JPH1198032A - Cdma通信装置及びcdma通信方法 - Google Patents

Cdma通信装置及びcdma通信方法

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JPH1198032A
JPH1198032A JP10113131A JP11313198A JPH1198032A JP H1198032 A JPH1198032 A JP H1198032A JP 10113131 A JP10113131 A JP 10113131A JP 11313198 A JP11313198 A JP 11313198A JP H1198032 A JPH1198032 A JP H1198032A
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JP
Japan
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transmission
slot
data
control information
transmitted
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Application number
JP10113131A
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English (en)
Inventor
Mitsuru Uesugi
充 上杉
Kazuyuki Miya
和行 宮
Osamu Kato
修 加藤
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH1198032A publication Critical patent/JPH1198032A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 送信データが無い場合や、送信データの
レートが低い場合であっても、特定の周期的なパルス信
号が発生しないこと。 【解決手段】 第1スロットのパイロットシンボル1
021やTPCシンボル1022を送信開始時と同一の
送信電力で送信し、データシンボル1023の送信電力
を0とし、第2スロット以降は、パイロットシンボル1
031やTPCシンボル1032を送信開始時と同じ位
置でかつ送信開始時に比べて小さい送信電力で送信し、
更にTPCの後は同じ送信電力でダミー信号1033を
同じように送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディジタル無線通
信などに用いるCDMA通信装置及びCDMA通信方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の技術について、図19乃至図21
を参照して説明する。
【0003】図19は、従来のCDMA通信システムの
移動局と基地局の全体構成図である。図19において、
CDMA通信システムの移動局は、送信データ100が
入力される拡散制御器101と、この拡散制御器101
の出力、パイロットシンボル102、及び後述する電力
制御信号(TPC)を多重する時間多重器103と、C
DMA変調器104と、送信アンプ105と、アンテナ
106と、電力制御信号(TPC)107を時間多重器
103へ出力するSIR測定器108と、受信データ1
09を出力する信号分離器110と、CDMA復調器1
11と、同期保持器112と、から構成される。
【0004】一方、CDMA通信システムの基地局も同
様の構成を採る。すなわち、CDMA通信システムの基
地局は、送信データ200が入力される拡散制御器20
1と、この拡散制御器201の出力、パイロットシンボ
ル202、及び後述する電力制御信号(TPC)を多重
する時間多重器203と、CDMA変調器204と、送
信アンプ205と、アンテナ206と、電力制御信号
(TPC)207を時間多重器203へ出力するSIR
測定器208と、受信データ209を出力する信号分離
器210と、CDMA復調器211と、同期保持器21
2と、から構成される。
【0005】以上のように構成されたCDMA通信シス
テムの移動局の送信動作を説明する。送信データ100
は、拡散制御器101によって拡散制御を施される。す
なわち、送信データのレートを判定し、レートが低い場
合は、小さな振幅でかつ長いシンボル長のスロットにな
るように処理され、送信データレートが大きい場合は大
きな振幅でかつ短いシンボル長のスロットになるように
処理される。時間多重器103では、この処理結果とパ
イロットシンボル102とSIR測定器108で得られ
た電力制御信号(TPC)107を時間多重し、これを
CDMA変調器104でCDMA変調を施して、送信ア
ンプ105で増幅してアンテナ106から送信する。
【0006】例えば、送信データのレートが高い場合
は、図20(a)に示すように、パイロットシンボル1
やTPCシンボル2と同じ送信電力でデータシンボル3
を送信する。また、データが無いときは、図20(b)
に示すように、パイロットシンボル11やTPCシンボ
ル12は、送信開始時と同一の送信電力で送信するが、
データシンボル13は送信電力を0とする。
【0007】一方、送信データのレートが低い場合は、
図20(c)に示すように、パイロットシンボル21や
TPCシンボル22は、送信開始時と同一の送信電力で
送信し、データシンボル23はシンボルの時間長を長く
する代わりに小さな送信電力で送信する。
【0008】また、送信データのレートが低い場合は、
図20(d)に示すように、パイロットシンボル31や
TPCシンボル32を送信開始時と同一の送信電力で送
信し、データシンボル33もこれと同一の送信電力で送
信しても良い。この場合、データが少ないために途中で
送信を打ち切る。
【0009】以上の送信方法によって、データシンボル
23及び33の品質をデータシンボル3の品質と同等に
することができる。
【0010】送信フレーム全体についてみると、データ
レートが高い場合は図21(a)に示すような送信電力
パターンとなり、データが無い場合は図21(b)に示
すような送信電力パターンとなり、データレートが低い
場合は図21(c)又は図21(d)に示すような送信
電力パターンとなる。
【0011】一方、基地局の受信側は、アンテナ206
でデータを受信し、CDMA復調器211で復調し、信
号分離器210によって信号を分離する。パイロットシ
ンボルを用いて同期保持器212は同期保持を行い、そ
れによって受信信号がCDMA復調器211で安定して
復調できるように同期保持を行う。また、パイロットシ
ンボルとTPCシンボルによってSIR測定器208で
上り回線のSIR(信号対干渉比)を計算し、これに基
づいて上り回線の送信電力の値を制御する電力制御信号
(TPC)207を算出する。
【0012】なお、基地局側の送信と移動局側の受信の
動作は、移動局側の送信と基地局側の受信と同様の動作
である。
【0013】以上のように、従来のCDMA通信システ
ムにおいても、様々なレートのCDMA信号を伝送する
ことができる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のCDMA通信システムでは、データが無い場合、及
びデータのレートが低い場合には、送信電力のパターン
が特定の周期のパルス信号となり、その結果、他の機器
に影響を及ぼす大きな電力の線スペクトルが特定の周波
数成分に発生し、周期的な信号から影響を受け易い周辺
機器に悪影響を及ぼす恐れがあるという問題点がある。
【0015】本発明はかかる点に鑑みてなされたもので
あり、送信データが無い場合や、送信データのレートが
低い場合であっても、特定の周期的なパルス信号が発生
しないCDMA通信装置を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は以下の手段を講じた。
【0017】請求項1記載のCDMA通信装置に関する
発明は、送信フレームの第1スロットで送信データのレ
ートを判定するレート判定手段と、第2スロット以降の
各スロットの先頭に付される送信制御情報の送信電力を
送信データの送信電力と同一とする処理を行うレベル制
御手段と、前記判定結果に応じた均一の送信電力で前記
処理されたフレームを送信する送信手段と、を具備する
構成を採る。
【0018】この構成により、データのレートが高い場
合、低い場合、また、データが無い場合であっても送信
フレームを均一の送信電力で送信することができるた
め、特定の周期的なパルスの発生を抑制することがで
き、周期的な信号から影響を受けやすい周辺機器に悪影
響を及ぼすことを防止することができる。
【0019】請求項2記載の発明は、請求項1記載のC
DMA通信装置において、レベル制御手段が、送信デー
