JP3393874B2 - 自動利得制御方式および自動利得制御回路 - Google Patents

自動利得制御方式および自動利得制御回路

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JP3393874B2 JP11334991A JP11334991A JP3393874B2 JP 3393874 B2 JP3393874 B2 JP 3393874B2 JP 11334991 A JP11334991 A JP 11334991A JP 11334991 A JP11334991 A JP 11334991A JP 3393874 B2 JP3393874 B2 JP 3393874B2
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  • Control Of Amplification And Gain Control (AREA)
  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば時分割多重方式
により通信を行なう通信システムにおいて、受信側の通
信装置が伝送信号を安定に受信するための自動利得制御
方式および自動利得制御回路に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、無線通信システムの一つとして通
信衛星を使用した通信システムが提供されている。この
種の通信システムでは、例えば各地球局間を通信衛星を
介して時分割多元接続(TDMA)方式により接続し、
通信信号をディジタル信号に変換したのち時分割多重化
して伝送する方式が用いられている。一方、携帯・自動
車無線電話システムやコードレス無線電話装置等におい
ても、従来のアナログ通信方式の他に、通信信号をディ
ジタル化して各無線局をTDMA方式により接続して伝
送するディジタル通信方式が提唱されている。
【0003】これらの通信システムの変調方式として
は、例えばQPSK(4相位相変調)方式が用いられ
る。このQPSK方式による通信では一般に信号に帯域
制限を加えて伝送しており、その信号波形はAM成分,
PM成分の双方を有するものとなっている。そして、こ
のような被変調波を無線回線により伝送すると、この被
変調波には情報を担う正規の振幅変動分に加えてフェー
ジングや回線ロスなどによる伝送中の振幅変動分が重な
った状態で伝搬される。このため、QPSK方式のよう
な振幅変動分を含む通信に使用される無線機の受信系で
は、例えば中間周波段に自動利得制御(AGC)回路を
設けて受信信号レベルを制御するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この様
な従来のAGC回路は、受信信号に対し常時AGC動作
を行なっているため、次のような問題点を生じることが
あった。すなわち、通信データのビットストリームはそ
の通信内容によりビットパターンが常に変化しており、
このビットパターンの変化に応じてAGCを行なうため
に検出した受信信号レベルの平均値も変化してしまう。
例えば、受信信号のビットストリームの状態が例えば
“1”連続の場合には受信信号レベルの検出値はある程
度大きい値になるが、“10”の交番状態の場合では受
信信号レベルの検出値は小さい値となる。このため、ビ
ットストリームのビットパターンが例えば“0”連続状
態から“10”交番状態に急激に変化した場合等にはA
GCが過利得となり、この結果AGC出力波形に歪みを
生じてしまうことがあった。
【0005】そこで本発明の目的は、同期が確立されて
いるか否かに係わらず、受信信号のビットパターンの変
化に影響されずに常に安定なAGC動作が行なわれるよ
うにできる自動利得制御方式を提供することである。
た、本発明の他の目的は、同期確立後の通信中には受信
信号のビットパターンの変化に影響されずに常に安定な
AGC動作が行われるようにし、しかも同期確立時には
迅速に短時間で同期を確立することができる自動利得制
御方式を提供することである。
【0006】また、本発明の別の目的は、同期が確立さ
れているか否かに係わらず、受信信号のビットパターン
の変化に影響されずに常に安定なAGC動作を行ない得
る自動利得制御回路を提供することである。 さらに、本
発明の別の目的は、受信信号のビットパターンの変化に
影響されずに常に安定なAGC動作を行なえるととも
に、同期を迅速に短時間で確立することができ、さらに
伝送信号に特別な信号を挿入することなく簡単に実現で
きる自動利得制御回路を提供することである。
【0007】
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明では、フレーム毎に変化しない固定ビット列か
