JPH1196396A - 仮想物体が配された仮想空間内の光景を示す画像を表示する画像表示装置 - Google Patents

仮想物体が配された仮想空間内の光景を示す画像を表示する画像表示装置

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JPH1196396A
JPH1196396A JP9254825A JP25482597A JPH1196396A JP H1196396 A JPH1196396 A JP H1196396A JP 9254825 A JP9254825 A JP 9254825A JP 25482597 A JP25482597 A JP 25482597A JP H1196396 A JPH1196396 A JP H1196396A
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JP
Japan
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shape data
virtual object
viewpoint
coordinates
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JP9254825A
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English (en)
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Shigeaki Watanabe
茂晃 渡邉
Yoshisuke Mimura
義祐 三村
Shuichi Shimizu
秀一 清水
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 属性値と形状生成アルゴリズムを用いて三次
元オブジェクトの形状データを生成することにより、デ
ータ記憶装置からの読み込み時間を低減した画像表示装
置を提供する。 【解決手段】 視点位置から視線方向を眺めた画像を表
示する画像表示装置において、記録媒体1には第一種オ
ブジェクトの属性値と第二種オブジェクトの形状データ
と各オブジェクトの配置位置とが記録され、オブジェク
ト属性値記憶部は属性値を記憶し、オブジェクト配置記
憶部は配置を記憶し、オブジェクト形状データ生成アル
ゴリズム記憶部は形状生成アルゴリズムを記憶する。視
点状態記憶部は視点状態を記憶し、視点・オブジェクト
間距離判定部は視点に近いオブジェクトを判定する。第
一種オブジェクトの形状データ生成方法判定部はオブジ
ェクト形状データ生成部に視点に近い第一種形状データ
を作成させ、第二種オブジェクトの形状データ生成方法
判定部はオブジェクト形状データ記憶部に第二種オブジ
ェクトの形状データを読み込ませる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、仮想物体が配され
た仮想空間内の光景画像を表示する画像表示装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】三次元CG(コンピュータグラフィック
ス)で作られた仮想的な空間の中で視点を移動させるこ
とにより、あたかもその空間の中を歩いているような感
覚を与える仕組みは、ウォークスルーと呼ばれている。
一般的に、三次元CGにおいては、個々の仮想物体(以
下オブジェクトという)は、ポリゴンと呼ばれる多角形
を多数個組み合わせることによりその形状が表現され
る。一つ一つのポリゴンの形状としては、三角形や四角
形が多く用いられる。例えば、三角形ポリゴンを使った
場合、オブジェクトの表面が小さな三角形の集まりで表
現されることになる。つまり、オブジェクトの表面はメ
ッシュ状に分割され、表面にはポリゴンとして使われた
三角形の頂点となるべき複数個の点が並ぶことになる。
そして、それぞれのオブジェクトを記憶する際のデータ
としては、このオブジェクト表面の点の座標値と、それ
らの点のいずれを使って個々のポリゴンが作られるのか
を表わす点の組み合わせが使われる。
【0003】このように三次元オブジェクトは多角形で
構成されるため、個々のポリゴンが大きい場合には、オ
ブジェクトの表面が角張って表示される。すなわち、オ
ブジェクトの表面を滑らかに表示しようとすると、ポリ
ゴンの大きさを小さくし、かつポリゴンの総数を増やさ
ねばならないため、データ量は大きくなる。ウォークス
ルーでは、このポリゴンで構成された三次元オブジェク
トを複数個配置して仮想空間を構成する。そのため、一
つの仮想空間を構成するCGデータを記憶するのに必要
な記憶容量は、大きくなる傾向がある。特に各オブジェ
クトの形状を滑らかに表示しようとすると、必要な記憶
容量はより大きくなる。すると、三次元画像表示装置に
充分な記憶容量がない場合には、表示できる仮想空間の
広さやオブジェクトの形状に限界が生じる。
【0004】この限界を緩和する方法として、オンデマ
ンドローディング機構が考えられている。これは、仮想
空間全体の形状データを外部記憶装置内の記録媒体に記
憶しておき、ウォークスルー中に視点に近いオブジェク
トのみの形状データを外部の補助記憶装置から主記憶装
置に読み込んで表示するものである。また、視点が移動
してオブジェクトが視界から外れた場合には、そのオブ
ジェクトの形状データは主記憶装置から消去する。この
ような動作により、主記憶装置には常に画面表示に必要
なオブジェクトの形状データのみが保持されるため、仮
想空間全体のデータを全て記憶する場合に比べて主記憶
装置の容量が少なくて済むという利点がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところでポリゴンデー
タの記録媒体としては、読み出し速度は低速ではあるが
容量が大きな記録媒体、例えばCD−ROMなどが用い
られることが一般的である。従来のオンデマンドローデ
ィング技術では、視点の移動の度に、視野に入ったオブ
ジェクトのポリゴンデータそのものを上記の記録媒体か
ら読み込もうとする。このとき上述のCD−ROMのよ
うな低速な記録媒体からそのため容量の大きいポリゴン
データを読み込もうとすると、記録媒体からのデータ転
送に処理時間を取られ、その間、利用者からの入力を受
け付けなくなったり、視点の移動が一時的に中断してし
まう。即ち、ポリゴンデータの読出負荷が重いため、対
話性が低下してしまうという問題がある。
【0006】この読出負荷を緩和するためには、高精細
な形状が要求されるオブジェクトのみ高精度なポリゴン
データを読み込んで表示し、それ以外のものは低精度な
形状を読み込んで表示するという方法が考えられる。例
えば、従来技術には、近くにあるオブジェクトのみ滑ら
かな表示が可能な高精度なポリゴンデータを読み込み、
遠くのものは角張った表示しかできない低精度なポリゴ
ンデータを読み込むといった方法がある。ところが、こ
の方法では、それほど正確な形状が必要とされないオブ
ジェクト、例えば道路のようなオブジェクトでも、近く
にある場合には滑らかな表示が可能な高精度データを読
み込まねばならない。つまり、正確な形状が必要とされ
ないオブジェクトを表示するために、高精度データの読
み込みが行われるのでは、転送負荷はさほど軽減されな
い。
【0007】また低精度のデータを視点からの距離に応
じて、さらに数段階に切り替えたい場合には、視点が移
動してその精度段階が切り替わる度にデータ読み込みが
発生するという問題もある。その一方、特開平8−16
816に、三次元オブジェクトのスクリーン上での大き
さに基づいて詳細モデルと省略モデルを切り替えて表示
するものがある。これは、省略モデルは詳細モデルの形
状データを基に単純化して作り出して表示するため、省
略モデルのポリゴンデータを読み込む必要がないという
ものである。しかし、省略モデルしか必要のない場合で
も、データ量の大きな詳細モデルのデータを読み込まね
ばならないという問題は残る。
【0008】本発明の目的は、上記問題点を鑑み、たと
え、記録媒体からの読出速度が低速であっても、対話性
を低下することが無いヴァーチャルウォークスループレ
ゼンテーションを実現することができる画像表示装置を
提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記操作性低下が記録媒
体からの転送負荷に起因するのなら、転送負荷が発生し
得ないように形状データのデータ構造を構成すればよ
い。即ち、記録媒体における形状データのデータ構造を
改良すれば、操作性低下は防止できる。そこで課題を解
決するための手段として、画像表示装置は、以下の構成
を有する記録媒体を用いる。
【0010】その記録媒体は、仮想物体の形状を近似し
た複数多角形の頂点座標を含む従来式の形状データの他
に、仮想物体の基本構造に依存した様式により仮想物体
の形状を示す属性情報を含む新方式の形状データが記録
されている。新方式の形状データは、基本構造に依存し
た様式により仮想物体の形状を表現しているので、複数
ポリゴン(多角形)の頂点座標を含む従来式の形状デー
タと比較して、データサイズは至って小さい。
【0011】データサイズの小ささ故に、読み出し負荷
は軽く、また一時記憶に多量に蓄積しておいても良い。
その反面、仮想物体の投影像を表示させるには、画像表
示装置は展開アルゴリズムを用いて形状データを頂点座
標に変換する必要があり、演算負荷が発生する。しかし
ポリゴンデータの読出負荷はここで発生する演算負荷に
転嫁されるので、操作性低下を改善することができる。
【0012】故に、上記課題を解決するため本発明は、
仮想物体の基本構造に依存した様式により仮想物体の形
状を示す第一種形状データが記録された記録媒体を用い
て仮想空間内の光景画像を表示する画像表示装置であっ
て、仮想空間における複数仮想物体のそれぞれの配置座
標と、当該配置座標に配すべき仮想物体名と、各仮想物
体が第一種形状データであるかを示す種別情報とからな
るマップ情報を記憶する第1記憶手段と、内部メモリ
と、全ての第一種形状データを記録媒体から内部メモリ
に読み出す第1読出手段と、操作者の操作を受け付け
て、仮想空間において視点座標を移動させる移動手段
と、視点座標が移動すると、視点座標を基準にした所定
範囲内に配置座標を有する仮想物体名を第1記憶手段か
ら検出する検出手段と、所定のアルゴリズムを実行する
ことにより、内部メモリに読み出された第一種形状デー
タであって、検出された仮想物体名のものを頂点座標に
変換する変換手段と、変換手段により形状データから変
換された頂点座標から仮想物体の投影像を生成する第1
生成手段と、第1生成手段により生成された投影像を合
成して、光景画像を得る合成手段とを備えることを特徴
としている。
【0013】
【発明の実施の形態】
[第1実施形態]以下、第1実施形態について図を用い
て詳細に説明する。図2は、第1実施形態の画像表示装
置の構成を示すブロック図である。この画像表示装置
は、記録媒体1と、ドライブ機構80と、オブジェクト
属性値記憶部2と、オブジェクト配置記憶部3と、オブ