タが無い場合はダミー信号を送信フレームに多重する多
重化手段を備える構成を採る。
【0020】この構成により、データが無い場合であっ
ても、送信フレームを均一の送信電力で送信することが
できる。このため、特定の周期的なパルスの発生を抑制
することができ、周期的な信号から影響を受けやすい周
辺機器に悪影響を及ぼすことを防止することができる。
【0021】請求項3記載のCDMA通信装置に関する
発明は、送信フレームの第1スロットで送信データのレ
ートを判定するレート判定手段と、第2スロット以降の
各スロットを構成する送信制御情報と送信データとをス
ロット全体に拡散する処理を行う拡散制御手段と、前記
判定結果に応じた均一の送信電力で前記拡散されたスロ
ットから構成されるフレームを送信する送信手段と、を
具備する構成を採る。
【0022】この構成により、送信制御情報と送信デー
タとをスロット全体に拡散することができ、送信フレー
ムを均一の送信電力で送信することができる。このた
め、特定の周期的なパルスの発生を抑制することがで
き、周期的な信号から影響を受け易い周辺機器に悪影響
を及ぼすことを防止することができる。
【0023】請求項4記載の発明は、請求項3記載のC
DMA通信装置において、拡散制御手段が、送信データ
が無い場合に、送信制御情報をスロット全体に拡散する
処理を行う構成を採る。
【0024】この構成により、送信データが無い場合で
あっても、送信制御情報と送信データとをスロット全体
に拡散することができ、送信フレームを均一の送信電力
で送信することができる。このため、特定の周期的なパ
ルスの発生を抑制することができ、周期的な信号から影
響を受けやすい周辺機器に悪影響を及ぼすことを防止す
ることができる。また、ダミー信号を送信する必要が無
いため、他のユーザに与える干渉による影響を低く押さ
えることができる。
【0025】請求項5記載の発明は、請求項1又は請求
項3記載のCDMA通信装置において、送信手段が、レ
ート判定手段による判定の結果、送信データのレートが
低い場合に、第1スロットで送信制御情報と送信データ
とを同一の送信電力で送信し、前記送信データの送信終
了直後に送信を打ち切る制御を行う構成を採る。
【0026】この構成により、送信データのレートが低
い場合でも、第2スロット以降が均一の送信電力により
抑えられるため、特定の周期的なパルスの発生を抑制す
ることができ、周期的な信号から影響を受け易い周辺機
器に悪影響を及ぼすことを防止することができる。
【0027】請求項6記載の発明は、請求項1又は請求
項3記載のCDMA通信装置において、送信データのレ
ートが変化するか否かを判定するレート変化判定手段
と、この判定の結果、変化しない場合は送信中のフレー
ムと同一の送信電力で次のフレームの第1スロットの送
信制御情報を送信し、変化する場合は送信開始時と同一
の送信電力で次の第1スロットの送信制御情報を送信す
る送信制御手段と、を具備する構成を採る。
【0028】この構成により、伝送レートが変化する場
合にのみ各フレームの第1スロットで送信制御情報を送
信開始時の送信電力で送信し、伝送レートが変化しない
場合は送信制御情報及び送信データを均一の送信電力で
送信することができる。このため、送信データが無い場
合でもフレーム単位のピッチ信号の発生を防止すること
ができ、特定の周期的なパルスの発生を抑制することが
でき、周期的な信号から影響を受け易い周辺機器に悪影
響を及ぼすことを防止することができる。
【0029】請求項7記載の発明は、請求項6記載のC
DMA通信装置において、送信制御手段が、同一の送信
電力で継続して送信する場合に、ランダムに送信フレー
ムの第1スロットの送信制御情報を送信開始時と同一の
送信電力で送信する構成を採る。
【0030】この構成により、同一の送信電力で継続し
て送信する場合、ランダムに送信制御情報を送信開始時
の送信電力で送信することができるため、伝送レートが
変化した際にレートの判定を誤っても、この誤った状態
を是正することができる。
【0031】請求項8記載の発明は、請求項1乃至請求
項7のいずれかに記載のCDMA通信装置において、送
信制御情報が、パイロットシンボルと電力制御信号を含
む構成を採る。この構成により、複数のスロットから構
成されるフレームの送受信を確実に行うことができる。
【0032】請求項9記載の発明は、請求項1乃至請求
項8のいずれかに記載のCDMA通信装置において、判
定の結果、送信データが無い場合に、第1スロットの送
信制御情報と特定のパターンデータとを同一の送信電力
で送信し、送信データのレートが低い場合に、送信制御
情報と送信データとを送信するとともにさらに送信デー
タを繰り返して送信する構成を採る。
【0033】この構成により、受信側でパターンマッチ
ングを行うことができるため、受信側が第1スロットに
おける送信データのレート判定を容易に行うことができ
る。
【0034】請求項10記載のCDMA通信装置に関す
る発明は、送信制御情報及び送信データを多重化してフ
レームを構成する多重化手段と、送信制御情報及び送信
データを異なるコードで拡散する拡散手段と、前記処理
されたフレームを送信する送信手段と、を具備する構成
を採る。
【0035】請求項28記載のCDMA通信方法に関す
る発明は、送信制御情報及び送信データを多重化してフ
レームを構成し、送信制御情報及び送信データを異なる
コードで拡散し、並びに前記処理されたフレームを送信
する構成を採る。
【0036】これらの構成によれば、送信制御情報の送
信パワを小さくすることができ、送信制御情報が周期的
に送信されることを防止できる。
【0037】請求項11記載の発明は、請求項10記載
のCDMA通信装置において、多重化手段が、異なる位
相で構成されたパターンで送信制御情報を構成する構成
を採る。
【0038】請求項29記載の発明は、請求項28記載
のCDMA通信方法において、異なる位相で構成された
パターンで送信制御情報を構成する構成を採る。
【0039】これらの構成によれば、送信制御情報の送
信パワを小さくすることができると共に、送信制御情報
が周期的に送信されることを更に効率的に防止できる。
【0040】請求項12記載の発明は、請求項10記載
のCDMA通信装置において、伝送レートに応じて送信
制御情報の送信電力を制御する送信電力制御手段を具備
する構成を採る。
【0041】請求項30記載の発明は、請求項28記載
のCDMA通信方法において、伝送レートに応じて送信
制御情報の送信電力を制御する構成を採る。
【0042】これらの構成によれば、伝送レートが高い
場合の信号の品質をより高めることができ、システムに
おける干渉の総量を低減することができる。
【0043】請求項13記載の発明は、請求項10記載
のCDMA通信装置において、多重化手段が、送信デー
タの先頭スロットに送信制御情報を付与する構成を採
る。
【0044】請求項31記載の発明は、請求項28記載
のCDMA通信方法において、送信データの先頭スロッ
トに送信制御情報を付与する構成を採る。
【0045】これらの構成によれば、これにより、デー
タがある場合に、より回線品質を高めることができ、デ
ータの品質を維持しつつシステムにおける干渉の総量を
低減することができる。しかも、送信制御情報の送信パ
ワを小さくすることができるので、周期的な信号から影
響を受け易い周辺機器に悪影響を及ぼすことを防止する
ことができる。
【0046】請求項14記載の移動局装置に関する発明
は、送信フレームの第1スロットで送信データのレート
を判定するレート判定手段、第2スロット以降の各スロ
ットの先頭に付される送信制御情報の送信電力を送信デ
ータの送信電力と同一とする処理を行うレベル制御手
段、並びに前記判定結果に応じた均一の送信電力で前記
処理されたフレームを送信する送信手段を具備するCD
MA通信装置を備える構成を採る。
【0047】請求項15記載の基地局装置に関する発明
は、送信フレームの第1スロットで送信データのレート
を判定するレート判定手段、第2スロット以降の各スロ
ットの先頭に付される送信制御情報の送信電力を送信デ
ータの送信電力と同一とする処理を行うレベル制御手
段、並びに前記判定結果に応じた均一の送信電力で前記
処理されたフレームを送信する送信手段を具備するCD
MA通信装置を備える構成を採る。
【0048】請求項16記載のCDMA通信システムに
関する発明は、請求項14記載の移動局装置と、請求項
15記載の基地局装置と、を具備する構成を採る。
【0049】これらの構成により、送信データのレート
が高い場合、低い場合、また、送信データが無い場合で
あっても送信フレームを均一の送信電力で送信すること
ができる。このため、特定の周期的なパルスの発生を抑
制することができ、周期的な信号から影響を受け易い周
辺機器に悪影響を及ぼすことを防止することができる。