らなる固定ビット列領域が前記フレームの所定位置に
め挿入され、互いに同期した同期ディジタル信号を複数
の通信装置間で送受する通信システムで使用される自動
利得制御方式において、受信側の通信装置は、前記固定
ビット列領域の受信期間内の受信信号レベルを検出し、
このレベルに基づいて、前記固定ビット列領域の受信期
間中に受信信号に対する利得を制御するようにする。
定ビット列領域とは、例えばキャリアリカバリビット
(CARR)、ビットタイミングリカバリ(BTR)、
または同期語(UW)などのように伝送データとは別の
領域に定義され、フレーム毎に変化しない固定されたビ
ット列からなる領域である。
【0009】また別の本発明では、フレーム毎に変化し
ない固定ビット列からなる固定ビット列領域が前記フレ
ームの所定位置に予め挿入され、互いに同期した同期デ
ィジタル信号を複数の通信装置間で送受する通信システ
ムで使用される自動利得制御方式において、受信側の通
信装置は、送信側の通信装置から送られた前記同期ディ
ジタル信号に対する同期が確立されていない状態では、
前記同期ディジタル信号のフレームの全期間においてそ
の受信信号レベルを検出して受信信号に対する自動利得
制御動作を行ない、同期が確立された状態では、前記
定ビット列領域の受信期間にのみその受信信号レベルを
検出して受信信号に対する自動利得制御動作を行なうよ
うにする。
【0010】また他の本発明では、フレーム毎に変化し
ない固定ビット列からなる固定ビット列領域が前記フレ
ームの所定位置に予め挿入され、互いに同期した同期デ
ィジタル信号を受信する通信装置の自動利得制御回路に
おいて、受信信号路に設けられ、前記同期ディジタル信
号の受信信号レベルを可変するレベル可変回路と、この
レベル可変回路から出力された受信信号のレベルを検出
し、その検出結果に基づいて前記レベル可変回路の利得
を帰還制御する帰還回路と、前記固定ビット列領域の受
信期間を検出し、この検出期間中においてのみ前記帰還
回路を動作させる動作制御手段とを備える。
【0011】さらに他の本発明では、フレーム毎に変化
しない固定ビット列からなる固定ビット列領域が前記フ
レームの所定位置に予め挿入され、互いに同期した同期
ディジタル信号を受信する通信装置の自動利得制御回路
において、受信信号路に設けられ、前記同期ディジタル
信号の受信信号レベルを可変するレベル可変回路と、こ
のレベル可変回路から出力された受信信号のレベルを検
出し、その検出結果に基づいて前記レベル可変回路の利
得を帰還制御する帰還回路と、前記同期ディジタル信号
に対する同期が確立されていない状態ではそのフレーム
の全期間において前記帰還回路を動作させ、同期が確立
された状態では前記固定ビット列領域の受信期間にのみ
前記帰還回路を動作させる動作制御手段とを具備する。
【0012】
【作用】この結果、本発明によれば、同期が未確立の状
態でも又確立された後の状態でも、伝送信号に予め挿入
されている固定ビット列領域の期間の受信信号のみを利
用してAGC動作が行なわれる。このため、ディジタル
伝送信号中のビットパターンの変化に影響されることな
く常に安定なAGC動作を行なうことができる。なお、
この場合には同期未確立の状態でAGCの立ち上がりに
時間がかかることになる。しかし、同期を確立するに要
する時間を短縮するよりもAGCの安定性の向上が優先
される場合には非常に有効である。
【0013】また、受信側の通信装置において、送信側
から送られる伝送信号中に既に含まれている固定ビット
列領域を利用してAGCを行なうようにすれば、特に送
信装置からAGCに適した信号を送信する必要がなく、
これにより受信側の装置を工夫するだけで比較的簡単に
実施することが可能になる。
【0014】さらに、本発明によれば、同期が確立され
た状態において受信側の通信装置では、伝送信号の1フ
レーム期間のうち、この伝送信号に予め挿入されている
固定ビット列領域の期間の受信信号のみを利用してAG
C動作が行なわれることになる。すなわち、AGC動作
が不安定になる心配があるデータの受信期間にはAGC
動作は休止状態になる。このため、伝送データパターン
の変化に影響されることなく常に安定なAGC動作を行
なうことが可能となる。また、同期が未確立の状態で、
上記のような期間を限定したAGC動作を行なうと、A
GCが立ち上がるまでに長い時間が必要となる。しかる
に本発明では、同期が未確立の状態ではAGC動作を行
なう期間を限定せずにフレームの全期間に対しAGC動
作が行なわれるので、AGCを高速度に立ち上げること
ができ、これにより受信信号に対する同期を迅速に短時
間で確立することが可能となる。
【0015】
【実施例】以下本発明の一実施例を説明する。
【0016】図1は本発明の一実施例に係わる自動利得
