば、色ムラ検査の対象となる画像表示装置として、液晶ディスプレイや、PDP(
Plasma Display Panel)など他の画像表示装置であってもよく、特に、画像表示サイズが
大きく、カラーモードや周囲の照明環境により表示画像の見え方が変化する画像表示装置
に対して良好に色ムラの検査を実施することが可能となる。
スクリーン3は、プロジェクタ2から投影された画像光を反射して画像を表示させる面
状部材である。本実施の形態では、このスクリーン3上に表示される表示画像の色ムラを
検査することによりプロジェクタ2の色ムラ検査を実施する。
画像信号源4は、表示画像に対応した画像信号を、プロジェクタ2に出力する。この画
像信号源4としては、例えばパーソナルコンピュータや、デジタルカメラ、デジタルビデ
オなど、画像信号を出力するいかなるものを用いてもよい。また、画像信号源4は、プロ
ジェクタ2の色ムラ検査実施時において、所定の色ムラ検査用画像に対応した検査用画像
信号をプロジェクタ2に出力する。
なお、本実施の形態では、画像信号源4とデータ処理装置10とを別体として設ける構
成を例示するが、例えば、画像信号源4およびデータ処理装置10として機能するパーソ
ナルコンピュータを用いる構成としてもよく、この場合、構成をより簡単にできる。
カメラ5は、スクリーン3上に投影された表示画像を撮像し、撮像により得られた撮像
画像データをデータ処理装置10に出力する。なお、本実施の形態では、カメラ5は、入
射した画像光を、仮想の三刺激値XYZで検出することで、撮像画像データを取得する構
成とする。すなわち、カメラ5は、第二の色空間形式であるXYZ表色系により撮像画像
データを生成する。
色彩計6は、スクリーン3上の任意の位置(例えば図1におけるA〜C点)における三
刺激値XYZ(色特性値)を計測する。また、色彩計6は、計測された三刺激値XYZを
データ処理装置10に出力する。この色彩計6としては、所定位置の三刺激値を正確に測
定する分光測定器を用いてもよく、測定速度を重視した三刺激値直読型測定器を用いても
よい。
データ処理装置10は、色ムラ検査に用いられる検査用の画像データ(変換画像データ
)を生成するとともに、生成した変換画像データをプロジェクタ2に出力して、プロジェ
クタ2からスクリーン3上に変換画像を表示させる。このデータ処理装置10としては、
例えば汎用パーソナルコンピュータなどを用いてもよく、その他色ムラ検査専用のデータ
処理装置を用いてもよい。
そして、このデータ処理装置10は、図2に示すように、入出力部11と、入力操作部
12と、記憶部13と、演算処理部14と、を備えている。
入出力部11は、カメラ5、色彩計6、およびプロジェクタ2などの外部機器に接続可
能な端子を備えている。そして、入出力部11は、これらの外部機器から入力される信号
を演算処理部14に出力するとともに、演算処理部14からの信号を外部機器に出力する
入力操作部12は、例えばキーボードやマウスなどの入力手段を備え、利用者によりこ
れらの入力手段が操作されることで、操作内容に応じた操作信号を演算処理部14に出力
する。
記憶部13は、各種データやプログラムなどを記憶する。この記憶部13としては、例
えばHDDやメモリ、CDやDVDなどの記録媒体を駆動するドライブなどが挙げられる
演算処理部14は、CPUなどの集積回路により構成され、記憶部13に記憶されるプ
ログラムにより所定の演算処理を実施する。演算処理部14により実施されるプログラム
としては、図2に示すように、撮像画像取得手段141と、パターン画像出力手段142
と、測定特性取得手段143と、色空間変換特性算出手段144と、色空間変換特性取得
手段としての表示特性取得手段145と、色空間変換手段146と、撮像画像出力手段と
しての検査用画像出力手段147と、などが含まれている。
撮像画像取得手段141は、カメラ5から入力される撮像画像データを取得する。
パターン画像出力手段142は、プロジェクタ2に所定のパターン画像信号を出力して
、スクリーン3にパターン画像を表示させる。このパターン画像信号としては、赤色の階
調値が最大で、緑色および青色の階調値が最小となるR原色画像信号(例えば8bit入力
の場合、R=255,G=0,B=0)、緑色の階調値が最大で、赤色および青色の階調値が最小とな
るG原色画像信号(例えば8bit入力の場合、R=0,G=255,B=0)、および青色の階調値が最
大で、緑色および赤色の階調値が最小となるB原色画像信号(例えば8bit入力の場合、R
=0,G=0,B=255)、白色画像(例えば8bit入力の場合、R=G=B=255)などが挙げられる。
測定特性取得手段143は、色彩計6を駆動させて、パターン画像出力手段142の制
御により表示されるR原色画像、G原色画像、B原色画像の三刺激値XYZを取得する。
この時、測定特性取得手段143は、色彩計6により画面中央点における三刺激値XYZ
を取得する。
色空間変換特性算出手段144は、プロジェクタ2における色空間変換特性である、R
GB/XYZ変換特性を算出する。具体的には、色空間変換特性算出手段144は、測定