【0050】請求項17記載のCDMA通信方法に関す
る発明は、送信フレームの第1スロットで送信データの
レートを判定し、第2スロット以降で送信する送信制御
情報及び送信データを前記判定結果に応じた均一の送信
電力で送信する構成を採る。
【0051】この方法により、送信データのレートが高
い場合、低い場合、また、送信データが無い場合であっ
ても送信フレームを均一の送信電力で送信することがで
きる。このため、特定の周期的なパルスの発生を抑制す
ることができ、周期的な信号から影響を受けやすい周辺
機器に悪影響を及ぼすことを防止することができる。
【0052】請求項18記載の発明は、請求項17記載
のCDMA通信方法において、判定の結果、送信データ
が無い場合に、第1スロットで送信制御情報のみを送信
し、第2スロット以降で送信する送信制御情報を、第1
スロットの送信電力より小さい送信電力で送信するとと
もに、この送信電力と同一の送信電力でダミー信号を送
信する構成を採る。
【0053】この方法により、送信データが無い場合で
あっても、送信フレームを均一の送信電力で送信するこ
とができる。このため、特定の周期的なパルスの発生を
抑制することができ、周期的な信号から影響を受けやす
い周辺機器に悪影響を及ぼすことを防止することができ
る。
【0054】請求項19記載の発明は、請求項17記載
のCDMA通信方法において、判定の結果、送信データ
のレートが低い場合に、第1スロットで送信制御情報と
送信データとを送信し、第2スロット以降で送信制御情
報及び送信データのシンボル長の和をスロット長と等し
くして送信する構成を採る。
【0055】この方法により、送信データのレートが低
い場合であっても、送信制御情報と送信データのシンボ
ル長の和をスロット長と等しくすることができ、送信フ
レームを均一の送信電力で送信することができる。この
ため、特定の周期的なパルスの発生を抑制することがで
き、周期的な信号から影響を受け易い周辺機器に悪影響
を及ぼすことを防止することができる。
【0056】請求項20記載の発明は、請求項17記載
のCDMA通信方法において、判定の結果、送信データ
のレートが低い場合に、第1スロットで送信制御情報と
送信データとを同一の送信電力で送信し、前記送信デー
タの送信終了直後に送信を打ち切る構成を採る。
【0057】この方法により、送信データのレートが低
い場合でも、第2スロット以降が均一の送信電力により
抑えられるため、特定の周期的なパルスの発生を抑制す
ることができ、周期的な信号から影響を受け易い周辺機
器に悪影響を及ぼすことを防止することができる。
【0058】請求項21記載の発明は、請求項17記載
のCDMA通信方法において、判定の結果、送信データ
が無い場合に、第1スロットで送信制御情報のみを送信
し、第2スロット以降で送信する送信制御情報をスロッ
ト全体に拡散して送信する構成を採る。
【0059】この方法により、送信データが無い場合で
あっても、送信制御情報と送信データとをスロット全体
に拡散することができ、送信フレームを均一の送信電力
で送信することができる。このため、特定の周期的なパ
ルスの発生を抑制することができ、周期的な信号から影
響を受け易い周辺機器に悪影響を及ぼすことを防止する
ことができる。また、ダミー信号を送信する必要が無い
ため、他のユーザに与える影響を低く押さえることがで
きる。
【0060】請求項22記載の発明は、請求項17記載
のCDMA通信方法において、判定の結果、送信データ
のレートが低い場合に、第1スロットで送信制御情報と
送信データとを送信し、第2スロット以降で送信制御情
報及び送信データをスロット全体に拡散して送信する構
成を採る。
【0061】この方法により、第2スロット以降の送信
制御情報と送信データとをスロット全体に拡散すること
ができ、送信フレームを均一の送信電力で送信すること
ができる。このため、特定の周期的なパルスの発生を抑
制することができ、周期的な信号から影響を受け易い周
辺機器に悪影響を及ぼすことを防止することができる。
【0062】請求項23記載の発明は、請求項17記載
のCDMA通信方法において、判定の結果、送信データ
が無い場合に、第1スロットで送信制御情報と特定のパ
ターンデータとを同一の送信電力で送信する構成を採
る。
【0063】請求項24記載の発明は、請求項17記載
のCDMA通信方法において、判定の結果、送信データ
のレートが低い場合に、第1スロットで送信制御情報と
特定のパターンデータとを送信するとともにさらに同一
の送信データを反復して送信する構成を採る。
【0064】このような方法により、受信側でパターン
マッチングを行うことができる。このため、受信側が第
1スロットにおける送信データのレート判定を容易に行
うことができる。
【0065】請求項25記載の発明は、請求項17記載
のCDMA通信方法において、送信データのレートが変
化するか否かを判定し、変化しない場合は送信中のフレ
ームと同一の送信電力で次のフレームの第1スロットの
送信制御情報を送信し、変化する場合は送信開始時と同
一の送信電力で次の第1スロットの送信制御情報を送信
する構成を採る。
【0066】この方法により、伝送レートが変化する場
合にのみ各フレームの第1スロットで送信制御情報を送
信開始時の送信電力で送信し、伝送レートが変化しない
場合は送信制御情報及び送信データを均一の送信電力で
送信することができる。このため、無音が連続する場
合、すなわち、送信データが無い場合でもフレーム単位
のピッチ信号の発生を防止することができ、特定の周期
的なパルスの発生を抑制することができ、周期的な信号
から影響を受け易い周辺機器に悪影響を及ぼすことを防
止することができる。
【0067】請求項26記載の発明は、請求項25記載
のCDMA通信方法において、同一の送信電力で継続し
て送信する場合に、ランダムに送信フレームの第1スロ
ットの送信制御情報を送信開始時と同一の送信電力で送
信する構成を採る。
【0068】この方法により、同一の送信電力で継続し
て送信する場合、ランダムに送信制御情報を送信開始時
の送信電力で送信することができる。このため、伝送レ
ートが変化した際にレートの判定を誤っても、この誤っ
た状態を是正することができる。
【0069】請求項27記載の発明は、請求項17記載
のCDMA通信方法において、送信制御情報は、パイロ
ットシンボルと電力制御信号を含む構成を採る。この方
法により、複数のスロットから構成されるフレームの送
受信を確実に行うことができる。
【0070】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、添付図面を参照して詳細に説明する。
【0071】(実施の形態1)本発明の実施の形態1に
おいては、フレームの先頭のスロットにおいてのみ、パ
イロットシンボル及びTPC(電力制御信号)シンボル
はレートによらず一定の位置に一定の送信電力で送信
し、それ以外のシンボルはレートに応じた送信を行い、
更に第2スロット以降はパイロットシンボル及びTPC
(電力制御信号)シンボルの位置は変えずに、データと
ともにデータレートに応じた送信電力で送信する場合に
ついて説明する。これにより、スロット毎にパルスが生
じるのを防ぎ、それによって不要な線スペクトルを抑え
ることができる。
【0072】図1は、実施の形態1のCDMA通信シス
テムの移動局装置及び基地局装置を示す全体構成図であ
る。図1において、CDMA通信システムの移動局は、
送信データ1100が入力される拡散制御器1101
と、パイロットシンボル1102が入力されるレベル制
御器1113と、電力制御信号(TPC)1107が入
力されるレベル制御器1114と、拡散制御器110
1、レベル制御器1113、及びレベル制御器1114
の出力とダミー信号1115とを多重化する時間多重器
1103と、CDMA変調器1104と、送信アンプ1
105と、アンテナ1106と、電力制御信号(TP
C)1107を時間多重器1103へ出力するSIR測
定器1108と、受信データ1109を出力する信号分
離器1110と、CDMA復調器1111と、同期保持
器1112と、から主に構成される。
【0073】一方、CDMA通信システムの基地局は、
送信データ1200が入力される拡散制御器1201
と、この拡散制御器1201の出力、パイロットシンボ
ル1202、及び後述する電力制御信号(TPC)12
07を多重する時間多重器1203と、CDMA変調器
1204と、送信アンプ1205と、アンテナ1206
と、電力制御信号(TPC)1207を時間多重器12
03へ出力するSIR測定器1208と、受信データ1
209を出力する信号分離器1210と、CDMA復調
器1211と、同期保持器1212と、から主に構成さ
れる。
【0074】次に、移動局の送信動作を説明する。送信
データ1100は、拡散制御器1101によって拡散制
御を施される。すなわち、送信データレートが低い場合
