JPH1196726A - テープカセット - Google Patents

テープカセット

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JPH1196726A
JPH1196726A JP25846697A JP25846697A JPH1196726A JP H1196726 A JPH1196726 A JP H1196726A JP 25846697 A JP25846697 A JP 25846697A JP 25846697 A JP25846697 A JP 25846697A JP H1196726 A JPH1196726 A JP H1196726A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cassette
tape
magnetic tape
hub
hubs
Prior art date
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Pending
Application number
JP25846697A
Other languages
English (en)
Inventor
Osamu Yoshida
修 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kao Corp filed Critical Kao Corp
Priority to JP25846697A priority Critical patent/JPH1196726A/ja
Publication of JPH1196726A publication Critical patent/JPH1196726A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カセット本体内に収納された磁気テープの位
置決め精度が高く、高密度・大容量の磁気テープが収納
されたテープカセットを提供する。 【解決手段】 上ハーフ及び下ハーフからなるカセット
本体の前端部にリッドが回動自在に設けられると共に該
カセット本体の下面にスライダがスライド自在に設けら
れており、該カセット本体内に、磁気テープが巻回され
た一対のハブが回転自在に収納されてなるテープカセッ
トにおいて、上記ハブは、中心孔を有し、上記磁気テー
プを周面に巻回させる第1ハブ部と、上記下ハーフと対
向する側の該第1ハブ部の該中心孔周面に形成された大
径穴部に、弾性部材と共に嵌入されて可動自在とされた
第2ハブ部とからなり、該弾性部材の弾性力により該第
1ハブ部の上端面が上記上ハーフの内面に接触するよう
になしてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばDAT(デ
ジタルオーディオテープ)やDDS(デジタルデータス
トレージ)用のテープカセットに関し、詳しくは、高密
度・大容量の磁気テープが収納されたテープカセットに
関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】例えば
DATやDDS用のテープカセットは、上ハーフ及び下
ハーフからなるカセット本体内に、磁気テープを巻回し
た一対のハブを回転自在に収納すると共に、一対の該ハ
ブの回転を阻止するブレーキ部材を、該上ハーフの内壁
面に沿ってカセットの前後方向にスライド可能に設けて
おり、且つカセット本体の下面にスライダがスライド自
在に設けられた構成とされている。
【0003】ところで、この種のテープカセットでは、
これまでの規格(DDS1〜DDS3)における磁気テ
ープの位置決めは記録再生装置(ドライブ)側で対応し
ており、カセット本体内に収納された磁気テープの位置
決めは問題とならなかった。しかし、今後さらに高密度
・大容量化が進められて行く上では、テープカセット側
でも磁気テープの位置決めが必要となってくる。
【0004】なお、これまでの規格のテープカセットに
おいては、下ハーフと一対のハブとの間及びブレーキ部
材と一対のハブとの間にそれぞれフリクションシートを
介在させて、カセット本体内における磁気テープの良好
な走行及び停止時のテープ弛みを規制するようにしては
いるものの、これらフリクションシートは単に磁気テー
プに接触するのみで、該磁気テープの位置を高精度に規
制するには至っていなかった。
