JP2010103863A - 画像処理システムおよび画像処理装置、および画像処理方法 - Google Patents

画像処理システムおよび画像処理装置、および画像処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】プロジェクタとプリンタによる出力画像を重畳した再現画像において、ダイナミックレンジおよび色域を拡大しつつ、入力画像をより忠実に再現することは困難であった。
【解決手段】画像処理装置102は、入力画像101を、プロジェクタ103用のRGB信号と、プリンタ104用のCMY信号に変換する。この際に、プロジェクタ103における分光分布特性とプリンタ104における分光反射率特性に基づいて生成された変換用のLUTを用いる。そして該変換後の画像信号に基づいてプロジェクタ103およびプリンタ104で形成された画像を重畳することによって、ダイナミックレンジおよび色域を拡大しつつ、入力画像をより忠実に再現することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、複数のデバイスの組み合わせによって一つの画像を再現する画像処理システムおよび画像処理装置、および画像処理方法に関する。
近年、デジタルカメラ等で撮影した自然界の被写体や、コンピュータグラフィックス(CG)でモデリングした仮想オブジェクト等において、高いダイナミックレンジを持ったハイダイナミックレンジ画像(HDR画像)を扱う機会が増えてきている。こうしたHDR画像を、表示デバイスや出力デバイスによって、人間の主観的視覚に対して忠実に再現することが求められている。その際に、特に画像を大画面で表示できるプロジェクタや、高精細な大判出力が可能な大判プリンタ等のデバイスが、実物(被写体)やCGオブジェクトの色や階調、質感等を、迫力のあるサイズで再現可能であるため、その利用が期待されている。
しかしながら、一方でこれらのデバイスが有するダイナミックレンジや色域は、HDR画像を再現するには十分ではない。そのため、HDR画像をこれらのデバイスで再現するためには、トーンマッピングと呼ばれる階調圧縮処理や、色域圧縮処理を施す必要がある。なお、オリジナルの色や階調をより忠実に再現するためには、再現する側のデバイスのダイナミックレンジや色域ができる限り広いことが望ましいのはもちろんである。
このような観点を鑑みた場合、プロジェクタは高い白色輝度を持つ反面、黒色表示においても微量の光を投射してしまうため、これがコントラスト比を低下させる要因となっている。特に、照明が明るいほど黒の輝度が上昇する、いわゆる黒浮き現象が避けられないため、照明下ではコントラスト比や再現色域が極端に小さくなってしまう。なお一般にプロジェクタは、自身の発光によって形成された投影像がユーザに検知されるため、発光型のデバイスと称される。
一方、大判プリンタ等によるプリント物は、プロジェクタのような顕著な黒浮きは発生しないものの、反射物であるが故に照明光以上の明るさを得ることはできず、十分なダイナミックレンジが得られない。なお一般にプリンタは、メディア上に形成した画像に対する照明の反射光によって像がユーザに検知されるため、反射型のデバイスと称される。
以上のような輝度や色域の制限に対し、複数台のプロジェクタによる投影画像を重ねて表示するスタックプロジェクションによって、プロジェクタ一台の場合よりも輝度や色域を拡大する試みが行われている(例えば、特許文献1及び2参照)。
特開平5−107639号公報 特開2006−145863号公報
しかしながら、上記従来のスタックプロジェクション方式では、白色の輝度は高まるものの、それに付随して黒色の輝度も高くなるため、コントラスト比の向上は見込めなかった。また、照明環境下では依然として黒浮きの現象が起こるため、上記のようなコントラスト比や色域が小さくなる問題が改善されるわけではなかった。
本発明は上述した問題を解決するためになされたものであり、以下の機能を有する画像処理システムおよび画像処理装置、および画像処理方法を提供することを目的とする。すなわち、互いに出力形態が異なる複数のデバイスによる出力画像を重畳して1つの画像を再現する際に、該再現画像におけるダイナミックレンジおよび色域を拡大し、入力画像をより忠実に再現する。
上記目的を達成するための一手段として、本発明の画像処理システムは以下の構成を備える。
すなわち、互いに出力形態が異なる第1および第2のデバイスによる出力画像を重畳して1つの画像を再現する画像処理システムであって、再現対象となる画像信号を入力する入力手段と、該入力された画像信号から、前記第1のデバイス用の第1の画像信号と、前記第2のデバイス用の第2の画像信号を生成するデバイス画像生成手段と、前記第1の画像信号を前記第1のデバイスに出力し、前記第2の画像信号を前記第2のデバイスに出力する出力手段と、を有し、前記デバイス画像生成手段は、前記第1のデバイスに関する分光特性と前記第2のデバイスに関する分光特性に基づいて、前記第1および第2の画像信号を生成することを特徴とする。
さらに、前記第1のデバイスに関する分光特性と前記第2のデバイスに関する分光特性、および等色関数に基づいて作成された変換用のテーブルを保持する保持手段を有し、前記デバイス画像生成手段は、前記保持手段に保持されたテーブルを用いて、前記入力手段で入力された画像信号を前記第1および第2の画像信号に変換することを特徴とする。
上記構成からなる本発明によれば、互いに出力形態が異なる複数のデバイスによる出力画像を重畳して1つの画像を再現する際に、該再現画像におけるダイナミックレンジおよび色域を拡大し、入力画像をより忠実に再現することができる。
以下、添付の図面を参照して、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施形態において示す構成は一例に過ぎず、本発明は図示された構成に限定されるものではない。
<第1実施形態>
●システム概要
図1は、本実施形態の画像処理装置を用いた画像処理システムの概略構成を示す図である。同図に示すように本実施形態では、互いに出力形態が異なる複数のデバイス(プロジェクタ103/プリンタ104)による出力画像を重畳して1つの画像を再現する。すなわち、入力画像101を、第1のデバイスであるプロジェクタ103で再現し、さらに第2の画像出力デバイスであるプリンタ104でも再現し、これらを重畳する。なお、上記従来例でも説明したように、プロジェクタ103は、自身の発光によって形成された投影像がユーザに検知されるため、発光型のデバイスと称される。またプリンタ104は、メディア上に形成した画像に対する照明の反射光によって像がユーザに検知されるため、反射型のデバイスと称される。