は、小さな振幅でかつ長いシンボル長になるように処理
され、送信データレートが大きい場合は、大きな振幅で
かつ短いシンボル長になるように処理される。
【0075】パイロットシンボル1102は、レベル制
御器1113でデータと同じ振幅になるように振幅を加
工され、電力制御信号(TPC)1107は、レベル制
御器1114でデータと同じ振幅になるように振幅を加
工される。時間多重器1103では、これらの結果とダ
ミー信号1115を時間多重し、これをCDMA変調器
1104でCDMA変調を施して、送信アンプ1105
で増幅してアンテナ1106から送信する。
【0076】次に、図2を参照して信号フォーマットに
ついて説明する。ここでは、複数のスロットをまとめて
フレームと定義し、フレーム内においては伝送レートは
一定であるとする。送信データのレートが高い場合は、
図2(a)に示すように、第1スロットのみパイロット
シンボル1001やTPCシンボル1002とデータシ
ンボル1003を同じ送信電力で送信する。この場合
は、第2スロット以降も図2(b)に示すように、パイ
ロットシンボル1011やTPCシンボル1012とデ
ータシンボル1013とを同じ送信電力で送信する。ま
た、データが無い場合は、図2(c)に示すように、第
1スロットのパイロットシンボル1021やTPCシン
ボル1022を送信開始時と同一の送信電力で送信し、
データシンボル1023の送信電力は0とする。
【0077】一方、図2(d)に示すように、データが
ない場合の第2スロット以降は、パイロットシンボル1
031やTPCシンボル1032を図2(a)に示す場
合と同じ位置でかつ図2(a)に示す場合と比べて小さ
い送信電力で送信し、更にTPCの後は同じ送信電力で
ダミー信号1033を同じように送信する。
【0078】更に、データレートが低い場合は、図2
(e)に示すように第1スロットのパイロットシンボル
1041やTPCシンボル1042を送信開始時と同一
の送信電力で送信し、データシンボル1043について
は、シンボルの時間長を長くする代わりに小さな送信電
力で送信する。
【0079】また、データレートが低い場合は、図2
(f)に示すようにパイロットシンボル1061、TP
Cシンボル1062、及びデータシンボル1063を送
信開始時と同一の送信電力で送信し、データが少ないた
めに途中で送信を打ち切っても良い。
【0080】更に、データレートが低い場合は、図2
(g)に示すように、第2スロット以降は、パイロット
シンボル1051やTPC信号1052やデータシンボ
ル1053を同一の送信電力で送信し、そのシンボル長
の長さの和がスロット長になるようし、データシンボル
1053とデータシンボル1003の品質が同一になる
ように送信電力を調節しても良い。
【0081】次に、図3を参照して、フレーム全体を考
察する。データレートが高い場合は図3(a)に示す送
信電力のパターンとなり、送信制御ビット1071及び
データ1073が同じ送信電力となる。データが無い場
合は図3(b)に示す送信電力のパターンとなり、第1
スロットの送信制御ビット1071のみの送信電力が高
く、第2スロット以降の送信電力ビット1071及び空
データ1072の送信電力が低い。データレートが低い
場合は図3(c)に示す送信電力のパターンとなり、第
1スロットの送信制御ビット1071のみの送信電力が
高く、第2スロット以降の送信制御ビット及びデータ1
073の送信電力が低い。いずれも、第2スロット以降
は均一の送信電力となる。
【0082】以上により、どのようなデータレートにお
いても、スロット時間で繰り返す周期信号は存在しない
ため、周期的な信号から影響を受け易い周辺機器に悪影
響を及ぼすことを防止することができる。
【0083】一方、基地局の受信側は、アンテナ120
6でデータを受信し、CDMA復調器1211で復調
し、信号分離器1210によって信号を分離する。パイ
ロットシンボルを用いて同期保持器1212は同期保持
を行い、それによって受信信号がCDMA復調器121
1で安定して復調できるように同期保持を行う。また、
パイロットシンボルとTPCシンボルを用いてSIR測
定器1208で上り回線のSIR(信号対干渉比)を計
算し、これに基づいて上り回線の送信電力の値を制御す
る電力制御信号(TPC)1207を算出する。
【0084】なお、基地局側の送信と移動局側の受信
は、従来技術の基地局側の送信と移動局側の受信と同様
の動作である。なお、周期的な信号に敏感に反応する周
辺機器に悪影響を及ぼすことがあるという問題は、上り
回線にのみ生じるため、下り回線の信号は従来通り行わ
れる。
【0085】送信データ1200は、拡散制御器120
1によって拡散制御を施される。すなわち、送信データ
レートが低い場合は、小さな振幅でかつ長いシンボル長
になるように処理され、送信データレートが大きい場合
は、大きな振幅でかつ短いシンボル長になるように処理
される。時間多重器1203では、この結果、パイロッ
トシンボル1202、及びSIR測定器1208で得ら
れた電力制御信号(TPC)1207を時間多重し、C
DMA変調器1204でCDMA変調を施して、送信ア
ンプ1205で増幅し、アンテナ1206から送信す
る。
【0086】移動局の受信側では、アンテナ1106で
データを受信し、CDMA復調器1111で復調し、信
号分離器1110によって信号を分離する。パイロット
シンボルを用いて同期保持器1112は同期保持を行
い、それによって受信信号がCDMA復調器1111で
安定して復調できるように同期保持を行う。また、パイ
ロットシンボルとTPCシンボルを用いてSIR測定器
1108で上り回線のSIR(信号対干渉比)を計算
し、これに基づいて上り回線の送信電力の値を制御する
電力制御信号(TPC)1107を算出する。
【0087】以上のように、第1スロットのパイロット
シンボルと電力制御信号(TPC)はレートによらず一
定であるため、この部分のSIR測定や電力制御は滞り
なく行うことができる。また、第1スロットのTPCよ
り後の部分の送信電力を測定することにより、送信デー
タのレートの判定ができる。このため、第2スロット以
降では、送信制御を判定結果を用いて行うことができ、
パイロットシンボルやTPCによるスロット毎の周期的
なパルスの発生を防止することができる。その結果、周
期的な信号から影響を受け易い周辺機器に悪影響を及ぼ
すことを防止することができる。
【0088】(実施の形態2)本発明の実施の形態2に
おいては、フレームの先頭のスロットにおいてのみ、パ
イロットシンボル及びTPC(電力制御信号)シンボル
をレートにかかわらず一定の位置に一定の送信電力で送
信し、それ以外のシンボルについてはレートに応じた送
信を行い、更に第2スロット以降はパイロットシンボル
及びTPC(電力制御信号)シンボルのデータをデータ
レートに応じた送信電力及びシンボル時間で送信する場
合について説明する。これにより、スロット毎にパルス
が生じるのを防ぎ、それによって不要な線スペクトルを
抑え、かつパイロット信号やTPCを十分な品質で伝送
できる。
【0089】図4は、実施の形態2のCDMA通信シス
テムの移動局及び基地局を示す全体構成図である。図4
においては、図1に示す構成のレベル制御器1113と
1114の代わりに、拡散制御器2113と2114が
設けられている。その他の構成は図1に示す構成と同様
であるため、その説明を省略する。
【0090】以上のように構成された実施の形態2に係
るCDMA通信システムの移動局の送信動作を説明す
る。送信データ1100は、拡散制御器1101によっ
て拡散制御される。すなわち、送信データレートが低い
場合は、小さな振幅でかつ長いシンボル長になるように
処理され、送信データレートが大きい場合は、大きな振
幅でかつ短いシンボル長になるように処理される。パイ
ロットシンボル2102及び電力制御信号1107は、
拡散制御器2113及び2114で送信データとともに
送信スロット全体に拡散される。
【0091】時間多重器1103では、上記の拡散制御
器1101,2113,2114の出力を時間多重し、
これにCDMA変調器1104でCDMA変調を施し
て、送信アンプ1105で増幅してアンテナ1106か
ら送信する。
【0092】次に、図5を参照して、信号フォーマット
について説明する。ここでは、複数のスロットをまとめ
てフレームと定義し、フレーム内においては伝送レート
は一定であるとする。送信データのレートが高い場合
は、図5(a)に示すように、第1スロットのみパイロ
ットシンボル2011やTPCシンボル2012とデー
タシンボル2013とを同じ送信電力で送信する。この
場合は第2スロット以降も図5(b)に示すように、パ
イロットシンボル2001やTPCシンボル2002と
データシンボル2003とを同じ送信電力で送信する。
【0093】また、送信データが無い場合は、図5