特性取得手段143により取得される各パターン画像(R原色画像、G原色画像、B原色
画像)の三刺激値XYZと、パターン画像出力手段142により出力された各パターン画
像のRGB各色成分の階調値とに基づいて、プロジェクタ2のRGB/XYZ変換特性を
算出する。
ここで、プロジェクタ2に入力される画像信号のRGB階調値をそれぞれ、Ri,Gi
,Biとした場合、スクリーン3に表示された画像の中心点の三刺激値Xi,Yi,Zi
は、次式(1)に示す値となる。
Figure 2010145097
式(1)において、Mpは、プロジェクタ2のRGB/XYZ変換特性、Xr,Yr,
Zr,Xg,Yg,Zg,Xb,Yb,Zbは、それぞれパターン画像(R原色画像、G
原色画像、B原色画像)に対する色彩計6により計測された三刺激値XYZであり、Yw
は、白色画像における最高輝度点(R=G=B=255)の輝度である。また、Rmax
、Gmax、Bmaxは、それぞれRGBの最大値であり、ri,gi、biは、それぞ
れ原色が1となるように正規化された値を示す。
色空間変換特性算出手段144は、上記式(1)におけるRGB/XYZ変換特性Mp
を算出する。そして、色空間変換特性算出手段144は、算出したRGB/XYZ変換特
性Mpを適宜読み出し可能に記憶部13に記憶する。
なお、上記において、プロジェクタ2が、一定のγ値を持ち、画像信号の階調値により
RGB/XYZ変換特性が変化しない場合の算出方法を例示したが、例えばプロジェクタ
2が、階調値によってγ値が異なる(特定のγ値を持たない)場合や、階調値によりRG
B/XYZ変換特性が異なる場合では、パターン画像出力手段142によりRGBの各階
調値を変化させたパターン画像をプロジェクタ2に表示させ、色空間変換特性算出手段1
44は、それぞれの階調値毎にRGB/XYZ変換特性Mpを算出する。
表示特性取得手段145は、記憶部13に記憶された前述したRGB/XYZ変換特性
Mpを読み出す処理をする。
色空間変換手段146は、撮像画像取得手段141により取得された撮像画像データの
色空間を、表示特性取得手段145により読み出されたRGB/XYZ変換特性Mpを用
いて、プロジェクタ2の色空間に変換する処理を実施する。
この時、色空間変換手段146は、撮像画像データを人間の視覚に対応した画像に変換
する、いわゆる順応変換(VonKries順応変換)処理を実施する。
ここでは、スクリーン3に表示される色ムラ検査用画像において、最高輝度点に順応す
るものと仮定し、基準白色点を最高輝度点のXYZ値とする。また、撮像画像データの所
定位置における三刺激値X,Y,Z、および基準白色点における三刺激値Xw,Yw,Z
wが、それぞれ順応変換した際に、X´,Y´、Z´、およびX´w,Y´w,Z´wに
変換されたとする(ただし、Yw=Y´wとする)。
また、三刺激値XYZ,X´Y´Z´に対するLMS錐体応答は、Hunt-Pointer-Estev
ez変換行列を用いると、次式(2)のにように示される。
Figure 2010145097
ここで、撮像画像データを完全順応により色空間変換した場合では、L/Lw=L´/
L´w,M/Mw=M/M´w,S/Sw=S/S´wが成立する。一方、人間の視覚が
完全順応として知覚される場合はなく、実際には、不完全順応となり、この場合、次式(
3)が成立する。
Figure 2010145097
上記式(3)において、Dは、順応変換変数であり、順応変換変数DがD=0の時は、
全く順応しないことを示し、この場合では、色空間変換手段146は、撮像画像データの
第二の色空間形式(XYZ表色系)をそのままプロジェクタ2の第一の色空間形式(RG
B表色系)に変換した変換画像データを生成する。一方、順応変換変数D=1の時は、撮
像画像データの中で最高輝度点を白色として認識するため、変換画像データでは、この最
高輝度点に対応する点が白色で表示される。人間の視覚に対応して、撮像画像データに対
して不完全順応変換を実施する場合、プロジェクタ2から出力される色ムラ検査用画像の
投影サイズや、検査に要する時間などにより、順応変換が変化するが、D=0.5近傍の
ような中間値を用いることが好ましく、色空間変換手段146による色空間変換処理では
、この順応変換変数D=0.5を採用する。なお、順応変換変数Dとしては、利用者によ
る設定入力により変更可能な構成としてもよい。
そして、色空間変換手段146は、上述した式(3)のX´,Y´,Z´およびY´w
の値を式(1)のXi,Yi,ZiおよびYwの値に代入することで、RGB値(Ri,
Gi,Bi)を算出し、撮像画像データの第二の色空間形式(XYZ表色系)を、プロジ
ェクタ2の第一の色空間形式(RGB表色系)に変換した変換画像データを生成する。
なお、上記において、パターン画像出力手段142、色彩計6、測定特性取得手段14
3、および色空間変換特性算出手段144を用いて、プロジェクタ2のRGB/XYZ変
換特性Mpを算出する構成としたが、これに限らない。例えば、プロジェクタ2がIEC(国
際電気標準会議)により定められた国際標準規格であるsRGBに準じている場合では、