入力画像101は、デジタルカメラやイメージスキャナ等により入力されたカラー画像データや、CGのようなコンピュータ上で生成されたグラフィック画像を、入力デバイスの特性や照明環境等を考慮してXYZの信号に変換した画像である。この入力画像101のXYZ信号が画像処理装置102に入力されると、画像処理装置102は入力されたXYZ信号を、第1のデバイス用の第1の画像信号と、第2のデバイス用の第2の画像信号と、に変換してそれぞれ出力する。すなわち、画像処理装置102はデバイス画像生成手段として機能し、入力されたXYZ信号から、プロジェクタ103用のRGB信号と、プリンタ104用のCMY信号を生成してそれぞれ出力する。
画像処理装置から出力されたRGB信号はプロジェクタ103に入力されて、プロジェクタ投影像105が得られる。またCMY信号はプリンタ104に入力されて、プリント画像106が得られる。このプリント画像106を例えば壁などに貼り付け、そのプリント領域に合わせて、プロジェクタ投影像105を投影する。あるいは、予めプロジェクタの投影幾何条件が定まっている場合は、それに基づいてプリント画像106のプリントサイズを決定して出力し、プロジェクタ投影領域とプリント領域を合わせて表示する。このとき、例えばプロジェクタ投影像105やプリント画像106に、外枠や位置合わせ用のアイコン等を付与して表示・出力しておくと、位置やサイズ合わせを簡易化できる。
このように本実施形態では、プロジェクタ投影像105とプリント画像106の位置を合わせて重畳する。これにより、例えば図2に示すように、プロジェクタ用のRGB信号とプリンタ用のCMY信号が画像のピクセル単位で重畳された、RGBCMY信号による再現画像を得ることができる。
ここで図3A〜図3Cに、一般的なプロジェクタ単体およびプリンタ単体の場合の色再現の仕組みと、プロジェクタとプリンタの重畳による色再現の仕組みについて、それぞれの概念図を比較して示す。
図3Aは、プロジェクタ単体の場合の色再現を表している。プロジェクタを投影するスクリーンおよびその他の諸条件を固定すると、あるプロジェクタのRGB信号に対する表示色XYZ(RGB)は、該RGB信号に対するプロジェクタの分光分布とスクリーンの分光反射率、および等色関数に基づいて一意に定まる。
また図3Bは、プリンタ単体の場合の色再現を表している。プリントメディアや観察照明およびその他の諸条件を固定すると、あるプリンタのCMY信号に対する表示色XYZ(CMY)は、該CMY信号に対するプリンタの分光反射率と観察照明の分光分布、および等色関数に基づいて一意に定まる。
一方、図3Cは、プロジェクタとプリンタの色を重畳する場合の色再現を表している。すなわち、プロジェクタのRGB信号およびプリンタのCMY信号の重畳による表示色XYZ(RGBCMY)は、該RGB信号に対するプロジェクタの分光分布と、該CMY信号に対するプリンタの分光反射率、および等色関数に基づいて定まる。これはつまり、あるCMY信号に対して、複数のRGB信号との組み合わせにより、複数の色が表現可能であるということを示す。
このように、プロジェクタとプリンタの色を重畳する場合には、プロジェクタのRGB信号とプリンタのCMY信号の組み合わせによって、単体デバイスでは再現できない様々な色を表現することが可能となり、ダイナミックレンジや色域拡大の効果が得られる。
本実施形態では、プロジェクタ投影光とプリンタ出力を重畳することによってダイナミックレンジおよび色域を拡大する。このダイナミックレンジの拡大効果を図4に、色域の拡大効果を図5に示す。
図4によれば、プロジェクタとプリンタの重畳を行った場合の方が、プロジェクタ単体の場合と比べて、再現できる黒の輝度レベルが低下し、コントラスト比が格段に上昇していることが分かる。これにより、暗部の再現色域も拡大するため、暗い色の再現性が向上する。また、プリンタ単体の場合と比べると、ダイナミックレンジは明暗両方向に拡大するため、明暗方向の再現性が格段に向上する。
図5は、xy色度図上に再現色域を示したものであり、それぞれ可視領域501、プロジェクタ単体の色域502、プリンタ単体の色域503、およびプロジェクタとプリンタを重畳した場合の色域504、を表している。同図によれば、重畳した場合の方がデバイス単体の場合よりも明らかに色域が拡大しているため、色の再現性も向上することが分かる。
●装置構成
図6は、本実施形態における画像処理装置102の構成例を示すブロック図である。同図において、CPU601は、ROM602および、ハードディスク(HD)607等に格納されたプログラムに従って、装置全体の動作を司る。その際、RAM603をワークメモリとして利用し、本実施形態に係る画像処理をはじめとする各種の処理を実行する。
入力デバイスインタフェース604は、入力デバイス605を接続するためのインタフェースである。入力デバイス605としてはキーボードやマウスなどの入力機器が含まれ、ユーザからの入力指示に用いられる。
ハードディスクインタフェース606はHD607を接続するためのインタフェースであり、ビデオインタフェース608はビデオデバイス609を接続するためのインタフェースである。ビデオデバイス609としては、入力画像や本発明に関わるユーザインタフェースの画面を表示するためのCRTやLCDなどのカラーモニタや、本実施形態の画像処理を適用した画像を表示するプロジェクタ103、等の表示機器が含まれる。
出力デバイスインタフェース610は、出力デバイス611を接続するためのインタフェースである。出力デバイス611としては、本実施形態の画像処理を適用したカラー画像を出力するインクジェットプリンタや電子写真プリンタといったプリンタ104、等の画像出力機器が含まれる。
測色機インタフェース612は、測色機613を接続するためのインタフェースである。測色機613としては、ビデオデバイス609や出力デバイス611のデバイス特性や、照明環境を測定するための測定機などが含まれる。なお、本実施形態は測色機インタフェース612や測色機613が存在しない構成としても実現可能であり、その場合にはROM602,RAM603ないしHD607に予め保持されたデバイス特性データや照明環境データを利用することも可能である。
画像入力部614は、本実施形態の画像処理を適用するための画像データを入力する。ただし、本実施形態は画像入力部614が存在しない構成としても実現可能であり、その場合にはROM602,RAM603ないしHD607に予め保持された画像データを利用することも可能である。
なお、本実施形態における上記各インタフェースとしては汎用のインタフェースが利用可能である。すなわち、その用途に応じて例えば、USBおよびIEEE1394などのシリアルインタフェース、並びに、SCSIおよびセントロニクスなどのパラレルインタフェース等を利用することができる。
●色変換処理