(c)に示すように、第1スロットのパイロットシンボ
ル2021やTPCシンボル2022を送信開始時と同
一の送信電力で送信し、データシンボル2023の送信
電力を0とする。一方、図5(d)に示すように、デー
タがない場合は、第2スロット以降は、パイロットシン
ボル2031やTPCシンボル2032をスロット全体
に拡散し、かつ、図5(a)の場合と比べて小さい送信
電力で送信する。
【0094】また、データレートが低い場合は、図5
(e)に示すように、第1スロットのパイロットシンボ
ル2041やTPCシンボル2042を送信開始時と同
一の電力で送信し、データシンボル2043については
シンボルに時間長を長くする代わりに小さな送信電力で
送信する。これにより、データシンボル2043の品質
をデータシンボル2013の品質と同等にすることがで
きる。
【0095】また、データレートが低い場合は、図5
(f)に示すように、パイロットシンボル2061やT
PCシンボル2062を送信開始時と同一の電力で送信
し、データシンボル2063も同一の送信電力で送信し
ても良い。この場合、データが少ないために送信を途中
で打ち切る。これにより、データシンボル2063の品
質をデータシンボル2013の品質と同等にすることが
できる。
【0096】更に、データレートが低い場合、図5
(g)に示すように、第2スロット以降は、パイロット
シンボル2051やTPC信号2052やデータシンボ
ル2053を同一の送信電力で送信し、そのシンボル長
はこれらの長さの和がスロット長になるように処理す
る。また、送信電力を、データシンボル2053とデー
タシンボル2013の品質が同一になるように調節す
る。
【0097】次に、図6を参照して、フレーム全体を考
察する。データレートが高い場合は図6(a)に示す送
信電力のパターンとなり、送信制御ビット2071及び
データ2073が同じ送信電力となる。データが無い場
合は図6(b)に示す送信電力のパターンとなり、第1
スロットの送信制御ビット2071のみの送信電力が高
く、第2スロット以降の送信電力ビット2071の送信
電力が低い。データレートが低い場合は図6(c)に示
す送信電力のパターンとなり、第1スロットの送信制御
ビット2071のみの送信電力が高く、第2スロット以
降の送信制御ビット2071及びデータ2073の送信
電力が低い。いずれも、第2スロット以降は均一の送信
電力となる。なお、基地局の動作は実施の形態1と同様
であるため、説明を省略する。
【0098】以上により、どのようなデータレートにお
いても、スロット時間で繰り返す周期信号は存在しない
ため、周期的な信号から影響を受け易い周辺機器に悪影
響を及ぼすことを防止することができる。
【0099】(実施の形態3)本発明の実施の形態3で
は、フレームの先頭のスロットにおいてのみ、パイロッ
トシンボル及びTPC(電力制御信号)シンボルをレー
トによらず一定の位置に一定の送信電力で送信し、それ
以外のシンボルについてレートに応じた送信を行い、更
に第2スロット以降についてはパイロットシンボル及び
TPC(電力制御信号)シンボルの位置は変えずに、デ
ータとともにデータレートに応じた送信電力で送信する
場合について説明する。
【0100】これにより、スロット毎にパルスが生じる
のを防ぎ、それによって不要な線スペクトルを抑えるこ
とができる。しかも、データがない状態が連続した場合
にも、不規則なパルスしか生じないようにすることでフ
レーム単位の周期信号による線スペクトルを抑圧するこ
とができる。
【0101】図7は、実施の形態3のCDMA通信シス
テムの移動局及び基地局を示す全体構成図である。図7
においては、図1に示す構成でフレームカウンタ311
6,3216と、パターン記憶器3115、3215と
を追加している。
【0102】このフレームカウンタ3116、3216
は、ランダムに第1スロットのパイロットシンボル及び
TPC(電力制御信号)シンボル(送信制御情報)を送
信開始時と同一の送信電力で送信するフレームであるス
ーパーフレームの中の何フレーム目かを数えるものであ
る。基地局におけるフレームカウンタ3216は独自に
動作する。一方、移動局におけるフレームカウンタ31
16は、同期保持器3112よって同期を獲得し、その
同期信号をもとに動作させるので、基地局のフレームカ
ウンタ3216と同期している。
【0103】また、パターン記憶器3115は、移動局
側も基地局側も同一の構成である。パターン記憶器31
15,3215には、同一レートが連続した場合におい
ても第1スロットに特別なフォーマットを使用するか、
しないかを記憶させておく。ここで、特別なフォーマッ
トとは、送信制御情報を送信開始時と同一の送信電力で
送信する場合の信号フォーマットをいう。
【0104】拡散制御器1101、レベル制御器111
3、及びレベル制御器1114は、パターン記憶器31
15の出力に従ってフォーマットを制御する。
【0105】また、基地局側の同期保持器1212は、
パターン記憶器3215の出力に従って、受信タイミン
グを発生してCDMA復調器1211で正確に上り信号
を受信できるようにする。その他の構成は実施の形態1
と同様であるため、その説明を省略する。
【0106】実施の形態1では、全ての第1スロットに
対して、特別なフォーマットを適用するため、無音が連
続したりすると、フレーム単位のピッチの信号が生じる
場合がある。そこで、実施の形態3では、伝送レートが
変化する場合のみ第1スロットに特別なフォーマットを
適用する。
【0107】ただし、信号レートが変化したときに、仮
に伝送レート判定を誤った場合は、次にレートが変化す
るまでその状態が継続するため、特定のフレームに対し
ては信号レートが変化しなくても第1スロットに特別な
フォーマットを適用する。すなわち、ランダムに第1ス
ロットの送信制御情報を送信開始時の送信電力で送信す
る。このパターンには、複数フレームを単位としたスー
パーフレームという単位のパターンを適用し、スーパー
フレームを周期としたランダムパターンとする。これに
より、実施の形態1における同一レート連続時のフレー
ム毎のピッチを持つ成分を抑制することができる。
【0108】次に、図8を参照して、信号フォーマット
について説明する。ここでは、複数のスロットをまとめ
てフレームと定義し、フレーム内では伝送レートは一定
であるとする。
【0109】送信データのレートが高い場合は、図8
(a)に示すように、第1スロットのみパイロットシン
ボル3001やTPCシンボル3002とデータシンボ
ル3003とを同じ送信電力で送信する。この場合は、
第2スロット以降も図8(b)に示すように、パイロッ
トシンボル3011やTPCシンボル3012とデータ
シンボル3013とを同じ送信電力で送信する。また、
データが無い場合は、図8(c)に示すように、第1ス
ロットのパイロットシンボル3021やTPCシンボル
3022を送信開始時と同一の送信電力で送信し、デー
タシンボル3023の送信電力を0とする。
【0110】一方、図8(d)に示すように、データが
ない場合の第2スロット以降は、パイロットシンボル3
031やTPCシンボル3032を図8(a)に示す場
合と同じ位置でしかも図8(a)に示す場合に比べて小
さい送信電力で送信し、更にTPC送信後は同じ送信電
力でダミー信号3033を同じように送信する。
【0111】更に、データレートが低い場合は、図8
(e)に示すように、第1スロットのパイロットシンボ
ル3041やTPCシンボル3042を送信開始時と同
一の送信電力で送信し、データシンボル3043につい
てはシンボルに時間長を長くする代わりに小さな送信電
力で送信する。
【0112】また、データレートが低い場合は、図8
(f)に示すように、パイロットシンボル3061、T
PCシンボル3062、及びデータシンボル3063を
送信開始時と同一の送信電力で送信しても良い。この場
合、データが少ないために途中で送信を打ち切る。
【0113】更に、データレートが低い場合は、図8
(g)に示すように、第2スロット以降は、パイロット
シンボル3051やTPC信号3052、及びデータシ
ンボル3053を同一の送信電力で送信し、そのシンボ
ル長の長さの和がスロット長になるようし、データシン
ボル3053とデータシンボル3003の品質が同一に
なるように送信電力を調節しても良い。
【0114】次に、図9を参照して、フレーム全体につ
いて考察する。図9(a)に示すように、有音区間であ
る第1フレーム3001から無音区間である第2フレー
ム3002に移行する場合は、データレートが変化する
ため、第2フレームの第1スロットが特別なフォーマッ
トとなる。
【0115】第2フレーム3002から第3フレーム3
003への移行の際は、データレートが変化しないた
め、第3フレームの第1スロットは特別なフォーマット
としない。このため、データが無い場合でも、送信制御