制御回路を含む無線通信装置の受信系の構成を示す回路
ブロック図である。なお、本実施例では信号の変調をQ
PSK方式により行なっている。
【0017】同図において、受信回路(RX)2はアン
テナ1で受信された信号を所定の中間周波信号に周波数
変換する。中間周波増幅器3は上記受信回路2から出力
された中間周波信号を増幅して出力する。可変減衰器
(ATT)4は上記中間周波増幅器3から出力された信
号に減衰量を与える。直交検波器(DEM)5は上記可
変減衰器4から出力された信号を復調に適した周波数に
変換したのち、この信号からベースバンドのアナログ信
号を復調する。誤り訂正復号器(FEC)6は、上記直
交検波器5から出力されたアナログ信号に対し誤り訂正
処理を行なう。同期語検出器(UW−DET)7は、上
記誤り訂正復号器6から出力された信号中から同期語
(UW)を検出し、検出情報を受信タイミング信号発生
回路(RX−TIMING)8に供給すると共に受信ベ
ースバンド処理回路10に復調信号を供給する。この受
信ベースバンド処理回路10は、上記復調信号から音声
信号を再生し、この音声信号を図示しないスピーカから
拡声出力する。
【0018】受信タイミング信号発生回路8は、供給さ
れた同期語検出情報に従ってフレーム同期動作を行なう
と共に、フレーム同期の状態に対応したAGC用のゲー
ト信号を生成し、このゲート信号とサンプリング信号を
レベル検出器(LEV−DET)9に供給する。L記A
GC用のゲート信号は、AGC回路の立ち上がり時等の
フレーム同期が確立されていない期間では常に“H”レ
ベルとなり、一方、フレーム同期が確立された状態では
受信信号フレーム中の所定の固定ビット列領域の受信期
間のみ“H”レベルとなるように設定される。ここで、
上記固定ビット列領域としては、例えば図3に示す如く
各フレームの先頭に配置されているキャリアリカバリビ
ット(CARR)およびビットタイミングリカバリ(B
TR)のうちのBTRが用いられる。このBTRは例え
ば“10”の繰り返しパターンからなる。なお、図3の
UWは同期語、DATAは伝送データである。
【0019】レベル検出器9は、上記タイミング信号発
生回路8から供給されるゲート信号に応じて動作するも
ので、例えば図2に示す如く構成される。すなわち、こ
のレベル検出器9は、検波回路9a,9bと、A/D変
換器(A/D)9cと、ROMからなる変換回路9d
と、D/A変換器(D/A)9eとを備えている。検波
回路9a,9bは、直交検波器5から出力されたベース
バンド信号をI成分およびQ成分毎に各々検波してその
各直流レベルを検出する。A/D変換器9cは、上記検
波回路9a,9bから出力された直流レベルをディジタ
ル値に変換するもので、この変換動作を上記タイミング
信号発生回路8から出力されたゲート信号が“H”レベ
ルになっている期間のみ行なう。また、ゲート信号が
“L”レベルの期間には、“H”レベルの期間に得られ
たディジタル値をラッチして出力する。変換回路9d
は、上記A/D変換器9cから出力された直流レベルの
検出値に対応するレベル制御信号を発生する。D/A変
換器9eは、上記レベル制御信号をディジタル値からア
ナログ値に変換して可変減衰器4に供給し、これにより
可変減衰器4の減衰量を制御するものである。次に、以
上のように構成された装置の動作を説明する。
【0020】いま図1の回路において、前記図3に示す
フレームフォーマットで構成されたQPSK変調波信号
がアンテナ1で受信されたとする。そうすると、このQ
PSK波信号は先ず受信回路2で所定の中間周波信号R
Sに周波数変換されたのち中間周波増幅器3に入力され
て増幅される。この増幅された中間周波信号は可変減衰
器4で減衰量が与えられて直交検波器5に入力される。
直交検波器5は入力された信号に周波数変換を施したの
ち、信号中からI成分およびQ成分毎に各々ベースバン
ドのアナログ信号を復調してそれぞれアナログ信号IS
およびQSを出力する。この復調アナログ信号ISおよ
びQSは後述するレベル検出器9に供給されると共に、
誤り訂正復号器6に入力されて誤り訂正処理されたのち
同期語検出器7に入力される。同期語検出器7は、入力
された信号から同期語を検出し、この検出情報を受信タ
イミング信号発生回路8に供給する。
【0021】さて、受信タイミング信号発生回路8で
は、図示しない制御回路から信号を受信した旨の通知を
受けると、図4(a)に示す如くゲート信号GSが
“L”レベルから“H”レベルに切り換わる。そして、
上記同期語検出器7から供給される同期語検出情報に従
ってフレーム同期動作を行なうと共に、このフレーム同
期動作を行なっている期間に“H”レベルに固定された
ゲート信号GSと、サンプリング信号SSとを上記レベ
ル検出器9に供給する。このため、レベル検出器9は上