以下、本実施形態の画像処理装置102における色変換処理について説明する。図7は、本実施形態における色変換処理の概要を示すブロック図である。同図によれば、入力されたXYZ信号は、XYZ→RGBCMY変換部701(以下、単に変換部701と記載する)において、プロジェクタ103用のRGB信号と、プリンタ104用のCMY信号に変換される。すなわち変換部701では、HD607に保存されたRGBCMY−XYZの変換用のLUT702(以下、単にLUT702と記載する)を用いて、補間処理等の周知の変換方法により、XYZ信号をRGBCMY信号に変換する。このLUT702は、プロジェクタ103のRGB値と、プリンタ104のCMY値からなる色を重畳した際の色再現特性をXYZ値で表したものであり、その作成方法については後述する。
本実施形態ではこのように、プロジェクタ投影像とプリンタ出力画像を重ねて表示する際に、その重畳時の色特性を用いた色変換を行うことにより、実際の見えに忠実な再現を行うことができる。
●LUT作成処理
図8は、本実施形態においてXYZ信号をRGBCMY信号に変換する際に参照される、LUT702の作成処理を示すフローチャートである。
まずステップS801において、RGBCMYの格子信号を生成する。例えば、各色5グリッドで均等間隔となるRGBCMYの格子値を生成する。
次にステップS802において、ステップS801で生成した格子信号のうちの1格子点に対応する、1色のRGBCMY値を取得する。
そしてステップS803において、ステップS802で取得したRGBCMY値の注目RGB値に対応する、プロジェクタ103の分光分布特性を取得する。プロジェクタ103の分光分布特性は、予め所定のRGB値に対する分光分布を測定するなどして得られており、例えば分光分布プロファイルとしてHD607に記憶されている。分光分布プロファイルに注目RGB値と一致するRGB値が含まれていない場合には、補間処理等によって注目RGB値に対する分光分布特性を算出する。ここで、本実施形態における分光分布特性の取得方法については特に限定しない。例えば、所定のRGB値に対するプロジェクタの投影光を直接測定しても良い。また、分光反射率が既知であるスクリーンにプロジェクタの投影を行い、スクリーンからの反射光の分光分布を測定して、スクリーンの分光反射率の値を除することによって算出しても良い。
次にステップS804において、ステップS802で取得したRGBCMY値の注目CMY値に対応する、プリンタ104の分光反射率特性を取得する。プリンタ104の分光反射率特性は、予め所定のCMY値に基づいて対象となるメディアに印刷したパッチを測定するなどして得られており、例えば分光反射率プロファイルとしてHD607に記憶されている。分光反射率プロファイルに注目CMY値と一致するCMY値が含まれていない場合には、補間処理等によって注目CMY値に対する分光反射率特性を算出する。
次にステップS805において、ステップS802で取得した、プロジェクタ103の注目RGB値に基づく投影色とプリンタ104の注目CMY値に基づくプリント色と、を重ねた際の重畳再現色であるXYZ値を、以下の(1)式に基づいて算出する。
Figure 2010103863
なお、(1)式において、X(r,g,b,c,m,y),Y(r,g,b,c,m,y),Z(r,g,b,c,m,y)は、あるRGBCMY値に対するそれぞれX値,Y値,Z値である。また、Sprj(r,g,b,λ)はあるRGB値に対するプロジェクタ投影光の分光分布、Rprn(c,m,y,λ)はあるCMY値に対するプリント物の分光反射率である。また、x(λ),y(λ),z(λ)は2度視野のXYZ等色関数であり、λは波長を表す。
(1)式によればすなわち、本実施形態における重畳再現色であるXYZ値は、ステップS803で取得したプロジェクタの分光分布およびステップS804で取得したプリンタの分光反射率に基づいて算出されることが分かる。
次にステップS806において、ステップS801で生成した全ての格子信号に対するXYZ値を算出したか否かを判定する。全て算出済みであればステップS807に進むが、そうでない場合はステップS802の処理に戻り、まだXYZ値を算出していない格子信号に対する処理を行う。
最後にステップS807において、ステップS801で生成したRGBCMY信号と、ステップS805で算出したXYZ信号をそれぞれ対応づけてLUT化し、HD607に保存して終了する。本実施形態ではこのように、プロジェクタとプリンタの重畳特性に基づいたLUT702が生成される。
以上説明したように本実施形態によれば、発光型デバイスであるプロジェクタと、反射型デバイスであるプリンタの出力を重畳することにより、ダイナミックレンジや色域をデバイスの単体利用時よりも拡大することができる。その際に、プロジェクタおよびプリンタの分光特性に基づく重畳時の表示特性に応じた色変換処理を行うことにより、入力画像をより忠実に再現することが可能となる。
なお、本実施形態においては、プロジェクタおよびプリンタをそれぞれ一台ずつ用いる構成例を示したが、プロジェクタに関しては複数台を用いる構成であっても本実施形態は適用可能である。ここで図17に、n台(n≧2)のプロジェクタと一台のプリンタを用いて重畳再現する際のシステム概略図を示す。この場合の重畳特性は、1台目のプロジェクタ1701からn台目のプロジェクタ1703までの各プロジェクタの分光分布特性を加算して一つの分光分布特性とし、それとプリンタの分光反射率に基づいて算出すれば良い。この場合、各プロジェクタの分光分布特性は異なっていても問題ない。
<第2の実施形態>
以下、本発明に係る第2実施形態について説明する。なお、第2実施形態においては上述した第1実施形態と異なる部分についてのみ説明するとし、重複する部分については説明を省略する。
上述した第1実施形態では、画像を観察する環境の照明については特に考慮していなかった。そこで第2実施形態では図9に示すように、観察照明901を考慮した場合に、該照明に応じたLUT702を生成する方法を示す。すなわち第2実施形態においては、LUT702の作成方法が第1実施形態と異なる。
ここで図10に、照明を考慮する場合の重畳色再現の仕組みの概念を示す。同図によれば、照明を考慮した、プロジェクタのRGB信号およびプリンタのCMY信号の重畳による表示色XYZ(RGBCMY)illは、以下のように求められる。すなわちXYZ(RGBCMY)illは、該RGB信号に対するプロジェクタの分光分布と照明の分光分布、該CMY信号に対するプリンタの分光反射率、および等色関数、に基づいて定まる。
●LUT作成処理