ジェクト形状データ生成アルゴリズム記憶部4と、オブ
ジェクト形状データ生成部5と、オブジェクト形状デー
タ記憶部6と、視点状態記憶部7と、第一種オブジェク
トの形状データ生成方法判定部8と、第二種オブジェク
トの形状データ生成方法判定部9と、視点・オブジェク
ト間距離判定部10と、レンダリング部11と、表示部
12とを備えている。
【0014】記録媒体1は比較的大容量な記録媒体、例
えばCD−ROM,DVD−ROMなどの光ディスクや
ハードディスクなどで実現され、仮想物体のそれぞれの
オブジェクト名と、各仮想物体の形状データが第一種形
状データ及び第二種形状データの何れであるかを示す区
分情報と、仮想空間における複数仮想物体のそれぞれの
配置座標と、当該配置座標に配すべき仮想物体の形状デ
ータとが記録されている。
【0015】ここで言う第一種のオブジェクトとはその
形状がポリゴンデータを用いず、属性値を用いて表現さ
れた仮想物体をいう。属性値とは、仮想物体の基本構造
に依存した様式により仮想物体形状の原型を表現した情
報をいう。仮想物体の原型には、柱状、球状、円錐状等
の種別がある。柱状のオブジェクトは、断面形状、断面
の縦横巾、柱の長さといった、柱状物体特有の様式によ
りその仮想物体形状の原型を表現している。柱状の仮想
物体には『線路』や『道路』『ビィルディング』がある
が、これらは何れも、その断面形状と、断面の縦横サイ
ズと、柱の長さとを組み合わせてその原型が表現されて
いる。
【0016】一方、第二種のオブジェクトとは、形状デ
ータがポリゴンデータそのものであるオブジェクトをい
う。例えば、三次元オブジェクトが家やビルなどの建物
であれば、その建物の形状がポリゴンデータとして記憶
されるようなものである。記録媒体1は、上記の第一種
オブジェクトについては属性値のみを、第二種オブジェ
クトについてはポリゴン型形状データそのものを、それ
ぞれのオブジェクトの配置座標と組み合わせて記録され
ている。
【0017】図3は、本実施形態で用いる仮想空間がど
のようなレイアウトであるかを示す図である。本レイア
ウトにおいてそれぞれの建物は、個別のオブジェクトと
してポリゴンでモデリングされている。また、道路や線
路はいくつかの小区間に分割してモデリングされる。図
4は、記録媒体1に図3の仮想空間が記録されている場
合の記録内容の一例である。各オブジェクトはオブジェ
クト名で区別され、またオブジェクト区分値で第一種と
第二種に分けられている。第一種のオブジェクトについ
ては、オブジェクト位置と属性値の組み合わせが記憶さ
れる。
【0018】図4における道路オブジェクト10は、物
体名によって断面形状として道路断面が指定され、断面
の縦横幅は、1.0が指定されている。柱長は、「始点座
標(2.5、5.0)」「終点座標(2.5、7.0)」により長さ2.0
が指定されている。図4における線路オブジェクト11
は、物体名によって断面形状として線路断面が指定さ
れ、断面の縦横幅は、0.5が指定されている。柱長は、
「始点座標(0.5、5.0)」「終点座標(2.5、5.0)」により
長さ2.0が指定されている。
【0019】一方、第二種のオブジェクトについては、
オブジェクト位置と実際のポリゴンデータが組み合わさ
れて記憶される。ドライブ機構80は、記録媒体1を装
填して、ここに記録されているデータを読み出すための
駆動制御を行う。オブジェクト属性値記憶部2は、記録
媒体1から第一種のオブジェクトのみを選択的に取り出
し、そのオブジェクト名と属性値を記憶する。これは、
記憶する内容が比較的小容量であるため、高速アクセス
の可能なメモリなどで実現される。
【0020】図5にオブジェクト属性値記憶部2の記憶
内容の一例を示す。これは、図4の記録媒体1の記録例
から、第一種のオブジェクトに関するオブジェクト名と
属性値の組み合わせのみ取り出した結果である。オブジ
ェクト配置記憶部3は、第一種及び第二種のオブジェク
ト両方に関して、記録媒体1からオブジェクト名とオブ
ジェクト区分と位置情報の組み合わせを取り出して、そ
れらを記憶する。これも記憶する内容が比較的小容量で
あるため、高速アクセスの可能なメモリなどで実現され
る。
【0021】図6にオブジェクト配置記憶部3の記憶内
容の一例を示す。これは、図4の記録媒体1の記録例か
ら、全てのオブジェクト名とオブジェクト区分と位置の
組み合わせを取り出した結果である。オブジェクト形状
データ生成アルゴリズム記憶部4は、オブジェクトの属
性値を基にしてポリゴン型形状データを生成するための
アルゴリズムを記憶する。
【0022】形状データを生成するアルゴリズムとし
て、例えば、図5に示されたオブジェクトの属性値、即
ち、断面形状と幅と始点及び終点からポリゴン型形状デ
ータを計算して構築するものを考える。図5には断面形
状として「道路型」と「線路型」が挙げられている。例
えば、道路の形状データを作成するアルゴリズムの一例
として、始点と終点を結ぶ直線に沿って、指定された幅
の立方体を伸ばしていくというものが考えられる。
【0023】この形状生成アルゴリズムにより道路が作
成される様子を図7に示す。図7は、図4の道路10の
形状を作成する場合を示している。まず図7(a)で
は、属性値で指定された道路10の始点と終点を示して
いる。そして図7(b)では、この両点を結ぶ直線に沿
って、属性値で指定された道路の幅を持つ立方体を伸ば
している。完成した道路が図7(c)である。
【0024】一方、断面形状が「線路型」の場合は、線
路の断面形状を、始点と終点を結ぶ線分に沿って押し出
していくという形状生成アルゴリズムが考えられる。こ
れは一般的にスイープと呼ばれているポリゴン型形状デ
ータの生成法である。このアルゴリズムによるオブジェ
クト形状生成の様子を図8に示す。この場合は、図8
(a)に示した断面形状では、始点と終点間を結ぶ。
例えば、図4の線路11の場合、始点と終点は図8
(b)のようになっている。この両点間を、図8(a)
の形状で結ぶ様子が図8(c)である。そして、完成し
た線路の形状が、図8(d)である。
【0025】なお、オブジェクト形状データ生成アルゴ
リズム記憶部4は、これらのアルゴリズムを記憶するだ
けである。実際にこれらのアルゴリズムを用いてオブジ
ェクトの形状を作成するのは、オブジェクト形状データ
生成部5である。次に、第一種のオブジェクトの形状デ
ータを生成する手順と合わせて、オブジェクト形状デー
タ生成部5及び第一種オブジェクトの形状データ生成方
法判定部8の動作を述べる。
【0026】第一種オブジェクトの形状データ生成方法
判定部8は、上で説明したオブジェクト配置記憶部3を
調べ、区分が第一種であるオブジェクトのみを選択し、
そのオブジェクト名と配置座標を取り出す。そして、取
り出したオブジェクト名をオブジェクト形状データ生成
部5に渡す。すると、オブジェクト形状データ生成部5
は、オブジェクト名をキーとしてオブジェクト属性値記
憶部2を検索し、そこに記憶されている属性値を取り出
す。さらに、その属性値に書かれている断面形状をキー
として、オブジェクト形状データ生成アルゴリズム記憶
部4から形状データの生成に必要なアルゴリズムを取り
出す。その後、オブジェクト形状データ生成部5は、属
性値とアルゴリズムを用いて、第一種のオブジェクトの
形状データを生成する。
【0027】最後に、第一種オブジェクトの形状データ
生成方法判定部8は、生成された形状データをオブジェ
クト形状データ記憶部6に記憶させる。オブジェクト形
状データ記憶部は、同時にそのオブジェクトの配置座標
も記憶する。なお、第一種オブジェクトの形状データ生
成方法判定部8は、既に生成されてオブジェクト形状デ
ータ記憶部に記憶されている形状データについては、新
たに生成させたり、記憶させたりはしない。
【0028】一方、第二種のオブジェクトの場合は、属
性値を持たないため、記録媒体1から直接、形状データ
を読み込む。但し、第一種のオブジェクトが仮想空間に
存在するもの全てについて形状データが作られるのに対
して、第二種のオブジェクトは始点に近いもののみ、形
状データが読み込まれる。この動作を以下に述べる。視
点状態記憶部7は、視点の位置や視線の方向を記憶す
る。この視点位置や視線方向は、図には書かれていない
が、キーボードやマウスといった外部からの入力によっ
て任意に変更することができる。例えばカーソルキーの
上下キーで視点位置の前進後退を操作し、左右キーで視
線方向の旋回を行なう。
【0029】視点・オブジェクト間距離判定部10は、
現在の視点位置とオブジェクト配置記憶部3に記憶され
ている第二種のオブジェクト位置の間の距離を算出す
る。そして、それが予め定められた閾値以下になってい
ると判定した場合は、そのオブジェクト名を出力する。
第二種オブジェクトの形状データ生成方法判定部9は、
視点・オブジェクト間距離判定部10が視点との距離が
閾値以下であると判定した第二種のオブジェクトについ
て、記録媒体1からポリゴン型形状データを読み込むよ
うにオブジェクト形状データ記憶部6に指示する。同時
に、オブジェクト形状データ記憶部6は、該当オブジェ
クトの配置も記憶する。
【0030】なお、第二種オブジェクトの形状データ生
成方法判定部9は、既に読み込まれてオブジェクト形状
データ記憶部に記憶されている形状データについては、
新たに読み込ませたり、記憶させたりはしない。オブジ
ェクト形状データ記憶部6は、オブジェクト形状データ
生成部5が生成したオブジェクトの形状データと、記録
媒体1から読み込んだオブジェクトの形状データと、そ
れらのオブジェクトの位置を示す座標を記憶する。オブ
ジェクト形状データ記憶部6が記憶している形状データ
で構成される仮想空間が、レンダリングや画面表示の対
象となる。なお、第一種オブジェクトの形状データ生成
方法判定部8及び第二種オブジェクトの形状データ生成
方法判定部9が形状データを生成しないと判定したり、
あるいは読み込まないと判定したオブジェクトについて
は、その形状データはオブジェクト形状データ記憶部か
ら削除される。
【0031】レンダリング部11は、オブジェクト形状
データ記憶部6に記憶されたオブジェクトを対象とし
て、現在の視点位置から視線方向を眺めた画像を生成す
る。これは、高速な三次元レンダリングを行えるハード
ウエアやソフトウエアを使用する。表示部12は、レン
ダリング部11が生成した画像を表示する。これにはC
RTなどのディスプレイ装置を用いる。
【0032】次に、上記のように構成された画像表示装
置の動作を、図面に基づいて説明する。図9は、第1実
施形態の画像表示装置のフローチャートである。なお、
第1実施形態の動作の説明では、図3の仮想空間を例と
して用いる。すなわち記録媒体1には、図4のデータが
記憶されているとする。
【0033】まずS1001では、オブジェクト属性値
記憶部が、記録媒体1から第一種オブジェクトの属性値
を全て読み込む。オブジェクト属性値記憶部の記憶内容
が図5である。S1002ではオブジェクト配置記憶部
が、記録媒体1から全てのオブジェクトのオブジェクト
名、区分、位置を全て読み込む。オブジェクト配置記憶
部の記憶内容が図6である。