記“H”レベルに固定されたゲート信号GSに従って、
前記直交検波器5から入力される復調信号フレームの全
期間に対してレベル検出を行なって、信号レベルを一定
とする動作を行なう。
【0022】一方、このようにして信号レベルが一定の
値に収束すると共に復調が正常に行なわれてフレーム同
期が確立されると、レベル検出器9に供給されるゲート
信号GSが、図4(b)に示す如く、ビットタイミング
リカバリ(BTR)に対応する期間だけ“H”レベルと
なる信号に切り換わる。そうすると、レベル検出器9で
は上記RTRの受信期間のみレベル検出が行なわれ、そ
の検出値に応じたレベル制御信号が発生されて可変減衰
器4に供給される。なお、上記BTR受信期間以外の期
間にはレベル検出動作は休止されて、直前のBTR受信
期間で発生されたレベル制御信号が、次のBTR受信期
間になるまで可変減衰器4に供給され続ける。ここで、
BTRは“10”を繰り返した固定ビットパターンであ
るため、各フレームとも同じビットパターンの受信レベ
ルに基づいてAGCが行なわれることとなる。従って、
受信ビットパターンの変化によりAGCが誤動作する不
具合は生じない。
【0023】このように本実施例であれば、データのビ
ットストリームのようにAGC動作が不安定になる心配
があるデータに対してはAGCが休止状態となり、正規
のレベル変動である入力信号のレベル変動に対してのみ
AGCを動作させることができるので、データのビット
ストリーム等の伝送データパターンの変化に影響される
ことなく常に安定なAGC動作を行なうことが可能とな
る。しかも、本実施例であれば、フレーム同期が確立さ
れていない状態では受信信号フレームの全期間において
AGC動作が行なわれるので、AGCを迅速に立ち上げ
ることができる。従って、フレーム同期を確立するに要
する時間を短縮することができる。
【0024】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではない。例えば上記実施例では、AGC動作用のビ
ットパターンとしてビットタイミングリカバリ(BT
R)を用いたが、これに代えて例えばキャリアリカバリ
(CARR)や同期語(UW)を用いるようにしても良
【0025】さらに上記実施例では、フレーム同期が未
確立の状態では伝送信号フレームの全期間においてAG
Cを動作させて同期を短時間で確立させるようにし、ま
た同期が確立した後の状態では伝送信号の1フレーム毎
に予め挿入されているBTRなどの固定ビット列領域
信号の受信期間のみAGCを動作させるようにしたが、
これを同期が未確立の状態でも又確立された後の状態で
も、伝送信号に挿入されている上記固定ビット列領域
信号の受信期間のみAGC動作を行うようにしてもよ
い。この様にすれば、フレーム同期未確立の状態でAG
Cの立上りに時間がかかることになるが、同期を確立す
るに要する時間を短縮するよりもAGCの安定性の向上
が優先される場合には非常に有効である。その他、フレ
ームフォーマットの構成やレベル検出器の回路構成、シ
ステムの種類などについても、本発明の要旨を逸脱しな
い範囲で種々変形実施可能であるのは勿論である。
【0026】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、フ
レーム同期が未確立の状態ではAGC動作を行なう期間
を限定せずにフレームの全期間に対しAGC動作を行な
うようにしたので、AGCを高速度に立ち上げることが
でき、これにより受信信号に対する同期を迅速に短時間
で確立することができるとともに、同期が確立した状態
では、伝送信号の1フレーム毎に予め挿入されているB
TRなどの固定ビット列領域の信号の受信期間のみAG
C動作を行なうようにし、AGC動作が不安定になる心
配があるデータの受信期間にはAGC動作を休止状態と
したので、伝送データパターンの変化に影響されずに常
に安定なAGC動作を行なうことができる自動利得制御
方式および自動利得制御回路を提供できる。
【0027】また、受信側の通信装置において、伝送信
号中に既に含まれている固定ビット列領域を利用してA
GC動作を行なうことにより、受信信号のビットパター
ンの変化に影響されずに常に安定なAGC動作を行なえ
るとともに、同期を迅速に短時間で確立することがで
き、さらに伝送信号に特別な信号を挿入することなく簡
単に実現できる通信装置の自動利得制御回路を提供でき
る。
【0028】さらに、別の本発明によれば、前記ディジ
タル伝送信号フレーム中の予め定められた固定ビット列
領域の受信期間にのみAGC動作を行なうようにしたの
で、フレーム同期が確立されているか否かに係わらず、
受信信号のビットパターンの変化に影響されずに常に安
定なAGC動作を行ない得る自動利得制御方式および自