図11は、第2実施形態において、XYZ信号をRGBCMY信号に変換する際に参照されるLUT702(図7に示す)を、照明を考慮して作成する処理を示すフローチャートである。第1実施形態で図8に示したフローチャートとは、ステップS1105〜S1106が異なる。すなわち、図11におけるステップS1101〜S1104は図8のステップS801〜804と同じであり、同様に、ステップS1107〜S1108はステップS806〜S807と同じであるため、説明を省略する。
図11のステップS1105では、観察照明901の分光分布特性を取得する。照明の分光分布特性は、該照明下に配置した完全拡散白色板を輝度計等の測定機によって測定するなどして得られ、照明の分光分布プロファイルとしてHD607に保存されている。
次にステップS1106において、プロジェクタ103の注目RGB値に基づく投影色と、プリンタ104の注目CMY値に基づくプリント色とを、観察照明901の下で重ねたときの重畳再現色であるXYZ値を、以下の(2)式に基づいて算出する。
Figure 2010103863
なお、(2)式において、X(r,g,b,c,m,y),Y(r,g,b,c,m,y),Z(r,g,b,c,m,y)は、あるRGBCMY値に対するそれぞれX値,Y値,Z値である。また、Sprj(r,g,b,λ)はあるRGB値に対するプロジェクタ投影光の分光分布である。また、Sill(λ)は観察照明の分光分布、Rprn(c,m,y,λ)はあるCMY値に対するプリント物の分光反射率である。また、x(λ),y(λ),z(λ)は2度視野のXYZ等色関数であり、λは波長を表す。
(2)式によればすなわち、重畳再現色であるXYZ値は、ステップS1103で取得したプロジェクタの分光分布およびステップS1104で取得したプリンタの分光反射率、およびステップS1105で取得した照明の分光分布特性、に基づいて算出される。
第2実施形態ではこのように、各RGBCMYの組み合わせに対する、観察照明下におけるXYZ値を算出することによって、観察照明下におけるLUT702が作成される。
以上説明したように第2実施形態によれば、画像を観察する照明環境に応じた重畳特性のテーブルを予め作成しておき、色変換処理において利用する。したがって、観察照明に応じた適切な色変換を行う事ができるため、照明環境下においても入力色を忠実に再現することができる。
なお、第2実施形態では、観察照明下でのXYZ値を以下のように算出することも可能である。まず、実際の観察照明下に置かれた分光反射率が既知であるスクリーンに所定のRGB値の光を投影して、スクリーンからの反射光の分光分布を測定する。そして、該スクリーンの分光反射率の値を除することによって、観察照明下におけるプロジェクタの分光分布特性を算出することができる。そして、得られたプロジェクタの分光分布特性と、プリンタの分光反射率に基づいて、上述した第1実施形態で示した(1)式により、観察照明下におけるRGBCMYの組み合わせに対するXYZ値を算出することができる。
<第3の実施形態>
以下、本発明に係る第3実施形態について説明するが、上述した第1および第2実施形態と異なる部分についてのみ説明し、重複する部分に関しては説明を省略する。
上述した第2の実施形態では、固定の照明環境に対する重畳特性テーブルを予め作成しておき、色変換処理に適用する例を示したが、第3実施形態では、観察環境照明が可変の場合に、照明を考慮した適応的な色変換処理を行う例を示す。
●色変換処理
図12は、第3実施形態における色変換処理の概要を示すブロック図である。同図によれば、入力されたXYZ信号は、変換部701において、プロジェクタ103用のRGB信号と、プリンタ104用のCMY信号に変換される。このとき、変換部701では、LUT選択部1201で選択されたLUTを用いて、補間処理等の周知の変換方法によりXYZ信号をRGBCMYの信号に変換する。
LUT選択部1201は、ユーザや照明光測定機等から入力された照明情報に基づいて、HD607に保存された複数の照明条件に応じたRGBCMY−XYZのLUTから、適切なテーブル選択を行う。
ここで、HD607に保存されている複数のLUTは、照明の種類や、色温度、照度、等の照明条件に基づいて作成されたものである。例えば図12の例では、まず照明の種類に応じたLUT群として、1202,1203,1204,1205が作成・保持されている。具体的には、LUT群1202は無照明、LUT群1203は高演色蛍光灯、LUT群1204は三波長蛍光灯、LUT群1205は普通形蛍光灯、にそれぞれ対応するものである。
高演色蛍光灯、三波長蛍光灯、普通形蛍光灯のそれぞれのLUT群(1203〜1205)については、以下のような複数の色温度および照度に応じて、複数のLUTが作成されている。例えば、色温度として6500K,5000K,3000K,・・・、照度として150lx,300lx,600lx,・・・、等である。
なお、第3実施形態における照明の種類や色温度、照度などは、上記の種類に限られるものではなく、他の条件でも適用可能であることはもちろんである。
第3実施形態では、ユーザによる指定や、照明光測定機等から入力される照明情報に、「照明の種類」や「色温度」、「照度」等の情報が含まれており、該入力された観察照明情報に基づいて、適切な照明条件のLUTが選択される。なお、入力された観察照明情報と同一条件となるLUTがない場合は、最も条件の近いLUTを選択しても良いし、条件が近似する複数のLUTの出力値を補間処理して、観察照明に合ったLUTを生成して、色変換に利用しても良い。
なお、これら複数の照明条件に対するLUTは、上述した第2実施形態における図11のフローチャートを実行して作成すれば良い。
以上説明したように第3実施形態によれば、複数の観察照明に対応した重畳特性のテーブルを予め作成して保持しておき、照明情報に応じて色変換処理において使用するテーブルを選択する。これにより、実際の観察環境の照明に基づいた適応的な色変換処理を行うことが可能となる。
<第4の実施形態>
以下、本発明に係る第4実施形態について説明するが、上述した第1実施形態と異なる部分についてのみ説明し、重複する部分に関しては説明を省略する。
上述した第1実施形態では、XYZ→RGBCMYの変換部701で利用する重畳特性LUTとして、入力がRGBCMYの6色からなる6次元LUTを利用していた。そのため、LUTの格子点数が大きくなるほど、LUTのデータ量が膨大になってしまうという問題がある。そこで第4実施形態では、色変換処理に利用する重畳特性LUTのデータ量を削減することを特徴とする。
●色変換処理
図13は、第4実施形態における色変換処理の概要を示すブロック図である。同図によれば、第4実施形態の色変換処理においては、XYZ→RoGoBo変換部1301とRoGoBo→RGBCMY変換部1302による色変換を行うが、以下、これら各変換部を単に変換部1301,変換部1302と記載する。また、変換部1301,1302ではそれぞれ、RoGoBo−XYZのLUT1303,RoGoBo→RGBCMYのLUT1304を参照するが、以下ではこれらを単にLUT1303,LUT1304と記載する。