予め記憶部13にsRGBに対応したRGB/XYZ変換特性MsRGBを記憶しておき
、表示特性取得手段145は、このRGB/XYZ変換特性MsRGBを読み込む構成と
してもよい。この場合、上記(1)式の代わりに、次式(4)を用いることができる。
Figure 2010145097
このような構成では、色空間変換手段146は、この式(4)および式(3)を用いて
、撮像画像データの色空間をプロジェクタ2の色空間に変換した変換画像データを生成す
る。この場合、パターン画像出力手段142、色彩計6、測定特性取得手段143、およ
び色空間変換特性算出手段144が設けられない構成としてもよい。
また、利用者が入力操作部12を操作することで、記憶部13に記憶されるsRGBに
対応したRGB/XYZ変換特性MsRGBを用いるか、プロジェクタ2のRGB/XY
Z変換特性Mpを算出するかを選択できる構成としてもよい。この場合、利用者がデータ
処理装置10に接続するプロジェクタ2に応じていずれかを選択することで、データ処理
装置10は、適切なRGB/XYZ変換特性を取得することができる。
検査用画像出力手段147は、色空間変換手段146によりプロジェクタ2が有する第
一の色空間形式であるRGB表色系に変換された変換画像データをプロジェクタ2に出力
する。これにより、プロジェクタ2から変換画像データに基づいた画像光がスクリーン3
に投影され、スクリーン3上に色ムラを強調した色ムラ検査用変換画像が表示される。
〔色ムラ検査システムの動作、および色ムラ検査方法〕
次に上記した色ムラ検査システム1を用いた色ムラ検査方法について、図面に基づいて
説明する。
(色空間変換特性演算処理)
色ムラ検査システム1を用いて色ムラ検査方法を実施するためには、まず、プロジェク
タ2のRGB/XYZ変換特性Mpを算出する色空間変換特性演算処理を実施する。
図3は、プロジェクタのRGB/XYZ変換特性を算出する色空間変換特性演算処理を
示すフローチャートである。
この色空間変換特性演算処理では、データ処理装置10のパターン画像出力手段142
は、プロジェクタ2に、パターン画像に対応するパターン画像信号(R原色画像信号、G
原色画像信号、B原色画像信号、白色画像信号)を出力させる(ステップS101:パタ
ーン画像表示工程)。
また、測定特性取得手段143は、色彩計6により、スクリーン3上に表示されるパタ
ーン画像の画像中心点の三刺激値を測定する(ステップS102:色特性取得工程)。こ
の時、測定特性取得手段143は、R原色画像の画像中心点における三刺激値Xr,Yr
,Zr、G原色画像の画像中心点における三刺激値Xg,Yg,Zg、B原色画像の画像
中心点における三刺激値Xb,Yb,Zbをそれぞれ取得する。また、白色画像(R=G
=B=255)の最高輝度点の輝度Ywを取得する。
この後、色空間変換特性算出手段144は、ステップS101にて出力された各パター
ン画像信号のRGB階調値と、ステップS102にて測定された各パターン画像に対する
三刺激値Xr,Yr,Zr,Xg,Yg,Zg,Xb,Yb,Zbとを用い、上記した式
(1)により、RGB/XYZ変換特性Mpを算出する(ステップS103:色空間変換
特性算出工程)。そして、色空間変換特性算出手段144は、このステップS103にて
算出したRGB/XYZ変換特性Mpを、適宜読み出し可能に記憶部13に記憶する。
なお、本実施の形態では、入力階調値に対してγ値が変化せず一定となるプロジェクタ
2を用いるため、R原色画像信号、G原色画像信号、およびB原色画像信号を出力する処
理を実施したが、上述したように、入力階調値に応じてγ値やRGB/XYZ変換特性が
変化するプロジェクタ2を用いる場合では、パターン画像出力手段142は、階調値を所
定値ずつ変化させた複数のパターン画像信号を出力し、これらのパターン画像信号に対し
て、上記ステップS101〜103を実施し、各階調値に応じたRGB/XYZ変換特性
Mpを取得する。
(色ムラ検査方法)
次に、色ムラ検査システム1を用いたプロジェクタ2の色ムラ検査方法について説明す
る。図4は、色ムラ検査システムを用いた色ムラ検査方法のフローチャートである。
図4に示すように、色ムラ検査方法では、まず、画像信号源4から色ムラ検査用画像と
してのグレイ画像の画像信号をプロジェクタ2に出力させ、スクリーン3上に色ムラ検査
用のグレイ画像を表示させる(ステップS201:検査画像表示工程)。
そして、このスクリーン3に表示されたグレイ画像に対して、色ムラの一次判定を実施
する(ステップS202)。このステップS202における一次判定では、色ムラ検査用
画像のグレイ画像を見た場合に、明確な色ムラがあるか否かを判定する。この判定では、
例えばグレイ画像全体をカメラ5により撮像し、撮像された撮像データの輝度値を所定閾
値に対して二値化することにより、色ムラを検出してもよく、色ムラを検査する検査員の
目視により、明らかに色ムラであると判断できる部分の仮想三刺激値XYZを色彩計6に
より測定して色ムラを検出する処理をしてもよい。
そして、このステップS202の一次判定で、明らかな色ムラがある場合、色ムラ検査