【0034】次に、S1003からS1005を全ての
第一種オブジェクトについて行なうまで繰り返す。S1
003では第一種オブジェクトの形状データ生成方法判
定部が、オブジェクト配置記憶部から第一種オブジェク
トのオブジェクト名を一つ取り出す。そして、オブジェ
クト形状データ生成部は、取り出されたオブジェクト名
のオブジェクト形状データを、オブジェクト属性値記憶
部の属性値とオブジェクト形状データ生成アルゴリズム
記憶部の生成アルゴリズムを使って生成する。その後、
S1004では、今、生成した形状データをオブジェク
ト形状データ記憶部が記憶する。S1003からS10
05の手順では、第一種のオブジェクトの形状は全て生
成される。すなわち、道路10、13、14及び線路1
1、12が生成される。
【0035】次に、S1006でマウスやキーボードか
らの入力によって、視点位置や視線方向の変更が行われ
る。ここでは、視点の状態は図10に示した視点40及
び視線50になったとする。すなわち、視点位置は
(2.5,1.5)とし、視線方向はY軸の正方向を向いて
いる。S1007からS1010では、この視点状態に
基づいて第二種のオブジェクトの形状データの読み込み
が行われる。まず、S1007では、オブジェクト配置
記憶部から第二種オブジェクトのオブジェクト名を一つ
取り出す。そしてS1008では、視点・オブジェクト
間距離判定部が視点とオブジェクトの間の距離が閾値以
下であるかを判定する。ここでは閾値=3とする。も
し、S1008で視点とオブジェクト間の距離が閾値以
下であると判定された場合には、第二種オブジェクトの
形状データ生成方法判定部が動作する。これにより、記
録媒体1からオブジェクトの形状データが読み込まれ、
それがオブジェクト形状データ記憶部に記憶される。
【0036】図10は、上記手順を全ての第二種オブジ
ェクトについて繰り返した後の、オブジェクト形状デー
タ記憶部の内容である。図中では、オブジェクトのう
ち、属性値と形状生成アルゴリズムを用いて形状データ
が生成されたものを斜線で示してある。また、図10に
は視点状態も合わせて記入してある。視点40からの距
離が3以下である第二種オブジェクトは、建物22、2
3、24、25である。図10には、これらの第二種オ
ブジェクトと全ての第一種オブジェクトが記憶されてい
る。
【0037】最後にS1011では、オブジェクト形状
データ記憶部の形状データを、視点位置から視線方向を
見た場合の画像をレンダリングして表示する。図11
は、図10に示したオブジェクト形状データ記憶部の記
憶する仮想空間を、視点40、視線50の状態でレンダ
リングした場合の表示例である。S1011で画像を表
示した後は、S1006以降の処理を繰り返す。
【0038】今、再びS1006に制御が移り、視点の
状態が、図12に示したような視点41、視線51にな
ったとする。すなわち、視点位置は(2.5、4.0)では、
視線方向はY軸の正方向であるとする。すると、S10
07からS1010では、視点から距離3以下の第二種
オブジェクトとして、建物20、21、22、23、2
4、25が選択され、これらの形状データが記録媒体1
から読み込まれる。図12は、この時のオブジェクト形
状データ記憶部の記憶内容を示している。図10と同様
に、属性値と形状生成アルゴリズムを用いて形状データ
が生成されたオブジェクトは斜線で示してある。
【0039】また、図13は視点41、視線51の状態
では、図12の仮想空間をレンダリングした場合の表示
例である。以上のように第1実施形態によれば、第一種
のオブジェクトは視点が移動しても形状データを外部記
憶装置から読み込む必要がなく、第二種のオブジェクト
に関してのみ形状データを読み込めばよいことがわか
る。また、第一種のオブジェクトは形状データに比べて
小量の属性値のみを外部記憶装置から読み込むため、形
状データそのものを読み込む場合に比べて読み込み時間
が短くて済む。よって、道路など常に空間内の全ての配
置状態を画面に表示しておきたいオブジェクトを第一種
のオブジェクトとし、建物などを第二種のオブジェクト
とした三次元地図内の視点移動に好適である。
【0040】[第2実施形態]以下、第2実施形態につ
いて図を用いて詳細に説明する。図14は、第2実施形
態の画像表示装置の構成を示すブロック図である。この
画像表示装置は、記録媒体1と、ドライブ機構80と、
オブジェクト属性値記憶部2と、オブジェクト配置記憶
部3と、オブジェクト形状データ生成アルゴリズム記憶
部4と、オブジェクト形状データ生成部5と、オブジェ
クト形状データ記憶部6と、視点状態記憶部7と、第一
種オブジェクトの形状データ生成方法判定部8と、第二
種オブジェクトの形状データ生成方法判定部9と、視点
・オブジェクト間距離判定部10と、レンダリング部1
1と、表示部12とを備えている。
【0041】このうちオブジェクト配置記憶部3と、オ
ブジェクト形状データ生成アルゴリズム記憶部4と、オ
ブジェクト形状データ生成部5と、オブジェクト形状デ
ータ記憶部6と、視点状態記憶部7と、第一種オブジェ
クトの形状データ生成方法判定部8と、視点・オブジェ
クト間距離判定部10と、レンダリング部11と、表示
部12は第1実施形態に示したものとまったく同じであ
るため、再度の説明を省略する。
【0042】記録媒体1は、基本的には第1実施形態の
ものと同じであるが、第二種のオブジェクトに関して
は、属性値と形状データの両方を記録している点が異な
る。また、属性値の断面形状によって、他の属性値のパ
ラメータ種が異なる。第2実施形態の記録媒体1の記録
内容の例を、図15に示す。これは図3の仮想空間を記
憶している場合である。第一種のオブジェクトの場合は
属性値だけを記憶しているが、第二種のオブジェクトの
場合は属性値と形状データを共に記憶している。また、
断面形状が「道路型」あるいは「線路型」の場合は属性
値は(断面形状、幅、始点座標、終点座標)の組み合わ
せであるが、一方、断面形状が「建物」の場合は属性値
として(断面形状、高さ)の組み合わせを用いる。
【0043】オブジェクト属性値記憶部2は、基本的に
は第1実施形態のものと同じである。すなわち、記録媒
体1の記憶内容から、オブジェクト名と属性値のみを取
り出して記憶する。但し、オブジェクトが第一種である
か第二種であるかに関わらず、全てのオブジェクトのオ
ブジェクト名と属性値を記憶する点が異なる。図16は
オブジェクト属性値記憶部2の記憶内容を示す一例であ
る。これは、図15に示した記録媒体1の記録内容か
ら、オブジェクト名と属性値を取り出したものである。
【0044】第二種オブジェクトの形状データ生成方法
判定部9は、視点・オブジェクト間距離判定部10の判
定に従って、オブジェクト形状データ記憶部に記憶させ
る形状データの生成方法を変更する。まず、視点・オブ
ジェクト間距離判定部10が指定した範囲内に存在して
いると判定した第二種オブジェクトについては、記録媒
体1から読み込んだ形状データをオブジェクト形状デー
タ記憶部6に記憶させる。
【0045】一方、形状データが読み込まれなかった第
二種オブジェクトについては、オブジェクト形状データ
生成部5に属性値と形状データ生成アルゴリズムを使っ
て形状データを生成させ、それをオブジェクト形状デー
タ記憶部6に記憶させる。オブジェクト形状データ生成
部が形状データを生成する方法は、第1実施形態と同様
である。
【0046】なお、第二種オブジェクトの形状データ生
成方法判定部9は、既に生成されたり読み込まれてオブ
ジェクト形状データ記憶部に記憶されている形状データ
については、新たに生成したり、読み込ませたりはしな
い。次に、上記のように構成された画像表示装置の動作
を、図面に基づいて説明する。
【0047】図17は、第2実施形態の画像表示装置の
フローチャートである。なお、第2実施形態の動作の説
明では、図3の仮想空間を例として用いる。また、記録
媒体1には、図15のデータが記憶されているとする。
まずS2001では、オブジェクト属性値記憶部が、記
録媒体1に記憶された全てのオブジェクトのオブジェク
ト名と属性値を読み込む。その結果、オブジェクト属性
値記憶部の記憶内容は、図16に示したようになる。
【0048】S2002ではオブジェクト配置記憶部
が、記録媒体1から全てのオブジェクトのオブジェクト
名、区分、位置を全て読み込む。オブジェクト配置記憶
部の記憶内容は図6に示す。次のS2003からS20
05では、第一種のオブジェクトの形状データを生成す
る。これは第1実施形態のS1003からS1005の
手順と同じであるため、再度の説明を省略する。この結
果、道路10、13、14及び線路11、12が生成さ
れる。
【0049】S2006では、入力に応じて視点状態を
変更する。これは第1実施形態のS1006と同じであ
るため説明を省略する。ここでは、視点状態は、図18
に示した視点42、視線52になったとする。すなわ
ち、視点位置は(2.5,1.5)とし、視線方向はY軸の
正方向を向いている。次にS2007からS2011で
第二種オブジェクトに関する処理を行なう。まずS20
07では、オブジェクト配置記憶部から第二種オブジェ
クト名を一つ取り出す。次にS2008では、視点とオ
ブジェクトの間の距離を判定する。ここでは第1実施形
態と同様に、視点との距離の閾値を3とする。判定した
結果、視点とオブジェクトの間の距離が3以下であった
場合は、S2010に進む。S2010では、オブジェ
クト形状データ記憶部は、記録媒体1に記憶された形状
データを読み込んで記憶する。一方、視点との距離が3
より大きかった場合はS2009に進む。S2009で
は、オブジェクト形状データ生成部が属性値と形状デー
タ生成アルゴリズムを用いて、該当オブジェクトの形状
データを生成する。以上述べた第二種オブジェクトに関
する処理を、全ての第二種オブジェクトに対して行な
う。
【0050】図3の例の場合、視点42からの距離が3
以下である第二種オブジェクトは、建物22、23、2
4、25である。よってこれらのオブジェクトに関して
は、記録媒体1から形状データが読み込まれる。一方、
それ以外の第二種オブジェクトである建物20及び21
は、属性値と生成アルゴリズムを用いて形状データが作
られる。ここでは断面形状が「建物」であるオブジェク
トの生成アルゴリズムとして、底辺形状は固定であり、
属性値で指定された高さを持つ立方体を生成するという
ものを用いる。
【0051】このようにして、オブジェクト形状データ
記憶部に記憶された形状データが、図18に示す仮想空
間である。図18では、属性値と形状生成アルゴリズム
を用いて形状データが生成されたオブジェクトは斜線で
示してある。最後に、S2012では、この仮想空間を
視点42から視線52の方向を向いて見た画像がレンダ
リングされて、表示される。図19に、その表示例を示
す。
【0052】S2011で画像を表示した後は、S20
06以降の処理を繰り返す。以上のように第2実施形態
によれば、第1実施形態では表示されなかった視点から
遠く離れている第二種のオブジェクトに関しても、画面
上にレンダリングされることがわかる。この時、遠くの