図13によれば、入力されたXYZ信号はまず、変換部1301において、プロジェクタ103とプリンタ104の色を重ねた場合の仮想的なデバイス信号であるRoGoBo信号に変換される。このとき、変換部1301では、HD607に保存されたLUT1303を用いて、補間処理等によりXYZ信号をRoGoBo信号に変換する。このLUT1303は、プロジェクタ103とプリンタ104を重畳した場合の仮想的なデバイスの色信号をRoGoBoとしたときの、実際の色再現特性をXYZ値で表したものであり、その作成方法については後述する。
RoGoBo信号はその後、変換部1302において、プロジェクタ103用のRGB信号と、プリンタ104用のCMY信号に変換される。このとき、変換部1302で行われる色分解処理としては、後述するLUT1303の作成処理において行われる色分解処理と同じ処理を行う。例えば、図13に示すLUT1304のように、RoGoBo→RGBCMYとする共通の色分解テーブルを用いても良いし、別の方法で共通の色分解処理を行っても良い。
●LUT作成処理
図14は、第4実施形態においてXYZ信号をRoGoBo信号に変換する際に参照される、LUT1303の作成処理を示すフローチャートである。第1実施形態で図8に示したフローチャートとは、ステップS1401〜S1403とステップS1408が異なる。すなわち、図14におけるステップS1404〜S1407は図8のステップS803〜806と同じであるため、説明を省略する。
まずステップS1401において、仮想的なデバイス信号であるRoGoBoの格子信号を生成する。例えば、各色9グリッドで均等間隔となるRoGoBoの格子値を生成する。
次にステップS1402において、ステップ1401で生成した格子信号のうちの1色のRoGoBo値を取得する。
次にステップS1403において、ステップS1402で取得したRoGoBo信号をRGBCMYの色信号に色分解する。この色分解としては、図13に示すRoGoBo→RGBCMYの変換部1302と同じ処理を行う。具体的には、予め設計した色分解定義をLUT化しておき、ここでの色分解と、変換部1302における色変換処理とにおいて、該LUTを共通に利用しても良いし、以下のように何らかの共通定義を定めておいても良い。第4実施形態では、以下のような共通色分解定義を利用して、色分解処理を行うとする。
R=Ro,G=Go,B=Bo,C=1−Ro,M=1−Go,Y=1−Bo
ここで、各デバイス値は最小値が0、最大値が1になるよう正規化されているものとする。
以上の処理によってRGBCMY信号が得られると、ステップS1404〜S1407の処理を経ることによって、RoGoBoの全格子点に対応するXYZ値が算出される。そして最後にステップS1408において、ステップS1401で生成したRoGoBo信号と、ステップS1406で算出したXYZ信号をそれぞれ対応づけてLUT化し、これをLUT1303としてHD607に保存して処理を終了する。
以上説明したように第4実施形態によれば、重畳時のRGBCMY6次元の色空間を、RoGoBoという仮想的な3次元色空間に置き換えてLUTを作成することにより、上述した第1実施形態と比較して、保存するLUTのデータ量を削減することができる。これにより、格子点数を増やしたより近似精度の高いLUTを作成・保持することができるため、色変換の精度が向上する。
なお、第4実施形態においても、上述した第2,第3実施形態と同様に、観察照明を考慮した重畳特性LUTを作成し、色変換に適用することはもちろん可能である。
<第5の実施形態>
以下、本発明に係る第5実施形態について説明するが、上述した第1および第4実施形態と異なる部分についてのみ説明し、重複する部分に関しては説明を省略する。
第5実施形態では、デバイスの種類(プリンタ/プロジェクタ)によって再現対象を分担し、すなわち一方のデバイスで色再現を重視すれば、他方のデバイスでは明るさの補正を重視することを特徴とする。具体的には、プリンタは色重視で、プロジェクタは明るさ重視での再現を行うことを特徴とする。
すなわち第5実施形態においては、図13に示したRoGoBo→RGBCMYの変換部1302における色分解処理、および図14のステップS1403における色分解処理において、以下のような色分解定義を用いる。
R=W,G=W,B=W,C=1−Ro,M=1−Go,Y=1−Bo
ここで、各デバイス値は最小値が0、最大値が1になるよう正規化されているものとし、W=Max(Ro,Go,Bo)とする。このような色分解定義を用いることで、プリンタはCMYの印刷によって色再現を担い、プロジェクタは白から黒までの無彩色のみの投射によって明るさの再現を担うこととなる。
以上説明したように第5実施形態によれば、プリンタでは色再現を行い、プロジェクタでは明るさを補正した再現を行うことにより、プリンタのダイナミックレンジを拡大する効果が得られるため、プリント物の明暗再現性が向上する。
なお、色変換処理において参照する色変換LUTとして、CMYW−XYZの4次元テーブルを利用しても良い。この場合、入力のXYZ信号をCMYW信号に変換した後、W信号をプロジェクタ103のRGB信号へ変換すれば良い。
また、第5実施形態においても、上述した第2,第3実施形態と同様に、観察照明を考慮した重畳特性LUTを作成し、色変換に適用することが可能である。
<第6の実施形態>
以下、本発明に係る第6実施形態について説明するが、上述した第1および第4実施形態と異なる部分についてのみ説明し、重複する部分に関しては説明を省略する。
第6実施形態では、上述した第5実施形態とは逆に、プロジェクタは色重視で、プリンタは明るさ重視での再現を行うことを特徴とする。
すなわち第6実施形態においては、図13に示したRoGoBo→RGBCMYの変換部1302における色分解処理、および図14のステップS1403における色分解処理において、以下のような色分解定義を用いる。
R=Ro,G=Go,B=Bo,C=K,M=K,Y=K
ここで、各デバイス値は最小値が0、最大値が1になるよう正規化されているものとし、K=Min(1−Ro,1−Go,1−Bo)とする。このような色分解定義を用いることで、プロジェクタはRGBの投影によって色再現を担い、プリンタは白から黒までの無彩色のみの印刷によって明るさの再現を担うこととなる。
以上説明したように第6実施形態によれば、プロジェクタでは色再現を行い、プリンタでは明るさ再現を行うことにより、プロジェクタのダイナミックレンジを暗い方に拡大する効果が得られるため、黒浮きを軽減し、プロジェクタの暗部再現性が向上する。