結果として表示画像に色ムラがあるプロジェクタ2であるとし、色ムラ検査を終了する。
一方、ステップS202の一次判定の判定結果において、色ムラがないと判定された場
合では、プロジェクタ2の色ムラをさらに精度よく検査する処理を実施する。
これには、まず、データ処理装置10は、カメラ5を制御して、ステップS201にお
いて、スクリーン3上に表示された色ムラ検査用のグレイ画像をカメラ5により撮像し、
撮像画像取得手段141は、カメラ5から入力される撮像画像データを取得する(ステッ
プS203:撮像工程)。
そして、データ処理装置10の表示特性取得手段145は、上述したステップS101
ないしステップS103にて生成され、記憶部13に記憶されたプロジェクタ2のRGB
/XYZ変換特性Mpを読み込む処理を実施する(ステップS204:色空間変換特性取
得工程)。
この後、色空間変換手段146は、ステップS203にて取得した撮像画像データの第
二の色空間形式(XYZ表色系)の色特性値X,Y,Zを、ステップS204で読み込ん
だRGB/XYZ変換特性Mpを用いて、プロジェクタ2の第一の色空間形式(RGB表
色系)の色特性値R,G,Bに変換する処理を実施する(ステップS205:色空間変換
工程)。
具体的には、このステップS205では、色空間変換手段146は、式(3)を用いて
、撮像画像データの各座標の三刺激値XYZから、不完全順応変換により得られる三刺激
値X´Y´Z´を算出する。さらに、色空間変換手段146は、この三刺激値X´Y´Z
´を、プロジェクタ2のRGB/XYZ変換特性Mpを用い、式(1)に基づいて、プロ
ジェクタ2の第一の色空間形式(RGB表色系)に変換し、変換画像データを生成する。
この後、検査用画像出力手段147は、ステップS205にて生成した変換画像データ
をプロジェクタ2に出力し、プロジェクタ2から変換画像データに対応した画像光をスク
リーン3に投影させて色ムラ検査用変換画像を表示させる(ステップS206:変換画像
表示工程)。
ここで、この色ムラ検査用変換画像では、ステップS203〜205の処理を実施する
ことで、元の色ムラ検査用画像に色ムラがある場合、この色ムラ部分が強調されて表示さ
れることになる。また、撮像画像データを不完全順応変換によりプロジェクタ2の色空間
に変換するため、人間の視覚に対して、色ムラがより知覚しやすい画像が表示される。し
たがって、この色ムラ検査用変換画像を検査することにより、人間の目で知覚できる色ム
ラをより精度よく検出することができる。
この後、スクリーン3上に表示された色ムラ検査用変換画像を参照して、色ムラが大き
い測定位置を決定する(ステップS207)。この時、スクリーン3上の色ムラ検査用変
換画像において、色度が異なると判断できる2箇所以上の測定位置を選択する。なお、こ
の測定位置の決定では、検査員が目視により測定位置を決定してもよく、例えばカメラな
どにて色ムラ検査用変換画像を測定し、画像解析プログラムにより、輝度値が異なる2箇
所以上を測定位置として検出させる処理をしてもよい。また、このステップS207にて
決定した測定位置は、例えばデータ処理装置10やプロジェクタ2の操作により選択され
た測定位置を示すマーカをスクリーン3上に表示させる。
この後、プロジェクタ2にて、再びステップS201にて表示させた色ムラ検査用画像
であるグレイ画像をスクリーン3上に表示させ、ステップS207にて決定した測定位置
の色度を色彩計6により測定する(ステップS208)。そして、このステップS208
にて測定された色度測定結果に基づいて、色ムラ合否の二次判定を実施する(ステップS
209:色ムラ検査工程)。このステップS207もステップS201と同様であり、例
えばグレイ画像全体をカメラ5により撮像し、撮像された撮像データの輝度値を所定閾値
に対して二値化することにより、色ムラを検出してもよく、色ムラを検査する検査員の目
視により、明らかに色ムラであると判断できる部分の三刺激値を色彩計6により測定して
色ムラを検出する処理をしてもよい。
〔第一の実施の形態の作用効果〕
上述したように、上記第一の実施の形態では、色ムラ検査方法として、まず画像信号源
4から色ムラ検査用の画像信号をプロジェクタ2に出力して、スクリーン3上に色ムラ検
査用画像を表示させる。そして、この表示された色ムラ検査用画像をカメラ5により撮像
し、撮像により得られた撮像画像データをプロジェクタ2の色空間に変換させて、変換画
像データを生成する。この後、この変換画像データをプロジェクタ2に出力して、スクリ
ーン3上に色ムラ検査用変換画像を表示させ、この色ムラ検査用変換画像に基づいて、色
ムラの有無を検査する。
このため、プロジェクタ2により表示される画像に色ムラがある場合、カメラ5により
撮像される撮像画像データにもこの色ムラが写りこむことになり、この撮像画像データの
第二の色空間形式(XYZ表色系)の色特性値XYZをプロジェクタ2の第一の色空間形
式(RGB表色系)の色特性値RGBに変換させて、再度プロジェクタ2にて表示させる
と、色ムラ部分がさらに強調されて表示される。したがって、最初に表示された色ムラ検