情報がパルス状の信号を発生させることを防止できる。
第3フレーム3003から第4フレーム3004への移
行の際は、データレートは変化しないが、第4フレーム
の第1スロットは特別なフォーマットとなる。これによ
り、レート判定を仮に誤ったとしても、その是正を図る
ことができる。
【0116】第4フレーム3004から第5フレーム3
005への移行は、データレートが変化するため、第5
フレームの第1スロットが特別なフォーマットとなる。
また、図9(b)に示すように、無音が連続する場合
は、ランダムに各フレームの第1スロットで、送信制御
情報を送信開始時の送信電力で送信するため、レート判
定に誤りがあってもこれを是正することができる。
【0117】(実施の形態4)本発明の実施の形態4で
は、フレームの先頭のスロットにおいてのみ、パイロッ
トシンボル及びTPC(電力制御信号)シンボルをレー
トによらず一定の位置に一定の送信電力で送信し、それ
以外のシンボルについてレートに応じた送信を行い、更
に第2スロット以降についてはパイロットシンボル及び
TPC(電力制御信号)シンボルの位置は変えずに、デ
ータとともにデータレートに応じた送信電力で送信する
場合について説明する。
【0118】これにより、スロット毎にパルスが生じる
のを防ぎ、それによって不要な線スペクトルを抑えるこ
とができる。しかも、パイロット信号やTPCを十分な
品質で伝送でき、かつデータがない状態が連続した場合
にも、不規則なパルスしか生じないようにすることでフ
レーム単位の周期信号による線スペクトルを抑圧するこ
とができる。
【0119】図10は、実施の形態4のCDMA通信シ
ステムの移動局及び基地局を示す全体構成図である。図
10においては、図4に示す構成に図7に示すフレーム
カウンタ4116,4216と、パターン記憶器411
5、4215とを追加している。このフレームカウンタ
4116、4216及びパターン記憶器4115、42
15は、実施の形態3と同様のものである。
【0120】次に、図11を参照して、信号フォーマッ
トについて説明する。実施の形態4では、送信データの
レートが高い場合は、図11(a)に示すように、第1
スロットのみパイロットシンボル4011やTPCシン
ボル4012とデータシンボル4013とを同じ送信電
力で送信する。この場合、第2スロット以降も図11
(b)に示すように、パイロットシンボル4001やT
PCシンボル4002とデータシンボル4003とを同
じ送信電力で送信する。
【0121】また、送信データが無い場合は、図11
(c)に示すように、第1スロットのパイロットシンボ
ル4021やTPCシンボル4022を送信開始時と同
一の送信電力で送信し、データシンボル4023の送信
電力は0とする。一方、図11(d)に示すように、デ
ータがない場合は、第2スロット以降については、パイ
ロットシンボル4031やTPCシンボル4032がス
ロット全体に拡散され、かつ、図11(a)の場合と比
べて小さい送信電力で送信する。
【0122】また、データレートが低い場合は、図11
(e)に示すように、第1スロットのパイロットシンボ
ル4041やTPCシンボル4042を送信開始時と同
一の電力で送信し、データシンボル4043については
シンボルの時間長を長くする代わりに小さな送信電力で
送信する。これにより、データシンボル4043の品質
をデータシンボル4013の品質と同等にすることがで
きる。
【0123】また、データレートが低い場合は、図11
(f)に示すように、パイロットシンボル4061やT
PCシンボル4062を送信開始時と同一の電力で送信
し、データシンボル4063も同一の送信電力で送信し
ても良い。この場合、データが少ないために送信を途中
で打ち切る。これにより、データシンボル4063の品
質をデータシンボル4013の品質と同等にすることが
できる。
【0124】更に、データレートが低い場合は図11
(g)に示すように、第2スロット以降については、パ
イロットシンボル4051、TPC信号4052、又は
データシンボル4053を同一の送信電力で送信し、そ
のシンボル長については、これらの長さの和がスロット
長になるように処理する。また、データシンボル405
3とデータシンボル4013の品質が同一になるように
送信電力を調節する。
【0125】次に、図12を参照してフレーム全体で考
察する。図12(a)に示すように、有音区間である第
1フレーム4001から無音区間である第2フレーム4
002に移行する場合、データレートが変化するため、
第2フレームの第1スロットが特別なフォーマットとな
る。第2フレーム4002から第3フレーム4003へ
の移行の際は、データレートが変化しないため、第3フ
レームの第1スロットは特別なフォーマットとしない。
このため、データが無い場合でも、送信制御情報がパル
ス状の信号を発生させることを防止することができる。
【0126】第3フレーム4003から第4フレーム4
004への移行の際は、データレートは変化しないが、
第4フレームの第1スロットは特別なフォーマットとな
る。これにより、レート判定を仮に誤ったとしても、そ
の是正を図ることができる。第4フレーム4004から
第5フレーム4005への移行は、データレートが変化
するため、第5フレームの第1スロットが特別なフォー
マットとなる。また、図12(b)に示すように、無音
が連続する場合は、ランダムに各フレームの第1スロッ
トで、送信制御情報を送信開始時の送信電力で送信する
ため、レート判定に誤りがあってもこれを是正すること
ができる。
【0127】以上、送信フレームの第2スロット以降の
処理を中心に説明したが、第1スロットについては、次
のような処理がなされる。
【0128】まず、拡散制御器が送信データのレートを
判定する。その結果、送信データが無い場合は、図13
(a)に示すように、送信制御情報と特定のパターンデ
ータとを同一の送信電力で送信する。
【0129】また、送信データのレートが低い場合は、
送信制御情報とともに、送信データと同一のデータを繰
り返し送信する。例えば、図13(b)に示すように、
データレートが1/2である場合は、同一のデータシン
ボルを2回繰り返して送信する。その際、例えば、1回
毎に0,1を1,0というようにデータシンボルを反転
させても良い。
【0130】上記のような処理を行うことによって、特
定のパターンデータをスロットの空き部分で送信し、受
信側がそのパターンとのマッチングをとることによっ
て、受信フレームにデータが無いことを容易に判定する
ことができる。また、同じ送信データが繰り返されてい
ることによって、受信側が、送信データのレートが低い
ことを容易に判定することができる。これは、送信デー
タのレートが高い場合に、データはランダムに送信され
るため、レートが低い場合に同一データを規則的に繰り
返して送信することにより、レートの高低が明確に区別
できるからである。なお、以上のような方法のほかに、
第1スロットの送信制御情報に送信データのレート情報
を付加して送信しても同様の効果が得られる。
【0131】(実施の形態5)本発明の実施の形態5に
おいては、パイロットシンボル及びTPC(電力制御信
号)シンボルをデータと符号分割して多重化して送る場
合について説明する。これにより、パイロットシンボル
及びTPCシンボルについて拡散率を大きくして、パワ
を小さくする。したがって、パイロットシンボルやTP
Cシンボルを送信する際の送信パワのON/OFFが生
じることを防止することができる。
【0132】図14は、実施の形態5のCDMA通信シ
ステムの移動局及び基地局を示す全体構成図である。図
14においては、図4に示す構成の時間多重器2103
及び2203の代わりに、多重器5103及び5203
が設けられている。その他の構成は図4に示す構成と同
様であるため、その説明を省略する。
【0133】以上のように構成された実施の形態5に係
るCDMA通信システムの移動局の送信動作を説明す
る。送信データ1100は、拡散制御器1101によっ
て拡散制御される。すなわち、送信データレートが低い
場合は、小さな振幅でかつ長いシンボル長になるように
処理され、送信データレートが大きい場合は、大きな振
幅でかつ短いシンボル長になるように処理される。パイ
ロットシンボル2102及び電力制御信号1107は、
拡散制御器2113及び2114で送信データとともに
送信スロット全体に拡散される。
【0134】多重器5103では、上記の拡散制御器1
101,2113,2114の出力を多重し、これにC
DMA変調器1104でCDMA変調を施して、送信ア
ンプ1105で増幅してアンテナ1106から送信す
る。基地局側でも、送信時に、上記の拡散制御器120
1の出力と、パイロットシンボル1202、及びTPC
1207を多重し、これにCDMA変調器1204でC
DMA変調を施して、送信アンプ1205で増幅してア
ンテナ1206から送信する。