なお、色変換処理において用いる参照する色変換LUTとして、RGBK−XYZの4次元テーブルを利用しても良い。この場合、入力のXYZ信号をRGBK信号に変換した後、K信号をプリンタ104のCMY信号へ変換すれば良い。
また、第6実施形態においても、上述した第2,第3実施形態と同様に、観察照明を考慮した重畳特性LUTを作成し、色変換に適用することが可能である。
<第7の実施形態>
以下、本発明に係る第7実施形態について説明するが、上述した第1および第4実施形態と異なる部分についてのみ説明し、重複する部分に関しては説明を省略する。
第7実施形態では、デバイスの種類(プリンタ/プロジェクタ)によって、それぞれが得意とする再現域の色を再現対象とするように分担する。具体的には、明度の高い色(明るい色)は主にプロジェクタで、明度の低い色(暗い色)は主にプリンタで、再現を行うことを特徴とする。
すなわち第7実施形態においては、図13に示したRoGoBo→RGBCMYの変換部1302における色分解処理、および図14のステップS1403における色分解処理において、以下のような色分解定義を用いる。
W≦offset のとき、
R=G=B=0
W>offset のとき、
R=G=B=((W−offset)/(1−offset))γ
C=1−Ro,M=1−Go,Y=1−Bo
ここで、各デバイス値は最小値が0、最大値が1になるよう正規化されているものとし、W=Max(Ro,Go,Bo)とする。また、offsetは閾値、γはパラメータであり、一例としてoffset=0.8,γ=3とする。このような色分解定義を用いることで、明度が閾値よりも高い明るい色はプロジェクタ中心での再現を行い、明度が閾値以下の暗い色はプリンタ中心での再現を行うことができる。
以上説明したように第7実施形態によれば、デバイスが得意な再現域の色を再現するように色変換処理を行う。これにより、例えば光沢を持つCG画像等の光沢領域(鏡面反射領域)をプロジェクタにより再現し、それ以外の領域(拡散反射領域)をプリンタによって再現することによって、ダイナミックレンジの広い画像を再現することが可能となる。
なお、第7実施形態においても、上述した第2,第3実施形態と同様に、観察照明を考慮した重畳特性LUTを作成し、色変換に適用することが可能である。
<第8実施形態>
以下、本発明に係る第8実施形態について説明するが、上述した第1および第4実施形態と異なる部分についてのみ説明し、重複する部分に関しては説明を省略する。
第8実施形態においては、画像内のオブジェクトごとに、再現方法を切り替えることを特徴とする。
●色変換処理
図15は、第8実施形態における色変換処理の概要を示すブロック図である。同図に示すように第8実施形態では、上述した第4実施形態で図13に示した色変換処理と同様に、XYZ→RoGoBoの変換部1301とRoGoBo→RGBCMYの変換部1302による色変換を行う。第8実施形態では、このとき参照するRoGoBo−XYZのLUTおよびRoGoBo−RGBCMYのLUTを、LUT選択部1501でオブジェクト情報およびユーザ指示に基づいて選択することを特徴とする。
LUT選択部1501は、入力されたXYZ信号に対応付けられたオブジェクト情報およびユーザの指示情報に基づいて、HD607に保存された複数のLUTから、適切なLUTを選択する。本実施形態では例えば、オブジェクト情報として、イメージ、グラフィクス、テキストの3種類のオブジェクトの種類が与えられるとする。
ここで、HD607に保存されている複数のLUTは、デバイスの組み合わせ別に、すなわち利用形態ごとに作成されたものである。例えば図15の例では、プロジェクタ単体用のLUT群1502、プリンタ単体用のLUT群1503、プリンタとプロジェクタの重畳用のLUT群1504、が作成・保持されている。
図15に示すプリンタとプロジェクタの重畳用のLUT群1504におけるRoGoBo−XYZのLUT1504−1−1,1504−2−1等は、それぞれが異なる特性を有するように作成されている。例えば、上述した第4〜第7実施形態に記載した作成方法によって、それぞれが作成されているものとする。LUT群1504にはまた、LUT1504−1−1,1504−2−1等に対し、その作成時に使用されたものと同じRoGoBo−RGBCMYのLUT1504−1−2,1504−2−2等が、ペアとして関連付けられている。なお、RoGoBo−RGBCMYのLUT1504−1−2,1504−2−2等で定義される色分解は、上述した第4〜第7実施形態で説明したものに限定されるものではなく、任意の色分解定義に基づいて作成されたものであっても良い。
ただし、プロジェクタ単体用のLUT群1502と、プリンタ単体用のLUT群1503におけるRoGoBo−RGBCMYのLUT(1502−1−2,1502−2−2等)に関しては、その色分解定義に対して以下のような制約があるとする。
まず、プロジェクタ単体用のRoGoBo−RGBCMYのLUTについては、常に、C=M=Y=0とする。これにより、該LUTを適用したオブジェクトの領域についてはプリンタによる印刷が行われないため、プロジェクタ単体での色再現がなされる。
次に、プリンタ単体用のRoGoBo−RGBCMYのLUTについては、常に、R=G=B=0とする。これにより、該LUTを適用したオブジェクトの領域についてはプロジェクタからの投影光は僅かとなるため、プリンタ単体とほぼ同一の色再現がなされる。
第8実施形態では以上のように、画像内のオブジェクトごとにLUTを切り替えることによって、オブジェクトごとの色再現方法を切り替えることができる。
●ユーザインタフェース
第8実施形態では上述したように、LUT選択部1501でオブジェクト情報に応じてLUTを選択するが、ユーザによってその詳細な規定が与えられる。
ここで図16に、LUT選択部1501への規定を与えるユーザ指示を入力するためのユーザインタフェース(以下、単にUIと記載する)の例を示す。
1601は、LUTを決定するためのUI画面の一例である。まずオブジェクトの種類として、イメージ1602、グラフィックス1603、テキスト1604の3種類に分類されている。そして、オブジェクト種類のそれぞれ対して、再現するデバイスの組み合わせを示す再現デバイス1605と、その際に使用するルックアップテーブル(LUT)1606を選択するようになっている。
オブジェクト種類ごとに再現デバイス1605としては、「プロジェクタ単体」「プリンタ単体」「プロジェクタとプリンタの重畳」の3つのうち、その1つをチェックボックスで選択する。その選択結果に応じて、LUT1606のプルダウンメニューにより表示されるLUT群が変更され、ユーザが該プルダウンメニューより所望のLUTを選択する。なお、LUT1606に選択可能として表示されるLUTは、RoGoBo−XYZのLUT(1602−1−1等)であるが、これと関連付けられているRoGoBo−RGBCMYのLUT(1602−1−2等)も自動的に選択されることになる。