【0005】従って、本発明の目的は、カセット本体内
に収納された磁気テープの位置決め精度が高く、高密度
・大容量の磁気テープが収納されたテープカセットを提
供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
上ハーフ及び下ハーフからなるカセット本体の前端部に
リッドが回動自在に設けられると共に該カセット本体の
下面にスライダがスライド自在に設けられており、該カ
セット本体内に、磁気テープが巻回された一対のハブが
回転自在に収納されてなるテープカセットにおいて、上
記ハブは、中心孔を有し、上記磁気テープを周面に巻回
させる第1ハブ部と、上記下ハーフと対向する側の該第
1ハブ部の該中心孔周面に形成された大径穴部に、弾性
部材と共に嵌入されて可動自在とされた第2ハブ部とか
らなり、該弾性部材の弾性力により該第1ハブ部の上端
面が上記上ハーフの内面に接触するようになしてあるこ
とを特徴とするテープカセットを提供することにより、
上記の目的を達成したものである。
【0007】請求項2記載の発明は、請求項1記載のテ
ープカセットにおいて、上記弾性部材がコイルスプリン
グであることを特徴とするテープカセットを提供するこ
とにより、上記の目的を達成したものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明を適用したテープカ
セットの一実施形態について図面を参照しながら詳細に
説明する。図1は本実施形態のテープカセットを表面側
より見た状態を示す斜視図、図2は本実施形態のテープ
カセットを裏面側より見た状態を示す斜視図、図3は本
実施形態のテープカセットの分解斜視図、図4は本実施
形態のテープカセットのハブ部分を示す要部拡大断面
図、図5は従来のテープカセットのハブ部分を示す要部
拡大断面図である。
【0009】本実施形態のテープカセットは、図1ない
し図3に示すように、上ハーフ1及び下ハーフ2からな
るカセット本体の前端部にリッド3が回動自在に設けら
れると共に該カセット本体の下面にスライダ4がスライ
ド自在に設けられており、該カセット本体内に、磁気テ
ープ5が巻回された一対のハブ6,6が回転自在に収納
され、また、該下ハーフ2と一対の該ハブ6,6との間
に下フリクションシート7が介在されると共に該上ハー
フ1と一対の該ハブ6,6との間に上フリクションシー
ト8が介在されており、さらに該上フリクションシート
8と該上ハーフ1との間に一対の該ハブ6,6の回転を
阻止するブレーキ部材9がスライド自在に設けられた構
成とされている。
【0010】本実施形態のテープカセットについて更に
詳しく説明する。このテープカセットにおけるカセット
本体は、図1ないし図3に示すように、一対のハブ6,
6やブレーキ部材9等をその内部に収容するに足る大き
さとされた方形状をなす上ハーフ1と下ハーフ2とをね
じ止めすることによって形成されている。
【0011】上記カセット本体3内には、図3に示すよ
うに、磁気テープ5が巻回された一対のハブ6,6が回
転自在に収納されている。そして、下ハーフ2と一対の
ハブ6,6との間には、下フリクションシート7が介在
されると共に、上ハーフ1と一対のハブ6,6との間に
は、上フリクションシート8が介在されている。これら
下フリクションシート7及び上フリクションシート8
は、いずれも磁気テープ5の良好な走行の維持及び停止
時のテープ弛み等の発生を防止すべく設けたものであ
り、透明なプラスチック板として形成されている。
【0012】これら下フリクションシート7及び上フリ
クションシート8は、一対の上記ハブ6,6を上下方向
から挟み込むようにして配置され、該ハブ6,6に巻回
された磁気テープ5の幅方向における上下端縁に接触し
て、該磁気テープ5の幅方向における高さ位置を規制す
るようになっている。
【0013】また、上記カセット本体3内には、図3に
示すように、上記ハブ6,6の回転を阻止するブレーキ
部材9がスライド自在に設けられている。かかるブレー
キ部材9は、図3に示すように、上記各ハブ6,6に形
成された歯車部21bと係合する一対のブレーキ爪1
0,10を有したブレーキ本体部11と、このブレーキ
本体部11の両端にそれぞれ形成される一対のブレーキ
アーム12,12とを備えている。
【0014】上記ブーキ爪10,10は、図1に示すド
ライブに装着されない状態において上記歯車部21bと