【0135】次に、図15〜図18を参照して、信号フ
ォーマットについて説明する。ここでは、複数のスロッ
トをまとめてフレームと定義し、フレーム内においては
伝送レートは一定であるとする。
【0136】本実施の形態においては、パイロットシン
ボル及びTPC(電力制御信号)シンボルをデータと符
号分割して多重化する。すなわち、図15に示すよう
に、拡散率を大きくして、パワを小さくしたパイロット
シンボル及びTPCシンボルをデータ上に載せる。
【0137】送信データが無い場合は、図15(a)に
示すように、パイロットシンボル5001及びTPCシ
ンボルを比較的拡散率の大きいコード0で拡散する。こ
れにより、パイロットシンボル5001及びTPCシン
ボルを連続的に送信する。これにより、パイロットシン
ボルの送信パワを小さくすることができ、パイロットシ
ンボルが周期的に送信されることを防止できる。
【0138】一方、図15(b)に示すように、データ
がある場合は、コード0で拡散されたパイロットシンボ
ル5001と、コード1で拡散されたデータ5002と
を多重化する。なお、図15(a)及び図15(b)に
示す場合、パイロットシンボルのパワは常に一定とす
る。
【0139】本実施の形態においては、パイロットシン
ボルやTPCシンボルの位相をシンボル毎に変えるよう
にしても良い。すなわち、図16に示すように、1スロ
ット内でパイロットシンボル5011〜5014の位相
a〜dを決まったパターンで変える。このようにパイロ
ットシンボルの位相が変動するように設定することによ
り、繰り返しパターンの周期を長くすることができる。
その結果、パイロットシンボルの送信パワを小さくする
ことができると共に、パイロットシンボルが周期的に送
信されることを更に効率的に防止できる。
【0140】また、本実施の形態においては、パイロッ
トシンボルやTPCシンボルのパワを伝送レートに応じ
て変化させるようにしても良い。すなわち、データ50
21の伝送レートが低い場合には、図17(a)に示す
ように、パイロットシンボル5001のパワを小さく
し、データ5002の伝送レートが高い場合には、図1
7(b)に示すように、パイロットシンボル5022の
パワを大きくする。これにより、伝送レートが高い場合
の信号の品質をより高めることができ、システムにおけ
る干渉の総量を低減することができる。
【0141】また、本実施の形態においては、符号多重
したパイロットシンボルやTPCシンボルを常に送信し
ながら、データにもパイロットシンボルを時間多重する
ようにしても良い。すなわち、図18(a)に示すよう
に、データがない場合には、符号多重したパイロットシ
ンボルやTPCシンボルを常に送信する。一方、図18
(b)に示すように、データがある場合には、データの
先頭にデータを拡散するコード1で拡散したパイロット
シンボル5031を付与する。これにより、データがあ
る場合に、より回線品質を高めることができ、データの
品質を維持しつつシステムにおける干渉の総量を低減す
ることができる。しかも、パイロットシンボルの送信パ
ワを小さくすることができるので、周期的な信号から影
響を受け易い周辺機器に悪影響を及ぼすことを防止する
ことができる。
【0142】なお、基地局の動作は実施の形態1と同様
であるため、説明を省略する。
【0143】上記実施の形態1〜5については、適宜組
み合わせて実施することが可能である。
【0144】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、送信データのレートが高い場合、低い場合、
また、送信データが無い場合であっても、送信フレーム
を均一の送信電力で送信することができるため、特定の
周期的なパルスの発生を抑制することができ、周期的な
信号から影響を受け易い周辺機器に悪影響を及ぼすこと
を防止することができる。
【0145】また、送信データのレートが低い場合であ
っても、送信制御情報と送信データのシンボル長の和を
スロット長と等しくすることができ、送信フレームを均
一の送信電力で送信することができる。このため、特定
の周期的なパルスの発生を抑制することができ、周期的
な信号から影響を受け易い周辺機器に悪影響を及ぼすこ
とを防止することができる。
【0146】また、送信データのレートが低い場合に
は、第1スロットの送信データの送信終了直後に送信を
打ち切ることもでき、この場合も特定の周期的なパルス
の発生を抑制することができ、周期的な信号から影響を
受けやすい周辺機器に悪影響を及ぼすことを防止するこ
とができる。
【0147】また、送信データが無い場合であっても、
送信制御情報と送信データとをスロット全体に拡散する
ことができ、送信フレームを均一の送信電力で送信する
ことができる。このため、特定の周期的なパルスの発生
を抑制することができ、周期的な信号から影響を受け易
い周辺機器に悪影響を及ぼすことを防止することができ
る。また、ダミー信号を送信する必要が無いため、他の
ユーザに与える影響を低く押さえることができる。
【0148】また、第2スロット以降の送信制御情報と
送信データとをスロット全体に拡散することができ、送
信フレームを均一の送信電力で送信することができる。
このため、特定の周期的なパルスの発生を抑制すること
ができ、周期的な信号から影響を受けやすい周辺機器に
悪影響を及ぼすことを防止することができる。
【0149】また、伝送レートが変化する場合にのみ各
フレームの第1スロットで送信制御情報を送信開始時の
送信電力で送信し、伝送レートが変化しない場合は送信
制御情報及び送信データを均一の送信電力で送信するこ
とができる。このため、無音が連続する場合、すなわ
ち、送信データが無い場合でもフレーム単位のピッチ信
号の発生を防止することができ、特定の周期的なパルス
の発生を抑制することができ、周期的な信号から影響を
受け易い周辺機器に悪影響を及ぼすことを防止すること
ができる。
【0150】また、同一の送信電力で継続して送信する
場合、ランダムに送信制御情報を送信開始時の送信電力
で送信することができるため、伝送レートが変化した際
にレートの判定を誤っても、この誤った状態を是正する
ことができる。
【0151】また、受信側でパターンマッチングを行う
ことができるため、受信側が第1スロットにおける送信
データのレート判定を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係るCDMA通信装置
の全体構成図
【図2】上記実施の形態において使用する信号フォーマ
ット図
【図3】上記実施の形態において使用する送信電力パタ
ーン図
【図4】本発明の実施の形態2に係るCDMA通信装置
の全体構成図
【図5】上記実施の形態において使用する信号フォーマ
ット図
【図6】上記実施の形態において使用する送信電力パタ
ーン図
【図7】本発明の実施の形態3に係るCDMA通信装置
の全体構成図
【図8】上記実施の形態において使用する信号フォーマ
ット図
【図9】上記実施の形態において使用する送信電力パタ
ーン図
【図10】本発明の実施の形態4に係るCDMA通信装
置の全体構成図
【図11】上記実施の形態において使用する信号フォー
マット図
【図12】上記実施の形態において使用する送信電力パ
ターン図
【図13】第1スロットの信号フォーマット図
【図14】本発明の実施の形態5に係るCDMA通信装
置の全体構成図
【図15】実施の形態5において使用する信号フォーマ
ット図
【図16】上記実施の形態において使用する信号フォー
マット図
【図17】上記実施の形態において使用する信号フォー
マット図
【図18】上記実施の形態において使用する信号フォー
マット図
【図19】従来のCDMA通信装置の全体構成図
【図20】従来の信号フォーマット図
【図21】従来の送信電力パターン図
【符号の説明】
1101 拡散制御器 1103 時間多重器 1104 CDMA変調器 1105 送信アンプ 1106 アンテナ 1108 SIR測定器 1110 信号分離器 1111 CDMA復調器 1112 同期保持器

Claims (31)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信フレームの第1スロットで送信デー
    タのレートを判定するレート判定手段と、第2スロット
    以降の各スロットの先頭に付される送信制御情報の送信
    電力を送信データの送信電力と同一とする処理を行うレ
    ベル制御手段と、前記判定結果に応じた均一の送信電力
    で前記処理されたフレームを送信する送信手段と、を具
    備することを特徴とするCDMA通信装置。
  2. 【請求項2】 レベル制御手段は、送信データが無い場
    合はダミー信号を送信フレームに多重する多重化手段を
    備えることを特徴とする請求項1記載のCDMA通信装
    置。