そして最後に、ユーザがOKボタン1607をクリックすることにより、オブジェクトごとに、色変換時に使用されるLUTが決定される。
これにより第8実施形態では、例えば、テキストオブジェクトについては、プロジェクタとプリンタの出力を重畳したときの位置ずれ等による文字のにじみ等を防ぐために、プリンタやプロジェクタ単体での再現を選択することができる。また、その他のオブジェクトについては、プロジェクタとプリンタとの重畳によるダイナミックレンジや色域拡大の恩恵を受けるために、プロジェクタとプリンタとの重畳による色再現を行うように設定することができる。
第8実施形態では以上のようにして規定されたLUTの組を用いて、図15に示すXYZ→RoGoBo変換部1301およびRoGoBo→RGBCMY変換部1302において、オブジェクトに応じた色変換が行われる。
以上説明したように第8実施形態によれば、オブジェクトごとに再現するデバイスや重畳特性を切り替えるように色変換を行うことで、オブジェクト毎に最適な色変換処理を行うことができる。
なお、第8実施形態においても、上述した第2,第3実施形態と同様に、観察照明を考慮した重畳特性LUTを作成し、色変換に適用することが可能である。
<他の実施形態>
本発明は例えば、システム、装置、方法、プログラム若しくは記憶媒体(記録媒体)等としての実施態様をとることが可能である。具体的には、複数の機器(例えば、ホストコンピュータ、インタフェース機器、撮影装置、webアプリケーション等)から構成されるシステムに適用しても良いし、また、一つの機器からなる装置に適用しても良い。
本発明は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムを、システムあるいは装置に直接あるいは遠隔から供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータが該供給されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される。なお、この場合のプログラムとは、実施形態において図に示したフローチャートに対応したコンピュータ可読のプログラムである。
従って、本発明の機能処理をコンピュータで実現するために、該コンピュータにインストールされるプログラムコード自体も本発明を実現するものである。つまり、本発明は、本発明の機能処理を実現するためのコンピュータプログラム自体も含まれる。
その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等の形態であっても良い。
プログラムを供給するための記録媒体としては、以下に示す媒体がある。例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、MO、CD-ROM、CD-R、CD-RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVD(DVD-ROM,DVD-R)などである。
プログラムの供給方法としては、以下に示す方法も可能である。すなわち、クライアントコンピュータのブラウザからインターネットのホームページに接続し、そこから本発明のコンピュータプログラムそのもの(又は圧縮され自動インストール機能を含むファイル)をハードディスク等の記録媒体にダウンロードする。また、本発明のプログラムを構成するプログラムコードを複数のファイルに分割し、それぞれのファイルを異なるホームページからダウンロードすることによっても実現可能である。つまり、本発明の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるWWWサーバも、本発明に含まれるものである。
また、本発明のプログラムを暗号化してCD-ROM等の記憶媒体に格納してユーザに配布し、所定の条件をクリアしたユーザに対し、インターネットを介してホームページから暗号化を解く鍵情報をダウンロードさせることも可能である。すなわち該ユーザは、その鍵情報を使用することによって暗号化されたプログラムを実行し、コンピュータにインストールさせることができる。
また、コンピュータが、読み出したプログラムを実行することによって、前述した実施形態の機能が実現される。さらに、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが、実際の処理の一部または全部を行い、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現され得る。
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、実行されることによっても、前述した実施形態の機能が実現される。すなわち、該プログラムの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行うことが可能である。
本実施形態に係る画像再現システムの概略構成例を示すブロック図である。 本実施形態におけるプロジェクタ投影像とプリント画像の重畳再現を示す概念図である。 本実施形態におけるプロジェクタ単体での色再現の概念を示す図である。 本実施形態におけるプリンタ単体での色再現の概念を示す図である。 本実施形態に係るプロジェクタおよびプリンタ重畳時の色再現の概念を示す図である。 本実施形態におけるダイナミックレンジの拡大効果を示す図である。 本実施形態における色域の拡大効果を示す図である。 本実施形態における画像処理装置の構成例を示すブロック図である。 本実施形態の画像処理装置における色変換処理の概要を示すブロック図である。 本実施形態におけるRGBCMY−XYZのLUTの作成処理を示すフローチャートである。 第2実施形態における照明を考慮した画像再現システムの概略構成例を示すブロック図である。 第2実施形態における観察照明を考慮した重畳時の色再現の概念を示す図である。 第2実施形態におけるRGBCMY−XYZのLUTの作成処理を示すフローチャートである。 第3実施形態の画像処理装置における色変換処理の概要を示すブロック図である 第4実施形態の画像処理装置における色変換処理の概要を示すブロック図である。 第4実施形態におけるRoGoBo−XYZのLUTの作成処理を示すフローチャートである。 第8実施形態の画像処理装置における色変換処理の概要を示すブロック図である。 第8実施形態におけるLUT選択用のユーザインタフェース例を示す図である。 本実施形態において、複数台のプロジェクタを用いた重畳再現を行う画像再現システムの概略構成例を示すブロック図である。

Claims (18)

  1. 互いに出力形態が異なる第1および第2のデバイスによる出力画像を重畳して1つの画像を再現する画像処理システムであって、