第二種のオブジェクトの形状データは、既に読み込まれ
ている属性値と生成アルゴリズムから生成するため、形
状データそのものを読み込む場合に比べて読み込み時間
が短くて済む。よって視点が移動しても、第1実施形態
と同程度の形状データ読み込み時間しか必要とせずに、
より多くのオブジェクトを表示することができる。
【0053】[第3実施形態]以下、第3実施形態につ
いて図を用いて詳細に説明する。図1は、第3実施形態
の画像表示装置の構成を示すブロック図である。この画
像表示装置は、記録媒体1と、ドライブ機構80と、オ
ブジェクト属性値記憶部2と、オブジェクト配置記憶部
3と、オブジェクト形状データ生成アルゴリズム記憶部
4と、オブジェクト形状データ生成部5と、オブジェク
ト形状データ記憶部6と、視点状態記憶部7と、第一種
オブジェクトの形状データ生成方法判定部8と、第二種
オブジェクトの形状データ生成方法判定部9と、視点・
オブジェクト間距離判定部10と、レンダリング部11
と、表示部12とを備えている。
【0054】このうち、記録媒体1と、ドライブ機構8
0と、オブジェクト属性値記憶部2と、オブジェクト配
置記憶部3と、オブジェクト形状データ生成アルゴリズ
ム記憶部4と、オブジェクト形状データ生成部5と、オ
ブジェクト形状データ記憶部6と、視点状態記憶部7
と、第二種オブジェクトの形状データ生成方法判定部9
と、視点・オブジェクト間距離判定部10と、レンダリ
ング部11と、表示部12は第1実施形態に示したもの
とまったく同じであるため、再度の説明を省略する。
【0055】第一種オブジェクトの形状データ生成方法
判定部8は、視点・オブジェクト間距離判定部が視点と
オブジェクトの間の距離が閾値以下であると判定した第
一種オブジェクトのみオブジェクト形状データ生成部5
に形状データを生成させる。また生成された形状データ
は、オブジェクト形状データ記憶部6に記憶される。形
状データは属性値と生成アルゴリズムを使って生成され
るが、その生成方法は第1実施形態と同様であるため、
詳細な説明は省略する。なお、視点とオブジェクトの間
の距離が閾値より大きいと判定された第一種オブジェク
トについては、その形状データは生成されない。
【0056】次に、上記のように構成された画像表示装
置の動作を、図面に基づいて説明する。図20は、第3
実施形態の画像表示装置のフローチャートである。な
お、第3実施形態の動作の説明では、図3の仮想空間を
例として用いる。すなわち記録媒体1には、図4のデー
タが記憶されているとする。
【0057】まず、S3001では、オブジェクト属性
値記憶部2が、記録媒体1に記録された第一種オブジェ
クトのオブジェクト名と属性値を読み込む。その結果、
オブジェクト属性値記憶部2の記憶内容は、図5に示し
たようになる。S3002ではオブジェクト配置記憶部
が、記録媒体1から全てのオブジェクトのオブジェクト
名、区分、位置を全て読み込む。オブジェクト配置記憶
部の記憶内容は図6に示したようになる。
【0058】次に、S3003では、入力に応じて視点
状態を変更する。これは第1実施形態のS1006と同
じであるため説明を省略する。ここでは、視点状態は、
図21に示した視点43、視線53になったとする。す
なわち、視点位置は(2.5,1.5)とし、視線方向はY
軸の正方向を向いている。次に、S3004からS30
07で第一種のオブジェクトの形状データを生成する。
S3004でオブジェクト配置記憶部から区分が第一種
であるオブジェクト名を一つ取り出す。そしてS300
5では、視点とそのオブジェクトの間の距離が閾値以下
であるかを判定する。閾値は第1実施形態と同様に3と
する。もし、距離が閾値以下であれば、S3006で
は、そのオブジェクトの形状データを生成する。形状デ
ータは属性値と形状生成アルゴリズムを使って、第1実
施形態と同様に生成する。一方、S3005で視点とそ
のオブジェクトの間の距離が閾値より大きいと判定され
た場合は、そのオブジェクトの形状は生成されない。こ
のような処理を、全ての第一種オブジェクトについて行
なうまでは、S3004からS3007を繰り返す。な
お、生成された形状データは、オブジェクト形状データ
記憶部に記憶される。
【0059】図4の仮想空間では、視点43からの距離
が3以下の第一種オブジェクトは道路13及び14であ
る。よって道路13及び14の形状データだけが作成さ
れ、記憶される。次に、S3008からS3011で
は、第二種のオブジェクトのうち、視点に近いものの形
状データが読み込まれる。この処理手順は、第1実施形
態のS1007からS1010の手順と同じであるた
め、再度の説明は省略する。
【0060】図4の仮想空間では、視点43からの距離
が3以下の第二種オブジェクトは建物22、23、2
4、25であり、これらの形状データが記録媒体1から
読み込まれる。図21は、上記手順によって記録媒体1
に記憶されている、形状データが生成された第一種オブ
ジェクトと、形状データが読み込まれた第二種オブジェ
クトを示す。図中では、属性値と形状生成アルゴリズム
を用いて形状データが生成されたオブジェクトは斜線で
示してある。
【0061】そして、S3012では、この図21の仮
想空間を、視点43から視線53の方向を向いて見た画
像がレンダリングされて、表示される。図22に、その
表示例を示す。この後、S3003以降の処理を繰り返
す。ここでは、視点状態が変更して、視点位置が(2.
5、4.0)に移動したとする。この視点状態を図12に示
す。
【0062】この時、S3004からS3007で生成
される第一種オブジェクトは、道路10、13、14と
線路11、12である。この時、第一種のオブジェクト
に関しては既に読み込まれている属性値と生成アルゴリ
ズムから形状データが生成されるため、新たなデータの
読み込みは発生しない。また、S3008からS301
1では、建物20、21、22、23、24、25が、
視点に近い第二種オブジェクトと判定され、新たに建物
20、21のデータが読み込まれることになる。この結
果、オブジェクト形状データ記憶部の記憶内容は、図1
2に示したようになる。図12では、属性値と形状生成
アルゴリズムを用いて形状データが生成されたオブジェ
クトは斜線で示してある。また、図12をレンダリング
した画像表示例は図13に示したようになる。
【0063】以上のように第3実施形態によれば、視点
から遠く離れているオブジェクトは表示しないことでレ
ンダリングの負荷を小さくしている。その上で、第一種
のオブジェクトに関しては視点に近づいても形状データ
を外部記憶装置から読み込まないため、全てのオブジェ
クトについて形状データを読み込む場合よりも読み込み
時間が短くて済む。
【0064】[第4実施形態]以下、第4実施形態につ
いて図を用いて詳細に説明する。第4実施形態の画像表
示装置は、第3実施形態の画像表示装置と同じ構成をと
る。すなわち、図1が第4実施形態の画像表示装置の構
成を示すブロック図となる。
【0065】この画像表示装置は、記録媒体1と、ドラ
イブ機構80と、オブジェクト属性値記憶部2と、オブ
ジェクト配置記憶部3と、オブジェクト形状データ生成
アルゴリズム記憶部4と、オブジェクト形状データ生成
部5と、オブジェクト形状データ記憶部6と、視点状態
記憶部7と、第一種オブジェクトの形状データ生成方法
判定部8と、第二種オブジェクトの形状データ生成方法
判定部9と、視点・オブジェクト間距離判定部10と、
レンダリング部11と、表示部12とを備えている。
【0066】このうち、記録媒体1と、ドライブ機構8
0と、オブジェクト属性値記憶部2と、オブジェクト配
置記憶部3と、オブジェクト形状データ記憶部6と、視
点状態記憶部7と、第二種オブジェクトの形状データ生
成方法判定部9と、視点・オブジェクト間距離判定部1
0と、レンダリング部11と、表示部12は第3実施形
態に示したものとまったく同じであるため、再度の説明
を省略する。
【0067】オブジェクト形状データ生成アルゴリズム
記憶部4は、基本的には第3実施形態と同様にオブジェ
クトの形状データ生成アルゴリズムを記憶するが、一つ
の断面形状に対して複数個の形状データ生成アルゴリズ
ムを記憶している点が異なる。すなわち、オブジェクト
が視点に近い場合に詳細な形状を生成するために用いる
詳細形状生成アルゴリズムと、オブジェクトが視点から
遠い場合に省略した形状を生成するために用いる省略形
状生成アルゴリズムを記憶している。
【0068】例えば、属性値の断面形状が「道路型」の
場合には、詳細形状生成アルゴリズムとして第1実施形
態で説明した立方体の道路を生成するアルゴリズムを記
憶している。一方、省略形状生成アルゴリズムとして
は、視点と終点を結ぶ、属性値で指定された幅をもった
直線を生成するというものを記憶している。この省略形
状生成アルゴリズムによって生成された形状の一例とし
て、図4の道路10の省略形状データを図23に示す。
【0069】また、属性値の断面形状が「線路型」の場
合にも、「道路型」と同じ省略形状生成アルゴリズムを
用いることとする。省略形状データは、詳細形状データ
に比べてポリゴン数が少ないことが特徴である。第一種
オブジェクトの形状データ生成方法判定部8は、視点と
オブジェクトの間の距離に応じて、オブジェクト形状デ
ータ生成部5が形状データ生成に用いるアルゴリズムを
選択して、そのアルゴリズムで形状データを生成させ
る。
【0070】すなわち、視点・オブジェクト間距離判定
部が、視点とオブジェクトの間の距離が閾値以下である
と判定した場合には、詳細形状生成アルゴリズムを使っ
てそのオブジェクトの形状データを生成させる。一方、
それ以外の視点とオブジェクトの間の距離が閾値より大
きいと判定されたオブジェクトについては、省略形状生
成アルゴリズムを使ってそのオブジェクトの形状データ
を生成させる。
【0071】オブジェクト形状データ生成部5は、第一
種オブジェクトの形状データ生成方法判定部8が選択し
たアルゴリズムを使って、オブジェクトの形状データを
生成する。但し、既に生成されてオブジェクト形状デー
タ記憶部に記憶されている形状データは、再び生成され
ない。次に、上記のように構成された画像表示装置の動
作を、図面に基づいて説明する。
【0072】図24は、第4実施形態の画像表示装置の
フローチャートである。なお、第4実施形態の動作の説
明では、図3の仮想空間を例として用いる。すなわち記
録媒体1には、図4のデータが記憶されているとする。
まず、S4001では、オブジェクト属性値記憶部が、
記録媒体1に記憶された第一種オブジェクトのオブジェ
クト名と属性値を全て読み込む。その結果、オブジェク
ト属性値記憶部の記憶内容は、図5に示したようにな
る。
【0073】S4002ではオブジェクト配置記憶部
が、記録媒体1から全てのオブジェクトのオブジェクト
名、区分、位置を全て読み込む。オブジェクト配置記憶
部の記憶内容は図6に示したようになる。次に、S40
03では、入力に応じて視点状態を変更する。これは第
1実施形態のS1006と同じであるため説明を省略す
る。ここでは、視点状態は、図25に示した視点44、
視線54になったとする。すなわち、視点位置は(2.