  3. 【請求項3】 送信フレームの第1スロットで送信デー
    タのレートを判定するレート判定手段と、第2スロット
    以降の各スロットを構成する送信制御情報と送信データ
    とをスロット全体に拡散する処理を行う拡散制御手段
    と、前記判定結果に応じた均一の送信電力で前記拡散さ
    れたスロットから構成されるフレームを送信する送信手
    段と、を具備することを特徴とするCDMA通信装置。
  4. 【請求項4】 拡散制御手段は、送信データが無い場合
    に、送信制御情報をスロット全体に拡散する処理を行う
    ことを特徴とする請求項3記載のCDMA通信装置。
  5. 【請求項5】 送信手段は、レート判定手段による判定
    の結果、送信データのレートが低い場合に、第1スロッ
    トで送信制御情報と送信データとを同一の送信電力で送
    信し、前記送信データの送信終了直後に送信を打ち切る
    制御を行うことを特徴とする請求項1又は請求項3記載
    のCDMA通信装置。
  6. 【請求項6】 送信データのレートが変化するか否かを
    判定するレート変化判定手段と、この判定の結果、変化
    しない場合は送信中のフレームと同一の送信電力で次の
    フレームの第1スロットの送信制御情報を送信し、変化
    する場合は送信開始時と同一の送信電力で次の第1スロ
    ットの送信制御情報を送信する送信制御手段と、を具備
    することを特徴とする請求項1又は請求項3記載のCD
    MA通信装置。
  7. 【請求項7】 送信制御手段は、同一の送信電力で継続
    して送信する場合に、ランダムに送信フレームの第1ス
    ロットの送信制御情報を送信開始時と同一の送信電力で
    送信することを特徴とする請求項6記載のCDMA通信
    装置。
  8. 【請求項8】 送信制御情報は、パイロットシンボルと
    電力制御信号を含むことを特徴とする請求項1乃至請求
    項7のいずれかに記載のCDMA通信装置。
  9. 【請求項9】 判定の結果、送信データが無い場合に、
    第1スロットの送信制御情報と特定のパターンデータと
    を同一の送信電力で送信し、送信データのレートが低い
    場合に、送信制御情報と送信データとを送信するととも
    にさらに送信データを繰り返して送信することを特徴と
    する請求項1乃至請求項8のいずれかに記載のCDMA
    通信装置。
  10. 【請求項10】 送信制御情報及び送信データを多重化
    してフレームを構成する多重化手段と、送信制御情報及
    び送信データを異なるコードで拡散する拡散手段と、前
    記処理されたフレームを送信する送信手段と、を具備す
    ることを特徴とするCDMA通信装置。
  11. 【請求項11】 多重化手段は、異なる位相で構成され
    たパターンで送信制御情報を構成することを特徴とする
    請求項10記載のCDMA通信装置。
  12. 【請求項12】 伝送レートに応じて送信制御情報の送
    信電力を制御する送信電力制御手段を具備することを特
    徴とする請求項10記載のCDMA通信装置。
  13. 【請求項13】 多重化手段は、送信データの先頭スロ
    ットに送信制御情報を付与することを特徴とする請求項
    10記載のCDMA通信装置。
  14. 【請求項14】 送信フレームの第1スロットで送信デ
    ータのレートを判定するレート判定手段、第2スロット
    以降の各スロットの先頭に付される送信制御情報の送信
    電力を送信データの送信電力と同一とする処理を行うレ
    ベル制御手段、並びに前記判定結果に応じた均一の送信
    電力で前記処理されたフレームを送信する送信手段を具
    備するCDMA通信装置を備えることを特徴とする移動
    局装置。
  15. 【請求項15】 送信フレームの第1スロットで送信デ
    ータのレートを判定するレート判定手段、第2スロット
    以降の各スロットの先頭に付される送信制御情報の送信
    電力を送信データの送信電力と同一とする処理を行うレ
    ベル制御手段、並びに前記判定結果に応じた均一の送信
    電力で前記処理されたフレームを送信する送信手段を具
    備するCDMA通信装置を備えることを特徴とする基地
    局装置。
  16. 【請求項16】 請求項14記載の移動局装置と、請求
    項15記載の基地局装置と、を具備することを特徴とす
    るCDMA通信システム。
  17. 【請求項17】 送信フレームの第1スロットで送信デ
    ータのレートを判定し、第2スロット以降で送信する送
    信制御情報及び送信データを前記判定結果に応じた均一
    の送信電力で送信することを特徴とするCDMA通信方
    法。
  18. 【請求項18】 判定の結果、送信データが無い場合
    に、第1スロットで送信制御情報のみを送信し、第2ス
    ロット以降で送信する送信制御情報を、第1スロットの
    送信電力より小さい送信電力で送信するとともに、この
    送信電力と同一の送信電力でダミー信号を送信すること
    を特徴とする請求項17記載のCDMA通信方法。
  19. 【請求項19】 判定の結果、送信データのレートが低
    い場合に、第1スロットで送信制御情報と送信データと
    を送信し、第2スロット以降で送信制御情報及び送信デ
    ータのシンボル長の和をスロット長と等しくして送信す
    ることを特徴とする請求項17記載のCDMA通信方
    法。
  20. 【請求項20】 判定の結果、送信データのレートが低
    い場合に、第1スロットで送信制御情報と送信データと
    を同一の送信電力で送信し、前記送信データの送信終了
    直後に送信を打ち切ることを特徴とする請求項17記載
    のCDMA通信方法。
  21. 【請求項21】 判定の結果、送信データが無い場合
    に、第1スロットで送信制御情報のみを送信し、第2ス
    ロット以降で送信する送信制御情報をスロット全体に拡
    散して送信することを特徴とする請求項17記載のCD
    MA通信方法。
  22. 【請求項22】 判定の結果、送信データのレートが低
    い場合に、第1スロットで送信制御情報と送信データと
    を送信し、第2スロット以降で送信制御情報及び送信デ
    ータをスロット全体に拡散して送信することを特徴とす
    る請求項17記載のCDMA通信方法。
  23. 【請求項23】 判定の結果、送信データが無い場合
    に、第1スロットで送信制御情報と特定のパターンデー
    タとを同一の送信電力で送信することを特徴とする請求
    項17記載のCDMA通信方法。
  24. 【請求項24】 判定の結果、送信データのレートが低
    い場合に、第1スロットで送信制御情報と特定のパター
    ンデータとを送信するとともにさらに同一の送信データ
    を反復して送信することを特徴とする請求項17記載の
    CDMA通信方法。
  25. 【請求項25】 送信データのレートが変化するか否か
    を判定し、変化しない場合は送信中のフレームと同一の
    送信電力で次のフレームの第1スロットの送信制御情報
    を送信し、変化する場合は送信開始時と同一の送信電力
    で次の第1スロットの送信制御情報を送信することを特
    徴とする請求項17記載のCDMA通信方法。
  26. 【請求項26】 同一の送信電力で継続して送信する場
    合に、ランダムに送信フレームの第1スロットの送信制
    御情報を送信開始時と同一の送信電力で送信することを
    特徴とする請求項25記載のCDMA通信方法。
  27. 【請求項27】 送信制御情報は、パイロットシンボル
    と電力制御信号を含むことを特徴とする請求項17記載
    のCDMA通信方法。
  28. 【請求項28】 送信制御情報及び送信データを多重化
    してフレームを構成し、送信制御情報及び送信データを
    異なるコードで拡散し、並びに前記処理されたフレーム
    を送信することを特徴とするCDMA通信方法。
  29. 【請求項29】 異なる位相で構成されたパターンで送
    信制御情報を構成することを特徴とする請求項28記載
    のCDMA通信方法。
  30. 【請求項30】 伝送レートに応じて送信制御情報の送
    信電力を制御することを特徴とする請求項28記載のC
    DMA通信方法。
  31. 【請求項31】 送信データの先頭スロットに送信制御
    情報を付与することを特徴とする請求項28記載のCD
    MA通信方法。
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