査用画像において色ムラを判定するべき測定位置の特定が困難であった場合でも、色ムラ
検査用変換画像では、さらに色ムラを強調させることができ、この色ムラ検査用変換画像
を参照することで、色ムラの測定位置が容易に特定できる。これにより、色ムラを検査す
べき位置を容易に、かつ精度よく見つけることができ、色ムラ検査における精度も向上さ
せることができる。
また、プロジェクタ2の色空間変換特性は、所定のパターン画像をプロジェクタ2で表
示させ、このパターン画像の画像中心の三刺激値XYZを色彩計6により測定し、この測
定値と、パターン画像のRGB階調値とに基づいて算出されている。
このため、プロジェクタ2の色空間変換特性が不明な場合でも、精度よくRGB/XY
Z変換特性を演算により算出することができる。したがって、この算出されたRGB/X
YZ変換特性を用いて撮像画像データから、プロジェクタ2の色空間に対応した変換画像
データを忠実に生成することができる。
そして、色空間変換手段146は、撮像画像データの各色特性値XYZに対して順応変
換を実施し、この順応変換された値X´Y´Z´をプロジェクタ2の第一の色空間形式の
色特性RGBに変換した変換画像データを生成する。
このため、人間の視覚にとって知覚しやすい変換画像データを生成することができる。
したがって、ステップS206において、変換画像データに基づいて、色ムラ検査用変換
画像を表示させた際に、色ムラ部分がより判りやすく強調表示され、色ムラの測定位置を
より適切に設定することができ、色ムラ検査の精度をより向上させることができる。
この時、色空間変換手段146は、不完全順応変換を実施した後、変換画像データを生
成する。
これにより、撮像画像データから、人間の視覚により適合した変換画像データを生成す
ることができ、このような変換画像データをプロジェクタ2に入力することで、人間の視
覚により色ムラが知覚できる範囲で、かつ色ムラを強調した色ムラ検査用変換画像を表示
させることができる。
そして、本実施の形態におけるデータ生成装置は、上述したように、プロジェクタ2に
より投影された色ムラ検査用画像を撮像するカメラ5と、プロジェクタ2の色空間変換特
性(RGB/XYZ変換特性)を取得する表示特性取得手段145と、カメラ5で撮像さ
れた撮像画像データを、表示特性取得手段145にて取得したRGB/XYZ変換特性を
用いて、色ムラを強調した変換画像データを生成する色空間変換手段146とを備えてい
る。
このため、上述したように、データ処理装置10は、プロジェクタ2の色ムラを容易に
検査することができる色ムラ検査用変換画像に対応した変換画像データを容易に作成する
ことができる。
カメラ5にて、他の画像表示装置にて表示された色ムラ検査用画像を撮像し、表示特性
取得手段145にてこの画像表示装置の色空間変換特性を取得することで、これらの他の
画像表示装置の色ムラを検査するための変換画像データを生成することができる。すなわ
ち、上記、プロジェクタ2に代えて他の画像表示装置を用いるだけで、これらの画像表示
装置の色ムラをも容易、かつ精度よく検査するための色ムラ検査用の変換画像データを生
成することができる。
[第二の実施の形態]
次に、本発明に係る第二の実施の形態の色ムラ検査用システムについて、図面に基づい
て説明する。図5は、第二の実施の形態における色ムラ検査用システム1Aの概略構成を
示すブロック図である。
上述した第一の実施の形態の色ムラ検査システム1では、カメラ5(撮像画像データ)
の第二の色空間形式がXYZ表色系であり、この撮像画像データをプロジェクタ2の第一
の色空間形式であるRGB表色系に変換する例を示したが、第二の実施の形態では、カメ
ラ5の撮像画像データの第二の色空間形式がRGB表色系である場合についての説明であ
る。このような場合、カメラ5の第二の色空間形式と、プロジェクタの第一の色空間形式
とでRGB表色系を採用しているが、完全には一致しておらず、カメラ5が有するRGB
表色系の色特調値からプロジェクタが有するRGB表色系の色特調値に変換する必要があ
る。
このため、第二の実施の形態のデータ処理装置10Aでは、図5に示すように、第一の
実施の形態のデータ処理装置10の各種構成に加え、演算処理部14により実施されるプ
ログラムとして、撮像色特性取得手段148と、撮像色空間変換特性算出手段149とを
備えている。
撮像色特性取得手段148は、カメラ5により撮像されたパターン画像の撮像画像デー
タの画像中心点におけるRGBの各階調値を取得する。
撮像色空間変換特性算出手段149は、撮像色特性取得手段148により得られたパタ
ーン画像の画像中心点におけるRGB各階調値と、出力されたパターン画像のRGB階調
値とに基づいて、カメラ5におけるRGB/XYZ変換特性Mcを算出する。
ここで、R原色画像をカメラ5にて撮像して得られるR原色撮像画像データの画像中心
点におけるRGBの各階調値をそれぞれRr,Gr,Br、G原色画像をカメラ5にて撮
像して得られるG原色撮像画像データの画像中心点におけるRGBの各階調値をそれぞれ
Rg,Gg,Bg、B原色画像をカメラ5にて撮像して得られるB原色撮像画像データの