5,1.5)とし、視線方向はY軸の正方向を向いてい
る。
【0074】次に、S4004からS4008で第一種
のオブジェクトの形状データを生成する。まずS400
4でオブジェクト配置記憶部から区分が第一種であるオ
ブジェクト名を一つ取り出す。そしてS4005では、
視点とそのオブジェクトの間の距離が閾値以下であるか
を判定する。ここでは閾値は第1実施形態と同様に3と
する。
【0075】もし、視点とオブジェクトの間の距離が閾
値以下であれば、S4007では、そのオブジェクトの
詳細形状データを生成する。詳細形状データは属性値と
詳細形状生成アルゴリズムを使って、第1実施形態と同
様に生成する。一方、S4005で視点とそのオブジェ
クトの間の距離が閾値より大きいと判定された場合は、
S4006に進む。S4006では、属性値と省略形状
生成アルゴリズムを使って、そのオブジェクトの省略形
状データを生成する。S4006とS4007の何れの
処理に進んでも、生成された詳細形状データ及び省略形
状データは、オブジェクト形状データ記憶部に記憶され
る。
【0076】このような処理を、全ての第一種オブジェ
クトについて行なうまでは、S4004からS4008
を繰り返す。図4の仮想空間では、視点44からの距離
が3以下の第一種オブジェクトは道路13及び14であ
る。よって道路13及び14は、詳細形状データが作成
され記憶される。一方、それ以外の道路10と線路11
及び12は、省略形状データが作成され記憶される。
【0077】次に、S4009からS4013では、第
二種のオブジェクトのうち、視点に近いものの形状デー
タが読み込まれる。この処理手順は、第1実施形態のS
1007からS1010の手順と同じであるため、再度
の説明は省略する。図4の仮想空間では、S4009か
らS4013の処理では、建物22、23、24、25
が読み込まれる。
【0078】よって、レンダリングの対象としてオブジ
ェクト形状データ記憶部に記憶される形状データは、図
25に示した通りになる。図25では、詳細形状データ
が記憶されているオブジェクトは斜線で示し、省略形状
データが記憶されているオブジェクトは網掛けで示し
た。S4013では、オブジェクト形状データ記憶部に
記憶された形状データをレンダリングし、表示する。図
25に示したオブジェクト形状データ記憶部の記憶内容
の場合の表示例を、図26に示す。
【0079】この後、S4003からS4013の処理
が繰り返される。今、再びS4003に処理が移り、視
点が移動して(2.5、4.0)に移ったとする。この視点状
態を、図12に視点41、視線51として示す。この
時、S4004からS4008では、道路10、13、
14及び線路11、12が、視点からの距離が閾値3以
下のオブジェクトであると判定される。その結果、道路
10と線路11及び12については、省略形状データは
削除され、詳細形状データが新たに作られる。
【0080】また、S4009からS4012では、建
物20及び21が視点からの距離が閾値3以下のオブジ
ェクトであると判定され、新たに形状データが読み込ま
れる。このようにして生成された結果が、図12に示し
た仮想空間である。図12では、詳細形状データが生成
されたオブジェクトは斜線で示してある。また図12の
仮想空間を視点41から視線51の方向に眺めてレンダ
リングした表示が、図13である。
【0081】以上のように第4実施形態によれば、視点
から遠く離れていて詳細な形状を表示する必要のないオ
ブジェクトに関しては、第一種のオブジェクトに関して
は省略した形状を表示し、第二種のオブジェクトに関し
ては表示しない。これにより仮想空間のポリゴン数を減
らしてレンダリングの負荷を軽減しつつ、仮想空間全体
のオブジェクト配置の様子を把握可能な表示を行なうこ
とができる。また、第一種のオブジェクトに関しては、
形状の詳細度が切り替わっても新たに属性値や形状デー
タを外部記憶装置から読み込まないため、これに関する
データ読み込み時間は発生しない。
【0082】[第5実施形態]以下、第5実施形態につ
いて図を用いて詳細に説明する。図27が、第5実施形
態の画像表示装置の構成を示すブロック図である。この
画像表示装置は、記録媒体1と、ドライブ機構80と、
オブジェクト属性値記憶部2と、オブジェクト配置記憶
部3と、オブジェクト形状データ生成アルゴリズム記憶
部4と、オブジェクト形状データ生成部5と、オブジェ
クト形状データ記憶部6と、視点状態記憶部7と、第一
種オブジェクトの形状データ生成方法判定部8と、第二
種オブジェクトの形状データ生成方法判定部9と、視点
・オブジェクト間距離判定部10と、レンダリング部1
1と、表示部12とを備えている。
【0083】このうち、記録媒体1と、オブジェクト配
置記憶部3と、オブジェクト形状データ生成アルゴリズ
ム記憶部4と、オブジェクト形状データ生成部5と、オ
ブジェクト形状データ記憶部6と、視点状態記憶部7
と、第一種オブジェクトの形状データ生成方法判定部8
と、第二種オブジェクトの形状データ生成方法判定部9
と、視点・オブジェクト間距離判定部10と、レンダリ
ング部11と、表示部12は第3実施形態に示したもの
とまったく同じであるため、再度の説明を省略する。
【0084】オブジェクト属性値記憶部2は、基本的に
は第3実施形態のものと同様に第一種のオブジェクトの
オブジェクト名と属性値を記憶する。但し、視点・オブ
ジェクト間距離判定部10が視点とオブジェクトの間の
距離が閾値以下であると判定したものに関してのみ、オ
ブジェクト名と属性値を記憶する点が異なる。次に、上
記のように構成された画像表示装置の動作を、図面に基
づいて説明する。
【0085】図28は、第5実施形態の画像表示装置の
フローチャートである。なお、第5実施形態の動作の説
明では、図3の仮想空間を例として用いる。すなわち記
録媒体1には、図4のデータが記憶されているとする。
まず、S5001では、オブジェクト配置記憶部が、全
てのオブジェクトについてオブジェクト名と区分と位置
を記憶する。オブジェクト配置記憶部の記憶内容は図6
に示したようになる。
【0086】次に、S5002で入力に応じて視点状態
を変更する。これは第1実施形態のS1006と同じで
あるため説明を省略する。ここでは、視点状態は、図2
1に示した視点43、視線53になったとする。すなわ
ち、視点位置は(2.5,1.5)とし、視線方向はY軸の
正方向を向いている。次に、S5003からS5007
で第一種のオブジェクトの形状データを生成する。S5
003でオブジェクト配置記憶部から区分が第一種であ
るオブジェクト名を一つ取り出す。そしてS5004で
は、視点とそのオブジェクトの間の距離が閾値以下であ
るかを判定する。閾値は第1実施形態と同様に3とす
る。もし、距離が閾値以下であれば、S5005、S5
006と処理が進む。S5005では、オブジェクト属
性値記憶部が、該当するオブジェクトに関してのみ、オ
ブジェクト名と属性値を記録媒体1から読み込む。その
後、S5006では、今、読み込んだ属性値と形状生成
アルゴリズムを用いてオブジェクトの形状データが生成
され、オブジェクト形状データ記憶部に記憶される。ア
ルゴリズムを用いてオブジェクト形状データを生成する
手順は、第1実施形態と同様である。以上のS5003
からS5007の処理が、全ての第一種のオブジェクト
について行われる。
【0087】図4の仮想空間では、視点43からの距離
が3以下の第一種オブジェクトは道路13及び14であ
る。よって道路13及び14についてのみ、属性値が読
み込まれ、形状データだけが作成される。次に、S50
08からS5011では、第二種のオブジェクトのう
ち、視点に近いものの形状データが読み込まれる。この
処理手順は、第1実施形態のS1007からS1010
の手順と同じであるため、再度の説明は省略する。
【0088】図4の仮想空間では、視点43からの距離
が3以下の第二種オブジェクトは建物22、23、2
4、25であり、これらの形状データが記録媒体1から
読み込まれる。以上の手順を経て記録媒体1に記憶され
た形状データが、図21に示したものである。図中で
は、属性値と形状生成アルゴリズムを用いて形状データ
が生成されたオブジェクトは斜線で示してある。
【0089】そして、S5012では、この図21の仮
想空間を、視点43から視線53の方向を向いて見た画
像がレンダリングされて、表示される。図22が、その
表示例である。以上のように第5実施形態によれば、必
要に応じて属性値を読み込むため、オブジェクト属性値
記憶部の容量が少なくて済む。また属性値データは形状
データに比べて小さいため、形状データを読み込む場合
よりも読み込み時間が短くて済む。
【0090】[第6実施形態]以下、第6実施形態につ
いて図を用いて詳細に説明する。第6実施形態の三次元
画像生成表示部は、第3実施形態と同様の構成をとる。
すなわち図1が、第6実施形態の画像表示装置の構成を
示すブロック図である。この画像表示装置は、記録媒体
1と、ドライブ機構80と、オブジェクト属性値記憶部
2と、オブジェクト配置記憶部3と、オブジェクト形状
データ生成アルゴリズム記憶部4と、オブジェクト形状
データ生成部5と、オブジェクト形状データ記憶部6
と、視点状態記憶部7と、第一種オブジェクトの形状デ
ータ生成方法判定部8と、第二種オブジェクトの形状デ
ータ生成方法判定部9と、視点・オブジェクト間距離判
定部10と、レンダリング部11と、表示部12とを備
えている。
【0091】このうち同一参照符号を付したオブジェク
ト属性値記憶部2と、オブジェクト形状データ生成アル
ゴリズム記憶部4と、オブジェクト形状データ生成部5
と、オブジェクト形状データ記憶部6と、視点状態記憶
部7と、第一種オブジェクトの形状データ生成方法判定
部8と、第二種オブジェクトの形状データ生成方法判定
部9と、レンダリング部11と、表示部12とは第3実
施形態に示したものとまったく同じであるため、再度の
説明を省略する。
【0092】記録媒体1は、基本的には第3実施形態の
ものと同じである。但し、オブジェクトに関するデータ
が、仮想空間をいくつかに区切った領域のいずれに存在
するかの情報と関連付けて記憶されている点が異なる。
この領域について、図29を用いて説明する。図29は
図3の仮想空間と、領域の関係を表したものである。領
域形状はx軸、y軸方向をそれぞ請求項2記載の毎に区
切った格子点を直線で結んだ正方形とする。図29では
破線で示されている。また各領域にはその領域を区別す
るための識別子(領域611から領域634)が付けら
れている。
【0093】記録媒体1は、それぞれのオブジェクトに
オブジェクトが存在する領域の識別子を組み合わせて記
憶する。ここでは、オブジェクトが存在する領域は、オ
ブジェクトの中心が存在する領域とする。よって、図2
9の仮想空間を記憶した例は、図30となる。オブジェ
クト配置記憶部3は、基本的には第3実施形態のものと
同じである。但し、オブジェクト名と区分、及びオブジ
ェクトの位置と合わせて、オブジェクトが存在する領域
の識別子も記憶している点が異なる。
【0094】例として、記録媒体1の記憶内容が図30
である場合の、オブジェクト配置記憶部の記憶内容を図
31に示す。図31には、第3実施形態の記憶内容に加
えて、各オブジェクト毎に存在する領域の識別子が記入
されている。視点・オブジェクト間距離判定部10は、
仮想空間を区切った領域を用いて視点とオブジェクトの
間の距離を判定する。すなわち、視点とオブジェクトの
間の距離が閾値以下であるかどうかを、オブジェクトが
存在する領域と、視点が存在する領域が隣接しているか
どうかで判定する。
【0095】次に、上記のように構成された画像表示装
置の動作を、図面に基づいて説明する。図32が、第6
実施形態の画像表示装置のフローチャートである。な
お、第6実施形態の動作の説明では、図29に示す、領
域に区切られた仮想空間を例として用いる。すなわち記
録媒体1には、図30のデータが記憶されているとす
る。
【0096】まずS6001では、オブジェクト属性値