    再現対象となる画像信号を入力する入力手段と、
    該入力された画像信号から、前記第1のデバイス用の第1の画像信号と、前記第2のデバイス用の第2の画像信号を生成するデバイス画像生成手段と、
    前記第1の画像信号を前記第1のデバイスに出力し、前記第2の画像信号を前記第2のデバイスに出力する出力手段と、を有し、
    前記デバイス画像生成手段は、前記第1のデバイスに関する分光特性と前記第2のデバイスに関する分光特性に基づいて、前記第1および第2の画像信号を生成することを特徴とする画像処理システム。
  2. さらに、前記第1のデバイスに関する分光特性と前記第2のデバイスに関する分光特性、および等色関数に基づいて作成された変換用のテーブルを保持する保持手段を有し、
    前記デバイス画像生成手段は、前記保持手段に保持されたテーブルを用いて、前記入力手段で入力された画像信号を前記第1および第2の画像信号に変換することを特徴とする請求項1に記載の画像処理システム。
  3. 前記第1のデバイスは、自身の発光によって形成した画像がユーザに観察される発光型のデバイスであり、
    前記第2のデバイスは、メディア上に形成した画像からの反射光がユーザに観察される反射型のデバイスである
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像処理システム。
  4. 前記第1のデバイスはプロジェクタであり、
    前記第2のデバイスはプリンタである
    ことを特徴とする請求項3に記載の画像処理システム。
  5. 前記第1のデバイスに関する分光特性は前記プロジェクタの投影光の分光分布特性であり、
    前記第2のデバイスに関する分光特性は前記プリンタのプリント物における分光反射率特性である
    ことを特徴とする請求項4に記載の画像処理システム。
  6. 前記保持手段は、前記第1のデバイスに関する分光特性と前記第2のデバイスに関する分光特性、観察照明の分光特性、および等色関数に基づいて作成された変換用のテーブルを保持していることを特徴とする請求項2乃至5のいずれか1項に記載の画像処理システム。
  7. 前記保持手段は、それぞれが異なる観察照明に応じて作成された複数のテーブルを保持し、
    さらに、実際の観察照明の情報に応じて前記保持手段から適切なテーブルを選択するテーブル選択手段を有し、
    前記デバイス画像生成手段は、前記テーブル選択手段で選択されたテーブルを用いて、前記入力手段で入力された画像信号を前記第1および第2の画像信号に変換することを特徴とする請求項6に記載の画像処理システム。
  8. 前記テーブルは、前記第1および第2のデバイスによる出力画像を重畳した際の仮想的な3次元色空間を用いて作成されていることを特徴とする請求項2乃至7のいずれか1項に記載の画像処理システム。
  9. 前記テーブルは、前記第1のデバイスと前記第2のデバイスのうち、一方が色再現を重視し、他方が明るさの補正を重視するように作成されたものであることを特徴とする、請求項8に記載の画像処理システム。
  10. 前記テーブルは、明度が予め定められた閾値よりも高い色を前記第1のデバイスが再現し、明度が前記閾値以下である色を前記第2のデバイスが再現するように作成されたものであることを特徴とする、請求項8に記載の画像処理システム。
  11. 前記保持手段は、前記第1および第2のデバイスのそれぞれによる単体用および重畳用の利用形態ごとに、それぞれが異なる特性を有する複数のテーブルを保持し、
    さらに、画像内のオブジェクトの種類ごとに、前記第1および第2のデバイスの利用形態に応じて、前記保持手段から適切なテーブルを選択するテーブル選択手段を有し、
    前記デバイス画像生成手段は、前記テーブル選択手段で選択されたテーブルを用いて、前記入力手段で入力された画像信号を前記第1および第2の画像信号に変換することを特徴とする請求項6に記載の画像処理システム。
  12. 前記テーブル選択手段は、ユーザ指示に基づいて、画像内のオブジェクトの種類ごとに、前記第1および第2のデバイスの利用形態および該利用形態に応じたテーブルを選択することを特徴とする請求項11に記載の画像処理システム。
  13. 互いに出力形態が異なる第1および第2のデバイスによる出力画像を重畳して1つの画像を再現するために、該第1および第2のデバイス用の画像をそれぞれ生成する画像処理装置であって、
    再現対象となる画像信号を入力する入力手段と、
    該入力された画像信号から、前記第1のデバイス用の第1の画像信号と、前記第2のデバイス用の第2の画像信号を生成するデバイス画像生成手段と、を有し、
    前記デバイス画像生成手段は、前記第1のデバイスに関する分光特性と前記第2のデバイスに関する分光特性に基づいて、前記第1および第2の画像信号を生成することを特徴とする画像処理装置。
  14. さらに、前記第1のデバイスに関する分光特性と前記第2のデバイスに関する分光特性、および等色関数に基づいて作成された変換用のテーブルを保持する保持手段を有し、
    前記デバイス画像生成手段は、前記保持手段に保持されたテーブルを用いて、前記入力手段で入力された画像信号を前記第1および第2の画像信号に変換することを特徴とする請求項13に記載の画像処理装置。
  15. 互いに出力形態が異なる第1および第2のデバイスによる出力画像を重畳して1つの画像を再現するために、該第1および第2のデバイス用の画像をそれぞれ生成する画像処理方法であって、
    再現対象となる画像信号を入力する入力ステップと、
    該入力された画像信号から、前記第1のデバイス用の第1の画像信号と、前記第2のデバイス用の第2の画像信号を生成するデバイス画像生成ステップと、を有し、
    前記デバイス画像生成ステップにおいては、前記第1のデバイスに関する分光特性と前記第2のデバイスに関する分光特性に基づいて、前記第1および第2の画像信号を生成することを特徴とする画像処理方法。
  16. さらに、前記第1のデバイスに関する分光特性と前記第2のデバイスに関する分光特性、および等色関数に基づいて変換用のテーブルを作成しておき、
    前記デバイス画像生成ステップにおいては、前記テーブルを用いて、前記入力ステップで入力された画像信号を前記第1および第2の画像信号に変換することを特徴とする請求項15に記載の画像処理方法。
  17. コンピュータを請求項1乃至12のいずれか1項に記載の画像処理システムの各手段として機能させるためのプログラム。
  18. 請求項17に記載のプログラムを記憶したコンピュータ可読な記憶媒体。
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