画像中心点におけるRGBの各階調値をそれぞれRb,Gb,Bbとする。また、白色画
像(R=G=B=255)をカメラ5にて撮像して得られるY撮像画像データの最高輝度
点におけるG階調値をGwとする。そして、プロジェクタ2への画像信号の入力階調値を
Ri,Gi,Biとすると、カメラ5にて撮像されるRGB各階調値Rc,Gc,Bcは
、カメラ5のRGB/XYZ変換特性をMcとして、次式(5)にて示される。
Figure 2010145097
なお、カメラ5の撮像値が輝度に対して線形的に変化しない場合や、各階調に応じてR
GB/XYZ変換特性Mcが異なる場合は、撮像色空間変換特性算出手段149は、必要
に応じて、パターン画像出力手段142によりRGBの各階調値を変化させたパターン画
像をプロジェクタ2に表示させ、色空間変換特性算出手段144は、それぞれの階調値毎
にRGB/XYZ変換特性Mcを算出する。
そして、色空間変換手段146は、撮像色空間変換特性算出手段149により算出され
たカメラ5のRGB/XYZ変換特性Mc、および色ムラ検査用画像をカメラ5にて撮像
した撮像画像データに基づいて、下記式(6)に基づいて、撮像画像データのRGB各階
調値をXYZ値に変換する。
Figure 2010145097
そして、色空間変換手段146は、この変換されたXYZ値を撮像画像データのXYZ
値として、第一の実施の形態と同様に、式(3)を用いて、不完全順応変換を実施してX
´Y´Z´を算出し、さらに、式(1)に基づいて、プロジェクタ2のRGB表色系に色
空間形式を変換した変換画像データを生成する。
〔第二の実施の形態の色ムラ検査システムにおける動作〕
次に上記した第二の実施の形態の色ムラ検査システムにおける動作について説明する。
(色空間変換特性および撮像色空間変換特性演算処理)
色ムラ検査システム1Aを用いて色ムラ検査方法を実施するためには、プロジェクタ2
のRGB/XYZ変換特性Mpと、カメラ5のRGB/XYZ変換特性Mcとを算出する
色空間変換特性演算処理を実施する。
図6は、プロジェクタのRGB/XYZ変換特性を算出する色空間変換特性演算処理を
示すフローチャートである。
この色空間変換特性演算処理では、第一の実施の形態の色ムラ検査システム1Aにおけ
る色空間変換特性算出処理のステップS101と同様に、データ処理装置10Aのパター
ン画像出力手段142は、プロジェクタ2に、パターン画像に対応するパターン画像信号
(R原色画像信号、G原色画像信号、B原色画像信号、白色画像信号)を出力させる(パ
ターン画像表示工程)。
この後、ステップS102およびステップS103の処理を実施し、第一の実施の形態
と同様にプロジェクタ2におけるRGB/XYZ変換特性Mpを算出する処理を実施する
また、データ処理装置10Aは、ステップS101にて表示されたパターン画像をカメ
ラ5にて撮像する制御を実施する(ステップS104:パターン画像撮像工程)。そして
、撮像色特性取得手段148は、得られた撮像画像データの画像中心におけるRGB各階
調値を取得する(ステップS105:撮像色特性取得工程)。
この時、撮像色特性取得手段148は、R原色画像の撮像画像データの画像中心点にお
けるRGB階調値Rr,Gr,Br、G原色画の撮像画像データの画像中心点におけるR
GB階調値Rg,Gg,Bg、B原色画像の撮像画像データの画像中心点におけるRGB
階調値Rb,Gb,Bbをそれぞれ取得する。また、白色画像(R=G=B=255)の
撮像画像データの最高輝度点におけるG階調値Gwを取得する。
この後、撮像色空間変換特性算出手段149は、ステップS101にて出力された各パ
ターン画像信号のRGB階調値と、ステップS105にて取得した各パターン画像に対す
るRGB階調値Rr,Gr,Br,Rg,Gg,Bg,Rb,Gb,Bbとを用い、上記
した式(5)により、RGB/XYZ変換特性Mpを算出する(ステップS106:撮像
色空間変換特性算出工程)。そして、撮像色空間変換特性算出手段149は、このステッ
プS106にて算出したRGB/XYZ変換特性Mcを、適宜読み出し可能に記憶部13
に記憶する。
なお、上述したように、カメラ5の撮像値が輝度に対して線形でない場合や、入力階調
値に応じてRGB/XYZ変換特性Mcが変化するカメラ5を用いる場合では、パターン
画像出力手段142は、階調値を所定値ずつ変化させた複数のパターン画像信号を出力し
、これらのパターン画像信号に対して、上記ステップS104〜106を実施し、各階調
値に応じたRGB/XYZ変換特性Mcを取得する。
また、第二の実施の形態における色ムラ検査システム1Aを用いたプロジェクタ2の色
ムラ検査方法では、上述した第一の実施の形態と略同様の方法におけるステップS204
において、色空間変換手段146の処理のみが異なり、色ムラの検査手順としては同一の
手順を用いることができる。
すなわち、第二の実施の形態におけるステップS204の処理では、色空間変換手段1
46は、上記ステップS101ないしステップS106にて算出したプロジェクタ2のR
GB/XYZ変換特性Mp、およびカメラ5のRGB/XYZ変換特性Mcを用い、式(