係合して、上記ハブ6,6の回転を防止するようになっ
ている。上記ブレーキアーム12,12は、上記ブレー
キ本体部11の長手方向における両端部に、カセット本
体3の前端部に回動自在に設けられたリッド3側に延在
するようにしてそれぞれ形成されている。そして、上記
ブレーキアーム12,12の先端部には、上記リッド3
の側壁13,13に設けられた係合突部(図示は省略す
る)が係合する先端膨出部14,14が形成されてい
る。
【0015】そして、上記構成からなるブレーキ部材9
は、上記リッド3がカセット本体の前端部を開放する方
向に回動すると、該リッド3に設けられた係合突部が上
記先端膨出部14,14に係合し、該リッド3の開動作
に連動して、上記ブレーキ用バネ15の付勢力に抗し
て、該カセット本体の前端部方向へとスライドせしめら
れる。その結果、上記ブレーキ爪10,10と歯車部2
1bとの係合が解除され、上記ハブ6,6が回転可能と
なる。
【0016】一方、上記リッド3が、図1に示すよう
に、カセット本体の前端部を閉じる方向に回動すると、
ブレーキ用バネ15によって、上記ブレーキ部材9がハ
ブ6,6の設けられる方向に引き戻される。そして、上
記リッド3の係合突部と上記ブレーキ部材9の先端膨出
部14,14との係合が解除されて上記ブーキ爪10,
10が上記歯車部21bと係合し、上記ハブ6,6の回
転が防止される。つまり、上記ハブ6,6の回転がロッ
クされる。
【0017】そして、上記構成からなるカセット本体3
の前端部には、図1ないし図3に示すように、リッド3
が回動自在に取り付けられている。かかるリッド3は、
後述するスライダ4が後方にスライドした後でないと開
かないようになされており、誤って磁気テープ5を指等
で傷付けたりしないように保護している。
【0018】一方、上記スライダ4は、図2及び図3に
示すように、カセット本体3の前端に形成された開口部
16及び下ハーフ2の下面に開設されたハブホール1
7,17を閉塞して塵埃等のカセット本体内への侵入を
防止するもので、該カセット本体の前後方向にスライド
自在に設けられている。また、このスライダ4には、上
記開口部16を開口した状態において、上記ハブホール
17,17を外方に臨ませる円形孔部18,18が形成
されている。
【0019】上記スライダ4は、図3に示すように、長
手方向における両端が垂直に折り曲げられた略コ字状を
なし、カセット本体内に設けられたスライダバネ19に
より、常時カセット本体の前端側に付勢されるようにな
されている。そして、このスライダ4は、図2に示すカ
セット本体の開口部16を閉蓋した状態においては、上
記下ハーフ2から突出するスライダロック爪20,20
により、該スライダ4がスライド不可能状態とされてい
る。
【0020】そして特に本実施形態のテープカセットに
おいては、図4に示すように、上記ハブ6,6は、中心
孔25を有し、上記磁気テープ5を周面に巻回させる第
1ハブ部21と、上記下ハーフ2と対向する側の該第1
ハブ部21の該中心孔周面25aに形成された大径穴部
22に、弾性部材であるコイルスプリング23と共に嵌
入されて可動自在とされた第2ハブ部24とからなり、
該コイルスプリング23の弾性力により該第1ハブ部2
1の上端面21cが上記上ハーフ1の内面1aに接触す
るようになしてある。
【0021】上記第1ハブ部21は、ハブ6,6を回転
させる駆動部(図示は省略する)が挿入される中心孔2
5を有し、磁気テープ5を周面に巻回させる円筒形状の
テープ巻装部21aと、上記ブレーキ爪10,10と係
合する歯車部21bとからなっている。上記歯車部21
bは、上記テープ巻装部21aより小さな円筒形状とし
て形成されており、該テープ巻装部21aの上端部に一
体化されている。そして、この歯車部21bの周面に
は、上記ブレーキ爪10,10と係合する複数の歯が形
成されている。
【0022】上記第2ハブ部24は、円形状のリングと
して形成されており、上記第1ハブ部21の中心孔周面
25aに形成された大径穴部22にコイルスプリング2
3と共に嵌入されて可動自在とされている。この大径穴
部22は、下ハーフ2と対向する側の中心孔周面25a
に、上記中心孔25の開口径よりも大きな大径の止まり
穴として形成されている。そして、この大径穴部22の
底部に収納されるコイルスプリング23は、上記歯車部
21bの外径寸法とほぼ同一直径として形成されてい
る。