記憶部が、記録媒体1に記憶された第一種オブジェクト
のオブジェクト名と属性値を読み込む。その結果、オブ
ジェクト属性値記憶部の記憶内容は、図5に示したよう
になる。S6002ではオブジェクト配置記憶部が、記
録媒体1から全てのオブジェクトのオブジェクト名、区
分、位置、オブジェクトの存在する領域を全て読み込
む。オブジェクト配置記憶部の記憶内容は図31に示し
たようになる。
【0097】次に、S6003では、入力に応じて視点
状態を変更する。これは第1実施形態のS1006と同
じであるため説明を省略する。ここでは、視点状態は、
図21に示した視点43、視線53になったとする。す
なわち、視点位置は(2.5,1.5)とし、視線方向はY
軸の正方向を向いている。次に、S6004からS60
06では、第一種のオブジェクトのうち、視点に近いも
のの形状データを生成する。
【0098】まず、S6004でオブジェクト配置記憶
部を検索して、区分が第一種で、かつ存在領域が視点が
存在する領域に隣接しているオブジェクトのオブジェク
ト名を一つ取り出す。今の場合、視点43は領域21に
存在する。よって、オブジェクト配置記憶部から、区分
が第一種で、かつ存在領域が領域611、612、62
1、622、631、632のいずれかであるものを検
索する。オブジェクト配置記憶部の記憶内容である図3
1を見ると、道路13及び14が該当する。
【0099】その後、S6005では、S6004で取
り出されたオブジェクトの形状データを生成する。形状
データの生成は、属性値と形状生成アルゴリズムを使っ
て、第3実施形態のS3006と同様に行なう。そし
て、S6004でオブジェクトが取り出されなくなるま
では、S6004からS6006が繰り返される。その
結果、今の場合、道路13及び14の形状データが生成
される。
【0100】次に、S6007からS6009では、第
二種のオブジェクトのうち、視点に近いものの形状デー
タを読み込む。まず、S6007では、S6004と同
様にオブジェクト配置記憶部を検索して、区分が第二種
では、かつ存在領域が視点が存在する領域に隣接してい
るオブジェクトのオブジェクト名を一つ取り出す。今の
場合、条件に一致するのは、建物22、23、24、2
5である。
【0101】S6008では、これらの形状データを記
録媒体1から読み込む。S6007からS6009が繰
り返されて、視点に近い第二種のオブジェクトの形状デ
ータがオブジェクト形状データ記憶部に読み込まれる。
図21が、この時点でのオブジェクト形状データ記憶部
の記憶内容である。すなわち、視点の存在する領域に、
それ自身の存在領域が隣接しているオブジェクトの形状
データが記憶されている。また、属性値と形状生成アル
ゴリズムを用いて形状データが生成されたオブジェクト
は斜線で示してある。
【0102】そして、S6010では、この図21の仮
想空間を、視点43から視線53の方向を向いて見た画
像がレンダリングされて、表示される。図22に、その
表示例を示す。以上のように第6実施形態によれば、視
点とオブジェクトの間の距離を計算することなしに、視
点の近くに存在するオブジェクトを検索し、その形状デ
ータを生成あるいは読み込むことができる。
【0103】[第7実施形態]以下、第7実施形態につ
いて図を用いて詳細に説明する。図33に、第7実施形
態の画像表示装置の構成を示すブロック図を示す。この
画像表示装置は、記録媒体1と、ドライブ機構80と、
オブジェクト属性値記憶部2と、オブジェクト配置記憶
部3と、オブジェクト形状データ生成アルゴリズム記憶
部4と、オブジェクト形状データ生成部5と、オブジェ
クト形状データ記憶部6と、視点状態記憶部7と、第一
種オブジェクトの形状データ生成方法判定部8と、第二
種オブジェクトの形状データ生成方法判定部9と、視点
・オブジェクト間距離判定部10と、レンダリング部1
1と、表示部12とを備えている。
【0104】このうち同一参照符号を付したオブジェク
ト属性値記憶部2と、オブジェクト形状データ生成アル
ゴリズム記憶部4と、オブジェクト形状データ生成部5
と、オブジェクト形状データ記憶部6と、第一種オブジ
ェクトの形状データ生成方法判定部8と、第二種オブジ
ェクトの形状データ生成方法判定部9と、レンダリング
部11と、表示部12とは第3実施形態に示したものと
まったく同じであるため、再度の説明を省略する。
【0105】視点状態記憶部7は、基本的には第3実施
形態のものと同じである。但し、第7実施形態では、視
点は一定領域内しか移動できないものとする。この視点
が移動可能な領域を、ここでは通路と称する。一例とし
て、図34の仮想空間を用いて説明する。図34は図3
の仮想空間に、視点が移動可能な通路を図示したもので
ある。通路70、73、74は道路オブジェクトの区切
りに合わせて、小区間に区切られている。すなわち、通
路の始点及び終点は、道路オブジェクトの属性値の始点
及び終点に等しい。この場合、視点は通路に沿っての
み、すなわち仮想空間内の道路オブジェクト上のみ移動
できることになる。視点が通路上を移動するには、通路
の始点と終点を知る必要があるが、それらの値はオブジ
ェクト配置記憶部とオブジェクト属性値記憶部から読み
取る。
【0106】記録媒体1は、基本的には第3実施形態の
ものと同様に、オブジェクトの区分や属性値などを記憶
する。但し、それに追加して、通路と各オブジェクトの
位置関係も記憶される点が異なる。例えば、図34の仮
想空間を記憶する場合、オブジェクト名、区分、位置、
属性値、形状データは図4のように記憶される。一方、
通路と各オブジェクトの位置関係は、図35に示したよ
うに記憶される。すなわち、通路名と、その通路に隣接
するオブジェクト名、及びその通路に隣接する通路名の
組み合わせが記憶される。
【0107】オブジェクト配置記憶部3は、基本的には
第3実施形態のものと同様に、オブジェクトの区分や位
置などを、記録媒体1から読み出して記憶する。但し、
それに追加して、通路と各オブジェクトの関係も読み出
して記憶する点が異なる。オブジェクト名と区分、及び
位置は、図6に示したように記憶される。一方、通路と
各オブジェクトの位置関係は、図35に示したように記
憶される。すなわち、これは、記録媒体1の記録内容と
同一である。視点の移動で必要となる通路の始点及び終
点の位置は、移動中の通路名の隣接オブジェクトに記述
されているオブジェクト中から道路オブジェクトを抽出
し、その道路オブジェクトの属性値を調べることで分か
る。
【0108】視点・オブジェクト間距離判定部10は、
視点が移動している通路に隣接しているオブジェクト
と、視点が移動している通路に隣接している通路に隣接
しているオブジェクトを、視点から一定距離以内にある
オブジェクトであると判定する。すなわち、オブジェク
ト配置記憶部3が記憶している通路と各オブジェクトの
位置関係を参照し、まず、対象としている通路の隣接オ
ブジェクト名に記述されているオブジェクトは、視点か
ら一定距離以内にあると判定する。さらに、通路と各オ
ブジェクトの位置関係を参照し、対象としている通路の
隣接通路名に記述されている通路を調べる。そして、調
べた通路の隣接オブジェクト名に記述されているオブジ
ェクトも、視点から一定距離以内にあると判定する。
【0109】次に、上記のように構成された画像表示装
置の動作を、図面に基づいて説明する。図36は第7実
施形態の画像表示装置のフローチャートである。なお、
第7実施形態の動作の説明では、通路が配置された仮想
空間の一例として図34の一例を用いる。すなわち記録
媒体1には、図4及び図35のデータが記憶されている
とする。
【0110】まず、S7001では、オブジェクト属性
値記憶部が、記録媒体1に記憶された第一種オブジェク
トのオブジェクト名と属性値を読み込む。その結果、オ
ブジェクト属性値記憶部の記憶内容は、図5に示したよ
うになる。S7002ではオブジェクト配置記憶部が、
記録媒体1から全てのオブジェクトのオブジェクト名、
区分、位置、オブジェクトの存在する領域を全て読み込
む。オブジェクト配置記憶部の記憶内容は図35に示し
たようになる。
【0111】次に、S7003では、入力に応じて視点
状態を変更する。但し、視点は必ず通路上しか移動でき
ない。ここでは、視点状態は、図37に示した視点4
5、視線55になったとする。すなわち、視点位置は通
路74上(2.5,1.5)とし、視線方向はY軸の正方向
を向いている。次に、S7004からS7006では、
第一種のオブジェクトのうち、視点に近いものの形状デ
ータを生成する。
【0112】まず、S7004では、視点に近い第一種
オブジェクトを抽出する。すなわち、オブジェクト配置
記憶部を検索して、現在視点が通過中の通路の隣接オブ
ジェクトとして記述されている第一種オブジェクト名を
調べる。また、現在視点が通過中の通路の隣接通路を調
べ、隣接通路の隣接オブジェクトとして記述されている
第一種オブジェクト名も調べる。
【0113】例えば、今、視点45は通路74上に存在
するため、まず、通路74の隣接オブジェクト名に記述
されている第一種オブジェクトとして、道路14が抽出
される。また、通路74の隣接通路は通路73であるた
め、通路73の隣接オブジェクト名に記述されている道
路13も抽出される。次にS7005では、S7004
で抽出したオブジェクトの形状を生成する。形状データ
の生成は、属性値と形状生成アルゴリズムを使って、第
3実施形態のS3006と同様に行なう。
【0114】そして、S7004でオブジェクトが抽出
されなくなるまでは、S7004からS7006が繰り
返される。その結果、今の場合、道路13及び14の形
状データが生成される。次に、S7007からS700
9では、第二種のオブジェクトのうち、視点に近いもの
の形状データを読み込む。
【0115】まず、S7007では、S7004と同様
にオブジェクト配置記憶部を検索して、視点に近い第二
種オブジェクト名を抽出する。今の場合、条件に一致す
るのは、建物22、23、24、25である。S700
8では、これらの形状データを記録媒体1から読み込
む。S7007からS7009が繰り返されて、視点に
近い第二種のオブジェクトの形状データがオブジェクト
形状データ記憶部に読み込まれる。
【0116】図37が、この時点でのオブジェクト形状
データ記憶部の記憶内容である。すなわち、視点の存在
する領域に、それ自身の存在領域が隣接しているオブジ
ェクトの形状データが記憶されている。図中では、オブ
ジェクトのうち、属性値と形状生成アルゴリズムを用い
て形状データが生成されたものを斜線で示した。そし
て、S7010では、この図37の仮想空間を、視点4
3から視線53の方向を向いて見た画像がレンダリング
されて、表示される。図38に、その表示例を示す。
【0117】以上のように第7実施形態によれば、視点
とオブジェクトの間の距離を計算することなしに、視点
が通過中の通路を基に視点の近くに存在するオブジェク
トを検索し、その形状データを生成あるいは読み込むこ
とができる。 [その他]なお、第1実施形態から5では、視点から一
定の範囲内にオブジェクトがあることの判定に視点とオ
ブジェクトの間の距離を用いたが、これに限らず、任意
の範囲の判定法を使ってよい。例えば、視点からの距離
だけでなく、オブジェクトが視野角度内に入っているか
どうかの判定を付加しても構わない。
【0118】また、第1実施形態から第5実施形態で
は、視点からの距離が近いことの判定に一種類の閾値の
みを使ったが、複数の閾値を組み合わせたり切り替えて
使用しても構わない。その場合、閾値によって生成アル
ゴリズムを切り替えたり、読み込む形状データを切り替
えることも可能である。同様に第6実施形態では、視点
の存在領域に隣接する領域だけでなく、さらに隣接の範
囲を狭めたり広げても構わない。同様に、第7実施形態
でも、通路の隣接の範囲を狭めたり広げても構わない。
【0119】第6実施形態では、正方形の領域を用いて
視点とオブジェクトの距離の判定を行なったが、領域の