6)に基づいて、撮像画像データのRGB表色系の色特性値R,G,Bを、XYZ表色系
の色特性値X,Y,Zに変換する。そして、この変換された撮像画像データのXYZ値に
対して、第一の実施の形態と同様の処理を実施する。つまり、色空間変換手段146は、
式(3)に基づいて、撮像画像データの各座標のXYZ値を不完全順応変換したX´Y´
Z´値を算出し、さらに式(1)に基づいて、プロジェクタ2のRGB表色系の色特性値
RGBに変換して変換画像データを生成する。
〔第二の実施の形態の色ムラ検査システムの作用効果〕
上述したように、第二の実施の形態の色ムラ検査システム1Aでは、パターン画像出力
手段142の制御によりプロジェクタ2から出力されたパターン画像をカメラ5にて撮像
し、この撮像した撮像画像データの画像中心点におけるRGB階調値を取得する。そして
、この取得したRGB階調値と、パターン画像として出力された画像信号のRGB階調値
とを用い、式(5)に基づいてカメラ5のRGB/XYZ変換特性Mcを算出する。また
、色空間変換手段146は、プロジェクタ2のRGB/XYZ変換特性Mp,カメラ5の
RGB/XYZ変換特性Mc,および撮像画像データを用い、カメラ5の第二の色空間形
式からプロジェクタ2の第一の色空間形式に変換した変換画像データを生成する。
このため、カメラ5の色空間とプロジェクタ2とのRGB形式の色空間が一致しない場
合でも、カメラ5のRGB形式の色空間からプロジェクタ2のRGB形式の色空間に撮像
画像データの色特性を変換することができ、より精度のよい色ムラ検査用の変換画像デー
タを生成することができる。また、本実施の形態では、カメラ5とプロジェクタ2との色
空間形式がRGB表色系である場合を例示したが、カメラ5とプロジェクタ2との色空間
形式が異なる場合であっても、カメラ5の色空間変換特性Mcを算出することで、この色
空間変換特性Mcと、プロジェクタ2の色空間変換特性Mpとに基づいて、撮像画像デー
タをプロジェクタ2の色空間に変換することで、色ムラ検査の精度をより良好にできる変
換画像データを生成することができる。
〔他の実施の形態〕
なお、本発明は、以上説明した実施の形態に限定されず、本発明の目的を達せられる範
囲で種々の改良、変形が可能である。
例えば、上記第一および第二の実施の形態において、色空間変換手段146は、順応変
換としてVonKries順応変換を実施する例を示したが、これに限定されず、順応精
度や、容易性などのバランスを考慮した他の順応変換処理を実施してもよい。
また、上述したように、プロジェクタ2がIEC(国際電気標準会議)により定められた国
際標準規格であるsRGBに準じており、記憶部13に予めsRGBに対応したRGB/
XYZ変換特性MsRGBを記憶している場合、表示特性取得手段145は、このRGB
/XYZ変換特性MsRGBを読み込む構成としてもよい。この場合、パターン画像出力
手段142、色彩計6、測定特性取得手段143、および色空間変換特性算出手段144
が不要となり、構成をより簡単にすることができる。
同様に、第二の実施の形態において、データ処理装置10Aに接続されるカメラ5の色
空間変換特性が記憶部13に記憶されている場合、この色空間変換特性、およびプロジェ
クタ2のRGB/XYZ変換特性を用いて、変換画像データを生成してもよい。
さらに、上記実施の形態において、色空間変換特性として、RGB表色系の色空間形式
とXYZ表色系の色空間形式の変換特性であるRGB/XYZ変換特性を例示したが、こ
れに限らない。色空間としては、上述したように、RGB形式、XYZ形式の他、Yxy
形式、Xuv形式、Lch形式、HSI形式、L*a*b*形式、L*u*v*形式、CMYK形式
など、各種表色系を利用することができ、色空間変換特性Mp,Mcとして、これらの色
空間形式における変換特性を用いてもよい。
以上、本発明を実施するための最良の構成について具体的に説明したが、本発明は、こ
れに限定されるものではない。すなわち、本発明は、主に特定の実施形態に関して特に図
示され、かつ、説明されているが、本発明の技術的思想および目的の範囲から逸脱するこ
となく、以上述べた実施形態に対し、当業者が様々な変形および改良を加えることができ
るものである。
本発明に係る第一の実施の形態の色ムラ検査システムの概略構成を示す図である。 第一の実施の形態におけるデータ処理装置の概略構成を示すブロック図である。 第一の実施の形態におけるプロジェクタのRGB/XYZ変換特性を算出する色空間変換特性演算処理を示すフローチャートである。 色ムラ検査システムを用いた色ムラ検査方法のフローチャートである。 第二の実施の形態における色ムラ検査システムの概略構成を示すブロック図である。 プロジェクタのRGB/XYZ変換特性を算出する色空間変換特性演算処理を示すフローチャートである。
符号の説明
2…画像表示装置としてのプロジェクタ、5…撮像手段としてのカメラ、6…色彩計、
10…検査用画像データ生成装置としてのデータ処理装置、145…色空間変換特性取得
手段としての表示特性取得手段、146…色空間変換手段、147…撮像画像出力手段と
しての検査用画像出力手段。