【0023】以上のように構成されたテープカセットに
おいては、図4に示すように、コイルスプリング23の
弾性力により上記第1ハブ部21が上方に押し上げら
れ、該第1ハブ部21の上端面21cが上記上ハーフ1
の内面1aに常に接触し、該第1ハブ部21に巻回され
る磁気テープ5の中心位置がテープカセット内における
所定位置に常に保持される。特に、第1ハブ部21の上
端面21cの形状を曲面状にすることにより、上端面2
1cと上ハーフ1の内面1aの接触面積を小さくするこ
とができるので、より安定なテープ走行を達成すること
ができる。
【0024】このため、テープカセット内における磁気
テープ5の位置が常に一定した位置に位置決めされるこ
とになり、ドライブ装置に設けられる回転磁気ヘッドに
対する接触位置が高精度なものとなる。その結果、ヘリ
カルスキャン型のDATやDDSタイプのテープカセッ
トでは、記録トラックに対する回転磁気ヘッドの位置ず
れは記録密度に大きく影響するが、本実施形態では、磁
気テープ5の位置がずれることがないために、記録トラ
ックに対する回転磁気ヘッドの位置ずれが発生せず、よ
り一層の記録密度の向上を実現できる。
【0025】なお、図5に示す一体化された従来のハブ
26を有したテープカセットでは、ハブ26の上端面2
6aと上ハーフ1の内面1aとの間に空隙27が設けら
れているため、カセット内においてハブ26ががたつ
く。このため、従来のテープカセットでは、テープカセ
ット内における磁気テープ5の位置が変動し、今後増大
する大容量化に対応できない。
【0026】以上、本実施形態のテープカセットによれ
ば、カセット本体内に収納された磁気テープの位置を高
精度に保持することができ、高密度・大容量が必要とさ
れるDDSテープカセットに好適なものとなる。
【0027】本発明のテープカセットは、上述した実施
形態に限定されることなく、本発明の要旨を逸脱しない
限り適宜変更が可能である。例えば、上述の実施形態で
は、弾性部材としてコイルスプリング23を用いたが、
コイルスプリング23の代わりにウレタンやゴム等を使
用しても同様の効果が得られる。
【0028】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明によれば、カセット本体内に収納された磁気テープの
位置決め精度が高く、高密度・大容量の磁気テープが収
納されたテープカセットを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態のテープカセットを表面側より見た
状態を示す斜視図である。
【図2】本実施形態のテープカセットを裏面側より見た
状態を示す斜視図である。
【図3】本実施形態のテープカセットの分解斜視図であ
る。
【図4】本実施形態のテープカセットのハブ部分を示す
要部拡大断面図である。
【図5】従来のテープカセットのハブ部分を示す要部拡
大断面図である。
【符号の説明】
1 上ハーフ 2 下ハーフ 4 スライダ 5 磁気テープ 6 ハブ 9 ブレーキ部材 21 第1ハブ部 23 コイルスプリング 24 第2ハブ部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上ハーフ及び下ハーフからなるカセット
    本体の前端部にリッドが回動自在に設けられると共に該
    カセット本体の下面にスライダがスライド自在に設けら
    れており、該カセット本体内に、磁気テープが巻回され
    た一対のハブが回転自在に収納されてなるテープカセッ
    トにおいて、 上記ハブは、中心孔を有し、上記磁気テープを周面に巻
    回させる第1ハブ部と、上記下ハーフと対向する側の該
    第1ハブ部の該中心孔周面に形成された大径穴部に、弾
    性部材と共に嵌入されて可動自在とされた第2ハブ部と
    からなり、該弾性部材の弾性力により該第1ハブ部の上
    端面が上記上ハーフの内面に接触するようになしてある
    ことを特徴とするテープカセット。
  2. 【請求項2】 上記弾性部材がコイルスプリングである
    ことを特徴とする請求項1記載のテープカセット。
JP25846697A 1997-09-24 1997-09-24 テープカセット Pending JPH1196726A (ja)

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