形状はこれに限らず任意である。また、領域どうしが重
なっても構わないし、同一のオブジェクトが複数の領域
に関連付けられていても構わない。第7実施形態では、
通路の形状を直線としたが、通路の形状はこれに限らず
任意である。例えば、通路に幅を持たせても構わない。
また、通路どうしが重なっても構わないし、同一のオブ
ジェクトが複数の通路に関連付けられていても構わな
い。
【0120】また、第1実施形態から第7実施形態で
は、記録媒体をドライブ機構を用いて読み込み方式とし
たが、この部分をネットワーク経由でオブジェクトデー
タを転送する方式としてもよい。この場合、特に転送レ
ートの低いネットワークにおいて、本発明が有効であ
る。
【0121】
【発明の効果】以上のように仮想物体の基本構造に依存
した様式により仮想物体の形状を示す第一種形状データ
が記録された記録媒体を用いて仮想空間内の光景画像を
表示する画像表示装置であって、仮想空間における複数
仮想物体のそれぞれの配置座標と、当該配置座標に配す
べき仮想物体名と、各仮想物体が第一種形状データであ
るかを示す種別情報とからなるマップ情報を記憶する第
1記憶手段と、内部メモリと、全ての第一種形状データ
を記録媒体から内部メモリに読み出す第1読出手段と、
操作者の操作を受け付けて、仮想空間において視点座標
を移動させる移動手段と、視点座標が移動すると、視点
座標を基準にした所定範囲内に配置座標を有する仮想物
体名を第1記憶手段から検出する検出手段と、所定のア
ルゴリズムを実行することにより、内部メモリに読み出
された第一種形状データであって、検出された仮想物体
名のものを頂点座標に変換する変換手段と、変換手段に
より形状データから変換された頂点座標から仮想物体の
投影像を生成する第1生成手段と、第1生成手段により
生成された投影像を合成して、光景画像を得る合成手段
とを備える画像表示装置によれば、基本構造に依存した
様式により第一種形状データは、形状データが表現され
ているので、複数ポリゴンの頂点座標を含む従来式の形
状データと比較して、データサイズは至って小さい。デ
ータサイズの小ささ故に、第一種形状データのみを記録
媒体から内部メモリに読み込んでおき、このうち必要な
もののみを変換して光景画像に合成させることができ
る。データサイズの小さい第一種形状データを予め内部
メモリに読み出しておき、これを頂点座標に変換するこ
とにより、たとえ記録媒体からの読出速度が遅くても、
対話性の低下が損なわれないという効果を奏する。
【0122】前記記録媒体には、仮想物体の形状を近似
した複数多角形の頂点座標を含む第二種形状データが記
録され、第1記憶手段が記憶している種別情報は、仮想
物体のうち、第二種形状データのものについては、その
形状データが第二種形状データであるかを示し、画像表
示装置は、検出された仮想物体名のうち、第二種形状デ
ータに対応づけられているものを記録媒体から読み出す
第2読出手段と、第2読出手段により読み出された第二
種形状データ内の頂点座標から仮想物体の投影像を生成
する第2生成手段とを備え、合成手段は、第2生成手段
により生成された投影像を第1生成手段により生成され
た投影像に合成して、光景画像を得る画像表示装置によ
れば、第一種及び第二種形状データを組み合わせた多彩
なヴァーチャルウォークスループレゼンテーションを実
現することができる。
【0123】前記変換手段は、複数のアルゴリズムを記
憶するアルゴリズム記憶部と、第一種形状データにおけ
る基本構造と、視点座標を基準にした所定範囲内に配置
座標を有する第一種の仮想物体名までの距離とから複数
のアルゴリズムのうち何れかを選択する選択部と、検出
された仮想物体名の第一種形状データを、選択されたア
ルゴリズムを用いて頂点座標に変換する変換部とを備え
ることを特徴とする画像表示装置によれば、第一種形状
データをどのようなアルゴリズムを用いて生成するかを
視点と仮想物体の間の距離に応じて切り替えることがで
きる。
【0124】前記仮想物体には、頂点座標数が異なる複
数の第二種形状データを有するものがあり、前記画像表
示装置は、検出手段が視点座標が移動すると、視点座標
を基準にした所定範囲内に配置座標を有する仮想物体名
までの距離が、所定の長さより短いか否かを判定する第
1判定手段を備え、前記第2読出手段は、短ければ、当
該距離に応じた第二種形状データを記録媒体から読み出
すことを特徴とする画像表示装置によれば、形状データ
の読み込み時間を短縮しつつ、視点に近い第二種仮想物
体については高精度な形状を表示することができる。
【0125】前記画像表示装置は、視点から所定範囲内
に配置座標を有する仮想物体までの距離が、所定の長さ
より短いか否かを判定する第2判定手段を備え、前記第
2読出手段は、距離が短い仮想物体もののみ第二種形状
データを記録媒体から読み出すことを特徴とする画像表
示装置によれば、形状データの読み込み時間を短縮しつ
つ、仮想空間全体の仮想物体配置を表示でき、かつ視点
に近い第二種形状データを有する仮想物体については高
精度な形状を表示することができる。
【0126】前記仮想物体には、第一種形状データ及び
第二種形状データの両者を具備する両性仮想物体が含ま
れ、前記画像表示装置は、両性仮想物体までの距離が、
所定の長さより短いか否かを判定する第3判定手段を備
え、前記第2読出手段は、短ければ、両性仮想物体が有
する第二種形状データを記録媒体から読み出し、前記変
換手段は、長ければ、両性仮想物体が有する第一種形状
データを所定のアルゴリズムを用いて頂点座標に変換す
ることを特徴とする画像表示装置によれば、視点から遠
い第一種仮想物体の形状データから頂点座標を生成しな
いため、頂点座標生成による計算負荷を小さくできる。
【0127】前記視点から所定範囲内に配置座標を有す
る仮想物体までの距離が、所定の長さより短いか否かを
判定する第4判定手段を備え、前記変換手段は、当該距
離が短い仮想物体名の第一種形状データを頂点座標に変
換することを特徴とする画像表示装置によれば、視点か
ら遠い第一種仮想物体の形状データから頂点座標を生成
しないため、頂点座標生成による計算負荷を小さくでき
る。
【0128】画像表示装置は、視点から所定範囲内に配
置座標を有する仮想物体までの距離が、所定の長さより
短いか否かを判定する第5判定手段を備え、前記変換手
段は、測定された距離が短い仮想物体名の第一種形状デ
ータを第1頂点座標群に変換し、測定された距離が長い
仮想物体名の第一種形状データを、より頂点座標の数が
少ない第2頂点座標群に変換することを特徴とする画像
表示装置によれば、視点から遠い仮想物体であって、第
一種形状データを有するものは、省略形状を生成するこ
とにより、頂点座標生成による計算負荷や、レンダリン
グ負荷を小さくできる。
【0129】仮想物体は複数領域に分割され、仮想空間
内の各分割領域が占める座標を記憶する第2記憶手段を
備え、前記検出手段は、視点座標が移動すると、視点が
属する分割領域に配置座標を有する仮想物体名を、視点
座標を基準にした所定範囲内に配置座標を有する仮想物
体名として検出することを特徴とする画像表示装置によ
れば、視点と仮想物体の距離を計算することなく視点に
近い仮想物体を検索できるため、計算負荷を小さくでき
る。
【0130】仮想物体は複数の通路が設置され、仮想空
間内の各通路が占める座標を記憶する第3記憶手段を備
え、前記移動手段は、操作者の操作を受け付けて、第3
記憶手段に記憶された通路上で視点座標を移動させ、前
記検出手段は、視点座標が移動すると、視点が属する通
路に沿った配置座標を有する仮想物体名を、視点座標を
基準にした所定範囲内に配置座標を有する仮想物体名と
して検出することを特徴とする画像表示装置によれば、
視点と仮想物体の距離を計算することなく視点に近い仮
想物体を検索できるため、計算負荷を小さくできる。
【0131】仮想物体の基本構造に依存した様式により
仮想物体の形状を示す第一種形状データと、仮想物体の
形状を近似した複数多角形の頂点座標を含む第二種形状
データとが記録された記録媒体を用いて仮想空間内の光
景画像を表示する画像表示装置であって、仮想空間にお
ける複数仮想物体のそれぞれの配置座標と、当該配置座
標に配すべき仮想物体名と、各仮想物体の種別とからな
るマップ情報を記憶する第1記憶手段と、操作者の操作
を受け付けて、仮想空間において視点座標を移動させる
移動手段と、視点座標が移動すると、視点座標を基準に
した所定範囲内に配置座標を有する仮想物体名を第1記
憶手段から検出する検出手段と、検出された仮想物体名
の第一種形状データを記録媒体から読み出す第1読出手
段と、検出された仮想物体名の第二種形状データを記録
媒体から読み出す第2読出手段と、所定のアルゴリズム
を実行することにより、記録媒体から読み出された第一
種形状データを頂点座標に変換する変換手段と、第2読
出手段により読み出された第二種形状データ内の頂点座
標から仮想物体の投影像を生成する第1生成手段と、変
換手段により形状データから変換された頂点座標から仮
想物体の投影像を生成する第2生成手段と、第1、第2
生成手段により生成された投影像を合成して、光景画像
を得る合成手段とを備える画像表示装置によれば、基本
構造に依存した様式により第一種形状データは、形状デ
ータが表現されているので、複数ポリゴンの頂点座標を
含む従来式の形状データと比較して、データサイズは至
って小さい。データサイズの小ささ故に、読み出し負荷
も小さいので、視点の移動に伴って、必要なもののみを
記録媒体から読み出し、適宜変換して光景画像に合成さ
せることができる。このようにデータサイズの小さい構
造で第一種形状データを構成することにより、たとえ記
録媒体からの読出速度が遅くても、対話性の低下が損な
われないという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第3、4、6実施形態による画像表示装置の構
成を示すブロック図である。
【図2】第1実施形態による画像表示装置の構成を示す
ブロック図である。
【図3】実施形態の説明で用いる仮想空間の構成を示す
図である。
【図4】第1、3、4、5、7実施形態の説明で用いる
記録媒体1の記憶内容の例である。
【図5】第1、3、4、6、7実施形態の説明で用いる
オブジェクト属性値記憶部の記憶内容の例である。
【図6】第1、2、3、4、5実施形態の説明で用いる
オブジェクト配置記憶部の記憶内容の例である。
【図7】実施形態の説明で用いる、断面形状が道路の場
合のオブジェクト形状生成アルゴリズムを説明する図で
ある。
【図8】実施形態の説明で用いる、断面形状が線路の場
合のオブジェクト形状生成アルゴリズムを説明する図で
ある。
【図9】第1実施形態の画像表示装置の動作を示すフロ
ーチャートである。
【図10】第1実施形態の説明で用いる、形状データが
生成あるいは読み込まれた結果を示す図である。
【図11】図10の形状データをレンダリングした表示
例である。
【図12】第1、3、4実施形態の説明で用いる、形状
データが生成あるいは読み込まれた結果を示す図であ
る。
【図13】図12の形状データをレンダリングした表示
例である。
【図14】第2実施形態による画像表示装置の構成を示
すブロック図である。
【図15】第2実施形態の説明で用いる記録媒体1の記
憶内容の例である。
【図16】第2実施形態の説明で用いるオブジェクト属
性値記憶部の記憶内容の例である。
【図17】第2実施形態の画像表示装置の動作を示すフ
ローチャートである。
【図18】第2実施形態の説明で用いる、形状データが
生成あるいは読み込まれた結果を示す図である。
【図19】図18の形状データをレンダリングした表示
例である。
【図20】第3実施形態の画像表示装置の動作を示すフ
ローチャートである。
【図21】第3、5、6実施形態の説明で用いる、形状
データが生成あるいは読み込まれた結果を示す図であ
る。
【図22】図21の形状データをレンダリングした表示
例である。
【図23】実施形態の説明で用いる、断面形状が道路の
場合のオブジェクト省略形状生成アルゴリズムを説明す