Claims (6)

  1. 第一の色空間形式の画像信号が入力され、前記画像信号に基づいた画像を表示させる画
    像表示装置の色ムラを検査する色ムラ検査方法であって、
    前記画像表示装置に検査用画像信号を入力して、色ムラ検査用画像を表示させる検査画
    像表示工程と、
    前記第一の色空間形式と異なる第二の色空間形式における色特性値を、前記第一の色空
    間形式の色特性値に変換する際の変換特性である色空間変換特性を取得する色空間変換特
    性取得工程と、
    前記色ムラ検査用画像を撮像手段により撮像して、前記第二の色空間形式の撮像画像デ
    ータを取得する撮像工程と、
    前記色空間変換特性取得工程により得られた前記色空間変換特性に基づいて、前記撮像
    工程により取得された前記撮像画像データの色空間形式を前記第一の色空間形式に変換し
    て変換画像データを生成する色空間変換工程と、
    前記色空間変換工程により生成された前記変換画像データを前記画像表示装置により表
    示させる変換画像表示工程と、
    前記変換画像表示工程により表示された画像に基づいて、色ムラの検査を実施する色ム
    ラ検査工程と、
    を備えたことを特徴とする色ムラ検査方法。
  2. 請求項1に記載の色ムラ検査方法において、
    前記画像表示装置に所定のパターン画像信号を入力して、パターン画像を表示させるパ
    ターン画像表示工程と、
    前記パターン画像表示工程により表示された前記パターン画像を、色彩計を用いて測定
    して、表示色の色特性値を取得する色特性取得工程と、
    前記色特性取得工程により取得された前記色特性値、および前記パターン画像信号の色
    特性値に基づいて、前記色空間変換特性を算出する色空間変換特性算出工程と、
    を備え、
    前記色空間変換特性取得工程は、前記色空間変換特性算出工程にて算出された前記色空
    間変換特性を取得する
    ことを特徴とする色ムラ検査方法。
  3. 請求項1または請求項2に記載の色ムラ検査方法において、
    前記色空間変換工程は、前記撮像画像データに対し、人間の視覚に対応した順応変換を
    実施して、前記変換画像データを生成する
    ことを特徴とする色ムラ検査方法。
  4. 請求項3に記載の色ムラ検査方法において、
    前記順応変換は、不完全順応変換である
    ことを特徴とする色ムラ検査方法。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の色ムラ検査方法において、
    前記画像表示装置に所定のパターン画像信号を入力して、パターン画像を表示させるパ
    ターン画像表示工程と、
    前記画像表示装置により表示される前記パターン画像を前記撮像手段により撮像して、
    撮像パターン画像データを取得するパターン画像撮像工程と、
    前記パターン画像撮像工程により取得された撮像パターン画像データの色特性値を取得
    する撮像色特性取得工程と、
    前記撮像色特性取得工程により取得された前記撮像画像データの色特性値、および前記
    パターン画像信号の色特性値に基づいて、前記撮像手段における色空間変換特性である撮
    像色空間変換特性を算出する撮像色空間変換特性算出工程と、
    を備え、
    前記色空間変換工程は、前記撮像色空間変換特性算出工程において算出された前記撮像
    色空間変換特性と、前記色空間変換特性取得工程により取得された前記色空間変換特性に
    基づいて、前記変換画像データを生成する
    ことを特徴とする色ムラ検査方法。
  6. 画像表示装置により表示された色ムラ検査用画像を撮像して撮像画像データを取得する
    撮像手段と、
    前記第一の色空間形式と異なる第二の色空間形式における色特性値を、前記第一の色空
    間形式の色特性値に変換する際の変換特性である色空間変換特性を取得する色空間変換特
    性取得手段と、
    前記色空間変換特性に基づいて、前記撮像工程により取得された前記撮像画像データの
    色空間形式を前記第一の色空間形式に変換して変換画像データを生成する色空間変換手段
    と、
    前記変換画像データを前記画像表示装置に出力する撮像画像出力手段と、
    を具備したことを特徴とする検査用画像データ生成装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9984307B2 (en) 2014-01-14 2018-05-29 Papalab Co, Ltd. Coloring inspection apparatus and coloring inspection method
CN112819908A (zh) * 2021-02-20 2021-05-18 歌尔光学科技有限公司 白坐标的调整方法、装置、显示器和存储介质

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