動利得制御回路を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係わる自動利得制御回路を
含む無線通信装置の受信系の構成を示す回路ブロック
図。
【図2】図1中に示した自動利得制御回路のレベル検出
器の回路構成を示す図。
【図3】伝送信号のフレームフォーマットの一例を示す
概略図。
【図4】受信信号とゲート信号との関係を説明するため
のタイミング図。
【符号の説明】
1…アンテナ、2…受信回路(RX)、3…中間周波増
幅器、4…可変減衰器(ATT)、5…直交検波器(D
EM)、6…誤り訂正復号器(FEC)、7…同期語検
出器(UW−DET)、8…受信タイミング信号発生回
路(RX−TIMING)、9…レベル検出器(LEV
−DET)、9a,9b…検波回路、9c…A/D変換
器(A/D)、9d…変換回路(ROM)、9e…D/
A変換器(D/A)、10…受信ベースバンド処理回
路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−114615(JP,A) 特開 昭61−118029(JP,A) 特開 昭60−20644(JP,A) 特開 昭63−211924(JP,A) 特開 昭64−47134(JP,A) 実開 昭56−30424(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 3/00 - 3/44 H03G 1/00 - 3/34

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレーム毎に変化しない固定ビット列か
    らなる固定ビット列領域が前記フレームの所定位置に
    め挿入され、互いに同期した同期ディジタル信号を複数
    の通信装置間で送受する通信システムで使用される自動
    利得制御方式において、 受信側の通信装置は、前記固定ビット列領域の受信期間
    内の受信信号レベルを検出し、このレベルに基づいて、
    前記固定ビット列領域の受信期間中に受信信号に対する
    利得を制御するようにしたことを特徴とする自動利得制
    御方式。
  2. 【請求項2】 フレーム毎に変化しない固定ビット列か
    らなる固定ビット列領域が前記フレームの所定位置に
    め挿入され、互いに同期した同期ディジタル信号を複数
    の通信装置間で送受する通信システムで使用される自動
    利得制御方式において、 受信側の通信装置は、送信側の通信装置から送られた前
    記同期ディジタル信号に対する同期が確立されていない
    状態では、前記同期ディジタル信号のフレームの全期間
    においてその受信信号レベルを検出して受信信号に対す
    る自動利得制御動作を行ない、同期が確立された状態で
    は、前記固定ビット列領域の受信期間にのみその受信信
    号レベルを検出して受信信号に対する自動利得制御動作
    を行なうようにしたことを特徴とする自動利得制御方
    式。
  3. 【請求項3】 フレーム毎に変化しない固定ビット列か
    らなる固定ビット列領域が前記フレームの所定位置に
    め挿入され、互いに同期した同期ディジタル信号を受信
    する通信装置の自動利得制御回路において、 受信信号路に設けられ、前記同期ディジタル信号の受信
    信号レベルを可変するレベル可変回路と、 このレベル可変回路から出力された受信信号のレベルを
    検出し、その検出結果に基づいて前記レベル可変回路の
    利得を帰還制御する帰還回路と、 前記固定ビット列領域の受信期間を検出し、この検出期
    間中においてのみ前記帰還回路を動作させる動作制御手
    段とを具備したことを特徴とする通信装置の自動利得制
    御回路。
  4. 【請求項4】 フレーム毎に変化しない固定ビット列か
    らなる固定ビット列 領域が前記フレームの所定位置に
    め挿入され、互いに同期した同期ディジタル信号を受信
    する通信装置の自動利得制御回路において、 受信信号路に設けられ、前記同期ディジタル信号の受信
    信号レベルを可変するレベル可変回路と、 このレベル可変回路から出力された受信信号のレベルを
    検出し、その検出結果に基づいて前記レベル可変回路の
    利得を帰還制御する帰還回路と、 前記同期ディジタル信号に対する同期が確立されていな
    い状態ではそのフレームの全期間において前記帰還回路
    を動作させ、同期が確立された状態では前記固定ビット
    列領域の受信期間にのみ前記帰還回路を動作させる動作
    制御手段とを具備したことを特徴とする通信装置の自動
    利得制御回路。
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