る図である。
【図24】第4実施形態の画像表示装置の動作を示すフ
ローチャートである。
【図25】第4実施形態の説明で用いる、形状データが
生成あるいは読み込まれた結果を示す図である。
【図26】図25の形状データをレンダリングした表示
例である。
【図27】第5実施形態による画像表示装置の構成を示
すブロック図である。
【図28】第5実施形態の画像表示装置の動作を示すフ
ローチャートである。
【図29】第6実施形態の説明で用いる領域分割された
仮想空間の構成を示す図である。
【図30】第6実施形態の説明で用いる記録媒体1の記
憶内容の例である。
【図31】第6実施形態の説明で用いるオブジェクト配
置記憶部の記憶内容の例である。
【図32】第6実施形態の画像表示装置の動作を示すフ
ローチャートである。
【図33】第7実施形態による画像表示装置の構成を示
すブロック図である。
【図34】第7実施形態の説明で用いる通路が配置され
た仮想空間の構成を示す図である。
【図35】第7実施形態の説明で用いるオブジェクト配
置記憶部の通路とオブジェクトの位置関係の記憶内容の
例である。
【図36】第7実施形態の画像表示装置の動作を示すフ
ローチャートである。
【図37】第7実施形態の説明で用いる、形状データが
生成あるいは読み込まれた結果を示す図である。
【図38】図37の形状データをレンダリングした表示
例である。
【符号の説明】 1 記録媒体1 2 オブジェクト属性値記憶部 3 オブジェクト配置記憶部 4 オブジェクト形状データ生成アルゴリズム記憶
部 5 オブジェクト形状データ生成部 6 オブジェクト形状データ記憶部 7 視点状態記憶部 8 第一種オブジェクトの形状データ生成方法判定
部 9 第二種オブジェクトの形状データ生成方法判定
部 10 視点・オブジェクト間距離判定部 11 レンダリング部 12 表示部

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 仮想物体の基本構造に依存した様式によ
    り仮想物体の形状を示す第一種形状データが記録された
    記録媒体を用いて仮想空間内の光景画像を表示する画像
    表示装置であって、 仮想空間における複数仮想物体のそれぞれの配置座標
    と、当該配置座標に配すべき仮想物体名と、各仮想物体
    が第一種形状データであるかを示す種別情報とからなる
    マップ情報を記憶する第1記憶手段と、 内部メモリと、 全ての第一種形状データを記録媒体から内部メモリに読
    み出す第1読出手段と、 操作者の操作を受け付けて、仮想空間において視点座標
    を移動させる移動手段と、 視点座標が移動すると、視点座標を基準にした所定範囲
    内に配置座標を有する仮想物体名を第1記憶手段から検
    出する検出手段と、 所定のアルゴリズムを実行することにより、内部メモリ
    に読み出された第一種形状データであって、検出された
    仮想物体名のものを頂点座標に変換する変換手段と、 変換手段により形状データから変換された頂点座標から
    仮想物体の投影像を生成する第1生成手段と、 第1生成手段により生成された投影像を合成して、光景
    画像を得る合成手段とを備えることを特徴とする画像表
    示装置。
  2. 【請求項2】 前記記録媒体には、仮想物体の形状を近
    似した複数多角形の頂点座標を含む第二種形状データが
    記録され、 第1記憶手段が記憶している種別情報は、 仮想物体のうち、第二種形状データのものについては、
    その形状データが第二種形状データであるかを示し、 画像表示装置は、 検出された仮想物体名のうち、第二種形状データに対応
    づけられているものを記録媒体から読み出す第2読出手
    段と、 第2読出手段により読み出された第二種形状データ内の
    頂点座標から仮想物体の投影像を生成する第2生成手段
    とを備え、 合成手段は、 第2生成手段により生成された投影像を第1生成手段に
    より生成された投影像に合成して、光景画像を得ること
    を特徴とする請求項1記載の画像表示装置。
  3. 【請求項3】 前記変換手段は、 複数のアルゴリズムを記憶するアルゴリズム記憶部と、 第一種形状データにおける基本構造と、視点座標を基準
    にした所定範囲内に配置座標を有する第一種の仮想物体
    名までの距離とから複数のアルゴリズムのうち何れかを
    選択する選択部と、 検出された仮想物体名の第一種形状データを、選択され
    たアルゴリズムを用いて頂点座標に変換する変換部とを
    備えることを特徴とする請求項1又は2記載の画像表示
    装置。
  4. 【請求項4】 前記仮想物体には、頂点座標数が異なる
    複数の第二種形状データを有するものがあり、 前記画像表示装置は、 検出手段が視点座標が移動すると、視点座標を基準にし
    た所定範囲内に配置座標を有する仮想物体名までの距離
    が、所定の長さより短いか否かを判定する第1判定手段
    を備え、 前記第2読出手段は、 短ければ、当該距離に応じた第二種形状データを記録媒
    体から読み出すことを特徴とする請求項1〜3の何れか
    に記載の画像表示装置。
  5. 【請求項5】 前記画像表示装置は、 視点から所定範囲内に配置座標を有する仮想物体までの
    距離が、所定の長さより短いか否かを判定する第2判定
    手段を備え、 前記第2読出手段は、 距離が短い仮想物体もののみ第二種形状データを記録媒
    体から読み出すことを特徴とする請求項1〜3の何れか
    に記載の画像表示装置。
  6. 【請求項6】 前記仮想物体には、第一種形状データ及
    び第二種形状データの両者を具備する両性仮想物体が含
    まれ、 前記画像表示装置は、 両性仮想物体までの距離が、所定の長さより短いか否か
    を判定する第3判定手段を備え、 前記第2読出手段は、 短ければ、両性仮想物体が有する第二種形状データを記
    録媒体から読み出し、 前記変換手段は、 長ければ、両性仮想物体が有する第一種形状データを所
    定のアルゴリズムを用いて頂点座標に変換することを特
    徴とする請求項1〜5の何れかに記載の画像表示装置。
  7. 【請求項7】 前記画像表示装置は、 視点から所定範囲内に配置座標を有する仮想物体までの
    距離が、所定の長さより短いか否かを判定する第4判定
    手段を備え、 前記変換手段は、 当該距離が短い仮想物体名の第一種形状データを頂点座
    標に変換することを特徴とする請求項1〜6の何れかに
    記載の画像表示装置。
  8. 【請求項8】 画像表示装置は、 視点から所定範囲内に配置座標を有する仮想物体までの
    距離が、所定の長さより短いか否かを判定する第5判定
    手段を備え、 前記変換手段は、 当該距離が短い仮想物体名の第一種形状データを第1頂
    点座標群に変換し、当該距離が長い仮想物体名の第一種
    形状データを、より頂点座標の数が少ない第2頂点座標
    群に変換することを特徴とする請求項1〜7の何れかに
    記載の画像表示装置。
  9. 【請求項9】 仮想物体は複数領域に分割され、 仮想空間内の各分割領域が占める座標を記憶する第2記
    憶手段を備え、 前記検出手段は、 視点座標が移動すると、視点が属する分割領域に配置座
    標を有する仮想物体名を、視点座標を基準にした所定範
    囲内に配置座標を有する仮想物体名として検出すること
    を特徴とする請求項1〜8の何れかに記載の画像表示装
    置。
  10. 【請求項10】 仮想物体は複数の通路が設置され、 仮想空間内の各通路が占める座標を記憶する第3記憶手
    段を備え、 前記移動手段は、 操作者の操作を受け付けて、第3記憶手段に記憶された
    通路上で視点座標を移動させ、 前記検出手段は、 視点座標が移動すると、視点が属する通路に沿った配置
    座標を有する仮想物体名を、視点座標を基準にした所定
    範囲内に配置座標を有する仮想物体名として検出するこ
    とを特徴とする請求項1〜9の何れかに記載の画像表示
    装置。
  11. 【請求項11】 その基本構造が柱状である仮想物体の
    形状データは、 柱状仮想物体の断面形状と、形状の縦横サイズと、その
    柱長とを示し、 前記変換手段は、 柱状仮想物体の断面形状を縦横サイズだけ拡縮し、柱長
    だけ突き出すアルゴリズムを有することを特徴とする請
    求項1〜10の何れかに記載の画像表示装置。
  12. 【請求項12】 仮想物体の基本構造に依存した様式に
    より仮想物体の形状を示す第一種形状データと、仮想物
    体の形状を近似した複数多角形の頂点座標を含む第二種
    形状データとが記録された記録媒体を用いて仮想空間内
    の光景画像を表示する画像表示装置であって、 仮想空間における複数仮想物体のそれぞれの配置座標
    と、当該配置座標に配すべき仮想物体名と、各仮想物体
    が第一種形状データであるか、第二種形状データである
    かを示す種別情報とからなるマップ情報を記憶する第1
    記憶手段と、 内部メモリと、 全ての第一種形状データを記録媒体から内部メモリに読
    み出す第1読出手段と、 操作者の操作を受け付けて、仮想空間において視点座標
    を移動させる移動手段と、 視点座標が移動すると、視点座標を基準にした所定範囲
    内に配置座標を有する仮想物体名を第1記憶手段から検
    出する検出手段と、 検出された仮想物体名のうち、第二種形状データに対応
    づけられているものを記録媒体から読み出す第2読出手
    段と、 所定のアルゴリズムを実行することにより、内部メモリ
    に読み出された第一種形状データであって、検出された
    仮想物体名のものを頂点座標に変換する変換手段と、 第2読出手段により読み出された第二種形状データ内の
    頂点座標から仮想物体の投影像を生成する第1生成手段
    と、 変換手段により形状データから変換された頂点座標から
    仮想物体の投影像を生成する第2生成手段と、 第1、第2生成手段により生成された投影像を合成し
    て、光景画像を得る合成手段とを備えることを特徴とす
    る画像表示装置。
  13. 【請求項13】 仮想物体の基本構造に依存した様式に
    より仮想物体の形状を示す第一種形状データと、仮想物
    体の形状を近似した複数多角形の頂点座標を含む第二種
    形状データとが記録された記録媒体を用いて仮想空間内
    の光景画像を表示する画像表示装置であって、 仮想空間における複数仮想物体のそれぞれの配置座標
    と、当該配置座標に配すべき仮想物体名と、各仮想物体
    の種別とからなるマップ情報を記憶する第1記憶手段
    と、 操作者の操作を受け付けて、仮想空間において視点座標
    を移動させる移動手段と、 視点座標が移動すると、視点座標を基準にした所定範囲
    内に配置座標を有する仮想物体名を第1記憶手段から検
    出する検出手段と、 検出された仮想物体名の第一種形状データを記録媒体か
    ら読み出す第1読出手段と、 検出された仮想物体名の第二種形状データを記録媒体か
    ら読み出す第2読出手段と、 所定のアルゴリズムを実行することにより、記録媒体か
    ら読み出された第一種形状データを頂点座標に変換する
    変換手段と、 第2読出手段により読み出された第二種形状データ内の
    頂点座標から仮想物体の投影像を生成する第1生成手段
    と、 変換手段により形状データから変換された頂点座標から
    仮想物体の投影像を生成する第2生成手段と、 第1、第2生成手段により生成された投影像を合成し
    て、光景画像を得る合成手段とを備えることを特徴とす
    る画像表示装置。
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